JP2527187B2 - 曲線近似によるパタ−ンデ−タの圧縮方式 - Google Patents
曲線近似によるパタ−ンデ−タの圧縮方式Info
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Description
【発明の詳細な説明】 〔概 要〕 パターンの輪郭を直線と曲線で近似するパターンデー
タの圧縮方式において、 縦/横線とそれに滑らかに連なる曲線ストロークとの
統合手段(10)と、統合したストローク全体を対象にn
次スプライン関数近似を適用する手段(12)とを有し、
該n次スプライン関数近似を適用する手段(12)は、関
数近似処理に用いるパターンデータの参照点として、パ
ターンの解像度が大きい場合は屈曲点を採用し、解像度
が小さい場合は全輪郭点を採用することを特徴とする。
タの圧縮方式において、 縦/横線とそれに滑らかに連なる曲線ストロークとの
統合手段(10)と、統合したストローク全体を対象にn
次スプライン関数近似を適用する手段(12)とを有し、
該n次スプライン関数近似を適用する手段(12)は、関
数近似処理に用いるパターンデータの参照点として、パ
ターンの解像度が大きい場合は屈曲点を採用し、解像度
が小さい場合は全輪郭点を採用することを特徴とする。
本発明は、文字、図形などのパターンを、その輪郭を
近似する直線と曲線で表現するパターンデータ圧縮方式
に関する。
近似する直線と曲線で表現するパターンデータ圧縮方式
に関する。
文字、図形をドットパターンでメモリに記憶すると大
きなメモリ容量が必要になるが、文字、図形パターンの
輪郭を直線と曲線で近似し、直線はべクトル、曲線は関
数で記憶すると、記憶データ量の大幅な節減が可能にな
りかつ復元時に拡大、縮小することが容易になる。
きなメモリ容量が必要になるが、文字、図形パターンの
輪郭を直線と曲線で近似し、直線はべクトル、曲線は関
数で記憶すると、記憶データ量の大幅な節減が可能にな
りかつ復元時に拡大、縮小することが容易になる。
この文字、図形パターンの輪郭を直線と曲線を用いて
近似表現するパターンデータ圧縮方式について本発明者
等は種々提案しており、「パターンデータの圧縮方式」
(特願昭61−118920)、「曲線近似によるパターン圧縮
方式」(特願昭61−220400)、「曲線近似区間設定方
式」などはその二、三の例である。この方式では先ず文
字、図形のドットパターンの輪郭を直線近似によりベク
トル化し、次に該ベクトルの方向、長さ等の情報によ
り、縦/横線、飾り、斜線/曲線ストロークの抽出を行
ない、該斜線/曲線ストロークをB−スプライン関数で
近似する。
近似表現するパターンデータ圧縮方式について本発明者
等は種々提案しており、「パターンデータの圧縮方式」
(特願昭61−118920)、「曲線近似によるパターン圧縮
方式」(特願昭61−220400)、「曲線近似区間設定方
式」などはその二、三の例である。この方式では先ず文
字、図形のドットパターンの輪郭を直線近似によりベク
トル化し、次に該ベクトルの方向、長さ等の情報によ
り、縦/横線、飾り、斜線/曲線ストロークの抽出を行
ない、該斜線/曲線ストロークをB−スプライン関数で
近似する。
この方式の問題点としては、第4図に示すような漢字
で多く見られる、縦/横線l1とこれに滑らかに(急角度
でなく)連なる曲線l2からなるストローク(本例は、は
らい)を高品質で再現することができないという問題が
ある。第7図はその一例で、再現した文字「握」では
「ノ」の部分の、矢印F1,F2で示した縦線と斜め曲線の
連結部分が滑らかでない。
で多く見られる、縦/横線l1とこれに滑らかに(急角度
でなく)連なる曲線l2からなるストローク(本例は、は
らい)を高品質で再現することができないという問題が
ある。第7図はその一例で、再現した文字「握」では
「ノ」の部分の、矢印F1,F2で示した縦線と斜め曲線の
連結部分が滑らかでない。
縦/横線と曲線ストロークの連結部が不円滑になるの
は、縦/横線は直線近似、曲線ストロークは曲線近似
