JP2780483B2 - 磁気抵抗効果型磁気ヘッド - Google Patents
磁気抵抗効果型磁気ヘッドInfo
- Publication number
- JP2780483B2 JP2780483B2 JP2312212A JP31221290A JP2780483B2 JP 2780483 B2 JP2780483 B2 JP 2780483B2 JP 2312212 A JP2312212 A JP 2312212A JP 31221290 A JP31221290 A JP 31221290A JP 2780483 B2 JP2780483 B2 JP 2780483B2
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- Japan
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- magnetic
- film
- magnetoresistive
- recording medium
- magnetic film
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、記録が可能な磁気抵抗効果型磁気ヘッド
に関するものである。
に関するものである。
第３図は特開昭60−69808号公報に開示された従来の
磁束引き込み型磁気抵抗効果型薄膜磁気ヘッドの断面図
である。図において、１は絶縁基板、２はこの絶縁基板
１上にメッキ等により形成されたパーマロイなどからな
る第１の磁性膜、３は固定用の絶縁性樹脂層、５はパー
マロイなどからなる第２の磁性膜で、一部が切り欠かれ
て形成され、第１の磁性膜２上に磁気結合して配置され
ている。６は前記第２の磁性膜５の切り欠き部に対応し
て配置されたパーマロイ等からなる磁気抵抗効果素子、
７は前記磁気抵抗効果素子６にバイアス磁界を与えるバ
イアス磁界用コイル、20は磁気記録媒体である。
磁束引き込み型磁気抵抗効果型薄膜磁気ヘッドの断面図
である。図において、１は絶縁基板、２はこの絶縁基板
１上にメッキ等により形成されたパーマロイなどからな
る第１の磁性膜、３は固定用の絶縁性樹脂層、５はパー
マロイなどからなる第２の磁性膜で、一部が切り欠かれ
て形成され、第１の磁性膜２上に磁気結合して配置され
ている。６は前記第２の磁性膜５の切り欠き部に対応し
て配置されたパーマロイ等からなる磁気抵抗効果素子、
７は前記磁気抵抗効果素子６にバイアス磁界を与えるバ
イアス磁界用コイル、20は磁気記録媒体である。
このような薄膜磁気ヘッドにおいては、上部磁気コア
となる第２の磁性膜５の切り欠き部に磁気抵抗効果素子
６を配することによって、第1,第２の磁性膜2,5先端の
ギャップ部ｇで磁気記録媒体20から発生する磁束をコア
内部の磁気抵抗効果素子６まで引き込み磁気抵抗効果に
より信号の再生を行なわせることが可能となる。
となる第２の磁性膜５の切り欠き部に磁気抵抗効果素子
６を配することによって、第1,第２の磁性膜2,5先端の
ギャップ部ｇで磁気記録媒体20から発生する磁束をコア
内部の磁気抵抗効果素子６まで引き込み磁気抵抗効果に
より信号の再生を行なわせることが可能となる。
このように従来例では、磁気コアを用い、磁束を引き
込む構造としたため、磁気抵抗効果素子６が磁気記録媒
体20と接触せず、検出のために磁気抵抗効果素子６に流
れる電流が、磁気記録媒体20へ影響を及ぼす。また、磁
気抵抗効果素子６を正常に動作させるバイアス磁界用コ
イル７の設計にも余裕ができる。
込む構造としたため、磁気抵抗効果素子６が磁気記録媒
体20と接触せず、検出のために磁気抵抗効果素子６に流
れる電流が、磁気記録媒体20へ影響を及ぼす。また、磁
気抵抗効果素子６を正常に動作させるバイアス磁界用コ
イル７の設計にも余裕ができる。
しかしながら、従来の磁気抵抗効果型薄膜磁気ヘッド
は、上記のように、上記磁気コアとなる第２の磁性膜５
が途中で切り欠かれ、磁束が薄い磁気抵抗効果素子６の
部分を通過するようになるため、ヘッドコア全体の磁気
抵抗が増し、引き込まれる磁束が減少し、再生効率が低
下する欠点があった。また、上部磁気コアとなる第２の
磁性膜５が切り欠かれているために、ギャップ部ｇに記
録に必要な磁界を発生できない等の問題点があった。
は、上記のように、上記磁気コアとなる第２の磁性膜５
が途中で切り欠かれ、磁束が薄い磁気抵抗効果素子６の
部分を通過するようになるため、ヘッドコア全体の磁気
抵抗が増し、引き込まれる磁束が減少し、再生効率が低
下する欠点があった。また、上部磁気コアとなる第２の
磁性膜５が切り欠かれているために、ギャップ部ｇに記
録に必要な磁界を発生できない等の問題点があった。
この発明は、上記のような問題点を解決するためにな
されたもので、磁気コアの効率を保ちつつ、磁気抵抗効
果素子を配し、記録・再生ともに効率よく機能する磁気
抵抗効果型磁気ヘッドを提供することを目的とする。
