JPH0818341A - 周波数逓倍回路 - Google Patents

周波数逓倍回路

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JPH0818341A
JPH0818341A JP6152132A JP15213294A JPH0818341A JP H0818341 A JPH0818341 A JP H0818341A JP 6152132 A JP6152132 A JP 6152132A JP 15213294 A JP15213294 A JP 15213294A JP H0818341 A JPH0818341 A JP H0818341A
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JP
Japan
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signal
frequency
sawtooth wave
phase
output
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JP6152132A
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Inventor
Riichiro Yoshida
理一郎 吉田
Toru Miyazaki
通 宮崎
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Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
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Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】できるだけハード規模が少なくて済みジッター
の少ない周波数逓倍回路を得る。 【構成】カウンタ113、係数器114は、周波数f0
、振幅が2m −1のmビットの鋸歯状波を発生し、4
周期SIN波発生器118は、前期鋸歯状波は入力と
し、この鋸歯状波の下位nビットの変化を抽出して周波
数を2(m-n) 逓倍した出力を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は繰り返し信号の周波数を
逓倍する周波数逓倍回路に関する。
【0002】
【従来の技術】ここではアスペクト比16:9のワイド
映像である第2世代EDTV放送に対応したテレビジョ
ン受信機に利用した例を用いて説明する。第2世代ED
TV放送ではアスペクト比16:9の横長テレビジョン
信号を現行NTSC方式に変換して伝送し、これを第2
世代EDTV対応受信機で受信したときにはアスペクト
比16:9の横長テレビジョン信号の再生が行われる。
放送開始当初は、番組によって、現行放送と第2世代E
DTV放送が切り替わることが予想され、第2世代ED
TV放送であることを識別する機能が必要不可欠で、識
別制御信号(吹抜ほか、「EDTV−II識別制御信号
の検討」 ITETechnicl Report V
ol.17,No65,pp.43〜48,BCS′9
3−46,(Oct.19.93))の検討がされた。
【0003】この識別制御信号(図28)は画像エリア
の最上部(22H,285H)に挿入され、第2世代E
DTV信号であることを意味するリファレンスタイミン
グ信号2801、第2世代EDTV放送を受信したとき
に必要な識別コマンド2802、確認機能の正弦波28
03(周波数2.04MHz)が挿入されている。この
正弦波2803はカラーバースト信号(周波数fsc=
3.58MHz)に対して4/7逓倍した周波数(4/
7)×fscであり、特定関係の位相の信号である。
【0004】また第2世代EDTV放送では輝度信号を
水平低域輝度信号と水平高域輝度信号に分離し、水平高
域輝度信号を正弦波2803を4逓倍した周波数(16
/7)×fscの正弦波で変調し、現行NTSC信号の
帯域内に多重して伝送する。受信側では変調された水平
高域輝度信号を抽出し、復調して水平低域輝度信号に加
算して元の輝度信号を再生する。復調するためには正弦
波2803を基準位相として、(16/7)×fscの
正弦波を再生し、この正弦波を復調キャリアとすること
により水平高域輝度信号の復調が行われる。
【0005】ここでは第2世代EDTV対応受信機にお
いて、識別制御信号から(16/7)×fscの信号を
再生する復調キャリア再生回路を例として従来の技術に
ついて説明する。正弦波2803(以下、基準信号と呼
ぶ)がカラーバースト信号に対して特定の周波数、特定
の位相であれば色副搬送波再生回路との共有化が考えら
れる。つまり色副搬送波再生回路で再生した周波数fs
cの信号を逓倍することにより周波数(16/7)×f
scの信号を発生し、この信号と基準信号との位相制御
を行うことにより基準信号に位相同期した(16/7)
×fscの正弦波の再生が可能である。
【0006】以下、従来の技術の具体的な一例を図29
から図30の図面を参照して説明する。図29は従来例
の構成図、図30は従来例の動作波形図を示す。入力端
101から入力された識別制御信号S1(図30の
(A))はバースト抽出器103、タイミング発生器1
04、基準信号抽出器105に供給される。タイミング
発生器104から図30(B)のカラーバースト信号の
多重位置を示す信号FP1をバースト抽出器103に供
給する。この信号FP1は毎H(H:水平同期周波数)
出力する。バースト抽出器103ではカラーバースト信
号を信号FP1により抽出し、信号S2(図30
(C))を位相比較器105に供給する。位相比較器1
05では、信号S2とVCXO2901から出力される
周波数fscの信号S5との位相比較を行い、位相誤差
を検出し、位相誤差信号S3をループフィルタ106に
供給する。ループフィルタ106は位相誤差信号S3か
らVCXO2901の発振周波数を制御する周波数制御
信号S4をVCXO2901に供給する。VCXO29
01は中心周波数fscで発振する発振器であり、周波
数制御信号S4により信号S5の周波数が制御される。
信号S5は位相比較器105、出力端119、1/7分
周器2902に供給される。
【0007】位相比較器105、ループフィルタ10
6、VCXO2901によりPLL(位相同期ロックル
ープ)回路が構成され、信号S5が信号S2に同期する
ように位相同期制御動作が行われる。よって、出力端1
19からカラーバースト信号に同期した周波数fscの
信号が再生される。
【0008】1/7分周器2902は信号S5を1/7
分周し、周波数(1/7)×fscの信号S6を位相比
較器2903に供給する。位相比較器2903は信号S
6と1/16分周器2907から出力される周波数(1
/7)×fscの信号S13との位相比較を行い、位相
誤差を検出し位相誤差信号S9を加算器2904に供給
する。
【0009】一方、タイミング発生器104は識別制御
信号S1から図30(D)の基準信号の多重位置を示す
信号FP2を基準信号抽出器110に供給する。基準信
号抽出器110では識別制御信号S1に多重されている
基準信号を信号FP2のタイミングにより抽出し、信号
S7(図30(E))を得て、位相比較器111に供給
する。位相比較器111では信号S7と1/4分周器2
904から出力される周波数(4/7)×fscの信号
S14との位相誤差を検出し、この位相誤差信号S8を
加算器2904に供給する。加算器2904は位相誤差
信号S8、位相誤差信号S9を加算し、ループフィルタ
2904に供給する。ループフィルタ2904は、VC
XO2906の発振周波数を制御する周波数制御信号S
11を得てVCXO2906に供給する。VCXO29
06は中心周波数(16/7)×fscで発振する発振
器であり、周波数制御信号S11により信号S12の周
波数が制御される。信号S12は出力端120、1/1
