JPS63301530A - 硫化亜鉛の製造方法 - Google Patents

硫化亜鉛の製造方法

Info

Publication number
JPS63301530A
JPS63301530A JP63005738A JP573888A JPS63301530A JP S63301530 A JPS63301530 A JP S63301530A JP 63005738 A JP63005738 A JP 63005738A JP 573888 A JP573888 A JP 573888A JP S63301530 A JPS63301530 A JP S63301530A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
zinc sulfide
gas
substrate
zns
source
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP63005738A
Other languages
English (en)
Inventor
Naishi Minami
内嗣 南
Shinzo Takada
新三 高田
Hidehito Nanto
秀仁 南戸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP63005738A priority Critical patent/JPS63301530A/ja
Publication of JPS63301530A publication Critical patent/JPS63301530A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Recrystallisation Techniques (AREA)
  • Led Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、イオウ(S)の原料として少なくとも一種の
硫化炭素を含む蒸気を用いた硫化亜鉛(ZnS)の製造
方法に関する。
[従来の技術] 従来、亜@jQT4 (Znソース)として有機金属化
合物を用いZnSを作成する際に使用されているイオウ
原料(Sソース)としては、硫化水素(II、S)、あ
るいはイオウのアルキル化合物[(C=lI6)!Sま
たは(CIl、)、Sコ等が使用されているが、前者は
極めて毒性か強くその取り扱いには甚だ危険を伴う。一
方、空気中へそのガスが漏れると激しく発火燃焼する。
又、非常に高価であるため実用性に乏しい。
[発明が解決しようとする問題点コ 上記いずれかのSソースと、Znソースとしてのジメチ
ル亜鉛[DMZ ; (C1l−) tZn]またはジ
メチル亜鉛[DEZ ; (Ctlla)tZnコ等、
有機金属化合物として知られているアルキルZnを組み
合わせ、化学気相反応を起こさせることによりZnSを
形成する際、SソースとしてHt Sを用いると室温で
もアルキルZnと反応してしまい目的物を容易に得がた
いという問題や、またSソースとして前記イオウのアル
キル化合物を使用した場合、室温でアルキルZnと反応
するという問題は克服できるが、より安定なため反応温
度が高くなり過ぎるという新たな問題を生じている。
本発明は、人手並びに取り扱いが容易で、しかも安価な
Sソースとして二硫化炭素(CS、)を用いZnSの製
造方法を提供することを目的とする。
[問題点を解決するための手段] 本発明は、前記問題を解決するため、SソースとしてC
S tを採用し、Znソースとして現在多量に使われ安
価となったアルキルZnを用い、搬送(キャリヤ)前反
応ガスとして水素を使用する熱CVD法またはプラズマ
CVD法あるいは光CVD法等によって、硫化亜鉛を形
成するようにしたものである。
硫化炭素、特にCS tは、常温で液体で、古くからゴ
ム等の製造時に使用される加硫剤をはじめ工業薬品とし
て広く利用されている。それゆえ入手容易でかつ安価で
ある。また、比較的安定な物質であり、従って取り扱い
も容易である。
本発明に係るZnSは、CVD用リアクタ内にセットさ
れた導電体、絶縁体または半導体等の基体上に、成分元
