JPH10298015A - 防ダニシート - Google Patents
防ダニシートInfo
- Publication number
- JPH10298015A JPH10298015A JP9105995A JP10599597A JPH10298015A JP H10298015 A JPH10298015 A JP H10298015A JP 9105995 A JP9105995 A JP 9105995A JP 10599597 A JP10599597 A JP 10599597A JP H10298015 A JPH10298015 A JP H10298015A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sheet
- mite
- active ingredients
- methoxycarbonyl
- phenoxybenzyl
- Prior art date
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- Pending
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- Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】ダニを防除するうえで有効な防ダニシートを提
供する。 【解決手段】３−フェノキシベンジル クリサンテマー
トと２−メトキシカルボニル−４−クロロトリフルオロ
メタンスルホンアニリドとが、有効成分として保持され
てなる防ダニシート。
供する。 【解決手段】３−フェノキシベンジル クリサンテマー
トと２−メトキシカルボニル−４−クロロトリフルオロ
メタンスルホンアニリドとが、有効成分として保持され
てなる防ダニシート。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は防ダニシート、即
ち、ダニを防除するためのシートに関する。
ち、ダニを防除するためのシートに関する。
【０００２】
【従来の技術】３−フェノキシベンジル クリサンテマ
ートが、オクタクロロジプロピルエーテル等のピレスロ
イド用共力剤と混合された液剤又はエアゾール剤として
屋内塵性ダニの防除に用いられることは、特公平４−６
１８４２号公報において知られている。また、式
ートが、オクタクロロジプロピルエーテル等のピレスロ
イド用共力剤と混合された液剤又はエアゾール剤として
屋内塵性ダニの防除に用いられることは、特公平４−６
１８４２号公報において知られている。また、式
【化１】 で示される２−メトキシカルボニル−４−クロロトリフ
ルオロメタンスルホンアニリドがツメダニ類の防除に用
いられることは、特開平８−３１９２０２号公報におい
て知られている。
ルオロメタンスルホンアニリドがツメダニ類の防除に用
いられることは、特開平８−３１９２０２号公報におい
て知られている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明は屋内に生息す
るダニの防除を主な課題としてなされたものである。
るダニの防除を主な課題としてなされたものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、３−フ
ェノキシベンジル クリサンテマートと２−メトキシカ
ルボニル−４−クロロトリフルオロメタンスルホンアニ
リドとが有効成分として保持されてなる防ダニシートを
用いることにより、上記課題を解決できるというもので
ある。
ェノキシベンジル クリサンテマートと２−メトキシカ
ルボニル−４−クロロトリフルオロメタンスルホンアニ
リドとが有効成分として保持されてなる防ダニシートを
用いることにより、上記課題を解決できるというもので
ある。
【０００５】
【発明の実施の形態】本発明において用いられる３−フ
ェノキシベンジル クリサンテマートには種々の立体異
性体が存在するが、本発明においては活性な任意の異性
体又はその混合物が用いられる。
ェノキシベンジル クリサンテマートには種々の立体異
性体が存在するが、本発明においては活性な任意の異性
体又はその混合物が用いられる。
【０００６】本発明において用いられる防ダニシートの
シート基材としては、紙、ポリオレフィン、ポリエステ
ル、ポリ塩化ビニル等の合成樹脂フィルム、合成繊維や
羊毛、絹、綿、麻等の天然繊維の織布又は不織布などが
挙げられる。シート基材に保持される３−フェノキシベ
ンジル クリサンテマートと２−メトキシカルボニル４
−クロロトリフルオロメタンスルホンアニリドとは、通
常、重量比で１：１〜５０：１の範囲内である。また、
