JPS63304992A - 油脂の分解法 - Google Patents

油脂の分解法

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JPS63304992A
JPS63304992A JP62142724A JP14272487A JPS63304992A JP S63304992 A JPS63304992 A JP S63304992A JP 62142724 A JP62142724 A JP 62142724A JP 14272487 A JP14272487 A JP 14272487A JP S63304992 A JPS63304992 A JP S63304992A
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JP
Japan
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oils
fats
temperature
lipase
optimum
Prior art date
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Pending
Application number
JP62142724A
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English (en)
Inventor
Yoshio Kachi
可知 良夫
Tamio Mase
民生 間瀬
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Amano Enzyme Inc
Original Assignee
Amano Pharmaceutical Co Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/52Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts

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  • Enzymes And Modification Thereof (AREA)
  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔利用分野〕 本発明は酵素による油脂の分解法に関する。さらに詳細
にはキヤンデイダ・シリンドラセU−3(Candid
a cylindracea U−3)の産生ずるリパ
ーゼを用いた、作用温度が40℃以上である油脂の分解
法に関する。
〔従来技術〕
一般に油脂のリパーゼに依る分解法には40℃以下で液
体である油脂に対してはリパーゼの水溶液を用いてバッ
チ攪拌方式で検討されている。又、40℃以下で固体で
ある油脂のリパーゼに依る加水分解方法としては、酵素
液と溶解した油脂源ミキシングして乳化分散状態として
分解する固相静置加水分解方法が開発されている(特開
昭57−57799号)。
〔発明が解決しようとする問題点〕
油脂分解の原料としては牛脂、豚脂及びヤシ油などが用
いられている。しかし、従来のキヤンデイダ・シリンド
ラセの産生ずるリパーゼの作用温度は30〜40℃と低
く 〔日本農芸化学会誌、58(8)。
799〜804. (1984) ) 、工業的に多用
される牛脂等の様な常温で固体の油脂に対しては通常の
バッチ攪拌方式による油脂の分解には酵素の熱安定性が
低い為、使用が出来ない状態であった0本発明は常温で
固体である高融点油脂、例えば牛脂等の加水分解を40
℃以上の作用温度でバッチ攪拌方式を用いて可能ならし
めるとともに、従来反応が遅かった油脂に対しても作用
温度を高めることに依って分解を有利に行う方法を提供
するものである。
〔問題を解決するための手段及びその作用〕油脂の分解
は油脂中への水の溶解炭が増大するほど反応はより早く
進行するものと考えられ、固体状態の油脂に対してより
も液体状態の油脂の方がより分解はスムーズに行われる
。従来より用いられているキヤンデイダ・シリンドラセ
の産生ずる酵素は作用温度範囲が30〜40℃で低い為
、40℃以下では固体状態である牛脂等の高融点油脂を
分解するには不適当であった0本発明者らは、鋭意検討
を重ねた結果、キヤンデイダ・シリンドラセの1変異株
が従来の作用温度よりも高い作用温度を示すリパーゼを
産生ずることを発見し、この酵素を用いることに依って
40℃以上で油脂を分解する方法を発明した0次いで本
