JPS63295537A - 新規化合物、医療組成物、及び炎症及び痛みの治療方法 - Google Patents

新規化合物、医療組成物、及び炎症及び痛みの治療方法

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JPS63295537A
JPS63295537A JP63055924A JP5592488A JPS63295537A JP S63295537 A JPS63295537 A JP S63295537A JP 63055924 A JP63055924 A JP 63055924A JP 5592488 A JP5592488 A JP 5592488A JP S63295537 A JPS63295537 A JP S63295537A
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    • C07C335/12Derivatives of thiourea having nitrogen atoms of thiourea groups bound to acyclic carbon atoms of an unsaturated carbon skeleton the carbon skeleton containing six-membered aromatic rings
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    • A61P25/00Drugs for disorders of the nervous system
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    • AHUMAN NECESSITIES
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の背景 本発明は抗炎症剤及び/又は鎮痛剤として有効である成
る種の新規ベーターアミノエチル置換フェニル化合物、
特にベーターアミノエトキシ置換フェニル化合物に関す
る。本発明は又本発明の化合物の合成方法及びこれらの
合成方法において有用な中間体にも関する。本発明は更
に炎症及び/又は痛みを含む病気の治療に白゛用である
これらの化合物を含有する医薬組成物に関する。最後に
、本発明は炎症或いは痛みにより特徴付けられる病気の
治療方法に関する。
炎症、即ち「炎症応答」は増大した管透過性、流体蓄積
、及び変化する数の炎症細胞の炎症領域への移動などを
含む複雑な内部関連した生理学的事象の結果である。炎
症の臨床内規れは腫み(浮1)fl) 、増大した局所
温度、紅斑及び痛みなどである。炎症応答はある種の細
菌、放射線、化学薬品に対する過敏症、関節炎様状態な
どを含む多くの原因因子の任意のものにより誘因され得
る。炎症応答は一般的に体における主たる防御機構であ
ると思イ〕れているが、しかし、放っておくと過度にな
り機能的損傷を引起こし得る。
炎症及びそれに伴う痛みに対抗するために非ステロイド
系抗炎症、解熱及び鎮痛薬品、特にアスピリン及びアス
ピリン誘導体を含むサリチレートの使用は是認された医
学的実践である。非ステロイド物は通常、例えば滑液胞
炎、関節炎などに伴う痛み及び炎症を和らげるのに用い
られている。
痛みはその基本的に主観的性質のために正確に規定する
ことができないが、それは一般的にその用語は特殊化さ
れた神経末端の刺戟により引起こされる苦痛或いは悩み
の感情を指すものであるということができる。ヒト及び
その他の動物における痛みを減少させるために極めて多
様な薬品が開発されており、あるものはその源で痛みを
除去するのに向けられたものであり、他のものは脳によ
る痛みの同化の遮断に向けられたものである。痛みの感
覚を遮断するように設計された後者の群の中に、一般的
に無意識を引起こすことなく痛みを和らげる鎮痛剤があ
る。鎮痛剤は更に二つの主な範鴫、即ちモルヒネ、コデ
ィン、レポファノール、及びモルヒネ様鎮痛剤メペリジ
ン及びメタトンを含むオピオイド鎮痛剤、及びアスピリ
ン、イブプロフェン、ツェナセチン、アセトアミノフェ
ン、フェニルブタシン及びインドメタシンなどの解熱鎮
痛剤に分類することができる。
これらの鎮痛剤の正確な薬理学的作用は不確かであるが
、オピオイド鎮痛剤を解熱剤から容易に区別するある種
の効果がある。特に、解熱剤は弱い鎮痛剤であり、それ
らの効果の多くは末梢神経系にあり、その結果、挙動変
化は通常生じない。
一般的に、これらの鎮痛剤は筋肉、関節、鍵及び筋膜か
ら生ずる肉体的痛みのみを和らげるが、深い内臓の痛み
に対しては有効でない。しかしながら、オピオイド鎮痛
剤はあらゆるタイプの痛みに対して極めて有効であり、
中枢神経系統における広い作用を何する。強力な鎮痛の
他に麻薬としても知られているオピオイド類はしばしば
ムードその他の挙動変化にも影響をもたらす。おそらく
、オピオイド鎮痛剤の最も顕著な副作用はそれらの繰返
し使用が薬物耐性並びに心理的及び身体的依存性が伴う
ことである。
最近、カブシシアム(Capslc!um )属のある
種の天然生成物であるカブサイシンが鎮痛を誘発するこ
とが発見された。カブサイシン(トランス−8−メチル
−N−バニリル−6−ノネンアミド)及び「合成」カブ
サイシン(N−バニリルノナンアミド)は米国特許4,
313,958号明細書に鎮痛剤として開示されている
。カブサイシンの鎮痛活性も又化学及び医学文献、例え
ばYaksh等、5cLcncc、 20(i、pp、
 481−483(1979); Jancso等、N
aunyn−8ch*icdcbcrg’s Arch
、 Pharmacol、、vol。
all、 I)I)、 285−288(1980)及
びHo1zcr等、Eur、 J。
Pharma、 Vol、 58. pp、 511−
514(1979)などに論議されている。米国特許第
4.238,505号明細書は、動物に鎮痛をもたらす
用途のための3−ヒドロキシアセトアニリドを開示して
いる。ヨーロッパ特許出願0089710号は鎮痛及び
抗−刺戟活性を有するヒドロキシフェニルアセトアミド
類を記載している。同様に、鎮痛及び抗−刺戟活性がN
−バニリルスルホンアミド類に対して米国特許4,40
1,663号明細書に、ヒドロキジフェニル−アセトア
ミド類が米国特許4,424,205号明細書に、N−
(3−或いは4−ヒドロキシ或いは3,4−ジヒドロベ
ンジル)カルバメート類が米国特許 4.443,473号明細書に、N−〔(置換フェニル
)メチル〕 −シス−モノ不飽和アルケンアミドが米国
特許4,493.848号明細書に、N−(3−メトキ
シ−4−ヒドロキシベンジル及びフェニル)尿素及びチ
オ尿素類が米国特許4.460,602号明細書に、N
−バニリル尿素がヨーロッパ特許出願0068590号
に、N−〔(置換フェニル)メチルコアルキンアミドが
米国特許4,532,139号明細書に、メチレン置換
N−((置換フェニル)メチルコアルカンアミド類が米
国特許4,544,668号明細書に、N−〔(置換フ
ェニル)メチル〕 −シネ飽和アミド類が米国特許4,
544,669号明細書に、モノアルケンアミド類が米
国特許 4.564,633号明細書に、置換フェニル酢酸エス
テル類が英国特許明細書 2.168,974号に、N−(置換アルキル)アルカ
ンアミド類及びチオアミド類が米国特許明細書2,16
8,976号に、置換芳香族−アラアルカンアミド類が
英国特許2,168.975号に、カブサイジノイドと
アリールアルカン酸の組合せがヨーロッパ特許公開公報
149,545号に、カブサイジノイド類及びオピオイ
ド類の組合せが英国特許4,599,342号明細書に
、ヨーロッパ特許公開公報187.009号及びヨーロ
ッパ特許公開公報206.609号にそれぞれ開示され
ている。これらの特許明細書及び文献の全ての開示内容
は全て在に準用する。
既になされた抗炎症及び鎮痛剤を同定するための多大な
努力にも拘らず、炎症及び/又は痛みを治療するために
有効な新しい化合物及び組成物を同定する継続した需要
が存在する。本発明の化合物はこれらの化合物の全身投
与量を投与することにより全般的な鎮痛及び抗炎症効果
をもたらすか、或いは局所的投与量を投与することによ
り公知の局所麻酔薬を用いて得られるものと同様な局所
的鎮痛効果をもたらすのでその様な目的のために特に有
用である。全般的鎮痛のために現在広く用いられている
麻酔鎮痛剤及び解熱鎮痛剤は局所投与を介して典型的に
は白゛効でなく、従って局所麻酔剤としては一般的に使
用されない。加えて、本発明の化合物は公知の局所麻酔
剤を用いた際に典型的に見られる機械的感覚(即ち、痺
れ)、或いは運動強調の喪失のない鎮痛をもたらすので
公知の局所麻酔剤よりも優れたものである。本発明の化
合物の性質は従ってこれらの化合物を口内手術及び小整
形外科手術などの局所的外科手術前、中及び/又は後に
局所的に投与するための独立に適したものにする。
本発明の目的は、従って、投与す葛ことにより全般的に
鎮痛及び/又は抗炎症効果をもたらすか、或いは投与す
ることにより公知の局所麻酔薬に典型的に見られる付随
的消極効果(例、痺れ、運動強調の喪失)のない局所的
麻酔をもたらすことができる化合物を提供することであ
る。本発明のもう一つの目的は6゛効な抗炎症剤及び/
又は鎮痛剤である化合物並びにこれらの化合物を含有す
る医薬組成物を提供することである。更に本発明の目的
は、炎症或いは痛みにより特徴付けられる病気の治療方
法を提供することである。
更に本発明の目的は、高効率、高強度及び/又は良好な
治療指数を有する化合物及びこれらの化合物を含む組成
物を提供することである。更に、本発明の目的は、局所
的に投与された場合に殆んど或いは全く皮膚刺戟を引起
こさない化合物及び組成物を提供することである。
加えて、本発明の目的は容易に配合及び/又は投与され
る化合物を提供することである。もう一つの目的は、実
質的に水溶性である化合物を提供することである。本発
明は又高収率を与え、及び/又は安価である本発明の化
合物の合成方法並びにこれらの合成方法において有用な
中間体にも関するものである。
これら及びその他の目的は以下の詳細な説明から容易に
明らかとなるであろう。
蔵に用いられる全ての96及び比は特に断りのない限り
重量基準である。
発明の概要 本発明は下記−膜構造式を有するヒト及び低級動物にお
ける炎症を和らげ、或いは鎮痛をもたらすのに有用なベ
ーターアミノエチル置換フェニル化合物及びその薬学的
に許容可能な塩及びアミドを提供する: R’ −CH−W−X−R この一般式において、W−X部分は −C(0)NH−1−C(S)NH−1−3(0)、N
H−1−NHC(0)O−1−NHC(S)0−1−N
HC(0)NH−及び−NHC(S)NH−よりなる群
から選ばれ、萩にW−X部分のいづれかの利用可能な結
合はR部分に結合され、及び残りの結合はベンジル炭素
原子に結合され(好ましくは、W−Xはアミド或いはチ
オアミド部分を形成する):Zは水素、ヒドロキシ、及
びメトキシから選ばれ(好ましくはメトキシである);
R1は水素、ヒドロキシ、約1〜約5個の炭素原子を有
するヒドロキシのアルキルエステル、約1〜約5個の炭
素原子を有するアルキル基、及び約1〜約5個の炭素原
子を有するアルコキシ基より選ばれ(好ましくは水素、
ヒドロキシ及びメチルであり、最も好ましくは水素であ
る);及びR2は独立に水素、ハロゲン、約1〜約5個
の炭素原子を有する未置換或いは置換アルキル基、置換
或いは未置換アリール基、カルボキシレートより選ばれ
、或いは2個のR′″部分が共有的に結合して環内に約
3〜約7個の炭素原子を有する置換又は未置換アルキル
環を形成する(好ましくは全てのR2は水素である)。
R基は直鎖、分岐或いは環状鎖であり、及び不飽和、モ
ノ不飽和、或いはポリ不飽和であってよいC6−024
アルキル部分である。最後に、Y部分は一〇−1−S−
1及び−NH−から選ばれる。好ましくは、Y部分が酸
素であるベーターアミノエトキシ−置換フェニル化合物
である。
本発明は又安全且つ有効量の本発明の化合物及び薬学的
に許容可能な担体を含んでなる医薬組成物も提供する。
又、本発明の化合物或いは組成物を投与することにより
ヒト或いは低級動物において鎮痛をもたらし及び炎症を
減少させる方法も提供される。
本発明は更に本発明のベーターアミノエトキシ置換フェ
ニル化合物の合成方法に関する。一つの方法は、(1)
特定のフェノールを特定のビシナルジハロゲン化物(好
ましくはビシナルジブロマイド)と反応させてベーター
ハイエトキシフェニル化合物を形成した後、(2)この
ベーターハロエトキシフェニル化合物をアジド塩(好ま
しくはナトリウムアジド)と反応させてベーターアジド
エトキシフェニル化合物を形成し、次いで(3)このア
ジド部分を(好ましくはS n C12で)還元してベ
ーターアミノエトキシフェニル化合物を形成する工程を
含んでなる。本発明は又、この合成方法において有用な
中間体である新規ベーターハロエトキシフェニル化合物
及び新規ベーターアジドエトキシフェニル化合物にも関
する。もう一つの合成方法は、(1)特定のフェニル化
合物をフタルイミド塩(好ましくはカリウムフタルイミ
ド塩)と反応させてベーターフタルイミドエトキシフェ
ニル化合物を形成した後、(2)フタルイミド部分をヒ
ドラジンで除去してベーターアミノエトキシフェニル化
合物を得る工程を含んでなる。
本発明は又この合成方法において有用な中間体である新
規ベーターフタルイミドエトキシフェニル化合物にも関
する。もう一つの合成方法は、(1)特定のフェノール
化合物(好ましくはそのフェノールアニオン)を特定の
アジリジン化合物と反応させて窒素−置換ベーターアミ
ノエトキシフェニル化合物を形成した後、(2)この窒
素−置換ベーターアミノエトキシフェニル化合物の窒素
置換基を(好ましくは、液体アンモニア中ナトリウム金
属を用いて)還元除去してベーターアミノエトキシフェ
ニル化合物を形成する工程を含んでなる。
発明の詳細な説明 本発明においてa用な化合物は下記一般的構造をHする
抗炎症及び/又は鎮痛剤として6効なベータ−アミノエ
チル−置換フェニル化合物及びその薬学的に許容可能な
塩及びアミドである:この一般構造式において、W−X
部分は−C(0)NH−1−〇 (S)NH−1−S 
(0) 2NH−1−NHC(0)O−1−NHC(S
)O−1−NHC(0)NH−及び−NHC(S)NH
−より選ばれる。W−X部分のいづれかの利用可能な結
合もR部分に結合され、他の結合がベンジル炭素原子に
結合されてよいことに注意すべきである。
この一般構造式にはW及びX部分は −C(0)−1−C(S)−及び−NH−から選ばれ、
及びW−Xがアミド(即ち、 −C(0)NH−)或いはチオアミド(即ち、−C(S
)NH−)部分であるのが好ましい。この様に、好まし
いW−X組合せには、本発明の化合物が下記一般構造式
を有するフェニル酢酸アミド又はチオアミド誘導体: 〔式中、Qは酸素又はイオウ(好ましくはQは酸素)で
ある〕、 或いは下記一般構造式を有するバニリルアミド或いはバ
ニリルチオアミド誘導体: 〔式中、Qは酸素又はイオウ(好ましくはQは酸素)で
ある〕 のいづれかであるようにアミド又はチオアミド構造を形
成する。
これらの構造において、R1部分は水素、ヒドロキシ、
約1〜約5個の炭素原子を有するヒドロキシのアルキル
エステル、約1〜約5個の炭素原子を有するアルキル及
び約1〜約5個の炭素原子を有するアルコキシから選ば
れ(特に水素、ヒドロキシ及びメチル)、好ましいR1
は水素である。
2部分は水素、ヒドロキシ及び各トキシから選ばれ、好
ましいZはヒドロキシ及びメトキシから選ばれる。最も
好ましいZはメトキシである。
R2部分は各々独立に水素、ハロゲン、約1〜約5個の
炭素原子を何する未置換或いは置換アルキル基、置換或
いは未置換アリール、及びカルボキシレートであるか或
いは2個のR2部分が共有的に結合して環内に約3〜約
7個の炭素原子を有する置換或いは未置換アルキル環を
形成する。最適鎮痛活性のためには、アルファ炭素原子
(即ち、Y部分に直接結合している炭素原子)上の少な
くとも1個のR2が水素であるのが好ましい。又、全て
のR2が水素及び約1〜約5個の炭素原子を有するヒド
ロキシアルキル(特に、ヒドロキシメチル)から選ばれ
るのも好ましい。又、全てのR2が水素及び約1〜約5
個の炭素原子を自゛するアミノアルキル(特にアミノメ
チル及びアミノエチル)から選ばれるのも好ましい。又
、全てのR2が水素原子及び置換或いは未置換アリール
(特にフェニル或いはメチルフェニル)より選ばれるの
も好ましい。又、アルファ炭素原子上の両Rが水素で、
せいぜい唯一のR2がベータ炭素原子(アルファ炭素原
子に直接結合している炭素原子)上の水素以外のもので
あり、アルキル、ヒドロキシアルキル、アミノアルキル
及び置換又は未置換アリール(特に、ヒドロキシメチル
、アミノメチル、アミノエチル、フェニル及びメチルフ
ェニル)からなる群から選ばれる場合も好ましい。
り 又、全てのR−が水素及び約1〜約5個の炭素原子を有
するアルキル、(特にメチル)から選ばれるのも好まし
い。より好ましいのは、せいぜい唯一のR−が水素以外
