JPS63306443A - 画像光沢処理方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、所定の露光処理を終えたシート状の感光感圧
記録媒体面に同じくシート状の顕色媒体を重ね合わせ加
圧することにより得られる顕色媒体面の画像の光沢処理
方法に関するものである。

［従来技術］ 例えば、米国特許第４３９９２０５号に示されるような
感光感圧記録紙は、所定の露光・圧力現像の過程を経て
得た顕色紙の現像面を高温雰囲気中に晒すと発色が早め
られ、発色性が良くなり、光沢が出るといった利点があ
る。

［発明が解決しようとする問題点］ しかしながら、高温雰囲気中に晒して銀塩写真印画紙の
ような光沢（鏡面光沢度９０％程度）を出すには、２０
０℃の雰囲気中で３０秒捏和熱する必要がある。そのた
めこの方法では消費電力が大きく、また顕色紙を高温に
するため、表面の染料ヤ顕色剤が蒸発して煙と臭いが発
生する。

その上、所定の加熱温度に達するまでに時間がかかり、
また周囲への放熱により装置仝休が高温度になる等の悪
影響もあった。　　゛ ［発明の目的］ 本発明は、上述した問題点を解決するためになされたも
のであり、鏡面光沢度の優れた良品質の光沢画像を熱効
率良く得ることを目的としている。

［問題点を解決するための手段］ この目的を達成するために本発明は、露光処理を終えた
シート状の感光感圧記録媒体面に重ね合わせ、加圧する
ことにより像が具現されたシート状の顕色媒体の像面側
に表面平滑な押圧部材を圧接さけると共に、該顕色媒体
の加熱手段を設け、該顕色媒体の加熱温度、前記押圧部
材の押圧面の平滑度、該押圧部材による押圧力および押
圧時間を制御し、顕色媒体の像面が溶融平滑化されるよ
うにしたことを特徴とする。

［実施例］ 以下、本発明を具体化した一実施例を第１図乃至第３図
を参照して説明する。

本実施例では記録紙として米国特許第４３９９２０９号
で提案されているカテ一対応の感光感圧シートを利用し
た記録装置を示す。

まず第２図を参照して、記録装置全体の構成を説明する
と、ケース１１があり、これには原稿挿入口１２とコピ
ー画像を取りだすための用紙取り出し口１３がある。前
記ケース１１内部には、右上から順に説明して行くと、
感光感圧シートカセット１４があり、内部に感光感圧シ
ート１５が収納されている。感光感圧シート１５を取り
だすための駆動ローラ１６が下方にあり、感光感圧シー
ト１５の経路を順にたどると、駆動ローラ１６の左側に
送りローラ１７がおり、この上方に圧力定着ローラ１８
．更にこの右上に感光感圧シート１５を巻き取るための
巻き取りローラ１９．左上に光沢発生装置２０がある。

前記感光感圧シート１５の上方には、感光感圧シート１
５と下方の原稿台ガラス２２とを密着させる機構があり
、上から駆動ギア２３、連結棒２４、上部密着板２５が
おる。また、前記感光感圧シート１５の下には、原稿台
２６があり、前記原稿台ガラス２２が含まれている。こ
の下に、光源ユニット２７ａ及び光源２７ｂが、左右へ
移動可能に取付けられている。

また、前記送りローラ１７の左下には顕色紙カセット２
８があり、内部には顕色紙２９が収納されており給紙ロ
ーラ３０により前記圧力定着ローラ１８に供給可能とな
っている。

次に第１図を参照して前記光沢処理装置２０の構成を説
明する。フレーム１にはヒートロール２が回転可能に取
付けられており、図示しないモータにより時計方向に回
転させることができる。

この表面にはテフロンをコーティングしてあり、０．１
μＲａ以上の表面精度に仕上げである。

また、ヒートロール２内部は中空になっており、これと
は非接触でシーズヒータ３が入っていて、これに通電し
て発熱させると、その輻射熱等によりヒートロール２は
加熱できる。一方該ヒートロール２の下部に隣接して、
シリコンゴムを表面に有するプラテンロール４がやはり
フレーム１に回転可能に取付けられている。加圧板５は
中央部がフレーム１に回転可能に支持されており、その
右端はプラテンロール２を回転可能に支持しており、左
端は加圧バネ６によって下方に押えつけられている。従
って、プラテンロール４はヒートロール２に対して加圧
力を生ずるのである。

