JPH0649641B2 - ダニ防除剤 - Google Patents

ダニ防除剤

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JPH0649641B2
JPH0649641B2 JP59095083A JP9508384A JPH0649641B2 JP H0649641 B2 JPH0649641 B2 JP H0649641B2 JP 59095083 A JP59095083 A JP 59095083A JP 9508384 A JP9508384 A JP 9508384A JP H0649641 B2 JPH0649641 B2 JP H0649641B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は新規なダニ防除剤組成物及びダニ防除材に関す
る。
〔従来の技術〕
一般家庭の室内塵中には必ずと言ってよい程ダニが生息
しているが、近年、住宅、生活様式の変化に伴いダニの
多発生がみられるようになった。従来よりこのような室
内塵性のダニに対するダニ防除剤としては、例えばフェ
ニトロチオン、フェニチオン、DDVP、ダイアジノン
等のリン系化合物、プロポクサー、NAC等のカーバメ
イト系化合物、レスメトリンフォルテ等のピレスロイド
系の化合物が知られている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
これら公知のダニ防除剤は、畳、カーペット用防虫紙に
保持させたり、そのまま散布、噴霧等して用いられてい
るが、次のような短所を有している。すなわち、リン系
のダニ防除剤は、毒性が高く、悪臭を有し、ヒョウヒダ
ニ類に対する効果が低いという短所を有し、カーバメイ
ト系のダニ防除剤は、毒性が高く、ヒョウヒダニ類に対
する効果が低いという短所を有し、ピレスロイド系のダ
ニ防除剤は、高価であり、ケナガコナダニに対する効果
が低いという短所を有しており、又これらのダニ防除剤
を組み合わせて使用する場合等に使いづらいというよう
な種々の問題点を含んでいる。
〔問題点を解決するための手段〕
そこで本発明者は、毒性が低く、幅広いダニ防除領域を
持つ、安価なダニ防除剤を提供するため種々研究を重ね
た結果、2,4,4′−トリクロロ−2′−ハイドロキ
シジフェニルエーテルが上記要件を満たすことを見い出
した。
すなわち、本発明は、2,4,4′−トリクロロ−2′
−ハイドロキシジフェニルエーテル単独、又はN(フル
オロジクロロメチルチオ)−フタルイミド、N−ジメチ
ル−N′−フェニル−(N′−フルオロジクロロメチル
チオ)−スルファミド、4−クロルフェニル−3′−ヨ
ードプロパギルホルマールから選択される少なくとも一
種を有効成分として含有することを特徴とするダニ防除
剤組成物、及び該組成物を基材に保持させたことを特徴
とするダニ防除材に係る。
本発明のダニ防除剤組成物は、その有効成分としてN
(フルオロジクロロメチルチオ)−フタルイミド(以下
NEPと記す)、N−ジメチル−N′−フェニル−
(N′−フルオロジクロロメチルチオ)−スルファミド
(以下NFSと記す)、4−クロルフェニル−3′−ヨ
ードプロパルギルホルマール(以下IPHと記す)、及
び2,4,4′−トリクロロ−2′−ハイドロキシジフ
ェニルエーテル(以下CHPEと記す)の四種、そのう
ちのいずれか三種(但し、CHPEを含有する)、その
うちいずれか二種(但し、CHPEを含有する)、又は
CHPE一種を含有することにより、極めて優れたダニ
