JPS63304385A - パターンデータ生成装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概　要〕 パターンの輪郭を直線と曲線で近似した圧縮データの復
元方式において、！１？／横線と曲線ストロークとを統
合したストロークの線幅を制御する手段と、縦／横線の
うねりを補正する手段を備えたことを特徴とする。

〔産業上の利用分野〕

本発明はパターンデータの生成方式、特に本発明者が案
出した発明Ａ「曲線近似によるパターンデータの圧縮方
式」によって得られる圧縮データから高品質パターンを
生成する方式に関する。

文字、図形をドツトパターンで記憶すると、メモリ容量
が大である、拡大、縮小に難があるなどの問題がある。

この点、本発明者等が開発した、文字、図形パターンの
輪郭を直線と曲線で近似し、該直線を表わすベクトルお
よび該曲線を表わす関数で文字、図形を記憶する方式は
大幅なデータ圧縮が可能であり、文字、図形の拡大、縮
小表示も容易である。

〔従来の技術〕

この文字、図形パターンの輪郭を直線と曲線を用いて近
似表現するパターンデータ圧縮方式について本発明者等
は種々提案しており、「パターンデータの圧縮方式」　
（特願昭６ｌ−１１８９２０）　、ｒ曲線近似によるパ
ターン圧縮方式」　（特願昭６ｌ−２２０４００）　、
ｒ曲線近似区間設定方式」などはその二、三の例である
。またこの圧縮データから文字、図形を再生する方式と
しては「圧縮データの復元、生成方式」　（特願昭６１
−１３９６４６）および「パターンの線幅制御方式」等
を提案している。

上記の圧縮データから文字、図形を再生する方式の問題
点は、縦／横線と滑らかに接続する曲線ストロークの生
成を、縦／横線は直線近似でまた曲線ストロークは曲線
近似で行なっているため、縦／横線と曲線ストロークの
接続点において、位置の連続性は保証されるが導関数の
連続性は保証されず、このため滑らかさを欠（ことであ
る、前記発明Ａはこの点を改良するもので、文字、図形
の縦／横線と清らかに接続する曲線ストロークに対して
該縦／横線と曲線ストロークの統合を行ない、統合した
ストロークをＢ−スプライン関数で近似する。同じ関数
内では１次導関数等も連続しているから、上記処理で、
圧縮データより再生した縦／横線と曲線ストロークとの
連結部の不円滑性はなくなる。

圧縮データから文字、図形を再生するとき、縦／横線は
何ドツトで等、線幅を措定することが可能である。従来
方式でこの線幅制御を、縦／横線とそれに清らかに連な
る曲線ストロークに対して行なうと、縦／横線に対して
は直線の平行移動、曲線ストロークに対しては線形変換
というように独立に行なうため、縦／横線と曲線ストロ
ークの接続点において位置の連続性しか保証されない。

この点上記発明Ａのように統合ストロークに対するスプ
ライン関数表示したものは、縦／横線と曲線ストローク
に対して同じ線幅制御を行なうことができ、導関数にお
ける連続性も保証される。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかしながら上記発明Ａによる圧縮データで統合ストロ
ークを再生すると、縦／横線にうねりが生じることがあ
る。これは微小なもので、幅方向で１ドツトが突出、後
退するといった程度のものであるが、直線であるべき縦
／横線の輪郭に凹凸があるのは好ましいことではない。

本発明はか＼る点を改善し、上記圧縮データから高品質
の文字、図形パターンを生成可能にしようとするもので
ある。

〔問題点を解決するだめの手段〕

第１図に本発明方式の原理図を示す。１０は前記発明Ａ
による統合ストロークの圧縮データである。文字、図形
の縦／横線の線幅はｎドツトと指定する場合と、拡大／
縮小率で指定する場合の２つがあり、前者を線幅付与部
１４で、後者を線幅算出部１２で行なう。１６は線幅制
御部で、線幅算出値１２、線幅付与部１４より線幅措示
値を受ける。１８は多項式本例では前記Ｂ−スプライン
関数の線形変換部、２０は関数値算出部である。