6分周器2907、1/4分周器2908に供給され
る。1/16分周器2907は信号S12を1/16分
周し、周波数(1/7)×fscの信号S13を位相比
較器2903に供給する。
【0010】1/4分周器2908は、信号S12を1
/4分周し、周波数(4/7)×fscの信号S14を
得て、位相比較器111に供給する。1/7分周器29
02、位相比較器2903、ループフィルタ2905、
VCXO2906、1/16分周器2907によりPL
L回路が構成され、信号S5を16/7逓倍する周波数
逓倍回路が構成される。さらに位相比較器111の位相
誤差信号S8を加算器2904により位相比較器290
3の位相誤差信号S9に加算することによって、出力端
120から基準信号に位相同期した周波数(16/7)
×fscの信号S12が再生される。
【0011】以上説明したように、従来の周波数逓倍回
路では位相比較器、ループフィルタ、VCXOによるP
LL回路を構成していた。しかしながら、この構成では
ハード規模が大きくなるという問題があった。また従来
例のようにfsc再生を行うPLL回路に対して、fs
cを16/7逓倍する周波数逓倍回路を直列接続するこ
とにより、ジッターが大きくなる問題があった。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上記したように従来の
周波数逓倍回路では位相比較器2903、ループフィル
タ2905、VCXO2906によりfscを16/7
逓倍するPLL回路を構成しなければならないため、ハ
ード規模が大きくなる問題があった。
【0013】また従来例のようにfsc再生PLL回路
に従来の周波数逓倍回路を直列接続するとfsc再生P
LL回路のジッターに対して、さらに、従来の周波数逓
倍回路のジッターが加算されるため全体的なジッター大
きくなる問題があった。そこで本発明では、できるだけ
ハード規模が少なくて済みジッターの少ない周波数逓倍
回路を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、最大振幅値が
m −1のmビットの鋸歯状波を発生し、下位nビット
を抽出することにより周波数を2(m-n) 逓倍するもので
ある。本発明は、最大振幅値がL(L≠2m −1)のm
ビットの鋸歯状波を発生し、鋸歯状波の振幅値が任意値
(L/nの整数倍で、L/nから(n−1)/n×Lま
で)以上か否かを判別する判別手段と、任意値以上であ
れば鋸歯状波から任意値を減算する減算手段により周波
数をn逓倍するものである。
【0015】本発明は、第1の基準信号と第2の基準信
号を入力し、第1の基準信号に位相同期したmビットの
鋸歯状波を発生し、前記鋸歯状波と位相制御信号を加算
して位相調整を行う位相調整手段と、前記位相調整され
た鋸歯状波と第2の基準信号の位相比較制御を行い前記
位相制御信号を出力する位相制御手段により第2の基準
信号に位相同期した鋸歯状波を再生し、前記位相調整手
段の前あるいは前記位相調整手段の後に前記鋸歯状波と
周波数の異なる信号を発生する信号発生手段を備えるこ
とにより、第2の基準信号に位相同期しかつ第1の基準
信号と周波数の異なる信号を出力するものである。
【0016】
【作用】上記の手段により、本発明の周波数逓倍回路で
は従来のようなPLL回路を構成しないため、ハード規
模を従来に比べ格段と小さくすることができ、ジッター
も発生しない。
【0017】よって、fsc再生PLL回路と本発明の
周波数逓倍回路を直列接続してもfsc再生PLL回路
のジッターのみで済み、従来例と比べてジッターは低減
される。すなわち、具体的には最大振幅値が2m −1
(mは正の整数)のmビットの鋸歯状波を発生する鋸歯
状波発生手段と、鋸歯状波の下位nビット(nは正の整
数)を抽出するビット抽出手段を用いることにより、鋸
歯状波はオーバーフローし最大振幅値が2n −1で周波
数を2(m-n) 倍した鋸歯状波を発生する。または最大振
幅値L(Lは正の整数でL≠2m −1を満たす)のmビ
ットの鋸歯状波を発生する鋸歯状波発生手段と、鋸歯状
波の振幅値がa×(L/n)(aは正の整数で1≦a≦
n−1を満たす)以上か否かを判別する判別手段と、a
×(L/n)以上であれば鋸歯状波からa×(L/n)
を減算する減算手段による振幅制御手段により、最大振
幅値L/nで周波数をn倍した鋸歯状波を発生する。
【0018】また、第1の基準信号と第2の基準信号を
入力し、第1の基準信号の位相同期したmビットの鋸歯
状波を発生する鋸歯状波発生手段と、前記鋸歯状波と位
相制御信号を加算して位相調整を行う位相調整手段と、
前記位相調整された鋸歯状波と第2の基準信号の位相比
較制御を行い前記位相制御信号を出力する位相制御手段
により第2の基準信号に位相同期した鋸歯状波を再生
し、鋸歯状波の最大振幅が2m −1のとき下位nビット
を抽出することにより周波数を2(m-n) 逓倍する逓倍手
段を位相調整の前あるいは位相調整の後に備え、または
最大振幅値Lが(L≠2m −1)のとき鋸歯状波の振幅
値がa×(L/n)以上か否かを判別する判別手段とa
×(L/n)以上であれば鋸歯状波からa×(L/n)
を減算する減算手段により周波数をn逓倍する逓倍手段
を位相調整の前あるいは位相調整の後に備え、または位
相制御された鋸歯状波を入力としアドレス空間内に複数
サイクルの信号波形を記憶した波形記憶手段によりn逓
倍する逓倍手段を位相調整の後に備えることにより、第
2の基準信号に位相同期しかつ第1の基準信号と周波数
の異なる信号を出力することができる。
【0019】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面を参照して説
明する。 (第1の実施例)第1の実施例について図1から図7の
図面を参照して説明する。この実施例は、カラーバース
ト信号に位相同期したクロックを再生するシステムにお
いて、カラーバースト信号に同期した周波数fscの信
号と、基準信号に位相同期した周波数(16/7)×f
scのサイン(以下SINと記す)波を再生する例であ
る。
【0020】図1は、第1の実施例の構成図、図2、図
3、図4は実施例にかかる動作波形図、図5は4周期S
IN波発生器118の具体的な例、図6はSIN波発生
ROMの特性図、図7はシフタ502の動作波形図を示
す。
【0021】まず図1の構成図について説明する。従来
例と同じ動作をするブロックは従来例と同じブロック番
号を記し、主要な信号線も従来例と同じものは同じ信号
名を記した。
【0022】入力端101から入力された識別制御信号
S1は、アナログデジタル(A/D)変換器102でデ
ジタル変換され、バースト抽出器103、タイミング発
生器104、基準信号抽出器110に供給される。バー
スト抽出器103ではタイミング発生104から出力さ
れる信号FP1によりカラーバースト信号を抽出するも
ので、抽出した信号S2を位相比較器105に供給す
る。位相比較器105は信号S2と1/8分周器108
から出力される周波数fscの信号S5との位相比較を
行い、位相誤差信号S3を得て、ループフィルタ106
に供給する。ループフィルタ106では位相誤差信号S
3からVCXO107の発振周波数を制御するための周
波数制御信号S4を得て、VCXO107に供給する。
VCXO107は、中心周波数8fscで発振する発振
器であり、周波数制御信号S4により発振周波数が制御
される。VCXO107の出力は1/8分周器108、
1/2分周器109、及び周波数8fscのクロックf
ck8としてカウンタ113、4周期SIN波発生器1
18に供給される。1/8分周器108ではVCXO1
07の出力を1/8分周し、信号S5を得て、位相比較
器105、出力端119に供給する。
【0023】位相比較器105、ループフィルタ10
6、VCXO107、分周器108によりPLL回路が
構成され、信号S5が信号S2に同期するように位相同
期制御が行われる。よって、出力端119からカラーバ
ースト信号に同期した周波数fscの信号が再生され
