JPS63286090A - Pll回路の同期引込み方法 - Google Patents

Pll回路の同期引込み方法

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JPS63286090A
JPS63286090A JP62121839A JP12183987A JPS63286090A JP S63286090 A JPS63286090 A JP S63286090A JP 62121839 A JP62121839 A JP 62121839A JP 12183987 A JP12183987 A JP 12183987A JP S63286090 A JPS63286090 A JP S63286090A
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  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 、  UiXM 本発明は、PLL回路の周期引込み方法に関し、特に再
生映像信号に同期したりOツクを発生するPLL回路の
周期引込み方法に関するものである。
1且且韮 ビデオディスクプレーヤ、VTRなどの映像信号再生装
置では、装置内で発生される基準水平同期信号を基準と
してスピンドルモータなどの回転系を制御する構成とな
っているので、記録媒体から得られる再生映像信号はジ
ッタ(時間軸変動)を含むものの、平均的には基準水平
同期信号に同期している。したがって、再生映像信号に
同期したクロックを発生するPLL回路を再生映像信号
に同期させる前に基準水平同期信号に同期させておけば
、再生映像信号への周期引込みが容易になり短時間で確
実に引き込めることになる。また、映像信号を安定に再
生しているときは、再生水平同期信号よりもカラーバー
スト信号の方が位相誤差を高精度で検出できるので、P
LL回路をカラーバースト信号に対して同期させるのが
良い。
ところで、PLL回路が再生水平同期信号を同期の対象
としこれに同期している状態から、同期の対象をカラー
バースト信号に切り換えるとき、カラーバースト信号の
初期位相誤差が大きいと周期引込みに時間がかかったり
、周期引込みが不安定となることがある。また、周期引
込みしたときでもサイクル・スリップのために色搬送波
周波数fSCの整数サイクルだけ位置がずれたところで
同期することもあり、位相比較特性がsin形のときは
特にこの問題が顕著となる。
l豆五且1 本発明は、上述した点に鑑みなされたもので、PLLの
同期の対象を再生水平同期信号からカラーバースト信号
に切り換えるとき、カラーバースト信号への周期引込み
を高速かつ安定に行ない得る周期引込み方法を提供する
ことを目的とする。
本発明によるPLL回路の周期引込み方法は、記録媒体
から、得られた水平同期信号及びカラーバースト信号を
含む再生映像信号に同期したクロックを発生するPLL
回路において、同期の対象を再生水平同期信号からカラ
ーバースト信号へ切り換えるとき、色搬送波周波数の信
号゛とカラーバースト信号との初期位相誤差が最小とな
るように、色搬送波周波数の信号の位相をリセットする
ことを特徴としている。
友−1−1 以下、本発明の実施例を図に基づいて詳細に説明する。
第1図は本発明に係るPLL回路を有する、例えば信号
処理をディジタル的に行なう構成の映像信号再生装置の
ブロック図である。図において、ビデオディスクなどの
記録媒体から読み取られたFM映像信号は、アナログL
PF (ローパスフィルタ)1を介してA/D変換器2
に供給される。
LPFIはA/D変換における折り返しひずみを除去す
るためのものである。A/D変換器2から出力されるデ
ィジタル化FM映像信号は、ディジタルBPF (バン
ドパスフィルタ)3に供給される。このディジタルBP
F3は、FM音声信号をも含むA/D変換出力から映像
信号の検波に必要な成分のみを抽出して次段のFM検波
回路4に供給する。FM検波回路4としては、例えば、
本出願人により特願昭59−262481号にて提案さ
れた構成のものを用い得る。FM検波回路4の検波出力
はビデオLPF5において映像信号のベースバンド成分
のみが抽出される。
映像信号のドロップアウトを検出するためのドロップア
ウト検出回路6が設けられている。このドロップアウト
検出回路6は例えばレベルコンパレータ構成となってお
り、FM検波回路4におけるディジタル化FM映像信号
のエンベロープ成分の2乗信号の信号レベルが所定値以
下になったことを検出してドロップアウト検出信号を出
