JPS6328801A - 電磁クラツチ用磁性粉体 - Google Patents

電磁クラツチ用磁性粉体

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Publication number
JPS6328801A
JPS6328801A JP61172491A JP17249186A JPS6328801A JP S6328801 A JPS6328801 A JP S6328801A JP 61172491 A JP61172491 A JP 61172491A JP 17249186 A JP17249186 A JP 17249186A JP S6328801 A JPS6328801 A JP S6328801A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
powder
durability
electromagnetic clutch
torque
magnetic powder
Prior art date
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Pending
Application number
JP61172491A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuo Yoshikawa
一男 吉川
Tsukasa Yuri
司 由利
Rikuro Ogawa
小川 陸郎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Kobe Steel Ltd filed Critical Kobe Steel Ltd
Priority to JP61172491A priority Critical patent/JPS6328801A/ja
Publication of JPS6328801A publication Critical patent/JPS6328801A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は電磁クラッチ用磁性粉体に関する。
[従来の技術] 電磁クラッチはその用途により要求される特性が異なり
、それに伴ない使用される磁性粉体も数々のものが開発
されている。
電磁クラッチに要求される特性の中でも重要なものとし
てトルク特性と耐久性があげられる。
従来より電磁クラッチ用の磁性粉体として次のものが知
られている。
■Fe−An−Cr系合金よりなる磁性粉体(特公昭3
8−23558)、あるいはFe−Cr系ステンレスス
ティールよりなる磁性粉体。
■耐久性を向上させるには磁性粉体の耐摩耗性、耐酸化
性を改善し、微粉の発生を抑えることが必要である。こ
の観点から表面にめっきを施した磁性粉体(特開昭58
−85504)。
■トルク特性を向上させるため、すなわち同一電流を印
加した時により高いトルクを得るためには、飽和磁束密
度の高い粉体を使用する必要がある。この目的のもとに
金属中最も高い飽和磁束密度を有するFe−Co系合金
を使用した磁性粉体(特開昭54−9345)。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら、上記従来技術には次の問題点がある。
■Fe−A又−Cr系合金よりなる磁性粉体、あるいは
l”e−Cr系ステンレススティールよりなる磁性粉体
は、電磁クラッチの小型化、使用環境の過酷化に伴ない
トルク的にも、また、耐久性の面でも使用に耐え得なく
なっている。
■表面にめっきを施した磁性粉体においては、耐久性が
劣るという問題点を有している。
■Fe−Co系合金の粉体を使用したものは、耐久性に
劣るため使用環境のごくゆるやかな条件下でしか実用さ
れないという問題点がある。
[問題点を解決するための手段] 本発明は、Co : 20〜50重量%と、Ti。
AfL、 Crc7)いずれか一種をTi:0.1〜2
゜0重量%、Al:0.1〜10重量%、Cr二0.1
〜12重量%の割合で含み残部Fe及び不可避的不純物
よりなるトルク特性に優れた電磁クラッチ用磁性粉体で
ある。
COはFeに添加することにより飽和磁束密度を上昇さ
せる。添加量は20〜50重量%であり、これにより飽
和磁束密度は大きく上昇し、トルク特性の向上効果が認
められる。
なお、約307トミツク%にて飽和磁束密度は最大値を
とる。
ただ、第1図に示すように、かかる効果は20〜50重
量%の範囲にて生じる。なお、第1図はFe−Co−1
,0重量%AMの粉体(白丸印) 、 Fe−Co−0
、5fi量%C,rc7)粉体(黒丸印)を電磁クラッ
チに組み込んでトルク試験を行なった結果である。
Ti、Al、Crはいずれも耐久性の向上に効果が大き
い0本発明ではTi、AM、Crのいずれか一種を含む
、その含有量は0.1重量%以上である。ただ、第2図
に示すように、Ti:2.0重量%、AJJ:10重量
%、Cr:12重量%を越えて添加してもその効果は飽
和するので経済的筬点からこれを上限とする。
なお、特に高いトルクが必要とされるときはCOを25
〜40重量%、Tiを1 、Oi量%以下1.AJI、
Crは5重量%以下の添加とすることが望ましい。
なお、本発明には粉体を400℃以上の温度にて焼鈍し
たものも含まれる。かかる焼鈍をした場合には耐久性が
著しく向上する。
なお、ガスアトマイズ法による球状粉の場合、流動性及
び占積率に優れるため、電磁クラッチの応答性及びトル
クの安定性が向上すると共に、粉体量の接点が多く伝達
トルクが適宜分散され過大な摩擦力の発生を回避するた
め、粉体自身の耐酸化性、耐摩耗性と相まって良好な耐
久性を示す。
[発明の実施例] (第1実施例) 表1に示す成分の粉体をガスアトマイズ法により製造し