であり、最も好ましくは全てり のR−が水素である。
Y部分は一〇−1−8−及び−NH−から選ばれる。好
ましいYは下記一般構造式を有するベータアミノエトキ
シ置換フェニル化合物を形成する一〇−である: R1−CH−W−X−R これらの構造式におけるRMiは約6〜約24個の炭素
原子、好ましくは約6〜約22個の炭素原子、より好ま
しくは不飽和アルキル基に対しては約14〜約22個(
特に約16〜約20個)の炭素原子及び飽和アルキル基
に対しては約6〜約14個(特に約8〜約12個)の炭
素原子を有するアルキル基である。
姪に用いられる「アルキル」という用語は直鎖、分岐或
いは環状であってよい炭素含有鎖を意味し、又はそれら
は飽和、モノ不飽和(即ち、路内に1個の二重結合又は
三重結合)或いはポリ不飽和(例えば、路内に2個の二
重結合路内に2個の三重結合、路内に1個の二重結合及
び1個の三重結合)であってよい。Rアルキル基、及び
アルキル基であるR2部分は、置換されてよく、或いは
好ましくは未置換である。好ましい置換基はハロゲン、
ヒドロキシ、アミノ、アリール、カルボキシレート、及
び−OR(iにR3は約1〜約3個の炭素原子を有する
未置換アルキル基である)(特にメトキシ及びエトキシ
)よりなる群から選ばれる。置換アルキル基はモノ−、
ジー或いはトリ ジー置換であるのが好ましい。好ましい置換R−″部分
としては、5−ヒドロキシペンチル、2−ヒドロキシブ
チル及びヒドロキシメチルアルキルなどが挙げられ、最
も好ましくはヒドロキシメチルアルキルである。アミノ
アルキルである好ましいり R″″部分としては、アミノメチル、5−アミノブチル
及び5−アミノペンチルなどが挙げられ、最も好ましい
のはアミノメチル或いはアミノエチルである。蔵におい
て用いられる「カルボキシレート」という用語は、有機
カルボン酸部分(即ち、−CO2H)、及び毒性の見地
からヒト或いは下等動物に投与するのに許容可能なそれ
らの塩(例、ナトリウム、カリウム、カルシウム、トリ
エチルアンモニウム)、及びエステル(例、メチルエス
テル、エチルエステル)及びアミド(例、未置換アミド
、N−メチルアミド、N、N−ジメチルアミド)を意味
する。
丑で用いられる「アリール」という用語は、モノ−、ジ
ー、トリー、置換されてよい或いは未置換のアリール環
を意味する。アリールである好ましいR一部分としては
、フェニル、ナフチル及び置換フェニル或いはナフチル
が挙げられ、最も好ましくは置換又は未置換フェニルで
ある。アルキルアリールである好ましいR一部分は置換
基が独立にハロゲン、ヒドロキシ、アミノ、水素及びカ
ルボキシ基から選ばれるものであり、最も好ましくはメ
チルフェニルアルキルアリール基である。
益に用いられるように、飽和アルキル基は「アリカニル
」と称され、路内に二重結合を含んでなる不飽和アルキ
ル基は「アルケニル」と称され(好ましくはrZJ幾何
学的立体配置にある二重結合を有する鎖)、及び路内に
三重結合を含んでなる不飽和アルキル基は「アルキニル
」と称される。本発明の化合物内に存在する任意の二重
結合に対する幾何学的立体配置の命名は技術上公知の名
称rZJ及びrEJを利用するものであり、Morri
son及びl□yd、 Organic Chemis
try s第三版、(Allyn and Bacon
、 Inc、 BosLon、 1973) pp、1
31−133及び148−151;及びMarelt、
^dvaneed OrganicChemistry
−第二版(McGrav−llill Book Co
Iapany。
New York、 1977) pp、 88〜12
4に完全に記載されており、これらの両文献の開示内容
は全て社に準用する。
好ましいR基は、直鎖及び分岐鎖アルカニル、直鎖及び
分岐鎖モノ飽和アルキル、直鎖及び分岐鎖シネ飽和アル
キル及び直鎖及び分岐鎖トリ不飽和アルキルである。よ
り好ましいR基は直鎖及び分岐鎖アルカニル、1個の二
重結合を有する直鎖及び分岐鎖アルケニル、2個の二重
結合を有する直鎖及び分岐差アルケニル、及び3個の二
重結合を有する直鎖及び分岐鎖アルケニルから選ばれる
最も好ましいR基は直鎖アルカニル及び1個の二重結合
を有する直鎖アルケニルから選ばれる。
好ましいR基は次の通りである。フェニル酢酸アミド又
はチオアミド誘導体、特に下記−膜構造式を有するベー
ターアミノエトキシ−置換化合物である本発明の化合物
に対しては: O−CH2CH2−NF2 好ましいR基はn−へキサニル、n−へブタニル、n−
オクタニル、n−ノナニル、n−デカニル、n−ウンデ
カニル、n−ドデカニル、n−トリデカニル、n−テト
ラデカニル、テトラデセニル、ペンタデセニル、ヘキサ
デセニル、ヘプタデセニル、オクタデセニル、ノナデセ
ニル、アイコシニル、トコセニル、オクタデカジェニル
、ノナデカジェニル、アイコサジェニル、オフタデ力ト
リエニル、アイコサトリエニル、アイコサテトラエニル
、オクタデシニル、ノナデシニル、アイコシニル、及び
ドコシニルより選ばれる。より好ましいR2Zはn−オ
クタニル、n−ノナニル、n−デカニル、9E−又は9
Z−テトラデセニル、9E−又は9Z−へキサデセニル
、9E−又は9Z−オクタデセニル、6E−又は6Z−
オクタデセニル、11 E −3111Z−オ’)9デ
セニル、l0E−又は10Z−ノナデセニル、13E−
又は13Z−トコセニル、9−メチレン−1−オクタデ
カニル、9Z、12Z−オクタデカジェニル、9E。
12E−オクタデカジェニル、9Z、12E−オクタデ
カジェニル、9Z、IIE−オクタデカジェニル、IO
E、13E−ノナデカジェニル、11E、14E−アイ
コサジェニル、92,122.152−オフタデ力トリ
エニル、6Z、9Z。
12z−、tクタデカトリエニル、11Z、14Z。
172−フイコサトリエニル、5Z、8Z、11Z、1
4Z−アイコサテトラエニル、及び9−オクタデシニル
より選ばれる。最も好ましいR基はn−オクタニル、n
−ノナニル及び9Z−オクタデセニルである。
バニリルアミド或いはバニリルチオアミド誘導体、特に
下記−膜構造式を有するベーターアミノエトキシ置換化
合物である本発明の化合物に対しては二 〇 O−CH2CH2−NF2 好ましいR基はn−へキサニル、n−ヘプタニル、n−
オクタニル、n−ノナニル、n−デカニル、n−ウンデ
カニル、n−ドデカニル、n−トリデカニル、トリデセ
ニル、テトラデセニル、ペンタデセニル、ヘキサデセニ
ル、ヘプタデセニル、オクタデセニル、ノナデセニル、
アイコシニル、トコセニル、ヘプタデカジェニル、オク
タデカジェニル、ノナデカジェニル、アイコサジェニル
、ヘプタデ力トリエニル、オフタデ力トリエニル、ノナ
デカトリエニル、アイコサトリエニル、ノナデカテトラ
エニル、ヘプタデシニル、オクタデシニル、ノナデシニ
ル及びアイコシニルより選ばれる。
より好ましいR1はn−へブタニル、n−オクタニル、
n−ノナニル、8E−又は8Z−トリデセニル、8E−
又は8Z−ペンタデセニル、8E−又は8Z−へブタデ
セニル、5E−又は5Z−ヘプタデセニル、10E−又
は10Z−ヘプタデセニル、9E−又は9Z−オクタデ
セニル、12E−又は12Z−ノナデセニル、8−メチ
レン−1−へブタデカニル、82.112−へブタデカ
ジェニル、8E、IIE−ヘプタデカジェニル、8Z、
11E−へブタデカジェニル、8Z、l0E−へブタデ
カジェニル、9E、12E−オクタデカジェニル、10
E、13E−ノナデカジェニル、8Z、11Z、14Z
−へブタデカジェニル、5Z、8Z、11z−ヘプタデ
力トリエニル、10Z、132,16Z−ノナデカトリ
エニル、4Z、7Z、102,132−ノナデカテトラ
エニル、及び8−ヘプタデシニルより選ばれる。最も好
ましいR基はn−へブタニル、n−オクタニル及び8Z
−へブタデセニル(例、オレオイルアミド)である。
益に用いられる「薬学的に許容可能な塩及びアミド」と
いう用語は、それらが誘導された基本アミノ形態と同一
の一般的薬理学的性質を有し、毒性見地から許容ijf
能であるそれらの塩或いはアミド形態の化合物を意味す
る。薬学的に許容可能な塩としては無機酸(例、HCI
、HBr、N a HS O4、u 2 CO3)から
得られるアンモニウム塩、及び白°機カルボン酸(例、
酢酸、グルコン酸、クエン酸、グルクロン酸、ガラクツ
ロン酸、フマル酸、ゲンチシン酸、ラクトビオン酸、安
息香酸)から得られるアンモニウムカルボン酸塩などが
挙げられる。薬学的に許容可能なアミドとしては、アミ
ノ酸(例、グリシンアミド)を含む有機カルボン酸(例
、酢酸アミド)から得られるものが挙げられる。有機カ
ルボン酸から得られるアンモニウムカルボン酸塩、特に
酢酸及びグルコン酸塩が好ましい。
本発明の化合物としては例えば下記構造式を有するN−
((4−(2−アミノエトキシ)−3−メトキシフェニ
ル)−メチル)−92−オクタデセンアミド: O 下記構造式を6するN−((4−(2−アミノエトキシ
)−3−メトキシフェニル)−メチル)−92−チオオ
クタデセンアミド。
O−CH2CH2NH2 下記構造式を有するN−((4−(2−アミノエトキシ
)−3−メトキシフェニル)−メチル)−9Z−オクタ
デセニルスルホンアミド:0CH2CH2NH2 下記構造式を6するN−((4−(2−アミノエトキシ
)−3−ヒドロキシフェニル)−メチル)−92−オク
タデセンアミド: 0CH2CH2NH2 下記構造式ををするN−((4−(2−アミノエトキシ
)−フェニル)−メチル)−92−オクタデセンアミド
: 0CH2CH2NH2 下記構造式を有するN−((4−(2−アミノエトキシ
)−3−メトキシフェニル)−メチル)−ノナンアミド
: 0CH2CH2N)I2 N−((4−(2−アミノエトキシ)−3−メトキシフ
ェニル)−メチル)−チオノナンアミド;((4−(2
−アミノエトキシ)−3−メトキシフェニル)−メチル
)−ノナニルスルホンアミド;N−((4−(2−アミ
ノエトキシ)−3−ヒドロキシフェニル)−メチル)−
ノナンアミド;N−((4−(2−アミノエトキシ)−
フェニル)−メチル)−ノナンアミド;下記構造式を白
゛するN−((4−(2−メチル−2−アミノプロポキ
シ)−3−メトキシフェニル)−メチル)  −92−
オクタデセンアミド; 0−CHC(CH3) 2Nl−12 下記i1.を造式を有するN−((4−(2(S)  
−アミノ−3−メチルブトキシ)−3−メトキシフェニ
ル)−メチル)−92−オクタデセンアミド;O 下記構造式を仔するN−((4−(2−カルボン酸)−
2−アミノエトキシ)−3−メトキシフェニル)−メチ
ル)−92−オクタデセンアミド:下記構造式を有する
N−((4−(2−アミノ−3−ヒドロキシプロポキシ
)−3−メトキシフェニル)−メチル)−92−オクタ
デセンアミド:  O OCHCH(CHOH)   (NH2)N−((4−
(2−アミノシクロペントキシ)−3−メトキシフェニ
ル)−メチル)−92−オクタデセンアミド;N−((
4−(2−アミノ−3−ヒドロキシプロポキシ)−3−
メトキシフェニル)−メチル)−ノナンアミド、N−(
(4−(2−アミノ−3−(カルボン酸)−プロポキシ
)−3−メトキシフェニル)−メチル)−ノナンアミド
;N−(、(4−(2−アミノエ・トキシ)−3−メト
キシフェニル)−メチル)−オクタデカンアミド、N−
((4−(2−アミノエトキシ)−3−メトキシフェニ
ル)−メチル)−9−メチレン−1−オクタデカンアミ
ド;N−((4−(2−アミノエトキシ)−3−メトキ
シフェニル)−メチル)−11Z、14Z、17Z−ア
イコサトリエンアミド;F’J−((4−(2−アミノ
エトキシ)−3−メトキシフェニル)−メチル)−52
゜8Z、11Z、14Z−アイコサテトラエンアミド;
N−((4−(2−アミノエトキシ)−3−メトキシフ
ェニル)−メチル)−9−オクタデシルアミド;N−(
(4−(2−アミノエトキシ)−3−メトキシフェニル
)−メチル)−92−テトラデセニルアミド;N−((
4−(2−アミノエトキシ)−3−メトキシフェニル)
−メチル)−92−ヘキサデセンアミド;N−((4−
(2−アミノエトキシ)−3−メトキシフェニル)−メ
チル)−9E−オクタデセンアミド、N−((4−(2
−アミノエトキシ)−3−メトキシフェニル)−メチル
)−132−トコセンアミド;N−((4−(2−アミ
ノエトキシ)−3−メトキシフェニル)−メチル)−ヘ
キサンアミド;N−((4−(2−アミノエトキシ)−
3−メトキシフェニル)−メチル)−オクタンアミド、
N−((4−(2−アミノエトキシ)−3−メトキシフ
ェニル)−メチル)−デカンアミド、N−((4−(2
−アミノエトキシ)−3−メトキシフェニル)−メチル
)−テトラデカンアミド;N−((4−(2−アミノエ
トキシ)−3−メトキシフェニル)−メチル)−92,
122−オクタデカジエンアミド;N−((4−(2−
アミノエトキシ)−3−メトキシフェニル)−メチル)
−92,12z−チオオクタデカジエンアミド;N−(
(4−(2−アミノエトキシ)−3−メトキシフェニル
)−メチル)−ドデカンアミド、N−((4−(2−ア
ミノエトキシ)−3−メトキシフェニル)−メチル)−
ヘキサデカンアミド;下記構造式を有するN−(92−
オクタデセニル)−4−(2−アミノエトキシ)−3−
メトキシフェニルアセトアミド: 0−CH2CH2NH2 下記構造式を有するN−(9Z−オクタデセニル)−4
−(2−アミノエトキシ)−3−メトキシフェニルチオ
アセトアミド: 0CH2CH2N112 下記構造式を有するN−(92−オクタデセニル)−4
−(2−アミノエトキシ)−3−メトキシベンジルスル
ホンアミド: 0CH2C1■2NH2 N−(92−オクタデセニル)−4−(2−アミノエト
キシ)−3−ヒドロキシフェニルアセトアミド、N−(
9Z−オクタデセニル)−4−(2−アミノエトキシ)
−フェニルアセトアミド;N−オクタニル−4−(2−
アミノエトキシ)−3−メトキシフェニルアセトアミド
;N−オクタニル−4−(2−アミノエトキシ)−3−
メトキシフェニルチオアセトアミド;N−オクタニル−
4−(2−アミノエトキシ)−3−メトキシベンジルス
ルホンアミド二N−オクタニル−4−(2−アミノエト
キシ)−3−ヒドロキシフェニルアセトアミド;N−オ
クタニル−4−(2−アミノエトキシ)−フェニルアセ
トアミド、N−(92−オクタデセニル)−4−(2−
メチル−2−アミノプロポキシ)−3−メトキシフェニ
ルアセトアミド;N−オクタデカニル−4−(2−アミ
ノエトキシ)−3−メトキシフェニルアセトアミド;N
−(9−メチレン−1−オクタデカニル)−4−(2−
アミノエトキシ)−3−メトキシフェニルアセトアミド
、N−(11z、142,172−アイコサトリエニル
)−4−(2−アミノエトキシ)−3−メトキシフェニ
ルアセトアミド;N−(5Z、82.11z、14z−
アイコサテトラエニル)−4−(2−アミノエトキシ)
−3=メトキシフエニルアセトアミド;N−(9−オク
タデシニル)−4−(2−アミノエトキシ)−3−メト
キシフェニルアセトアミド:N−(9Z−テトラデセニ
ル)−4−(2−アミノエトキシ)−3−メトキシフェ
ニルアセトアミド、N−(92−ヘキサデセニル)−4
−(2−アミノエトキシ)−3−メトキシフェニルアセ
トアミド、N−(9E−オクタデセニル)−4−(2−
アミノエトキシ)−3−メトキシフェニルアセトアミド
;N−(13z−ド=rセニル)−4−(2−アミノエ
トキシ)−3−メトキシフェニルアセトアミド;N−へ
キサニル−4−(2−アミノエトキシ)−3−メトキシ
フェニルアセトアミド;N−ノナニル−4−(2−アミ
ノエトキシ)−3−メトキシフェニルアセトアミド;N
−デカニル−4−(2−アミノエトキシ)−3−メトキ
シフェニルアセトアミド;N−テトラデカニル−4−(
2−アミノエトキシ)−3−メトキシフェニルアセトア
ミド、N−(92,122−オクタデカジェニル)−4
−(2−アミノエトキシ)−3−メトキシフェニルアセ
トアミド;N−ドデカニル−4−(2−アミノエトキシ
)−3−メトキシフェニルアセトアミド;N−ヘキサデ
カニル−4−(2−アミノエトキシ)−3−メトキシフ
ェニルアセトアミド;N−((4−(2−アミノ−2−
カルボキシエトキシ)−3−メトキシフェニル)−メチ
ル)−92−オクタデセンアミド;下記構造式ををする
N−((4−アミノ−N’  −(2−アミノエチル)
−3−メトキシフェニル)−メチル)−92−オクタデ
センアミド: NH−CH2CH2NH2 N−((4−アミノ−N’  −(2−アミノエチル)
−3−メトキシフェニル)−メチル)−ノナンアミド、
N−((4−アミノ−N’  −(2−アミノエチル)
−3−メトキシフェニル)−メチル)−オクタンアミド
;下記構造式を白°するN−(9Z−オクタデセニル)
−4−(アミノ−N#  −(2−アミノエチル))−
3−メトキシフェニルアミド: NHCH2CH2NH2 N−オクタニル−4−(アミノ−N’  −(2−アミ
ノエチル))−3−メトキシフェニルアセトアミド;N
−((4−アミノ−N’  −(2−アミノエチル)−
3−メトキシフェニル)−メチル)−92−チオオクタ
デセンアミド、N−((4−アミノ−N’  −(2−
アミノエチル)−3−メトキシフェニル)−メチル)−
チオノナンアミド;N−(9Z−オクタデセニル)−4
