JPS63301530A - 硫化亜鉛の製造方法 - Google Patents

硫化亜鉛の製造方法

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JPS63301530A
JPS63301530A JP63005738A JP573888A JPS63301530A JP S63301530 A JPS63301530 A JP S63301530A JP 63005738 A JP63005738 A JP 63005738A JP 573888 A JP573888 A JP 573888A JP S63301530 A JPS63301530 A JP S63301530A
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zinc sulfide
gas
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zns
source
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JP63005738A
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Naishi Minami
内嗣 南
Shinzo Takada
新三 高田
Hidehito Nanto
秀仁 南戸
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、イオウ(S)の原料として少なくとも一種の
硫化炭素を含む蒸気を用いた硫化亜鉛(ZnS)の製造
方法に関する。
[従来の技術] 従来、亜@jQT4 (Znソース)として有機金属化
合物を用いZnSを作成する際に使用されているイオウ
原料(Sソース)としては、硫化水素(II、S)、あ
るいはイオウのアルキル化合物[(C=lI6)!Sま
たは(CIl、)、Sコ等が使用されているが、前者は
極めて毒性か強くその取り扱いには甚だ危険を伴う。一
方、空気中へそのガスが漏れると激しく発火燃焼する。
又、非常に高価であるため実用性に乏しい。
[発明が解決しようとする問題点コ 上記いずれかのSソースと、Znソースとしてのジメチ
ル亜鉛[DMZ ; (C1l−) tZn]またはジ
メチル亜鉛[DEZ ; (Ctlla)tZnコ等、
有機金属化合物として知られているアルキルZnを組み
合わせ、化学気相反応を起こさせることによりZnSを
形成する際、SソースとしてHt Sを用いると室温で
もアルキルZnと反応してしまい目的物を容易に得がた
いという問題や、またSソースとして前記イオウのアル
キル化合物を使用した場合、室温でアルキルZnと反応
するという問題は克服できるが、より安定なため反応温
度が高くなり過ぎるという新たな問題を生じている。
本発明は、人手並びに取り扱いが容易で、しかも安価な
Sソースとして二硫化炭素(CS、)を用いZnSの製
造方法を提供することを目的とする。
[問題点を解決するための手段] 本発明は、前記問題を解決するため、SソースとしてC
S tを採用し、Znソースとして現在多量に使われ安
価となったアルキルZnを用い、搬送(キャリヤ)前反
応ガスとして水素を使用する熱CVD法またはプラズマ
CVD法あるいは光CVD法等によって、硫化亜鉛を形
成するようにしたものである。
硫化炭素、特にCS tは、常温で液体で、古くからゴ
ム等の製造時に使用される加硫剤をはじめ工業薬品とし
て広く利用されている。それゆえ入手容易でかつ安価で
ある。また、比較的安定な物質であり、従って取り扱い
も容易である。
本発明に係るZnSは、CVD用リアクタ内にセットさ
れた導電体、絶縁体または半導体等の基体上に、成分元
素であるZn及びイオウを含む反応ガスの化学気相反応
によってZnS層を被着させることにより形成できる。
反応ガスは水素を主体とし、その中にZnがDMZまた
はDEZの蒸気として、またイオウは硫化炭素を含む蒸
気として含まれるのが望ましい。 さらに、係る反応ガ
ス中に必要に応じて発光中心や発光付活剤となる不純物
元素もしくは導電性を制御する不純物元素を含むガスを
