JPS6329161Y2 - - Google Patents

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JPS6329161Y2
JPS6329161Y2 JP1981137224U JP13722481U JPS6329161Y2 JP S6329161 Y2 JPS6329161 Y2 JP S6329161Y2 JP 1981137224 U JP1981137224 U JP 1981137224U JP 13722481 U JP13722481 U JP 13722481U JP S6329161 Y2 JPS6329161 Y2 JP S6329161Y2
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JP
Japan
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cylinder
cooling fins
cylinders
cylinder block
cooling
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JP1981137224U
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JPS5842345U (ja
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  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、多気筒エンジンのシリンダブロツク
に関する。
近年、複数のシリンダを直列に配してシリンダ
外周に冷却フインを設けた多気筒エンジンにおい
ては、冷却効率を高めるために冷却フインをシリ
ンダ外方へ幅広く突出せしめて大型化する傾向に
あり、この大型化に伴つて冷却フインの防振並び
に補強が図られている。従来、この防振、補強手
段の一例として、第4図に示す如く、シリンダブ
ロツクaの各シリンダbの左右両側より2本のリ
ブc,cを突出せしめて冷却フインdを上下に連
結したものがあるが、冷却風Wが左右のリブc,
cに遮られ、高温のシリンダbで熱せられた熱風
が両リブ間にこもるという問題があり、このた
め、リブcに風穴eを設け、冷却風が風穴eから
シリンダ側部、あるいは各シリンダ間の風抜孔f
を経て後方へ吹き抜けるようにしている。しかる
に、シリンダブロツクaを鋳造によつて製作する
場合、通常は鋳型からシリンダブロツク鋳造品を
リブcと平行に離型することになるが、風穴eは
リブcと略直交していることから、鋳造による成
形が極めて困難である。従つて前記風穴eは別途
機械加工を施して開設せざるを得ないのが現状で
あり、しかもリブが細く、断続切削となるため前
記機械加工も難しく、歩留りが低いという問題が
ある。
本考案は、上記問題点を解決する手段として、
複数のシリンダを直列型に配列し、シリンダ外周
に冷却フインを上下に間隔をおいて設け、各シリ
ンダ間に風抜孔を開設して冷却風をシリンダ配列
方向と直交する方向から受けるようにするととも
に、各シリンダのシリンダ配列方向におけるほぼ
中央部には風上側へ突出し且つ上下の冷却フイン
に連結された中央リブを設け、両端のシリンダに
は上記中央リブよりも突出量が少ない小径リブを
上下の冷却フインに連結して設けた多気筒エンジ
ンのシリンダブロツクを提供するものである。
上記シリンダブロツクの場合、冷却風は中央リ
ブで左右に分かれて風抜孔を通過し、あるいはシ
リンダブロツクの両側面を通つて背部へ抜けるこ
とになり、また、小径リブはその突出量が少ない
ため冷却風の流れを防げることがあまりなく、シ
リンダブロツクまわりでの熱風のこもりは防止さ
れる。また、中央リブには風穴を設ける必要がな
いためシリンダブロツクの製作が容易になるとと
もに、この中央リブの強度が確保され、冷却フイ
ンの防振および補強が図れる。また、小径リブも
冷却フインの防振と補強に寄与することになる。
以下、本考案の実施例を図面に基いて説明す
る。
〈実施例 1〉 本考案は第1図および第2図に示し、1は自動
二輪車における空冷式4気筒エンジンのシリンダ
ブロツクで4個のシリンダ2を直列型に配して鋳
造により一体に成形したものである。シリンダブ
ロツク1は、外周に上端冷却フイン3、複数の中
間冷却フイン4および下端冷却フイン5が上下に
間隔をおいて設けられたもので、中間冷却フイン
4は各シリンダ毎に分割され、(第1図参照、な
お、冷却フイン4はシリンダブロツク全周にわた
つて連続して形成する場合もある。)各シリンダ
間には鋳抜きによつて形成された風抜孔6が開設
されており、冷却風Wをシリンダ配列方向と直交
する方向から受けるよう構成されている。
冷却フイン3,4,5は、シリンダブロツク1
の風上側8および風下側9が、各シリンダ毎にシ
リンダ配列方向のほぼ中央部より風上側、あるい
は風上側および風下側の両方へ突出した中央リブ
10,10にて上下に連結されている。すなわ
ち、中央リブ10,10は、シリンダ配列方向と
直交する方向に設けられており、シリンダ外周面
より冷却フイン外縁近傍へ至るべく先細に形成さ
れている。
また、シリンダブロツク1の両側に位置するシ
リンダ2には、クランクケース連結用ボルト孔1
1のボス部12より風上側あるいは風下側へ若干
突出した小径リブ13,13が設けられ、該小径
リブ13,13にてさらに上下の冷却フイン3,
4,5が連結されている。
なお、第1図中、14はカムチエーンを通す貫
通孔である。
上記構造において、走行時に車体前面側より受
ける冷却風Wは、矢符で示す如く中央リブ10に
て左右に分かれて風抜孔6を通過し、あるいはシ
リンダブロツク1の側面を通つて後方へ吹き抜け
るため、熱風のこもりは生じることがなく、冷却
効率が良い。
また、中央リブ10には風穴を設ける必要がな
