JPS63294301A - 自動袋詰め装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （ａｌ産業上の利用分野 この発明は、粒状物や粉体などを吐出口から袋内に吐出
した後装を閉鎖して放出する自動袋詰め装置に関する。

ｆｂ）発明の概要 電源投入後最初に吐出口が挿入されたときに袋検出手段
が袋が開口されなかったと検出した際に動作を停止する
動作停止手段を備えることにより、前回の袋詰め作業が
被収納物の吐出中に中断した場合において、その中断に
係る袋が放出されて袋から被収納物が零れ落ちることを
防止するようにしたものである。

（Ｃ）従来の技術 流体物や粉体などの被収納物を袋内に収納する自動袋詰
め装置は、袋の繰り出し一吐出口の下降→シャッタの開
放−シヤツクの閉鎖−吐出口の上昇−袋の閉鎖−袋の放
出を連続的に行う。このような自動袋詰め装置では一般
に上記一連の処理動作をシーゲンス制御し、１つの処理
動作が終了したことまたは、次の処理動作が可能な状態
になったことを検出して次の処理動作に進む。とくに、
被収納物を吐出する場合には吐出口が袋内に挿入されて
いることが不可欠であり、このため吐出口下降時に袋が
開口されたか否かを検出する袋検出手段が設けられてい
る。この袋検出手段が袋が開ロされたことを検出した場
合に吐出口から被収納物を吐出する。これによって袋が
ない場合や袋が閉じられている場合に収納物が吐出され
るのを防止している。

（ｄ１発明が角了決しようとする問題点しかしながら、
上記従来の自動袋詰め装置のように、複数の処理動作を
シーケンス制御すると、制御部への電圧供給が一時停止
した場合次に電源が投入されたときには最初の処理動作
から実行が開始される。ところが、袋詰め作業中には１
つの袋に対する処理動作の途中で他の装置の故障やオペ
レータの都合により処理動作が中断され、制御部への電
圧供給が断たれる場合がある。このような場合において
中断したとき、その作業内容に拘らず処理動作の先頭か
ら実行が開始されると不都合を生じる場合がある。特に
被収納物の吐出中に作業が中断されて電圧供給が断たれ
ると、袋が開口されたままの状態で作業が中断する。次
に、作業が再開されて吐出口が挿入されるときには既に
袋が開口しており、袋検出手段は袋の開口を検出できな
い場合があり、制御部は袋が閉鎖されていると判断して
しまう。このため、制御部は次の袋の繰り出し作業を行
い、被収納物の吐出作業が中断された袋は開口したまま
放出され、袋内がら被収納物が零れ落ち、作業効率が低
下する欠点があった。

この発明の目的は、電源投入後初めて吐出口を袋内に挿
入する際に袋の開口動作が検出されながった場合に、警
告を発して動作を停止することにより、既に袋が開口さ
れているために開口動作が検出されなかった際に、その
袋が放出されたとき、被収納物が零れ落ちることを防止
できる自動袋詰め装置を提供することにある。

（Ｂ）問題点を解決するための手段 この発明の自動袋詰め装置は、吐出口を袋内に挿入する
ときに袋が開口されたか否かを検出する袋検出手段を備
え、繰り出した袋を開口して袋内に吐出口を挿入し、こ
の吐出口から被収納物を吐出したのち袋を閉鎖して放出
する自動袋詰め装置において、 電源投入後最初に吐出口を挿入するときに袋検出手段が
袋が開口されなかったことを検出した際にのみ警告を発
して動作を停止する動作停止手段を設けたことを特徴と
する。

（ｆ）作用 この発明の自動袋詰め装置においては、袋詰め作業時に
は袋を開口して袋内に吐出口が挿入される。このとき袋
が開口されたか否かは袋検出手段により検出される。電
源投入後最初に吐出口を挿入するときに袋が開口されな
かった場合には、動作停止手段により警告が発せられた
のち動作が停止し、その後の処理はオペレータに委ねら
れる。

電源投入後の２回目以降に吐出口を挿入するときに袋が
開口されなかった場合には動作停止手段は作用せず次の
袋に吐出口を挿入する。したがって、前回の袋詰め作業
が被収納物の吐出中に中断した場合において、次に電源
を投入する時に既に袋が開口されていて袋が開口されな
かった際には、警告を発するとともに動作を停止し、そ
の後オペレータによる手動作業が行われる。