発明の詳細な説明する。
本発明に用いられるリパーゼはキヤンデイダ・シリンド
ラセ ATCC14830(Candida cyli
ndracea^TCC14830)株を変異改良して
得られた菌株(本菌株は微工研菌寄第9365号として
工業技術院微生物工業技術研究所に寄託されている。)
を適当な培地に培養し、得られた培養物から採取する事
が出来る。具体的には深部通気攪拌培養を行い、培地と
して使用する培養源としては一般に微生物培養に用いら
れる炭素源、窒素源、無機塩及びその(bの微量栄養源
の他、キャンデイダ属に属する微生物の利用出来る栄養
源であれば全て使用出来る。
培地の炭素源としてはブドウ糖、シヨ糖、ラスターゲン
、グリセリン、デキストリン、澱粉等の他、脂肪酸、油
脂、有機酸などが単独で又は組み合せて用いられる。窒
素源としては、無機窒素源。
有機窒素源のいずれも使用可能であり、無機窒素源とし
ては、硝酸アンモニウム、硫酸アンモニウム、尿素、硝
酸ソーダ、塩化アンモニウム等が上げられる。又、有機
窒素源としては、大豆、米。
トウモロコシ、小麦などの粉、m、脱脂粕をはじめコー
ンステイープリカ、ペプトン、肉エキス。
カゼイン、アミノ酸、酵母エキス等が上げられる。
無機塩及び微量栄養素としては、リン酸マグネシウム、
カリウム、鉄、カルシウム、亜鉛等の塩類、他ビタミン
、非イオン界面活性剤、消泡剤等の菌の生育やリパーゼ
の生産を促進するものであれば必要に応じて使用出来る
。培養は好気的条件で培養温度は菌が生育し、リパーゼ
が産生ずる範囲であれば良く、好ましくは20〜30℃
である。培養時間は条件により異なるがリパーゼが最も
産生される時間まで培養されれば良く、通常2〜4日程
度である。リパーゼは培養液中に熔解されており、培養
終了後、培養液より固形分を除いた培養ろ液より採取さ
れる。培養ろ液よりリパーゼを精製するには通常酵素精
製に用いられるあらゆる方法が使用出来る。例えばエタ
ノール、アセトン、イソプロピレンアルコール等の有機
溶媒による処理、硫安9食塩等による塩析、透析、限外
ろ適法、イオン交換クロマトグラフィー、吸着クロマト
グラフィー、ゲルろ過、吸着剤、等電点分画等の方法が
使用できる。又、これらの方法を適当に組み合せること
により、リパーゼの精製度が上がる場合は、適宜組み合
わせることができる。これらの方法によって得られる酵
素は安定化剤として各種の塩類1wI類、蛋白質、脂質
、界面活性剤等を加え或いは加えることなく、限外ろ過
濃縮、逆浸透濃縮、減圧乾燥、凍結乾燥、噴霧乾燥の方
法により液状又は固形のリパーゼを得ることができる。
以上の方法によって得られたリパーゼの酵−′−学的性
質は以下の通りである。
a)作用 トリグリセライドの全ての位置のエステル結合を加水分
解し、脂肪酸とグリセリンを生成する。
b)基質特異性 広く天然の油脂に作用し、特に短鎖脂肪酸エステルに良
く作用する特徴を有し、その基質特異性については、各
種測定法における活性の比較として表−1に示す0表−
1において、標準法の基質としてはオリーブ油が使用さ
れ、キット法においては三酪酸ジメルカプロールが使用
され、PNPL法においてはP−ニトロフェニールラウ
リン酸が使用される。
(以下余白) 表−1 以下に上記表−1においての各種測定法の詳細を示す。
■標準法 オリーブ油乳化液5+aeにpH7,0のリン酸塩緩衝
液4−を加え、更に酵素液IWItを加えて37℃で3
0分間反応し、遊離した脂肪酸を水酸化ナトリウムで中
和滴定して定量する。上記条件下で1分間に1マイクロ
当量の脂肪酸を生成する酵素量を1単位とする。
■キット法 リパーゼキラ)S(大日本製薬■製)を用い、37℃、
15分間インキュベートした後の412na+の吸光度
の上昇を測定する。吸光度を1上昇させる酵素量を1単
位とする。
■PNPL法 2.5+wMのP−ニトロフェニールラウリル酸及び2
.0%トリ!−:/X−100を含む50IIIM酢酸
塩緩衝液0.05−を混合し、37℃で15分間インキ
ュベートした後、4101の吸光度の上昇を測定する。
前記条件で1分間に1マイクロモルのP−ニトロフェノ
ールを遊離させる酵素量を1単位とする。
C)至適pH約7.0(図−1に示される。)d)安定
PH約4〜7 (図−2に示される。)e)至適温度 
 約50℃(図−3に示される。)f)温度安定性 p
H7,0において50℃まで安定(図−4に示される。
) g)活性測定法 前記の標準法を準用する。
キヤンデイダ・シリンドラセより得られるリパーゼとし
てはリパーゼMY (多糖産業■製)及びシグマ社製等
