JPS63296326A - 金属化プラスチックフィルムコンデンサの製造方法 - Google Patents
金属化プラスチックフィルムコンデンサの製造方法Info
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- JPS63296326A JPS63296326A JP13252587A JP13252587A JPS63296326A JP S63296326 A JPS63296326 A JP S63296326A JP 13252587 A JP13252587 A JP 13252587A JP 13252587 A JP13252587 A JP 13252587A JP S63296326 A JPS63296326 A JP S63296326A
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、アルミニウム蒸着を用いた金属化プラスチッ
クフィルムコンデンサの製造方法に関するものである。
クフィルムコンデンサの製造方法に関するものである。
従来の技術
近年、電子部品は屋外で使用される電子機器のために高
耐湿保証が重要な課題となってきている。
耐湿保証が重要な課題となってきている。
又、昨今の電子機器の小型軽量化の実現は高密度実装技
術に負うところが大きくこれを支えているのが、電子部
品のチップ化に代表される超小型電子部品群である。
術に負うところが大きくこれを支えているのが、電子部
品のチップ化に代表される超小型電子部品群である。
金属化フィルムコンデンサにおいても、高耐湿保証可能
な超小型のコンデンサの要望が非常に高くなってきてい
る。
な超小型のコンデンサの要望が非常に高くなってきてい
る。
これらへの対応のために、金属化フィルムコンデンサに
おいては材料、構造などの面から様々の取り組がなされ
ている。これの−例である従来例を第4図を用いて説明
する。
おいては材料、構造などの面から様々の取り組がなされ
ている。これの−例である従来例を第4図を用いて説明
する。
第4図は従来の金属化フィルムコンデンサの構造を示し
ている。
ている。
この従来例の最大の特徴は、フロー、リフローなどに対
応できるように、高耐熱の誘電体フィルムを用いたこと
と、モールドで成型したエポキシ樹脂層4によシ耐湿性
を向上させたことである。
応できるように、高耐熱の誘電体フィルムを用いたこと
と、モールドで成型したエポキシ樹脂層4によシ耐湿性
を向上させたことである。
まず、耐熱性誘電体フィルムにアルミニウムを蒸着した
金属化フィルムを巻回文は積層してコンデンサ素子1を
得る。この素子に亜鉛を金属溶射(以下メタリコンとい
う)し、電極引出層2を得る。次にこの電極引出層2に
対して金属板で作られた外部電極端子3を電極引出層2
に溶接し、樹脂層4によりモールドを行なっている。
金属化フィルムを巻回文は積層してコンデンサ素子1を
得る。この素子に亜鉛を金属溶射(以下メタリコンとい
う)し、電極引出層2を得る。次にこの電極引出層2に
対して金属板で作られた外部電極端子3を電極引出層2
に溶接し、樹脂層4によりモールドを行なっている。
発明が解決しようとする問題点
以上のような材料及び素子の構成によりほぼ実使用に耐
え得る耐湿特性及び、耐熱特性を得ることができる。
え得る耐湿特性及び、耐熱特性を得ることができる。
しかしながら次の様な問題が残されたままであった。す
なわち耐湿性を得るには外装が不可欠であり、しかも外
装自体が耐湿特性保証の決め手とはなシ得ないことであ
る。具体的には ■ 最終的にエポキシ樹脂が吸湿した場合、コンデンサ
素子に達した水分によシ、アルミニウム蒸着電極が、電
気化学的反応によシ消失する。
なわち耐湿性を得るには外装が不可欠であり、しかも外
装自体が耐湿特性保証の決め手とはなシ得ないことであ
る。具体的には ■ 最終的にエポキシ樹脂が吸湿した場合、コンデンサ
素子に達した水分によシ、アルミニウム蒸着電極が、電
気化学的反応によシ消失する。
■ 外装により吸湿を制御又は遅延するためには適度な
外層厚みが必要であシ、外装後の形状が素子形状に対し
て非常に大きくなってしまう。
外層厚みが必要であシ、外装後の形状が素子形状に対し
て非常に大きくなってしまう。
以上の様に、小型、低コスト化及び信頼性に関して解決
すべき大きな問題を抱えていた。
すべき大きな問題を抱えていた。
本発明はアルミニウム蒸着の金属化フィルムコンデンサ
の小型、低コスト化及び、耐湿性向上を同時に実現しよ
うとするものである 問題点を解決するための手段 この目的を達成するために、本発明の金属化プラスチッ
クフィルムコンデンサの製造方法は、アルミニウムを蒸
着した金属化フィルムを巻回又は積層してなるコンデン
サ素子に少なくとも200°Cの温度で2時間以上の熱
処理を施すことを特徴としている。
の小型、低コスト化及び、耐湿性向上を同時に実現しよ