る。
【0024】1/2分周器109は、クロックfck8
を1/2分周し、周波数4fscのクロックfck4を
出力する。クロックfck4は、図1の点線で囲んだA
/D変換器102からSIN波発生ROM117までの
各ブロックに供給される。
【0025】一方、基準信号抽出器110ではタイミン
グ発生器104から出力される信号FP2により基準信
号を抽出し、信号S7を位相比較器111に供給する。
位相比較器111は、信号S7とSIN波発生ROM1
17から出力される周波数(4/7)×fscのSIN
波信号S14との位相比較を行い、位相誤差信号S8を
得て、ループフィルタ112に供給する。ループフィル
タ112は位相誤差信号S8から、SIN波発生ROM
117から出力される信号S14の位相を制御するため
の位相制御信号S101を発生する。この位相制御信号
S101は加算器115に供給される。
【0026】カウンタ113はクロックfck8を累積
積分し、14クロック周期毎にリセットされ再度累積積
分を開始する4ビット出力の累積積分器で、図2(A)
に示す周波数(4/7)×fscの鋸歯状波信号S10
2を生成して係数器114に供給する。係数器114は
信号S102の最大値を2のべき乗で表せるように4ビ
ットからxビットに拡張する係数器であり、乗算器など
の剰余演算により信号S102の振幅値を2x /14倍
する。
【0027】この係数器の目的は2点ある。第1の目的
は後述する加算器115の位相補正動作の精度をあげる
ことである。つまり、カウンタ113の出力信号S10
2に位相制御信号S101を加算して位相補正を行うと
1LSB当り360/14度の精度しかないので、ある
程度の精度を確保するためにビットを拡張する必要があ
る。第2の目的は加算器115のみでオーバーフロー/
アンダーフローによる位相補正動作を行うためである。
つまり、信号S102の最大振幅値は2のべき乗で表さ
れないためオーバーフローするには上限に余裕があり、
正確に位相補正を行うことができない。逆にアンダーフ
ローしたときは24 から加算器115出力を減算した振
幅値に変換されるため鋸歯状波の直線性が保てない。こ
の2点から鋸歯状波の最大振幅値を2のべき乗で表せる
振幅値に変換する必要がある。よって、信号S103は
図2(B)、図3(A)に示すような出力波形となる。
【0028】信号S103は加算器115に供給され
る。加算器115は信号S103に位相制御信号S10
1を加算することにより信号S103の位相補正を行
う。加算器115の位相補正動作について図3の動作波
形図を用いて説明する。
【0029】係数器114から図3(A)の信号S10
3が加算器115に入力されるとともに、ループフィル
タ112から図3(B)に示す任意値C(C>0)の信
号S101が加算器115に入力される。図3(A)の
鋸歯状波と図3(B)の位相制御信号を加算すると加算
器115の出力はCから(13/14)×(2x −1)
+Cまで変化する鋸歯状波となる。ここで加算器115
の出力の下位xビットを抽出することにより、加算出力
が2x 以上ではオーバーフローし、図3(C)の実線で
示した出力波形となる。これは図3(C)に示すに一点
鎖線の位相の鋸歯状波が実線で示した鋸歯状波の位相ま
で進んだことになる。逆に位相制御信号S101が任意
値−C(C>0)であれば加算器115の出力は−Cか
ら(13/14)(2x −1)−Cまで変化する鋸歯状
波となり、−1以下ではアンダーフローすることによ
り、鋸歯状波の位相が遅れることになる。
【0030】図1に戻り説明を続ける。信号S104は
サブサンプル器116と4周期SIN波発生器118に
供給される。サブサンプル器116は図4(A)に示す
fck8クロックレートの信号S104のa,c,e,
g,i,k,m点のサンプルを抽出するサブサンプル処
理を行い、図4(B)に示すfck4クロックレートの
信号S105に変換するレート変換処理を行う。信号S
105はSIN波発生ROM117に供給される。
【0031】図6(A)にSIN波発生ROM117の
特性図を示す。SIN波発生ROM117は図6の
(A)のように入力アドレスが0から2x −1にリニア
に変化したとき1周期のSIN波を出力する特性をもつ
ROMである。よって、信号S105を入力アドレスと
することにより周波数(4/7)×fscのSIN波信
号S14を出力する。信号S14は位相比較器111に
供給される。
【0032】位相比較器111、ループフィルタ11
2、加算器115、SIN波発生ROM117によりA
PC回路が構成され、信号S104が信号S7に同期す
るように位相同期制御を行う。よって、加算器115か
ら基準信号に位相同期した周波数(4/7)×fscの
鋸歯状波信号S104が再生される。
【0033】4周期SIN波発生器118は、信号S1
04を入力し、信号S104の4倍の周波数(16/
7)×fscのSIN波信号S12を出力する。4周期
SIN波発生器118について具体的な例を挙げ、図5
から図7の図面を用いて動作を説明する。4周期SIN
発生器118の具体的な例を図5(A)、(B)に示
す。まず図5(A)の例1について説明する。4周期S
IN波発生ROM501は図6(B)のように入力アド
レスが0から2x −1にリニアに変化したとき4周期の
SIN波を出力する特性のROMである。よって、信号
S104を入力アドレスとすることにより、周波数(1
6/7)×fscのSIN波信号S12を再生する。
【0034】次に図5(B)の例2について図7の動作
波形図を用いて説明する。この例は鋸歯状波の周波数を
(4/7)×fscから(16/7)×fscに逓倍
し、この逓倍出力を入力アドレス周期と同周期のSIN
波発生ROMに供給する例である。図5(B)に示すよ
うに信号S104は、シフタ502に供給される。シフ
タ502は、図7(A)のxビットの鋸歯状波の下位x
−2ビットを抽出するビットシフト手段によりオーバー
フローして、図7(B)に示すような最大振幅値(1/
4)×2x −1の周波数(16/7)×fscの鋸歯状
波信号S501を得る。またシフタ502は、位相補正
前であっても同様に周波数を逓倍することができる。た
だし、このときは加算器115とサブサンプル器116
の間に1/4分周する分周器が必要である。信号S50
1は、SIN波発生ROM503に供給される。SIN
波発生ROM503は、図6(C)のように入力アドレ
スが0から1/4×2x −1までリニアに変化したとき
1周期のSIN波を出力する特性のROMである。よっ
て、信号S501を入力アドレスとすることにより、周
波数(16/7)×fscのSIN波信号S12を再生
することができる。例2は例1と比較して入力アドレス
が少ないためROMの占有面積を小さくすることができ
る。
【0035】図1に戻り説明を続ける。4周期SIN波
発生器118から出力されるSIN波信号S12は出力
端120に供給される。4周期SIN波発生器118に
入力される信号S104は基準信号に同期しているの
で、出力端120から基準信号に位相同期したSIN波
信号S12が出力される。
【0036】従って、出力端119からカラーバースト
信号に同期した周波数fscの信号S5が、出力端12
0から基準信号に位相同期し、またカラーバースト信号
とも特定の位相関係に維持された周波数(16/7)×
fscのSIN波信号S12が再生される。
【0037】(第2実施例)第2の実施例について図8
から図16の図面を参照して説明する。第2の実施例も
第1の実施例と同様にカラーバースト信号に位相同期し
たクロックを再生するシステムで、周波数fscの信号
と周波数(16/7)×fscのSIN波信号を再生す
る例である。第1の実施例と同じ動作をするブロックは
同じブロック番号を記し、主要な信号線も第1の実施例
と同じものは同じ信号名を記した。ここでは第1の実施
例と異なる点についてのみ説明する。
【0038】図8は、第2の実施例の構成図、図9、図
10は第2の実施例の動作波形図、図11はフロー制御