素であるZn及びイオウを含む反応ガスの化学気相反応
によってZnS層を被着させることにより形成できる。
反応ガスは水素を主体とし、その中にZnがDMZまた
はDEZの蒸気として、またイオウは硫化炭素を含む蒸
気として含まれるのが望ましい。 さらに、係る反応ガ
ス中に必要に応じて発光中心や発光付活剤となる不純物
元素もしくは導電性を制御する不純物元素を含むガスを
前記ZnソースあるいはSソースと同時にまたは個別に
供給することによって含ませる事ができる。ここで、供
給ソースガスにおけるZnとSの原子比S / Z n
は、1〜60の範囲とすることが好ましい。ZnS膜を
形成する場合においては、1以下もしくは60以上の範
囲は、膜の光透過率もしくは結晶性が著しく低下するこ
とがあり望ましくない。ただしZnとSのソースガス導
入口の相対的位置関係によって、最も好ましいS/Zn
比の範囲が存在する。
[作用J 本発明方法によれば、基体上で次のような反応か進行し
、硫化水素0tts)が生成される。
1、 CS* + 3Ht →CH3SH十H!S2、
   CSt  +   4Hz   −CH4+  
 2HtS(またはC5+ 3H,→ CH,十H,S
)3、CH,SH+l(、→ CH,+ l−1tsま
た、本発明方法によれば、熱反応のみによる場合、約2
00℃ 以下ではZnソースとSソースは全く反応せず
ZnSが形成されない。よって約200℃以上の温度で
初めて上記反応が開始され、H、Sが生成される 次に
このH、Sと、ZnソースであるアルキルZnの反応は
次のように進行し、所望のZnSが形成される。
(CHs)x7.n  + HtS−1−ZnS  +
  2CH4または (CzHs)tZn+H1s −ZnS4−2CtHa
従って、基体温度、各ソースガスおよび水素ガス流入量
を精密に制御することにより、H,Sガスの生成を経て
、十分な精度で膜厚の制御されたZnSが形成される。
また本発明方法によれば、200℃〜450℃の温度範
囲にわたって再現性良く高品質のZnSが作成できる。
次に本発明を実施するための好ましい製造装置例を第1
図、第2図及び第3図にそれぞれ示す。
第1図は縦型熱CVD装置である。ここでは、リアクタ
1内に黒鉛サセプタ2を設置、その上に基体3をセット
し、また同図に示されているように基体3の近傍にアル
キルZnを含むソースガス導入口4を、基体3の上方に
C8,を含むソースガ。
ス導入口5をそれぞれ配置した。反応ガスであるH7は
、ソースガスを輸送するキャリアガスとして供給される
ことはもちろん、このほかにH,ガス導入管6を同図の
ように設け、ソースガスの供給量とは別個にリアクタ内
へH,ガスを供給する事ができる。サセプタ2は高周波
誘導加熱装置のワークコイル7との誘導結合によって発
熱し、その結果サセプタ2の上にセットされた基体3が
均一に加熱されるようになっている。より均一な膜作成
を実現するため、サセプタ2を毎分3〜40回転の範囲
で回転させることができる。膜作成時におけるリアクタ
内圧力は、760 Torr(大気圧)〜10−”To
rrの範囲で任意の値にセットできる構造となっている
第2図は、前述したように200℃以下ではZnソース
とSソースが全く反応しないという利点を最大限に活か
すため、リアクタ1中にZnおよびSソースを1本の導
入口8から導入し、さらに水素ガスを8と同軸になって
いる導入管6から導入できる構造を(丁するCVD装置
のりアクタ部分である。リアクタ内部に毎分3〜40回
転で回転出来る黒鉛サセプタ2を設置し、その表面に基
体3がセットできるようになっている。ソースガス導入
口8の先端部側壁に設けである噴出口群からアルキルZ
n%CS tガス、さらに必要に応じて、発光中心や発
光付活剤を含む不純物ガス等をH、ガスもしくは不活性
ガスのキャリアガスととらに噴き出さけることが出来る
。さらに、これらのソースガスとは独立にH1ガスを、
導入管6からも噴出させられるようになっている。 基
体3は、リアクタ内部に設けた高周波誘導加熱用ワーク
コイル7によってサセプタ2を加熱することにより均一
に加熱される。
上に述べたような2種類のいずれのソースガス導入方法
