JPS63303181A - セルロース系繊維の布帛またはそれを含む布帛の加工方法 - Google Patents

セルロース系繊維の布帛またはそれを含む布帛の加工方法

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JPS63303181A
JPS63303181A JP62136560A JP13656087A JPS63303181A JP S63303181 A JPS63303181 A JP S63303181A JP 62136560 A JP62136560 A JP 62136560A JP 13656087 A JP13656087 A JP 13656087A JP S63303181 A JPS63303181 A JP S63303181A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、セルロース系1iftを含む布帛の加工剤及
び前記加工剤によるセルロース系111Mを含む布帛の
加工方法に関するものである。
従来の技術 セルロース系繊維を含む布帛のくり返し洗たく時に生ず
る収縮を防止する加工剤として、アミンブラスト樹脂等
の加工剤が市販されているが、これらの加工剤にて加工
された布帛は着用時にホルムアルデヒドを遊離し皮膚障
害を起こ1’W合がある。近年前記皮Ji!1F障害を
回避するため非ホルムアルデヒド系樹脂が市販されてい
るが、くり返し洗たく時に生ずる収縮を防止する効果が
少い。従って、非ボルムアルデヒドで風合いが柔軟でく
り返し洗たく時の収縮率がきわめて少いセルロース系m
Mを含む布帛が(qられる加工剤及び加工方法は使用さ
れていない。
一方、アミドホスファゼン化合物に関し、米国特許m2
,782.133号には、クロルホスファゼン化合物に
無水アンモニアを反応させて19られる物質にてセルロ
ース系ll11を含む布帛の防炎加工方法が開示されて
いる。前記米国特許に開示されている物質は常温の水に
溶解せず沸騰水に溶解するとぎアミドホスファゼン化合
物が著しく分解する問題があり、又31PのNMRの1
3E)l)−〜20pO−の範囲の共鳴を示さない。従
って、前記物質にて加工したセルロース系繊維を含む布
帛は硬くなる問題がある。前記米国特許は、本発明の加
工剤及び加工方法を開示していない。又、特公昭47−
45636号には、り0ルホスファゼン化合物の水溶液
をアンモニア水とU合しアミノ化を行わせて得られるア
ミドホスファゼン化合物の水溶液の製造方法が開示され
ているが、アミドホスファゼン化合物は水溶液中におい
ては不安定で分解が起こるため、水溶液としては、貯蔵
出来ず、工業的な使用に困難をともなう問題がある。又
、その化合物の30慣世%以下だけが31pのNMR(
7)13DD■〜20 ppmの範囲の共鳴を示し、従
つて、前記特公昭用47−45636号は本発明の加工
剤及び加工方法を開示していない。
が解決しようとする1 一 本発明は、前記従来技術の問題点を解消すること、即ち
水に溶解時の分解がなく、かつ貯蔵時の安定性に秀れた
加工剤であって、非ホルムアルデヒドで風合いが柔軟で
あり、くり返し洗たく時の目的とする。
■ 、を  するための手段 本発明者らは、使用時の分解が少く、貯蔵時の安定性に
秀れた加工剤であって、非ホルムアルデヒドで肩合いが
柔軟でくり返し洗たく時の収縮率がきわめて少いセル0
−ス系繊維を含む布帛を得る加工剤及び前記加工剤によ
る加工方法を開発すべく鋭意研究の結果、下記の条件を
満たすアミドホスファゼン化合物及び前記化合物にで布
帛を処理することにより前記目的が達成されることを見
い出し本発明に到達した。即ち、本発明は、(1)  
白色固体、常温で水溶性のアミドホスファゼン化合物で
あって、この化合物の301fl1%以上が31pのN
MRの13〜20 ppmの範囲で共鳴を示すことを特
徴とする、セルロース系繊維を含む布帛の加工剤、およ
び (り 白色固体、常温で水溶性のアミドホスファゼン化
合物であって、この化合物の30重量%以上が31Pの
NMRの13〜201)El謹の範囲で共鳴を示すアミ
ドホスファゼン化合物および酸性触媒を含有する水溶液
を、セルロース系繊維を含む布帛に付着させ、次いで熱
処理することを特徴とする、セルロース系繊維を含む布
帛の加工方法、に関するものである。
本発明に用いるアミドホスファゼン化合物の製法の1例
