JPS63304081A - 止水材およびそれを用いた止水方法 - Google Patents

止水材およびそれを用いた止水方法

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JPS63304081A
JPS63304081A JP13825187A JP13825187A JPS63304081A JP S63304081 A JPS63304081 A JP S63304081A JP 13825187 A JP13825187 A JP 13825187A JP 13825187 A JP13825187 A JP 13825187A JP S63304081 A JPS63304081 A JP S63304081A
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water
absorbing resin
stopping
sewing
resin
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Akikazu Baba
馬場 明和
Tadao Shimomura
下村 忠生
Takeshi Yoshida
威 吉田
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Nippon Shokubai Co Ltd
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Nippon Shokubai Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は止水材およびそれを用いてなる止水方法に関す
る。詳しくは、吸水性樹脂を含有する支持体の少なくと
も片面に粘着性樹脂が具備されてなり、特にテント、雨
具その催防水を目的として使用される物品の止水に好適
に使用できる止水材および該止水材を用いることにより
防水性シート状物品を縫製する際に効果的に止水処理で
きる止水方法に関する。
[従来技術] 従来、テントや雨具その他防水を目的として使用される
ものは多くの場合、防水性のシートを加工して作られて
いるが、その際シート間のつなぎや支持体等への固定が
不可欠である。そしてこのようなつなぎや固定のために
、2枚の防水性のシートの一部分を重ねて、重ね合せ部
分を接着剤の使用や熱融着あるいはミシン等による縫製
によって接合することが広く行われている。
[本発明が解決しようとする問題点] しかしながら、上記した接合のための方法の内、接着剤
の使用は作業能率が悪い上に充分に強度のある接合が得
られないこともある。熱融着による方法は防水シート自
体の構成によってはうまく接合できない場合があり、又
、テント等の設置現場でこの作業を行なおうとしても不
可能であることも多い。
一方、ミシン等を用いて縫製する方法は、作業効率は熱
融着の場合程には高くないものの、接合部分がわずかの
場合は最も簡便であり、又、確実な方法でもある。しか
しながら、劃で縫うために生じる多数の縫い目から漏水
するという致命的な欠陥がある。
[問題点を解決するための手段°] 本発明者らは、防水性シート状物品を!il製する際に
生じる上記の致命的な欠陥を克服し、更に他の種々の止
水を目的とする用途に利用できる止水材および該止水材
を用いて効果的に止水できる方法を見出すべく鋭意研究
を重ねた結果、本発明を完成するに到った。
即ち、本発明は吸水性樹脂を含有する支持体の少なくと
も片面に粘着性樹脂が具備されてなる止水材および防水
性のシート状物品を縫製するに際し、縫い合わせ部に該
止水材を貼着しておいてから縫製することを特徴とする
止水方法に関し、縫い目に水が侵入してもその途中に存
在する吸水性樹脂が水を吸収して膨潤することにより水
の侵入路が速やかに111しられ、縫い合わせ部の防水
能を維持することができ、更にその他種々の止水を目的
とする用途に利用できるものである。
尚、本発明で言う「縫い合わせ部」とは、二枚のシート
状物品をI製するために重ね合わせる部分を意味するも
のである。
本発明に於て使用される吸水性樹脂としては、例えばポ
リアクリル酸架橋体J3よびその塩等のポリアクリル酸
系の吸水性樹脂、アクリル酸−ビニルアルコール共重合
体およびそのJ冨、デンプン−アクリル酸グラフト共重
合体およびその塩、デンプン−7クリロニトリルグラフ
ト共重合体の加水重合体の架橋体およびその塩、ポリエ
チレンオキサイド架橋体等の水膨潤性高分子が挙げられ
、これらの一種又は二種以上を用いることができるが、
これらの水鮮潤倍率としては体積で30fB以上有して
いることが好ましく、より好ましくは100倍以上であ
る。
これら吸水性樹脂の中で、水と接触した際速やかに水を
吸水し太きく1&2!潤して、より充分な止水効果を発
揮させるためには、ポリアクリル酸系の吸水性樹脂が好
ましい。
本発明において支持体として使用できる素材は、粉体又