器803の具体的な構成例を示す図、図12、図13は
フロー制御器803の動作波形図、図14は4周期SI
N波発生器805の具体的な例、図15はSIN波発生
ROMの特性図、図16は図14の回路に関係する動作
波形図を示す。まず図8の構成図について説明する。
【0039】カウンタ113から出力される信号S10
2は、シフタ801に供給される。シフタ801は、信
号S102の出力4ビットをxビットに拡張する。信号
S102の4ビットを上位4ビットとし、下位x−4ビ
ットに“0”を追加するビットシフト手段により拡張さ
れ、図9(A)に示す周波数(4/7)×fscの鋸歯
状波信号S201が出力される。信号S201は加算器
115に供給される。シフタ801は、第1の実施例と
同じく位相補正の精度の問題により必要なものである。
加算器115は第1の実施例と同様の動作をする加算器
で、信号S201に位相制御信号S101を加算する。
加算器115からx+1ビットの加算信号S202がフ
ロー制御器803に供給される。フロー制御器803は
信号S202のオーバーフロー/アンダーフロー処理を
行う。加算器115とフロー制御803により信号S2
02の位相補正が行われる。
【0040】加算器115とフロー制御器803の動作
について図9、図10を用いて説明する。加算器115
には図9(A)の信号S202と、図9(B)に示す任
意値C(C>0)の位相制御信号S101が入力され
る。加算器115は信号S201と位相制御信号S10
1の加算演算を行い、信号S202を出力する。信号S
202は、図9(C)に示すようにCから14×2x-4
−1+Cまでリニアに変化する鋸歯状波となる。しか
し、信号S202の最大振幅値は2のべき乗で表せない
ため、第1の実施例のように加算器115のみではオー
バーフロー/アンダーフローによる位相補正動作は行わ
れないので、加算器115の後段にフロー制御器803
が挿入される。フロー制御器803は図9(C)の鋸歯
状波の振幅値が14×2x-4 以上のときオーバーフロー
処理を行う。よって、図9(C)の鋸歯状波の14×2
x-4 から14×2x-4 −1+Cまでの出力はオーバーフ
ロー処理され0からC−1に振幅値が変換される。よっ
て、フロー制御器803の出力信号S203は、図9
(D)の実線に示す鋸歯状波となる。これは図9(D)
の一点鎖線の鋸歯状波の位相から実線の鋸歯状波の位相
まで進んだことになる。
【0041】逆に信号S201の位相を遅らせるときの
例を図10を用いて説明する。図10(A)に示す任意
値−C(C>0)の位相制御信号S101を信号S20
1に加算すると、信号S202は図10(B)に示すよ
うに−Cから14×2x-4 −1−Cまでリニアに変化す
る鋸歯状波となる。フロー制御器803では図10
(B)の鋸歯状波の振幅値が−1以下のときアンダーフ
ロー処理を行い、−Cから−1まではアンダーフローし
て14×2x-4 −Cから14×2x-4 −1までの振幅値
に変換される。よって、信号S203は図10(C)の
実線で示す鋸歯状波となり、図10(C)の一点鎖線の
位相から実線の位相まで遅れることになる。
【0042】フロー制御器803の動作について具体的
な例を挙げ、図11の構成図と図12、図13の動作波
形図を用いて説明する。まず図11の構成図について説
明する。信号S202はフロー判別器1101、オーバ
ーフロー判別器1102、加算器1105に供給され
る。フロー判別器1101は信号S202が−1以下ま
たは14×2x-4 以上のときフローと判別し、判別結果
を論理積器1104に供給する。ここではフローしたと
き判別結果は“1”(または“H”)とする。オーバー
フロー判別器1102は信号S202が14×2x-4
上の時オーバーフローと判別し、判別結果を排他的論理
和器1103に供給する。ここではオーバーフローした
とき判別結果は“1”(または“H”)とする。排他的
論理和器1103は14×2x-4 の固定値とオーバーフ
ロー判別結果を入力し、オーバーフロー時は−14×2
x-4 を出力し、オーバーフロー時以外は14×2x-4
出力する。排他的論理和器1103の出力は論理積器1
104に供給される。論理積器1104はフロー判別結
果により排他的論理和器1103の出力をクリアする。
よって、論理積器1104からは信号S202が−1以
下ならば14×2x-4 を、0以上14×2x-4 −1以下
ならば0を、14×2x-4 以上ならば−14×2x-4
出力される。加算器1105は信号S202に論理積器
1104の出力を加算する。
【0043】オーバーフロー時の動作について図12を
用いて説明する。図12(A)の実線で示す振幅値がC
から14×2x-4 −1+Cまで変化する信号S202が
供給される。フロー判別器1101では信号S202が
14×2x-4 から14×2x-4 −1+Cまでの期間をフ
ローと判別する。フロー判別結果は図12(B)に示す
ようにこの期間は“1”となる。オーバーフロー判別器
1102は図12(B)と同じ期間“1”となり、図1
2(C)に示すオーバーフロー判別結果を排他的論理和
器1103に供給する。排他的論理和器1103では図
12(C)の“1”の期間−14×2x-4 を論理積器1
104に出力する。論理積器1104は図12(D)に
示すようにフロー判別結果が“1”の期間は−14×2
x-4 を、フロー判定結果が“0”の期間は0を出力す
る。加算器1105はフロー判定結果が“0”の期間は
信号S202をそのまま出力し、フロー判定結果が
“1”の期間は信号S202から14×2x-4 を減算す
る。よって、振幅値14×2x-4 から14×2x-4 −1
+Cまでのオーバーフロー期間は振幅値0からC−1ま
での振幅値に変換される。よって、加算器1105の出
力は図12(E)に示すように0から14×2x-4 −1
までリニアに変化する位相の進んだ鋸歯状波となる。
【0044】次にアンダーフロー時の動作について図1
3の動作波形図を用いて説明する。加算器115から図
13(A)に示す振幅値が−Cから14×2x-4 −1−
Cまでリニアに変化する信号S202が供給される。フ
ロー判別器1101では信号S202が−Cから−1ま
での期間をフローと判別する。フロー判別結果は図13
(B)に示すようにこの期間は“1”となる。オーバー
フロー判別器1102はオーバーフローする期間がない
ので常に“0”と判別する。排他的論理和器1103で
はオーバーフロー判別結果が“0”なので14×2x-4
を常に論理積器1104に出力する。論理積器1104
は図13(D)に示すようにフロー判別結果が“1”の
期間は14×2x-4 を、フロー判定結果が“0”の期間
は0を出力する。加算器1105はフロー判定結果が
“0”の期間は信号S202をそのまま出力し、フロー
判定結果が“1”の期間は信号S202から14×2
x-4 を加算する。よって、振幅値−Cから−1までのフ
ンダーフロー期間は振幅値14×2x-4 −Cから14×
x-4 −1までの振幅値に変換される。よって、加算器
1105の出力は図13(E)に示すように0から14
×2x-4 −1までリニアに変化する位相の遅れた鋸歯状
波となる。
【0045】図8に戻り説明を続ける。信号S203は
サブサンプル器116と4周期SIN波発生器805に
供給される。サブサンプル器116は第1の実施例と同
様にfck8クロックレートの信号S203をfck4
クロックレートの信号S204にレート変換する。信号
S204はSIN波発生ROM804に供給される。S
IN波発生ROM804は第1の実施例と同様に信号S
204を入力アドレスとし、周波数(4/7)×fsc
のSIN波信号S14を出力する。SIN波発生ROM
804は、図15(A)にすように入力アドレスが0か
ら14×2x-4−1までリニアに変化したとき1周期の
SIN波を出力する特性のROMである。信号S14は
位相比較器111に供給される。
【0046】位相比較器111、ループフィルタ11
2、加算器115、フロー制御器803、SIN波発生
