JP2678915B2 - 脂肪酸の製造法 - Google Patents
脂肪酸の製造法Info
- Publication number
- JP2678915B2 JP2678915B2 JP63121870A JP12187088A JP2678915B2 JP 2678915 B2 JP2678915 B2 JP 2678915B2 JP 63121870 A JP63121870 A JP 63121870A JP 12187088 A JP12187088 A JP 12187088A JP 2678915 B2 JP2678915 B2 JP 2678915B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lipase
- fatty acid
- candida
- reaction
- oils
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 235000014113 dietary fatty acids Nutrition 0.000 title claims description 12
- 229930195729 fatty acid Natural products 0.000 title claims description 12
- 239000000194 fatty acid Substances 0.000 title claims description 12
- 150000004665 fatty acids Chemical class 0.000 title claims description 12
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 title claims description 5
- 108090001060 Lipase Proteins 0.000 claims description 40
- 102000004882 Lipase Human genes 0.000 claims description 40
- 239000004367 Lipase Substances 0.000 claims description 40
- 235000019421 lipase Nutrition 0.000 claims description 40
- 239000003925 fat Substances 0.000 claims description 22
- 239000003921 oil Substances 0.000 claims description 17
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 16
- 241000222120 Candida <Saccharomycetales> Species 0.000 claims description 13
- 101001003495 Pseudomonas fluorescens Lipase Proteins 0.000 claims description 10
- 101001064559 Pseudomonas fluorescens Lipase Proteins 0.000 claims description 10
- 230000003301 hydrolyzing effect Effects 0.000 claims description 4
- 235000019197 fats Nutrition 0.000 description 20
- 235000019198 oils Nutrition 0.000 description 16
- 238000000354 decomposition reaction Methods 0.000 description 15
- 238000006460 hydrolysis reaction Methods 0.000 description 12
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 10
- 230000007062 hydrolysis Effects 0.000 description 7
- RTZKZFJDLAIYFH-UHFFFAOYSA-N Diethyl ether Chemical compound CCOCC RTZKZFJDLAIYFH-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
- 241000589540 Pseudomonas fluorescens Species 0.000 description 4
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
- 239000003240 coconut oil Substances 0.000 description 3
- 235000019864 coconut oil Nutrition 0.000 description 3
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 3
- 239000012153 distilled water Substances 0.000 description 3
- 239000004006 olive oil Substances 0.000 description 3
- 235000008390 olive oil Nutrition 0.000 description 3