が知られているが、本発明に使用される酵素と比較する
とき、基質特異性に大きな差が認められる。各種測定法
による酵素活性の比較を表−2に示す。
表−2 つまり、合成基質の様な短鎖脂肪酸エステルに対して本
発明に使用されるリパーゼは作用性が高い。
又、従来のキヤンデイダ・シリンドラセのリパーゼと比
較して温度安定性も良く、至適温度も高温域にシフトし
ている。
キヤンデイダ・シリンドラセU−3より得られるリパー
ゼは粗製又は精製された状態の何れでも良く、又分解の
目的とされる油脂は牛脂等の室温で固体である油脂ばか
りでなく、勿論液体の油脂にも適用できる。
以下に実施例、比較例および参考例を示すが本発明はこ
れらに限定されるものではない。
実施例1 牛脂5g、0.5Mマツキルパイン緩衝液(pH7,0
)  4af、キヤンデイダ・シリンドラセυ−3(C
andida cyltndracea U−3)より
得られた各種濃度の酵素液1−及び直径5日のガラスピ
ーズ30個を100 W11容のフラスコに入れ、45
℃において振盪しながら22時間インキュベートした0
反応後、反応混合物中の油層を石油エーテルで抽出しエ
ーテルを除去した後、その酸価(AV)及びケン化価(
SV)を測定し得られた値より下記の式に従って油脂の
分解率を算出した。
^V 油脂の分解率(%) −−X 100 v (結果は表−3および図−5に示す。)実施例2 オリーブ油5gを用い、実施例1と同様に操作して油脂
の分解率を算出した。
(結果は表−3および図−6に示す。)実施例3 パーム油5gを用い、実施例1と同様に操作して油脂の
分解率を算出した。
(結果は表−3および図−7に示す。)比較例1 実施例1において、キヤンデイダ・シリンドラセU−3
の酵素の代わりに市販酵素リパーゼMY(多糖産業■製
)を用いた時の油脂の分解率を算出した。
(結果は表−3および図−5に示す、)比較例2 実施例2において、キヤンデイダ・シリンドラセU−3
の酵素の代わりに市販酵素リパーゼMY (多糖産業■
製)を用いた時の油脂の分解率を算出した。
(結果は表−3および図−6に示す、)比較例3 実施例3において、キヤンデイダ・シリンドラセ〇−3
の酵素の代わりに市販酵素リパーゼMY(多糖産業■製
)を用いた時の油脂の分解率を算出した。
(結果は表−3および図−7に示す。)表−3 似下余白) 参考例 オリーブ油5gを用い、反応温度35℃で実施例1と同
様にしてキャンディダ・シリンドラセU−3の酵素及び
市販酵素リパーゼNY(多糖産業■製)を使用した時の
油脂の分解率を算出し、比較する。
(結果は表−4および図−8に示す、)表−4 図−6および図−8からも明らかに本発明に使用する酵
素は35℃、45℃のいずれの温度でも良く油脂を分解
する。
(発明の効果〕 本発明により従来キヤンデイダ・シリンドラセ由来のリ
パーゼでは作用温度が比較的低温であった為、高融点油
脂の分解が不可能でありかつ反応温度を高くすることが
出来ない為、他の油脂の分解においても不充分であった
が、本発明によってそれが可能となり油脂工業界におい
て多大な貢献をもたらすものである。
【図面の簡単な説明】
図−1、図−2、図−3および図−4は本発明に使用す
るリパーゼの酵素化学的性質を示すものであり、各々至
適pH1安定pi、至適温度および温度安定性を示す0
図−5、図−6および図−7は本発明による牛脂、オリ
ーブ油およびパーム油の各種酵素濃度における45℃で
の分解率を示すものであり、図中で一〇−は本発明に使
用するキヤンデイダ・シリンドラセU−3株のリパーゼ
の結果を示し、−・−は市販酵素リパーゼMY(多糖産
業■製)の結果を示すものであり、図−8はオリーブ油
の各種酵素濃度における35℃での分解率を示すもので
あり、図中で一〇−は本発明に使用するキヤンデイダ・
シリンドラセU−3株のリパーゼの結果を示し、−・−
は市販酵素リパーゼMY(多糖産業■製)の結果を示す

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)作用温度が40℃以上であるキヤンデイダ・シリ
    ンドラセ変異株の産生するリパーゼを用いることを特徴
    とする油脂の分解法。
  2. (2)キヤンデイダ・シリンドラセ変異株がキヤンデイ
    ダ・シリンドラセU−3である特許請求の範囲第1項記
    載の油脂の分解法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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