ROM117によりAPC回路が構成され、信号S20
1が信号S7に同期するように位相同期制御を行う。よ
って、フロー制御器803から基準信号に位相同期した
周波数(4/7)×fscの鋸歯状波信号S203が再
生される。
【0047】4周期SIN波発生器805は、信号S2
03を入力し、信号S203の4倍の周波数(16/
7)×fscのSIN波信号S12を出力する。4周期
SIN波発生器805の具体的な例を挙げ、図14から
図16の図面を用いて説明する。まず図14(A)の例
1について説明する。例1は第1の実施例と同様に入力
アドレス周期に対し4周期のSIN波を出力するROM
を用いた例である。図15(B)にSIN波発生ROM
1401の特性図を示す。SIN波発生ROM1401
は図15(B)に示すように入力アドレスが0から14
×2x-4 −1までリニアに変化したとき4周期のSIN
波を出力する特性のROMである。よって、信号S20
3を入力アドレスとすることにより4周期SIN波発生
ROM1401から周波数(16/7)×fscのSI
N波信号S12が出力される。
【0048】次に図14(B)の例2について説明す
る。信号S203はフロー制御器1402に供給され
る。フロー制御器1402の具体的な一例を図14
(C)に挙げ、図16の動作波形図を用いて説明する。
図16(A)の信号S203はオーバーフロー判別器1
404、1405、1406、減算器1409に供給さ
れる。
【0049】オーバーフロー判別器1404は信号S2
03の振幅値が(1/4)×14×2x-4 以上のときオ
ーバーフローと判別する。ここではオーバーフローした
とき判別結果は“1”である。オーバーフロー判別器1
404の判別結果を図16(B)に示す。この判別結果
は係数発生器1407に供給される。オーバー判別器1
405も同様にして(1/2)×14×2x-4 以上のと
きオーバーフローと判別し、判別結果を係数発生器14
07に供給する。オーバーフロー判別器1405の判別
結果を図16(C)に示す。この判別結果は係数発生器
1407に供給される。オーバーフロー判別器1406
も同様にして(3/4)×14×2x−4以上のときオ
ーバーフローと判別し、判別結果を係数発生器1407
に供給する。オーバーフロー判別器1406の判別結果
を図16(D)に示す。
【0050】係数発生器1407は図16(B)、
(C)、(D)に示すオーバーフロー判別器1404、
1405、1406の各判別結果から2ビットの係数を
発生する。 (1/4)×14×2x−4 −1以下なら
0、 (1/4)×14×2x-4 以上(1/2)×14×2x-4 −1以下なら 1、 (1/2)×14×2x-4 以上(3/4)×14×2x-4 −1以下なら 2、 (3/4)×14×2x-4 以上なら 3 となる係数を発生する。係数発生器1407の出力波形
を図16(E)に示す。係数器1408は係数発生器1
407で発生した係数と固定値(1/4)×14×2
x-4 を入力し、固定値(1/4)×14×2x-4 を0か
ら3倍にする。係数器1408は固定値x−2ビットを
下位ビット、係数発生器1407の出力2ビットを上位
ビットし、係数が0のときクリアするゲート構成により
固定値を0から3倍にすることができる。係数器140
8の出力波形を図16(F)に示す。減算器1409は
信号S203から図16(F)の係数器1408の出力
を減算する。よって、減算器1409から図16(G)
に示す最大振幅が(1/4)×14×2x-4 −1の周波
数(16/7)×fscの鋸歯状波信号S1401が出
力される。
【0051】図14に戻って説明する。フロー制御器1
402の動作により周波数(4/7)×fscの鋸歯状
波信号S203は周波数(16/7)×fscの鋸歯状
波信号S1401に変換され、SIN発生ROM140
3に供給される。SIN波発生ROM1403は図15
(C)に示すように入力アドレスが0から1/4×14
×2x-4 −1までリニアに変化したとき1周期のSIN
波を発生する特性のROMである。このようにSIN発
生ROM1403により信号S1401は、周波数(1
6/7)×fscのSIN波信号S12に変換される。
よって、フロー制御器1402とSIN波発生ROM1
403により周波数(4/7)×fscの鋸歯状波信号
S203から周波数(16/7)×fscのSIN波信
号S12を発生する。またフロー制御器1402は位相
補正前であっても同様に鋸歯状波の周波数を逓倍するこ
とができる。
【0052】図8に戻って説明する。信号S12は出力
端120に供給される。信号S203は基準信号に位相
同期しているので、出力端120から基準信号に位相同
期した信号S12が再生される。従って、出力端119
からカラーバースト信号に同期したfscSIN波が、
出力端120から基準信号に位相同期した(16/7)
×fscSIN波が再生される。
【0053】(第3実施例)第1、第2の実施例では鋸
歯状波発生手段にカウンタを用いた。これに限らず鋸歯
状波を発生する他の手段としてはNCO(Numeri
cal Control Oscillato)が挙げ
られる。以下にNCOを用いた本発明の実施例について
説明する。
【0054】第3の実施例について図17から図24の
図面を参照して説明する。この例は1992年テレビジ
ョン学会年次大会で発表された「TV受信機用デジタル
同期再生システム」を応用し、周波数fscのSIN波
と周波数(16/7)×fscのSIN波を再生する例
である。「TV受信機用デジタル同期再生システム」に
ついては1992年テレビジョン学会年次大会講演予稿
集(pp.335〜336)を参照されたい。第1、第
2の実施例と同様の動作をするブロックについては同じ
番号を記し、主要な信号線も第1,第2の実施例と同じ
ものは同じ信号名を記した。ここでは第1,第2の実施
例と異なる点についてのみ説明する。
【0055】図17は第3実施例の構成図、図18は1
/7分周器の具体的な例、図19、図20は図18の回
路に関係する動作波形図、図21は係数器の動作波形
図、図22はサンプル補間器の具体的な例、図23、図
24は図22のサンプル補間器に関係する動作波形図を
示す。
【0056】図17において、A/D変換器102の出
力は、同期分離器1701に入力される。同期分離器1
701からは水平同期信号が分離され、位相比較器17
02に入力される。位相比較器1702は、水平同期信
号と1/910分周期1714からの水平周波数の信号
との位相比較を行い、その位相誤差出力をループフィル
タ1703に供給する。ループフィルタ1703の出力
は、加算器1704及び変動補正回路1715に入力さ
れる。
【0057】加算器1704の出力は、NCO1705
に制御信号として入力される。NCO1705は、加算
器1707、シフトレジスタ1708で構成される数値
制御発振器であり、シフトレジスタ1708が水晶発信
器1706の出力で駆動されその出力を加算器1707
に帰還している。加算器1707は、帰還信号と入力制
御信号を加算してシフトレジスタ1708に与える。こ
れにより、シフトレジスタ1708から鋸歯状波状の発
振出力が得られ、この出力は、SIN波発生ROM17
09に与えられる。このSIN波発生ROM1709
は、鋸歯状波入力に対してサイン波を出力するもので、
その出力は、D/A変換器1710に入力される。D/
A変換器1710でアナログ変換されたサイン波(周波
数8fsc)は、フィルタ1711でノイズが除去さ
れ、2値化器1712に入力され2値化される。2値化
器1712から得られた8fscのクロックは、1/2
分周期1713で1/2分周され、4fscのクロック
信号fck4となり、1/910分周器1714、及び
点線で囲んだブロックにシステムクロックとして供給さ
れる。よって1/910分周器1714からは、水平同
期信号に位相同期したクロックを再生されるている。
【0058】また2値化器1712から得られた周波数
8fscのクロックfck8は、サンプル補間器172