前記ZnソースあるいはSソースと同時にまたは個別に
供給することによって含ませる事ができる。ここで、供
給ソースガスにおけるZnとSの原子比S / Z n
は、1〜60の範囲とすることが好ましい。ZnS膜を
形成する場合においては、1以下もしくは60以上の範
囲は、膜の光透過率もしくは結晶性が著しく低下するこ
とがあり望ましくない。ただしZnとSのソースガス導
入口の相対的位置関係によって、最も好ましいS/Zn
比の範囲が存在する。
[作用J 本発明方法によれば、基体上で次のような反応か進行し
、硫化水素0tts)が生成される。
1、 CS* + 3Ht →CH3SH十H!S2、
   CSt  +   4Hz   −CH4+  
 2HtS(またはC5+ 3H,→ CH,十H,S
)3、CH,SH+l(、→ CH,+ l−1tsま
た、本発明方法によれば、熱反応のみによる場合、約2
00℃ 以下ではZnソースとSソースは全く反応せず
ZnSが形成されない。よって約200℃以上の温度で
初めて上記反応が開始され、H、Sが生成される 次に
このH、Sと、ZnソースであるアルキルZnの反応は
次のように進行し、所望のZnSが形成される。
(CHs)x7.n  + HtS−1−ZnS  +
  2CH4または (CzHs)tZn+H1s −ZnS4−2CtHa
従って、基体温度、各ソースガスおよび水素ガス流入量
を精密に制御することにより、H,Sガスの生成を経て
、十分な精度で膜厚の制御されたZnSが形成される。
また本発明方法によれば、200℃〜450℃の温度範
囲にわたって再現性良く高品質のZnSが作成できる。
次に本発明を実施するための好ましい製造装置例を第1
図、第2図及び第3図にそれぞれ示す。
第1図は縦型熱CVD装置である。ここでは、リアクタ
1内に黒鉛サセプタ2を設置、その上に基体3をセット
し、また同図に示されているように基体3の近傍にアル
キルZnを含むソースガス導入口4を、基体3の上方に
C8,を含むソースガ。
ス導入口5をそれぞれ配置した。反応ガスであるH7は
、ソースガスを輸送するキャリアガスとして供給される
ことはもちろん、このほかにH,ガス導入管6を同図の
ように設け、ソースガスの供給量とは別個にリアクタ内
へH,ガスを供給する事ができる。サセプタ2は高周波
誘導加熱装置のワークコイル7との誘導結合によって発
熱し、その結果サセプタ2の上にセットされた基体3が
均一に加熱されるようになっている。より均一な膜作成
を実現するため、サセプタ2を毎分3〜40回転の範囲
で回転させることができる。膜作成時におけるリアクタ
内圧力は、760 Torr(大気圧)〜10−”To
rrの範囲で任意の値にセットできる構造となっている
第2図は、前述したように200℃以下ではZnソース
とSソースが全く反応しないという利点を最大限に活か
すため、リアクタ1中にZnおよびSソースを1本の導
入口8から導入し、さらに水素ガスを8と同軸になって
いる導入管6から導入できる構造を(丁するCVD装置
のりアクタ部分である。リアクタ内部に毎分3〜40回
転で回転出来る黒鉛サセプタ2を設置し、その表面に基
体3がセットできるようになっている。ソースガス導入
口8の先端部側壁に設けである噴出口群からアルキルZ
n%CS tガス、さらに必要に応じて、発光中心や発
光付活剤を含む不純物ガス等をH、ガスもしくは不活性
ガスのキャリアガスととらに噴き出さけることが出来る
。さらに、これらのソースガスとは独立にH1ガスを、
導入管6からも噴出させられるようになっている。 基
体3は、リアクタ内部に設けた高周波誘導加熱用ワーク
コイル7によってサセプタ2を加熱することにより均一
に加熱される。
上に述べたような2種類のいずれのソースガス導入方法
によっても300℃〜450℃の範囲において高品質Z
nSを作成することが出来る。
さらに第2図の装置には、基体表面に平行に、あるいは
垂直に外部からレーザ光を導入するための窓9.10が
それぞれ設けられている。レーザ光を導入することによ
り、基体表面の速やかな加熱によるソースガスの局所的
熱分解またはソースガスを直接光分解することによる低
温反応や基体表面上での結晶化を促進するいわゆる°P
 hoLo−asisted効果°による光CVDが実