によっても300℃〜450℃の範囲において高品質Z
nSを作成することが出来る。
さらに第2図の装置には、基体表面に平行に、あるいは
垂直に外部からレーザ光を導入するための窓9.10が
それぞれ設けられている。レーザ光を導入することによ
り、基体表面の速やかな加熱によるソースガスの局所的
熱分解またはソースガスを直接光分解することによる低
温反応や基体表面上での結晶化を促進するいわゆる°P
 hoLo−asisted効果°による光CVDが実
施できる。 ところで、レーザ光の垂直照射は、基体表
面の特定部位の選択的加熱あるいは全面にわたる均一な
加熱により所望の膜作成を行う際有効である。また水平
照射は、基体表面近傍で基体温度と無関係にソースガス
のみ光化学分解させることにより基体上に良質の膜を作
成するのに適している。 これらの外に、基体上の空間
にプラズマ(直流もしくは高周波によって励起)を発生
させこの中にソースガスを導入し、効率良くソースガス
を分解し、ZnSを形成するプラズマCVDも可能であ
る。
第3図に、その1例として電子サイクロトロン共鳴(E
CR)を用いたマイクロ波プラズマCVD装置のりアク
タ1を示す。ECRプラズマ生成室11へ、ガス導入管
6からH,ガスを導入し、一方、導波管!2を通じて2
.45 Gt(zのマイクロ波を放射させ、この生成室
内にマイクロ波水素プラズマを発生させる。この時の雰
囲気圧力は10°’Torr〜10 Torrとし、さ
らに磁気コイル13により生成室内のマイクロ波入射部
付近にo、ogys Tの磁界を発生させ、ECR水素
プラズマを生成する。この水素プラズマは開口部14か
ら成長室15に向かって流動し、成長室内に設けられた
サセプタ2の上にセットされた基板3に達する。その際
、基板近傍にセットしであるソースガス導入口8からア
ルキルZn並びにC8,あるいは必要に応じ添加用不純
物を含むガスを供給する。これにより比較的低温の基板
玉に速やかにZnS膜が形成される。
以上は本発明を実施するための好適な実施例であるが、
その製造装置及び方法は特定するものではなく、ZnS
またはZnターゲットを用いてスパッタ法により基体上
にZn5FJを形成する際、スパッタガスとしてCS 
tと、Ar、Ar/Hz、Ar / Hc、またはHe
 / Hを等の混合ガスを使用することも出来、さらに
、反応性蒸着法により基体上にZnSを形成する際にも
、これらの混合ガスやC8,ガスもしくはプラズマ状態
のガスを使用することも出来る。
本発明に係るSソースとしてのCS tは、室温でアル
キルZnと反応しないので、ソースガスの供給方法に制
限を受けないこと、並びに高品質結晶性薄膜が容易に作
成出来るという作用効果がある。
以下、本発明を実施例により説明する。
[実施例 1コ 第1図に示す縦型熱CVD装置を使いサセプタ2にガラ
ス(コーニング# 7059)基板をセットし、同図に
示されているように基板近傍にDEZを、基板上方的1
3cmのところからCS tを含ガスをそれぞれ供給し
、さらに基板上方から2000 cc/min以下のH
,ガスを流しながら高周波誘導加熱装置によりサセプタ
2を加熱し基板温度を450℃までの各温度に保った。
次にDEZとCS tを含む蒸気をIIsキャリアガス
によりリアクタ!内へ輸送し、リアクタ内圧力を260
 Torrで一定値に保ちつつ、基板を毎分7回転で回
転させながら基板上にZnS層を堆積させた。 第4図
は、供給ガス中のS / Z n比を20 (DEZS
CSfの供給量をそれぞれ5×101及び5xxo−’
 mol/+in、また両ソース温度はそれぞれ12℃
及び−5℃)とした場合、ZnS層の成長速度の基板温
度依存性を示す典型的な例である。この実施例で使用し
たCVD装置においてはりアクタ灼、へΩ供給反応ガス
中のS/Zn比を5〜60とすることが好ましく、lO
〜40とすることがさらに好ましく、17〜23とする
ことが最も好ましい。
この装置のソースガス導入口配置においては、該比率が
5以下もしくは60以上ではZnS3の結晶性あるいは
光透過率が著しく低下することがあり好ましくなかった
。本実施例により形成したZnS層は可視光域での光透
過率は85%以上を示し、この光透過率スペクトルから