力する。
ビデオLPF5を通過したディジタル化映像信号はドロ
ップアウト補正回路7及び信号分離回路8に供給される
。ドロップアウト補正回路7はドロップアウト検出回路
6から供給されるドロップアウト検出信号に応答してド
ロップアウトの補正を行なう。
信号分離回路8はディジタル化映像信号中に含まれる水
平同期信号やカラーバースト信号などの信号を分離して
PLL回路9に供給する。PLL回路9は再生映像信号
に同期したクロックを発生するものであり、その同期の
対象として信号分離回路8からの再生水平同期信号、カ
ラーバースト信号及び基準信号発生回路10からの基準
水平同期信号の3信号が入力され、これら信号に基づい
て4fsc  (fscは色副搬送波周波数)及び4N
+ fsc (N+は2以上の整数で、例えば3)のク
ロックを発生する。この4fsc及び4N+f’scの
クロックはディジタル信号処理のためのクロックとして
用いられ、A/D変換器2のサンプリングクロック及び
ビデオLPF5までの信号処理のクロックを4N+ f
scとし、ビデオLPF5の出力から4fscのクロッ
クにダウンサンプリングする。また、信号分離回路8で
は、4fSCのクロックを再生水平同期信号及びカラー
バースト信号のサンプリングクロックとする。
ドロップアウト補正回路7から出力されるディジタル化
映像信号はPLL回路9で発生される4fscのクロッ
クによってバッファメモリ11に書き込まれる。このバ
ッファメモリ11かうのデータの読出しは、基準信号発
生回路10で発生される4fscの基準クロックによっ
てなされる。
このように、再生映像信号とは関係のない安定した基準
クロックによってバッファメモリ11からのデータの読
出しを行なうことにより、再生映像信号のジッタを吸収
することができるのである。
バッフ7メモリ11から読み出されたディジタル化映像
信号はD/A変換器12でアナログ化されて再生映像出
力となる。
第2図は本発明の周期引込み方法が適用されるPLL回
路9の具体的な構成を示すブロック図である。同図にお
いて、信号分離回路8で再生映像信号から分離された再
生水平同期信号(PBH)及び基準信号発生回路10で
発生された基準水平同期信号(REF旧は、PLLコン
トロール回路20によって切換え制御されるセレクタ2
1の2人力となる。セレクタ21によって選択された再
生水平同期信号又は基準水平同期信号はコントロール回
路20に供給されると共に第1の位相比較器22の一人
力となる。位相比較器22の比較出力はコントロール回
路20に供給されると共に加算器23及びセレクタ24
の各−人力となる。セレクタ24はコントロール回路2
0によって切、換え制御される。このセレクタ24の選
択出力はリミッタ25に供給される。リミッタ25は入
力信号に対する振幅制限動作を選択的に行なう構成とな
っており、その選択制御はコントロール回路20によっ
て行なわれる。リミッタ25の出力はセレクタ26の一
人力となる。
一方、信号分離回路8で再生映像信号から分離されたカ
ラーバースト信@(CB)は第2の位相比較器27の一
人力となる。この位相比較器27の比較出力はコントロ
ール回路20に供給されると共にセレクタ26の他人力
となる。セレクタ26はコントロール回路20によって
切換え制御される。このセレクタ26の選択出力はPL
Lのループ特性を決めるためのループフィルタ28に供
給される。ループフィルタ28は所望の特性を実現する
ように構成されたディジタルフィルタであり、その出力
はD/A変換器29でアナログ電圧に変換されてVCO
(電圧制御発振器)30の制御電圧となる。VCO30
はD/A変換器29の出力電圧により発振周波数が制御
され、その出力は本回路のマスタークロックfMとなる
と共に、N1分周器31を経由してN2分周器32とN
3分周器33とコントロール回路20に供給される。N
2分周器32の出力は位相比較器22の他人力となり、
またN3分周器33の出力は位相比較器27の他人力と
なっており、以上によりPLLが形成されている。
N1分周器31はマスタークロツタfMを再生水平同期
信号及びカラーバースト信号のサンプリングクロック4
fscまで分周するためものであり、例えばfM=16
fscとした場合N1=4となる。N2分周器32はN
+分周器31の出力(fM/N+)を水平走査周波数f
Hまで分周するためのものであり、NTSC方式ではN
2=910となる。N3分周器33はN1分周器31の
出力(fM/N+)を色副搬送波周波数fscまで分周
するためのものであり、fM、/N+=4fscのとき
、N5=4となる。