と、別々に行なっているためで、かゝる接続点では0次
導関数の連続性しか保証されない。
は、縦/横線は直線近似、曲線ストロークは曲線近似
と、別々に行なっているためで、かゝる接続点では0次
導関数の連続性しか保証されない。
本発明はかゝる点を改善し、縦/横線とそれに滑らか
に連なる曲線ストロークが、圧縮データから再生したも
のにおいても滑らかにつながる様にしようとするもので
ある。
に連なる曲線ストロークが、圧縮データから再生したも
のにおいても滑らかにつながる様にしようとするもので
ある。
第1図に示すように本発明では、縦/横線とそれに滑
らかに連なる曲線ストロークとの統合手段10と、統合し
たストロークに対するn次スプライン関数近似手段12を
設ける。
らかに連なる曲線ストロークとの統合手段10と、統合し
たストロークに対するn次スプライン関数近似手段12を
設ける。
文字、図形の縦/横線、飾り、曲線ストロークの属性
付き屈曲点データを、縦/横線と曲線ストロークの統合
手段10に入力し、該統合手段では、縦/横線と曲線スト
ロークの属性の付いている屈曲点に注目して、縦/横線
とそれに滑らかに続く曲線ストロークの統合を行なう。
この統合したストロークに近似するスプライン関数を手
段12が発生し、文字、図形のこの部分(縦/横線と曲線
ストローク)のデータは該スプライン関数として持つ。
付き屈曲点データを、縦/横線と曲線ストロークの統合
手段10に入力し、該統合手段では、縦/横線と曲線スト
ロークの属性の付いている屈曲点に注目して、縦/横線
とそれに滑らかに続く曲線ストロークの統合を行なう。
この統合したストロークに近似するスプライン関数を手
段12が発生し、文字、図形のこの部分(縦/横線と曲線
ストローク)のデータは該スプライン関数として持つ。
同じ関数内では1次導関数等も連続しており、従って
上記処理で、再生した縦/横線と曲線ストロークの接続
部は滑らかな連続性を持つようになる。次に処理の各々
について説明する。
上記処理で、再生した縦/横線と曲線ストロークの接続
部は滑らかな連続性を持つようになる。次に処理の各々
について説明する。
縦/横線と曲線ストロークの統合:縦/横線と滑らか
に接続する曲線ストロークの抽出は、縦/横線と隣接す
る曲線ストロークの接続部の傾きの連続性を調べること
により行なう。
に接続する曲線ストロークの抽出は、縦/横線と隣接す
る曲線ストロークの接続部の傾きの連続性を調べること
により行なう。
文字、図形の縦/横線を構成する2つの直線と隣接す
る、曲線ストロークを構成する2つの対をなす曲線(輪
郭線)の位置関係は、輪郭追跡の順序(第4図の矢印方
向又はこの逆。この追跡方向は右廻り又は左廻りと予め
定めておく)で言って、直線の後に曲線ストロークの輪
郭線がある場合と、直線の前に曲線ストロークの輪郭線
がある場合がある。以下では、直線の後に曲線がある第
3図の例を用いて説明するが、直線の前に曲線がある場
合も同様である。
る、曲線ストロークを構成する2つの対をなす曲線(輪
郭線)の位置関係は、輪郭追跡の順序(第4図の矢印方
向又はこの逆。この追跡方向は右廻り又は左廻りと予め
定めておく)で言って、直線の後に曲線ストロークの輪
郭線がある場合と、直線の前に曲線ストロークの輪郭線
がある場合がある。以下では、直線の後に曲線がある第
3図の例を用いて説明するが、直線の前に曲線がある場
合も同様である。
第3図で、□印は文字、図形の縦/横線の輪郭を表わ
す直線の端点(屈曲点)を示し、○印は文字、図形の曲
線ストロークの輪郭を示す曲線の屈曲点を示す。これら
の節点又は屈曲点を結ぶベクトルをPi,Pi+1,Pi+2,……
で示す。こゝでは輪郭ベクトルPiは縦線の構成要素であ
り、輪郭ベクトルPi+1,Pi+2は曲線ストロークの構成要
素である。
す直線の端点(屈曲点)を示し、○印は文字、図形の曲
線ストロークの輪郭を示す曲線の屈曲点を示す。これら
の節点又は屈曲点を結ぶベクトルをPi,Pi+1,Pi+2,……
で示す。こゝでは輪郭ベクトルPiは縦線の構成要素であ