5、16周期SIN波発生器1726にも供給される。
ループフィルタ106の出力信号S4が供給される加算
器1716は、信号S4に固定値CSを加算し、NCO
1717の発振周波数を制御する周波数制御信号S30
3を得てNCO1717に供給する。NCO1717は
xビットの周波数fscの鋸歯状波信号S304を出力
し、SIN波発生ROM1721、1/7分周器172
2に供給する。SIN波発生ROM1721は信号S3
04と同周期のSIN波を発生するROMである。よっ
て、出力端119から周波数fscのSIN波信号S1
2が出力される。
【0059】1/7分周器1722はxビットの信号S
304を1/7分周し、x+3ビットの周波数(1/
7)×fscの鋸歯状波信号S305を出力する。1/
7分周器1722の具体的な例について図18を用いて
説明する。まず図18(A)の例1について図19の動
作波形図を用いて説明する。NCO1717から図19
(A)に示す信号S304が入力される。信号S304
のMSBビットは反転器1801に供給される。図19
(B)にNCO1717のMSBビットの出力を示す。
反転器1801では図19(B)の出力を反転しカウン
タ1802に供給する。カウンタ1802は反転器18
01の出力の立上がりで累積積分し、7クロック周期ご
とにリセットされ再度累積積分を開始する3ビットのカ
ウンタである。カウンタ1802の出力は図19
(C),(D),(E)に示す出力波形となる。カウン
タ1802の出力3ビットを上位3ビットとして信号S
304に追加し、図19(F)のx+3ビットの信号S
305を係数器1723に供給する。よって、図18
(A)の例1の構成により周波数fscの鋸歯状波信号
S304は図19(F)に示す周波数(1/7)×fs
cの鋸歯状波信号S305に分周される。
【0060】次に図18(B)の例2について図20の
動作波形図を用いて説明する。図20(A)の信号S3
04は立ち下がり判定器1803に供給される。立ち下
がり判定器1803は信号S304のMSBから信号S
304の立ち下がり点を判定し、判定結果をカウンタ1
802に供給する。ここでは立ち下がり判定器1803
から出力される判定結果で立ち下がり期間は“0”とす
る。立ち下がり判定器1803の出力波形を図20
(B)に示す。カウンタ1802はこの判定結果を入力
し例1と同様の累積積分を行う。カウンタ1802から
図20(C),(D),(E)の信号が出力される。例
1と同様にカウンタ1802の出力3ビットを上位3ビ
ットとして信号S304に追加し、図20(F)の信号
S305を係数器1723に供給する。よって、図19
(B)の例2の構成により周波数fscの鋸歯状波信号
S304は図20(F)に示す周波数(1/7)×fs
cの鋸歯状波信号S305に分周される。
【0061】図17に戻り説明を続ける。信号S305
は係数器1723に供給される。係数器1723は図2
1(A)の信号S305の振幅値を8/7倍する。よっ
て、係数器1723は図21(B)に示す最大振幅値8
×2x+3 −1の周波数(1/7)×fscの鋸歯状波信
号S306を出力する。信号S306は加算器115に
供給される。加算器115は第1の実施例と同様の加算
器で、信号S306にループフィルタ112から出力さ
れる位相制御信号S112を加算して位相補正を行う。
信号S307は4周期SIN波発生器1724、サンプ
ル補間器1725に供給される。4周期SIN波発生器
1724は第1の実施例で説明した図1の4周期SIN
波発生器118と同じ動作を行う。第1の実施例の図2
と同様の構成により周波数(4/7)×fscのSIN
波信号S12を出力する。ただしSIN波発生ROMの
入力アドレスは0から2x+3 −1である。
【0062】基準信号抽出器110、位相比較器11
1、ループフィルタ112、1/7分周器1722、係
数器1723、加算器115、4周期SIN波発生器1
724により基準信号に位相同期した周波数(1/7)
×fscの鋸歯状波が再生される。
【0063】サンプル補間器1725はfck4クロッ
クレートの信号S307のサンプル補間処理を行い、f
ck8クロックレートの信号S308に変換する。サン
プル補間器1725の具体的な例を図22に示す。
【0064】まず図22(A)の例1を図23の動作波
形図を用いて説明する。加算器115から出力される図
23(A)に示す信号S307はフリップフロップ22
01、加算器2202、2204に供給される。また加
算器115の出力のMSBビットは反転器2207にも
供給されれる。フリップフロップ2201はクロックf
ck8をクロックとし、信号S307をfck8レート
で1CK分遅延させる。フリップフロップ2201の出
力は加算器2202、2205に供給され、MSBビッ
トは論理和器2208にも供給される。加算器2202
は信号S307とフリップフロップ2201の出力とを
加算し、加算結果を係数器2203に供給する。係数器
2103は加算器2202の出力を1/2倍して選択器
2209に供給する。フリップフロップ2201、加算
器2202、係数器2203により中間値演算回路が構
成され、図23(B)に示すように(a+b)/2から
(n+p)/2までの中間値を発生しサンプル補間処理
を行う。係数器2203の出力はサンプル補間されたf
ck8レートの三角波波形になる。
【0065】加算器2204は信号S307に固定値2
x+3 を加算し、2x+3 から2x+4 −1までリニアに変化
する鋸歯状波を出力し、加算器2205に供給する。加
算器2205はフリップフロップ2201の出力と加算
器2204の出力を加算し、下位x+3ビットを係数器
2206に供給する。係数器2206は加算器2205
の出力を1/2倍する。加算器2204、2205、係
数器2206により中間値演算回路が構成され、2x+3
以上の振幅値はオーバーフローする。係数器2206の
出力は選択器2209に供給される。反転器2207は
信号S307のMSBビットを反転し、論理和器220
8に供給する。論理和器2208はフリップフロップ2
201の出力のMSBビットと反転器2207出力の論
理和演算を行い、演算結果を選択器2209の制御端に
供給する。フリップフロップ2201、反転器220
7、論理和器2208により立ち下がり微分回路が構成
され、図23(C)に示すfck8レートで1CK期間
“0”となる信号を出力する。選択器2209は論理和
器2208の出力が0のとき係数器2206の出力を選
択し、論理和器2208の出力が“1”のとき係数器2
203の出力を選択し、図23(D)に示すサンプル補
間されたfck8レートの周波数(1/7)×fscの
鋸歯状波を出力する。
【0066】次に図22(B)の例2を図24の動作波
形図を用いて説明する。図24(A)の信号S307は
加算器2211、選択器2212に供給される。係数器
2210は、周波数制御信号S303を4/7倍し、加
算器2211に供給する。加算器2211は信号S30
7に係数器2210の出力(4/7)×CSを加算し、
加算結果の下位x+3ビットを出力する。加算器220
9の出力波形を図24(B)に示す。加算器2109の
出力は、選択器2211に供給される。選択器2211
はクロックfck4により入力を切り替える。fck4
が“1”のときは図24(A)の信号S307を選択
し、fck4が“0”のときは図24(B)の加算器2
109出力を選択することにより、図24(C)に示す
ようにサンプル補間されたfck8レートの周波数(1
/7)×fscの鋸歯状波を出力する。
【0067】図17に戻り説明を続ける。信号S308
は16周期SIN波発生器1726に供給される。16
周期SIN波発生器1726は4周期SIN波発生器1
724と同様の手段により信号S308の1周期期間に
16周期のSIN波を出力することにより、周波数(1
6/7)×fscのSIN波信号S12を出力する。よ
って、出力端120から基準信号に位相同期した周波数