施できる。 ところで、レーザ光の垂直照射は、基体表
面の特定部位の選択的加熱あるいは全面にわたる均一な
加熱により所望の膜作成を行う際有効である。また水平
照射は、基体表面近傍で基体温度と無関係にソースガス
のみ光化学分解させることにより基体上に良質の膜を作
成するのに適している。 これらの外に、基体上の空間
にプラズマ(直流もしくは高周波によって励起)を発生
させこの中にソースガスを導入し、効率良くソースガス
を分解し、ZnSを形成するプラズマCVDも可能であ
る。
第3図に、その1例として電子サイクロトロン共鳴(E
CR)を用いたマイクロ波プラズマCVD装置のりアク
タ1を示す。ECRプラズマ生成室11へ、ガス導入管
6からH,ガスを導入し、一方、導波管!2を通じて2
.45 Gt(zのマイクロ波を放射させ、この生成室
内にマイクロ波水素プラズマを発生させる。この時の雰
囲気圧力は10°’Torr〜10 Torrとし、さ
らに磁気コイル13により生成室内のマイクロ波入射部
付近にo、ogys Tの磁界を発生させ、ECR水素
プラズマを生成する。この水素プラズマは開口部14か
ら成長室15に向かって流動し、成長室内に設けられた
サセプタ2の上にセットされた基板3に達する。その際
、基板近傍にセットしであるソースガス導入口8からア
ルキルZn並びにC8,あるいは必要に応じ添加用不純
物を含むガスを供給する。これにより比較的低温の基板
玉に速やかにZnS膜が形成される。
以上は本発明を実施するための好適な実施例であるが、
その製造装置及び方法は特定するものではなく、ZnS
またはZnターゲットを用いてスパッタ法により基体上
にZn5FJを形成する際、スパッタガスとしてCS 
tと、Ar、Ar/Hz、Ar / Hc、またはHe
 / Hを等の混合ガスを使用することも出来、さらに
、反応性蒸着法により基体上にZnSを形成する際にも
、これらの混合ガスやC8,ガスもしくはプラズマ状態
のガスを使用することも出来る。
本発明に係るSソースとしてのCS tは、室温でアル
キルZnと反応しないので、ソースガスの供給方法に制
限を受けないこと、並びに高品質結晶性薄膜が容易に作
成出来るという作用効果がある。
以下、本発明を実施例により説明する。
[実施例 1コ 第1図に示す縦型熱CVD装置を使いサセプタ2にガラ
ス(コーニング# 7059)基板をセットし、同図に
示されているように基板近傍にDEZを、基板上方的1
3cmのところからCS tを含ガスをそれぞれ供給し
、さらに基板上方から2000 cc/min以下のH
,ガスを流しながら高周波誘導加熱装置によりサセプタ
2を加熱し基板温度を450℃までの各温度に保った。
次にDEZとCS tを含む蒸気をIIsキャリアガス
によりリアクタ!内へ輸送し、リアクタ内圧力を260
 Torrで一定値に保ちつつ、基板を毎分7回転で回
転させながら基板上にZnS層を堆積させた。 第4図
は、供給ガス中のS / Z n比を20 (DEZS
CSfの供給量をそれぞれ5×101及び5xxo−’
 mol/+in、また両ソース温度はそれぞれ12℃
及び−5℃)とした場合、ZnS層の成長速度の基板温
度依存性を示す典型的な例である。この実施例で使用し
たCVD装置においてはりアクタ灼、へΩ供給反応ガス
中のS/Zn比を5〜60とすることが好ましく、lO
〜40とすることがさらに好ましく、17〜23とする
ことが最も好ましい。
この装置のソースガス導入口配置においては、該比率が
5以下もしくは60以上ではZnS3の結晶性あるいは
光透過率が著しく低下することがあり好ましくなかった
。本実施例により形成したZnS層は可視光域での光透
過率は85%以上を示し、この光透過率スペクトルから
算出した禁制帯幅は約3.8eVであった。この値は六
方晶(ウルツ鉱構造)ZnSの室温における禁制帯幅と
ほぼ一致することが判った。また走査形電子顕微鏡(S
EM)観察の結果ZnS層の表面状態は極めて平滑であ
った。 さらに、ZnS層のX線回折による同定の結果
、主回折ピーク半値幅は0.19°以下を示し、基板に
垂直にC軸配向した膜であることが判った。
本方法によって高品質なZnS3を形成出来ることが確
認できた。