−(アミノ−N’  −(2−アミノエチル))−3−
メトキシフェニルチオアミド;下記構造式を有するN−
((4−メルカプト−8−(2−アミノエチル)−3−
メトキシフェニル)−メチル)−ノナンアミ ド: O S−CH2CH2NH2 N−((4−メルカプト−8−(2−アミノエチル)−
3−メトキシフェニル)−メチル)−92−オクタデセ
ンアミド;N−((4−メルカプト−5−(2−アミノ
エチル)−3−メトキシフェニル)−メチル)−92−
オクタンアミド、N−(9Z−オクタデセニル)−4−
(メルカプト−5−(2−アミノエチル))−3−メト
キシフェニルアセトアミド;N−オクタニル−4−(メ
ルカプト−8−(2−アミノエチル))−3−メトキシ
フェニルアセトアミド、N−((4−メルカプト−8−
(2−アミノエチル)−3−メトキシフェニル)−メチ
ル)−92−チオオクタデセンアミド;N−((4−メ
ルカプト−5−(2−アミノエチル)−3−メトキシフ
ェニル)−メチル)−チオノナンアミド、N−(9Z−
オクタデセニル)−4−(メルカプト−3−2−アミノ
エチル)−3−メトキシフェニルチオアセトアミド:下
記構造式を有するN−((4−(2−アミノエトキシ)
−3−メトキシフェニル)−メチル)−92−オクタデ
セニルカルバメート; 下記(を造式を有するN−<(4−(2−アミノエトキ
シ)−3−メトキシフェニル)−メチル)−92−オク
タデセニルチオ力ルバメート:0CH2CH2NH2 N−((4−(2−アミノエトキシ)−3−メトキシフ
ェニル)−メチル)−ノナニルカルバメート;N−((
4−(2−アミノエトキシ)−3−メトキシフェニル)
−メチル)−ノナニルチオカルバメート、N−<(4−
(2−アミノエトキシ)−3−メトキシフェニル)−メ
チル)−オクタニルカルバメート、N−((4−(2−
アミノエトキシ)−3−メトキシフェニル)−メチル)
−オクタニルチオカルバメート;下記構造式を白゛する
N−(9Z−オクタデセニル)−4−(2−アミノエト
キシ)−3−メトキシベンジル力ルバメー  ll 0CI]2CH2N)■2 N−(9Z−オクタデセニル)−4−(2−アミノエト
キシ)−3−メトキシベンジルチオカルバメート;N−
オクタニル−4−(2−アミノエトキシ)−3−メトキ
シベンジルカルバメート;N−オクタニル−4−(2−
アミノエトキシ)−3−メトキシベンジルチオカルバメ
ート;下記構造式を有するN−14−(2−アミノエト
キシ)−3−メトキシフェニル)−メチル)・N’  
−(9Z−オクタデセニル)尿素: 0H OC)■2CH2NH2 下記構造式を有するN−((4−(2−アミノエトキシ
)−3−メトキシフェニル)−メチル)−N’  −(
92−オクタデセニル)チオ尿素:0CH2CH2NH
2 N−((4−(2−アミノエトキシ)−3−メトキシフ
ェニル)−メチル)−N′ −ノナニル尿素:N−((
4−(2−アミノエトキシ)−3−メトキシフェニル)
−メチル)−N′ −ノナニルチオ尿素;N−((4−
(2−アミノエトキシ)−3−メトキシフェニル)−メ
チル)−N′ −オクタニル尿素;N−((4−(2−
アミノエトキシ)−3−メトキシフェニル)−メチル)
−N′ −オクタニルチオ尿素°;及びその薬学的に許
容可能な塩及びアミドが挙げられる。
本発明の好ましい化合物はN−((4−(2−アミノエ
トキシ)−3−メトキシフェニル)−メチル)−92−
オクタデセンアミド;N−((4−(2−アミノエトキ
シ)−3−メトキシフェニル)−メチル)−ノナンアミ
ド;N−((4−(2−メチル−アミノプロポキシ)−
3−メトキシフェニル)−メチル)−92−オクタデセ
ンアミド、N−((4−(2(S)−アミノ−3−メチ
ルブトキシ)−3−メトキシフェニル)−メチル)−9
2−オクタデセンアミド;N−(92−オクタデセニル
)−4−(2−アミノエトキシ)−3−メトキシフェニ
ルアセトアミド;N−オクタニル−4−(2−アミノエ
トキシ)−3−メトキシフェニルアセトアミド;N−(
(4−(2−アミノ−3−ヒドロキシプロポキシ)−3
−メトキシフェニル)−メチル)−92−オクタデセン
アミド;N−((4−(2−アミノ−2−カルボキシエ
トキシ)−3−メトキシフェニル)−メチル)−92−
オクタデセンアミド;及びその薬学的に許容可能な塩及
びアミドである。本発明の最も好ましい化合物はN−(
(4−(2−アミノエトキシ)−3−メトキシフェニル
)−メチル)−92−オクタデセンアミド;N−(9Z
−オクタデセニル)−4−(2−アミノエトキシ)−3
−メトキシフェニルアセトアミド;N−((4−(2−
アミノエトキン)−3−メトキシフェニル)−メチル)
−ノナンアミド;及びその薬学的に許容可能な塩及びア
ミドである。
薬学的活性を決定及び評価するために、当業者に公知の
各種アッセイを用いてこれらの化合物の動物内における
試験を行った。即ち、鎮痛活性はマウスにおけるアセチ
ルコリン及びフェニルキノンモデル、ラットにおけるR
anda I I −8e I i L toモデル及
びマウス及びラットにおける熱板試験などの公知のモデ
ル内において試験される。化合物の抗炎症活性は炎症応
答に特徴的な局所的浮腫に拮抗するこれらの化合物の能
力を試験するように設計されたアッセイを用いて便利に
示すことができる。
この様な公知の試験の具体例としてはカラゲナンラット
浮腫試験、オキサシロン−誘発炎症マウス耳試験及びア
ラキドン酸−誘発炎症マウス耳試験などが挙げられる。
もう一つの有用な公知の試験はアジュバント関節炎試験
である。
薬理学的活性のためのこれら及びその他の適当な試験は
次の文献に開示及び/又は言及されている:米国特許4
,313,958号明細書、Yaksh等、5cien
ce 20G 、pp、481−483 (1979)
:Janseo等、Naunyn−8chIIicde
berg’s Arch、 Pharm−col、 V
ol、 311 、pp、285−288 (1980
)  ; l1olzcr等、Eur、 J、 Pha
rm、、Vol、 5g、 pp、511−514 (
1979) ;米国特許4,238.505号;ヨーロ
ッパ特許出願0089710号;米国特許 4.401.663号;米国特許 4.424.205号;米国特許 4.443.473号:米国特許 4.493,848号;米国特許 4.460,602号;ヨーロッパ特許出願00685
90号;米国特許4,532,139号;米国特許4,
544,668号;米国特許4.544,669号;米
国特許 4.564,633号;英国特許明細書2.168.9
74号;英国特許明細書2.168,976号:英国特
許明細書2.168,975号;ヨーロッパ特許公開公
報149.545号;米国特許4,599,342号;
ヨーロッパ特許公開公報187,009号−及びヨーロ
ッパ特許公開公報206.609号;これらの特許明細
書及び記事の開示内容は益に全て準用する。薬理学活性
のためのこれらの試験のあるものは又以下に与えられる
具体例においてもより詳細に説明される。
前記の如く、カブサイシン及び広範囲の各種その他の置
換フェニル化合物は鎮痛及び/又は抗炎症活性を有する
ことが知られている。しかしながら典型的にはこれらの
化合物は水不溶性のために配合及び投与することが極め
て困難である。これらのタイプの化合物の水溶性を改良
する試み、例えばある種の親水性置換基をフェニル基に
添加することによる試みの結果、有効でない化合物が得
られている。しかしながら、驚<べきことに、本発明の
ベータ−アミノエチル−置換フェニル化合物(それらは
化学的には親水性置換基を有する非−H効化合物と極め
て類似している)は実質的に水溶性であり且つ鎮痛及び
/又は抗炎症剤として有効である。加えて、鎮痛及び/
又は抗炎症活性を示した先に開示されたカブサイジノイ
ド、フェニルアセトアミド化合物に対して本発明の化合
物は実質的により水溶性であり、特に経口投与された場
合により有効及び/又はより強力であり、且つ一般的に
皮膚に対して刺戟が少ない。
本発明の化合物は容易に利用=1能な材料から調製され
る。本発明の化合物の調製に有用な技術及び本発明の化
合物の調製のための出発材料は次の文献に記載されてい
る:米国特許 4、313,958号;米国特許 4.238,505号;ヨーロッパ特許出願00897
10号;米国特許4.4(11,663号;米国特許4
,424,205号;米国特許4.443,473号;
米国特許 4.493,848号;米国特許 4.460,602号;ヨーロッパ特許出願00685
90号;米国特許4,532,139号:米国特許4,
544,668号;米国特許4.544,669号;米
国特許 4.564.633号;英国特許明細書2.168,9
74号;英国特許明細書2.168,976号;英国特
許明細書2.168,975号;ヨーロッパ特許公開公
報149.545号;米国特許4,599,342号;
ヨーロッパ特許公開公報187,009号;及びヨーロ
ッパ特許公開公報206,609号;これらの特許明細
書の全ての開示内容は益において準用する。本発明の化
合物の代表的合成方法は以後に提供する。
本発明の化合物は、典型的には本発明の医薬組成物の約
0.00001〜約99.9重量%を占め、好ましくは
約0.0001%〜約50%、最も好ましくは約0.0
001%〜約25%を占める。
薬学的に許容可能な担体 前記薬剤に加えて、本発明の医薬組成物は本質的に薬学
的に許容可能な担体を含んでなる。蔵に用いられる「薬
学的に許容可能な担体」とはヒト或いは下級動物に投与
するのに適した1種以上の適合性固体或いは液体充填剤
稀釈剤或いはカプセル化物質を意味する。蔵に用いられ
る「適合性」という用語は医薬組成物の成分が本発明の
化合物と及び相互に通常の使用状況下において医薬組成
物の薬効を実質的に減少させるような相互作用がないよ
うに混ぜ合わされることができることを意味する。薬学
的に許容n1能な担体は勿論治療されるヒト或いは低級
動物に投与するのに適した様にするように十分な高純度
及び十分に低毒性でなければならない。
薬学的に許容可能な担体として役立つことのできる物質
の幾つかの例を挙げると、ラクトース、グルコース及び
スクロースなどの糖類、トウモロコシデンプン及びジャ
ガイモデンプンなどのデンプン類、セルロース及びその
誘導体、例えばナトリウムカルボキシメチルセルロース
、エチルセルロース、酢酸セルロース、粉末化トラガカ
ント、麦芽、ゼラチン、タルク、ステアリン酸、ステア
リン酸マグネシウム、硫酸カルシウム、落花生油、綿実
油、ゴマ油、オリーブ油、トウモロコシ油及びテオブロ
マの油などの植物油、プロピレングリコール、グリセリ
ン、ソルビトール、マンニトール及びポリエチレングリ
コールなどのポリオール類、砂糖、アルギン酸、発熱物
質のない水、等張塩水、リン酸緩衝液、ココアバター(
座薬ベース)、乳化剤例えばTveenRl並びに薬学
的配合物において用いられるその他の非毒性適合性物質
などが挙げられる。硫酸ラウリルナトリウムなどの湿潤
剤及び潤滑剤並びに着色剤、風味剤、賦形剤、打錠剤、
安定化剤、抗酸化剤、及び防腐剤なども又存在すること
ができる。その他の適合性薬学的添加物及び活性物質(
例、N5AI薬品、痛止め、筋肉弛緩剤)を本発明の組
成物に使用するために薬学的に許容可能な担体中に含ま
せてもよい。例えば公知の局所麻酔剤が薬学的に許容可
能な担体に含まされてよい(例、ベンジルアルコール、
Novocaine” S リドカイン)0本発明の化
合物と共に用いられる薬学的に許容可能な担体の選択は
基本的には化合物の投与方法により決定される。本発明
の化合物の好ましい投与態様は注射、経口、及び局所投
与である。化合物が注射される場合には、好ましい薬学
的に許容可能な担体はそのpHが約4に調整された無菌
の生理食塩水である。局所塗布に適当な薬学的に許容可
能な担体としては、クリーム、ゲル、テープなどに使用
するのに適したものが挙げられ、経口投与のためには錠
剤及びカプセルに適したものが挙げられる。
本発明の化合物と共に用いられる薬学的に許容可能な担
体は投与量の関係に実用的な大きさを与えるのに十分な
濃度で用いられる。薬学的に許容可能な担体は合計で本
発明の医薬組成物の約0.1〜約99.99999重二
%、好ましくは約5026〜約99.9999%、最も
好ましくは約75%〜約99.999996を占める。
本発明の医薬組成物に存在する本発明の化合物の合計単
一投与量は、一般的に約1μg〜約10gである。好ま
しい【1を一投与量は約1μg〜約3500+ngであ
り、より好ましくは約1μg〜約1000mgであり、
最も好ましくは約1μg〜約600+ngである。
本発明において有用な具体的経口、局所及び注射配合物
は全て社に準用する次の米国特許に記載されている:米
国特許4,401.663号;4.424,205号、
4,443,473号;4.493,848号。本発明
の代表的医薬組成物は後述の実施例において提供される
経口投与及び注射のための単位投与形態及び局所塗布の
ための投与形態の調製に適した薬学的に許容可能な担体
は公知である。それらの選択は本発明の目的のためには
重要でない味、コスト及び/又は貯蔵安定性などの二次
的考慮に応じて異り、困難なしに当業者により行うこと
ができる。本発明の組成物において有用な薬学的に許容
可能な担体を以下により十分に説明する。
A、経口投与形態: 薬物の錠剤、カプセル、顆粒、バルク粉末、及びマイク
ロカプセルなどの固体形状を含む各種投与形態を用いる
ことができる。これらの投与形態は安全且つ有効量、通
常少なくとも約5%、好ましくは約25%〜約50%の
本発明の化合物を含んでなる。錠剤は圧縮成形、腸溶被
覆、糖衣被覆或いはフィルム被覆されることができ、適
当なバインダー、潤滑剤、界面活性剤、稀釈剤、崩壊剤
、着色剤、風味剤、防腐剤、流水誘導剤及び溶融剤など
を含有する。液体投与形態は水性及び非水性溶液、エマ
ルジョン、懸濁液、非−発泡性顆粒から再構成された溶
液及び/又は懸濁液が挙げられ、適当な溶媒、防腐剤、
乳化剤、分散剤、稀釈液、甘味剤、溶融剤、着色剤及び
風味剤などを含有する。経口投与用の好ましい担体とし
てはゼラチン及びプロピレングリコールが挙げられる。
本発明の化合物を含有する経口投与形態を配合するのに
用いられる薬学的に許容可能な担体及び賦形剤の具体例
は姓に準用する米国特許 3.903,297号明細書に記載されている。
固体経口投与形態を作製する技術及び組成物はMars
hall、  ”5olid 0ral Dosagc
 Forll” 、ModernPharI!accu
tics、 Vol、 7、(Banker及びRho
dcs編) 、359−427  (1979)に記載
されており、この文献は在に準用する。錠剤(圧縮、配
合及び成型)、カプセル(@!及び軟ゼラチン)及びビ
ルを作製するための技術及び組成物は、Rcmingt
on’sPharmaceuLical  5cien
ce (ArLhur 0sol  編)、+553−
1593 (+980)に説明されており、この文献は
在に準用する。
経口投与のために好ましい単位投与形態は安全Rつ有効
量の本発明の化合物を含んでなる錠剤、カプセルなどで
ある。好ましくは、経口投与形態は約1011g〜約3
500111gの本発明の化合物、より好ましくは約2
5ff1g〜約1000mg、最も好ましくは約50m
g〜約600mgを含んでなる。
B6局所投与形態 本発明の組成物は又組成物の経皮或いは表皮組織上への
直接塗設或いは展若等により生物学的対象に局所的に投
与することもできる。その様な組成物としては、ローシ
ョン、クリーム、溶液、ゲル及び固体などが挙げられる
。これらの局所組成物は安全且つ有効量、通常的0.1
〜約10%、好ましくは約1〜約5%の本発明の化合物
を含んでなる。これらの化合物の局所投与に適した担体
は連続フィルムとして皮膚上の所定位置に残存し、発汗
或いは水への浸漬によっては容易に洗い流されることに
耐性を有するものが好ましい。一般的には、担体は有機
性であるか水性エマルジョンのいづれかであり、鎮痛及
び/又は抗炎症剤をその中に分散或いは溶解することの
できるものである。
この担体には、薬理学的に許容可能な皮膚軟化薬、皮膚
浸透向上剤、着色剤、6料、乳化剤、増粘剤及び溶媒な
どを含んでよい。その様な形態のより詳細な説明は下記
の通りである。
1、  ローションは有効jil(好ましくは約0.1
%〜約10%)の本発明の化合物、1%〜2596、好
ましくは3%〜15%の皮膚軟化剤、残部が水、C又は
C3アルコール、或いは水とアルコールの混合物を含ん
でなることができる。
幾つかの皮膚軟化剤は公知である。その様な皮膚軟化剤
の具体例は下記の通りである。
a、 炭化水素油及びワックス。具体例としては鉱物油
、ワセリン、パラフィン、セレシン、オシケライト、微
結晶ワックス、ポリエチレン及びパーハイドロスクアレ
ンである。
b、  シリコーン油、例えばジメチルポリシロキサン
、メチルフェニルポリシロキサン、水溶性及びアルコー
ル可溶性シリコーン−グリコール共重合体。
C1植物、動物、及び海洋源から得られたものなどのト
リグリセリド油脂。具体例としては、ヒマシ油、サフラ
ワ油、綿実油、トウモロコシ油、オリーブ油、タラ肝油
、アーモンド油、アボカド油、パーム油、ゴマ油及び大