り、輪郭ベクトルPi+1,Pi+2は曲線ストロークの構成要
素である。
先ず、輪郭ベクトルPiの長さ|Pi|が、ある閾値Lthよ
りも大きい縦/横線の属性の付いた輪郭ベクトルを抽出
する。
りも大きい縦/横線の属性の付いた輪郭ベクトルを抽出
する。
次に、該縦/横線の輪郭ベクトルPiと、それに続く曲
線ストロークの輪郭ベクトルPi+1(この長さはLthより
小)との傾きの連続性を調べる。輪郭ベクトルPiとPi+1
とのなす角をνとして、cosνがある閾値cosνthより大
きければ連続性(滑らかな連続性)ありとして次のに
進み、小さければ連続性なしとして該PiとPi+1との統合
は行なわない。
線ストロークの輪郭ベクトルPi+1(この長さはLthより
小)との傾きの連続性を調べる。輪郭ベクトルPiとPi+1
とのなす角をνとして、cosνがある閾値cosνthより大
きければ連続性(滑らかな連続性)ありとして次のに
進み、小さければ連続性なしとして該PiとPi+1との統合
は行なわない。
更に、輪郭ベクトルPiと上記Pi+1の次の曲線ストロー
クの輪郭ベクトルPi+2との傾きの連続性を調べる。輪郭
ベクトルPiとPi+2のなす角をτとし、cosτがある閾値c
osτthより大きいときは連続性ありとして、輪郭ベクト
ルPiとPi+1に直線と曲線の統合の属性を付け、こうして
直線と曲線との統合を行なう。
クの輪郭ベクトルPi+2との傾きの連続性を調べる。輪郭
ベクトルPiとPi+2のなす角をτとし、cosτがある閾値c
osτthより大きいときは連続性ありとして、輪郭ベクト
ルPiとPi+1に直線と曲線の統合の属性を付け、こうして
直線と曲線との統合を行なう。
第5図に、縦/横線と曲線ストロークの統合例を示
す。(a)は従来例で、PiとPi+1,Pi+2,……は別に扱わ
れている(統合せず)が、本発明では(b)の如くこれ
を統合し、Pi,Pi+1,Pi+2,……は1つの連続する輪郭ベ
クトルとする。このベクトルを図では太線で示してお
り、図示の如くZ1からZ2を通ってZ3へ至る。外側輪郭ベ
クトルは同様に統合されてZ3からZ0まで続く。
す。(a)は従来例で、PiとPi+1,Pi+2,……は別に扱わ
れている(統合せず)が、本発明では(b)の如くこれ
を統合し、Pi,Pi+1,Pi+2,……は1つの連続する輪郭ベ
クトルとする。このベクトルを図では太線で示してお
り、図示の如くZ1からZ2を通ってZ3へ至る。外側輪郭ベ
クトルは同様に統合されてZ3からZ0まで続く。
スプライン関数による近似:統合したストロークの各
輪郭線で表わされる区間を曲線近似区間(セグメントと
いう)としてこれを、次の(1)式で示すB−スプライ
ン関数の節点追加方法を用いて近似する。
輪郭線で表わされる区間を曲線近似区間(セグメントと
いう)としてこれを、次の(1)式で示すB−スプライ
ン関数の節点追加方法を用いて近似する。
この方法では、参照点のX,Y座標値と節点(近似区間
の両端点)のX(またはY)座標値を入力データとして
得られる曲線S(x)(またはS(y))と参照点との
誤差が、(2)式で示すようにある閾値内になるように
係数Cjを決定する。もし、誤差が閾値内にならなけれ
ば、その区間を2分割し、自動的に節点を追加して行
く。
の両端点)のX(またはY)座標値を入力データとして
得られる曲線S(x)(またはS(y))と参照点との
誤差が、(2)式で示すようにある閾値内になるように
係数Cjを決定する。もし、誤差が閾値内にならなけれ
ば、その区間を2分割し、自動的に節点を追加して行
く。
但し、ntは節点数、Cjは係数、Nj,4は4階の差分商
(基底関数) 但し、δ2は残基2乗和、δ2thはδ2の閾値、xi,yiは
i番目参照点のX,Y座標値、σiは観測誤差、nは参照
点の総数 得られるスプライン関数S(x)(またはS(y))
は、両端の節点では導関数の連続性は保証されないが、
追加した節点で分割してもその節点での導関数は連続と
なる性質がある。従って、1セグメント内の両端点以外
では全て導関数が連続になる。