２２は曲線部の輪郭復元部即ち前記曲線ストロークの復
元部、２４は該曲線ストロークに滑らかに連なる直線部
の輪郭復元部である。

〔作用〕

統合ストρ−りの２つの（両側の）輪郭線は（ｌｉ式で
示すＢ−スプライン関数で近似されている。

但し、ｎ、は節点数、Ｃｊは係数、Ｎ　ｊ、４は４階の
差分布（基底関数） 圧縮データ１０は節点の座標値とＢ−スプライン関数の
係数Ｃｊで構成される。多項式の線形変換部１８では、
該節点の座標値と係数Ｃｊを生成パターンのサイズに応
じて線形変換する。第２図の縦／横線とそれに滑らかに
連なる曲線ストロークの右輪郭線を例にとると、この統
合ストロークの節点はＺｌ、Ｚ２．Ｚ３の３点であり、
線幅制御しない場合はこれらの節点のＹ座標値７＋、７
２゜ｙ３と係数Ｃｊに倍率（αＸ、αｙ）を掛ける。

これらのαＸ、αｙは拡大／縮小変換の倍率βに等しい
、変換式を（２）式に示す。

この処理は第３図に示すようにｙ軸、Ｓ　（ｙｌ軸のス
ケールを変換する処理に相当する。この線形変換で第４
図に示すように、拡大／縮小した生成パターンのスプラ
イン曲線が算出でき、生成前の節点７１〜Ｚ３に対応す
る接点Ｚｌ′〜Ｚ３’　も求まる。

上記（２）式で得られる各座標値（ｙ′、　５（ｙｌ’
　）から統合ストロークの輪郭点を求めるには前記「圧
縮データの復元、生成方式」を用いることができるが、
これでは第５図（ａ）に示すように縦／横線部にうねり
を生じることがある（この図は誇大しである）。

そこで本発明では曲線部の輪郭復元と直線部の輪郭復元
を分ける。そして復元は節点Ｚ３’から始め、Ｚ２’　
までスプライン関数による復元を行ない、そしてＺ２’
からＺｌ′まではＤＤＡ（Ｄｉｇｉｔａｌ　Ｄｉｆｆｅ
ｒｅｎｃｉｔｉａｌ　Ａｎａｌｙｚｅｒ　）により直線
を引く。このようにすれば縦／横線部にうねりが生じる
ことはない。

統合ストロークの線幅制御をする場合は、次の如くする
。縦／横線の線幅が決まり、第２図の節点Ｚ１．Ｚ２が
生成パターン上でＺｌ、Ｚ２に位置することが分ったと
して説明する。このＺｌ“　、Ｚ２“の算出には「線幅
制御機能を持つ文字パターンの拡大・縮小方式や「パタ
ーンの相似変換方式（特願昭６０−６１６６）を利用で
きる。統合ストロークの端点Ｚ３については、拡大／縮
小率βを掛けて２３“を求める。このＺｌ“（ｘｉ″。

ｙｌ“）、Ｚ２“　（ｘ２“、７２“）、２３″（ｘ３
“、７３“）から、前記（２）式に相当する線形変換を
次の（３）式で行なう。

上記（３）式で得られる各座標値（ｙ　ｊ　　、　５（
ｙＪ＃）”）から統合ストロークの輪郭点を求めるには
、前記「圧縮データの復元、生成方式」を利用できる。

こ＼で前記線幅制御しない場合と同様、縦／横線にうね
りが生じる場合があるので、縦／横線をＤＤＡで引いて
、うねりを取り除いて高品質な統合ストロークを生成す
る。

〔実施例〕

第６図に本発明の一実施例による文字パターン生成ブロ
ック図を示す。前記圧縮データ１０は、縦／横線、飾り
の輪郭を直線近似した屈曲点とその属性データ、そして
、斜め線／曲線ストロークをＢ−スプライン関数近似し
たその係数と節点および縦／横線と曲線ストロークの統
合ストロークを示す属性等からなる。ここで、縦／横線
と曲線ストロークの統合ストロークの輪郭復元は本発明
を用いて行い、他の輪郭については、たとえば前記発明
「圧縮データの復元、生成方式」を用いる。