として、クロルホスファゼン化合物のクロル基をアミド
基に置換してアミドホスファゼン化合物を得る方法があ
る。この方法は、クロルホスファゼン化合物の溶液にア
ンモニアを反応させる方法であり、アンモニア反応時の
温度、時間等の条件によりり0ル基からアミド基への置
換度が異り、また1部のクロル基が加水分解し水酸基に
置換されたりもする。この方法においては、クロルホス
ファゼン化合物のり自ル基の大部分をアミド基に置換し
たもの及び全てを置換したものが含まれており、これら
を全てアミドホスファゼン化合物と称する。
アミドホスファゼン化合物は、一般式 数)の環状アミドホスファゼン化合物、又は一般式P 
 N  (NH2)2.[2)およびPn”n−1n (NH)   +31(式中、nは正の整数)の線状2
 2n+3 アミドホスファゼン化合物等で構成される。(1)、(
り及び(3)式中アミド基の1部が未置換のクロル基、
加水分解による水a!基さらにはメトキシ基、エトキシ
基等で置換されているものも含まれる。
前記アミドホスファゼン化合物は水溶液中で栓体に加水
分解を起こし、温度が高(なるに従い、又pHが低くな
るに従い加水分解速度は速くなり、例えば、100℃近
い温度の水溶液中では急激な加水分解が起る。従って、
アミドホスファゼン化合物は水溶液としては不安定で貯
蔵が出来ない。
また、本発明のアミドホスファゼン化合物は白色の固体
でなければならない。前記アミドホスファゼン化合物は
、yJ造時に副生成物として産生ずる塩化アンモニウム
との混合物でもよく、このような混合物の場合、その混
合物が白色の固体であればよい。白色固体の場合におけ
る水分率は5%以下が好ましく、水分が多い場合固体に
おいてもわずかに加水分解が進行する。前記水分率は1
05℃の温度で垣間に達するまで乾燥した時の減M%で
表わされる。前記アミドホスファゼン化合物のpHは6
−10が好ましく、I)Hが低すぎると貯蔵中での加水
分解が起こりやすく、pHがあまり高すぎると使用時p
Hを調節する必要があり経済的でない。
前記pHはアミドホスファゼン化合物の飽和水溶液のp
++である。
前記アミドホスファゼン化合物は常温で水溶性であるこ
とが必要である。高温の水に溶解する場合、溶液調整中
にアミドホスファぜン化合物の多くが加水分解し、加水
分解時に発生する熱により温度がさらに上背すること、
及び、加水分解物により溶液のpHが下がることにより
、更に激しい加水分解が起こる。前記常温とは約10〜
40℃の温度を意味する。
前記アミドホスファゼン化合物は、その重水および/ま
たはDMFを含む水溶液を用いて31pのNMR分析を
行うことができる。この場合、85%燐酸を外部基準に
して高磁場側を負の値でppmで表示する。本発明省ら
は、前記アミドホスファゼン化合物の31PのNMR分
析チセートと、前記アミドホスファゼン化合物等を用い
て加工した布帛の風合いとの間に相関関係を見い出した
本発明のアミドホスファゼン化合物は、そのアミドホス
ファゼン化合物の30 重量%以上が31PのNMRの
131)I)11〜20 +)DIの範囲の共鳴を示す
ことが必要であり、前記i[ff1%が増すに従いそれ
らを用いて加工した加工上りの布帛の柔軟性は#jす傾
向で、好ましい前記φ準%は40%以上で、特に好まし
い前記重量%は50%以上である。前記重量%が30%
以下になると風合が硬くなるが、1)η記巾吊%が減少
すると13ppnより高磁場側の成分重量が増加し、前
記高ta場側にはクロル残基をもつアミドホスファゼン
が含まれているものと考えられる。クロル残基をもつア
ミドホスファゼン化合物の増加により風合いが硬くなる
ものと考えられる。
本発明の加工剤は、実施例1に示されるごとく、クロル
ホスファゼン化合物の溶液に低温でアンモニアを長時間
反応させることによっても得られるが、市販品としでは
、新日曹化工(株)製のΔA−1000Lot  NQ
FK−022、AA−1000p  LotNQFL−
018、AA−1000LotNaFI−009、AA
−1000Lot  順 F ト1−021、AA−1
000Lot騎Fl−030、AA−1000Lotl
lQFI−012、△A−10001−otNnFI−
011、AA−3800t、ot閲FH−01、△A−
1000LotNαFF−006、AA−1000Lo
t No、FG−009、AA−3800Lot  N