防除効果を示す。その対象となるダニ類は、いずれの種
類でも対象をとなり得るが、特にコナヒョウヒダニやヤ
ケヒョウヒダニ等のヒョウヒダニ、ケナガコナダニやム
ギコナダニ等のコナダニ類、チリニクダニやイエニクダ
ニ等のニクダニ類、ホコリダニ類、クワガタイメダニや
フトツメダニ等のツメダニ類、イエダニやトリサシダニ
等の動物寄生性ダニ類が挙げられる。
本発明のダニ防除剤組成物は、上記有効成分を含有する
組成物をそのまま用いることもできるが、通常は液体担
体及び固体担体にその有効成分を含有する組成物を保持
させ、必要に応じて塗膜形成剤、乳化剤、分散剤、展着
剤、湿潤剤、安定剤、噴射剤、揮散調整剤等を添加し
て、油剤、乳剤、水和剤、噴霧剤、エアゾール剤、燻製
剤、加熱蒸散剤、樹脂蒸散剤、電子蚊取り液、塗布剤、
粉剤、粒剤等の形態で使用することができる。
前記液体担体としては、水や例えばメチルアルコール、
エチルアルコール、イソプロピルアルコール等のアルコ
ール類、アセトン、メチルエチルケトン、シクロヘキサ
ノン等のケトン類、テトラヒドロフラン、ジオキサン、
ジメチルエーテル等のエーテル類、ヘキサン、ケロシ
ン、ノルマルパラフィン、ソルベントナフサ等の脂肪族
炭化水素類、ベンゼン、トルエン等の芳香族炭化水素
類、ジクロロメタン、ジクロロエタン等のハロゲン化炭
化水素類、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル類等を
挙げることができる。固体担体としては、例えばケイ
酸、カオリン、活性炭、ベントナイト、ケイソウ土、タ
ルク、クレー、炭酸カルシウム、陶磁器粉等の鉱物性粉
末、木粉、大豆粉、小麦粉、でん粉等の植物質粉末、シ
クロデキストリン等の包接化合物等を挙げることができ
る。
尚、塗膜形成剤としては、セルロース誘導体、ビニル系
樹脂、アルキッド系樹脂、ユリア系樹脂、エポキシ系樹
脂、ポリエステル系樹脂、ウレタン系樹脂、シリコン系
樹脂、アクリル系樹脂、塩化ゴム、ポリビニルアルコー
ル等を、又乳化剤、分散剤、展着剤としては、石けん
類、ポリオキシエチレン脂肪アルコールエーテル、ポリ
オキシエチレンアルキルアリルエーテル、ポリオキシエ
チレン脂肪酸エステル、脂肪酸グリセリド、ソルビタン
脂肪酸エステル、高級アルコールの硫酸エステル、アル
キルアリルスルホン酸塩等の界面活性剤を、さらに噴射
剤としては、液化石油ガス、ジメチルエーテル、フルオ
ロカーボン等を例示できる。又、揮散調整剤として、ト
リシクロデカン、シクロドデカン、2,4,6−トリイ
ソプロピル−1,3,5−トリオキサン、トリメチレン
ノルボルネン等の昇華性担体やパラジクロロベンゼン、
ナフタリン、樟脳等の昇華性防虫剤を用い、前記ダニ防
除組成物を昇華性固剤とすることもできるし、エムペン
スリン、DDVP等の揮散性防虫剤を組み合せ、揮散性
ダニ防除剤として使用することもできる。
さらに本発明のダニ防除剤組成物には、各種の防虫剤、
共力剤、害虫忌避剤、ネズミ忌避剤、酸化防止剤、分解
防止剤、殺菌剤、防黴剤、香料、着色料等を配合するこ
ともできる。配合可能な防虫剤としては、従来より害虫
駆除に用いられる各種薬剤がいずれも使用できる。代表
的薬剤としては、3−アリル−2−メチルシクロペンタ
−2−エン−4−オン−1−イル d1−シス/トランス
−クリサンテマート、3−アリル−2−メチルシクロペ
ンタ−2−エン−4−オン−1−イル d−シス/トラ
ンス−クリサンテマート、d−3−アリル−2−メチル
シクロペンタ−2−エン−4−オン−1−イル d−ト
ランス−クリサンテマート、3−アリル−2−メチルシ