以下で、各ブロックの処理について簡単に説明する。

まず、線幅付与部１４は前述の如く、変換後の！！／横
線の線幅を任意に設定する。変換後の線幅を変換前の線
幅に対して拡大／Ｗ１小率に比例させる場合は、上記の
処理を行わず、線幅算出部１２において、拡大／縮小変
換の倍率と変換前の縦／横線から変換後の′６ｉ／横線
の線幅を算出する。これには、たとえば前記発明「線幅
制御機能を持つ文字パターンの拡大・縮小方式」を利用
できる。

線幅制御部１６では、変換後の縦／横線の線幅を、線幅
算出部１２または線幅付与部１４で決定された縦／横線
の線幅に設定するため、縦／横線に位置する各屈曲点の
変換後の座標値を制御する。統合ストロークに対しても
同様に行い、縦／横線部分の屈曲点の座標値を用いる。

これには、たとえば前記発明「パターンの相似変換方式
」を利用できる。屈曲点の線形変換部３２では、縦／横
線、飾りに属する各屈曲点の座標を拡大／Ｆ？Ｊ小変換
し、変換後の各屈曲点の座標を求める。そして、各屈曲
点間をＯＤＡで直線を発生させ、縦／横線、飾りの輪郭
を復元する。統合ストロークの輪郭復元（１８，２０，
２２，２４）は、本発明で行う。斜線／ストロークの輪
郭復元は、多項式の線形変換部２６で前記（２）式によ
る線形変換を行い、次に算出部２８で関数値を算出しな
がら復元部３０でその輪郭を復元する。こうして、縦／
横線、飾り、統合ストローク、斜線／曲線ストロークの
輪郭を復元してパターンの全輪郭が求まる。各輪郭の接
続部３６では、求まった各輪郭を接続する。塗り潰し部
３８では、全輪郭に対しその内部を塗り潰す。この内部
塗り潰しの処理は、塗り潰しの開始点と終了点となる判
別点を定義して判別点間を塗り潰して行う。この塗り潰
し処理には、たとえば「多角形内部領域塗潰方式」　（
特願昭６０−４８８９６を利用できる。

第７図、第８図に線幅制御の例を示す。第７図は本発明
方式、第８図は従来方式による再生文字で、いずれも（
ａ）は線幅算出によるまた山）は線幅付与による線幅制
御例である。従来方式では、縦／横線と滑らかに接続す
る曲線ストロークを高品質に生成することができないが
、本発明で！１／横線と曲線ストロークの接続点で導関
数の連続な高品質なパターンを生成することができる。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明によれば、前記発明Ａによる
圧縮データを用いて、うねりのない縦／横線部、線幅制
御しても該縦／横線部と滑らかに連なる曲線ストローク
を生成でき、甚だ有効である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明方式の原理ブロック図、第２図は統合ス
トロークの説明図、 第３図、第４図は拡大／縮小の説明図、第５図はうねり
の説明図、 第６図は本発明の実施例を示すブロック図、第７図は本
発明による線幅制御例を示す図、第８図は従来方式によ
る線幅制御例を示す図である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 文字、図形の、縦／横線とそれに滑らかに連なる曲線ス
   トロークは統合してその統合ストロークをスプライン関
   数で近似した圧縮データを含むパターンデータより文字
   、図形パターンを生成する方式において、 縦／横線の線幅制御手段（１２、１４、１６）と、該線
   幅制御手段の出力に応じて、前記統合ストロークを近似
   するスプライン関数を線形変換する手段（１８、２０）
   と、 該線形変換手段の出力により統合ストロークの曲線部輪
   郭を復元する手段（２２）および、該復元した曲線部に
   続けて直線部輪郭をＤＤＡにより発生する直線部輪郭復
   元手段（２４）を備えることを特徴とするパターンデー
   タの生成方式。