QFG−003、八へ3000   Lot  NQE
J−023,AA−30001−[0【魔FF−004
、へへ−3000L  LotNaFK−018、AA
−1000lot  船GB−003、AA −100
0A   Lot  NQGB−004、AA3800
   Lot  NQFK−020、AA3800  
 LotNcFK−021、AA−1000Lot社F
l−010、A A −3000Lot  順FB−0
3(以上、商品名)等をあげることができる。
又本発明の加工剤は、アミドホスファゼン化合物製造時
の副生成物である塩化アンモニウムを含んでいるものが
多い。
本発明に係る布帛の繊H基材であるベース系材はセルロ
ース系m維であり、例えば、ビスコースレーヨンフィラ
メント、ビスコースレーヨンステープル、強力ビスコー
スレーヨンフィラメント、強力ビスコースレーヨンステ
ーブル、ポリノジック、キュプラフィラメント、キコブ
ラステーブル、木綿、ラミー及びリネン等をあげること
ができる。
又前記ベース素材に少量のベース素材以外のll雑、例
えばポリアミド、ポリエステル、ポリアクリロニトリル
、ポリプロピレン、スパンデックスのような有機合成繊
維、ガラス繊維、カーボンmis、シリコンカーバイド
繊維のような無機合成繊維のいかなるものを混合しても
よく、また布帛は、織物、編物、不織布、樹脂加工布、
縫製品などのいかなる形態であってもよい。
酸性触媒としては、布帛の樹脂加工に用いられる酸性触
媒であれば全て有効であり、例えば、尿素−ホルムアル
デヒド、メラミン−ホルムアルデヒド、メチル化メチロ
ールメラミン、ジメチロールエチレン尿素、ジメチロー
ルウロン、テトラメチロ−ルア廿チレンジ尿素、ジメチ
ロールトリアゾン及びトリメチロールメラミン等のアミ
ノプラスト樹脂加工剤、およびグリオキザール系樹脂加
工剤に用いられるリン酸アンモニウム、塩化アンモニウ
ム、有機アミン塩酸塩、塩化亜鉛、塩化マグネシウム、
硝酸亜鉛、−弗化亜鉛、塩酸及びリン酸等の触媒が好ま
しい。
少くともIftのアミドホスファゼン化合物及び少くと
も1種の酸性触媒を水溶液中に含ませることができる。
また、アミドホスファゼン化合物及び酸性触媒の他に、
9糟の樹脂加工剤、柔軟剤、浸透剤、撥水剤及び/又は
セルロース架橋剤等を添加することもできる。水溶液中
のアミドホスファゼン化合物の濃度としては、好ましく
は57/1〜150g/オである。また酸性触媒の濃度
としては、好ましくは1g/l〜 14(1/Jである。
布帛に前記水溶液を付着させる方法としては、水溶液中
に布帛を浸漬した後、そのままがあるいはロールないし
アングルで絞る方法、水溶液を布帛に噴霧、塗布する方
法等により実施することができる。
布帛に前記水溶液を付着させ、次いで熱処理を行う。熱
処理の方法としては、熱風、赤外線、マイクロウェア、
水蒸気等いかなる熱源をも用いることができる。1回の
熱処理でもよいし、2回以上の熱処理を行ってもよい。
好ましい熱処理の温度は50〜190℃で好ましい熱処
理のlIy間は1〜30分である。この温度、時間につ
いては布帛を損傷しないような条件を適宜選択すればよ
い。
熱処理によりアミドホスファゼン化合物は水に難溶性と
なり布帛に固着される。熱処理後潟洗い等を行い布帛中
の水溶性成分を除去するのが好ましい。好ましい布巾中
の燐含有Mm%は0.05〜4.0屯16%である。
ナ43.31P(1)NMRf)13ppm 〜201
)l)I (7)範囲の共鳴を承りアミドホスファぜン
化合物の重石%の測定方法、燐含有型8%の測定方法、
遊離ホルムアルデヒドの測定方法、洗たく45回復の収
縮率の測定方法及び剛軟度の測定方法は次の通りである
ill  31PのNMRの131)I)−〜20fl
El−の範囲の共鳴を示すアミドホスファゼン化合物の
重量%の測定方法 重水20%水溶液(重水の水溶液に溶解しないときはD
MF20%水溶液)の11に7ミドホスフアゼン化合物
150gを溶かした液を被検液として 31pのNMR分析を行い共鳴スペクトル及びその積分
曲線を得た。85%燐酸を外部基準にして高1&場側を
負の値でpp−で表示した。前記2つの曲線より131
)l)I〜201)l)lのPの重量%を求め、このP
の重量%をそのままアミドホスファげン化合物の重石%
として求めた。
(2)  燐含有重量%の測定方法 下記に示す硫酸分解−比色法により布帛中の燐含有1!