うとするものである 問題点を解決するための手段 この目的を達成するために、本発明の金属化プラスチッ
クフィルムコンデンサの製造方法は、アルミニウムを蒸
着した金属化フィルムを巻回又は積層してなるコンデン
サ素子に少なくとも200°Cの温度で2時間以上の熱
処理を施すことを特徴としている。
作用
この構成により外装モールドを施すことなく、吸水によ
る蒸着膜の電気化学反応による消失を防止することがで
きる。
る蒸着膜の電気化学反応による消失を防止することがで
きる。
実施例
以下本発明の実施例について図面を参照しながら説明す
る。第1図に本発明の一実施例の構造を示している。エ
ポキシ樹脂によるモールドがなく、外部電極端子である
金属板がない他は、従来例と基本的に同じである。
る。第1図に本発明の一実施例の構造を示している。エ
ポキシ樹脂によるモールドがなく、外部電極端子である
金属板がない他は、従来例と基本的に同じである。
一4f、ボ+)フェニレンサルフッイドフィルム等の耐
熱性誘電体フィルムにアルミニウムを片面に真空蒸着し
た2枚の金属化フィルムを巻回することによシコンデン
素子1を得る。
熱性誘電体フィルムにアルミニウムを片面に真空蒸着し
た2枚の金属化フィルムを巻回することによシコンデン
素子1を得る。
この素子に耐候性金属であるアルミニウムブロンズ(組
成jJ:9重量%、Gu:91重量%)をメタリコン溶
射し、電極引出層2を得る。
成jJ:9重量%、Gu:91重量%)をメタリコン溶
射し、電極引出層2を得る。
金属溶射し、外部接続用金属層3を形成する。
この素子について、更に、大気中又は真空状態において
少なくとも200°Cの温度で2時間以上の熱処理を施
す。
少なくとも200°Cの温度で2時間以上の熱処理を施
す。
この様にして得られた本発明の無外装コンデンサと熱処
理条件を各々変えた無外装コンデンサの耐湿負荷試験の
結果を第2図及び第3図に示している。第2図は60℃
、95%RHで5ov/μnの直流電圧を2000時間
連続印加した場合の蒸着金属消失による静電容量の減少
率が20%を超えるものを■部分、10%以下を0部分
、はとんど変化しないものをΩ部分に分けて示している
。
理条件を各々変えた無外装コンデンサの耐湿負荷試験の
結果を第2図及び第3図に示している。第2図は60℃
、95%RHで5ov/μnの直流電圧を2000時間
連続印加した場合の蒸着金属消失による静電容量の減少
率が20%を超えるものを■部分、10%以下を0部分
、はとんど変化しないものをΩ部分に分けて示している
。
この結果から明らかなように、200’C未満の温度で
は、時間を増やしても特性の改善効果がないが、200
°Cにおいては2時間以上加熱処理を行うことにより、
非常に優れた耐湿性を得ることができる。
は、時間を増やしても特性の改善効果がないが、200
°Cにおいては2時間以上加熱処理を行うことにより、
非常に優れた耐湿性を得ることができる。
これは、少なくとも200′Cの温度で2時間以上の加
熱処理を施すことによυ、蒸着金属膜が改質され、吸水
による電気化学的反応に対して非常に安定になったこと
によるもので、従来不可能とされたアルミニウム蒸着コ
ンデンサの耐湿性を大幅に向上できる。
熱処理を施すことによυ、蒸着金属膜が改質され、吸水
による電気化学的反応に対して非常に安定になったこと
によるもので、従来不可能とされたアルミニウム蒸着コ
ンデンサの耐湿性を大幅に向上できる。
第3図は、外装のない本発明のコンデンサと従来の外装
付コンデンサについて60″C095%RHで50v/
μnの直流電圧を印加した場合の時間毎の静電容量の変
化率を示している。これによると、本発明のコンデンサ
は外装を行うことなしに、従来の外装付コンデンサを上
回る耐湿特性を示していることがわかる。
付コンデンサについて60″C095%RHで50v/
μnの直流電圧を印加した場合の時間毎の静電容量の変
化率を示している。これによると、本発明のコンデンサ
は外装を行うことなしに、従来の外装付コンデンサを上
回る耐湿特性を示していることがわかる。
又、本発明は外装を除去可能であるので外装によシコン
デンサの体積が増加することなく、素子形状をそのまま
生かした小形のコンデンサが得られる。更に、外装除去
により外部接続に用いる金属板を溶接することなしに、
金属溶射層を外部接続用端子として用いることが可能に
なるなどの効果も合せて得られる。
デンサの体積が増加することなく、素子形状をそのまま
生かした小形のコンデンサが得られる。更に、外装除去
により外部接続に用いる金属板を溶接することなしに、
金属溶射層を外部接続用端子として用いることが可能に
なるなどの効果も合せて得られる。
さらに、本実施例の金属層において、蒸着層から直接電
気を引出す層をアルミブロンズとしたが、耐候性にすぐ
れておればよく、黄銅、アルミ亜鉛合金などを用いても
所望の特性は得られる。
気を引出す層をアルミブロンズとしたが、耐候性にすぐ
