JPS63297110A - ホイ−ルのエア−バルブ取付構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は自動二輪車あるいは自動三輪車用として好適に
用いられるホイールのエアーバルブ取付構造に関する。

「従来の技術およびその問題点」 第１図および第２図に、従来のホイールのエアーバルブ
取付構造の一例を示す。

この図で示すように、従来の自動二輪車用ホイールのエ
アーバルブｌは、リム２の内周面はぼ中央に、先端をホ
イール中心に向けて配置しているのが通例であった。

自動車用ホイールには、第１図中２点鎖線で示すように
、リム２の側方にずらした位置にエアーバルブｌを傾斜
させて配置したものもあるが、自動二輪車用ホイールの
場合にはホイール幅Ｑが狭いため、このように側方へず
らして配置すると、タイヤ３を組み付ける際にタイヤの
端部３ａがエアーバルブ基端と干渉してしまう不具合が
生じ、このため実施されていない。

ところで、上記エアーバルブ取付構造にあっては、エア
ー圧調整を行なう場合圧力調整用エアータンクから延び
るチューブＣの先端に取り付けたバルブ接続具Ｔをホイ
ール中心からリム内周面に向けて移動させてバルブにセ
ットするが、その際、接続具ＴあるいはチューブＣが車
体の部品と干渉するおそれがあり、作業が行ないずらい
欠点があった。特に、最近の自動二輪車では、ディスク
ブレーキやスイングアームを採用したものが多く、この
種自動二輪車では、ブレーキディスク４あるいはリヤア
ームが前記バルブ接続具Ｔ等と干渉しがちとなり、上記
欠点は顕著に現れる。

上記欠点に対処するものとして、実開昭６０−７３６０
２号公報にリムの内周面はぼ中央に配置したエアーバル
ブを略９０度に折り曲げて先端を側方に向けたものが開
示されている。

上記構造では、確かにエアー圧調整用工具（バルブ接続
具Ｔ、チューブＣ等）が車体部品と干渉するのを避けら
れるが、工具をエアーバルブ先端にセットしようとして
バルブに押しつける際、同バルブにモーメントを生じさ
せてしまう。このため、バルブ貫通部分のシール構造を
頑強にしたり、バルブ自体あるいは該バルブを支持する
リム部分の強度を高めなければならないといった別の欠
点が生じる。

本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、エアー圧調
整が行ない易く、タイヤ組付の際にタイヤ端部がエアー
バルブ基部に干渉することがなく、さらに、エアー圧調
整用の工具をバルブにセットする際エアーバルブにモー
メントが生じるおそれもないホイールのエアーバルブ取
付構造を提供することを目的とする。

「問題点を解決するための手段」 本発明では、係る目的を達成するために、ホイールのス
ポーク部にタイヤの内部空間と連通ずる中空部を設け、
該中空部を形成するスポーク部側壁に、エアーバルブを
側方へ突出するように取り付けている。

「作用」 エアー圧調整をする場合、エアーバルブに圧力調整用接
続具を押しつけ、同接続用具とエアーバルブとを接続さ
せて行なう。このとき、エアーバルブは、ホイールの側
方へ突出させているため、同バルブへの接続具が車体部
品と干渉することはない。

「実施例」 以下、本発明の一実施例について図面を参照して説明す
る。

第３図、第４図は本発明の一実施例を示す。図中符号１
１は自動二輪車用として用いられるキャストホイールで
ある。このホイール１１は、リム１２と、車軸が挿通さ
れるハブ１３と、両者を連結する断面十字状のスポーク
部１４から構成されるもので、アルミニューム合金また
はマグネシューム合金により一体成型されるものである
。スポーク部１４のリム１２との接続される部分には中
空部１５が形成されている。この中空部１５はタイヤ１
６の内部空間Ｓと連通している。

中空部１５を形成するスポーク部側壁１４ａには、エア
ーバルブ１６が側方（タイヤの幅方向）へ突出するよう
に取り付けられている。

エアーバルブ１７は、基端に鍔！８を有する螺子筒１９
をスポーク部側壁１４ａの内側より差し込み、外側に突
出するバルブ先端部分にナツト２０を螺合させて締める
ことによりリム１２に取り付けられるものである。また
、エアーバルブ１７内には周知のように逆止弁（通称、
ムシと称されろ）が配備され、タイヤ１６内に空気を注
入するときあるいは逆に空気を抜くときには、該逆止弁
に連結させたロッドを押圧し該逆止弁の機能を解除させ
た状態で行ない得るようになっている。

なお、２１はディスクブレーキの一橋成部品であるブレ
ーキディスク、２２はキャップである。

上記ホイールにおいて、エアー調整をするには、まず、
キャップ２２を外し、エアーバルブ先端に圧力調整用装
置のバルブ接続具Ｔを突き合わせそこに押しつけて接続
する。該接続したバルブ接続具ＴはチューブＣを介しエ
アータンクに連結されており、圧力調整装置の制御側を
所定圧に設定することで、例えば、タイヤ圧が該設定値
より低い場合にはチューブＣを介してタイヤ１６内に自
動的に空気を注入することができ、逆にタイヤ圧が高い
場合にはタイヤ内から空気を抜き取ることができる。以
上のようにしてタイヤ圧の調整が行なえる。

「発明の効果」 以上説明したように本発明によれば以下の優れた効果を
奏する。

■エアーバルブ先端が側方へ向いているため、エアー圧
調整用工具をセットする際、該工具がブレーキディスク
等車体部品と干渉することがなく、エアー調整が行ない
易い。

■ホイールのスポーク部にタイヤ内と連通ずる中空部を
設け、該中空部を形成するスポーク部側壁にエアーバル
ブを取り付ける構造であり、エアーバルブの基部がリム
内周側に突出することがなく、タイヤセットの際、同タ
イヤ端部がエアーバルブ基部に干渉することがない。

■エアーバルブの先端にエアー調整用の工具をセットす
る際、同工具をバルブに押しつけて行なうが、その際の
押圧方向がバルブの軸線方向と一致するため、同バルブ
にモーメントは加わらず、前記従来例で示した実開昭６
０−７３６０２号公報に開示されたものに比べ、バルブ
貫通部分のシール性をそれほど頑強にする必要がなく、
また、バルブ自体あるいはバルブ貫通部分の強度もそれ
ほど強くする必要がなく、設計上有利となる。

■スポーク部１こ中空部を形成した分、タイヤ内の空気
容最が増すこととなり、その結果、空気漏れに対する影
響が少なくなり、かつ空気圧の微妙な調整か可能となる
。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図は従来のホイールのエアーバルブ取
付構造の一例を示し、第１図は一部の断面図、第２図は
その側面図、第３図および第４図は本発明の一実施例を
示し、第３図は要部の断面図、第４図はその側面図であ
る。 １１・・・・・・ホイール、　　　１２・・・・・・リ
ム、１４・・・・・・スホーク部、　　１５・・・・・
・中空部、１６・・・・・・タンヤ、　　　　１７・・
・・・・エアーバルブ、２１・・・・・・ブレーキディ
スク、 Ｔ・・・・・・バルブ接続具、 Ｃ・・・・・・チューブ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ホイールのスポーク部にタイヤの内部空間と連通する中
   空部を設け、該中空部を形成するスポーク部側壁に、エ
   アーバルブを側方へ突出するように取り付けたことを特
   徴とするホイールのエアーバルブ取付構造。