PLLコントロール回路20はフリップフロップとP 
L A (Proara++++eable Loai
c Array)の組合せ、あるいはマイクロコンピュ
ータなどにより構成され、電源投入時などに発せられる
初期リセット信号(IR3T) 、垂直ブランキング期
間であることを示す垂直ブランキング信号(VBLに)
、サーチあるいはビジュアル・スキャン中であることを
示すスキャン信号(SCAM) 、静止画などの特殊再
生において隣接トラックにジャンプしたことを示すジャ
ンプ信号(JUMP)などを制御信号とし、セレクタ2
1,24.26の切換え、リミッタ25の振幅制限動作
の選択、ループフィルタ28の初期状態へのセ・ット、
分周器32.33のリセットなどの制御を行なう。なお
、ループフィルタ28の初期状態へのセットは、ディジ
タルフィルタ内の各レジスタが所定値に設定されること
によって行なわれる。
第3図は第2図における位相比較器27の構成の一例を
示すブロック図で′ある。同図において、カラーバース
ト信号を一人力とする加減算器270は色搬送波周波数
fscの信号の論理(HII又は“L゛′)に応じて加
算又は減算を行なう。この加減算器270の加減算出力
は、カラーバースト期間中にPLLコントロール回路2
0から出力される4fscの周波数のクロック毎にDフ
リップフロップからなる第1のレジスタ271に取り込
まれる。この第1のレジスタ271の出力は当該レジス
タ271のクロックと同一のクロック毎にDフリップ7
0ツブからなる第2のレジスタ272に取り込まれる。
第1及び第2のレジスタ271.272はシフトレジス
タを構成しており、クロックが人力される前にPLLコ
ントロール回路20から出力されるリセット信号によっ
て各レジスタの内容が“0”にリセットされる。第1の
レジスタ271の出力はΣA CO3θ信号として出力
されると共に除算器273の一人力となる。一方、第2
のレジスタ272の出力はΣA stnθ信号として出
力されると共に加減算器270及び除算器273の各他
人力となる。除算器273の出力はROM等によって構
成されるtan→変換器274を経ることにより位相誤
差θとなる。
加減算器270の一人力となるカラーバースト信号はサ
ンプリング周波数が4fscであるから、第4図に示す
ように、カラーバースト信号の1サイクル当り4つのサ
ンプル点を持つ。この4つのサンプル点を色搬送波周波
数fSCの信号の立上がりから順にS+ 、82 、S
t 、S4とする。
かかる構成において、位相誤差の算出を行なう前に、P
LLコントロール回路20からのリセット信号により、
第1及び第2のレジスタ271゜272の内容は“0”
にリセットされる。リセット解除後、最初のサンプル値
S1が入力されると、色搬送波周波数fSCの信号がH
″なので加減算器270は加算を行うが、レジスタ27
2の出力が“0″なので加減算器270の出力はSlと
なり、これがクロックの最初の立上がりでレジスタ27
1に取り込まれる。このときレジスタ272にはレジス
タ271の内容がシフトされるので、レジスタ272の
内容は“0”のままとなる。よって、次にサンプル値S
2が入力されるときも色搬送波周波数fscの信号が“
H″なので、加減算器270の出力はSlとなり、これ
がクロックの2番目の立上がりでレジスタ271に取り
込まれると同時にレジスタ272にはレジスタ271か
らシフトされたSlが取り込まれる。次にサンプル値S
3が入力されると、色搬送波周波数fsCの信号が“L
′Iになるので、加減口器270の出力は5z−83と
なり、これがクロックの3番目の立上がりでレジスタ2
71に取り込まれると同時に、レジスタ272にはS2
が取り込まれる。
更に、サンプル値S4が入力されると、色搬送波周波数
f”scの信号がL ++なので、加減算器270の出
力は82−8aとなり、これがクロックの4番目の立上
がりでレジスタ271に取り込まれると同時にレジスタ
272にはSi−83が取り込まれる。
以上のように、カラーバースト信号のサンプル値が8+
 、82..83.S4 、Si 、・・・・・・と入
力される毎に、加減算器270の出力はSi + 82
 *S+ −83,82−84,Si +S+ −83
、・・・・・・となり、第1のレジスタ271と第2の
レジスタ272は、巡回的SシフトしながらΣ(S2−
8a )とΣ(Si −83)の値を取り込んでいき、
カラーバースト期間が終了してクロックが停止したとき
には、カラーバースト信号と色搬送波周波数f’scの
信号の位相誤差をθ、カラーバースト信号の振幅をAと