- 239000000758 substrate Substances 0.000 description 3
- 230000002195 synergetic effect Effects 0.000 description 3
- 241000179532 [Candida] cylindracea Species 0.000 description 2
- 239000000654 additive Substances 0.000 description 2
- 230000000996 additive effect Effects 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000002844 melting Methods 0.000 description 2
- 230000008018 melting Effects 0.000 description 2
- 235000019645 odor Nutrition 0.000 description 2
- 235000015277 pork Nutrition 0.000 description 2
- 238000007127 saponification reaction Methods 0.000 description 2
- 238000007086 side reaction Methods 0.000 description 2
- 238000003756 stirring Methods 0.000 description 2
- 108090000790 Enzymes Proteins 0.000 description 1
- 102000004190 Enzymes Human genes 0.000 description 1
- 235000019482 Palm oil Nutrition 0.000 description 1
- 241000589516 Pseudomonas Species 0.000 description 1
- 239000002253 acid Substances 0.000 description 1
- 230000002378 acidificating effect Effects 0.000 description 1
- 239000007864 aqueous solution Substances 0.000 description 1
- 235000015278 beef Nutrition 0.000 description 1
- 238000005119 centrifugation Methods 0.000 description 1
- 238000004040 coloring Methods 0.000 description 1
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 239000006185 dispersion Substances 0.000 description 1
- GNBHRKFJIUUOQI-UHFFFAOYSA-N fluorescein Chemical compound O1C(=O)C2=CC=CC=C2C21C1=CC=C(O)C=C1OC1=CC(O)=CC=C21 GNBHRKFJIUUOQI-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 1
- 238000009775 high-speed stirring Methods 0.000 description 1
- 230000002779 inactivation Effects 0.000 description 1
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 1
- 230000000813 microbial effect Effects 0.000 description 1
- 235000021243 milk fat Nutrition 0.000 description 1
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 1
- 230000007935 neutral effect Effects 0.000 description 1
- 235000014593 oils and fats Nutrition 0.000 description 1
- 239000002540 palm oil Substances 0.000 description 1
- 230000035484 reaction time Effects 0.000 description 1
- 239000000243 solution Substances 0.000 description 1
- 239000003549 soybean oil Substances 0.000 description 1
- 235000012424 soybean oil Nutrition 0.000 description 1
- 150000005846 sugar alcohols Polymers 0.000 description 1
- 239000003760 tallow Substances 0.000 description 1
- 150000003626 triacylglycerols Chemical class 0.000 description 1
