JPS63304417A - 磁気ヘッド - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「技術分野」 本発明は、磁性膜上に保護膜の形成された磁気記録媒体
の保護膜にバイアス磁界をかけてこれを磁気飽和させ、
磁性膜に磁路を作ってこの磁性膜の記録内容を再生する
磁気ヘッドに関する。

「従来技術およびその問題点」 一般に、磁気カード等の磁気記録媒体は、基体上に磁性
膜を形成してなり、この磁性膜に対する情報の記録、あ
るいは磁性膜の記録内容の再生は、磁気記録媒体に応じ
た通常の記録再生手段によって行なうことが可能である
。

ところが、近年では、通常の記録再生手段によっては記
録再生を行ない得ない磁気記録媒体が提案されている。

この磁気記録媒体１ｏは、笥３図に模式的に示すように
、基体１１上に磁性膜１２が形成され、この磁性膜１２
上に、例えばパーマロイ等からなる保磁力の小ざな強磁
性体による保護膜１３か形成されてなっている。この種
の磁気記録媒体１０は、保護膜１３によって磁性膜１２
に対する記録再生が遮蔽されるため、磁性膜１２に情報
を記録し、＠性膜１２がらこの記録を再生するには、保
護膜１３そ磁気飽和状態にしで磁性膜１２を通過する磁
路を形成する必要がある。

このような磁気記録媒体１０の記録再生装置として、従
来では、第４図に示すものがある。この記録再生装置２
０は、磁気記録媒体］０の磁性膜１２に情報を記録し、
この記録を再生する記録再生ヘット２１と、保護膜１３
にバイアス磁界をかけ、この保護膜１３を磁気飽和させ
るマグネット２２かうなる。そして、マグネット２２の
バイアス磁界を保護膜１３にかけてこの保護膜］３を磁
気飽和状態にする。すると、磁性膜１２にはこれを通過
する磁路が形成され、磁性膜１２の保磁力によって磁′
ｉ膜１２には磁気が残る。記録再生ヘッド２１は、この
磁性膜１２の残留磁気によって情報を記録または再生す
る。

ところが上記の磁気記録媒体１ｏは、記録再生ヘッド２
１を囲んで枠形のマグネット２２が配置されでいるので
、構造が複雑となってあり、装置全体が大型化しモしま
う、また、保護膜］３に対するマグネット２２のバイア
ス磁界が、第４図に破線で示すように斜め方向からかけ
られるため、保護膜］３の磁気飽和か充分に得られない
あそれがある。

したがって、上記の記録再生装！２０を、再生専用装置
としての再生ヘッドに適用しでも、再生出力の低下、す
なわち再主感度や再生特性の劣化は避けられない。

「発明の目的」 本発明は、磁性膜上に保護膜の形成された磁気記録媒体
に対して充分な再生出力の得られる磁気ヘッドを提供す
ることを目的とする。

「発明の概要」 本発明では、磁性膜の記録内容を再生する素子として磁
気抵抗効果素子を用いてこれを再生部に組付け、保護膜
にバイアス磁界をかけて該層を磁気飽和させる素子とし
でマグネ・ントを用いたことを特徴とする。

「発明の実施例」 以下に、本発明による磁気ヘッドの一実施例を第１図な
いし第２図にしたがって説明する。

保護膜］３を有する磁気記録媒体１０に通用される本発
明の磁気ヘッド３０は、再生専用装置として構成されで
おり、磁気抵抗効果素子３］と矩形のマグネット３２を
備えでなっている。°マグネット３２は、保護膜］３を
飽和きせるとともに、磁気抵抗効果素子３１にバイアス
磁界を加える働きをする。磁気抵抗効果素子３］にバイ
アス磁界を加えて磁界検出に用いられる方法は良く知ら
れているが、そのバイアス磁界の最適値は、磁気抵抗効
果素子３１の組成、形状などによって異なっている。こ
の場合は、保護膜］３を磁気飽和させることかできるよ
うに、マグネット３２をまず選定し、その復、そのマグ
ネット３２が、磁気抵抗効果素子３１にとって最適のバ
イアスマグネットとなるように組成、形状を決定する。