il1%を求めた。
!a耐酸分解−比色法よる布帛中の燐含有重量%の測定 試薬1. flWB分析用硫酸(試薬特級、98%)2
゜60%過塩素酸 3、モリブデン閣アンモニウム溶液:モリブデン酸アン
モニウム(試薬−級) 17.79を水にとかして500sd!とする。
4、メタバナジン酸アンモニウム溶液:メタバナジン酸
アンモニウム(試薬−級) 0.6gを水に溶かし、60%過塩素酎100−を加え
て水で5001dに希釈する。
測定機器 化学天秤、50mケールダールフラスコ、10dホール
ピペツト、5〆ホールビベツト、ケールダール加熱分解
台、25dメスフラスコ、50dメスフラスコ、50−
メスシリンダー、500M!メスフラスコ、100mメ
スシリンダー、沸石、分光光度計 操作 1、試料の分解処理 絶乾試料200〜30011gを化学天秤を用いて精秤
し、501111i!ケールダールフラスコに採る。水
5jIi!、ii!l酸5d、沸石(ガラス製)2〜3
粒を加え、ケールダール加熱分解台にセットし加熱分解
する。試料が腹化し硫酸に溶けて褐色をテしたら(加熱
開始後約30分間)加熱を止め、5分間放冷して60%
過塩素酸3滴を加え再び加熱分解する。分解液が無色透
明になる迄、加熱分解−冷却一過塩素酸添加操伯をくり
返し完全に分解させる。
室温迄冷却して分解液を25M1メスフラスコに氷で洗
い出し秤線迄希釈する。
2、測定 推定リン含有間に応じて分解液を50si)メスフラス
コに秤取し、水30af!を加えた後、モリブデン酸ア
ンtニウム溶液5Id1メタバナジン酸アンモニウム溶
液5Idを加え、水で秤線迄希釈する。
併行してBlankテストを同様操作で行う。30分間
tlln後、Blankを対照液として400 n1m
での吸光度を測定する。
推定リン含有量      分解液採取ω0.5〜15
%       0.5II!0.1〜3%     
   2.5af!3、計1 (11,65■/1=^b 1.0) 12へ 加工布のリン含有量は、3%以下であるのぐ分解液採取
量は2.5dを適用し次の11粋で0出する。
(3)遊離ホルムアルデヒドの測定方法JIS  L 
 1096−1979 6.39゜1.2項(1)B−
1法により行った。
(4)  洗たく45回後の収縮率の測定方法0) 試
料の採取及び試験片の作り方 JIS  L−1042’−1983ニア項記載の試料
の採取及び試験片の作り方により40X40αの試験片
を作成した。
O洗たく 昭和48年6月1日句消防庁告示第11号[防炎性能に
係る耐洗たく性能の基準(以下「告示第11号」という
)」の水洗い洗たく試験法に準じ、次により行った。
(+)  洗しよう時間を60℃の液で75分間連続し
て行う。なお、告示第11号の方法は、洗じよう時間が
15分であるが、水沫では 15分×5(回)−75分とする。
洗じよう時間以外の洗たく試験方法は、告示第11号と
同じとする。ただし、洗剤は、粉末法たくせっけん(J
IS  K3303に規定された1種)とし、水11当
り1gを用いた。
(iiHi)の洗たく方法(60℃の給水→洗剤投入→
試験体投入→60℃の液で75分間洗しよう→排水・給
水・40℃の水で5分間すすぎ×3回→排水→脱水2分
間→60℃乾燥)を9回繰り返した。なお、(1)の洗
たく試験が5回繰り返しに相当するので、これを9回繰
り返すので合445回繰り返しに相当する。
(ハ)測定 洗たく後、JIS  L−1042−1983:9項記
載の測定の方法により行った。
(ニ)計算 JIS  L−1042−1083:10項記載の計算
の方法により行った。すなわち、たて・よこそれぞれ3
線の長さの平均値を求め、次の式で収縮率を算出し、た
て・よこそれぞれ3回の平均値で表わした。
L−L’ 進行収縮率(%> −−x i o 。
ここに、1−:洗たく前の長さ(all)L′ :洗た