されたもので、磁気コアの効率を保ちつつ、磁気抵抗効
果素子を配し、記録・再生ともに効率よく機能する磁気
抵抗効果型磁気ヘッドを提供することを目的とする。
この発明にかかる磁気抵抗効果型磁気ヘッドは、磁気
記録媒体と対向しない後方端部の第１の磁性膜と第２の
磁性膜とが接続する部分に磁気抵抗効果素子を電気的に
絶縁して磁束の流れる方向に対して膜面が垂直になるよ
うに介在させたものである。
記録媒体と対向しない後方端部の第１の磁性膜と第２の
磁性膜とが接続する部分に磁気抵抗効果素子を電気的に
絶縁して磁束の流れる方向に対して膜面が垂直になるよ
うに介在させたものである。
この発明においては、磁気抵抗効果素子を磁気コアの
シャント部に配置し、磁気抵抗効果素子に垂直方向（膜
厚方向）に磁束を通す構造としたために、磁気抵抗が低
く、コア効率が下がらない。さらに、従来の薄膜磁気ヘ
ッドと同様な構造を保っているために、記録時に必要な
磁界をギャップ部に発生でき、記録にも使用できる。
シャント部に配置し、磁気抵抗効果素子に垂直方向（膜
厚方向）に磁束を通す構造としたために、磁気抵抗が低
く、コア効率が下がらない。さらに、従来の薄膜磁気ヘ
ッドと同様な構造を保っているために、記録時に必要な
磁界をギャップ部に発生でき、記録にも使用できる。
以下、この発明の一実施例を図面について説明する。
第１図にこの発明の一実施例による磁気抵抗効果型磁
気ヘッドの断面図を示す。この図において、第３図と同
一符号は同一構成部分を示し、10は前記第１の磁性膜２
上に形成された酸化シリコン等の絶縁膜、４は前記絶縁
膜10上に形成され、バイアス磁界を発生するためのコイ
ル導体、６はパーマロイ等からなる磁気抵抗効果素子
で、第１の磁性膜２の後方端部における絶縁膜10上にス
パッタリング等により形成される。また、パーマロイな
どからなる第２の磁性膜５は磁気記録媒体20と対向する
前方端部において絶縁膜10を介して第１の磁性膜２と対
向配置され、磁気記録媒体20と対向しない後方端部にお
いて絶縁膜10aを介して磁気抵抗効果素子６と対向配置
されている。なお、磁気抵抗効果素子６は第1,第２の磁
性膜2,5に挟まれて磁気的に結合されるとともに、その
両端には磁気抵抗の変化を検出するための検出電流を供
給する端子（図示せず）が設けられている。また、８は
前記第1,第２の磁性膜2,5内を通る信号磁界、11は全体
を機械的に保護する保護膜である。
気ヘッドの断面図を示す。この図において、第３図と同
一符号は同一構成部分を示し、10は前記第１の磁性膜２
上に形成された酸化シリコン等の絶縁膜、４は前記絶縁
膜10上に形成され、バイアス磁界を発生するためのコイ
ル導体、６はパーマロイ等からなる磁気抵抗効果素子
で、第１の磁性膜２の後方端部における絶縁膜10上にス
パッタリング等により形成される。また、パーマロイな
どからなる第２の磁性膜５は磁気記録媒体20と対向する
前方端部において絶縁膜10を介して第１の磁性膜２と対
向配置され、磁気記録媒体20と対向しない後方端部にお
いて絶縁膜10aを介して磁気抵抗効果素子６と対向配置
されている。なお、磁気抵抗効果素子６は第1,第２の磁
性膜2,5に挟まれて磁気的に結合されるとともに、その
両端には磁気抵抗の変化を検出するための検出電流を供
給する端子（図示せず）が設けられている。また、８は
前記第1,第２の磁性膜2,5内を通る信号磁界、11は全体
を機械的に保護する保護膜である。
従来の薄膜磁気ヘッドでは、通常、磁気抵抗効果素子
６を膜面方向で使用し、膜厚方向で使用していないが、
これは磁気抵抗効果素子６に使用する磁性膜が500Å以
下と薄く、膜厚方向の反磁界が大きく、磁気抵抗効果作
用が得られないためである。一方、この発明では、磁気
抵抗効果素子６の上下に第1,第２の磁性膜2,5を配置し
たため反磁界は小さい。したがって、膜厚方向に磁束が
流れても磁気抵抗効果作用を引き出すことができる。第
２図はこの発明の他の実施例を示す断面図である。
６を膜面方向で使用し、膜厚方向で使用していないが、
これは磁気抵抗効果素子６に使用する磁性膜が500Å以
下と薄く、膜厚方向の反磁界が大きく、磁気抵抗効果作
用が得られないためである。一方、この発明では、磁気
抵抗効果素子６の上下に第1,第２の磁性膜2,5を配置し
たため反磁界は小さい。したがって、膜厚方向に磁束が
流れても磁気抵抗効果作用を引き出すことができる。第
２図はこの発明の他の実施例を示す断面図である。
この実施例は、磁気抵抗効果素子６を動作させるのに
必要なバイアス磁界９を分割して形成するように構成し
たもので、バイアス磁界用コイル７と上部磁気コアとな
る第２の磁性膜５を別に設けたものである。バイアス磁
界９のためのコアと、記録・再生用コアを分けることに
より、バイアス磁界９の影響がギャップ部ｇ先端に磁界
を発生させ、磁気記録媒体20に悪影響を及ぼすのを防ぐ
ことができる。
必要なバイアス磁界９を分割して形成するように構成し