- UFTFJSFQGQCHQW-UHFFFAOYSA-N triformin Chemical compound O=COCC(OC=O)COC=O UFTFJSFQGQCHQW-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 235000015112 vegetable and seed oil Nutrition 0.000 description 1
- 235000019871 vegetable fat Nutrition 0.000 description 1
- 239000008158 vegetable oil Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
- Fats And Perfumes (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は油脂の加水分解による脂肪酸の製造法に関
し、特にリパーゼを用いる油脂の加水分解による脂肪酸
の製造法に関する。
し、特にリパーゼを用いる油脂の加水分解による脂肪酸
の製造法に関する。
(従来の技術) 油脂(トリグリセライド)の加水分解法としては古く
からケン化分解法、高圧分解法、トイツチエル分解法な
どが知られている。これらの方法によって得られる脂肪
酸は一般に熱による副反応のため極端に着色していたり
異臭を伴うため、高品質の製品を要求される用途には不
適当であった。
からケン化分解法、高圧分解法、トイツチエル分解法な
どが知られている。これらの方法によって得られる脂肪
酸は一般に熱による副反応のため極端に着色していたり
異臭を伴うため、高品質の製品を要求される用途には不
適当であった。
これらの問題点を解決する方法としてリパーゼを用い
る油脂の加水分解法が提案され実用化されている。リパ
ーゼによる油脂の加水分解方法は常温常圧で加水分解が
行えるため副反応による着色や異臭の発生がなく、省エ
ネルギーであるなどの利点を有している。しかしながら
一般にリパーゼは油脂の加水分解中にに失活し反応効率
が極端に低下することが知られている。そのため高価な
リパーゼを大量に使用しなければならない欠点を有して
いた。そこでリパーゼの失活を防ぐため近年多くの検討
がなされている。例えば、特開昭57−57799号では、融
解した脂肪と冷却したリパーゼ水溶液とを混合して脂肪
の融点以下の安定な分散液を得たのち、この状態で加水
分解し、高い分解率で脂肪酸を得ている。しかし、この
方法は、脂肪の融点以下の加水分解反応であるため、反
応に長時間を要する欠点を有している。また特開昭59−
173080号では、リパーゼと一価または多価アルコールの
ポリオキシアルキレンエーテルとを併用して比較的短時
間にて高い分解率で脂肪酸を得ている。しかし、この方
法も後処理で添加物を除去する必要があるため工程が煩
雑になりしかもコストがかかる欠点を有している。
る油脂の加水分解法が提案され実用化されている。リパ
ーゼによる油脂の加水分解方法は常温常圧で加水分解が
行えるため副反応による着色や異臭の発生がなく、省エ
ネルギーであるなどの利点を有している。しかしながら
一般にリパーゼは油脂の加水分解中にに失活し反応効率
が極端に低下することが知られている。そのため高価な
リパーゼを大量に使用しなければならない欠点を有して
いた。そこでリパーゼの失活を防ぐため近年多くの検討
がなされている。例えば、特開昭57−57799号では、融
解した脂肪と冷却したリパーゼ水溶液とを混合して脂肪
の融点以下の安定な分散液を得たのち、この状態で加水
分解し、高い分解率で脂肪酸を得ている。しかし、この
方法は、脂肪の融点以下の加水分解反応であるため、反
応に長時間を要する欠点を有している。また特開昭59−
173080号では、リパーゼと一価または多価アルコールの
ポリオキシアルキレンエーテルとを併用して比較的短時
間にて高い分解率で脂肪酸を得ている。しかし、この方
法も後処理で添加物を除去する必要があるため工程が煩
雑になりしかもコストがかかる欠点を有している。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明の目的は上記従来技術の問題点を解決すること
にあり、特にリパーゼを用いる油脂の加水分解におい
て、ポリオキシアルキレンエーテルなどの添加物を特に
必要とすることなく、高分解速度でしかも高分解率まで
効率的に加水分解反応を行うことのできる方法を提供す
ることにある。
にあり、特にリパーゼを用いる油脂の加水分解におい
て、ポリオキシアルキレンエーテルなどの添加物を特に
必要とすることなく、高分解速度でしかも高分解率まで
効率的に加水分解反応を行うことのできる方法を提供す
ることにある。
(問題点を解決するための手段) 本発明者らは、油脂を市販のリパーゼを用いて高分解
速度でしかも高分解率まで加水分解するために、リパー
ゼの微生物起源、基質特異性、力価等を考慮し鋭意検討
した結果、基質特異性を有しない特定のリパーゼを組み
合わせることにより相乗効果が得られる事を見い出した
本発明に至った。
速度でしかも高分解率まで加水分解するために、リパー
ゼの微生物起源、基質特異性、力価等を考慮し鋭意検討
した結果、基質特異性を有しない特定のリパーゼを組み
合わせることにより相乗効果が得られる事を見い出した
本発明に至った。
即ち本発明は油脂をリパーゼを用いて加水分解して脂
肪酸を製造するに際し、リパーゼとしてキャンディダ
シリンドラセ(Candida cylindracea)リパーゼとシュ