は顆粒状の吸水性樹脂の吸水による膨潤を防げることな
く、又、支持体としての強度が低下することなく保持で
きるものであれば特に制限されず、例えば軟質の熱可塑
性のプラスチック、ゴム等が使用できるが、特に可塑化
ポリ塩化ビニル。
軟質ポリウレタン等や天然又は各種合成ゴム等が好適で
ある。
吸水性樹脂を支持体に含有させる方法としては、例えば
支持体に用いる上記素材を熱溶融するか又は有機溶媒の
溶液とし、これに粉体又は顆粒状の吸水性樹脂をそのま
まあるいは有機溶剤に分散させた状態で配合した混合物
を従来公知の方法、例えばカレンダー法、キャスト法、
押出し法等でテープ又はシート状とした後、必要に応じ
有機溶剤等の乾燥除去を行なえば良い。支持体に含有さ
れる吸水性樹脂の量は該吸水性樹脂と支持体の合計量に
対して5〜70市j%、好ましくは20〜50重岱%で
ある。5宙吊%未満の場合は水が侵入した際の膨潤によ
る止水効果が充分でなく、また70重恐%を越える場合
は支持体としての強度が低下する。そして、吸水性樹脂
を含有するテープ又はシート状の支持体の厚みは用途に
応じて適宜選ぶことができるが通常30〜1000μの
範囲とするのが好適である。
本発明に於て使用される粘着性樹脂としては、少なくと
も常温で粘着性を有し、かつ水不溶性のものであれば従
来公知のものいずれもが使用でき、例えば通常アクリル
酸エステル(共)重合体、天然ゴム、各種合成ゴム、ウ
レタン、シリコーン等の粘着剤として使用されるものが
挙げられ、これらの一種または二種以上をそのまま、あ
るいは必要に応じて架橋剤、可塑剤、粘着付与剤、酸化
防止剤、着色剤その債の添加剤を添加した形で使用でき
る。これら粘着性樹脂の中で接着性等の各種性能に優れ
しかも耐候性にも優れているアクリル酸エステル(共)
用合体の使用が好ましい。
吸水性樹脂を含有する支持体の少なくとも片面に粘着性
樹脂が具備されてなる本発明の止木材を得るには、例え
ば前記した吸水性樹脂を含有するテープ又はシート状支
持体の片面もしくは両面又は離型紙上に、有機溶剤溶液
、水溶液、水性分散液もしくは熱溶融状とした液状の粘
着性樹脂又は活性エネルギー線等により架橋可能な無溶
剤で液状の粘着性樹脂を塗布し、必要に応じ有機溶剤の
乾燥、粘着性樹脂の架橋あるいは離型紙上からの支持体
の少なくとも片面への転着等を行えば良い。
本発明の止水方法は、防水性のシート状物品を縫製する
に際し、縫い合わせ部、即ち、二枚のシート状物品が重
ね合わされた部分に、あらかじめ前記の吸水性樹脂を含
有するテープ又はシート状の支持体の少なくとも片面に
粘着性樹脂が具備されてなる止水材を貼着しておいでか
ら縫製することにより達成されるものである。この除用
いる止水材は支持体の両面に粘着性樹脂が具備されてな
る止水材であるのが、Il製時に仮止め効果も得られる
ので好ましい。
こうして止水材をあらかじめ縫い合わせ部に貼着してお
いたシート状物品は、従来と同様ミシン等によって縫製
ずればよい。
[Q明の効果1 本発明の止水材は、吸水性樹脂を含有する支持体の少な
(とも片面に粘着性樹脂が具備されてなるために、粘着
性を全く損なうことなく吸水による止水性を高度のレベ
ルで発現させることができる。例えば、単に支持体の少
なくとも片面に吸水性樹脂と粘着性樹脂とからなる混合
物を塗布するだ【〕の場合は、吸水性樹脂の増mによる
止水性の向上を重視すると粘着性が損なわれ、粘着性を
重視するとその逆の結束となる。本発明の止水材はこう
した問題が全く見られず、粘着性と吸水による止水性と
を所望のレベルに任意に調節することが可能である。
よって、防水性のシート状物品に容易に貼着できてしか
もV著な止水効果が発現するために、例えば防水性のテ
ント、雨具、衣料等に発生したピンホールや破れに好適
に用いることができる。また、水道栓や水道管の接合部
に使用されるパツキンに貼むしたり本発明の止水材自体
をパツキンとして用いて、止水効果が必要なパツキンと
しての機能をより完全なものとしておくこともできる。
更に、本発明の止水材のうち両面に粘着性樹脂が具備さ
れてなるものは、例えば繊維、祇、プラスチック等のシ
ート状物品をその両面に貼着して、電線ケーブル等の被
覆材等に用いることにより、内部への浸水を防止するこ
ともできる。
また、本発明の止水方法を適用してN製された防水性の
シート状物品は、従来の方法によりN製されたシート状
物品と同様にその縫い合わせ部に針による貞通孔、即ち
、縫い目を多数有しているが、これらは縫製によって1
qられたシート状物品、例えばテントや雨具等を使用す
る際、降雨等による水濡れで縫い目に水が侵入してもそ
の途中に存在する吸水性樹脂が水を吸収して膨潤するこ
とにより、水の侵入路が速やかに閉じられて止水効果が
発現し、縫い合わせ部の防水能を維持することができる
従って、本発明の止水方法を実施することにより、これ
まで致命的であった縫い目からの漏水を全く生じること
なく、ミシン等による縫製により簡便かつ確実に防水性