たもので、バイアス磁界用コイル７と上部磁気コアとな
る第２の磁性膜５を別に設けたものである。バイアス磁
界９のためのコアと、記録・再生用コアを分けることに
より、バイアス磁界９の影響がギャップ部ｇ先端に磁界
を発生させ、磁気記録媒体20に悪影響を及ぼすのを防ぐ
ことができる。
以上説明したようにこの発明は、磁気記録媒体と対向
しない後方端部の第１の磁性膜と第２の磁性膜とが接続
する部分に磁気抵抗効果素子を電気的に絶縁して磁束の
流れる方向に対して膜面が垂直になるように介在させた
ので、再生効率を向上させることができ、また、記録・
再生両用に使用できるため、別途記録ヘッドを設ける必
要がなく、装置を安価に構成させることができる。
しない後方端部の第１の磁性膜と第２の磁性膜とが接続
する部分に磁気抵抗効果素子を電気的に絶縁して磁束の
流れる方向に対して膜面が垂直になるように介在させた
ので、再生効率を向上させることができ、また、記録・
再生両用に使用できるため、別途記録ヘッドを設ける必
要がなく、装置を安価に構成させることができる。
第１図はこの発明の一実施例による磁気抵抗効果型磁気
ヘッドを示す断面図、第２図はこの発明の他の実施例を
示す断面図、第３図は従来の磁気抵抗効果型薄膜磁気ヘ
ッドの断面図である。 図において、１は絶縁基板、２は下部磁気コアとなる第
１の磁性膜、３は絶縁性樹脂層、４はコイル導体、５は
上部磁気コアとなる第２の磁性膜、６は磁気抵抗効果素
子、７はバイアス磁界用コイル、８は信号磁界、９はバ
イアス磁界、10,10aは絶縁膜、20は磁気記録媒体であ
る。 なお、各図中の同一符号は同一または相当部分を示す。
ヘッドを示す断面図、第２図はこの発明の他の実施例を
示す断面図、第３図は従来の磁気抵抗効果型薄膜磁気ヘ
ッドの断面図である。 図において、１は絶縁基板、２は下部磁気コアとなる第
１の磁性膜、３は絶縁性樹脂層、４はコイル導体、５は
上部磁気コアとなる第２の磁性膜、６は磁気抵抗効果素
子、７はバイアス磁界用コイル、８は信号磁界、９はバ
イアス磁界、10,10aは絶縁膜、20は磁気記録媒体であ
る。 なお、各図中の同一符号は同一または相当部分を示す。
Claims (1)
- 【請求項１】基板と、この基板上に設けられた第１の磁
性膜と、この第１の磁性膜上に絶縁膜を介して設けられ
たバイアス用磁界を発生するコイル導体と、前記第１の
磁性膜の磁気記録媒体と対向する前方端部で前記第１の
磁性膜との間で磁気ギャップが形成され且つ前記磁気録
媒体と対向しない後方端部で磁気的に結合されるように
設けられた第２の磁性膜とを備えたものにおいて、前記
後方端部の前記第１の磁性膜と第２の磁性膜の間に絶縁
膜を介して磁束の流れる方向に膜面が垂直になるように
磁気抵抗効果素子を介在させたことを特徴とする磁気抵
抗効果型ヘッド。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2312212A JP2780483B2 (ja) | 1990-11-16 | 1990-11-16 | 磁気抵抗効果型磁気ヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2312212A JP2780483B2 (ja) | 1990-11-16 | 1990-11-16 | 磁気抵抗効果型磁気ヘッド |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04182913A JPH04182913A (ja) | 1992-06-30 |
| JP2780483B2 true JP2780483B2 (ja) | 1998-07-30 |
Family
ID=18026544
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2312212A Expired - Lifetime JP2780483B2 (ja) | 1990-11-16 | 1990-11-16 | 磁気抵抗効果型磁気ヘッド |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2780483B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH02128312A (ja) * | 1988-11-08 | 1990-05-16 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 複合型薄膜磁気ヘッド |
-
1990
- 1990-11-16 JP JP2312212A patent/JP2780483B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04182913A (ja) | 1992-06-30 |
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