く後の長さ(m) (5)  剛軟度の測定方法 JIS  L  1096−1979 6.19゜3項
C法(クラーク法) 実施例1 6員環100%のり0ルホスファゼン化合物(白色固体
)10部を、四塩化炭素100部に溶解し、十分攪拌し
ながらアンモニアガスを吹き込み約0℃で2時間反応を
行った。反応生成物を濾過し、減圧下で濾過物を十分乾
燥した。得られた生成物は白色の固体であり、これを2
0℃の水に溶解させて250 g/Iの水溶液を造った
。別に造ったこの白色固体の飽和水溶液のpHは7.0
、水分率は1.0%であった。また生成物中の燐含有m
を測定し、前記燐含有酸より生成物中のアミドホスファ
ゼン化合物のlff1%を求めた結果、41.5ffi
ffi%であった(アミドホスファゼン化合物の燐含有
酸は40.3t[%として計口)。
コノ生成TheVARIAN社tJFT  80’12
(7)3’PNMRI定器を用いて分析曲線を求めた。
分析曲線を第1図に示す。第1図の曲線より13111
)III〜20pp−の範囲に共鳴を示す重量%を求め
た結果87%であった。以上の結果から明らかなごとく
、この生成物は本発明の加工剤を構成していた。前記生
成物(アミドホスファゼン化合物的41.5%、塩化ア
ンモニウム約58.5%) 1609/オ、ノニオン系浸透剤3g/lを含む水溶液
にスフしス(3G/1x 30/1  )の染上りを8
X 60 Iaしマングルで絞った後のピックアップは100%で
あった。次に100℃で5分乾燥した後、150℃で4
分熱処理した。その後、瀾洗いして乾燥した。得られた
本発明の布帛及びアミドホスファゼン化合物の諸性質を
第1表に示す。
実施例2 A A −3000Lot社FB−03[新日費化■(
株)製、商品名]の7ミドホスフアゼン化合物74g/
l、塩化アンモニウム209/1、ノニオン系浸透剤3
g/lを含む水溶液に、実施例1と同様のスフモスを浸
漬しマングルで絞った。
次いで100℃で5分乾燥したのも155℃で4分熱処
理した。得られた本発明の布帛及び用いたアミドホスフ
ァゼンの諸性質を第1表に示す。
実施例3 AA−1000P  Lot馳FL−018[新日會化
工(株)製、商品名1の7ミドホスフアゼン化合物78
g/l、塩化アンモニウム’159/1、ノニオン系浸
透剤39/I!を含む水溶液に実施例1と同様のスフモ
スを浸漬しマングルで絞った。
次いで、実施例1と同様の処理を行って得られた本発明
の布帛及び用いたアミドホスファゼン化合物の諸性質を
第1表に示す。
実施例4−7 第1表に示すアミドホスファゼン化合物1559/1、
ノニオン系浸透剤39/1を含む水溶液に実施例1と同
様のスフモスを浸漬しマングルで絞った。次いで、実施
例1と同様の処理を行って得られた本発明の布帛及び用
いたアミドホスファゼン化合物の諸性質を第1表に示す
比較例1 米国特許第2,782.133号の実施例1の方法にて
生成物を得た。得られた生成物を本発明の実施例1と同
様の方法で求めた生成物中のアミドホスファゼン化合物
の含有量は42.OΦ1f!%であった。この生成物を
ジメチルホルムアミド20部、重水80部の溶液に溶解
し本発明の実施例1と同様の方法で”P  NMR分析
曲線を得た。
得られた曲線を第2図に示す。第2図の曲線より13F
11111〜201)l)Iの範囲の共鳴を示す成分の
重吊%を求めた結果6%であった。前記生成物155g
/J、ノニオン系浸透剤3g/lの水溶液を作ろうとし
たが常温では溶解せず、沸点近くまで打部した所溶解し
たが、激しい発熱が起こり水溶液は激しく沸とうした。
急激な加水分解による発熱と推定した。水には溶解しな
いため、ジメチルホルムアルミド20部、水80部の溶
液に溶解し前記生成物1559/j!、ノニオン浸透剤
3g/lの溶液を得、以降実施例1と同様の方法で布帛
を)qだ。得られた布巾及びアミドホスファゼン化合物
