JPS63295681A - 接着性粉末ポリエチレン - Google Patents

接着性粉末ポリエチレン

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JPS63295681A
JPS63295681A JP13204787A JP13204787A JPS63295681A JP S63295681 A JPS63295681 A JP S63295681A JP 13204787 A JP13204787 A JP 13204787A JP 13204787 A JP13204787 A JP 13204787A JP S63295681 A JPS63295681 A JP S63295681A
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JP
Japan
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polyethylene
density
coating
powder
adhesive
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JP13204787A
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Takao Yonemoto
米元 孝雄
Shuji Morita
修司 森田
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Ube Corp
Original Assignee
Ube Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、接着性のよい粉末ポリエチレンに関し、さら
に詳しくは流動浸漬法や静電塗装法等、粉体塗装性全般
に亙る塗装用等として好適な接着性粉末ポリエチレンに
関する。
[従来の技術] 樹脂粉末などを流動層中で流動させ、予熱した金属など
を流動層中に浸漬することにより塗装する流動浸漬塗装
法が知られている。
このような塗装等の用途に供する場合に必要な特性とし
て、まず粉末粒子形状が繊維状のヒゲを持たず、適性な
粒度な有するとともに、密度が大きいものがよいとされ
ており、従来、このような流動浸漬塗装法に用いる粉末
として、鉄鋼などの金属材料の防食被覆材料に使用され
ている接着性の粉末ポリエチレンは、そのベースレジン
としてはメルトインデックス(MI)が10〜30で、
密度が0.928〜0.935、粒度が50メツシュ篩
通過、という線状低密度ポリエチレン(LLDPE)が
採用されている。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら、従来使用されている前記のような特性を
有する線状低密度ポリエチレンは、流動浸漬塗装法によ
り被覆した場合、引張強度、伸びの低下が見られ、また
、被覆を剥がす時に塗装膜が折れるケースが生じるとい
う不都合があった。
[問題点を解決するための手段] そこで、本発明者らは種々検討の結果、ベースレジンで
ある線状低密度ポリエチレンとして、メルトインデック
スか5以上、密度か0.910〜0.925であるもの
を塗装材料に使用することにより、上記従来の場合に比
し、膜強度の優れた塗装を施し得ることを見出し、本発
明に到達したのである。
即ち、本発明によれば、メルトインデックスが5以上、
密度が0.910〜0.925である線状低密度ポリエ
チレンから成る接着性粉末ポリエチレン、が提供される
本発明に係る接着性粉末ポリエチレンにおいては、その
メルトインデックスは5以上、好ましくは10〜50で
あることが必要である。メルトインデックスが5より小
さいと、粉末を流動浸漬した場合に溶融粘度が高く、塗
装か適切に仕上らない。
また、この接着性粉末ポリエチレンの密度は、0.91
0〜0.925の範囲、好ましくは0.915〜0.9
23の範囲であることが必要である。密度が0.925
を超えると、塗膜の強度低下が起こり、また0、910
未満ではゴム弾性か強くなり、流動浸漬用粉末として使
用できない。
なお、接着性粉末ポリエチレンの密度は、JISK67
60に沿って測定した。
この接着性粉末ポリエチレンは、好ましくは、その粒度
が30メツシュ篩通過のもの、更に好ましくは50メツ
シュ篩通過のものを使用する。接着性粉末ポリエチレン
の粒度か30メツシュ篩通過より大きいと、塗膜が平滑
に仕上らなかったり、ピンホールが発生したりする、と
いう欠点が生じる。
本発明の線状低密度ポリエチレン(LLDPE)は、エ
チレンとα−オレフィンの共重合体である。LLDPE
は低圧法で製造され、α−オレフィンとしてはブテン、
ヘキセン、オクテン、デセン等か挙げられる。LLDP
Eは、従来の高圧法で製造された低密度ポリエチレンと
比較すると、構造的には高圧法低密度ポリエチレンが枝
分れの多い多分岐状であるのに対し、LLDPEは直鎖
状となっているものである。
本発明の接着性粉末ポリエチレンは、下記の公知の粉砕
方法により製造することができる。
一般に、ポリエチレンは靭性に富み、粉砕しにくいもの
であるため、例えばスイングハンマーミル、ターボミル
等の衝撃式粉砕機を用い、粉砕時の局部的な発熱による
ポリエチレンの溶融を防ぐため液体窒素などで粉砕機や
ポリエチレンを冷却する等の方法により、粉末状ポリエ
チレンを製造することができる。
また、本発明に使用するポリエチレンは、変性処理した
ものも使用することができる。
変性処理に用いられるものとしては、−塩基性不飽和脂
肪酸、二塩基性不飽和脂肪酸などの不飽和脂肪酸、およ
びこれらの酸無水物が好ましく、−塩基性不飽和脂肪酸