(基底関数) 但し、δ2は残基2乗和、δ2thはδ2の閾値、xi,yiは
i番目参照点のX,Y座標値、σiは観測誤差、nは参照
点の総数 得られるスプライン関数S(x)(またはS(y))
は、両端の節点では導関数の連続性は保証されないが、
追加した節点で分割してもその節点での導関数は連続と
なる性質がある。従って、1セグメント内の両端点以外
では全て導関数が連続になる。
上記の式で、従来は節点の初期値として両端点のX
(またはY)座標値のみを与えていたが、本発明では第
3図の縦線直線と曲線ストローク輪郭線との接続点Z2の
節点座標も与える。即ち、縦/横線と曲線ストロークを
統合したストロークの輪郭線に対してのみ節点数nの初
期値を3として、統合したストロークの両端点と接続点
(Z2)を節点の初期値として与える。他の初期値の与え
方、即ちX,Yの1価関数の選択方法や観測誤差σiの与
え方は従来通りである。こうすることにより、縦/横線
と曲線ストロークとの接続点での導関数の連続性が保護
され、そのストロークを高品質に生成することができ
る。
(またはY)座標値のみを与えていたが、本発明では第
3図の縦線直線と曲線ストローク輪郭線との接続点Z2の
節点座標も与える。即ち、縦/横線と曲線ストロークを
統合したストロークの輪郭線に対してのみ節点数nの初
期値を3として、統合したストロークの両端点と接続点
(Z2)を節点の初期値として与える。他の初期値の与え
方、即ちX,Yの1価関数の選択方法や観測誤差σiの与
え方は従来通りである。こうすることにより、縦/横線
と曲線ストロークとの接続点での導関数の連続性が保護
され、そのストロークを高品質に生成することができ
る。
第2図に、本発明方式の実施例を示す。入力は文字
(図形)ドットパターン20であり、これを屈曲点抽出部
22等で処理し、得られた圧縮データを記憶部46に格納す
る。本発明は、曲線近似区間設定部32と多項式の係数算
出部34で実施される。
(図形)ドットパターン20であり、これを屈曲点抽出部
22等で処理し、得られた圧縮データを記憶部46に格納す
る。本発明は、曲線近似区間設定部32と多項式の係数算
出部34で実施される。
各処理を簡単に説明すると、屈曲点抽出部22では、文
字ドットパターンの輪郭を直線近似によりベクトル化し
て、輪郭ベクトルの端点である屈曲点を抽出する。この
抽出処理には、例えば特開昭61−208184「パターン情報
量圧縮方式」を利用できる。抽出した屈曲点は屈曲点属
性テーブル30に、後述の属性と共に格納する。
字ドットパターンの輪郭を直線近似によりベクトル化し
て、輪郭ベクトルの端点である屈曲点を抽出する。この
抽出処理には、例えば特開昭61−208184「パターン情報
量圧縮方式」を利用できる。抽出した屈曲点は屈曲点属
性テーブル30に、後述の属性と共に格納する。
次の水平・垂直線認識部24および飾り抽出部26では、
輪郭ベクトルの方向および長さ、輪郭ベクトル間の距離
などの情報を使って、水平、垂直線つまり縦/横線と、
飾り(明朝体の漢字の始終端、折曲部などにある突出
部)の認識を行ない、その旨を示す(属性)情報を輪郭
ベクトルまた屈曲点に付加する。この処理には例えば特
願昭60−182251「パターンの相似変換方式」を利用でき
る。
輪郭ベクトルの方向および長さ、輪郭ベクトル間の距離
などの情報を使って、水平、垂直線つまり縦/横線と、
飾り(明朝体の漢字の始終端、折曲部などにある突出
部)の認識を行ない、その旨を示す(属性)情報を輪郭
ベクトルまた屈曲点に付加する。この処理には例えば特
願昭60−182251「パターンの相似変換方式」を利用でき
る。
次の斜線/曲線ストローク抽出部28では、縦/横線お
よび飾り属性のない輪郭ベクトルを対象として、先ず輪
郭ベクトルの4方向分類を行なってその方向属性を輪郭
ベクトルに付加し、連続した同じ方向属性を持つ輪郭ベ
クトルを統合して、曲線ストロークを構成する2つの対
をなす輪郭線の候補を抽出する。4方向分類とは、輪郭
ベクトルの始端をX−Y座標面の原点において該ベクト
ルが第1〜第4象限のいずれにあるかを調べ、その象限