(16/7)×fscのSIN波が得られる。
【0068】従って、出力端119からカラーバースト
信号に同期した周波数fscのSIN波が、出力端12
0から基準信号に位相同期した(16/7)×fscの
SIN波が再生される。
【0069】また、この例では第1の実施例と同様に係
数器1723により鋸歯状波の最大振幅値を2のべき乗
に補正し、加算器115でオーバーフロー/アンダーフ
ローすることにより位相補正を行っているが、第2の実
施例のように加算器とフロー制御器による位相補正も可
能である。当然このときは第2の実施例のように4周期
SIN波発生器1724、16周期SIN波発生器17
26ではROMあるいはフロー制御器により逓倍するS
IN波発生器を用いる。
【0070】また1/7分周器1722は位相補正後で
も同様に逓倍することができる。 (第4の実施例)第4の実施例について説明する。第4
の実施例は第3の実施例と同様のクロック再生システム
を応用した例である。この例は第3の実施例とはNCO
1717の発振周波数が異なり周波数(1/7)×fs
cで発振する例である。従来例、第1,第2,第3の実
施例と同様の動作をするブロックについては同じ番号を
記し、主要な信号線も従来例、第1,第2,第3の実施
例と同じものは同じ信号名を記し、異なる点についての
み説明する。
【0071】図25は、第4の実施例の構成を示す図、
図26は同実施例の動作波形を示す図である。NCO1
717の発振周波数を制御する周波数制御信号S303
は、係数器2501に供給される。係数器2501は周
波数制御信号S303を1/7倍する係数器である。N
CO1717は周波数制御信号S303が固定値CSの
ときxビットの周波数fscの鋸歯状波を出力する発振
器であり、係数器2501により周波数制御信号S30
3を1/7倍し、周波数(1/7)×fscの鋸歯状波
S402を出力する。
【0072】係数器2501、NCO1717の動作に
ついて図26の動作波形図を用いて説明する。周波数制
御信号S303は、図26(A)に示す固定値CSを含
み、係数器2501は、信号S303を1/7倍し、図
26(B)に示す固定値(1/7)×CSの信号S40
1を出力する。NCO1717は、これを累積加算する
ことにより図26(C)の実線で示す最大振幅値2x
1の周波数(1/7)×fscの鋸歯状波信号S402
を出力する。よって、一点鎖線の周波数fscの鋸歯状
波を1/7分周することができる。
【0073】7周期SIN波発生器2502は、第2の
実施例と同様の手段により信号S402の1周期期間
に、7周期のSIN波を出力する。よって、7周期SI
N波発生器2502から周波数fscのSIN波信号S
5が出力される。信号S5は位相比較器105、出力端
119に供給される。NCO1717から出力される信
号S402は、カラーバースト信号に位相同期している
ので、7周期SIN波発生器2502からカラーバース
ト信号に同期した周波数fscのSIN波信号S5が得
られる。よって、出力端119からカラーバースト信号
に同期した周波数fscのSIN波が再生される。
【0074】加算器115は、信号S402と位相制御
信号S101加算し、位相補正を行う。以下、第3の実
施例と同様の処理により、出力端120から基準信号に
位相同期した周波数(16/7)×fscのSIN波信
号S12が再生される。
【0075】従って、出力端119からカラーバースト
信号に同期した周波数fscのSIN波が、出力端12
0から基準信号に位相同期した周波数(16/7)×f
scのSIN波が再生される。
【0076】(第5の実施例)第5の実施例について図
27を用いて説明する。図27は第5の実施例の構成図
である。
【0077】第5の実施例は第3、第4の実施例とは逆
にNCO1717から出力される鋸歯状波を16逓倍し
た周波数16fscの鋸歯状波に変換し、この鋸歯状波
を1/7分周し、SIN変換することにより周波数(1
6/7)×fscのSIN波を再生する例である。周波
数16fscの鋸歯状波を発生するには最低でも周波数
32fscのクロックが必要であるので、水平同期信号
に位相同期した鋸歯状波を発生するNCO1705の発
振周波数は第3、第4の実施例とは異なる。NCOの発
振周波数は、周波数制御信号のゲイン、NCOの出力ビ
ット数、フリップフロップのクロック周波数により決定
される。この実施例ではフリップフロップのクロック周
波数を変えることによりNCO1705の発振周波数を
変えている。水晶発振器2701は、第3の実施例の水
晶発振器1706とは発振周波数の異なる発振器であ
る。NCO1705から出力される鋸歯状波をアナログ
SIN波に変換し、中心周波数32fscのフィルタに
より周波数32fscのSIN波を抽出し、2値化器1
712により2値化する。2値化器1712から周波数
32fscのクロックfck32が1/8分周器270
3、1/4分周器2704、サンプル補間器2705に
供給される。1/8分周器2703からクロックfck
4が点線で囲んだ各ブロックに供給される。
【0078】1/4分周器2704からクロックfck
8がサブサンプル回路2709、SIN波発生ROM2
710に供給される。以下、本発明のかかる点について
説明する。
【0079】サンプル補間器2705は第3の実施例の
サンプル補間器1725と同様の手段により、fck4
クロックレートの周波数fscの鋸歯状波信号S304
をfck32クロックレートの周波数fscの鋸歯状波
信号S501に変換する。信号S501はシフタ270
6に供給される。シフタ2706は第1の実施例のシフ
タ502と同様にビットシフト手段により信号S501
を16逓倍し、周波数16×fscの鋸歯状波信号S5
02に変換する。信号S502は1/7分周器1722
に供給される。1/7分周器1722は、信号S502
を1/7分周し、最大振幅値7×2x −1の周波数(1
6/7)×fscの鋸歯状波信号S503を得て、係数
器1723に供給する。係数器1723は信号S503
の振幅値を8/7倍し、最大振幅値2x+3 −1の周波数
(16/7)×fscの鋸歯状波信号S504を得て、
加算器115に供給する。加算器115から出力される
位相補正された周波数(16/7)×fscの鋸歯状波
信号S505は1/4分周器2707とサブサンプル器
2709に供給される。1/4分周器2707は信号S
505を1/7分周器1722と同じ手段により1/4
分周し、周波数(4/7)×fscの鋸歯状波信号S5
06をサブサンプル器2708に供給する。サブサンプ
ル器2708は第1の実施例と同様の手段によりfck
32クロックレートの信号S506をfck4クロック
レートの信号S105に変換する。信号S105はSI
N波発生ROM117に供給され、周波数(4/7)×
fscのSIN波信号S14に変換され出力される。
【0080】基準信号抽出器110、位相比較器11
1、ループフィルタ112、加算器115、SIN波発
生ROM117、サンプル補間器2705、シフタ27
06、1/7分周器1722係数器1723により基準
信号に同期した周波数(16/7)×fscの鋸歯状波
S505が得られる。
【0081】サブサンプル器2709はサブサンプル器
2708と同様の手段により、信号S505をfck8
クロックレートの周波数(16/7)×fscの鋸歯状
波信号S104に変換する。信号S104は、SIN波
発生ROM2710に供給される。SIN波発生ROM
2710はSIN発生ROM117と同様の特性のRO
Mであり、信号S104の1周期期間に1周期のSIN
波を発生する。よって、SIN波発生ROM2710か
ら周波数(16/7)×fscのSIN波信号S12が
出力される。
【0082】従って、出力端119からカラーバースト
信号に同期した周波数fscのSIN波が得られ、出力
端120から基準信号に位相同期した周波数(16/
7)×fscのSIN波が再生される。
【0083】
【発明の効果】以上説明したように、鋸歯状波の最大振