すると、サンプル値S+ 、82 。
33.84はそれぞれA stnθ、 A cosθ、
−Asinθ、 −A Ce2Oとなるから、第1のレ
ジスタ271の出力はΣ(S2−84)−ΣA Ce2
O、第2のレジスタ272の出力はΣ(Si −83)
−ΣA Sinθとなる。よって、除算器273の出力
はtanθとなり、jan’変換器274の出力として
位相誤差θが得られることになる。
次に、かかる構成の位相比較器27を有するPLL回路
の動作について説明する。
電源投入時や映像信号が入力されていないときは、PL
Lコントロール回路20は初期リセット信号(IR8T
)などの制御信号により、セレクタ21をa側として基
準水平同期信号を選択し、セレクタ24をa側として位
相比較器22の比較出力を選択し、リミッタ25を振幅
制限状態とせずにスルーとし、セレクタ26をa側にし
てリミッタ25の出力を選択する。また、電源投入直後
の状態では、VCO30の初期周波数がPLLロック時
の中心値に設定されるようにループフィルタ28がセッ
トされ、位相比較器22の2つの入力の初期位相誤差が
OとなるようにN2分周器32がコントロール回路20
を介した基準水平同期信号によってリセットされる。こ
れらのセット、リセットが解除された後、PLLはセレ
クタ21で選択された基準水平同期信号への周期引込み
を開始する。
位相比較器22はVCO30の出力を分周して得た水平
走査周波数f+のクロックと基準水平同期信号との位相
誤差をディジタル値で検出する。
検出された値はセレクタ24、リミッタ25及びセレク
タ26を介してループフィルタ28に入力される。ルー
プフィルタ28の出力はD/A変換器29でアナログ化
されてVCO30の制御電圧となる。コントロール回路
20は位相比較器22の出力を監視し、同期の引込み開
始からnI −H(例えば、n+=16>以内に位相誤
差がn2回(例えば、4回)連続して第1の所定範囲W
1(例えば、+1.2〜−1.6°)内に入るとロック
したとみなし、このとき映像信号が再生されていれば、
コントロール回路20は直ちにセレクタ21をb側に切
り換えて再生水平同期信号を選択すると共にN2分周器
32を再生水平同期信号によってリセットし、再生水平
同期信号に対して位相比較器22の初期位相誤差が0に
なるようにする。
コントロール回路20は基準水平同期信号のときと同様
に、N2分周器32のリセットを解除して再生水平同期
信号への周期引込みを開始すると共に、位相比較器22
の出力を監視し、ロックの条件を満たすか否かを判定す
る。判定の結果、ロックの条件を満たさないときはロッ
ク不能とし、コントロール回路20はセレクタ21を再
びa側に切り換えて基準水平同期信号を選択すると共に
N2分周器32をリセットする。このとき、ループフィ
ルタ28も初期状態にセットしても良い。
この後、基準水平同期信号に対しても再びロック判定を
行なうが、ここでもロック不能となったときは、N源投
入後の初期状態に戻して各部のセット・リセットを行な
う。なお、ロック及びロック不能の判定条件は、基準水
平同期信号と再生水平同期信号とで同じでも良く、又異
なっていても良い(例えば、n I + n 2の値及
び範囲W1を変える)。基準水平同期信号の場合は、信
号自体のジッタがなく安定しているので、より簡単な判
定条件としても問題ないが、再生水平同期信号と同じに
すればコントロール回路20内の制御が容易になる。
セレクタ21をb側にしたとき、再生水平同期信号にロ
ックしたと判定すると、コントロール回路20はリミッ
タ25を振幅制限動作させ、位相比較器22の出力の監
視を続ける。ここで、振幅制限動作を再生水平同期信号
にロックした状態で常に行なう代わりに、垂直ブランキ
ング期間、ビデオディスクプレーヤのスキャンやサーチ
、トラックジャンプなどの動作時にのみ振幅制限を行な
うようにしても良い。再生水平同期信号にロックした後
、位相比較器22の出力が所定範囲W2を超えると、そ
のときから03・H以内に位相誤差がn4回連続して所
定範囲W3内に入らないとロック外れとみなし、この場
合もセレクタ21をa側に切り換えて基準水平同期信号
を同期対象とする。これらの範囲W+ 、W2 、W3
  (基準水平同期信号の場合も含む)はそれぞれ異な
っていても良いが、同じ値とし、又n3.n4もそれぞ
れnl、nlと同じ値の方がコントロール回路20内の
制御が容易になる。
再生水平同期信号にロックした状態において、カラーバ
ースト信号が入力されていてかつ位相比較器22の出力
がロックの判定に用いた第1の所定範囲W1よりも更に