豆油がある。
d、  アセトグリセリドエステル、例えばアセチル化
モノグリセリド。
e、 エトキシル化グリセリド、例えばエトキシル化グ
リセリルモノステアレート。
f、  10〜20個の炭素原子を有する脂肪酸のアル
キルエステル。ここでは脂肪酸のメチル、イソプロピル
及びブチルエステルがH用である。
具体例としては、ヘキシルラウレート、イソへキシルラ
ウレート、イソへキシルパルミテート、イソプロピルパ
ルミテート、デシルオレエート、イソデシルオレエート
、ヘキサデシルステアレート、デシルステアレート、イ
ソプロピルイソステアレート、ジイソプロピルアジペー
ト、ジイソヘキシルアジペート、ジヘキシルデシルアジ
ベート、ジイソプロピルセバケート、ラウリルラクテー
ト、ミリスチルラクテート、及びセチルラクテート。
g、  10〜20個の炭素原子を有する脂肪酸のアル
ケニルエステル。その具体例としてはオレイルミリステ
ート、オレイルステアレート、及びオレイルオレエート
などが挙げられる。
h、   9〜22個の炭素原子を有する脂肪酸。
適当な具体例としてはペラルゴン酸、ラウリン酸、ミリ
スチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、イソステアリ
ン酸、ヒドロキシステアリン酸、オレイン酸、リノール
酸、リシルイン酸、アラキドン酸、ベヘン酸及びエルカ
酸などが挙げられる。
1、 10〜22個の炭素原子を有する脂肪アルコール
。ラウリル、ミリスチル、セチル、ヘキサデシル、ステ
アリル、イソステアリル、ヒドロキシステアリル、オレ
イル、リシルイル、ベヘニル、エルシル、及び2−オク
チルドデシルアルコールなどが満足できる脂肪アルコー
ルの具体例である。
j、 脂肪アルコールエーテル。10〜20個の炭素原
子のエトキシル化脂肪アルコールとしては、それに1〜
50個のエチレンオキシド基或いは1〜50個のプロピ
レンオキシド基或いはそれらの混合物を結合して有する
ラウリル、セチル、ステアリル、イソステアリル、オレ
イル、及びコレステロールアルコールなどが挙げられる
k、 エトキシル化脂肪アルコールの脂肪酸エステルな
どのエーテル−エステル。
1、  ラノリン及び誘導体。ラノリン、ラノリン油、
ラノリンワックス、ラノリンアルコール、ラノリン脂肪
酸、イソプロビルラル−ト、エトキシル化ラノリン、エ
トキシル化ラノリンアルコール、エトキシル化コレステ
ロール、プロポキシル化ラノリンアルコール、アセチル
化ラノリン、アセチル化ラノリンアルコール、ラノリン
アルコールリシルエート、ラノリンアルコールリシルエ
ート、ラノリンアルコールリシルエートのアセテート、
エトキシル化アルコール−エステルのアセテート、ラノ
リンの水素添加分解物、エトキシル化水素添加ラノリン
、エトキシル化ソルビトールラノリン、及び液体及び準
固体うノリン吸若塩基などがラノリンから得られる皮膚
軟化剤の具体例である。
m6 多価アルコール及びポリエーテル誘導体。
プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリ
プロピレングリコール(M、W、2000〜4000)
、ポリオキシエチレンポリオキシブロビレングリコール
、ポリオキシプロピレンポリオキシエチレングリコール
、グリセロール、エトキシル化グリセロール、プロポキ
シル化グリセロール、ソルビトール、エトキシル化ソル
ビトール、ヒドロキシル化ソルビトール、ポリエチレン
グリコール(M、W、200〜6000)、メトキシポ
リエチレングリコール350.550.750.200
0.5000、ポリ〔エチレンオキシドコホモポリマー
(M、 W、  100. 000〜5、(’IoO,
000) 、ポリアルキレングリコール及び誘導体、ヘ
キシレングリコール(2−メチル−2,4−ベンタンジ
オール)、1.3−ブチレングリコール、1,2.6−
ヘキサンジオール、エトヘキサジオールUSP(2−エ
チル−1゜3−ヘキサンジオール)C15−018ビシ
ナルグリコール、及びトリメチロールプロパンのポリオ
キシプロピレン誘導体がその具体例である。
n、  多価アルコールエステル。エチレングリコール
モノ−及びジー脂肪酸エステル表ジエチレングリコール
モノ−及びジー脂肪酸エステル、ポリエチレングリコー
ル(M、W、200〜6000)七ノー及びジー脂肪酸
エステル、プロピレングリコールモノ−及びジー脂肪酸
エステル、ポリプロピレングリコール2000モノオレ
エート、ポリプロピレングリコール2000モノステア
レート、エトキシル化プロピレングリコールモノステア
レート、グリセリルモノ−及びジー脂肪酸エステル、ポ
リグリセロールポリ−脂肪酸エステル、エトキシル化グ
リセロールモノステアレーI’、1.3−ブチレングリ
コールモノステアレート、1.3−ブチレングリコール
ジステアレート、ポリオキシエチレンポリオール脂肪酸
エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、及びポリオキシ
エチレンソルビタン脂肪酸エステルなどが満足できる多
価アルコールエステルである。
0、  ビーズワックス、スパーマセチ、ミリスチルミ
リステート、ステアリルステアレートなどのワックスエ
ステル。
p、  ビーズワックス誘導体、例えばポリオキシエチ
レンソルビトールビーズワックス。これらはビーズワッ
クスと各種エチレンオキシド含有のエトキシル化ソルビ
トールの反応生成物であり、エーテル−エステルの混合
物を形成する。
q、 カルナウバ及びキャンデリラワックスなどの植物
ワックス。
r、  レシチン及び誘導体などのリン脂質。
S、 ステロール。コレステロール、コレステロール脂
肪酸エステルはその具体例である。
t、  アミド例えば脂肪酸アミド、エトキシル化脂肪
酸アミド、固体脂肪酸アルカノールアミドなど。
ローションは更に1%〜10%、好ましくは2%〜5%
の乳化剤を含んでなる。乳化剤は非イオン性、アニオン
性或いはカチオン性であり得る。
満足できる非イオン性乳化剤の具体例としては、10〜
20個の炭素原子を有する脂肪アルコール;2〜201
00+のエチレンオキシド或いはプロピレンオキシドと
縮合された10〜20個の炭素原子を有する脂肪アルコ
ール;2−20io1のエチレンオキシド、エチレンオ
キシドのモノ−及びジー脂肪酸エステル、エチレングリ
コールのモノ−及びジー脂肪酸エステルであって、脂肪
酸部分が10〜20個の炭素原子を含何するものと縮合
されたアルキル鎖に6〜10個の炭素原子を何するアル
キルフェノール;ジエチレングリコール;分子量200
〜6000のポリエチレングリコール;分子;200〜
3000のプロピレングリコール;グリセロール;ソル
ビトール;ソルビタン;ポリオキシエチレンソルビトー
ル;ポリオキシエチレンソルビタン及び親水性ワックス
エステルなどが挙げられる。適当なアニオン性乳化剤と
しては、脂肪酸石けん、例えばナトリウム、カリウム及
びトリエタノールアミン石けんであって、脂肪酸部分が
10〜20個の炭素原子を含むものが挙げられる。その
他の適当なアニオン性乳化剤としては、アルキル部分に
10〜30個の炭素原子を何するアルキル金属、アンモ
ニウム或いは置換アンモニウムアルキルサルフェート、
アルキルアリールスルホネート、アルキルエトキシスル
ホネートなどが挙げられる。アルキルエトキシエーテル
スルホネートは1〜50個のエチレンオキ91111位
を含Hする。満足できるカチオン性乳化剤は四級アンモ
ニウム、モルホリニウム及びピリジニウム化合物である
。前段落において記載した皮膚軟化剤のあるものは又乳
化特性を有する。その様な皮膚軟化剤を含有するローシ
ョンが配合される場合には、追加の乳化剤は必要とされ
ないが、それを組成物に含ませることもできる。
ローションの残部は水或いはC2又はC3アルコール或
いは水とアルコール混合物である。ローションは単に全
ての成分を一緒に混合することにより配合される。好ま
しくは本発明の化合物が混合物に溶解される。通常の任
意成分を含ませることができる。一つのその様な添加剤
は組成物の1%〜10%の割合での増粘剤である。適当
な増粘剤の具体例と、しては架橋カルボキシポリメチレ
ン重合体ミニチルセルロース、ポリエチレングリコール
、トラガカントガム、カラヤガム、キサンタンガム及び
ベントナイトなどが挙げられる。
2、 クリーム 本発明の組成物は又クリーム形態で配合することもでき
る。クリームは有効量(好ましくは約0.1%〜約10
%)の本発明の化合物、5%〜50%、好ましくは10
%〜25%の皮膚軟化剤、及び残部が水であるものより
なる。上記皮膚軟化剤も又クリーム組成物において使用
することができる。任意にクリーム形態は前記の如き適
当な乳化剤を含有する。乳化剤が含まれる場合には、そ
れは組成物中に3%〜50%、好ましくは5%〜20%
の割合で含まれる。
3、 溶液 本発明の組成物は又溶液形態でも配合される。
溶液形態は有効j1(好ましく約0.1%〜約10%)
の本発明の化合物、及び残部が水及び/又は適当な有機
溶媒よりなるものである。溶媒或いは溶媒の一部として
有用な適当な有機物質は次の通りである:プロピレング
リコール、ポリエチレングリコール(M、W、200〜
600)、ポリプロピレングリコール(M、W、425
〜2025)、グリセリン、ソルビトールエステル、1
.2.6−ヘキサンドリオール、エタノール、イソプロ
パツール、ジエチルタートレート、ブタンジオール及び
それらの混合物。その様な溶媒系は又水を含むこともで
きる。
これらの溶液形態の組成物はそのま〜で皮膚に適用する
ことができるが、或いは又エアロゾールに配合して皮膚
にスプレーとして適用することもできる。エアロゾール
組成物は更に25%〜80%、好ましくは30%〜50
%の適当な噴射剤を含んでなる。その様な噴射剤の具体
例は塩素化、フッ素化、及びクロロ塩素化低分子量炭化
水素である。亜酸化窒素、二酸化炭素、ブタン及びプロ
パンも又噴射剤ガスとして使用される。これらの噴射剤
は容器の内容物を追出すのに十分な割合で用いられる。
4、 ゲル 本発明の組成物は単に適当な増粘剤を前記溶液組成物に
混入することによりゲル形態に配合することができる。
適当な増粘剤の具体例はローションについて既に説明し
た通りである。
ゲル化組成物は有効量(好ましくは約0,1%〜約10
96)の本発明の化合物、5%〜75%好ましくは10
%〜50%の前記の如きH機溶媒、0.5%〜2096
好ましくは1%〜10%の増粘剤、及び残部が水よりな
るものである。
5、 固体 本発明の組成物は又固体形態に配合することができる。
その様な形態は口唇或いはその他の体の部分に適用する
ためにスティック型組成物としての用途を有する。その
様な組成物は有効量(好ましくは約0. 1%〜約10
%)の本発明の化合物及び50%〜98%、好ましくは
60%〜90%の前記皮膚軟化剤よりなる。この組成物
は更に1%〜20%、好ましくは5%〜15%の適当な
増粘剤、及び任意に乳化剤及び水を含むことができる。
ここでも前記ローションについて説明した増粘剤が適当
である。
局所組成物に通常見られる添加剤、例えば防腐剤(例、
メチル及びエチルパラベン)、染料及び香料を任意の前
記局所組成物に含ませることができる。
局所適用に好ましい投与形態は安全且つ有効量の本発明
の鎮痛剤を含んでなるローションであり、それは好まし
くは約0.1@g/ml〜約10鵠g / ml 。
より好ましくは約0. 1■/ml〜約5 mg / 
ml s最も好ましくは約0.5mg/ml〜約2mg
/mlの濃度である。局所適用は局在化鎮痛効果をもた
らすために好ましく利用されるのに対し、全身効果も又
より多量の局所組成物及び/又はより大きい表面積被覆
を利用することにより達成することもできる。
C1注射投り、形態 本発明の化合物は注射される場合にも有用である。鎮痛
或いは抗刺戟活性を与えるのに安全且つ有効である本発
明の化合物の投与量は治療される特別の状態、状態の重
さ、処理の継続期間、用いられる特別の化合物、及び使
用濃度などの要因に応じて10当医師の特別の知識及び
技側の範囲内において異り、任意の薬物化合物の使用に
伴う合理的利益/危険比に比例するものである。加えて
、単に局所的鎮痛が所望である場合にはより低い投与量
が利用されるのに対し、一般的鎮痛が所望される場合に
はより高い投与量が利用される。蘇に与えられる注射投
与量及び投与量範囲は70kgのヒトに本発明の化合物
を投与することに基づき、異った体重の患者には等価の
投与量を与えるように調整することができる。
注射液の製造方法及び材料はRcsingLon’5P
harsaecurlcal 5cience、 17
版、1985.85章、p、+518に示されており、
その全開示内容は在に準用する。注射液に用いる材料は
以下により十分に説明する。
一般的に、三つのタイプの注射投与形態が好ましい:1
)水性溶液、2)非水性溶液及び3)エマルジョン。上
記投与形態は典型的には約0.001mg/ml〜約1
0mg/ml、好ましくは約0、 1mg/ml〜約1
mg/ml、より好ましくは約0、4mg/ml〜約0
.6mg/mlを含有する。
水性溶液は好ましくは水(好ましくは約80%〜約90
%)、適当な可溶化剤、各種タイプの酸、及び抗微生物
剤よりなるのが好ましい。幾つかの可溶化剤が知られて
いる。その様な可溶化剤の具体例は下記の通りである:
尿素化合物(例、尿素、ウレタン);界面活性剤(例、
Tvcensb 5pans 。
ナトリウムデオキシコレート及びPluronlcs 
)  ;セルロース剤(例、カルボキシメチルセルロー
ス);炭水化物(例、ソルビット、マンニトール)−B
ビタミンB(例、ニコチンアミド);キサンチン誘導体
;及びアルコール(例、ベンジルアルコール)。用いら
れる酸の具体例としては次のものが挙げられるニゲルク
ロン酸、ガラクツロン酸、フマル酸、ゲンチシン酸、酢
酸、クエン酸及びラクトビオン酸。使用することのでき
る抗微生物剤のタイプは次のものが挙げられる:硝酸フ
ェニル水銀、チメロザール、塩化ベンゼトニウム、塩化
ベンズアルコニウム、フェノール、クレゾール、及びク
ロロブタノール。技術上公知の局所麻酔剤(例、ベンジ
ルアルコール、NovoealneR,リドカイン)も
又含ませることができる。
非水性溶液は水と混和性或いは水と非混和性である溶媒
を含むことができる。水と混和性の非水性溶媒は水と混
合されて好ましくは約5%〜約90%の;農度を得る。
水と混和性の典型的な非水性溶媒の具体例としては次の
ものが挙げられる=100%で用いられる溶媒(例、プ
ロピレングリコール;ポリエチレングリコール;ジメチ
ルホルムアミド;ジメチルアセトアミド);水と混和し
て約5%〜約90%の濃度を得る溶媒(例、エタノール
、グリセリン、ブチレングリコール、テトラグリコール
、ジメチルアセトアミド、ジメチルホルムアミド、乳酸
、酢酸エチル、N−B−ヒドロキシエチルラクトアミド
;テトラエチル尿素;アセトン;スルホラン;イソプロ
ピレングリコールエーテル;ヘキシニルグリコール:ジ
エチレングリコールジメチルエーテル;テトラヒドロフ
リルメチルエーテル、N、N〜ジメチルメトキシアセト
アミド)。
水と混和性でない非水性溶媒は主として植物油である。
注射組成物のための水と混和性でない幾つかの通常の脂
質溶媒はゴマ油、オリーブ油、アラキス油、メイズ油、
アーモンド油、綿実油、ヒマシ油、エチルオレエート、
エチルカーボネート及びイソプロピルミリステートであ
る。
エマルジョンは油中水(Wlo)或いは水中油(0/W
)タイプのいづれであってもよい。典型的な油は前記の
通りである。連続相は好ましくは配合物の約99%であ
るのに対し、断続相は好ましくは配合物の約126であ
る。乳化剤及び安定剤が配合物を完成するために典型的
に用いられる。
典型的乳化剤の具体例は界面活性剤(例、ナトリウムデ
オキシコレート、5pan、 Tveen )及び天然
界面活性剤(例、ソルビット、ホスファチジルコリン)
などである。
全般的鎮痛をもたらすための注射投与形態は典型的に約
0.1−g〜約1000mg、好ましくは約0.5〜約
700mgの本発明の化合物を含んでなる。局所的鎮痛
をもたらすための注射投与形態は約1μg〜約500μ
gの本発明の化合物を含んでなる。
抗炎症活性及び鎮痛の生成方法 本発明は又その様な治療を必要とするヒト或いは下級動
物に安全且つ有効量の本発明の化合物を投与することに
よりヒト或いは下級動物に抗炎症活性及び/又は鎮痛(
全般的鎮痛及び局所的鎮痛)を生成する方法も含むもの
である。この量は単−投与或いは治療過程に亘って繰返
し多数投与で与えることができる。前記投与量よりも高
い投与量が炎症を減少させ、鎮痛をもたらすのに有効で
あるが、悪い副作用を防止するためにある個人において
は注意が払われなければならない。本発明の化合物及び
組成物を用いて病気及び外傷を伴うより深い構造、筋肉
、鍵、嚢、及び関節での各種障害及び従来非ステロイド
性抗炎症、解熱及び鎮痛剤、例えばアスピリン及びオピ
オイド例えばモルヒネなどが痛み及び不快感を和らげ、
及び炎症を減少するために用いられてきたその他の状態
において痛みを治療及び防止し、鎮痛を与え及び/又は
炎症を減少させることができる。
好ましい投与態様は経口投与、局所投与及び注射であり