基板として多重コーティングを施したガラス基板、即ち
T a ! Os絶縁層/ZnO:Al透明電極/ガラ
ス(コーニング# 7059)を採用し、この上に上記
方法にてZnS膜を形成した後この膜にマンガン(Mn
)を熱拡散させた発光m (ZnS:Mn)を使用した
二重絶縁構造薄膜エレクトロルミネッセンス(EL)素
子を用い5kllzの正弦波駆動により、印加電圧16
0 Vで発光輝度8000cd/m’を実現できた。
また、月給縁構造、即ち金属/ T a t Os/Z
nS :Mn/ZnO:Al/ガラス(コーニング#7
059NM造を有するEL素子を用いて5kllzの正
弦波駆動により、印加電圧100vで発光輝度6100
 cd/m″を実現した。
[実施例2] 第2図の装置を用い、基板として実施例1と同じく多重
コーティングを施したコーニング# 7059ガラス基
板を採用し、ソースガス導入口8からDEZSCSt及
び発光中心としてMnを導入するためのドーピングガス
としてビスシクロペンタジニエルマンガン[CPJn;
 (CsHs)tMn]をそれぞれ含む蒸気を、又導入
管6からH,ガスを30 cc/mjn流しながら基板
温度を450℃までの各温度に保ち、マンガン(Mn)
ドープZ n S (ZnS:Mn)膜を形成した。
尚、リアクタ内圧力は260 Torr、 iL板回転
速度は7rpiとした。又、高品質ZnS:Mnを作成
するには供給反応ガス中のS/Zn比を、1〜30とす
ることが好ましく、1〜23とすることがさらに好まし
く、1〜10とすることが最も好ましいことがわかった
S/Zn比を2.5とし、基板温度350℃で形成され
たZnS:Mn上に絶縁層、そして電極を付けた二重絶
縁措造薄膜EL素芋において、5kllz正弦波駆動に
より、印加電圧150vで発光輝度9000cd/m’
を実現できた。
また、透明電極(ZnO:^1)、絶縁層(TatOs
)、並びに発光層(ZnS:Mn)という組み合わせを
用いた片絶縁構造EL素子において、100 V5kl
lz正弦波駆動により発光輝度7200cd/m’を実
現した。
又、Mnソースとしてトリカルボニルシクロペンタジニ
エルマンガン(TCM)を使用した場合にもほぼ同様の
結果が得られた。
[実施例3] 実施例1または実施例2においてリアクタ内圧力を26
0Torr一定とし、基体として高比誘電率を持つ、チ
タン酸バリウム(BaTiOs)焼結セラミックスを絶
縁層兼基板として採用し、その片面上に実施例1または
2と同様の方法により基板温度3.50℃でZnS:M
n発光層を形成し作成した膜上にZnO:^1透明電極
を、他面にAI主電極それぞれ付けたEL水素子作成し
、 5kllz正弦波駆動により印加電圧100Vで発
光輝度9000cd/m”を実現できた。その典型的な
輝度−電圧特性を第5図に示す。他に、チタン酸ストロ
ンチウム(SrTiO1)、アンチモン(Sb)を添加
した高比誘電率Ba+−xSrxTiO3、または鉛系
複合ペロブスカイト化合物のPb(Fe+、Jb+、y
)Os−Pb(FezzJ+z3)系、Pb(Mgl、
3Nbff、りo+−PbTi03系、Pb(Mgl、
Jbt、3)Os−PbTiOa  Pb(Mg+zJ
+7t)03系あるいはPLZT系等の高比誘電率セラ
ミックス用いても、同等らしくはそれ以上の性能のEL
水素子実現できた。
[実施例4コ 第1図及び第2図の装置において、リアクタ内圧力を2
60Torr一定とし、(111)面シリコン(Si)
単結晶基板上にZnS層を堆積させた場合、この基板上
にエピタキシャル成長をさせることができた。
また、基板面方位を選択することにより六方晶(ウルツ
鉱構造)、または立方晶(閃亜鉛鉱形)構造を持つZn
5FJを形成することができた。
Siの代わりにガリウムひ素(GaAs)、及びガリウ
ム燐(Galり単結晶7.(仮を用いてムロ様にエピタ
キシャル成長させることか出来た。
第1図の装置を使い、Si単結晶基板」−にZnSエピ
タキノヤル膜を形成する際、発光付活剤となる不純物と
し°CAIをトリメチルA I (1’M^1)として
I!、キャリアガスとと6にリアクタ内へ輸送しZn5
eにA1ドーピングを行った。この時、’I’MAI/
DEZ比は0.2、基板温度は425℃であった。この