狭い第2の所定範囲W4(例えば、±0.1°)内に入
ったとき、コントロール回路20はセレクタ26をb側
に切り換えて位相比較器27の出力を選択すると共に、
■C030の出力を分周して得た色副搬送波周波数fS
Cのクロックとカラーバースト信号との位相誤差が最小
となるように、f’scのクロックの位相をリセットす
る。この位相のリセットに関しては後で詳細に説明する
。なお、垂直ブランキング期間やビデオディスクプレー
ヤのサーチのときあるいはトラックジャンプの直後では
セレクタ26を切り換えずにa側のままとすφようにし
ても良い。
セレクタ26をb側にした後、コントロール回路20は
位相比較器27の出力を監視し、セレクタ26の切換え
後からn5・H以内に位相誤差がn6回連続して所定範
囲Ws  (例えば、f’scの位相で+21°〜−2
2,5°)内に入るとロックとみなし、入らないとロッ
ク不能とみなしてセレクタ26をa側に切り換え、再生
水平同期信号にロックした状態からやり直す。カラーバ
ースト信号にロックしたときは、位相比較器27の出力
を引き続き監視し、位相比較器27の出力が所定範囲W
6を越え、そこからn7 ・H以内に位相誤差がn8回
連続して所定範囲W7内に入らない場合はロック外れと
みなし、ロック不能の場合と同様に、セレクタ26をa
側に切り換える。また、コントロール回路20はセレク
タ26がb側にあるときも位相比較器22の出力を監視
し、再生水平同期信号に対してロック外れと判断した場
合も、同様にセレクタ26をa側に切り換える。
ここで、n5”nBは異なる値でも良いが、前述のよう
に、n5.n7はnlと、nB 、nBはnlとそれぞ
れ同じ値の方が良い。また、Ws。
We 、W7は同じ値の方が良いが、W3とは異なる。
これは、再生水平同期信号とカラーバースト信号とでは
、位相比較を行なう周期(=18)は同じであるが、位
相比較信号の周波数が異なるためである。
通常の再生状態では、カラーバースト信号にロックした
ままであるが、前述のように垂直ブランキング期間、ビ
デオディスクプレーヤのサーチ時、トラックジャンプの
直後、カラーバーストのない部分の再生などでは、セレ
クタ26をa側に戻し、ロックの対象を再生水平同期信
号に切り換えるようにしても良い。また、カラーバース
ト信号にロックした状態では、セレクタ24をb側に切
り換えて加算器23の出力を選択するようにしておく。
このとき、コントロール回路20は位相比較器27の出
力と位相比較器22の出力から両者の位相差を計算しか
つ平均化した後、これを加算器23の他人力とする。こ
れにより、加算器23の出力は再生水平同期信号の位相
誤差にオフセットを加えてカラーバースト信号の位相誤
差にほぼ等しい値としたものとなり、セレクタ26によ
ってPLLのロックの対象をカラーバースト信号と再生
水平同期信号との間で切り換えた瞬間、ループフィルタ
28に大きな位相誤差が入力されることがないので、切
換え前後においてPLLが不安定になることがないので
ある。
次に、先述したように、同期の対象を再生水平同期信号
からカラーバースト信号に切り換えるときに、色搬送波
周波数tscのクロックの位相をリセットする際の動作
について説明する。このリセットは、セレクタ26の切
換え前の位相比較器27の値に応じてN3分周器33を
リセットするか、当該分周器33の出力位相を選択して
取り出すことによって行なう。
今、第3図に示す位相比較器27で得られる位相誤差θ
の+1806〜−180゛の範囲が、2の補数で011
・・・・・・1から100・・・・・・0で表現されて
いるものとすると、PLLコントロール回路20は上位
3ビットの値に基づいてリセットの態様を決める。すな
わち、上位3ビットが000又は111のときは位相誤
差θは±45′の範囲内にあるので、リセット後の位相
はリセット前の位相と同じで良く、この場合は元の位相
を保つ。上位3ビットが001又は010のときは位相
誤差θは+45°〜+135°の範囲にあるので、各サ
ンプル点を1つ左にずらすことによってクロックfsc
の位相を90°進める。これは、位相誤差θの位相から
90″減じたものと等価であるか、ら、リセット後の位
相誤差θは±45゛の範囲内にある。上位3ビットが1
10又は101のときは位相誤差θは一135°〜−4
5°の範囲にあるので、各サンプル点を1つ右にずらす
ことによってクロックfscの位相を90°遅らせてリ
セット後の位相誤差θを±45°の範囲内に入れる。
上位3ビットが011又は100のときは位相誤差θが
+135°〜+180°又は−180°〜−135°の