シート基材１ｍ2 当たり通常、３−フェノキシベンジル
クリサンテマートと２−メトキシカルボニル−４−ク
ロロトリフルオロメタンスルホンアニリドとが合計量に
して 0.01 〜２ｇ保持される。
シート基材としては、紙、ポリオレフィン、ポリエステ
ル、ポリ塩化ビニル等の合成樹脂フィルム、合成繊維や
羊毛、絹、綿、麻等の天然繊維の織布又は不織布などが
挙げられる。シート基材に保持される３−フェノキシベ
ンジル クリサンテマートと２−メトキシカルボニル４
−クロロトリフルオロメタンスルホンアニリドとは、通
常、重量比で１：１〜５０：１の範囲内である。また、
シート基材１ｍ2 当たり通常、３−フェノキシベンジル
クリサンテマートと２−メトキシカルボニル−４−ク
ロロトリフルオロメタンスルホンアニリドとが合計量に
して 0.01 〜２ｇ保持される。
【０００７】本発明の防ダニシートは、通常、３−フェ
ノキシベンジル クリサンテマート、２−メトキシカル
ボニル−４−クロロトリフルオロメタンスルホンアニリ
ド又はそれらの溶液（例えば、アセトン等のケトン系溶
媒、メタノール等のアルコール系溶媒、酢酸エチル等の
エステル系溶媒、ジクロロメタン等のハロゲン化炭化水
素系溶媒、ベンゼン等の芳香族炭化水素系溶媒、ヘキサ
ン等の脂肪族炭化水素系溶媒などの有機溶媒に溶解した
もの）をシート基材に含浸させて製造されるが、シート
基材となる合成樹脂フィルムや合成繊維に、予め３−フ
ェノキシベンジル クリサンテマート、２−メトキシカ
ルボニル−４−クロロトリフルオロメタンスルホンアニ
リド又はそれらの溶液を練り混んでおき、その後フィル
ムに成形したり、繊維にしたりすることもできる。本発
明の防ダニシートは、通常、0.01〜 10 mm程度の厚さを
有する。
ノキシベンジル クリサンテマート、２−メトキシカル
ボニル−４−クロロトリフルオロメタンスルホンアニリ
ド又はそれらの溶液（例えば、アセトン等のケトン系溶
媒、メタノール等のアルコール系溶媒、酢酸エチル等の
エステル系溶媒、ジクロロメタン等のハロゲン化炭化水
素系溶媒、ベンゼン等の芳香族炭化水素系溶媒、ヘキサ
ン等の脂肪族炭化水素系溶媒などの有機溶媒に溶解した
もの）をシート基材に含浸させて製造されるが、シート
基材となる合成樹脂フィルムや合成繊維に、予め３−フ
ェノキシベンジル クリサンテマート、２−メトキシカ
ルボニル−４−クロロトリフルオロメタンスルホンアニ
リド又はそれらの溶液を練り混んでおき、その後フィル
ムに成形したり、繊維にしたりすることもできる。本発
明の防ダニシートは、通常、0.01〜 10 mm程度の厚さを
有する。
【０００８】尚、本発明の防ダニシートは、３−フェノ
キシベンジル クリサンテマートと２−メトキシカルボ
ニル−４−クロロトリフルオロメタンスルホンアニリド
とを有効成分とするものであるが、さらに、他の殺虫、
殺ダニ活性成分（例えば、ペルメトリン、エンペントリ
ン等のピレスロイド化合物）、共力剤、殺菌剤、防黴剤
等をもシート基材に保持させたものであってもよい。
キシベンジル クリサンテマートと２−メトキシカルボ
ニル−４−クロロトリフルオロメタンスルホンアニリド
とを有効成分とするものであるが、さらに、他の殺虫、
殺ダニ活性成分（例えば、ペルメトリン、エンペントリ
ン等のピレスロイド化合物）、共力剤、殺菌剤、防黴剤
等をもシート基材に保持させたものであってもよい。
【０００９】本発明の防ダニシートは、特に、屋内に生
息するダニ、例えば、コナヒョウヒダニ、ヤケヒョウヒ
ダニ等のヒョウヒダニ類、コウノホシカダニ、ケナガコ
ナダニ、ムギコナダニ等のコナダニ類、チリニクダニ、
イエニクダニ、サヤアシニクダニ等のニクダニ類、マル
ニクダニ類、ミナミツメダニ、クワガタツメダニ、フト
ツメダニ、ホソツメダニ、アシナガツメダニ等のツメダ
ニ類、イエダニ、トリサシダニ、ワクモ、スズメサシダ
ニ等のイエダニ類、イエササラダニ類、シラミダニ類、
ヒゼンダニ類などを防除するのに有効であり、通常、畳
や絨毯の下に敷いて用いられる。本発明の防ダニシート
は、これらのダニのみならず、ネコノミ、イヌノミ等の
ノミ類、チャバネゴキブリ、クロゴキブリ等のゴキブリ
類、ヒラタチャタテ、カツブシチャタテ等のチャタテム
シ類、イエヒメアリ等のアリ類、トコジラミ等のトコジ
ラミ類などの有害昆虫の防除にも有効である。
息するダニ、例えば、コナヒョウヒダニ、ヤケヒョウヒ
ダニ等のヒョウヒダニ類、コウノホシカダニ、ケナガコ
ナダニ、ムギコナダニ等のコナダニ類、チリニクダニ、
イエニクダニ、サヤアシニクダニ等のニクダニ類、マル
ニクダニ類、ミナミツメダニ、クワガタツメダニ、フト
ツメダニ、ホソツメダニ、アシナガツメダニ等のツメダ