、電磁クラッチに組み込んでトルク特性を調べるための
トルク試験と、耐久性を調べるための400時間耐久試
験を行なった。
トルク特性は、一定量の磁性粉体を組み込んだ状態で定
格電流を流した時の定格トルクに対する実測トルクの割
合により評価した。この割合が大きいほどトルク効率は
高く、より少ない量の磁性粉体で、あるいはより少ない
電流にて一定量のトルクを伝達することが可能である。
一方、耐久性は400時間後のトルク低下率によって評
価した。
なお、表1において、A1−A12は本発明材、B1は
T i 、 Al、Crを含まない比較材、B2.B4
はCoが本発明範囲より低い比較材、B3はCoが本発
明範囲より多い比較材である。
C1,C2は従来より使用されている従来材で、C1が
Fe−AJI−Cr系合金、C2が12rステンレスス
テイールである。
なお、A2粉体の使用前の粒子構造を第3図に示す、ガ
スアトマイズ法による球状粉体にはいくつかの球状粉同
志が冷却過程で凝着した。すなわち、球状同志がくっつ
いた一種の不定湿粉の存在がさけられない、しかしなが
ら、これらの不定形粒の存在は電磁クラッチの特性をな
んら損なうことはなく、実用上全く問題とはならない。
トルク特性と耐久試験の結果を表1に、トルク特性の結
果の一部(A2.A3.B2.B3゜A6 、A7 、
A8 、B4)をCo含有量の関数として第1図に、耐
久性試験の結果を、Cr。
AfL、Ti毎にこれらの関数として第2図に実線で示
す。
表1に示すように本発明の実施例(Al−A12)は従
来材に比ベトルク特性、耐久性ともに優れていることが
わかる。
なお、第1図及び表1に示すように、Co量が本発明範
囲外となった場合(B2〜B4)には、定格トルクに対
する実測トルクが低くなる。すなわち、トルク特性が改
善されない。
また、第2図及び表1に示すように、Ti。
Al、Crを含まない場合(B1)は400時間後のト
ルク低下率が改善されない。
A2粉体と01粉体を定格10kg−mのクラッチに組
み込んで励磁電波とトルクの関係を測定した。その結果
を第4図に示す、第4図に示すように、A2粉体はすべ
ての電流範囲においてC1粉体より高いトルクを示す。
(第2実施例) 表2に示すように、Al、A2.A4.A5゜A7.A
9.AIO,All、A12.Blの粉体について焼鈍
を行なって、第1実施例と同様に試験した。
また、A2と同一成分であるD1〜D4について焼鈍温
度を変化させ、第1実施例と同様の試験を行なった。
トルク特性と耐久試験の結果を表2に、耐久性試験の結
果を、Cr、AM、Ti毎にこれらの関数として第2図
に点線で示す。
表2に及び第2図に示すように本実施例においても従来
材に比ベトルク特性が優れているとともに、耐久性は第
1実施例の場合よりも優れており、従来材に比べ著しく
耐久性が優れていることがわかる。すなわち、焼鈍を行
なわない場合(Dl)あるいは400℃未満の焼鈍を行
なった場合(B3)に比べ400℃以上の焼鈍を行なっ
た場合(B3.B4)は耐久性の向上が著しいことがわ
かる。
表2及び第2図に示されるごとく本発明材は従来粉体に
比較して耐久性にも優れている。特に400℃以上の焼
鈍を行なった場合、耐久性の向上が著しい、B1粉体に
おいては焼鈍による耐久性の向上の効果が見られないこ
とより、その効果を期待するためにはTi、AM、C’
rのいずれかの添加が必要である。
なお、電磁クラッチの運転状態にて粉体の温度上昇があ
る場合には使用のごく初期に焼鈍したと同様の効果が生
じるため、特に焼鈍を行なうことなく耐久性の大幅な改
善がもたらされる。
[発明の効果] 本発明は特にトルク特性に優れ、かつ、耐久性を大幅に
改善することを目的としてなされたものであり、トルク
特性の大幅な改善により電磁クラッチの小型化を可能と
し、かつ小型化による使用条件の激化にも十分耐え得る
粉体を提供することが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は電流トルク特性に与えるCO量の影響を示すた
めのグラフである。第2図はトルク低下率に与えるTi
 、Al、Criの影響を示すためのグラフである。第
3図はガスアトマイズ法による球状粉の構造を示す顕微
鏡写真である。第4図は本発明材と従来材とにおける励
磁電波と伝達トルクの関係を示すグラフである。 Co含有量IlvO 伝達トルク(kg−m)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 Co:20〜50重量%と、Ti、Al、Crのい
    ずれか一種をTi:0.1〜2.0重量%、Al:0.
    1〜10重量%、Cr:0.1〜12重量%の割合で含
    み残部Fe及び不可避的不純物よりなるトルク特性に優
    れた電磁クラッチ用磁性粉体。 2 粉体を400℃以上の温度にて焼鈍した特許請求の
    範囲第1項記載の電磁クラッチ用磁性粉体。 3 粉体は球状である特許請求の範囲第1項又は第2項
    記載の電磁クラッチ用磁性粉体。 4 粉体はガスアトマイズ法により得られた粉体である
    特許請求の範囲第1項乃至第3項のいずれかに記載の電
    磁クラッチ用磁性粉体。
JP61172491A 1986-07-21 1986-07-21 電磁クラツチ用磁性粉体 Pending JPS6328801A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0339401A (ja) * 1989-07-07 1991-02-20 Mitsubishi Electric Corp 磁性粒子式電磁連結装置用磁性粒子の製造方法

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