クロペンタ−2−エン−4−オン−1−イル d−トラ
ンス−クリサンテマート、N−(3・4・5・6−テト
ラヒドロフタリミド)−メチル d1−シス/トランス−
クリサンテマート、5−ベンジル−3−フリルメチル
d−シス/トランス−クリサンテマート、5−(2−プ
ロパギル)−3−フリルメチルクリサンテマート、3−
フェノキシベンジル 2・2−ジメチル−3−(2′・
2′−ジクロロ)ビニルシクロプロパンカルボキシレー
ト、3−フェノキシベンジル d−シス/トランス−ク
リサンテマート、α−シアノフェノキシベンジル イソ
プロピル−4−クロロフェニルアセテート、d−3−ア
リル−2−メチルシクロペンタ−2−エン−4−オン−
1−イル d−トランス−クリサンテマート、(S)−
α−シアノ−3−フェノキシベンジル(1R・シス)−
3−(2・2−ジクロロビニル)−2・2−ジメチルシ
クロプロパンカルボキシレート、(R・S)−α−シア
ノ−3−フェノキシベンジル (1R・1S)−シス/
トランス−3−(2・2−ジクロロビニル)−2・2−
ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、α−シアノ
−3−フェノキシベンジル d−シス/トランス−クリ
サンテマート、1−エチニル−2−メチル−2−ペンテ
ニル シス/トランス−クリサンテマート、1−エチニ
ル−2−メチル−2−ペンテニル 2・2−ジメチル−
3−(2−メチル−1−プロペニル)シクロプロパン−
1−カルボキシレート、1−エチニル−2−メチル−2
−ペンテニル 2・2・3・3−テトラメチルシクロプ
ロパンカルボキシレート、1−エチニル−2−メチル−
2−ペンテニル 2・2−ジメチル−3−(2・2−ジ
クロロビニル)シクロプロパン−1−カルボキシレー
ト、0・0−ジメチル 0−(2・2−ジクロロ)ビニ
ルホスフェート、0−イソプロポキシフェニルメチルカ
ーバメート、0・0−ジメチル 0−(3−メチル−4
−ニトロフェニル)チオノフェスフェート、0・0−ジ
エチル 0−2−イソプロピル−4−メチル−ピリミジ
ル−(6)−チオフォスフェート、0・0−ジメチル
S−(1・2−ジカルボエトキシエチル)−ジチオフォ
スフェート等を例示できる。
配合可能な共力剤としては、従来より用いられる各種薬
剤がいずれも使用できる。代表的薬剤としては、IBT
A、S−421、ピペロニルブトキサイド、サイネピリ
ン222、サイネピリン500、リーセン384、MG
K−5026等を例示できる。
本発明のダニ防除剤組成物中の有効成分量は、その剤
型、適用方法、及び適用場所等に応じて適宜に決定すれ
ばよいが、水和剤や乳剤の形態で用いる場合は、有効成
分組成物を0.1〜50重量%、油剤やエアゾール剤の形態
で用いる場合は、有効成分組成物を0.1〜10重量%とす
るのが好ましく、その適用量は、処理すべき面積1m
当りに有効成分組成物を約20mg以上、適用空間1m
りに有効成分組成物を約2mg以上存在させるのが望まし
い。
本発明はまた、上記ダニ防除剤組成物を基材に保持させ
てなるダニ防除材をも提供するものである。該ダニ防除
材は、その基材の特性を利用してダニ防除性を有するフ
ィルム、シート、建築・構築材料等として用いられる。
ここで基材としては例えばポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ナイロン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、
ポリエステル等の合成樹脂シート、動植物質又は無機質