（ｇｌ実施例 第１図は、この発明の実施例である自動袋詰め装置を示
す斜視図である。また、第２図は、同自動袋詰め装置の
正面図である。

自動袋詰め装置１はコンバインに搭載され、脱穀装置に
より収穫した穀粒を籾袋２に収納する。

自動袋詰め装置１は吐出部３、繰出部４および作動部５
からなる。吐出部３はホッパ３１、シャッタ３２、吐出
口３３およびフォーク３４からなる。ホッパ３１は脱穀
装置が収穫した穀粒を貯留する。シャック３２はホッパ
３１と吐出口３３との間を選択的に開放する。吐出口３
３は上下方向に移動自在にされており、籾袋２の内部に
挿入される。

吐出口３３の前後に設けられている一対のフォーク３４
は吐出口３３の下降に先立ってそれぞれ油力および後方
に回転する。このとき、籾袋２の開口部を前後方向に拡
張する。吐出口３３はフォーク３４により拡張された籾
袋２の開口部から内部に挿入される。フォーク３４のそ
れぞれには前フォークセンサＳおよび後フオークセンサ
Ｓ４が備えられている。この前フオークセンサＳ３およ
び後フオークセンサＳ４は籾袋２の内側面に接触し、こ
れを検出する。したがって、前フオークセンサＳ３およ
び後フオークセンサｓ４の両方がオンしたとき籾袋２の
内部に吐出口３３が挿入されたと判断できる。

繰出部４は繰出軸４１，４２、繰出軸モータＭ２、Ｍ３
および繰出センサ３１．Ｓ２により構成されている。繰
出軸４１．４２は周面にスパイラル溝４１ａ、４２ａが
形成されており後方において回転自在に片持ち支持され
ている。したがって、繰出軸４１．４２の前方端は開放
しており、この前方端に籾袋２のハトメ２１，２２が外
嵌される。ハトメ２１，２２を介して繰出軸４１．４２
に保持された籾袋２のうら最も前方に位置する籾袋２の
ハトメ２１，２２は繰出軸４１．４２に形成されたスパ
イラル溝４１ａ、４２ａに係合する。この状態で繰出軸
モータＭ２．Ｍ３が正転すると、籾袋２は前方に移動す
る。繰出軸４１．４２の前方端近傍の上部には左右の繰
出センサＳｌ。

Ｓ２が設けられている。この繰出センサＳｌ、Ｓ２は籾
袋２のハトメ２１，２２を検出する。

ｆｆ［＋１５は、マルチチェーン５１チエーンモータＭ
１、アクチュエータ５２、吐出口昇降部５３およびシャ
ツタ開閉部５４により構成されている。マルチチェーン
５１はスプロケット５５，５６に張架されている。スプ
ロケット５５にはチェーンモータＭ１の回転力が供給さ
れる。アクチュエータ５２はマルチチェーン５１の一部
に固定されており、吐出口昇降部５３およびシャツタ開
閉部５４と接触してこれらを作動させる。また、籾袋２
の開口部に縫着されたファスナ２３のハンド２４に係合
してファスナを閉鎖する。

第３図は、上記自動袋詰め装置の制御部のブロック図で
ある。

ＣＰＵ３１にはＩ１０インターフェイス３４を介して、
右繰出センサＳ１、左繰出センサｓ２、前フオークセン
サＳ３、後フオークセンサｓ４および籾センサＳ５の検
出データが入力される。ＣＰＵ６１には！１０インター
フェイス６４を介してモータドライバ６５が接続されて
おり、モータドライバ６５にはチェーンモータＭｌ、右
繰出軸モークＭ２および左繰出軸モータＭ３が接続され
ている。チェーンモータＭ１の回転量はポテンショメー
タ５６により検出され、その出力電圧がＡ／Ｄ変換器６
６を経て回転角データとしてＣＰＵ６１に入力される。

ＣＰＵ６１は各センサＳ１〜Ｓ５の検出データおよびポ
テンショメータ５６からの回転角データに応じて、ＲＯ
Ｍ６２に予め書き込まれたプログラムにしたがってモー
タドライバ６５に制御データを出力する。モータドライ
バ６５はこの制御データにしたがってチェーンモータＭ
Ｌ右繰出軸モータＭ２および左繰出軸モータＭ３を駆動
する。また、ＲＡＭ６３のメモリエリアＭＡＬは後述す
るカウンタＣに割り当てられている。

