JPS63303693A - 高エネルギ−放射線加工方法 - Google Patents

高エネルギ−放射線加工方法

Info

Publication number
JPS63303693A
JPS63303693A JP62137767A JP13776787A JPS63303693A JP S63303693 A JPS63303693 A JP S63303693A JP 62137767 A JP62137767 A JP 62137767A JP 13776787 A JP13776787 A JP 13776787A JP S63303693 A JPS63303693 A JP S63303693A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
metal
film
thermal conductivity
copper
reflectance
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP62137767A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeki Okamoto
岡本 茂樹
Takehiko Sato
武彦 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP62137767A priority Critical patent/JPS63303693A/ja
Publication of JPS63303693A publication Critical patent/JPS63303693A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Welding Or Cutting Using Electron Beams (AREA)
  • Laser Beam Processing (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概 要〕 熱伝導率および反射率の高い金属、たとえば銅の表面に
、熱伝導率および反射率がこれより低い皮膜、たとえば
酸化銅、またはニッケルのような他の金属の皮膜を形成
した後に、高エネルギー放射線を照射して、溶接または
溶断などの加工を行なう。
〔従来の技術〕
熱伝導率および反射率の高い銅、金、銀などの金属材料
は、レーザービームまたは電子ビームを照射しても、照
射領域において熱が十分に蓄積されない。これを補うた
めに多量のエネルギーを照射すれば、微細な加工領域の
周囲領域も加熱されて材料の強度が劣化する。さらに電
子部品に利用されるこれらの金属材料の加工においては
、搭載される半導体素子を不当に加熱して半導体装置の
性能を劣化させるという困難を伴なうこととなる。
特開昭62−9778号発明は、ニッケル基合金のベロ
ーズ薄板上にニッケルメッキ皮膜の極薄層を形成して、
TIG溶接によって耐密溶接する。しかし、この場合は
高エネルギー放射線による溶接でないので、溶接部の反
射による吸収熱の減少は重要ではない。
〔発明が解決しようとする問題点〕
熱伝導率および反射率が高い金属材料は、高エネルギー
放射線を局部的に照射して溶接または溶断することが困
難である。
〔問題点を解決するための手段〕
上記問題点は、熱伝導率および反射率が高い金属材料の
高エネルギー放射線加工に、おいて、加工前に表面処理
を行ない、これによって金属の表面に熱伝導率および反
射率がこの金属より低い皮膜を形成することを特徴とす
る高エネルギー放射線加工方法によって解決することが
できる。
〔作 用〕 被加工金属としては、通常鋼を対象とするが、金または
銀でもよい。表面処理はめっきによるニッケル皮膜の形
成が一般的であるが、酸化し易い金属の場合には大気中
の焼鈍または酸化性溶液中の化成処理によって酸化皮膜
を形成することができる。
〔実施例〕
熱伝導率および反射率が高い金属材料は、JISC10
20の無酸素銅の2 X 3 X251111の直方体
とした。
表面処理として、(a)常法による膜厚5μmのニッケ
ルめっき、(b)  120℃、1時間の大気中焼鈍に
よる膜厚1μm未満の赤褐色皮膜の形成、および(c)
1%KzSzOa  5%NaOH水溶液中で100℃
、3分間の化成処理による膜厚1μm未満の黒色皮膜の
形成によって行なった。ニッケルと銅とは、全率固溶型
合金を形成するので、溶接割れが起る可能性が少なく、
銅に対してはニッケルめっきが好ましい。また化成処理
は膜厚の制御が容易であり、また反射率が低い黒色の酸
化皮膜を形成する利点を有する。
第1図に示すように、皮膜1を形成した試料片2の角部
に、溶接すべき板材料として厚み0.13flの銅−ベ
リリウム合金板3の端部が位置するように、仏料片2の
皮膜1上に重ね、試料片2の角部と溶接板3の端面に向
けて、アルゴン雰囲気中でYAGレーザ−ビームを皮膜
1に向けて照射した。
このレーザービームは、パルス幅2iS、パルスレー)
30ppS、溶接速度150m/win 、焦点はずし
量±O1mとして、ピーク出力を0.5〜6に−の範囲
で変化させた。
(c)は黒色酸化銅の皮膜1を形成した試料片2であり
、試料片2の角部と、溶接板3の端部とが溶融して溶接
部4を形成する。皮膜lの延長線が、溶接部4の外面と
残存する皮膜1の端とで限られる距離dを溶接の溶は込
み深さとする。深さが長い程溶融が有効である。
第3図は、この溶は込、み深さくd)と、レーザービー
ムのピーク出力との関係を示す。(b)の焼鈍した赤褐
色酸化皮膜は溶は込み深さが比較的浅い。また第2図に
示すように、(c)の化成処理した黒色酸化皮膜はかな
り大きいブローホール5を含む。従って(a)のニッケ
ル皮膜がもっとも好ましい。
〔発明の効果〕
本発明によって、熱伝導率および反射率が高い金属材料
を高エネルギー放射線加工して、溶接または切断するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は高エネルギー放射線加工する溶接材料の斜視図
であり、 第2図は、本発明による溶接部の拡大断面図であり、 第3図は本発明におけるピーク出力と溶接部の溶は込み
深さの関係を示すグラフである。 1・・・本発明による皮膜、 2・・・被加工金属試料片、 3・・・溶接合金板、  4・・・溶接部、5・・・ブ
ローホール、 a・・・ニッケルめっき膜、b・・・赤
褐色酸化膜、 C・・・黒色酸化膜、d・・・ン容は込
み深さ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、熱伝導率および反射率が高い金属材料の高エネルギ
    ー放射線加工において、加工前に表面処理を行ない、こ
    れによってこの金属の表面に熱伝導率および反射率がこ
    の金属より低い皮膜を形成することを特徴とする高エネ
    ルギー放射線加工方法。 2、めっきにより、熱伝導率および反射率が被加工金属
    より低い他の金属の皮膜を形成する、特許請求の範囲第
    1項記載の方法。 3、被加工金属の表面に酸化皮膜を形成する、特許請求
    の範囲第1項記載の方法。 4、被加工金属が銅である、特許請求の範囲第1〜4項
    のいずれかに記載の方法。 5、被加工金属の銅を焼鈍して、赤褐色酸化銅皮膜を形
    成する、特許請求の範囲第4項記載の方法。 6、被加工金属の銅を化成処理して、黒色酸化銅皮膜を
    形成する、特許請求の範囲第4項記載の方法。
JP62137767A 1987-06-02 1987-06-02 高エネルギ−放射線加工方法 Pending JPS63303693A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62137767A JPS63303693A (ja) 1987-06-02 1987-06-02 高エネルギ−放射線加工方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62137767A JPS63303693A (ja) 1987-06-02 1987-06-02 高エネルギ−放射線加工方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS63303693A true JPS63303693A (ja) 1988-12-12