、例えば皮膚粘膜投与(例えば皮膚投与、直腸投与など
)、及び非経口投与(例えば皮下注射、筋肉内注射、動
脈内注射、静脈内注射など)が挙げられる。眼内投与及
び吸入も又含まれる。
この様に、具体的投与態様は限定されることなく、経口
、経皮、粘膜、舌下、筋肉内、静脈内、腹腔内及び皮下
投与並びに局所塗布などが挙げられる。
益で用いられる「安全Hつ有効量」という語は治療され
るべき状態を有意に積極的に変性するのに十分に高いが
、しかし健全な医学的判断の範囲内において深刻な副作
用を避ける(合理的な利益/危険比)において十分に低
い化合物或いは組成物の量を意味する。化合物又は組成
物の安全且つ有効量は治療される特別の状態、治療され
ている患者の年令及び肉体的状態、状態の重さ、治療の
継続期間、同時に行われている治療の性質、用いられて
いる特別の鎮痛剤、利用される特別の薬学的に許容可能
な担体、全般的或いは局所的鎮痛のいづれが所望される
かなどの要因に応じて担当医師の知識及び技仙の範囲に
おいて異る。しかしながら、毎11の投与量は約Q、 
 lng/kg体重〜約500mg/kg体重の範囲で
あり得る。好ましくは、毎41の投与量は約1〜約10
0mg/kg体重である。
毎E]約6回までの単一投与を行ってよい。
局所投与を用いて安全且つ有効量の本発明の化合物或い
は組成物を外皮及び口内、歯肉、及び鼻の組織を含む上
皮或いは表皮組織に直接塗接或いは展着することにより
炎症を減少させ、局所的或いは全般的鎮痛をもたらすこ
とができる。局所的に適用される医薬組成物の量は約0
. 01 ff1g/cd〜5 sg / cjで変わ
るが、罹患領域上にバッチがつけられる場合には、感受
性、治療される組織のタイプ及び位置、投与される組成
物及び担体(ある場合において)、及び投与される特別
の化合物並びに治療される特別の障害及び全身性(局所
性から区別されて)効果が所望される程度に応じておそ
らくより高い濃度が用いられる。全身鎮痛の程度は又化
合物の量、被覆される組織の面積及び化合物の皮膚組織
に侵入する能力に応じても異る。
経口投与を用いて、安全且つ有効量の本発明の化合物を
適当な経口薬剤用担体中に含んでなる医薬組成物の経口
投与により炎症を減少させ、及び鎮痛をもたらすことが
できる。化合物は胃腸経路により吸収される。医薬組成
物は薬物の錠剤、硬ゼラチンカプセル、軟ゼラチンカプ
セル、バルク粉末及びマイクロカプセルなどの固体投与
形態よりなる。或いは又、それは水性或いは非水性溶液
、エマルジョン、或いは懸濁液などの液体投与形態より
なる。
摂取される化合物の量は、経口医薬組成物からの化合物
の生体利用可能性に応じて異る。しかしながら、典型的
には本発明の化合物は約0.1.a+g/kg体重〜約
500 mg/ kg体重好ましくは約1〜約100m
g/kg体重の量で投与される。医薬組成物の童はその
配合内の化合物の%に応じて異り、それは投与量りに必
要とされる化合物の瓜、その安定性、放出特性その他の
薬学的パラメータの函数である。一般的には、経口医薬
組成物は約5%〜約5096の本発明の化合物を含むべ
きである。
注射投与の好ましい方法は約3〜約8のpH(より好ま
しくは約3〜約6のpH)の無菌水性溶液を介するもの
、或いは無菌エマルジョンによるものである。0.01
〜IC1,OaIg/眩の範囲の投与量を用いてより多
量の薬物を投与して全身鎮痛をもたらすことができるが
、しかし、より少量の薬物を注射により投与して局所的
鎮痛及び/又は抗炎症効果をもたらすことができる。よ
り少量の薬物の投与量は典型的には約1〜約500μg
/注射の範囲であるがこれらの量は局所麻酔剤に通常伴
うしびれ作用なしに局所的鎮痛効果をもたらす。その様
な低投与量は薬物に対する如何なる有意の全身曝露を回
避して副作用の可能性を極めて減少させる。これらの局
所投与は小手術操作例えば小口内手術、抜歯など或いは
小整形外科手術に伴う痛み及び炎症の治療に有用である
。局所鎮痛をもたらすための好ましい投&)態様は皮膚
内、皮膚下、経皮及び筋肉的投与である。
又、全身投与を用いて炎症を減少させ、全般的鎮痛をも
たらすこともできる。その様な投与は静脈内、筋肉内或
いは皮下投与である。典型的に投与される医薬組成物の
皿は単一投与量において薬学的に許容可能な担体の本発
明の化合物の約0.5〜約5mlの溶液又は懸濁液であ
る。これらの組成物は又多数投与酸いは吸入により全身
的に投与されてもよい。
本発明の化合物の合成方法 本発明はX本発明の鎮痛剤及び/又は抗炎症剤の合成り
法も含むものである。これらの新規方法はこれらの化合
物を高収率及び/又は低コストで。
合成するのに白゛用である。
a)アジド還元合成方法 本発明のベーターアミノエトキシ−置換フェニル化合物
のこの新規製造方法は、これらの化合物を得る低コスト
及び高収率経路を与える。この方法は下記工程を含んで
なる: (1) ベーターハロエトキシフェニル化e 物ヲ形成
するために、 (a)  ド記構造式を有するフェノール化合物R”−
C−W−X−R H 〔式中、W−X部分は−C(0)NH−1−C(S) 
NH−1−5(0) 2NH−1−NHC(0)O−1
−NHC(S)O−1−NHC(0)NH−及び−NH
C(S)NH−よりなる群から選ばれ、姓にW−X部分
のいづれかの利用可能な結合はR部分に結合され、及び
残りの結合はベンジル炭素原子に結合されており;Zは
水素、ヒドロキシ及びメトキシより選ばれ、Rは6〜2
4個の炭素原子を有するアルキル基であり;R1は水素
、ヒドロキシ、1〜5個の炭素fiTを有するヒドロキ
シのアルキルエステル、1〜5個の炭素原子を有するア
ルキル、及び1〜5個の炭素原子を有するアルコキシよ
り選ばれる)、と (b)下記構造式を有するビシナルジハロゲン化物: (式中、Xはハロゲン;及び各R−は独立に水素、ハロ
ゲン、1〜5個の炭素原子を有する未置換又は置換アル
キル基、置換又は未置換アリール基、及びカルボキシレ
ートから選ばれ、或いは2個のR2部分が共有的に結合
して環内に3〜7個の炭素原子を有する置換又は未置換
アルキル環を形成する) を反応させた後、 (2) ベーターハロエトキシフェニル化合物をアジド
塩(例、ナトリウムアジド、カリウムアジド)と反応さ
せて、ベーターアジドエトキシフェニル化合物を形成し
、次いで (3) アジド部分をアミノ部分に還元してベーターア
ミノエトキシフェニル化合物を形成する。
好ましくは、この工程は(1)フェノール化合物を構造
式B r −CR2CR2B rを有するビシナルジブ
ロマイドと反応させて、ベータ・ブロモエトキシフェニ
ル化合物を形成する工程の後、(2)このベーターブロ
モエトキシフェニル化合物をアジド塩と反応させてベー
ターアジドエトキシフェニル化合物を形成する工程、及
び引続きS n Cl 2でアジド部分を還元してアミ
ノ部分にしてベーターアミノエトキシフェニル化合物を
形成する工程を含むものである。本発明のこの好ましい
アジド還元方法は一般的に次の反応式を含むものである
: 二の合成方法のためのフェノール出発物質は、例えば前
記準用引例において開示された公知化合物である。ビシ
ナルジハロゲン化物、特にビシナルジブロマイド(例、
1,2−ジブロモエタン)は市販されているか、或いは
技術上公知の方法、例えばMorrison及びBoy
ds Organlc Cheg+1stry s第三
版(Allyn and Bacon、 Inc、 B
oston 1973 )、pp、 18B−187及
びpp、197−199 (その開示内容は本発明にお
いて全て準用する)に開示されている方法で合成される
公知の化合物である。本発明の化合物を合成するための
この方法の使用は後述の具体例においてより十分に説明
する。
本発明は更にこの合成方法において有用な中間体である
新規ベーターハロエトキシフェニル化合物及びベーター
アジドエトキシフェニル化合物に関する。これらの置換
フェニル化合物は次の一般構造式を白°する: R’ −CH−W−X−R (式中、W−X部分は−C(0)NH−1−C(S)N
H−1−S (0)っNH−1−NHC(0)O−1−
NEC(S)O−1−NHC(0)NH−及び−NHC
(S)NH−よりなる群から選ばれ、社にW−X部分の
いづれかの利用可能な結合はR部分に結合され及び残り
の結合はベンジル炭素原子に結合されており;Aはハロ
ゲン及び−N3よりなる群から選ばれ;Zは水素、ヒド
ロキシ及びメトキシよりなる群より選ばれ;Rは約6〜
約24個の炭素原子を有するアルキル仙であり;R1は
水素、ヒドロキシ、約1〜約5個の炭素原子を有するヒ
ドロキシのアルキルエステル、約1〜約5個の炭素原子
を有するアルキル、及び約1〜約5個の炭素原子を有す
るアルコキシよりなる群から選ばれ;及び各R−は独立
に水素、ハロゲン、約1〜約5個の炭素原子を白°する
未置換或いは置換アルキル基、置換又は未置換アリール
基、及びカルボキシレートよりなる群から選ばれ、或い
は2個のR2部分が共有的に結合して環内に約3〜約7
個の炭素原子を有する置換又は未置換アルキル環を形成
する)。
好ましいW、X、z、R,R、及びR2は先にベーター
アミノエトキシフェニル化合物について説明した通りで
ある。最も好ましいのは、R1が水素であり、Zがメト
キシであり、W−Xが−C(0)NH−であり、及びA
が臭素又はN3である。代表的化合物は後述の具体例に
おいて説明される。
b)フタルイミド合成法 この本発明のベーターアミノエトキシ−置換フェニル化
合物の新規合成方法はこれらの化合物を得るための低コ
スト及び高収率経路を与える。この方法は下記工程を含
んでなるものである=(1) ベーターハロエトキシフ
ェニル化合物を形成するために、 Ca’)下記構造式を有するフェノール化合物:R1−
C−W−X−R H (式中、W−X部分は−C(0)NH−1−C(S)N
H−1−3(0) 2NH−1−NHC(0)O−1−
NHC(S)O−1−NHC(0)NH−及び−NHC
(S)NH−よりなる群から選ばれ、萩にW−X部分の
いづれかの利用可能な結合はR部分に結合され、及び残
りの結合はベンジル炭素原子に結合されており;Zは水
素、ヒドロキシ及びメトキシよりなる群から選ばれ、R
は約6〜約24個の炭素原子よりなるアルキル基であり
;R1は水素、ヒドロキシ、約1〜約5個の炭素原子を
有するヒドロキシのアルキルエステル、及び約1〜約5
個の炭素原子をHするアルコキシ基よりなる群から選ば
れる)、と (b)下記構造式を有するビシナルジハロゲン化物: (式中、Xはハロゲンであり;及び各R″″は独立に水
素、ハロゲン、約1〜約5個の炭素原子を有する未置換
或いは置換アルキル、置換或いは未置換アリール、及び
カルボキシレートよりなる群から選ばれ、或いは2個の
R2部分が共有的に結合して環内に約3〜約7個の炭素
原子を有する置換又は未置換アルキル環を形成する) を反応させた後、 (2) ベーターハロエトキシフェニル化合物をフタル
イミド塩(例、カリウムフタルイミド)と反応させて、
ベーターフタルイミドエトジフェニル化合物を形成し、
次に (3) ベーターフタルイミドエトキシフェニル化合物
をヒドラジンと反応させてフタルイミド基を除去してベ
ーターアミノエトキシフェニル化合物を形成する。
好ましくは、この方法は(1)フェノール化ビシナルジ
ブロマイドと反応させてベーターブロモエトキシフェニ
ル化合物を形成する工程の後、(2)このベーターブロ
モエトキシフェニル化合物をフタルイミド塩と反応させ
てベーターフタルイミドエトキシフェニル化合物を形成
する工程、及び引続いて(3)このベーターフタルイミ
ドエトキシ化合物をNH2NH2と反応させてベーター
アミノエトキシフェニル化合物を形成する工程を含んで
なる。
この本発明の好ましいフタルイミド合成法は一般的に次
の反応式を含むものである: この合成法のためのフェノール出発物質は、例えば前記
準用引例文献に開示されている公知化合物である。ビシ
ナルジハロゲン化物、特にビシナルジブロマイド(例、
1,2−ジブロモエタン)は市販されているか或いはM
Orrlson及びBoyd。
Organic chemistry s第3版(Al
lyn and 13acon。
Inc、 Boston 1973) 、pp、tse
−ts7及びI)I)、197−199(その開示内容
は本発明において全て準用する)に開示されている方法
で合成される公知の化合物である。本発明の化合物を合
成するためのこの方法の使用は後述の具体例においてよ
り十分に説明する。
本発明は更にこの合成方法において有用な中間体である
新規ベーターフタルイミドエトキシフェニル化合物に関
するものである。これらの置換フェニル化合物は下記−
膜構造式を有する:R’ −CH−W−X−R (式中、W−X部分は−C(0)NH−1−C(S)N
H−1−5(0) 2NH−1−NHC(0)O−1−
NHC(S)O−1−NHC(0)NH−及び−NHC
(S)NH−よりなる群から選ばれ、荘にW−X部分の
いづれかの利用可能な結合はR部分に結合され及び残り
の結合はベンジル炭素原子に結合されており;Aはハロ
ゲン及びフタルイミドよりなる群から選ばれ;Zは水素
、ヒドロキシ及びメトキシよりなる群から選ばれ、Rは
約6〜約24個の炭素原子を有するアルキル基であり;
R1は水素、ヒドロキシ、約1〜約5個の炭素原子を有
するヒドロキシのアルキルエステル、約1〜約5個の炭
素原子を有するアルキル基、約1〜約5個の炭素原子を
有り するアルコキシ基よりなる群から選ばれ:各R−は独立
に水素、ハロゲン、約1〜約5個の炭素原子を有する未
置換或いは置換アルキル基、置換或いは未置換アリール
基、及びカルボキシレートより選ばれ、或いは2個のR
2部分が共有的に結合して環内に約3〜約7個の炭素原
子を有する置換又は未置換アルキル環を形成する)。好
ましいWlX、Z、R,R1及びR2基は先1:ベータ
ー7ミノエトキシフェニル化合物について説明した通り
である。最も好ましいのはR1が水素であり、Zがメト
キシであり、W−xが −C(0)NH−であり、及びAが臭素又はフタルイミ
ドである。代表的な化合物は後述の具体例において説明
する。
C)アジリジン合成法 この本発明のベーターアミノエトキシ−置換フェニル化
合物の新規調製方法は、これらの化合物を得るための高
収率経路を与える。この方法は下記工程を含んでなるも
のである: (1) 窒素−置換ベーターアミノエトキシフェニル化
合物を形成するために、 (a)下記構造式をh′するフェノール化合物=R1−
CH−W−X−R H (式中、W−X部分は−C(0)NH−1−C(S)N
H−1−S (0) 2NH−1−NHC(0)O−1
−NHC(S)O−1−NHC(0)NH−及び−NH
C(S)NH−よりなる群から選ばれ、在にW−X部分
のいづれかの利用可能な結合はR部分に結合され、及び
残りの結合はベンジル炭素原子に結合されており;Zは
水素、ヒドロキシ及びメトキシよりなる群から選ばれ;
Rは約6〜約24個の炭素原子を有するアルキル基であ
り;R1は水素、ヒドロキシ、約1〜約5個の炭素原子
を有するヒドロキシのアルキルエステル、約1〜約5個
の炭素原子を有するアルキル基、及び約1〜約5個の炭
素原子を有するアルコキシよりなる群から選ばれる)と
、(b)下++a fl’?造式を角゛するアジリジン
化合物=(式中、各R−は独立に水素、ハロゲン、約1
〜約5個の炭素原子を有する未置換又は置換アルキル基
、置換又は未置換アリール基、及びカルボキシレートか
ら選ばれ、或いは2個のR一部分が共有的に結合して環
内に約3〜約7個の炭素原子を有する置換又は未置換ア
ルキル環を形成する)とを反応させた後、 (2) 窒素−置換ベーターアミノエトキシフェニル化
合物の窒素置換基を還元除去してベーターアミノエトキ
シフェニル化合物を形成する。
好ましくは、この方法は(1)そのフェノールアニオン
としてのフェノール化合物をアジリジン化合物と反応さ
せる工程の後、(2)窒素−置換ベーターアミノエトキ
シフェニル化合物を液体アンモニア中ナトリウム金属を
用いて窒素置換基を還元除去する工程を含んでなるもの
である。
本発明のこの好ましいアジリジン合成法は下記反応式を
含むものである: RICH−W−X−R このアジリジン合成法の出発物質であるフェノール化合
物は前記の如き技術上公知の方法により容易に合成され
る。これらのアジリジン化合物は技術上公知の方法例え
ばMarch、 Aduanced OrgantcC
hea+1stry、第3版(J、 Wlley & 
5ons、 New York;1985) p、32
5に記載されている方法に従って容易に合成され、アジ
リジンとバラ−トルエンスルホニルクロライドの簡単な
反応によりN−(バラ−トルエンスルホニル)−アジリ
ジン化合物に転換される。本発明の代表的化合物を合成
するためのこの方法の使用は以下の具体例においてより
十分に説明する。
下記具体例は本発明の範囲内の好ましい実施大要を更に
説明するものである。これらの具体例は例示を目的とし
てのみ与えられるものであり、本発明の趣旨及び範囲か
ら離れることなく多くの変化が可能であるので本発明を
限定するものと考えられるべきではない。温度は全て℃
である。
例I N−((4−(2−アミノエトキシ)−3−メトキシフ
ェニル)−メチル)−ノナンアミドの合成Q     