ニ類、イエダニ、トリサシダニ、ワクモ、スズメサシダ
ニ等のイエダニ類、イエササラダニ類、シラミダニ類、
ヒゼンダニ類などを防除するのに有効であり、通常、畳
や絨毯の下に敷いて用いられる。本発明の防ダニシート
は、これらのダニのみならず、ネコノミ、イヌノミ等の
ノミ類、チャバネゴキブリ、クロゴキブリ等のゴキブリ
類、ヒラタチャタテ、カツブシチャタテ等のチャタテム
シ類、イエヒメアリ等のアリ類、トコジラミ等のトコジ
ラミ類などの有害昆虫の防除にも有効である。
【００１０】
【実施例】以下、本発明を実施例にてより詳細に説明す
る。まず、本発明の防ダニシートの製造例を示す。 実施例１ ２−メトキシカルボニル−４−クロロトリフルオロメタ
ンスルホンアニリドと（１Ｒ）−３−フェノキシベンジ
ル クリサンテマートとをアセトンで希釈し、クラフト
紙に１ｍ2 当たり２−メトキシカルボニル−４−クロロ
トリフルオロメタンスルホンアニリドと（１Ｒ）−３−
フェノキシベンジル クリサンテマートとが各々0.25ｇ
と0.75ｇとなるように滴下、含浸させ、風乾して本発明
の防ダニシートを得た。
る。まず、本発明の防ダニシートの製造例を示す。 実施例１ ２−メトキシカルボニル−４−クロロトリフルオロメタ
ンスルホンアニリドと（１Ｒ）−３−フェノキシベンジ
ル クリサンテマートとをアセトンで希釈し、クラフト
紙に１ｍ2 当たり２−メトキシカルボニル−４−クロロ
トリフルオロメタンスルホンアニリドと（１Ｒ）−３−
フェノキシベンジル クリサンテマートとが各々0.25ｇ
と0.75ｇとなるように滴下、含浸させ、風乾して本発明
の防ダニシートを得た。
【００１１】次に、本発明の防ダニシートの効力試験例
を示す。 実施例２ 実施例１で得た防ダニシート（12cm×12cm）をベニヤ板
（15cm×15cm）中央部に貼り付けた。３cm×３cmに切っ
たカーペット上に、コナヒョウヒダニ約 200頭を含む動
物用粉末飼料 0.1ｇを広げ、上述の防ダニシート上に載
せた。これを容積約 2.6リットルのプラスチックケース
内に入れ、湿度調節用に飽和硝酸アンモニウム水溶液を
入れたカップを底部に置き、蓋をした。６週間後にカー
ペットを取り出し、カーペット表面に粘着シートを貼
り、60℃に加熱したホットプレート上に該カーペットを
置いて上部に逃げようとしたダニを粘着シートで捕集
し、顕微鏡で粘着シート上の生ダニ数を観察した。２−
メトキシカルボニル−４−クロロトリフルオロメタンス
ルホンアニリド又は（１Ｒ）−３−フェノキシベンジル
クリサンテマート単独を保持させた防虫シート及び薬
剤を処理していないシートでも同様の試験を行った。
を示す。 実施例２ 実施例１で得た防ダニシート（12cm×12cm）をベニヤ板
（15cm×15cm）中央部に貼り付けた。３cm×３cmに切っ
たカーペット上に、コナヒョウヒダニ約 200頭を含む動
物用粉末飼料 0.1ｇを広げ、上述の防ダニシート上に載
せた。これを容積約 2.6リットルのプラスチックケース
内に入れ、湿度調節用に飽和硝酸アンモニウム水溶液を
入れたカップを底部に置き、蓋をした。６週間後にカー
ペットを取り出し、カーペット表面に粘着シートを貼
り、60℃に加熱したホットプレート上に該カーペットを
置いて上部に逃げようとしたダニを粘着シートで捕集
し、顕微鏡で粘着シート上の生ダニ数を観察した。２−
メトキシカルボニル−４−クロロトリフルオロメタンス
ルホンアニリド又は（１Ｒ）−３−フェノキシベンジル
クリサンテマート単独を保持させた防虫シート及び薬
剤を処理していないシートでも同様の試験を行った。
【００１２】その結果、薬剤を処理していないシートを
用いた試験では生ダニ数が 724頭であったのに対し、
実施例１で得たシートを用いた試験では生ダニ数がわず
か11頭であった。一方、実施例１に準じて、１ｍ2 当た
り２−メトキシカルボニル−４−クロロトリフルオロメ
タンスルホンアニリド0.25ｇのみを保持させたシートを
用いた試験では生ダニ数が78頭、（１Ｒ）−３−フェノ
キシベンジル クリサンテマート 1.0ｇのみを保持させ
たシートを用いた試験では生ダニ数が 329頭であった。
用いた試験では生ダニ数が 724頭であったのに対し、
実施例１で得たシートを用いた試験では生ダニ数がわず
か11頭であった。一方、実施例１に準じて、１ｍ2 当た
り２−メトキシカルボニル−４−クロロトリフルオロメ
タンスルホンアニリド0.25ｇのみを保持させたシートを
用いた試験では生ダニ数が78頭、（１Ｒ）−３−フェノ
キシベンジル クリサンテマート 1.0ｇのみを保持させ
たシートを用いた試験では生ダニ数が 329頭であった。
【００１３】