範囲にあるので、りOツクf’scの位相を反転して、
各サンプル点を2つ右又は左へずらし、リセット後の位
相誤差θを±45°の範囲内とする。例えば第4図にお
いて、(a)では位相誤差θが+45°〜+135°の
範囲にあるが、S4の位置が81となるようにクロック
t’sCの位相をリセットすることにより、(b)に示
すように位相誤差θをO〜45°の範囲に減少できるの
である。
これらのリセットを行なうと位相誤差θから90°の整
数分だけ減じたことになり、2の補数表現では上位2ビ
ット分に相当する値が減ぜられて、上位3ビットが同じ
値となる。すなわち、各上位3ビットはリセット後は第
5図に示すようになる。
したがって、リセットを行なうと共に、位相誤差θを第
2図のループフィルタ28に入力するときは、位相誤差
θの上位3ビット全ての値をリセット前の位相誤差θの
上位から3ビット目の値と等しくすれば良い。このよう
にして、位相誤差θの値の補正を容易に行なうことがで
きる。但し、リセットを行なってから、次の水平走査期
間のカラーバースト信号の位相誤差からループフィルタ
28に入力する場合はそのまま入力する。なお、位相誤
差θの+180°〜−180°の範囲が2の補数ではな
く、単純2進数で111・・・・・・1から000・・
・・・・Oで表現されている場合でも、同様にリセット
が可能であり、リセットを行うと共に位相誤差θをルー
プフィルタ28に入力するときも同様に、位相誤差θの
上位3ビット全ての値を上位から3ビット目の値と等し
くすれば良い。
上述したように、位相比較器27が−180゜〜+18
0°まで正確に位相誤差θを出力できるような構成のも
の(一般的に、のこぎり波特性の位相比較器)であれば
、上位3ビットの値によってリセットの態様を決めるこ
とができるのであるが、sin形の特性の位相比較器な
どでは、位相誤差が大きくなると出力が真の位相誤差の
値からずれてくる。
そこで、sin形の位相比較器の場合は、sinθ。
cosθ及びl sinθl −1conθ1の各々の
値の正負により位相誤差θの範囲を求めてリセットの態
様を決定する。第6図かられかるように、COSθが正
の値でl5inθl −l conθ1が負の値のとき
は、位相誤差θは±45″の範囲内にあるので、リセッ
ト後の位相はリセット前の位相と同じで良い。sinθ
及びl sinθl −1conθ1が共に正の値のと
きは、位相誤差θは+45°〜+135@の範囲にある
ので、クロックfscの位相を90°進める。sinθ
が負の値で1sinθ1−l conθ1が正の値のと
きは、位相誤差θは一135°〜−45°の範囲にある
ので、クロックfscの位相を90°遅らせる。COS
θ及びl sinθl −I conθ1が共に負の値
のときは、位相誤差θが+135°〜+180°又は−
180°〜−135’の範囲にあるので、クロックfs
cの位相を反転する。
このように、sin形の位相比較器の場合にも、sin
θ、  CoSθ及びl sinθ1−1 conθ1
の各々の値の正負に基づいてクロックfscの位相のリ
セットを行なうことにより、位相誤差θの値を±458
の範囲内とすることができる。なお、sin形の位相比
較器では、第3図の構成の位相比較器から除算器27゛
3とtarl’変換器274を省略できるので、より少
ないハードウェア量となる。
以上の説明では、カラーバースト信号は4fsCの周波
数でサンプリングされ、1サイクル当り4つのサンプル
点を持つとしたが、sin形でなく位相誤差θを直接求
める位相比較器では他のサンプリング周波数でも同様に
位相誤差θからtscの位相を決定してリセットするこ
とができる。サンプリング周波数がf’scのN倍とす
ると、360°/Nの単位で位相がリセットされる。但
し、サンプリング周波数が変わるとそれに応じて第3図
の回路に変更が必要となる。sin形の位相比較器でも
他のサンプリング周波数が可能であるが、位相誤差θの
範囲の求め方はより複雑なものとなる。
このように、PLLの同期の対象を再生水平同期信号か
らカラーバースト信号に切り換えるとき、クロックfS
Cの位相をリセットすることにより、この切換、えの際
のカラーバースト信号の初期位相誤差θが±45″以内
となるので、カラーバースト信号への周期引込みが高速
かつ安定に行なうことができるのである。 なお、本発
明は、PLL回路内の処理をディジタル的に行なうのに
適しているが、サンプリング、  sinθ、  CO
Sθ、θの計算など、基本的な考え方はアナログ処理に
も適用、可能である。
1且立羞1 以上説明したように、本発明による周期引込み方法によ