別にする(例えば第1〜第4象限にコードA〜Dを割当
てておき、存在する象限に応じて当該ベクトルにコード
A〜Dを付加する)ことをいう。次に、統合した輪郭ベ
クトルの4方向属性の対応関係および長さ、輪郭ベクト
ル間の距離の情報を用いて対応づけを行ない、曲線スト
ロークを構成する対をなす輪郭線を抽出する。この斜線
および曲線ストロークの抽出には例えば「斜め線の線幅
制御機能を持つ文字パターンの拡大・縮小方式」(特願
昭60−282271)および「斜め線及び曲線ストロークの抽
出方式」(特願昭60− )を利用できる。
よび飾り属性のない輪郭ベクトルを対象として、先ず輪
郭ベクトルの4方向分類を行なってその方向属性を輪郭
ベクトルに付加し、連続した同じ方向属性を持つ輪郭ベ
クトルを統合して、曲線ストロークを構成する2つの対
をなす輪郭線の候補を抽出する。4方向分類とは、輪郭
ベクトルの始端をX−Y座標面の原点において該ベクト
ルが第1〜第4象限のいずれにあるかを調べ、その象限
別にする(例えば第1〜第4象限にコードA〜Dを割当
てておき、存在する象限に応じて当該ベクトルにコード
A〜Dを付加する)ことをいう。次に、統合した輪郭ベ
クトルの4方向属性の対応関係および長さ、輪郭ベクト
ル間の距離の情報を用いて対応づけを行ない、曲線スト
ロークを構成する対をなす輪郭線を抽出する。この斜線
および曲線ストロークの抽出には例えば「斜め線の線幅
制御機能を持つ文字パターンの拡大・縮小方式」(特願
昭60−282271)および「斜め線及び曲線ストロークの抽
出方式」(特願昭60− )を利用できる。
曲線ストロークの輪郭線はX,Yの一価関数の線分であ
り、漢字、片仮名を多く構成するこの一価関数の曲線に
対しては、その輪郭線をスプライン関数近似する。平仮
名と英数字に多く見られる多価関数の曲線に対しては、
一価関数の線分を統合して多価関数を抽出し、また新た
に曲線近似区間を再設定してスプライン関数近似する。
り、漢字、片仮名を多く構成するこの一価関数の曲線に
対しては、その輪郭線をスプライン関数近似する。平仮
名と英数字に多く見られる多価関数の曲線に対しては、
一価関数の線分を統合して多価関数を抽出し、また新た
に曲線近似区間を再設定してスプライン関数近似する。
曲線近似区間設定部32では、斜線/曲線ストローク抽
出部28で得られた一価関数の輪郭線をそのまま曲線近似
区間として設定する処理と、一価関数を統合して多価関
数を抽出して更に曲線近似区間を再設定する処理(平仮
名「の」の輪郭線に対する処理などがこれに該当)と、
本発明で行なう前記縦/横線と曲線ストロークを統合す
る処理の3つを行なう。
出部28で得られた一価関数の輪郭線をそのまま曲線近似
区間として設定する処理と、一価関数を統合して多価関
数を抽出して更に曲線近似区間を再設定する処理(平仮
名「の」の輪郭線に対する処理などがこれに該当)と、
本発明で行なう前記縦/横線と曲線ストロークを統合す
る処理の3つを行なう。
多項式の係数算出部34および残差2乗和判定部36で
は、先ず曲線近似区間の平均的な傾きを輪郭ベクトルの
傾きより算出し、その区間を前記(1)式のS(x),S
(y)のいずれで近似するかを決定する。(1)式の係
数Cjの算出は(2)式の誤差評価のもとに行なうが、こ
ゝで参照点は屈曲点のみを使う場合と輪郭点全てを使う
場合の2通りある。文字ドットパターンの解像度が大き
い場合は屈曲点のみでも、それより得た圧縮データで高
品質パターンを生成でき、全輪郭点を使う場合に比べて
少ない計算時間で圧縮データを生成できる。解像度が少
ない場合には、屈曲点のみで圧縮データを作成すると再
生パターンの品質が十分でないので、全輪郭点を用い
る。
は、先ず曲線近似区間の平均的な傾きを輪郭ベクトルの
傾きより算出し、その区間を前記(1)式のS(x),S
(y)のいずれで近似するかを決定する。(1)式の係
数Cjの算出は(2)式の誤差評価のもとに行なうが、こ
ゝで参照点は屈曲点のみを使う場合と輪郭点全てを使う
場合の2通りある。文字ドットパターンの解像度が大き