算出した禁制帯幅は約3.8eVであった。この値は六
方晶(ウルツ鉱構造)ZnSの室温における禁制帯幅と
ほぼ一致することが判った。また走査形電子顕微鏡(S
EM)観察の結果ZnS層の表面状態は極めて平滑であ
った。 さらに、ZnS層のX線回折による同定の結果
、主回折ピーク半値幅は0.19°以下を示し、基板に
垂直にC軸配向した膜であることが判った。
本方法によって高品質なZnS3を形成出来ることが確
認できた。
基板として多重コーティングを施したガラス基板、即ち
T a ! Os絶縁層/ZnO:Al透明電極/ガラ
ス(コーニング# 7059)を採用し、この上に上記
方法にてZnS膜を形成した後この膜にマンガン(Mn
)を熱拡散させた発光m (ZnS:Mn)を使用した
二重絶縁構造薄膜エレクトロルミネッセンス(EL)素
子を用い5kllzの正弦波駆動により、印加電圧16
0 Vで発光輝度8000cd/m’を実現できた。
また、月給縁構造、即ち金属/ T a t Os/Z
nS :Mn/ZnO:Al/ガラス(コーニング#7
059NM造を有するEL素子を用いて5kllzの正
弦波駆動により、印加電圧100vで発光輝度6100
 cd/m″を実現した。
[実施例2] 第2図の装置を用い、基板として実施例1と同じく多重
コーティングを施したコーニング# 7059ガラス基
板を採用し、ソースガス導入口8からDEZSCSt及
び発光中心としてMnを導入するためのドーピングガス
としてビスシクロペンタジニエルマンガン[CPJn;
 (CsHs)tMn]をそれぞれ含む蒸気を、又導入
管6からH,ガスを30 cc/mjn流しながら基板
温度を450℃までの各温度に保ち、マンガン(Mn)
ドープZ n S (ZnS:Mn)膜を形成した。
尚、リアクタ内圧力は260 Torr、 iL板回転
速度は7rpiとした。又、高品質ZnS:Mnを作成
するには供給反応ガス中のS/Zn比を、1〜30とす
ることが好ましく、1〜23とすることがさらに好まし
く、1〜10とすることが最も好ましいことがわかった
S/Zn比を2.5とし、基板温度350℃で形成され
たZnS:Mn上に絶縁層、そして電極を付けた二重絶
縁措造薄膜EL素芋において、5kllz正弦波駆動に
より、印加電圧150vで発光輝度9000cd/m’
を実現できた。
また、透明電極(ZnO:^1)、絶縁層(TatOs
)、並びに発光層(ZnS:Mn)という組み合わせを
用いた片絶縁構造EL素子において、100 V5kl
lz正弦波駆動により発光輝度7200cd/m’を実
現した。
又、Mnソースとしてトリカルボニルシクロペンタジニ
エルマンガン(TCM)を使用した場合にもほぼ同様の
結果が得られた。
[実施例3] 実施例1または実施例2においてリアクタ内圧力を26
0Torr一定とし、基体として高比誘電率を持つ、チ
タン酸バリウム(BaTiOs)焼結セラミックスを絶
縁層兼基板として採用し、その片面上に実施例1または
2と同様の方法により基板温度3.50℃でZnS:M
n発光層を形成し作成した膜上にZnO:^1透明電極
を、他面にAI主電極それぞれ付けたEL水素子作成し
、 5kllz正弦波駆動により印加電圧100Vで発
光輝度9000cd/m”を実現できた。その典型的な
輝度−電圧特性を第5図に示す。他に、チタン酸ストロ
ンチウム(SrTiO1)、アンチモン(Sb)を添加
した高比誘電率Ba+−xSrxTiO3、または鉛系
複合ペロブスカイト化合物のPb(Fe+、Jb+、y
)Os−Pb(FezzJ+z3)系、Pb(Mgl、
3Nbff、りo+−PbTi03系、Pb(Mgl、
Jbt、3)Os−PbTiOa  Pb(Mg+zJ
+7t)03系あるいはPLZT系等の高比誘電率セラ
ミックス用いても、同等らしくはそれ以上の性能のEL
水素子実現できた。
[実施例4コ 第1図及び第2図の装置において、リアクタ内圧力を2
60Torr一定とし、(111)面シリコン(Si)
単結晶基板上にZnS層を堆積させた場合、この基板上
にエピタキシャル成長をさせることができた。
また、基板面方位を選択することにより六方晶(ウルツ
鉱構造)、または立方晶(閃亜鉛鉱形)構造を持つZn