繊維体シート(紙、布、不織布、皮革等)、これら合成
樹脂と無機質繊維又は粉体との混合シート又は混紡布、
上記合成樹脂と動植物繊維との混紡布又は不織布、アル
ミニウム、ステンレス、亜鉛等の金属の箔又はフィルム
及び上記各種シートの積層シートを例示できる。さらに
上記基材としては、建築・構築材料とする天然木材例え
ばキリ、ペンシルシダ、クス等やプラスチック例えば塩
化ビニル樹脂、塩素化ポリエチレン、ポリエチレン、ポ
リプロピレン等の成型物をも有効に利用できる。これら
基材への本発明のダニ防除材組成物の保持手段は、特に
制限はなく、例えば塗布、含浸、滴下、混練等により行
い得る。保持量も特に制限はなく適宜に決定できるが、
通常上記基材への含浸による場合は、飽和含浸量迄の量
とするのが好ましい。
本発明のダニ防除材の好ましい一実施態様としては、ダ
ニ防除カーペットを例示できる。該ダニ防除カーペット
は、例えばパイル、第一基布、バッキング剤及び第二基
布より成る通常のカーペットを作成後その表面及び(又
は)裏面に、液剤形態を有する本発明のダニ防除剤組成
物を噴霧塗布するか、上記カーペットの作成に先立ち、
パイル、第一基布及び第二基布のいずれか少なくとも一
種の本発明のダニ防除剤組成物を混練し、これらを用い
てカーペットを作成するか、あるいはバッキング剤に本
発明のダニ防除剤を混入し、これを用いてプレコート方
式又はジュートバック方式に従いカーペットを作成する
ことにより得られる。上記において、プレコート方式と
は第一基布にパイルを固定化するためにあらかじめバッ
キング剤を塗布処理し、後にこの処理部にさらにバッキ
ング剤を塗布処理し、第二基布を接着させる方法をい
う。またジュートバック方式とは、パイルを織り込んだ
第一基布にバッキング剤を塗布処理し、第二基布を接着
させる方法をいう。上記の如くして作成あれるダニ防除
カーペットは、通常好ましくはカーペット面積1m
りに有効成分組成物を約0.5〜200g保持させるのがよ
い。
〔発明の作用及び効果〕 以上に述べた如く本発明のダニ防除剤組成物は、畳、カ
ーペット、床、廊下、マットレス、ソファー、布団や枕
等の寝具類、押入れ、収納具類、倉庫等に載置、散布、
噴霧、塗布、煙霧、加熱蒸散等の方法により直接処理し
たり、又該組成物を基材に保持させたダニ防除材を上記
の場所に設定すれば、優れたダニ防除効果を示す。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を挙げてさらに詳しく説明する。
実施例1.コナヒョウヒダニに対する効力 黒上質紙(5×5cm)に、所定の濃度となるよう供試組
成物のアセトン溶液を含浸させる。溶媒除去後この含浸
紙を約300頭の供試ダニとともにポリエチレン袋(6×
6cm)に入れ四方を密着させる。48時間後に実体顕微鏡
下で生死の判定をした。結果は、下式のアボット補正に
よる死虫率(%)で求め表1に示した。
x:無処理区の生存虫の百分率 y:処理区の生存虫の百分率 コナヒョウダニに対し、レスメトリンフォルテが有効で
あることが知られているが、本発明のダニ防除剤組成物
は、レスメトリンフォルテと同等かあるいはそれ以上の
効力を示した。
実施例2.ケナガコナダニに対する効力 実施例1.と同様の手順で行ない24時間後に生死の判定
をした。結果は、実施例1.と同じくアボット補正によ
る死虫率(%)で求め表2に示した。
ケナガコナダニに対し、本発明のダニ防除剤組成物は、
レスメトリンフォルテよりも高い効力を示した。
実施例3. カーペットの防虫化を目的として、下記表3の使用NO.