加圧バネ６は加圧ネジ７を回転させることによりその長
さが変化するため前記加圧力は変化させ得る。加圧ネジ
７の上端は歯車になっており、モータ８により回転可能
である。

次に、同じく第１，２図を参照して動作を説明する。

第２図において原稿挿入口１２より透過原稿３１を挿入
する。そして駆動ギア２３が回転して上部密着板２５が
下がり感光感圧シート１５と、原稿３１と、原稿台ガラ
ス２２が密着し、所定の位置に来る。すると、光源２７
ｂを光らせながら光源ユニット２７ａが左端から右方へ
移動することによりライン露光が始まり、透過原稿３１
を密着透過露光する。光源ユニット２７ａは右端まで来
ると光源２７ｂを消した状態で元の位置に戻り露光を終
了する。

露光終了俊、前記上部密着板２５が上がり密着は解除さ
れ、前記感光感圧シート１５は、駆動ローラ１６、巻取
ローラ１９により送られる。

前記感光感圧シート１５の原稿露光部分が送りローラ１
７を経由して圧力定着ローラ１８にさしかかると、露光
された部分に重ね合わされるように顕色紙カセット２８
より顕色紙２９が送られ重ね合わされ前記圧力定着ｐ−
ラ１８にて転写現像される。その後、前記感光感圧シー
ト１５は、巻き取りローラ１９に巻き取られ、前記顕色
紙２９と分けられる。そして転写現像された前記顕色紙
２９のみざらに光沢発生装置２０に送られここで発色と
、光沢を得たあと用紙取り出し口１３より出力される。

なお、外部挿入口２１は、顕色紙と他の紙を熱溶融接着
剤を用いて貼り合わせたりする際に、装置外部からここ
へそれらを直接入れてこれを行うためにある。

第１，３図を参照して光沢発生装置の部分の動作を詳し
く説明する。まず第１図において顕色紙３９は像面を上
（ヒートロール２側）に向けてローラ間に進入し、ここ
で表面温度１００〜１２０℃の表面精度の良い前記ヒー
トロール２に加熱されると同時に圧力をかけられて光沢
が出る。これは本装置に進入前の顕色紙の像表面は第３
図（ａ）のようにでこぼこした状態であったのが、加熱
によって像面の染料の粘性、及び紙自身の弾性が下がっ
た状態で表面精度の良いローラで押しつけられるため顕
色紙２９像面は第３図（ｂ）に示すようにヒートローラ
表面に倣って平滑になり光沢が出る。この時、顕色紙の
表面温度を１００℃程度。

加圧力が２〜３ＫｆＪ／ｃｉ程度の状態が１秒程維持さ
れるような条件にすれば光沢のある写真程度（鏡面光沢
９０％）の光沢が出る。

［発明の効果］ 以上詳述したことから明らかなように、本発明によれば
、表面平滑なヒートローラにより顕色媒体の画像面を直
接加熱加圧するものであるから鏡面光沢度の優れた良品
質の光沢画像が得られる。

また、それほど高温度に加熱する必要はないので顕色媒
体面の顕色剤等の蒸発や変質もなく煙や臭いが発生する
ことがないほか、消費電力が少なくて済み、しかも立ち
上がりが早く、ざらに、装置内部での放熱による影響も
なくなる等多くの利点を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図から第３図までは本発明を具体化した実施例を示
すもので、第１図は画像光沢処理装置を示す図、第２図
は本実施例の画像記録装置の全体構成を示す図、第３図
（ａ＞、（ｂ）は顕色紙の画像面の表面状態を示す図で
ある。 図中、２はヒートロール、３はシーズヒータ、４はプラ
テンロール、１５は感光感圧シート２９は顕色紙である
。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 露光処理を終えたシート状の感光感圧記録媒体面に重ね
   合わせ、加圧することにより像が具現されたシート状の
   顕色媒体の像面側に表面平滑な押圧部材を圧接させると
   共に、該顕色媒体の加熱手段を設け、該顕色媒体の加熱
   温度、前記押圧部材の押圧面の平滑度、該押圧部材によ
   る押圧力および押圧時間を制御し、顕色媒体の像面が溶
   融平滑化されるようにしたことを特徴とする画像光沢処
   理方法。