ードモナス フルオレセンス(Pseudomonas fluorescen
s)リパーゼとを併用することを特徴とする脂肪酸の製
造法である。
肪酸を製造するに際し、リパーゼとしてキャンディダ
シリンドラセ(Candida cylindracea)リパーゼとシュ
ードモナス フルオレセンス(Pseudomonas fluorescen
s)リパーゼとを併用することを特徴とする脂肪酸の製
造法である。
本発明方法に供する油脂は特に制限されず、適宜の油
脂を用いることができる。前記したとおり本発明方法で
用いる2種のリパーゼはいずれも基質特異性を有しない
ため油脂を構成するトリグリセリドの種類にかかわらず
共通的に効果を示す。植物性油脂としては、オリーブ
油、ヤシ油、大豆油、パーム油などが、また動物性油脂
としては、豚脂、牛脂、乳脂肪などがある。これらの油
脂は精製したもの、分別したもの、さらにはこれらを他
の成分と混合したものなど適宜の状態で加水分解反応に
供することができる。
脂を用いることができる。前記したとおり本発明方法で
用いる2種のリパーゼはいずれも基質特異性を有しない
ため油脂を構成するトリグリセリドの種類にかかわらず
共通的に効果を示す。植物性油脂としては、オリーブ
油、ヤシ油、大豆油、パーム油などが、また動物性油脂
としては、豚脂、牛脂、乳脂肪などがある。これらの油
脂は精製したもの、分別したもの、さらにはこれらを他
の成分と混合したものなど適宜の状態で加水分解反応に
供することができる。
リバーゼの力価は、37℃で1分間当たり、1マイクロ
モルに相当する脂肪酸を遊離する酵素量を1単位として
示されるが、リパーゼの使用量は、キャンディダ シリ
ンドラセ リパーゼ及びシュードモナス フルオレセン
ス リパーゼともに、リパーゼの力価で、それぞれ油脂
1gに対し、10〜1000単位が好ましい。また、キャンディ
ダ シリンドラセ リパーゼとシュードモナス フルオ
レセンス リパーゼとの力価比率は1:4〜4:1が好まし
く、さらに1:3〜3:1が好ましく、とくに、2:3〜3:2の範
囲が最も好ましい。
モルに相当する脂肪酸を遊離する酵素量を1単位として
示されるが、リパーゼの使用量は、キャンディダ シリ
ンドラセ リパーゼ及びシュードモナス フルオレセン
ス リパーゼともに、リパーゼの力価で、それぞれ油脂
1gに対し、10〜1000単位が好ましい。また、キャンディ
ダ シリンドラセ リパーゼとシュードモナス フルオ
レセンス リパーゼとの力価比率は1:4〜4:1が好まし
く、さらに1:3〜3:1が好ましく、とくに、2:3〜3:2の範
囲が最も好ましい。
加水分解反応の条件はリパーゼを用いる一般的加水分
解条件に準じて決定しうる。
解条件に準じて決定しうる。
水の添加量については、とくに制限はないが、通常油
脂に対し50〜200重量%程度が好ましい。反応温度につ
いては70℃以下、とくに35〜60℃が好ましく、40〜50℃
が最も好ましい。pHについては、中性から酸性側が好ま
しく、とくにpH7近辺から4近辺までが良好な結果を示
す。
脂に対し50〜200重量%程度が好ましい。反応温度につ
いては70℃以下、とくに35〜60℃が好ましく、40〜50℃
が最も好ましい。pHについては、中性から酸性側が好ま
しく、とくにpH7近辺から4近辺までが良好な結果を示
す。
反応は通常の撹拌下、又はホモゲナイザー等の高速撹
拌による乳化状態で良好に進行するが、乳化状態にした
のち冷却して固化させるなど、さらには撹拌なしでも反
応を進めることができる。
拌による乳化状態で良好に進行するが、乳化状態にした
のち冷却して固化させるなど、さらには撹拌なしでも反
応を進めることができる。
(発明の効果) 本発明方法においては、キャンディダ シリンドラセ
リパーゼとシュードモナス フルオレセンス リパー
ゼを併用することによりそれぞれ単独で用いた結果から
は予期し得ない相乗効果が得られるのであり、極めて効
率的且つ経済的に高品質の脂肪酸を取得することができ
る。
リパーゼとシュードモナス フルオレセンス リパー
ゼを併用することによりそれぞれ単独で用いた結果から
は予期し得ない相乗効果が得られるのであり、極めて効
率的且つ経済的に高品質の脂肪酸を取得することができ
る。
(実施例) 次に実施例に基づいて本発明を説明するが、これは本
発明の例示であり本発明を制限するものではない。
発明の例示であり本発明を制限するものではない。
以下において、加水分解反応における分解率は反応液
を加熱して、リパーゼを失活させたのち、遠心分離法に
より分離した油層の酸価とケン化価とを測定し、下式か
ら求めた。
を加熱して、リパーゼを失活させたのち、遠心分離法に
より分離した油層の酸価とケン化価とを測定し、下式か
ら求めた。
実施例 1 オリーブ油50g、蒸留水50gに、キャンディダ シリン
ドラセ リパーゼ15,000単位、シュードモナス フルオ
レセンス リパーゼ15,000単位を同時に添加し、45℃に
おいて撹拌した。第1図に示すように反応2時間で分解
率は98.5%であった。
ドラセ リパーゼ15,000単位、シュードモナス フルオ
レセンス リパーゼ15,000単位を同時に添加し、45℃に
おいて撹拌した。第1図に示すように反応2時間で分解
率は98.5%であった。
比較例 1 実施例1において、キャンディダ シリンドラセ リ
パーゼ30,000単位、シュードモナス フルオレセンス
リパーゼ30,000単位を単独に用いた以外は同様に操作し
た。第1図に示すように反応4時間でキャンディダ シ
リンドラセ リパーゼでは90%、シュードモナス フル
オレセンス リパーゼでは58%であった。
パーゼ30,000単位、シュードモナス フルオレセンス