ZnS膜を発光層として用いたMIS形発光発光ダイオ
ード成したところ、直流3v印加で、室温においても極
めて強い青色発光が得られた。
尚、添加する不純物として塩素を用いても同等の特性が
得られた。
一方、発光中心としてMnをドープしたZnS:Mnを
発光層として用いると、黄だいだい色発光が5Vの印加
電圧で得られた。
[実施例5] 第3図のECRマイクロ波プラズマCVD装置を使い、
基板としてSi単結晶を、また、ソースガスとしてDE
Z並びにCS tをそれぞれ用い、基板温度200℃で
ZnS膜の成長を試みた。その結果このような低い基板
温度にもかかわらず、実施例4と同程度のエビタキノヤ
ルZnS層を形成することが出来た。
次に、実施例1と同じ多重コーティングを施したガラス
基板を用い、水素ガス供給150cc/min。
D E Z 及ヒCS 、ノ供給ffiをそfLぞh 
5xlO−’、2.5xlO−’ mol/min、基
板温度300℃、圧力2XIO−’Torr、基板温度
200℃でECRマイクロ波水素プラズマCVD法によ
ってZnS膜の成長を試みた。
この膜に実施例1と同様の方法でMnをドープし、作成
した二重絶縁構造薄膜EL素子に交流100Vを印加し
たところ、発光輝度8000cd/m’を実現した。
[実施例6 ] 第2図の装置を用いて実施例2.4の’1. n S層
を形成する際、リアクタ内を0.06Torrに排気し
、基板上にリアクタ外部からフッ化アルゴン(^rF)
エキシマレーザ光を照射することによって、室温から3
00℃という低い基板温度にらかかわらず、前記実施例
2及び4と同程度以上の結晶性を有するZnS層を形成
することが出来た。さらに本実施例の場合リアクタ内を
10−’Torr以上の高真空に保ち、ZnソースとS
ソースを交互に供給することによっ′てbZns層を形
成出来た。
本発明は原子層エピタキシー(^LI4)法、ガスソー
ス分子麹エピクキシー(M[1lE)法、反応性蒸首法
、反応性スパッタ法、プラズマCV I)法、?ACV
D法、あkL”jよ光CVD法等においてZnSを作成
する時のSソースとしてC8,が適用出来る。
さらに重連したよう?こ、不純物添加ZnS層を形成す
るためには供給ガス中に不純物元素を含む適当なガスを
混入すれば可能である。一方、本実施例ではZnソース
としてDEZを使用したが、これをDMZに代えてら前
記実施例と同様の結果が得られた。勿論、本発明に係る
ZnSの製造方法は、装置をこれらの実施例に特定する
ものではない。さらに、SソースとしてはC8,の代り
にその低級炭化物のC8を使用してもよい。
[発明の効果コ 以上、本発明によれば、従来SソースとしてH、Sのよ
うな危険なガスを使用していたが本発明では極めて安全
性が高くかつ取り扱い容gなC8tを採用しているため
容易に高品質なZnSを製造できる点でこの発明は極め
て有効である。
さらに蒸着あるいはスパッタリング等によっては作成す
ることが困難であったEL水素子に有利な六方晶Z、n
Sが容易に形成出来るという効果がある。つまり本発明
に係る製造方法によって作成された六方晶ZnSは薄膜
においても結晶性の後れたしのが容易に得られること、
並びに禁制帯幅や移動度が大きいという物性的効果を有
するためEL素子等の発光素子用として特に有効である
ところで、Sソースとして通常用いられている)t、S
を使用した場合、このH,SとアルキルZnが室温でも
直ちに反応してしまう性質を有するため普通リアクタ中
を減圧しながら、Sソース、Znソース導入管をそれぞ
れ切り離しZnソース導入管を出来るだけ基板近くに配
置するという対策を講じている。しかしそれでも、基板
上での反応を経てZnS層の形成というプロセスはほど
んと期待できない。従って低温安定相である立方晶Zn
S分子が基板に堆積し、高温安定相である六方晶ZnS
の形成の余地はほどんとない。一方、ZnソースとSソ
ースを交互に供給するようなALB、アルキルSを使用
するMOCVDおよびMBE法によってZnSを作成す
る際、550℃以上の基板温度で作成すると六方晶Zn
Sが出来やすいといわれている。これは蒸気圧の関係か
ら基板」二にld初Zn原子が付着し、ちゅうtl六方
格子面を持つZn層が形成され、非熱平衡状態の丁で高