      N 火炎乾燥51、三つ首丸底フラスコにN−バニリルノナ
ンアミド(20,9trs 71.31101%益にそ
の全内容が準用される米国特許 4.313.958号明細書に開示のもの)、ヘキサメ
チルホスホルアミド(49,65m1)及び2830 
mlのジメチルホルムアミドを添加する。
機械的攪拌を行いながら室温で溶解後、カリウム−te
rt−ブトキシ(28g、249.7+uol)を攪拌
しながら添加する。170m1のジメチルホルムアミド
中に(N−トリフルオロアセチル)−2−プロモーアミ
ノエタン(17,3g。
78、 5ssol)を含有する溶液を上記混合物に連
続的に攪拌しながら1時間に互って滴下する。反応液を
次いで油浴中で80℃に18時間加熱し、その時間後室
温に放冷する。反応液を次いで約200m1の容量に真
空濃縮する。濃縮残渣をジエチルエーテルで6gに稀釈
し、順次2X、40!の0.5N  HCI、2X4N
の水、及び500 mlの飽和塩化ナトリウムで洗浄す
る。エーテル層を硫酸マグネシウム上で乾燥し、蒸発さ
せて白色固体にする。この白色固体生成物をエーテルか
ら再結晶して10.07g−の目的化合物N−((4−
(2−(N’−トリフルオロアセチル)−アミノエトキ
シ)−3−メトキシフェニル)−メチル)−ノナンアミ
ド(収率32%)を得る。
このN−((4−(2−(N’  −)リフルオロアセ
チル)−アミノエトキシ)−3−メトキシフェニル)−
メチル)−ノナンアミド (10,07g)を400EI11のエタノールに溶解
させ、23.2mlの2.5N水酸化ナトリウムを添加
する。反応液を室温で2時間攪拌後、2Iの水で稀釈す
る。水性混合物を酢酸エチル(4X500ml)で抽出
し、酢酸エチル抽出液を合一し、飽和食塩水で洗浄し、
無水硫酸ナトリウム上で乾燥する。酢酸エチル溶液を濃
縮して7,7gの固体生成物を得、これを次の様に精製
する。
粗製生成物を70m1の温かいクロロホルムに溶解させ
てシリカゲルカラムに負荷した。カラムを減圧(アスピ
レータ)下に2700m1のクロロホルムで溶出し、溶
出液を廃棄する。カラムを次いでクロロホルム93%、
トリエチルアミン2%、及びメタノール5%を含有する
1500mlの混合溶媒で溶出する。この第2の溶出液
を集め、濃縮し、次いで乾燥して6.86gの白色固体
生成物N−((4−(2−アミノエトキシ)−3−メト
キシフェニル)−メチル)−ノナンアミド(収率88%
)を得る。mp−118〜119℃。
’H−NMR(CDC13):0.97(3H。
t) 、1.2−2.0 (14HSm) 、2.25
(2H,t) 、3.17 (21s t) 、3.9
(3H%s) 、4.15 (2H,t) 、4.45
(2H,d) 、6.0 (IH,m) 、6.85(
3H,br  s、芳香族)。
化合物N−オレイル−4−ヒドロキシ−3−メトキシフ
ェニルアセトアミド(その開示内容が完全に準用される
ヨーロッパ特許公開公報節206.609号明細書に開
示のもの)から出発し、上記方法と実質的に同一の方法
を用いて、化合物N−(92−オクタデセニル’)−4
−(2−アミノエトキシ)−3−メトキシフェニルアセ
トアミドを調製する。
1HNMR(CDCI  ):  0.9(3H1t)
 、1.25 (b r’  s、24H) 、1.7
5(5% 2H)s  1.8−2.1 (m、4H)
、3.0−3.25 (m、4H) 、3.5 (s。
2H) 、3.85 (s、3H) 、4.05 (t
2H) 、5.2−5.6 (m、3H) 、6.9p
pH(br  s、3H)。
例■ (a)  N−((4−(2−ブロモエトキシ)−3−
メトキシフェニル)−メチル)−92−オクタデセンア
ミドの合成: N−バニリロールアミド(100g、0.24mol 
、米国特許4,493,948号明細書に記載されたよ
うに調製されたもの)、1,2−ジブロモエタン(50
0ml) 、40%KOH(165ml)及び4026
水酸化テトラブチルアンモニウム(15ml)を温度計
、機械撹拌機及び還流冷却器を備えた2gフラスコ内に
合一し、溶液を55℃に加熱する。出発物質の消滅はT
LC(6%アセトン/CH2Cl2)により追跡される
。反応完結後(典型的には一晩、反応後)、溶液をCH
C13(500ml )で稀釈し、3回水で洗浄し、水
洗浄液を次いで合一して1回CHC13(250ml)
で抽出する。有機相を合一し、10%H3P O4(2
50ml ) 、飽和N a HCO3(250ml)
、塩水で洗浄し、次いで乾燥(M g S O4)及び
濾過する。容量を真空蒸留により500m1未満に減少
させ、液体を次いで4gフラスコに移す。約10℃に冷
却後、Et、0(2II)を添加し、フラスコを水浴中
で冷却する。
白色沈殿が生成し、追加のEt20を添加して4gの容
量にする。濃厚非晶質固体をi濾過し、Et20で洗浄
し、乾燥し、更に精製することなく用いる。Mp−96
〜97℃、 ’HNMR(CDCI3)(ppm):6
.8 (s、3H)、5.9  (m、IH) 、5.
3  (t、2HJ−5Hz)  、4. 3  (m
l 4H)  、3− 8  Css  3H) 、3
.6 (t、2HSJ−6,5Hz)、2、 3−2.
 1  (m、4H) 、2. 0−1. 5(m、2
H) 、1. 2  (s、22H) 、0. 85(
t、3H)。 CNMR(CDC13)(ppm): 
  14.0.22.5.25.6.27.0.29.
1.31.7.36.5.43、0.55,8.69.
3.111.9.115.0.119.8.129.5
.132.8.146. 5.149. 8.172.
8゜ (b)   N−(、(4−(2−アジドエトキシ)−
3−メトキシフェニル)−メチル)−92−オクタデセ
ンアミドの合成: N−((4−(2−ブロモエトキシ)−3−メトキシフ
ェニル)−メチル)−92−オクタデセンアミド(18
2,Of、0゜347+ol)、ナトリウムアジド(1
00g、1.54謂O1)、硫酸水素テトラブチルアン
モニウム(12,0g0、 035mol )及びベン
ゼン(600ml)を温度計、機械的撹拌機及び還流冷
却器を備えた2gフラスコ中に合一する。溶液を24時
間穏やかに加熱還流する。この溶液を21のE−tAc
を用いて6iJ分液漏斗に移し、無機残渣を洗浄する。
この溶液を次いで水(241))、10%H3P04(
1g)、飽和N a HCO3(I D )で抽出し、
乾燥(MgS04)し、濃縮して156g(9296)
の白色固体を得る。精製は讐aLers Prep 5
00HPLC(2本カラム)を用いてCHCl3で溶出
して146g(86%)の純粋アジドを得る。
Mp−71−73℃。 HNMR(CDC13)(pp
m): 6.8 (s、3H) 、6.1 (m。
IH)  、5. 3  (t、2H,J■4.5)、
4、 3  (d、2HS J−5,5)  、4. 
 I  N。
2H,J””5) 、3.8 (s、3H) 、3.5
(t、2H,J−5) 、2.2−1.5  (m、4
H) 、1.4  Cms  2H) 、1. 3  
(s−22H) 、0.84 (t、3H)。”’CN
MR(CDC13)  (ppm) : 172.9.
150.0.147.0.132.7.129.6.1
19.8.114.6.111.9.68.3.55.
8.50.1.43、1.36,6.31.8.29.
1.27、1.25.7.22.5.14.0゜(c)
   N−((4−(2−アミノエトキシ)−3−メト
キシフェニル)−メチル)−92−オクタデセンアミド
の合成: N−((4−(2−アジドエトキシ)−3−メトキシフ
ェニル)−メチル)−92−オクタデセンアミド(13
9g、0.286mol )を2gフラスコ中のMeO
H(IN )に添加する。混合物を温めて全ての基質を
溶解させる。塩化第一スズ二水和物(97f、0.43
mol )を乳鉢及び乳棒で磨砕し、−7zに全部反応
溶液に投入する。フラスコに次いで短いVigrcux
カラム及びバブラーを付けてガス発生を追跡する。薄黄
色−緑色溶液が温まり、定常的ガス発生を20分間行う
。反応液を合計1時間攪拌する。反応容器の内容物を2
gの目盛付きシリンダーに注ぎ、新たなMeOHを容量
が2fIになるまで添加する。この溶液の半分を一度に
処理する。1fIの反応溶液を6iJの分液漏斗に入れ
、IN  NaOH(IN )を添加すると、直ちに濃
厚なチーズ様沈澱を形成する。
N a 2 S O4(50g )を添加し、混合物を
5分間激しく振盪する。この懸濁液にEtAc(2fI
)を添加し、溶液を2層が形成されるまで振盪する。
1200m1の水相を除去し、H20(500ml )
を添加し、溶液を再振盪する。水層を次いで合一し、E
tAc (][)で抽出する。全有機層を合一し、乾燥
しくMg504)、濾過し、濃縮して125g(959
6)の白色固体を得る。精製はWatcrs Prcp
 500 HP L C(2カラム)上で先ず非極性不
純物が除去されるまでCHCl3で平衡化及び溶出しく
8.1! 、 CHC13) 、その後CHC13/ 
M e OH/ トリエチルアミン(94:3:3.4
g)で溶出することにより達成する。
各種画分をブタノール/酢酸/H20(4: 1 :1
)を用いるTLCにより分析し、生成物スポットを現像
するためにニンヒドリンを用いる。収量=93g (7
0%)、 HNMR(CDC13)(ppm): 6.
7 (s、3H) 、6.1 (m。
IH) 、5.3 (t、2H) 、4.3 (d、2
H) 、3.9 (t、2H) 、3.8 (s、3H
)、3.0 (t、2H) 、2.3−1.9 (m%
 4H) 、1.7−1.5 (m、2H) 、1.4
 (s。
2H) 、1.2 (s、22H) 、0.8 (t、
3H)。 CNMR(CDC13)(ppm):172
.8.149.6.131.8.129.7.119.
9.113.8.111.6.71.6.55.7.4
3.1.41.4.36.6.31.7.29.1.2
7o 1.25.6.22o 5.14.0゜例■ (a)   N−((4−(2−ブロモエトキシ)−3
−メトキシフェニル)−メチル)−92−オクタデセン
アミドの合成は例■と同一の操作に従って達成した。
(b)  N−((4−(2−フタルイミドエトキシ)
−3−メトキシフェニル)−メチル)−92−オクタデ
センアミドの合成: N−((4−(2−ブロモエトキシ)−3−メトキシフ
ェニル)−メチル)−92−オクタデセンアミド(61
5,5g、 1. 17mol )及びDMFを機械的
撹拌機及び温度計を付した5gフラスコ中に合一する。
混合物を55℃に攪拌加熱する。溶液が一度均質になっ
たら、カリウムフタルイミド(270,0g、1.47
mol )を添加し、溶液を良く攪拌しながら55℃に
維持する。
約10分後反応溶液は均質になる。次いで白色固体の沈
澱が始まり、反応液を55℃で一晩攪拌させる。TLC
(アセトン/ジクロロメタン6:94)に出発物質の消
費時点を示す。反応溶液を三つの等しい容量に分割し、
各々を次の様に処理する。溶液を41ビーカーに注ぎ、
次いで水で3500mlのマークまで稀釈する。約15
分間放置後、溶液を再び等しい二つの部分に分割し、そ
の各々を水で3500 mlに稀釈する。白色沈澱を濾
過により除去し、水で数回洗浄する。これらの三つの部
分を合一し、真空オーブン中で90℃で12時間乾燥し
て682.25g (98%)の微粉末を得る。Mp 
 109.5−111.0℃。
’HNMR(CDCl 3) (ppm) : 7. 
R(m、4H) 、6.8 (m、3H) 、5.8 
(m。
IH) 、5.3 (t、2H) 、4.3 (d、2
H) 、4.2 (t、2H) 、4.1 (t、2H
)、3.7 (8% 3H) 、2− 2 2− 0 
(ms 4H) 、1. 6 (m、 2H) 、1.
 2 (s−22H) 、0.9 (t、3H)。 C
NMR(CDCl :、3)  (p pm) : 1
72.8.167.9.150.0,147.1.13
B、9.132.5.132.1.129.7.123
.1.120.0.114.9.112.0.66.2
.55.7、43、2.37.1.36. 7.31.
 8.29.3.27.1.25. 7.22. 6.
14.0゜IR(w−’): 3300.1775.1
715.1635.1265.1230.1145.1
035.1025.720、CIDEPvススベクトル
(m/z):5Q1(MH” )。
(C)   N−((4−(2−アミノエトキシ)−3
−メトキシフェニル)−メチル)−92−オクタデセン
アミドのき成: N−((4−(2−フタルイミドエトキシ)−3−メト
キシフェニル)−メチル)−92−オクタデセンアミド
(250g、0.424mol )及びエタノール(2
500ml)を4gビーカー中に合一する。このスラリ
ーを機械的に攪拌し、60℃に加熱する。約45℃で溶
液は均質となる。1−ヘキサン(20ml)を添加する
。次いでヒドラジン水和物(106mlの64%水溶液
)を添加する。約5分以内に白色沈澱が形成し始める。
2時間の反応時間の間に500m1のエタノールを反応
液に添加して蒸発で失われたその容量を補充する。
反応液を次いで三つの等しい部分に分割してその各々を
次の様に処理する。メチルt−ブチルエーテル(1,5
N)を用いてスラリーを4g分液漏斗に移す。水(1g
)及びIN  NaOH(500ml)を添加し、溶液
を十分に振盪する。
50%NaOH(25ml)を添加し、溶液を再振盪す
る。有機相を次いで同一順序を用いてアルカリで2回抽
出し、塩水で洗浄する。抽出液を硫酸ナトリウム上で乾
燥し、濃縮する。粗製生成物を熱メチルt−ブチルエー
テル中に取り、結晶化させる。結晶を濾過し、真空デシ
ケータ中で乾燥して124.87gを得る。第二の結晶
収穫物(40,82sr)を得、85%の総収率を得る
Mp  102−106℃。’HNMR(CDC13)
  (9pm) : 6.7 (s、3H)、6、 1
 (m、 IH) 、5. 3 (t、2H)、4.3
 (d、2H) 、3.9 (t、3H)、3.8 (
s、3H) 、3.0 (t、2H)、2− 5 (s
 −2H) 、2.1−1.6(m、4H) 、1.5
−1.2  (ms  2H) 、1.2  (s。
22H) 、0.9 (t、 3H)。13CNMR(
CDC13)  (ppm) : 172.9.149
.3.147. 2.131.8.129.6.119
.7.113.5.111.4.70.9.55.5.
42.9.40、9.36.4.31.6.29.0.
26、9.25.6.22.4.13.8゜IR(cm
−1): 3380.3300、Iax 1630.1375.1255.1235.1020.
800.720(至)−1,C1−DEPマススペクト
ル(m/z):461 (MH)。
例■ \l 水浴中に冷却されたピリジン(100ml)中の2.2
−ジメチルアジリジン(5,42g。
0、 076io1 、Po1yseienccs′f
1.、ペンシルバニア州、ウオリトンより販売)の溶液
にp−トルエンスルホニルクロライド(21,81g。
0、 114a+ol )を一度に添加する。反応液を
0℃で2時間攪拌し、エーテル(400ml)で稀釈し
、冷1096H3PO4(2X150m1) 、飽和N
 a HCO3溶液(3X 150m1)及び塩水(1
×150ml)で洗浄し、MgSO4上で乾燥する。
溶液をロータリーエバポレーションにかけて黄色固体を
得、これを酢酸エチルから結晶化して生成物2,2−ジ
メチル−N−p−)ルエンスルホニルーアジリジン(4
,48g)を得る。
’HNMR(CDC13) : 1.53 (6H1s
) 、2.45 (5H,m) 、7.2−8.0pp
m (4HSm、芳容族)。
KHの分散液(油中3596.68mg。
0、 595saol)をアルゴン下の乾燥丸底フラス
コに添加し、n−ペンタン(3X5ml)で洗浄して油
を除去する。lit離されたKHを次いで乾燥D M 
F (5ml )中に懸濁させ、一度にN−バニリロー
ルアミド(248+ng、 0. 595nuaol、
その全部が本発明において準用される米国特許4.49
3,848号明細書に記載された様に調製されたもの)
で処理し、室温で1時間攪拌した。
この2,2−ジメチル−N−p−トルエンスルホニル−
アジリジン(136a+g、 0. 6011mol)
を次いで添加し、得られた混合物を50℃で16時間攪
拌する。DMFをロータリー二バボレーションにかけ、
残渣を水と酢酸エチル(50ml)間に分配する。有機
相を水(4X20ml)で洗浄し、MgSO4上で乾燥
し、ロータリーエバポレーションにかけて明褐色油(4
00mg)を得、これをシリカゲルクロマトグラフィ(
Chromatotron、 2mlプレート、40%
酢酸エチル/ヘキサンで溶出)を用いることにより精製
してp−トルエンスルホンアミド保護中間体を無職油と
して得る(140mg % 4096)。 HNMR(
CDCl2):0.93 (3H,t) 、1.−30
 (29H%m)、2.05  (6H,m) 、2.
42  (3HS s)、3.65  (2HS s)
 、3.86  (3H,s)、4、 38  (2H
,、d)  、5. 37  (2H,t)  、5.