リパーゼ30,000単位を単独に用いた以外は同様に操作し
た。第1図に示すように反応4時間でキャンディダ シ
リンドラセ リパーゼでは90%、シュードモナス フル
オレセンス リパーゼでは58%であった。
上述の結果から、本発明の特定の2種リパーゼの併用
により、単独使用に比べ短時間に高分解率を得ることが
できるという相乗効果が得られることがわかる。
により、単独使用に比べ短時間に高分解率を得ることが
できるという相乗効果が得られることがわかる。
実施例 2 豚脂50g、蒸留水50g、キャンディダ シリンドラセ
リパーゼ15,000単位、シュードモナス フルオレセンス
リパーゼ15,000単位を同時に添加し、45℃において撹
拌した。第2図に示すように反応2.3時間で分解率は90
%であった。
リパーゼ15,000単位、シュードモナス フルオレセンス
リパーゼ15,000単位を同時に添加し、45℃において撹
拌した。第2図に示すように反応2.3時間で分解率は90
%であった。
比較例 2 実施例2において、キャンディダ シリンドラセ リ
パーゼ30,000単位、シュードモナス フルオレセンス
リパーゼ30,000単位を単独に用いた以外は同様に操作し
た。第2図に示すように反応3.5時間でキャンディダ
シリンドラセ リパーゼでは91%、シュードモナス フ
ルオレセンス リパーゼでは63%であった。従って単独
で使用した場合は本発明に比べ1.5倍以上の時間を要し
たことになる。
パーゼ30,000単位、シュードモナス フルオレセンス
リパーゼ30,000単位を単独に用いた以外は同様に操作し
た。第2図に示すように反応3.5時間でキャンディダ
シリンドラセ リパーゼでは91%、シュードモナス フ
ルオレセンス リパーゼでは63%であった。従って単独
で使用した場合は本発明に比べ1.5倍以上の時間を要し
たことになる。
実施例 3 ヤシ油50g、蒸留水50gに、キャンディダ シリンドラ
セ リパーゼ15,000単位、シュードモナス フルオレセ
ンス リパーゼ15,000単位を同時に添加し、45℃におい
て撹拌した。第3図に示すように反応6時間で分解率は
90%であった。
セ リパーゼ15,000単位、シュードモナス フルオレセ
ンス リパーゼ15,000単位を同時に添加し、45℃におい
て撹拌した。第3図に示すように反応6時間で分解率は
90%であった。
比較例 3 実施例3において、キャンディダ シリンドラセ リ
パーゼ30,000単位、シュードモナス フルオレセンス
リパーゼ30,000単位を単独に用いた以外は同様に操作し
た。第3図に示すように反応8時間でキャンディダ シ
リンドラセ リパーゼでは90%、シュードモナス フル
オレセンス リパーゼでは54%であった。
パーゼ30,000単位、シュードモナス フルオレセンス
リパーゼ30,000単位を単独に用いた以外は同様に操作し
た。第3図に示すように反応8時間でキャンディダ シ
リンドラセ リパーゼでは90%、シュードモナス フル
オレセンス リパーゼでは54%であった。
第1図〜第3図は油脂の加水分解における反応時間と分
解率との関係を示す図であり、第1図はオリーブ油、第
2図は豚脂、第3図はヤシ油の場合を示す。
解率との関係を示す図であり、第1図はオリーブ油、第
2図は豚脂、第3図はヤシ油の場合を示す。
Claims (2)
- 【請求項1】油脂をリパーゼを用いて加水分解して脂肪
酸を製造するに際し、リパーゼとしてキャンディダ シ
リンドラセ リパーゼとシュードモナス フルオレセン
ス リパーゼとを併用することを特徴とする脂肪酸の製
造法。 - 【請求項2】キャンディダ シリンドラセ リパーゼと
シュードモナス フルオレセンス リパーゼとの割合が
リパーゼ力価比率で1:4〜4:1である請求項1記載の方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63121870A JP2678915B2 (ja) | 1988-05-20 | 1988-05-20 | 脂肪酸の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63121870A JP2678915B2 (ja) | 1988-05-20 | 1988-05-20 | 脂肪酸の製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01291798A JPH01291798A (ja) | 1989-11-24 |
JP2678915B2 true JP2678915B2 (ja) | 1997-11-19 |
Family
ID=14821968
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63121870A Expired - Lifetime JP2678915B2 (ja) | 1988-05-20 | 1988-05-20 | 脂肪酸の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2678915B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003040091A2 (en) * | 2001-11-05 | 2003-05-15 | Novozymes A/S | Fat splitting process |
KR101546885B1 (ko) * | 2009-07-17 | 2015-08-24 | 한국과학기술원 | 오일 생성능을 가지는 미생물을 이용한 지방산 알킬에스테르의 제조방법 |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4924235A (ja) * | 1972-07-01 | 1974-03-04 | ||