5FJを形成することができた。
Siの代わりにガリウムひ素(GaAs)、及びガリウ
ム燐(Galり単結晶7.(仮を用いてムロ様にエピタ
キシャル成長させることか出来た。
第1図の装置を使い、Si単結晶基板」−にZnSエピ
タキノヤル膜を形成する際、発光付活剤となる不純物と
し°CAIをトリメチルA I (1’M^1)として
I!、キャリアガスとと6にリアクタ内へ輸送しZn5
eにA1ドーピングを行った。この時、’I’MAI/
DEZ比は0.2、基板温度は425℃であった。この
ZnS膜を発光層として用いたMIS形発光発光ダイオ
ード成したところ、直流3v印加で、室温においても極
めて強い青色発光が得られた。
尚、添加する不純物として塩素を用いても同等の特性が
得られた。
一方、発光中心としてMnをドープしたZnS:Mnを
発光層として用いると、黄だいだい色発光が5Vの印加
電圧で得られた。
[実施例5] 第3図のECRマイクロ波プラズマCVD装置を使い、
基板としてSi単結晶を、また、ソースガスとしてDE
Z並びにCS tをそれぞれ用い、基板温度200℃で
ZnS膜の成長を試みた。その結果このような低い基板
温度にもかかわらず、実施例4と同程度のエビタキノヤ
ルZnS層を形成することが出来た。
次に、実施例1と同じ多重コーティングを施したガラス
基板を用い、水素ガス供給150cc/min。
D E Z 及ヒCS 、ノ供給ffiをそfLぞh 
5xlO−’、2.5xlO−’ mol/min、基
板温度300℃、圧力2XIO−’Torr、基板温度
200℃でECRマイクロ波水素プラズマCVD法によ
ってZnS膜の成長を試みた。
この膜に実施例1と同様の方法でMnをドープし、作成
した二重絶縁構造薄膜EL素子に交流100Vを印加し
たところ、発光輝度8000cd/m’を実現した。
[実施例6 ] 第2図の装置を用いて実施例2.4の’1. n S層
を形成する際、リアクタ内を0.06Torrに排気し
、基板上にリアクタ外部からフッ化アルゴン(^rF)
エキシマレーザ光を照射することによって、室温から3
00℃という低い基板温度にらかかわらず、前記実施例
2及び4と同程度以上の結晶性を有するZnS層を形成
することが出来た。さらに本実施例の場合リアクタ内を
10−’Torr以上の高真空に保ち、ZnソースとS
ソースを交互に供給することによっ′てbZns層を形
成出来た。
本発明は原子層エピタキシー(^LI4)法、ガスソー
ス分子麹エピクキシー(M[1lE)法、反応性蒸首法
、反応性スパッタ法、プラズマCV I)法、?ACV
D法、あkL”jよ光CVD法等においてZnSを作成
する時のSソースとしてC8,が適用出来る。
さらに重連したよう?こ、不純物添加ZnS層を形成す
るためには供給ガス中に不純物元素を含む適当なガスを
混入すれば可能である。一方、本実施例ではZnソース
としてDEZを使用したが、これをDMZに代えてら前
記実施例と同様の結果が得られた。勿論、本発明に係る
ZnSの製造方法は、装置をこれらの実施例に特定する
ものではない。さらに、SソースとしてはC8,の代り
にその低級炭化物のC8を使用してもよい。
[発明の効果コ 以上、本発明によれば、従来SソースとしてH、Sのよ
うな危険なガスを使用していたが本発明では極めて安全
性が高くかつ取り扱い容gなC8tを採用しているため
容易に高品質なZnSを製造できる点でこの発明は極め
て有効である。
さらに蒸着あるいはスパッタリング等によっては作成す
ることが困難であったEL水素子に有利な六方晶Z、n
Sが容易に形成出来るという効果がある。つまり本発明
に係る製造方法によって作成された六方晶ZnSは薄膜
においても結晶性の後れたしのが容易に得られること、
並びに禁制帯幅や移動度が大きいという物性的効果を有
するためEL素子等の発光素子用として特に有効である
ところで、Sソースとして通常用いられている)t、S
を使用した場合、このH,SとアルキルZnが室温でも
直ちに反応してしまう性質を有するため普通リアクタ中
を減圧しながら、Sソース、Znソース導入管をそれぞ
れ切り離しZnソース導入管を出来るだけ基板近くに配
置するという対策を講じている。しかしそれでも、基板