第４図は、上記自動袋詰め装置の制御部の処理手順を示
すフローチャートである。

電源が投入されると繰出センサＳｌ、Ｓ２がオンするま
で繰出軸モータＭ２．Ｍ３が正転される（ｎｌ−ｎ３）
。繰出センサＳｌ、Ｓ２がオンすると袋が正常に繰り出
されたと判断し、袋の繰出回数を計数するカウンタＣが
インクリメントされ（ｎ４）、チェーンモータＭ１を正
転する（ｎ５）、なお、前回の袋詰め作業が穀粒の吐出
中に中断された場合に、その中断された袋詰め作業に係
る籾袋２が吐出口３３の下方に残っている場合には電源
投入後ｎ２で繰出センサＳｌ、Ｓ２がオンし、直ちに繰
出軸モータＭ２．Ｍ３が停止する。

このチェーンモータＭｌの正転によりアクチュエータ５
２が吐出口昇降部５３と係合し、吐出口３３が下降し始
める。これとともにフォーク３４が前後に開き始める。

所定時間ｔｌ内にフォークセンサＳ３，３４がオンする
とチェーンモータＭｌの正転を継続し、アクチュエータ
５２を第５図に示す矢印Ａ方向の終端位置Ｐ２まで移動
する（ｎ６〜ｎ８．ｎ１５）。この所定時間ｔ１はチェ
ーンモータＭ１の回転開始後に袋の開口動作が終了する
までに十分な時間である。チェーンモータＭ１の正転の
継続によりアクチュエータ５２はシャツタ開閉部５４に
係合し、シャッタ３２を開放する。これによってホッパ
３１がら吐出口３３を経て穀粒が吐出される。

籾袋２が満杯になると吐出［１３３に設けられた籾セン
サＳ５がオンする（ｎ９）。このときアクチュエータ５
２が第５図に示す矢印Ｃ方向の終端位置Ｐ３に達するま
でチェーンモータＭ１を逆転する（ｎｌＯ，ｎ１ｌ）。

これによってアクチュエータ５２は籾袋２に縫着された
ファスナ２３のハンド２４に係合し、ファスナ２３を閉
めて籾袋２を閉鎖する。

アクチュエータ５２がＰ：端位置ｒ）３に達すると、ア
クチュエータ５２がイニシャル位置Ｐ１に達するまでチ
ェーンモータＭ１を正転する（ｎ１２〜ｎ１４）。以上
のｎ１〜ｎ１４が正常な袋詰め作業の処理手順である。

アクチュエータ５２がイニシャル位置Ｐ１に達するとチ
ェーンモータＭ１を停止したのちｎｌで繰出軸モータＭ
２．Ｍ３が正転され、穀粒を収納した籾袋２が放出され
るとともに次の籾袋２が繰出センサＳｌ、Ｓ２の位置ま
で繰り出される。

ｎ６でチェーンモータＭ１が正転されたのち所定時間ｔ
１を経過してもフォークセンサＳ３．Ｓ４がオンしない
場合にはカウンタＣの内容がチェックされる（ｎ１５→
ｎ１６）。このときカウンタＣの内容が１である場合す
なわち、電源投入後チェーンモータＭ１が初めて正転さ
れた場合には警報を発して動作を終了する（ｎ１７）。

一方、電源投入後ｎ４を複数回通過し、カウンタＣの内
容が２以上である場合すなわち、電源投入後２回収上チ
ェーンモータＭ１が正転された場合には次の籾袋２が繰
り出される（ｎ１６−ｎｌ）。以上においてｎ１５〜ｎ
１７がこの発明の動作停止手段に相当する。

以上のようにしてこの実施例によれば、カウンタＣによ
り電源投入後の袋詰め作業の実行数を計数しておき、袋
検出手段であるフォークセンサＳ３．８４が所定時間ｔ
１経過後にもオンせず、袋が開口されたことを検出しな
かった際にカウンタＣの内容をチェックする。このとき
、カウンタＣの内容が１であり電源投入後初めての袋詰
め作業である場合には警告を発して動作を停止する。前
回の袋詰め作業が穀粒の吐出中に中断された場合には今
回の電源投入後に吐出口３３が下降するときには、吐出
口３３の下方には中断された袋詰め作業に係る籾袋２が
位置している。したがって、その籾袋２はすでに開口°
されており、フォークセンサＳ３．Ｓ４が籾袋２の内側
面に接触しない場合がある。このように、電源投入後の
初回の袋詰め作業時には警報を発するとともに動作を停
止してオペレータに適当な作業を手動により選択させる
ことができる。これによって、上記場合には、オペレー
タは手動動作によりシャッタ３２を開放し前回中断され
た袋詰め作業に係る籾袋２に穀粒を満杯にして籾袋２を
閉鎖後、これを放出して次の籾袋２に対し袋詰め作業を
行うことができる。