JPS5742312A (en) * | 1980-08-29 | 1982-03-09 | Inoue Japax Res Inc | Rotary thin plate type filtering device |
JPS5752835A (en) * | 1980-09-16 | 1982-03-29 | Tamura Electric Works Ltd | Temperature sensor element |
JPS59183691A (ja) * | 1983-04-01 | 1984-10-18 | Sumitomo Chem Co Ltd | 固定化リパ−ゼの製造法 |
JPS60234588A (ja) * | 1984-05-07 | 1985-11-21 | Asahi Denka Kogyo Kk | 長鎖高度不飽和脂肪酸アルコ−ルエステルの製造法 |
JPS63304992A (ja) * | 1987-06-08 | 1988-12-13 | Amano Pharmaceut Co Ltd | 油脂の分解法 |
-
1988
- 1988-05-20 JP JP63121870A patent/JP2678915B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4924235A (ja) * | 1972-07-01 | 1974-03-04 | ||
JPS5742312A (en) * | 1980-08-29 | 1982-03-09 | Inoue Japax Res Inc | Rotary thin plate type filtering device |
JPS5752835A (en) * | 1980-09-16 | 1982-03-29 | Tamura Electric Works Ltd | Temperature sensor element |
JPS59183691A (ja) * | 1983-04-01 | 1984-10-18 | Sumitomo Chem Co Ltd | 固定化リパ−ゼの製造法 |
JPS60234588A (ja) * | 1984-05-07 | 1985-11-21 | Asahi Denka Kogyo Kk | 長鎖高度不飽和脂肪酸アルコ−ルエステルの製造法 |
JPS63304992A (ja) * | 1987-06-08 | 1988-12-13 | Amano Pharmaceut Co Ltd | 油脂の分解法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01291798A (ja) | 1989-11-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CA2299704C (en) | Process for producing diglycerides | |
EP1094116B1 (en) | Process for producing diglyceride | |
EP1209239A2 (en) | Process for producing dietary sterol fatty acid esters | |
JP3970669B2 (ja) | 共役脂肪酸含有モノグリセリドおよびその製造方法 | |
JP2005527237A (ja) | 植物油の物理的精製を行うための前処理方法 | |
JP2678915B2 (ja) | 脂肪酸の製造法 | |
JP4335196B2 (ja) | 共役脂肪酸含有モノグリセリドおよびその製造方法 | |
DE3854761T2 (de) | Verfahren zur herstellung von hochreiner ölsäure durch hydrolyse von sonnenblumenkernöl. | |
JP3847445B2 (ja) | ジグリセリドの製造法 | |
JPS62228290A (ja) | カカオバタ−代用脂の製造方法 | |
JP3276696B2 (ja) | 油脂組成物及び乳化油脂組成物 | |
US6063822A (en) | Method for dewatering and purifying oil or fat | |
JP2763789B2 (ja) | 硬化油の改質方法 | |
JP2844869B2 (ja) | 乳化特性を持つ油脂およびその製造法 | |
JPS6253154B2 (ja) | ||
JPS6398393A (ja) | 高温融解脂肪の転化方法 | |
JPS62228289A (ja) | 油脂の加水分解方法 | |
JP2006288404A (ja) | ジグリセリドの製造法 | |
JPS6214790A (ja) | レシチンの改質法 | |
CA2987613C (en) | Oil composition with mono-acylglycerides | |
JPH01187089A (ja) | パルミトレイン酸及びそのグリセライドの製造方法 | |
JPH06234993A (ja) | 脂肪酸の製造法 | |
JPS6261590A (ja) | 油脂の酵素処理方法 | |
JPS60130396A (ja) | 長鎖不飽和脂肪酸含有油脂の加水分解方法 | |
JPS6261591A (ja) | 油脂のエステル交換反応方法 |