の諸性質を第1表に示す。
比較例2 米国特許第2,782.133号の実施例7の方法にて
生成物を得た。生成物中の7ミドホスフアゼン化合物の
含有量は、41.7重量%であった。比較例1と同様の
方法で31P  NMR分析曲線を得た。得られた曲線
を第3図に示す。第3図の曲線より13ppm〜20 
puの範囲の共鳴を示す成分の重量%を求めた結果はぼ
0%であった。
前配牛成物は比較例1の生成物と同様水には溶解しなか
った。従って、比較例1と同様の方法で加工して布帛を
得た。得られた布帛及びアミドホスファゼン化合物の諸
性質を第1表に示す。
比較例3〜4 第1表に示すアミドホスファゼン化合物を用いて実施例
4−7と同様の方法で加工し布帛を得た。
得られた布帛及びアミドホスファゼン化合物の諸性質を
第1表に示す。
比較例5−6 アミドホスファゼン化合物を溶解させるのに水の代りに
ジメチルホルムアミド20部、水80部の混合液を用い
ることを除いて、比較例3−4と同様の方法で加工し布
帛を得た。得られた布帛及びアミドホスファゼン化合物
の諸性質を第1表に示す。
比較例7 市販の非ホルマリン樹脂加工剤ベッカミンNF−5(大
日本インキ化学工業株式会社製)100g/i、キャタ
リストGT(大日本インキ化学工業株式会社製>40t
J/1及びノニオン系浸透剤37/1を含む水溶液に実
施例1と同様のスフモスを浸漬しマングルで絞った俊の
ピックアップは100%であった。100℃で5分乾燥
したのち、155℃で、4分熱処理して得られた布帛の
諸性質を第1表に示ず。
発明の効果 実施例及び比較例に用いたスフモスの染上りの45回洗
たく後のたて方向の収縮率は14%程度に達し、市販の
非ホルマリン樹脂加工剤で加工すると45回洗たく後の
たて方向の収縮率は7%程度まで改善されるが本発明の
3%程度の値にはおよばない。また、実施例及び比較例
に用いたスフモスの染上りの剛軟If(数値が小さいh
が柔軟性に富む)は33程度で、本発明の加工剤により
加工した布帛が柔軟な風合であることは実施例より明ら
かぐある。本発明の加工剤により加工された布帛はくり
返し洗たくによる収縮率がきわめて少く、非ホルマリン
性で風合が柔軟であるので乳幼児の衣料、パジャマ、ラ
ンシリ−、ベットシーツ、ブラウス、ワイシャツ等皮膚
に直接接する衣料等用途はきわめて広い。
【図面の簡単な説明】
第1図は、実施例1の本発明のアミドホスファゼン化合
物のN M Rの共鳴スペクトル及びその積分曲線を示
ず。 第2図は、比較例1の7ミドホスフアビン化合物のNM
Rの共鳴スペクトル及びその積分曲線を示す。 第3図は、比較例2のアミドホスファゼン化合物のNM
Rの共鳴スペクトル及び(の積分曲線を示す。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)白色固体、常温で水溶性のアミドホスファゼン化
    合物であつて、この化合物の30重量%以上が^3^1
    PのNMRの13〜20ppmの範囲で共鳴を示すこと
    を特徴とする、セルロース系繊維を含む布帛の加工剤。
  2. (2)水分率が5%以下である特許請求の範囲第1項記
    載の加工剤。
  3. (3)飽和水溶液のpHが6〜10である特許請求の範
    囲第1項記載の加工剤。
  4. (4)白色固体、常温で水溶性のアミドホスファゼン化
    合物であつて、この化合物の30重量%以上が^3^1
    PのNMRの13〜20ppmの範囲で共鳴を示すアミ
    ドホスファゼン化合物および酸性触媒を含有する水溶液
    を、セルロース系繊維を含む布帛に付着させ、次いで熱
    処理することを特徴とする、セルロース系繊維を含む布
    帛の加工方法。
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