また、オペレータが所望する場合には前回中断された袋
詰め作業に係る籾袋２に穀粒を満杯にすることなく、こ
れを閉鎖して放出することもできる。電源投入後２回目
以降の袋詰め作業においてフォークセンサ３３，３４が
所定時間経過してもオンしない場合には籾袋２の異常で
あることは明らかであり、その籾袋２を放出し次の籾袋
２に対して袋詰め作業が実行される。

なお、誤って籾袋２が繰出軸４１．４２に裏表反対に取
り付けられると、ファスナ２３の閉鎖方向が反対になる
。このため、アクチュエータ５２が第５図に示す矢印Ｃ
方向に移動してもファスナ２３のハンド２４と係合せず
籾袋２を閉鎖することができない。ところが、ファスナ
２３のハンド２４は第５図に示す終端位ＩＰ３の近傍に
位置しており、アクチュエータ５２はここでハンド２４
と係合する。これによってアクチュエータ５２が終端位
置Ｐ３を通過することがなく、籾袋２が正常に閉鎖され
たと判断してこの籾袋２を放出し、袋内の穀粒を零して
しまう場合がある。これを防止するため第６図（Ａ）に
示すように籾袋２に縫着するファスナ２３のハンド２４
の形状を左右非対称形に成型し、かつアクチュエータ５
２のハンド２４との保合部を同図（Ｂ）に示す形状にす
る。これによって同図（Ｃ）に示すように正常にセント
された籾袋２ａについてはアクチュエータ５２が矢印Ｃ
方向に移動するときハンド２４と係合しファスナ２３が
閉鎖される。一方裏表反対にセントされた籾袋２ｂにつ
いてはアクチュエータ５２が矢印り方向に移動するとき
ハンド２４と係合し、ファスナ２３が閉まる。以上のよ
うに何れにしてもアクチュエータ５２がイニシャル位置
Ｐ１に復帰するまでにはファスナ２３を閉じることがで
き、籾袋２内に収納された穀粒を零すことがない。

（ｈ）発明の効果 この発明によれば、電源投入後最初に吐出口を挿入する
ときに袋が開口されなかった場合には、警告を発して動
作を停止する。したがって、前回の袋詰め作業が被収納
物の吐出中に中断された場合に、今回の吐出口の下降時
に袋検出手段が袋が開口されなかったと検出した場合に
はオペレータに以後の処理を委ねることができる。この
ため、このような場合に袋が不良であると判断してこれ
を放出するといったことがなく、被収納物が外部に零れ
落ちることを防止できる。また電源投入後の２回目以降
に吐出口を挿入するときに袋が開口されなかった場合に
は、その袋が閉じられているかまたは正常の位置にない
ものであると判断できるため、これを放出して次の籾袋
に対し袋詰め作業を実行する。したがって、動作が停止
するのは電源投入後初回に吐出口を挿入するときに袋が
開口されなかった場合のみであり、袋詰め作業が長時間
化することを防止できる。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図はこの発明の実施例である自動袋詰
め装置のそれぞれ外観斜視図および正面断面の略図、第
３図は同自動袋詰め装置の制御部のブロック図、第４図
は同自動袋詰め装置の制御部の処理手順を示すフローチ
ャート、第５図は同自動袋詰め装置の要部の動作を示す
模式図、第６図（Ａ）〜（Ｃ）は同自動袋詰め装置に用
いられる籾袋の閉鎖方法を示す図である。 ２−籾袋、 ３３−吐出口、 Ｓ３，３４−フォークセンサ（袋検出手段）。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）吐出口を袋内に挿入するときに袋が開口されたか
   否かを検出する袋検出手段を備え、繰り出した袋を開口
   して袋内に吐出口を挿入し、この吐出口から被収納物を
   吐出したのち袋を閉鎖して放出する自動袋詰め装置にお
   いて、 電源投入後最初に吐出口を挿入するときに袋検出手段が
   袋が開口されなかったことを検出した際にのみ警告を発
   して動作を停止する動作停止手段を設けてなる自動袋詰
   め装置。