れば、再生映像信号に同期したクロックを発生するPL
L回路において、同期の対象を再生水平同期信号からカ
ラーバースト信号へ切り換えるとき、色搬送波周波数の
信号とカラーバースト信号との初期位相誤差が最小とな
るように、色搬送波周波数の信号の位相をリセットする
ことにより、カラーバースト信号の初期位相誤差が±4
5″以内となるので、カラーバースト信号への周期引込
みを高速かつ安定に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るPLL回路を有する映像信号再生
装置のブロック図、第2図は本発明による周期引込み方
法が適用されるPLL回路の具体的な構成を示すブロッ
ク図、第3図は第2図における位相比較器の構成の一例
を示すブロック図、第4図は第3図の回路動作を説明す
るための波形図、第5図は位相誤差θの上位3ビットの
リセット前とリセット後の値を示す図、第6図はsin
θ。 COSθ及びl sinθl −1conθ1の符号関
係を示す波形図である。 主要部分の符号の説明

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)記録媒体から得られた水平同期信号及びカラーバ
    ースト信号を含む再生映像信号に同期したクロックを発
    生するPLL回路の同期引込み方法であつて、前記再生
    映像信号から分離した再生水平同期信号及びカラーバー
    スト信号を択一的に同期の対象とし、この同期の対象を
    前記再生水平同期信号から前記カラーバースト信号へ切
    り換えるとき、色搬送波周波数の信号と前記カラーバー
    スト信号との初期位相誤差が最小となるように、前記色
    搬送波周波数の信号の位相をリセットすることを特徴と
    するPLL回路の周期引込み方法。
  2. (2)前記カラーバースト信号は色搬送波周波数の4倍
    の周波数でサンプリングされ、前記位相誤差はディジタ
    ル数値で表現されているものとし、前記位相誤差の上位
    3ビットの値に応じて、元の位相を保つか、90°位相
    を進めるか、90°位相を遅らせるか、元の位相を反転
    させるかのいずれかを選択的に行なうことによって前記
    位相のリセットを行なうことを特徴とする特許請求の範
    囲第1項記載のPLL回路の同期引込み方法。
  3. (3)前記位相のリセットを行なうと共に、前記位相誤
    差の上位3ビットの全ての値を3ビット目の値に等しく
    して前記PLL回路内のループフィルタに入力するよう
    にしたことを特徴とする特許請求の範囲第2項記載のP
    LL回路の同期引込み方法。
  4. (4)前記カラーバースト信号は色搬送波周波数の4倍
    の周波数でサンプリングされ、位相誤差をθとすると、
    前記色搬送波周波数の信号と前記カラーバースト信号と
    の位相を比較する位相比較器からsinθとcosθの
    2つの出力が得られるものとし、sinθとcosθの
    値の正負及び|sinθ|−|conθ|の値の正負に
    よつて前記位相のリセットの態様を決めるようにしたこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のPLL回路
    の同期引込み方法。
  5. (5)cosθが正の値で|sinθ|−|conθ|
    が負の値のときは元の位相を保ち、sinθ及び|si
    nθ|−|conθ|が共に正の値のときは90°位相
    を進め、sinθが負の値で|sinθ|−|conθ
    |が正の値のときは90°位相を遅らせ、cosθ及び
    |sinθ|−|conθ|が共に負の値のときは元の
    位相を反転することによつて前記位相のリセットを行な
    うことを特徴とする特許請求の範囲第4項記載のPLL
    回路の同期引込み方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100726991B1 (ko) 2006-02-20 2007-06-14 엘지전자 주식회사 지연 동기 루프 및 그 방법

Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58114587A (ja) * 1981-12-28 1983-07-07 Sony Corp バ−ストロツク基準信号発生回路

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