7  (LH,s) 、6. 00  (IHS br
s) 、6.77 (3HSm、芳容族)、7.1−7
.8ppm (4H,m、  トシル芳容族)。
このp−トルエンスルホンアミド保護中間体(2,46
g、 3.8saol)の乾燥THF (10ml)中
の溶液をアルゴン下に一60℃で攪拌し、新たに凝縮さ
れたNH3で20m1の最終容積が達成されるまで処理
する。この溶液を次いで新たに切断したナリトウムの小
片をゆっくり添加しながらドライアイス冷却器下におい
て静かに還流させた。更にナトリウムを添加することな
く、青色が5分間を越えて継続した時点で、反応液を固
体酢酸アンモニウムを添加することにより急冷し、静か
な窒素流下に蒸発させる。残(j固体を次いでエーテル
(500ml)とNaOH溶液(IN1200ml)間
に分配する。有機層を水(2×100m1)で洗浄し、
N a 2 S O4上で乾燥し、ロータリーエバポレ
ーションにかけて粗製N−((4−、(2−メチル−2
−アミノプロポキシ)−3−メトキシフェニル)−メチ
ル)−92−オクタデセンアミド(1,75g)を得る
。この黄色油をシリカゲルカラムクロマトグラフィを用
いて先ず酢酸エチルで溶出して非極性不純物を除去し、
次いでメタノール/塩化メチレン(50%)を用いてア
ミンを得る(1、ig、59%)。
IHNMR(CDCl2):Q、90 (3H1t) 
、1.23 (6H,s) 、1.30 (22H。
s) 、1.87 (2H,s) 、2.10 (6H
m) 、3− 73 (2HSs ) 、4. 38 
(2Hsd) 、5.38 (2H,t、アルケン)、
5.93 (1HSbr  s)、6.83ppm(3
H,s、芳容族)。13CNMR (CDCl2):13.77.22.35.25.51
.26.05.26.88.28.97.31.53.
36.24.42.74.49.77.55.67、7
9.09.111.86.113.95.119.73
.129.32.129. 56.131、 71.1
47. 91.149. 58.172.76ppm0 例V Carrageenanラット足浮腫試験本発明の化合
物についてCarrageenanラット足浮腫試験を
用いて抗炎症活性を試験する。
雄SpragueDavley  ラット(Charl
es RlverBreeding Laborato
rlcs Inc、)の体重を測り、−晩絶食させる。
これらの動物をそれぞれ体重に従って各群が約同−の平
均体ffi(10g以内)を有するように平均約145
gの6匹の動物の4〜6群に分割する。
翌朝足の腫みを促進するために各動物に腹骨を介して5
mlの水を経口投与した。30分後に動物に試験化合物
を投与し、次いで個々の篭に入れた。
本発明の化合物を蒸留された脱イオン水に1当量の1N
酢酸と共に溶解させ、腹骨を介して1ml容量で投与す
る。− 試験化合物の投与後、1時間後に動物をプラスチックの
拘束器に入れ、50μgの0.9%塩水中の1%(W/
W)カラゲナン溶液を左後足の腹側表面に注射する。足
容積(0時間)をカラゲナン注射後にトランスデユーサ
−及びディジタイザ−を付した水銀変位装置を用いて両
後足について求める。カラゲナン注射後、4時間後に足
容積を再び求める。
結果を次式に従って対照群に対する試験群の平均定容積
の抑制26として表わす: (C−T    )  /CX100−抑4トリ%a、
、n (式中、Cはカラゲナン誘発腫み前後の足容積の平均差
であり、 T  は処理動物(a、、n)における足腫みの差a、
、n 異である。統計的相違はばらつきの一方向解析により求
める。
本発明の化合物N−((4−(2−アミノエトキシ)−
3−メトキシフェニル)−メチル)−92−オクタデセ
ンアミドは次の抗炎症活性を有する: 投与量(+ag/kg)   抑制率%25     
  53、 5 50       73、 7 100       64.9 200       61、4 例■ ネズミ熱板試験 得られた熱的鎮痛の程度を「ネズミ熱板試験」(RHP
)を用いて求めた。PHP系は痛みの知覚に対する閾値
を高める試剤を検出及び評価するように設計されている
。古典的には、この方法はモルヒネなどのオピオイド(
麻酔薬)鎮痛剤を評価するために主として利用されてき
た。毒性量で投与されないならば、アスピリン或いはア
セトアミノフェンなどの解熱性鎮痛剤はRHP系におい
ては殆んど或いは全く活性を示さない。
到着時に100〜125gの体重の雄SpragueD
ew I eyクラットCharles Rlver 
Breeding Labora−torlcs In
c、)を用いて本発明の化合物を評価する。
動物をステンレス製篭内に二重収容し、PurinaR
at Chov及び水道水を自由に摂取させる。動物は
研究日前日の午後に絶食させ、食物を5時間後に戻した
。経口胃管栄養を投与されない動物は絶食させない。
鎮痛活性を評価するための装置はその表面が循環水浴に
より55±0.5℃に維持されている断熱銅熱板よりな
る。底のないガラス容器(12インチ(30cm)高さ
対8インチ(20cm)直径)を用いて動物を熱板の規
定された領域に制限する。
投与後、動物を容器の頂部開口部を通して入れ、動物が
板に接触した時点でストップウォッチをスタートさせる
。ストップウォッチは次のいづれかの視覚で視察された
終点時に停止された: (1)いづれかの後足をなめる
こと或いは噛むこと、或いは(2)飛上がること。ジャ
ンプが上手くいかなくても両後足がプレート表面をジャ
ンプしようと努力して離れるならば、これはジャンプと
考えられる。ストップウォッチを終点において停止にさ
せ、動物を直ちに熱板から離す。動物の熱板への最初の
接触と終点の間の時間(潜在期)を記録する。このアッ
セイに差違しては60秒の打ち切りが用いられ、終点が
60秒以内に示されない場合には動物を熱板から離し、
60秒より大きいスコアをり、える。
投り、に先立ち、動物を熱板上で試験する。これは予備
試験或いはベースライン潜在期として示される。通常動
物はサイズ8フレンチカテーテルに連結された1cI1
1ガラス注射器を用いて経口胃管栄養により投与する。
投与量は5 ml / kgである。場合により、動物
に皮下投与或いは静脈内注射により投与を行う。皮下投
与を用いる場合には1 mlのツベルクリン注射器を2
5ゲ一ジ5/8インチ針に連結し、首或いは背中領域の
皮膚の下に注射する。静脈内投与には、1mlツベルク
リン注射器を25ゲ一ジ3/4インチの翼付き注入セッ
トに連結し、尾静脈中に注射する。皮下及び静脈内経路
に対する投与量は1 ml / kgである。潜在明時
間は典型的に処理後、1,5.3.5、及び24時間に
記録される。静脈内投与に対しては、はるかに短い時間
が記録される。
本発明の化合物の経口投与された化合物に対する平均潜
在切時間を表1、■及び■に示す。経口投与されたコデ
ィンホスフェートに対する平均潜在切時間を表■に示す
。これらの潜在明時間は本発明の化合物が強力且つ有効
な鎮痛剤であり、N−((4−(2−アミノエトキシ)
−3−メトキシフェニル)−メチル)−92−オクタデ
センアミドが公知の麻酔薬コディンと少なくとも同様に
強力且つ有効であることを示している。
表  I N−((4−(2−アミノエトキシ)−3−メトキシ0
   7.3  10.4  9.5  8.8  8
.475   8.9  21.8 18.9 18.
7 11.2150   9.0  30.6 18.
9 15.0 11.5300   7.8  30.
7 22.6 21.0 16.51経口投与:投与群
当り8匹 表  ■ N−(9Z−オクタデセニル)−4−(2−アミノ0 
  8.6  10.2  9.7  8.9  7.
710   7.9   6.7 15.3 13.5
  9.125   7.7  10.5 11.2 
10.8  8.050   7.6  24.5 1
2.2 10.6 15.9100   7.8  1
6.4 1B、4 11.9 21.51経口投与二投
与群当り8匹 表  ■ 0 6.16.46.56.8 50 6.37.57.28.1 100 5.99.910.212.3200 6、8
10.816.422.0300 6、114.114
.620.31経口投与:投与群当り8匹 表  ■ 0 7.36.96.66.2 50 7.08.76.46.5 100 7.48.58.96.0 200 6、916.921.011.7400 6、
726.528.424.61経口投与:投与群当り8
匹 例■ マウス腹部収縮アッセイ 本発明の化合物ついてマウス腹部収縮アッセイを用いて
鎮痛活性を試験する。このアッセイは11cndcrs
hot及びPorsaith、 J、 Pharmac
ol、 IExp。
Thcrapaut 、、125 、pp、237−2
40 (1959)及びMethods In Nar
cotlcs Rcscarch、 Hhrcnprc
ls及びNcidlc編(Marcol Dckkcr
、 Inc、 s New York。
1975) 、pp、84−85に記載されており、こ
れらの両文献の開示内容は全て本発明において準用する
約20gの体重の一晩絶食させた雄CF−1マウス(C
harles Rlver Breeding Lab
oratourlcs。
Inc、)をこれらのアッセイにおいて用いる。試験化
合物は経口(9,O,)又は皮下(s、c、)投与用に
調製し、本発明の化合物は適当な投与量が20gのマウ
スに0.2ml与えられるように酸性化(IN酢酸)蒸
留脱イオン水中で調製される。
試験化合物N−((4−(2−アミノエトキシ)−3−
メトキシフェニル)−メチル)−92−オクタデセンア
ミドの投与(p、o、又はS、C,)後、1時間半後に
0.02%のフェニルキノン(2,5mg/kg)の腹
腔内(L、  p、 )注射を0、25ml/ 20 
g体重の濃度で与える。フェニルキノンのi、  p、
注射後10分後に、引続く10分間に亘って全身間えの
数を数える。このアッセイにおける鎮痛%は次の様にし
て計算する二本発明のN−((4−(2−アミノエトキ
シ)−3−メトキシフェニル)−メチル)−92−オク
タデセンアミドに対する経口投与応答及び皮下投与応答
がそれぞれ表V及び表■に示されている。
米国特許4,493,848号明細書に開示されている
N−バニリロールアミドに対する経口投与応答及び皮下
投与応答はそれぞれ表■及び表■に示されている。N−
バニリロールアミドは投与後1.5時間の代りに投与後
3時間において鎮痛活性が試験されているが、それはこ
の時間がこの化合物がそのピークの鎮痛効果を示す時間
だからである。
本発明のN−((4−(2−アミノエトキシ)−3−メ
トキシフェニル)−メチル)−92−オクタデセンアミ
ド化合物はフェニル環上の2−アミノエトキシ置換以外
はN−バニリロールアミドと構造的に同一である。しか
しながら、経口的に投与、されたN−バニリロールアミ
ドに対比して、経口的に投与された本発明の化合物は実
質的により低い投与量において実質的により大きな鎮痛
強度を示している。
表V 投与量(wg/ksr)   鎮痛率9610   5
5.8 25   71、7 75   88、3 150   95、5 300   93、2 表■ 投与量(sg/kg)   鎮痛率961   22.
3 2   −13.7 4   34、3 8   57.8 10   91.4 表■ 1 米国特許4,493,848号明細書開示2 ビー
ク鎮痛効果の時点 表■ 0.75  35.4 1、5   62.8 2、25  76、1 1 米国特許4,493,848号明細書開示2 ピー
ク鎮痛効果の時点 例■ 経口投与用組成物を下記成分を組合わせることにより調
製する: N−((4−(2−アミノエトキシ)−3−メトキシフ
ェニル)−メチル)− 9Z−オクタデセンアミド     1.10kgゴマ
油               6.501オクタデ
センアミドを超音波の助けを借りてゴマ油中に溶解させ
、公知の方法を用いて軟ゼラチンカプセルに包装した。
各々225mgの組成物を含有する得られたカプセルの
二つの治療を必要とする60kgのヒトに投与すると、
鎮痛をもたらし、炎症を減少させる。
実質的に同様な炎症の減少及び増大した鎮痛効果がN−
((4−(2−アミノエトキシ)−3−メトキシフェニ
ル)−メチル)−92−オクタデセンアミドの代りにN
−((4−(2−アミノエトキシ)−3−メトキシフェ
ニル)−メチル)−ノナンアミド;N−((4−(2−
メチル−2−アミノプロポキシ)−3−メトキシフェニ
ル)−メチル)−92−オクタデセンアミド;N−((
4−(2(S)−アミノ−3−メチルブトキシ)−3−
メトキシフェニル)−メチル)−92−オクタデセンア
ミド;N−(9Z−オクタデセニル)4−(2−アミノ
エトキシ)−3−メトキシフェニルアセトアミド;N−
オクタニル−4−(2−アミノエトキシ)−3−メトキ
シフェニルアセトアミド;N−((4−(2−アミノ−
3−ヒドロキシプロポキシ)−3−メトキシフェニル)
−メチル)−92−オクタデセンアミド、N−((4−
(2−アミノ−2−カルボキシエトキシ)−3−メトキ
シフェニル)−メチル−92−オクタデセンアミド;及
びその薬学的に許容可能な塩及びアミドを用いた場合に
も得られる。
経口投与用カプセルは又ド記成分を組合せることによっ
ても調製される: N−<(4−(2−アミノエトキシ)−3−メトキシフ
ェニル)−メチル)− 9Z−オクタデセンアミド      10011+g
ラクトース               50■微結
晶セルロース           505g例■ 経口投与用組成物を下記成分を組合わせることにより調
製する: N−(9Z−オクタデセニル)− 4−(2−アミノエトキシ)−3 −メトキシフェニルアセトアミド   250にプロピ
レングリコール       1800mWエチレンア
ルコール         175m1蒸留水    
            75m1人工チェリー谷ジー
           10m1FD&CRed#40
        0.2g上記成分を組合わせてシロッ
プを調製し、無菌条件下に6オンス瓶内に包装した。茶
さじ一杯のこの配合物を70kgの成人に投与すると、
炎症を減少させ、鎮痛をもたらす。
実質的に同様な炎症の減少及び鎮痛効果がN−(9Z−
オクタデセニル’)−4−(2−アミノエトキシ)−3
−メトキシフェニルアセトアミドの代りに、N−((4
−(2−アミノエトキシ)−3−メトキシフェニル)−
メチル)−92−オクタデセンアミド;N−((4−(
2−アミノエトキシ)−3−メトキシフェニル)−メチ
ル)−ノナンアミド、N−((4−2−メチル−2−ア
ミノプロポキシ)−3−メトキシフェニル)−メチル)
−92−オクタデセンアミド;N−((4−(2(S)
 −アミノ−3−メチルブトキシ)−3−メトキシフェ
ニル)メチル)−92−オクタデセンアミド;N−オク
タニル−4−(2−アミノエトキシ)−3−メトキシフ
ェニルアセトアミド;N−((4−(2−アミノ−3−
ヒドロキシプロポキシ)−3−メトキシフェニル)−メ
チル)−9Z−オクタデセンアミド、N−((4−(2
−アミノ−2−カルボキシエトキシ)−3−メトキシフ
ェニル)−メチル)−92−オクタデセンアミド;及び
その薬学的に許容i=J能な塩及びアミドを用いた場合
にも得られる。
例X 局所投与用組成物を下記成分を組合わせて調製する: N−((4−(2−アミノエトキシ)−3−メトキシフ
ェニル)−メチル)− 9Z−オクタデセンアミド        4gプロピ
レングリコール        100m1エチルアル
コール          100m1このオクタデセ
ンアミドを他の成分を含Hする溶液中に溶解させた。0
.4mlの得られた液体を60kgのヒトの前腕の80
.cd線部分塗布すると局所的鎮痛がもたらされ、それ
は約20間継続する。
皮膚の刺戟は殆んど或いは全く見られない。
実質的に同様な局所的鎮痛効果がN−((4−(2−ア
ミノエトキシ)−3−メトキシフェニル)−メチル)−
92−オクタデセンアミドの代りに、N−((4−(2
−アミノエトキシ)−3−メトキシフェニル)−メチル
)−ノナンアミド、N−((4−(2−メチル−2−ア
ミノプロポキシ)−3−メトキシフェニル)−メチル)
−92−オクタデセンアミド;N−((4−(2(S)
  −アミノ−3−メチルブトキシ)−3−メトキシフ
ェニル)−メチル)−92−オクタデセンアミド;N−
(9Z−オクタデセンアミド)−4−(2−アミノエト
キシ)−3−メトキシフェニルアセトアミド;N−オク
タニル−4−(2−アミノエトキシ)−3−メトキシフ
ェニルアセトアミド;N−((4−(2−アミノ−2−
ヒドロキシプロポキシ)−3−メトキシフェニル)−メ
チル)−92−オクタデセンアミド、N−((4−(2
−アミノ−2−カルボキシエトキシ)−3−メトキシフ
ェニル)−メチル)−92−オクタデセンアミド;及び
その薬学的に許容可能な塩及びアミドを用いた場合にも
得られる。
例XI 錠剤を下記の如く配合された混合及び直接充填などの常
法により調製する: 成 分             錠剤当りIigN−
((4−(2−アミノエトキシ) −3−メトキシフェニル)−メチル) −ノナンアミド            100微結晶
セルロース          100ナトリウムデン
プングリコレート    30ステアリン酸マグネシウ
ム        51個の錠剤を鎮痛を必要とする患
者に毎日2回投与すると、一般的鎮痛を与える。
同様な結果が上記と同様にして、但しN−((4−(2
−アミノメトキシ)−3−メトキシフェニル)−メチル
)−ノナンアミドの代りに、N−((4−(2−アミノ
メトキシ)−3−メトキシフェニル)−メチル)−92
−オクタデセンアミド;N−((4−(2−メチル−2
−アミノプロポキシ)−3−メトキシフェニル)−メチ
ル)−92−オクタデセンアミド;N−((4−(2(
S)−アミノ−3−メチルブトキシ)−3−メトキシフ
ェニル)−メチル)−92−オクタデセンアミド、N−
(9Z−オクタデセニル)−4−(2−アミノエトキシ
)−3−メトキシフェニルアセトアミド;N−オクタニ
ル−4−(2−アミノエトキシ)−3−メトキシフェニ
ルアセトアミド、N−14−(2−アミノ−3−ヒドロ
キシプロポキシ)−3−メトキシフェニル)−メチル)
−92−オクタデセンアミド、N−((4−(2−アミ
ノ−2−カルボキシエトキシ)−3−メトキシフェニル
)−メチル)−92−オクタデセンアミド二及びその薬
学的に許容可能な塩及びアミドを用いて得られた錠剤に
おいても達成される。
例xn 注射用組成物を下記の如く調製する: 成分      重量% 組成物1: N−((4−(2−アミノエトキ シ)−3−メトキシフェニル)−メ チル)−92−オクタデセンアミド   0.05%酢
酸水溶液(1,30%)         95.45
%デキストロース           4.50%組
成物2: N−((4−(2−アミノエトキ シ)−3−メトキシフェニル)−メ チル)−92−オクタデセンアミド   0.05%酢
酸ナトリウム水溶液(1,18%)    85.95
%酢酸水溶液(2,0%)to、oo% ベンジルアルコール         4.00%組成
物3: N−((4−(2−アミノエトキ シ)−3−メトキシフェニル)−メ チル)−ノナンアミド         0505%プ
ロピレングリコール        99.95%組成
物4二 N−(9Z−オクタデセニル) −4−(2−アミノエトキシ)−3− メトキシフェニルアセトアミド     0.05%ポ
リエチレングリコール:プロピ レングリコール(1:3 )         99.