れておればよく、黄銅、アルミ亜鉛合金などを用いても
所望の特性は得られる。
又、半田組成についてもペースト半田や、実装用半田に
対して確実な電気的9機械的コンタクトが得られれば実
施例の組成に限定されない。
対して確実な電気的9機械的コンタクトが得られれば実
施例の組成に限定されない。
発明の効果
以上のように本発明は、アルミニウムを蒸着した金属化
フィルムを巻回、又は積層してなるコンデンサ素子に少
なくとも200°Cの温度で2時間以上の熱処理を施し
たことによシ、外装を施すことなく優れた耐湿性を具備
したフィルムコンデンサの作製が可能となシ、金属化プ
ラスチックフィルムの小型、低コスト化ならびに高信頼
性に大きく寄与することができるものである。
フィルムを巻回、又は積層してなるコンデンサ素子に少
なくとも200°Cの温度で2時間以上の熱処理を施し
たことによシ、外装を施すことなく優れた耐湿性を具備
したフィルムコンデンサの作製が可能となシ、金属化プ
ラスチックフィルムの小型、低コスト化ならびに高信頼
性に大きく寄与することができるものである。
第1図は本発明の製造方法による金属化フィルムコンデ
ンサの一実施例を示す斜視図、第2図は耐湿性を得るに
必要な熱処理温度−熱処理時間の許容範囲を示す特性図
、第3図は耐湿負荷試験における静電容量変化を示す特
性図、第4図は従来の金属化フィルムコンデンサを一部
を切欠いて示す斜視図である。 1・・・・・・コンデンサ素子。 代理人の氏名 弁理士 中 尾 敏 男 ほか1名第
l 図 1−コン≠ンブ未
チ第2図 然ル理眸閏(h) 第3図 ・本発明品 gJit眸71#<hフ 第4図 手続補正書 昭和12年l/月78″日
ンサの一実施例を示す斜視図、第2図は耐湿性を得るに
必要な熱処理温度−熱処理時間の許容範囲を示す特性図
、第3図は耐湿負荷試験における静電容量変化を示す特
性図、第4図は従来の金属化フィルムコンデンサを一部
を切欠いて示す斜視図である。 1・・・・・・コンデンサ素子。 代理人の氏名 弁理士 中 尾 敏 男 ほか1名第
l 図 1−コン≠ンブ未
チ第2図 然ル理眸閏(h) 第3図 ・本発明品 gJit眸71#<hフ 第4図 手続補正書 昭和12年l/月78″日
Claims (1)
- アルミニウムを蒸着した金属化フィルムを巻回又は積層
してなるコンデンサ素子に少なくとも200℃の温度で
2時間以上の熱処理を施したことを特徴とする金属化プ
ラスチックフィルムコンデンサの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13252587A JPS63296326A (ja) | 1987-05-28 | 1987-05-28 | 金属化プラスチックフィルムコンデンサの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13252587A JPS63296326A (ja) | 1987-05-28 | 1987-05-28 | 金属化プラスチックフィルムコンデンサの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63296326A true JPS63296326A (ja) | 1988-12-02 |
Family
ID=15083338
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13252587A Pending JPS63296326A (ja) | 1987-05-28 | 1987-05-28 | 金属化プラスチックフィルムコンデンサの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63296326A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6033194A (en) * | 1996-06-24 | 2000-03-07 | Sanden Corporation | Scroll-type fluid displacement apparatus with anti-wear plate mechanism |
-
1987
- 1987-05-28 JP JP13252587A patent/JPS63296326A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6033194A (en) * | 1996-06-24 | 2000-03-07 | Sanden Corporation | Scroll-type fluid displacement apparatus with anti-wear plate mechanism |
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