1品安定相である六方晶ZnSが出来やすくなるためと
考えられる。本発明においてもこのような効果が、20
0℃〜450℃の成長温度範囲において期待できる。こ
の温度範囲は半導体製造プロセスに良く適合し、かつ高
品質な結晶を作成するためにも有効なものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るCVD装置のりアクタ断面図。 第2図は本発明に係るCVD装置のりアクタ断面図。 第3図は本発明に係るECRマイクロ波プラズマCVD
装置のりアクタ断面図。 第4図は本発明に係るZnS層の成長速度と基板温度の
関係を示した曲線図。 第5図は本発明に係るEし素子の輝度−電圧特性を示し
た曲線図。 l・・・リアクタ、2・・・黒鉛サセプタ、3・・・基
体、4・・・アルキルZnソースガス導入口、5・・・
C8,ソースガス導入口、6・・・I−1、ガス導入管
、7・・・ワークコイル、8・・・アルキルZ、 n及
びCS tソースガス導入口、9と10・、・レーザ光
導入窓、11・・・ECRプラズマ生成室、12・・・
導波管、I3・・・磁気コイル、14・・・開口部、1
5・・・成長室。 特許出願人  高田新三   (ばか2名)第2図 第3図 第4図 基板温度[tl 第5図 印加電圧[Vコ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)基体上に亜鉛および硫化炭素を含む反応ガスを供
    給し化学気相反応によって硫化亜鉛層を被着することを
    特徴とする硫化亜鉛の製造方法。
  2. (2)反応ガスが水素を主体とし、硫化炭素を二硫化炭
    素の蒸気として含む特許請求の範囲第1項記載の硫化亜
    鉛の製造方法。
  3. (3)反応ガスが水素を主体とし亜鉛をジメチル亜鉛ま
    たはジエチル亜鉛の蒸気として含む特許請求の範囲第1
    項または第2項記載の硫化亜鉛の製造方法。
  4. (4)供給反応ガス中の亜鉛に対するイオウの原子比(
    S/Zn)が1〜60である特許請求の範囲第1項、第
    2項または第3項記載の硫化亜鉛の製造方法。
  5. (5)供給反応ガス中の亜鉛に対するイオウの原子比(
    S/Zn)が1〜40である特許請求の範囲第1項、第
    2項または第3項記載の硫化亜鉛の製造方法。
  6. (6)供給反応ガス中の亜鉛に対するイオウの原子比(
    S/Zn)が1〜23である特許請求の範囲第1項、第
    2項または第3項記載の硫化亜鉛の製造方法。
  7. (7)硫化亜鉛が原子層エピタキシー、分子線エピタキ
    シー、熱化学気相結晶成長(熱CVD)、光CVD、プ
    ラズマCVD、反応性蒸着、反応性スパッタ法によって
    、発光ダイオード、金属/絶縁層/半導体/絶縁層/金
    属の二重絶縁構造を有する薄膜形、あるいは金属/絶縁
    層/半導体の片絶縁構造を有する薄膜形、もしくはこれ
    らの絶縁層の一つが高比誘電率焼結セラミックスから成
    る薄膜形エレクトロルミネッセンス素子等の発光素子、
    または金属等と硫化亜鉛を組み合わせて成る反射防止も
    しくはハードコーティング膜を製造するために利用され
    る特許請求の範囲第1項、第2項、第3項、第4項、第
    5項、または第6項記載の硫化亜鉛の製造方法。
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JP (1) JPS63301530A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103910379A (zh) * 2012-12-31 2014-07-09 国家纳米科学中心 一种硫化锌纳米材料及其制备方法

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CN103910379A (zh) * 2012-12-31 2014-07-09 国家纳米科学中心 一种硫化锌纳米材料及其制备方法

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