Family

ID=15206354

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62137767A Pending JPS63303693A (ja) 1987-06-02 1987-06-02 高エネルギ−放射線加工方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS63303693A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002292486A (ja) * 2001-03-30 2002-10-08 Sanyo Electric Co Ltd 固定構造
JP2011115827A (ja) * 2009-12-04 2011-06-16 Kobe Steel Ltd 銅材料または銅合金材料
JP2013028828A (ja) * 2011-07-27 2013-02-07 Furukawa Electric Co Ltd:The レーザ加工用銅板
WO2020241315A1 (ja) * 2019-05-28 2020-12-03 Jfeスチール株式会社 モータコアの製造方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002292486A (ja) * 2001-03-30 2002-10-08 Sanyo Electric Co Ltd 固定構造
JP2011115827A (ja) * 2009-12-04 2011-06-16 Kobe Steel Ltd 銅材料または銅合金材料
JP2013028828A (ja) * 2011-07-27 2013-02-07 Furukawa Electric Co Ltd:The レーザ加工用銅板
WO2020241315A1 (ja) * 2019-05-28 2020-12-03 Jfeスチール株式会社 モータコアの製造方法
JPWO2020241315A1 (ja) * 2019-05-28 2021-09-13 Jfeスチール株式会社 モータコアの製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6638661B2 (en) Battery and producing method thereof
US4495255A (en) Laser surface alloying
WO2010131298A1 (ja) レーザ溶接方法及びそれを含む電池の製造方法
JPH07171689A (ja) 金属表面処理方法
JP2714475B2 (ja) 電子成分等を製造するためにレーザ走査を使用するリトグラフィ技術
JPS63303693A (ja) 高エネルギ−放射線加工方法
US4909895A (en) System and method for providing a conductive circuit pattern utilizing thermal oxidation
JP2001087877A (ja) レーザ溶接方法
JP3296070B2 (ja) 接合構造体及びその製造方法
JP3459154B2 (ja) 半導体装置およびレーザスクライビング法
JPS6240119B2 (ja)
JP2010051989A (ja) レーザ接合方法
GB2093386A (en) Magnetic head
JP4496368B2 (ja) レーザー光透過性部材及びレーザー光吸収性部材からなる複合体、及びその製造方法
JP2005243468A (ja) 電子部品及びその製造方法
Bolin Nd: YAG laser applications survey
JP2550667B2 (ja) ハーメチックシール蓋の製造方法
JPH02185957A (ja) ターミナルの表面処理法
JPH02108480A (ja) 接点材料の溶接方法
JPH0124596B2 (ja)
WO2023188587A1 (ja) 加工品の製造方法、半導体装置の製造方法、および加工品の製造装置
JP2018142561A (ja) セラミックス板の製造方法及びパワーモジュール用基板の製造方法
JPH0123236B2 (ja)
JP2008238182A (ja) レーザ溶接部材およびレーザ溶接方法
JP2008016701A (ja) 電解コンデンサの製造方法