い場合は屈曲点のみでも、それより得た圧縮データで高
品質パターンを生成でき、全輪郭点を使う場合に比べて
少ない計算時間で圧縮データを生成できる。解像度が少
ない場合には、屈曲点のみで圧縮データを作成すると再
生パターンの品質が十分でないので、全輪郭点を用い
る。
斜め線および曲線ストロークの輪郭復元部40では、屈
曲点から輪郭点を復元する処理を行なう。
曲点から輪郭点を復元する処理を行なう。
前記(2)式の観測誤差σiは、参照点と得られるス
プライン曲線の誤差が距離(曲線から参照点への法線方
向の長さ)に等しくなるように、輪郭ベクトルの傾きを
用いて設定する。(1)式の初期節点の与え方は、縦/
横線と曲線ストロークを統合したストロークの場合(本
発明の場合)は両端点のX(またはY)座標と縦/横線
と曲線ストロークの接続点のX(またはY)座標を与
え、それ以外のストロークの場合は両端点のX(または
Y)座標を与える。
プライン曲線の誤差が距離(曲線から参照点への法線方
向の長さ)に等しくなるように、輪郭ベクトルの傾きを
用いて設定する。(1)式の初期節点の与え方は、縦/
横線と曲線ストロークを統合したストロークの場合(本
発明の場合)は両端点のX(またはY)座標と縦/横線
と曲線ストロークの接続点のX(またはY)座標を与
え、それ以外のストロークの場合は両端点のX(または
Y)座標を与える。
こうしてスプライン関数の係数Cjが誤差評価のもとに
1つに決まり、次に、得られたスプライン曲線が振動し
ているか否か(単純な彎曲線でなく、微小ながら波状の
うねりを持つことがある)を振動判定部38で判定して係
数Cjを適切なものにし、これ(Cj)を曲線近似による圧
縮データとする。この圧縮データは記憶部44に格納す
る。
1つに決まり、次に、得られたスプライン曲線が振動し
ているか否か(単純な彎曲線でなく、微小ながら波状の
うねりを持つことがある)を振動判定部38で判定して係
数Cjを適切なものにし、これ(Cj)を曲線近似による圧
縮データとする。この圧縮データは記憶部44に格納す
る。
斜線/曲線ストローク以外については、屈曲点、水平
・垂直線(縦/横線)、飾りの属性データを、直線近似
による圧縮データとし、これを記憶部42に格納する。ま
たこれらの圧縮データは、記憶部44,42より読出して記
憶部46に格納する。
・垂直線(縦/横線)、飾りの属性データを、直線近似
による圧縮データとし、これを記憶部42に格納する。ま
たこれらの圧縮データは、記憶部44,42より読出して記
憶部46に格納する。
曲線近似区間設定部32、斜め線および曲線ストローク
の輪郭復元部40、多項式の係数算出部34、残差2乗和判
定部36、振動判定部38には既出願の「パターンデータの
圧縮方式」(特願昭61−118920)、「曲線近似によるパ
ターン圧縮方式」(特願昭61−220400)、および「曲線
近似区間設定方式」(特願昭61− )を利用
できる。
の輪郭復元部40、多項式の係数算出部34、残差2乗和判
定部36、振動判定部38には既出願の「パターンデータの
圧縮方式」(特願昭61−118920)、「曲線近似によるパ
ターン圧縮方式」(特願昭61−220400)、および「曲線
近似区間設定方式」(特願昭61− )を利用
できる。
以上説明したように、従来方式では縦/横線と滑らか
に接続する曲線ストロークを高品質に生成することがで
きないが、本発明によれば縦/横線と曲線ストロークの
接続点で導関数の連続的な高品質なパターンを生成する
ことができる。第6図は本発明方式による再生文字で、
第7図の従来方式に比べて直線/曲線接続部F1,F2が滑
らかになっている。これらは、圧縮データより拡大パタ
ーンを生成したものである。
に接続する曲線ストロークを高品質に生成することがで
きないが、本発明によれば縦/横線と曲線ストロークの
接続点で導関数の連続的な高品質なパターンを生成する
ことができる。第6図は本発明方式による再生文字で、
第7図の従来方式に比べて直線/曲線接続部F1,F2が滑
らかになっている。これらは、圧縮データより拡大パタ