このマグネット３２のバイアス磁界の強さは、磁性膜］
２の保磁力（例えば１０００エルスツテド）以内で、保
護膜１３の保磁力（例えば３０エルステツド）以上のも
のか用いられる。磁気抵抗効果素子３１は、一端が、曲
面形成された媒体摺接面３３から数十ｕｍ奥の再生部３
４に組み込まれている。そして、本発明では、マグネッ
ト３２を磁気抵抗効果素子３１の後方、すなわち再生部
３４とは反対側の端部に配置し、磁気記録媒体１０に及
ぼすバイアス磁界８Ｍの方向を、この磁気記録媒体］０
の面と直交させた点に特徴を有しでいる。これら磁気抵
抗効果素子３１とマグネット３２は、図示しないホール
ドケースに保持され、シールドケース３５内に樹脂ヲ介
して一緒に収容されでいる。したかって、構造が単純と
、なり、磁気ヘッド３０の小型化が図られる。また、媒
体摺接面３３とは反対側の端部の両側にはリード線３６
か導出され、シールドケース３５の底部に植立された端
子３７に接続されている。

上記構成の磁気ヘッド３０によると、磁気記録媒体１０
か摺接面３３に摺接して再生部３４を通過する際、マグ
ネット３２のバイアス磁界ＢＭが磁気抵抗効果素子３］
を介して保護膜１３に作用する。保護膜１３の保磁力は
、上記のように磁性膜１２の保磁力よりがなり小さいの
で、このパイアス磁界８Ｍによって、保護膜１３には磁
気飽和が生しる。そして、マグネット３２は磁気抵抗効
果素子３］の後方に位置しでいるため、このマグネット
３２からのバイアス磁界８Ｍの方向は、磁気記録媒体１
０の面と直交する。この状態が、第２図に示されている
。なお、図においで、Ａは電流の方向を、Ｂは磁束の方
向を示している。このため、バイアス磁界ＢＭは保護膜
１３に効率的に作用し、保護膜１３には良好な磁気飽和
状態が実現される。このように保護膜１３が磁気飽和状
態となると、バイアス磁界ＢＭはその下の磁性膜１２に
入り、この磁性膜１２内に磁路を形成する。磁性膜１２
は保磁力が大きいので、この形成された磁路によって磁
気が残留する。そして、磁気抵抗効果素子３１がこの残
留磁気を感知し、磁性膜１２の記録を再生する。このと
きの磁気抵抗効果素子３１は、保護膜］３が磁気飽和状
態となっており、その性能が充分に引き出されるので、
再生感度や再生特性が良好となる。したがって、再生出
力の優れた磁気ヘッドを得ることができる。

「発明の効果」 以上説明したように、本発明によれば、再生部に再生素
子として磁気抵抗効果素子を組付け、バイアス磁界を発
生させる素子としてマグネットを用いたので、保護膜は
このマグネットのバイアス磁界によって効率的に磁気飽
和する。よって、磁気抵抗効果素子は、磁性膜の記録を
充分な出力によって再生することができ、再生感度や再
生特性に優れた磁気ヘッドが得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による磁気ヘッドの斜視図、第２図は第
１図の磁気ヘッドを構成するマグネットと磁気抵抗効果
素子と磁気記録媒体の配置間係およびバイアス磁界の方
向を示す模式的構成図、第３図は本発明および従来例に
適用される磁気記録媒体の断面図、第４図は従来の磁気
ヘッドの一例を示す斜視図である。 １０・・・磁気記録媒体、１２・・・磁性膜、１３・・
・保護膜、３０−・・磁気ヘッド、３１−・・磁気抵抗
効果素子、３２・・・マグネット、３３・・・摺接面、
３４・・・再生部、３５・・・シールドケース、Ｂ　Ｍ
−・・バイアス磁界。 特許出願人　　　　アルプス電気株式会社同　代理人　
　　　三　浦　邦　夫 同　　　　松井　茂 第１図 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）磁性膜上に保護膜の形成された磁気記録媒体の保
   護膜にバイアス磁界をかけてこれを飽和させ、磁性膜に
   磁路を作ってこの磁性膜の記録内容を再生する磁気ヘッ
   ドにおいて、再生部に再生素子として磁気抵抗効果素子
   を組付け、バイアス磁界を発生させる素子としてマグネ
   ットを用いたことを特徴とする磁気ヘッド。 （１）特許請求の範囲第１項において、上記マグネット
   を再生部とは反対側の磁気抵抗効果素子の後部に配置し
   、マグネットのバイアス磁界を上記磁気記録媒体に直交
   させたことを特徴とする磁気ヘッド。