のシート状物品のa製を行うことができる。
更に、かする縫製の際、縫い合わせ部にあらかじめ本発
明の止水材を貼着しておくことにより仮止め効果をも得
られるため、Ii1製作製作部便かつ能率的に行うこと
ができる。
[実 施 例] 以下に、実施例により本発明を更に具体的に説明するが
、これによって本発明の内容が制限されるものではない
。尚、例中の部および%は特にことわりのない限り、重
量によるものである。
実施例 1 可塑剤を40%含有する可塑化ポリ塩化ビニル100部
に対して、粒径的30μの粉体としたポリアクリル酸系
の吸水性樹脂(日本触媒化学工業■製アクアリック@C
A−ML)80部を添加・混練したものを押し出し成型
して、厚さ200μの吸水性樹脂を含有する支持体を得
た。別途、離型紙上にアクリル酸アルキルエステル共重
合体からなる粘着性樹脂の40部l1度の有機溶剤溶液
(日本触媒化学工業■製アロセット@8025)100
flflSに架橋剤(日本ポリウレタン■製コロネート
@L−55E)1.0部を添加した混合物を乾燥復の厚
みが50μとなるように塗布乾燥させてから、これ。を
上記手順により得た吸水性樹脂を含有する支持体の片面
に転写して、厚さ250μの片面粘着性の止水材(1)
を得た。
老朽化により水漏れする水道栓のゴムパツキンの両面に
、上記手順で得られた止水材(1)を貼着した後、これ
を再び水道栓に取り付けたところ、水漏れが防止できた
比較例 1 実施例1において、ポリアクリル酸系の粉状吸水性樹脂
を用いなかった以外は、実施例1と同じ操作をくり返し
て、比較用材料(1)を得た。得られた比較用材料(1
)を実施例1における止水材(1)と同様に老朽化した
ゴムパツキンに用いたが水漏れを完全には防止できなか
った。
実施例 2 可塑剤を40%含有する可塑化ポリ塩化ビニル100部
に対して、粒径的30μの粉体としたポリアクリル酸系
の吸水性樹脂〈日本触媒化学工業■製アクアリック@C
A−ML)80部を添加・混練したものを押し出し成型
して、厚さ200μの吸水性樹脂を含有する支持体を得
た。別途、離型紙上にアクリル酸アルキルエステル共重
合体からなる粘着性樹脂の40部濃度の有機溶剤溶液(
日本触媒化学工業■製アロセット■8025)100部
に架橋剤(日本ポリ・フレタン■製コロネート@L−5
5E)1.0部を添加した混合物を乾燥後の厚みが50
μとなるように塗布乾燥させてから、これを上記手順に
より得た吸水性樹脂を含有する支持体の両面に転写して
、厚さ300μの両面粘着性の止水材(2)を得た。
テントを作るためのポリ塩化ビニル製防水シートを縫製
する際、2枚のポリ塩化ビニルシートの端部から幅5α
の縫い合わせ部を重ね合わせた間に上記で得た止水材(
2)をはさんで貼着し、仮止めした優、ミシンで縫い合
わせた。この操作をくり返して得られたテントは、縫い
合わせ部が天井の一部に存在したが、降雨によっても漏
水は全くなかった。
比較例 2 実施例2において、ポリアクリル酸系の吸水性樹脂を用
いなかった以外は、実施例2と全く同じ操作をくり返し
て比較用材料(2)を得た。この比較用材料(2)を実
施例2における止水材(2)の代りに用いて、同様にテ
ントを作製したが、時雨の際漏水を生じた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、吸水性樹脂を含有する支持体の少なくとも片面に粘
    着性樹脂が具備されてなる止水材。 2、防水性のシート状物品を縫製するに際し、縫い合わ
    せ部にあらかじめ、吸水性樹脂を含有する支持体の少な
    くとも片面に粘着性樹脂が具備されてなる止水材を貼着
    しておいてから縫製することを特徴とする防水性のシー
    ト状物品の止水方法。
JP13825187A 1987-06-03 1987-06-03 止水材およびそれを用いた止水方法 Granted JPS63304081A (ja)

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JPH049826B2 JPH049826B2 (ja) 1992-02-21

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS495610A (ja) * 1972-05-04 1974-01-18
JPS50114448A (ja) * 1974-02-22 1975-09-08
JPS59192331U (ja) * 1983-06-08 1984-12-20 伸和化工株式会社 止水用シ−ル材

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS59192331U (ja) * 1983-06-08 1984-12-20 伸和化工株式会社 止水用シ−ル材

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