上での反応を経てZnS層の形成というプロセスはほど
んと期待できない。従って低温安定相である立方晶Zn
S分子が基板に堆積し、高温安定相である六方晶ZnS
の形成の余地はほどんとない。一方、ZnソースとSソ
ースを交互に供給するようなALB、アルキルSを使用
するMOCVDおよびMBE法によってZnSを作成す
る際、550℃以上の基板温度で作成すると六方晶Zn
Sが出来やすいといわれている。これは蒸気圧の関係か
ら基板」二にld初Zn原子が付着し、ちゅうtl六方
格子面を持つZn層が形成され、非熱平衡状態の丁で高
1品安定相である六方晶ZnSが出来やすくなるためと
考えられる。本発明においてもこのような効果が、20
0℃〜450℃の成長温度範囲において期待できる。こ
の温度範囲は半導体製造プロセスに良く適合し、かつ高
品質な結晶を作成するためにも有効なものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るCVD装置のりアクタ断面図。 第2図は本発明に係るCVD装置のりアクタ断面図。 第3図は本発明に係るECRマイクロ波プラズマCVD
装置のりアクタ断面図。 第4図は本発明に係るZnS層の成長速度と基板温度の
関係を示した曲線図。 第5図は本発明に係るEし素子の輝度−電圧特性を示し
た曲線図。 l・・・リアクタ、2・・・黒鉛サセプタ、3・・・基
体、4・・・アルキルZnソースガス導入口、5・・・
C8,ソースガス導入口、6・・・I−1、ガス導入管
、7・・・ワークコイル、8・・・アルキルZ、 n及
びCS tソースガス導入口、9と10・、・レーザ光
導入窓、11・・・ECRプラズマ生成室、12・・・
導波管、I3・・・磁気コイル、14・・・開口部、1
5・・・成長室。 特許出願人  高田新三   (ばか2名)第2図 第3図 第4図 基板温度[tl 第5図 印加電圧[Vコ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)基体上に亜鉛および硫化炭素を含む反応ガスを供
    給し化学気相反応によって硫化亜鉛層を被着することを
    特徴とする硫化亜鉛の製造方法。
  2. (2)反応ガスが水素を主体とし、硫化炭素を二硫化炭
    素の蒸気として含む特許請求の範囲第1項記載の硫化亜
    鉛の製造方法。
  3. (3)反応ガスが水素を主体とし亜鉛をジメチル亜鉛ま
    たはジエチル亜鉛の蒸気として含む特許請求の範囲第1
    項または第2項記載の硫化亜鉛の製造方法。
  4. (4)供給反応ガス中の亜鉛に対するイオウの原子比(
    S/Zn)が1〜60である特許請求の範囲第1項、第
    2項または第3項記載の硫化亜鉛の製造方法。
  5. (5)供給反応ガス中の亜鉛に対するイオウの原子比(
    S/Zn)が1〜40である特許請求の範囲第1項、第
    2項または第3項記載の硫化亜鉛の製造方法。
  6. (6)供給反応ガス中の亜鉛に対するイオウの原子比(
    S/Zn)が1〜23である特許請求の範囲第1項、第
    2項または第3項記載の硫化亜鉛の製造方法。
  7. (7)硫化亜鉛が原子層エピタキシー、分子線エピタキ
    シー、熱化学気相結晶成長(熱CVD)、光CVD、プ
    ラズマCVD、反応性蒸着、反応性スパッタ法によって
    、発光ダイオード、金属/絶縁層/半導体/絶縁層/金
    属の二重絶縁構造を有する薄膜形、あるいは金属/絶縁
    層/半導体の片絶縁構造を有する薄膜形、もしくはこれ
    らの絶縁層の一つが高比誘電率焼結セラミックスから成
    る薄膜形エレクトロルミネッセンス素子等の発光素子、
    または金属等と硫化亜鉛を組み合わせて成る反射防止も
    しくはハードコーティング膜を製造するために利用され
    る特許請求の範囲第1項、第2項、第3項、第4項、第
    5項、または第6項記載の硫化亜鉛の製造方法。