【発明の効果】本発明の防ダニシートは、ダニ、特に屋
内に生息するダニを防除するうえで、極めて有効であ
る。
内に生息するダニを防除するうえで、極めて有効であ
る。
Claims (3)
- 【請求項１】３−フェノキシベンジル クリサンテマー
トと２−メトキシカルボニル−４−クロロトリフルオロ
メタンスルホンアニリドとが有効成分として保持されて
なることを特徴とする防ダニシート。 - 【請求項２】保持される３−フェノキシベンジル クリ
サンテマートと２−メトキシカルボニル−４−クロロト
リフルオロメタンスルホンアニリドとの重量比が１：１
〜５０：１の範囲内である請求項１記載の防ダニシー
ト。 - 【請求項３】シート基材が、紙、ポリオレフィン、ポリ
エステル、ポリ塩化ビニル、合成繊維若しくは天然繊維
の織布又は不織布である請求項１又は請求項２記載の防
ダニシート。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9105995A JPH10298015A (ja) | 1997-04-23 | 1997-04-23 | 防ダニシート |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9105995A JPH10298015A (ja) | 1997-04-23 | 1997-04-23 | 防ダニシート |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10298015A true JPH10298015A (ja) | 1998-11-10 |
Family
ID=14422307
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9105995A Pending JPH10298015A (ja) | 1997-04-23 | 1997-04-23 | 防ダニシート |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10298015A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003095822A (ja) * | 2001-09-25 | 2003-04-03 | Sumitomo Chem Co Ltd | 防ダニ樹脂組成物 |
| DE102008023388A1 (de) | 2008-05-13 | 2009-11-19 | Teijin Monofilament Germany Gmbh | Mit Pyrethroiden ausgerüstete Produkte und deren Verwendung in der Schädlingsbekämpfung |
| AU2004294936B2 (en) * | 2003-11-26 | 2011-02-03 | Lanxess Deutschland Gmbh | Method for controlling fungi and mites in textile substrates |
-
1997
- 1997-04-23 JP JP9105995A patent/JPH10298015A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003095822A (ja) * | 2001-09-25 | 2003-04-03 | Sumitomo Chem Co Ltd | 防ダニ樹脂組成物 |
| AU2004294936B2 (en) * | 2003-11-26 | 2011-02-03 | Lanxess Deutschland Gmbh | Method for controlling fungi and mites in textile substrates |
| DE102008023388A1 (de) | 2008-05-13 | 2009-11-19 | Teijin Monofilament Germany Gmbh | Mit Pyrethroiden ausgerüstete Produkte und deren Verwendung in der Schädlingsbekämpfung |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20061218 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20061226 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20070417 |