ーンを生成したものである。
第1図は本発明方式の原理を示すブロック図、 第2図は本発明の実施例を示すブロック図、 第3図と第4図は直線に続け曲線の例を示す説明図、 第5図は直線と曲線との統合例を示す説明図、 第6図と第7図は再生文字の例を示す図で、第6図は本
発明方式、第7図は従来方式である。
発明方式、第7図は従来方式である。
Claims (1)
- 【請求項1】文字、図形パターンの輪郭線を、その縦/
横線および飾り部分は直線近似し、斜線/曲線ストロー
ク部分は曲線近似して、ベクトル及び関数で表わすパタ
ーンデータの圧縮方式において、 縦/横線とそれに滑らかに連なる曲線ストロークとの統
合手段(10)と、統合したストローク全体を対象にn次
スプライン関数近似を適用する手段(12)とを有し、該
n次スプライン関数近似を適用する手段(12)は、関数
近似処理に用いるパターンデータの参照点として、パタ
ーンの解像度が大きい場合は屈曲点を採用し、解像度が
小さい場合は全輪郭点を採用することを特徴とする曲線
近似によるパターンデータの圧縮方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62139117A JP2527187B2 (ja) | 1987-06-03 | 1987-06-03 | 曲線近似によるパタ−ンデ−タの圧縮方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62139117A JP2527187B2 (ja) | 1987-06-03 | 1987-06-03 | 曲線近似によるパタ−ンデ−タの圧縮方式 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63303473A JPS63303473A (ja) | 1988-12-12 |
JP2527187B2 true JP2527187B2 (ja) | 1996-08-21 |
Family
ID=15237891
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62139117A Expired - Lifetime JP2527187B2 (ja) | 1987-06-03 | 1987-06-03 | 曲線近似によるパタ−ンデ−タの圧縮方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2527187B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2813059B2 (ja) * | 1990-11-05 | 1998-10-22 | アルプス電気株式会社 | 位置データの近似方法 |
JP2701195B2 (ja) * | 1994-02-25 | 1998-01-21 | 和男 寅市 | 看板の作成装置 |
JP5629483B2 (ja) * | 2010-03-30 | 2014-11-19 | キヤノン株式会社 | 画像処理方法、画像処理装置、及びプログラム |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0131676B1 (de) * | 1983-07-04 | 1989-08-02 | URW Software & Type GmbH | Verfahren zum automatischen Digitalisieren des Umrisses von Strichgraphiken z.B. Buchstaben |
-
1987
- 1987-06-03 JP JP62139117A patent/JP2527187B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63303473A (ja) | 1988-12-12 |
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