いため、従来の如くシリンダブロツク鋳造後に別
途機械加工を施す必要がなく、しかも風穴がない
ことにより中央リブ10の強度も大きいため、冷
却フイン3,4,5の防振並びに補強に大きく寄
与する。また、小径リブ13はその突出量が中央
リブ10よりも少ないから、上記冷却風の流れを
防げることは少なく、冷却フイン3〜5の防振と
補強に寄与する。
〈実施例 2〉 本例は第3図に要部のみを示し、シリンダブロ
ツク21の側部に側部リブ22を設け、冷却フイ
ン23の防振性および強度の向上をさらに図つた
ものである。
すなわち、側部リブ22はシリンダブロツク2
1の端部のシリンダ2のボス部12より冷却フイ
ン23の側縁に至る部分に形成され、上下の冷却
フイン23を連結している。側部リブ22の中間
部には必要に応じて通風孔24が開設される場合
もある。
また、シリンダブロツク21の各冷却フイン2
3はすべてシリンダブロツク全周にわたつて連続
して形成され、各シリンダ間の風抜孔25は上下
の冷却フイン23の間に開設されている。他の構
成は実施例1と同様である。
シリンダブロツク21の鋳造に際して、前記側
部リブ22の通風孔24は中央リブ10の突出方
向と平行に設けられているため、離型方向を中央
リブ10の長手方向とすることにより鋳抜きによ
つて形成することができ、機械加工は不要であ
る。
以上のように、本考案によれば冷却風を受ける
シリンダブロツクの風上側において各シリンダの
ほぼ中央部に風上側へ突出し且つ上下の冷却フイ
ンを連結する中央リブを設け、また、両端のシリ
ンダには中央リブよりも突出量の少ない小径リブ
を設けたことにより、冷却風はこの中央リブにて
左右に分かれ、淀むことなく通風孔を通過して後
方へ吹き抜けるため冷却効率が向上し、かつ従来
のような風穴を開設するための機械加工を要しな
いため製作コストが低減するという優れた効果が
得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本考案の実施態様を例示
し、第1図は実施例1のシリンダブロツクの正面
図、第2図は第1図の−線における拡大断面
図、第3図は実施例2における第2図と同様の
図、第4図は従来例を示す断面図である。 1,21……シリンダブロツク、2……シリン
ダ、3……上端冷却フイン、4……中間冷却フイ
ン、5……下端冷却フイン、6,25……風抜
穴、8……風上側、9……風下側、10……中央
リブ、13……小径リブ、22……側部リブ、2
3……冷却フイン、24……通風孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 複数のシリンダを直列型に配列し、シリンダ外
    周に冷却フインを上下に間隔をおいて設け、各シ
    リンダ間に風抜孔を開設し、冷却風をシリンダ配
    列方向と直交する方向から受けるようにした多気
    筒エンジンにおいて、各シリンダのシリンダ配列
    方向におけるほぼ中央部には風上側へ突出し且つ
    上下の冷却フインに連結された中央リブが設けら
    れ、両端のシリンダには上記中央リブよりも突出
    量が少ない小径リブが上下の冷却フインに連結し
    て設けられていることを特徴とする多気筒エンジ
    ンのシリンダブロツク。
JP13722481U 1981-09-14 1981-09-14 多気筒エンジンのシリンダブロック Granted JPS5842345U (ja)

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JP13722481U JPS5842345U (ja) 1981-09-14 1981-09-14 多気筒エンジンのシリンダブロック

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JP13722481U JPS5842345U (ja) 1981-09-14 1981-09-14 多気筒エンジンのシリンダブロック

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5842345U JPS5842345U (ja) 1983-03-22
JPS6329161Y2 true JPS6329161Y2 (ja) 1988-08-05

Family

ID=29930515

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JP13722481U Granted JPS5842345U (ja) 1981-09-14 1981-09-14 多気筒エンジンのシリンダブロック

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009270442A (ja) * 2008-04-30 2009-11-19 Kawasaki Heavy Ind Ltd シリンダブロック及びシリンダブロックを備えるエンジン

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS575531B2 (ja) * 1978-05-19 1982-01-30

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS575531U (ja) * 1980-06-11 1982-01-12

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JPS575531B2 (ja) * 1978-05-19 1982-01-30

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JPS5842345U (ja) 1983-03-22

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