95%第三臼歯抜歯のための口内手術前の0.05m1
の組成物2の注射は、手術中の局所的鎮痛を与え、手術
後の持続性のある局所的鎮痛を与える。同様な鎮痛効果
は手術部位に手術後直ちに組成物1.3又は4を局所的
にしみ込ませることにより得られ、手術部位の痛みに対
する持続性のある鎮痛を与える。
出願人代理人  佐  藤  −雄 手続補正:!!f値式) 昭和63年6月り日 眞

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、抗−炎症及び鎮痛剤として有効であるベータ−アミ
    ノエチル−置換フェニル化合物及びその薬学的に許容可
    能な塩及びアミドであって、下記一般式を有することを
    特徴とする化合物:▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中: (a)W−X部分は−C(O)NH−、 −C(S)NH−、−S(O)_2NH−、−NHC(
    O)O−、−NHC(S)O−、−NHC(O)NH−
    及び−NBC(S)NH−よりなる群から選ばれ、茲に
    W−X部分のいづれかの利用可能な結合はR部分に結合
    され及び残りの結合はベンジル炭素原子に結合されてい
    る、(b)Yは−O−、−S−及びNH−から選ばれる
    部分であり、好ましくは−O−である、(c)Zは水素
    、ヒドロキシ、及びメトキシから選ばれ、好ましくはメ
    トキシである、 (d)Rは6〜24個の炭素原子を有するアルキル基で
    ある、 (e)R^1は水素、ヒドロキシ、1〜5個の炭素原子
    を有するヒドロキシのアルキルエステル、1〜5個の炭
    素原子を有するアルキル、及び1〜5個の炭素原子を有
    するアルコキシから選ばれ、好ましくは水素、ヒドロキ
    シ又はメチルであり、及び (f)各R^2は独立に水素、ハロゲン、1〜5個の炭
    素原子を有する未置換又は置換アルキル基、置換又は未
    置換アリール基及びカルボキシレートから選ばれ、或い
    は2個のR^2部分が共有的に結合して環内に3〜7個
    の炭素原子を有する置換又は未置換アルキル環を形成し
    、及びR−は好ましくは水素である〕。 2、抗−炎症及び鎮痛剤として有効であるベータ−アミ
    ノエチル−置換フェニル化合物及びその薬学的に許容可
    能な塩及びアミドであって、下記一般式を有することを
    特徴とする化合物:▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中: (a)Qは酸素又はイオウから選ばれ、好ましくは酸素
    である、 (b)Yは−O−、−S−及び−NH−から選ばれる部
    分であり、好ましくは−O−である、(c)Zは水素、
    ヒドロキシ、及びメトキシから選ばれ、好ましくはメト
    キシである、 (d)Rは6〜24個の炭素原子を有するアルキル基で
    あり、好ましくはn−オクタニル;n−ノナニル;n−
    デカニル;9E又は9Z−テトラデセニル;9E又は9
    Z−ヘタデセニル;9E又は9Z−オクタデセニル;6
    E−又は6Z−オクタデセニル;11E又は11Z−オ
    クタデセニル;10E又は10Z−ノナデセニル;13
    E又は13Z−ドコセニル;9−メチレン−1−オクタ
    デセニル;9Z、12Z−オクタデカンエニル;9E,
    12E−オクタデカンエニル;9Z,12E−オクタデ
    カンエニル;9Z,11E−オクタデカンエニル;10
    E,13E−ノナデカジエニル;11E,14E−アイ
    コサジエニル;9Z,12Z,15Z−オクタデカトリ
    エニル;6Z,9Z,12Z−オクタデカトリエニル;
    11Z,14Z,17Z−アイコサトリエニル;5Z,
    8Z,11Z,14Z−アイコサテトラエニル;及び9
    −オクタデシルニルから選ばれる、 (e)R^1は水素、ヒドロキシ、1〜5個の炭素原子
    を有するヒドロキシのアルキルエステル、1〜5個の炭
    素原子を有するアルキル、及び1〜5個の炭素原子を有
    するアルコキシから選ばれ、好ましくは水素、ヒドロキ
    シ或いはメチルであり、及び (f)各R^2は独立に水素、ハロゲン、1〜5個の炭
    素原子を有する未置換或いは置換アルキル基、置換又は
    未置換アリール基及びカルボキシレートから選ばれ、或
    いは2個のR−部分が共有的に結合して環内に3〜7個
    の炭素原子を有する置換又は未置換アルキル環を形成し
    、及び全てのR^2は好ましくは水素である〕。 3、N−(9Z−オクタデセニル)−4− (2−アミノエトキシ)−3−メトキシフェニルアセト
    アミド及びN−オクタニル−4−(2−アミノエトキシ
    )−3−メトキシフェニルアセトアミドから選ばれる、
    特許請求の範囲第2項記載のベータ−アミノエチル−置
    換フェニル化合物及びその薬学的に許容可能な塩及びア
    ミド。 4、抗−炎症及び鎮痛剤として有効であるベータ−アミ
    ノエチル−置換フェニル化合物及びその薬学的に許容可
    能な塩及びアミドであって、下記一般式を有することを
    特徴とする化合物:▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中: (a)Qは酸素又はイオウから選ばれ、好ましくは酸素
    である、 (b)Yは−O−、−S−及び−NH−から選ばれる部
    分であり、好ましくは−O−である、(c)Zは水素、
    ヒドロキシ、及びメトキシから選ばれ、好ましくはメト
    キシである、 (d)Rは6〜24個の炭素原子を有するアルキル基で
    あり、好ましくはn−ヘプタニル;n−オクタニル;n
    −ノナニル;8E又は8Z−トリデセニル;8E又は8
    Z−ペンタデセニル;8E又は8Z−ヘプタデセニル;
    5E−又は5Z−ヘプタデセニル;10E−又は10Z
    −ヘプタデセニル;9E−又は9Z−オクタデセニル;
    12E−又は12Z−ノナデセニル;8−メチレン−1
    −ヘプタデカニル;8Z,11Z−ヘプタデカジエニル
    ;8E,11E−ヘプタデカジエニル;8Z,11E−
    ヘプタデカジエニル;8Z,10E−ヘプタデカジエニ
    ル;9E,12E−オクタデカジエニル;10E,13
    E−ノナデカジエニル;8Z,11Z,14Z−ヘプタ
    デカトリエニル;5Z,8Z,11Z−ヘプタデカトリ
    エニル;10Z,13Z,16Z−ノナデカトリエニル
    ;4Z,7Z,10Z,13Z−ノナデカテトラエニル
    ;及び8−ヘプタデシニルより選ばれる、(e)R^1
    は水素、ヒドロキシ、1〜5個の炭素原子を有するヒド
    ロキシのアルキルエステル、1〜5個の炭素原子を有す
    るアルキル、及び1〜5個の炭素原子を有するアルコキ
    シから選ばれ、好ましくは水素、ヒドロキシ又はメチル
    であり、及び (f)各R^2は独立に水素、ハロゲン、1〜5個の炭
    素原子を有する未置換或いは置換アルキル基、置換又は
    未置換アリール基及びカルボキシレートから選ばれ、或
    いは2個のR^2部分が共有的に結合して環内に3〜7
    個の炭素原子を有する置換又は未置換アルキル環を形成
    し、及びR^2は好ましくは水素である〕。 5、N−((4−(2−アミノエトキシ)−3−メトキ
    シフェニル)メチル)−9Z−オクタデセンアミド及び
    N−((4−(2−アミノエトキシ)−3−メトキシフ
    ェニル)−メチル)−ノナンアミドより選ばれる、特許
    請求の範囲第4項記載のベータ−アミノエチル−置換フ
    ェニル化合物及びその薬学的に許容可能な塩及びアミド
    。 6、下記構造を有することを特徴とする置換フェニル化
    合物: ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中: (a)W−X部分は−C(O)NH−、 −C(S)NH−、−S(O)_2NH− −NHC(O)O−、−NHC(S)O−、−NHC(
    O)NH−及び−NHC(S)NH−よりなる群から選
    ばれ、茲にW−X部分のいづれかの利用可能な結合はR
    部分に結合され及び残りの結合はベンジル炭素原子に結
    合されており、及びW−Xは好ましくは−C(O)NH
    −である、(b)Aはハロゲン及び−N_3から選ばれ
    、好ましくはブロマイド或いは−N_3である、(c)
    Zは水素、ヒドロキシ、及びメトキシから選ばれ、好ま
    しくはメトキシである、 (d)Rは6〜24個の炭素原子を有するアルキル基で
    ある、 (e)R^1は水素、ヒドロキシ、1〜5個の炭素原子
    を有するヒドロキシのアルキルエステル、1〜5個の炭
    素原子を有するアルキル、及び1〜5個の炭素原子を有
    するアルコキシから選ばれ、好ましくは水素である、及
    び (f)各R^2は独立に水素、ハロゲン、1〜5個の炭
    素原子を有する未置換又は置換アルキル基、置換又は未
    置換アリール基、及びカルボキシレートから選ばれ、或
    いは2個のR^2部分が共有的に結合して環内に3〜7
    個の炭素原子を有する置換又は未置換アルキル環を形成
    し、及び全てのR^2は好ましくは水素である〕。 7、下記構造を有することを特徴とする置換フェニル化
    合物: ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中: (a)W−X部分は−C(O)NH−、 −C(S)NH−、−S(O)_2NH −NHC(O)O−、−NHC(S)O−、−NHC(
    O)NH−及び−NHC(S)NH−よりなる群から選
    ばれ、茲にW−X部分のいづれかの利用可能な結合はR
    部分に結合され及び残りの結合はベンジル炭素原子に結
    合されており、及びW−Xは好ましくは−C(O)NH
    −である、(b)Aはハロゲン及びフタルイミドから選
    ばれ、及び好ましくはブロマイド或いはフタルイミドで
    ある、 (c)Zは水素、ヒドロキシ、及びメトキシから選ばれ
    、好ましくはメトキシである、 (d)Rは6〜24個の炭素原子を有するアルキル基で
    ある、 (e)R^1は水素、ヒドロキシ、1〜5個の炭素原子
    を有するヒドロキシのアルキルエステル、1〜5個の炭
    素原子を有するアルキル、及び1〜5個の炭素原子を有
    するアルコキシ基、及び好ましくは水素である、及び (f)各R^2は独立に水素、ハロゲン、1〜5個の炭
    素原子を有する未置換或いは置換アルキル基、置換或い
    は未置換アリール基、及びカルボキシレートから選ばれ
    、或いは2個のR^2部分が共有的に結合して環内に3
    〜7個の炭素原子を有する置換又は未置換アルキル環を
    形成し、及び全てのR^2は好ましくは水素である〕。 8、(a)安全且つ有効量の特許請求の範囲第1項〜第
    5項のいづれかに記載の化合物、及び(b)薬学的に許
    容可能な担体、 を含んでなることを特徴とする医薬組成物。 9、ヒト或いは低級動物における鎮痛をもたらし、及び
    炎症を減少させるための薬品を製造するための特許請求
    の範囲第1項〜第5項のいづれかに記載の化合物の使用
    。 10、ベータ−アミノエトキシフェニル化合物の合成方
    法であって、該方法が下記工程を含んでなることを特徴
    とする方法: (a)ベータ−ハロエトキシフェニル化合物を形成する
    ために、 (i)下記構造を有するフェノール化合物:▲数式、化
    学式、表等があります▼ 〔式中、W−X部分は−C(O)NH−、 −C(S)NH−、−S(O)_2NH−、−NHC(
    O)O−、−NHC(S)O−、−NHC(O)NH−
    及び−NHC(S)NH−よりなる群から選ばれ、茲に
    W−X部分のいづれかの利用可能な結合はR部分に結合
    され、及び残りの結合はベンジル炭素原子に結合されて
    おり;Zは水素、ヒドロキシ、及びメトキシより選ばれ
    ;Rは6〜24個の炭素原子を有するアルキル基であり
    ;R^1は水素、ヒドロキシ、1〜5個の炭素原子を有
    するヒドロキシのアルキルエステル、1〜5個の炭素原
    子を有するアルキル、及び1〜5個の炭素原子を有する
    アルコキシより選ばれる)、と (ii)下記構造式を有するビシナルジハロゲン化物: ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、Xはハロゲン、好ましくはブロマイドであり;
    及び各R^2は独立に水素ハロゲン、1〜5個の炭素原
    子を有する未置換又は置換アルキル基、置換又は未置換
    アリール基、及びカルボキシレートから選ばれ、或いは
    2個のR^2部分が共有的に結合して環内に3〜7個の
    炭素原子を有する置換又は未置換アルキル環を形成する
    ) を反応させた後、 (b)ベータ−ハロエトキシフェニル化合物をアシド塩
    と反応させて、ベータ−アジドエトキジフェニル化合物
    を形成し、次いで (c)アジド部分を好ましくはSnCl_2を用いてア
    ミノ部分に還元してベータ−アミノエトキシフェニル化
    合物を形成する。 11、ベータ−アミノエトキシフェニル化合物の合成方
    法であって、該方法が下記工程を含んでなることを特徴
    とする方法: (a)ベータ−ハロエトキシフェニル化合物を形成する
    ために、 (i)下記構造を有するフェノール化合物:▲数式、化
    学式、表等があります▼ 〔式中、W−X部分は−C(O)NH−、 −C(S)NH−、−S(O)2NH−、 −NHC(O)O−、−NHC(S)O−、−NHC(
    O)NH−及び−NHC(S)NH−よりなる群から選
    ばれ、茲にW−X部分のいづれかの利用可能な結合はR
    部分に結合され、及び残りの結合はベンジル炭素原子に
    結合されており;Zは水素、ヒドロキシ、及びメトキシ
    より選ばれ;Rは6〜24個の炭素原子を有するアルキ
    ル基であり;R^1は水素、ヒドロキシ、1〜5個の炭
    素原子を有するヒドロキシのアルキルエステル、1〜5
    個の炭素原子を有するアルキル、及び1〜5個の炭素原
    子を有するアルコキシ基より選ばれる〕、と (ii)下記構造を有するビシナルジハロゲン化物: ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Xはハロゲン、好ましくはブロマイドであり;
    及び各R^2は独立に水素、ハロゲン、1〜5個の炭素
    原子を有する未置換又は置換アルキル基、置換又は未置
    換アリール基、及びカルボキシレートから選ばれ、或い
    は2個のR^2部分が共有的に結合して環内に3〜7個
    の炭素原子を有する置換又は未置換アルキル環を形成す
    る) を反応させた後、 (b)ベータ−ハロエトキシフェニル化合物をフタルイ
    ミド塩と反応させて、ベータ−フタルイミドエトキシフ
    ェニル化合物を形成し、次に(c)ベータ−フタルイミ
    ドエトキシフェニル化合物をヒドラジンと反応させてフ
    タルイミド基を除去してベータ−アミノエトキシフェニ
    ル化合物を形成する。 12、ベータ−アミノエトキシフェニル化合物の合成方
    法であって、該方法が下記工程を含んでなることを特徴
    とする方法: (a)窒素−置換ベータ−アミノエトキシフェニル化合
    物を形成するために、 (i)下記構造を有するフェノール化合物:▲数式、化
    学式、表等があります▼ (式中、W−X部分は−C(O)NH−、 −C(S)NH−、−S(O)_2NH−、−NHC(
    O)O−、−NHC(S)O−、−NHC(O)NH−
    及び−NHC(S)NH−よりなる群から選ばれ、茲に
    W−X部分のいづれかの利用可能な結合はR部分に結合
    され、及び残りの結合はベンジル炭素原子に結合されて
    おり;Zは水素、ヒドロキシ、及びメトキシより選ばれ
    ;Rは6〜24個の炭素原子を有するアルキル基であり
    ;R^1は水素、ヒドロキシ、1〜5個の炭素原子を有
    するヒドロキシのアルキルエステル、1〜5個の炭素原
    子を有するアルキル、1〜5個の炭素原子を有するアル
    コキシ基より選ばれる)、と (ii)下記構造を有するアジリジン化合物:▲数式、
    化学式、表等があります▼ (式中、各R^2は独立に水素、ハロゲン、1〜5個の
    炭素原子を有する未置換又は置換アルキル基、置換又は
    未置換アリール基、及びカルボキシレートから選ばれ、
    或いは2個のR^2部分が共有的に結合して環内に3〜
    7個の炭素原子を有する置換又は未置換アルキル環を形
    成する) を反応させた後、 (b)窒素−置換ベータ−アミノエトキシフェニル化合
    物の窒素置換基を好ましくは液体アンモニア中ナトリウ
    ム金属で還元除去してベータ−アミノエトキシフェニル
    化合物を形成する。
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