としてはアクリル酸、メタクリル酸など、二塩基性不飽
和脂肪酸としてはマレイン酸、イタコン酸など、酸無水
物としては無水マレイン酸、無水ハイミック酸などが挙
げられる。
変性ポリエチレンを製造する方法としては、種々の公知
の方法(例えば、溶液法、懸濁法、溶融法)を採用する
ことができる。
溶液法により変性処理する場合、無極性有機溶媒中にポ
リエチレンおよび前記した無水マレイン酸等を投入し、
さらにラジカル開始剤を添加して高温にて加熱すること
によって変性ポリエチレンを得ることができる。この際
、使用される無極性有機溶媒としては、ヘキサン、ベン
ゼン、トルエンなどが挙げられ、ラジカル開始剤として
は、2.5−ジメチル−2,5−ジ(第三級ブチルパー
オキシ)ヘキサン、ベンゾイルパーオキサイドの如き有
機過酸化物が挙げられる。また、処理温度は、ポリエチ
レンが溶解する温度であり、通常110〜160℃であ
る。
懸濁法により変性処理する場合、極性溶媒(一般には、
水)中にポリエチレンおよび前記した無水マレイン酸等
を投入し、さらにラジカル開始剤を添加して高圧下で1
00℃以上の温度において処理することによって得られ
る。
さらに、溶融法により変性処理する場合、溶融混練機(
例えば、押出機)を用いてポリエチレンおよび前記した
無水マレイン酸等、ならびにラジカル開始剤を溶融混練
しながら処理することによって得ることができる。混線
温度は使用するラジカル開始剤の種類によって異なるか
、ポリエチレンの融点以上ないし300°C以下の温度
であり、一般に120〜270℃である。
本発明の方法により被覆される金属材料としては、チタ
ン、アルミニウム、ニッケル、鋼、ステンレス鋼などの
鉄、銅、亜鉛等、さらにこれらの合金などを用いること
ができる。
[実施例] 次に、本発明を実施例に基づき、更に詳細に説明する。
(実施例1) MI 25、密度0.916の線状低密度ポリエチレン
(LLDPE)を粉砕機により50メツシュ篩通過の粉
末にし、この粉末を用いて流動浸漬法により250℃に
加熱した鉄板に650.厚みにライニングした。
冷却後それを剥し、J I 5K6760に準じて引張
り試験を行なった。
その結果を表1に示す。
また、165℃に加熱した圧縮成形機で1mm厚さのプ
レスシートを作成し、JISに676゜に準じて引張り
試験を行なった。
その結果を表1に示す。
さらに、引張り強度(破断点強度)を測定した。結果を
表1に示す。
(比較例1) MI20、密度0.928のLLDPEを実施例1と同
様にして粉末とし、流動浸漬法により250°Cに加熱
した鉄板に620.厚みにライニングした。冷却後それ
を剥し、J I 5K6760に準じて引張り試験を行
なった。
その結果を表1に示す。
また、165°Cに加熱した圧縮成形機で1mm厚さの
プレスシートを作成し、J I 5K6760に準じて
引張り試験を行なった。
その結果を表1に示す。
さらに、引張り強度(破断点強度)を測定した。結果を
表1に示す。
(実施例2) 実施例1に使用したLLDPEをマレイン化し、その変
性ポリエチレンを50メツシュ篩通過の粉末にし、流動
浸漬法により250″Cに加熱した鉄板に850鉢の厚
みにライニングし、冷却後剥離した。その結果、膜折せ
ず剥離できた。
剥離膜およびプレスシートの双方について、実施例1と
同様に引張り試験を行なった。その結果を表1に示す。
さらに、引張り強度(破断点強度)を測定した。結果を
表1に示す。
(比較例2) 比較例1で使用したLLDPEを、実施例2と同様に流
動浸漬法により250 ’Cに加熱した鉄板に820p
の厚みにライニングし、冷却後剥離した。
その結果、膜折した。
また、剥離膜およびプレスシートの双方につぃて、実施
例1と同様に引張り試験を行ない、さらに引張り強度(
破断点強度)を測定した。その結果を表1に示す。
(実施例3) MIIO1密度0.920のLLDPEを粉砕機により
50メツシュ篩通過の粉末にし、流動浸漬法により25
0°Cに加熱した鉄板に800μの厚みにライニングし
、冷却後外観仕上がりを観察した。その結果、外観仕上
がりは良好であった。
剥離膜およびプレスシートの双方について、実施例1と
同様に引張り試験を行なった。その結果を表1に示す。
さらに、引張り強度(破断点強度)を測定した。結果を
表1に示す。
(比較例3) MI3、密度0.920のLLDPEを粉砕機により5
0メツシュ篩通過の粉末にし、流動浸漬法により250
℃に加熱した鉄板に650gの厚みにライニングし、冷
却後外観仕上がりを観察した。
その結果、外観仕上がりは不良であった。
尚、上記実施例、比較例における外観仕上がりて、良好
とは、表面が平滑で凹凸がないことであり、不良とは表
面に凹凸があることを意味する。
(以下、余白) [発明の効果] 以上説明したように、本発明の接着性粉末ポリエチレン
によれば、メルトインデックスおよび密度を特定したの
で、金属等への接着性に優れ、例えば流動浸漬法による
塗装用として極めて有効である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)メルトインデックスが5以上、密度が0.910
    〜0.925である線状低密度ポリエチレンから成る接
    着性粉末ポリエチレン。
  2. (2)粒度が30メッシュ篩通過のものである特許請求
    の範囲第1項記載の接着性粉末ポリエチレン。
JP62132047A 1987-05-28 1987-05-28 接着性粉末ポリエチレン Expired - Lifetime JP2533540B2 (ja)

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