A〜Dでカーペット形態の本発明のダニ防除材を作製し
た。
上記で得られたダニ防除カーペットサンプルNO.A〜D
につき、以下の試験を行った。
<試験法> カーペットサンプルNO.A〜Dおよび薬剤無処理カーペ
ット(各々20×20cm)上の中央部に、コナヒョウヒダニ
約1万頭を含むダニ培地を置き、これをコンテナ(41×
31×22cm)底部に入れた後、25℃、64%RHの条件下で2
日間保存後、吸引筒接続部に200meshナイロンゴウス2
枚を挟んだ掃除機でカーペット表面又は裏面のダニを吸
い取った。次に、ナイロンゴウスを掃除機よりはずし、
ダーリング液100mlを入れた300ml容ビーカー内へダニを
払い落とし、攪拌後遠沈管に移し1000rpmで遠心分離し
て、上清部を口紙を置いたブフナー漏斗に移し、吸引口
過する。この口紙上の生存ダニ類をカウントし、結果は
次式より死虫率(%)として求めた。
x:薬剤無処理カーペット区の生存ダニ数 y:ダニ防除カーペット区の生存ダニ数 上記の試験を3回繰返し、結果をその平均値で表4に示
す。
上記表4の如く、各サンプルは十分なダニ防除性を示し
た。
実施例4. 下記の供試組成物サンプルのNO.A、B各々15gに、香
料を微量、エチルセロソルブ20mlを加え、さらに無臭灯
油を加えて全体を150mlとし、これと液化石油ガス及び
ジメチルエーテル混合物(1:1容積比)の150mlとを
エアゾール用耐圧缶(内容400ml)に充填して噴射装置
に取付け、密封してエアゾール剤の形態として本発明の
ダニ防除材を得た。
このようにして得た各エアゾールを用い、実施例1.と
同様にしてダニ防除効果を試験した。
<試験法> 上質紙(30×30cm)に各エアゾールを3秒間、できるだ
け均一になるようにスプレーし、常温下1日保存後、5
×5cmの大きさのシートに切り抜き、以下実施例1.の
試験方法に準じてダニ防除効果を試験した。
上記の試験を3回繰返し、結果をその平均値で表5に示
す。
上記表5の如く、各サンプルは十分なダニ防除性を示し
た。
実施例5. 下記表6の供試組成物混入サンプルNO.A、Bを、不織
布(ポリエチレン−パルプ製、厚さ300μ、面積1
)に供試組成物が1gとなるように含浸後乾燥し、
シート状形態の本発明ダニ防除材を得た。
このシートを5×5cmに切断し実施例1.と同様にして
ダニ防除効果を試験した。
その結果、いずれのサンプルもほぼ100%の死虫率を得
ることができ、十分なダニ防除性を示した。
実施例6. 実施例5.で用いた本発明の供試組成物を、それぞれ酸
化ケイ素の同重量と充分攪拌混合後粉状化して、粉末形
態の本発明のダニ防除材を得た。
このようにして得た粉末剤を下記試験法により、ダニ防
除効果を試験した。
<試験法> 約2cm長に切ったワラを加熱殺虫後、その5gを100ml
三角フラスコに入れ、次に各粉末剤0.05gを投入し混合
して、25℃、85〜90%RHの条件下で1日保存する。この
三角フラスコに約400頭のケナガコナダニを投入し、同
条件下で2日保存後、熱追い出し法により生存ダニを追
い出し、その数をカウントし、死虫率を実施例3の試験
法に準じて算出した。
その結果、いずれの粉末剤もほぼ100%の死虫率を得る
ことができ、十分なダニ防除性を示した。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2,4,4′−トリクロロ−2′−ハイド
    ロキシジフェニルエーテルを有効成分として含有するこ
    とを特徴とするダニ防除剤組成物。
  2. 【請求項2】N(フルオロジクロロメチルチオ)−フタ
    ルイミド、N−ジメチル−N′−フェニル−(N′−フ
    ルオロジクロロメチルチオ)−スルファミド、4−クロ
    ルフェニル−3′−ヨードプロパギルホルマールから選
    択される少なくとも一種と2,4,4′−トリクロロ−
    2′−ハイドロキシジフェニルエーテルとの混合物を有
    効成分として含有することを特徴とするダニ防除剤組成
    物。
  3. 【請求項3】2,4,4′−トリクロロ−2′−ハイド
    ロキシジフェニルエーテルを有効成分として含有するダ
    ニ防除剤組成物を基材に保持させたことを特徴とするダ
    ニ防除材。
  4. 【請求項4】N(フルオロジクロロメチルチオ)−フタ
    ルイミド、N−ジメチル−N′−フェニル−(N′−フ
    ルオロジクロロメチルチオ)−スルファミド、4−クロ
    ルフェニル−3′−ヨードプロパギルホルマールから選
    択される少なくとも一種と2,4,4′−トリクロロ−
    2′−ハイドロキシジフェニルエーテルとの混合物を有
    効成分として含有するダニ防除剤組成物を基材に保持さ
    せたことを特徴とするダニ防除材。
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