JP63005738A 1987-01-20 1988-01-14 硫化亜鉛の製造方法 Pending JPS63301530A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63005738A JPS63301530A (ja) 1987-01-20 1988-01-14 硫化亜鉛の製造方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1159987 1987-01-20
JP62-11599 1987-01-20
JP63005738A JPS63301530A (ja) 1987-01-20 1988-01-14 硫化亜鉛の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS63301530A true JPS63301530A (ja) 1988-12-08

Family

ID=26339740

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63005738A Pending JPS63301530A (ja) 1987-01-20 1988-01-14 硫化亜鉛の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS63301530A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103910379A (zh) * 2012-12-31 2014-07-09 国家纳米科学中心 一种硫化锌纳米材料及其制备方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103910379A (zh) * 2012-12-31 2014-07-09 国家纳米科学中心 一种硫化锌纳米材料及其制备方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2000138094A (ja) PBX(X=S、Se)薄膜の製造方法とPBXを含む電界発光素子及びその製造方法
US5834053A (en) Blue light emitting thiogallate phosphor
JPS6065798A (ja) 窒化ガリウム単結晶の成長方法
EP0342063B1 (en) Process for preparing an electroluminescent film
US10403495B2 (en) Sn doped ZnS nanowires for white light source material
JP3829464B2 (ja) 蛍光体及び蛍光体の製造方法
US6004618A (en) Method and apparatus for fabricating electroluminescent device
US5372839A (en) Process for preparing an electroluminescent film
JPS63301530A (ja) 硫化亜鉛の製造方法
JPH0461790A (ja) エレクトロルミネッセンス薄膜の製造方法
JP3812151B2 (ja) 蛍光体及び蛍光体の製造方法
JP3735949B2 (ja) 青色発光材料、それを用いたel素子、及びその製造方法
JPH0529220A (ja) 窒化ガリウム系薄膜の成長方法
JPH0369157B2 (ja)
JP2900814B2 (ja) エレクトロルミネッセンス素子の製造方法及び製造装置
JPS63188933A (ja) 窒化ガリウム系化合物半導体の気相成長方法
JPH02152191A (ja) エレクトロルミネッセンス発光膜の気相成長法
JP2680725B2 (ja) エレクトロルミネッセンス薄膜の作製方法
JPH0682618B2 (ja) ▲ii▼−▲vi▼族化合物半導体薄膜の製法
JP2762910B2 (ja) 発光材料
JPH0793189B2 (ja) 薄膜el素子用発光膜の作製方法
JPH0377639B2 (ja)
JPH01163995A (ja) 薄膜el素子の製造方法
JPH056792A (ja) 蛍光体薄膜の製造方法
JPH06263594A (ja) ダイヤモンド結晶、ダイヤモンド結晶膜、ダイヤモンド発光素子およびそれらの形成方法