幅値が2のべき乗で表せるときは鋸歯状波の下位ビット
を抽出することにより簡単に逓倍できる。また鋸歯状波
の最大振幅値が2のべき乗で表せないときは鋸歯状波の
限界値を任意値に設定し、鋸歯状波が任意値を越えたと
きは鋸歯状波から任意値を減算することにより簡単に逓
倍することができる。よって、従来のように別の発振器
を備えたPLL回路を構成せずに周波数を逓倍すること
ができるため、ハード規模を格段に小さくすることがで
きる。またPLL回路にこの周波数逓倍回路を直列接続
しても、この周波数逓倍回路ではPLL回路を構成して
いないため、接続したPLL回路のジッターのみで済
み、従来例よりジッターが低減される。
【0084】またカラーバースト信号との位相同期制御
を行うfsc再生PLL回路と、基準信号との位相同期
制御を行うAPC回路と、この周波数逓倍回路を実施例
で説明したように構成することにより基準信号に位相同
期した周波数(16/7)×fscの信号が簡単に得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例を示す構成図。
【図2】第1の実施例の動作を説明するために示した動
作波形図。
【図3】第1の実施例の動作を説明するために示した動
作波形図。
【図4】第1の実施例の動作を説明するために示した動
作波形図。
【図5】図1の4周期SIN波発生器の具体的な例を示
す回路図。
【図6】4周期SIN波発生器の動作説明のために示し
た特性図。
【図7】図5のシフタの動作を説明するために示した動
作波形図。
【図8】この発明の第2の実施例を示す構成図。
【図9】第2の実施例の動作を説明するために示した動
作波形図。
【図10】第2の実施例の動作を説明するために示した
動作波形図。
【図11】第2の実施例のフロー制御器の具体的な例を
示す図。
【図12】フロー制御器の動作を説明するために示した
動作波形図。
【図13】図12の回路の動作を説明するために示した
動作波形図。
【図14】第2の実施例の4周期SIN波発生器及びフ
ロー制御器の具体例を示す図。
【図15】第2の実施例のSIN波発生ROMの特性を
示す図。
【図16】図14の回路の動作を説明するために示した
動作波形図。
【図17】この発明の第3実施例を示す構成図。
【図18】図17の1/7分周器の具体例を示す図。
【図19】図18の回路の動作を説明するために示した
動作波形図。
【図20】図18の回路の動作を説明するために示した
動作波形図。
【図21】係数器の動作を説明するために示した動作波
形図。
【図22】サンプル補間器の具体例を示す図。
【図23】図22の回路の動作を説明するために示した
動作波形図。
【図24】図22の回路の動作を説明するために示した
動作波形図。
【図25】この発明の第4の実施例の構成を示す図。
【図26】第4の実施例の動作を説明するために示した
動作波形図。
【図27】この発明の第5の実施例の構成を示す図。
【図28】EDTV−2識別制御信号の説明図。
【図29】従来の色副搬送波再生回路と逓倍回路を示す
図。
【図30】図29の回路の動作を説明するために示した
動作波形図。
【符号の説明】
102…A/D変換器、103…バースト抽出器、10
4…タイミング発生器、105…位相比較器、106…
ループフィルタ、107…VCXO、108…1/8分
周器、109…1/2分周器、110…基準信号抽出
器、111…位相比較器、112…フープフィルタ、1
13…カウンタ、114…係数器、115…加算器、1
16…サブサンプル器、117…SIN波発生ROM、
118…4周期SIN発生器、501…4周期SIN波
発生ROM、502…シフタ、503…SIN波発生R
OM、801…シフタ、803…フロー制御器、804
…SIN波発生ROM、805…4周期SIN波発生
器、1101…フロー判別器、1102…オーバーフロ
ー判別器、1103…排他的論理和器、1104…論理
積器、1105…加算器、1401…4周期SIN波発
生ROM、1402…フロー制御器、1403…SIN
発生ROM、1404、1405、1406…オーバー
フロー判別器、1407…係数発生器、1408…係数
器、1409…減算器、1701…同期分離器、170
2…位相比較器、1703…ループフィルタ、1704
…加算器、1705…数値制御発振器(NCO)、17
06…水晶発振器、1709…SIN発生ROM、17
10…D/A変換器、1711…フィルタ、1712…
2値化器、1713…1/2分周器、1714…1/9
10…分周器、1715…変動補正回路、1716…加
算器、1717…NCO、1721…SIN波発生RO
M、1722…1/7分周器、1723…係数器、17
24…4周期SIN発生器、1725…サンプル補間回
路、1726…16周期SIN発生器。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周波数f0 、振幅が2m −1(mは正の
    整数)の鋸歯状波を発生するmビットの鋸歯状波発生手
    段と、前記鋸歯状波の下位nビットを取り出すビット抽
    出手段を具備し、前記ビット抽出手段から2(m-n) 倍の
    周波数の鋸歯状波状の信号を出力する周波数逓倍回路。
  2. 【請求項2】 周波数f0 、振幅がL(Lは正の整数で
    L≠2m −1を満たす)の鋸歯状波を発生するmビット
    の鋸歯状波発生手段と、前記鋸歯状波を任意値でオーバ
    ーフローして振幅値を制御することにより振幅(L/
    n)の鋸歯状波に変換する振幅制御手段を具備し、前記
    振幅制御手段の出力を用いてn倍の周波数の鋸歯状波状
    の信号を出力する周波数逓倍回路。
  3. 【請求項3】 前記振幅制御手段は、前記鋸歯状波の振
    幅がa×(L/n)(aは正の整数で1≦a≦n−1)
    より大きいことを判別する判別手段と、前記判別手段の
    出力信号に基付き前記鋸歯状波の振幅がa×(L/n)
    より大きいとき前記鋸歯状波よりa×L/nを減算する
    減算手段を具備することを特徴とする請求項2記載の周
    波数逓倍回路。
  4. 【請求項4】 第1の基準信号と前記第1の基準信号に
    対し周波数、位相が一定関係をもつ第2の基準信号を比
    較入力とし、前記第1の基準信号に位相同期したmビッ
    ト(mは正の整数)の鋸歯状波を発生するデジタル鋸歯
    状波発生手段と、 前記鋸歯状波に位相制御信号を加算することにより前記
    鋸歯状波の位相を変化させる位相調整手段と、 前記位相調整された鋸歯状波と前記第2の基準信号を比
    較入力として前記位相制御信号を発生する位相制御信号
    発生手段と、 前記デジタル鋸歯状波発生手段より出力される前記鋸歯
    状波あるいは前記位相調整された鋸歯状波を入力とし、
    前記第2の基準信号に位相同期しかつ前記第1の基準信
    号と周波数の異なる信号を発生する信号発生手段とを具
    備したことを特徴とする周波数逓倍回路。
  5. 【請求項5】 前記信号発生手段は、前記鋸歯状波の振
    幅が2m −1のとき、前記鋸歯状波の下位nビット(n
    は正の整数)を取り出すビット抽出手段により、2
    (m-n) 倍の周波数の鋸歯状波を出力することを特徴とす
    る請求項4記載の周波数逓倍回路。
  6. 【請求項6】 前記信号発生手段は、前記鋸歯状波の振
    幅がL(Lは正の整数でL≠2m −1を満たす)である
    とき、前記鋸歯状波を任意値でオーバーフローして振幅
    値を制御することにより振幅L/nの鋸歯状波に変換す
    る振幅制御手段によりn倍の周波数の鋸歯状波の信号を
    出力することを特徴とする請求項4記載の周波数逓倍回
    路。
  7. 【請求項7】 前記振幅制御手段は、前記鋸歯状波の振
    幅がa×(L/n)(aは正の整数で1≦a≦n−1)
    より大きいことを判別する判別手段と、前記判別手段の
    出力信号に基付き前記鋸歯状波の振幅がa×(L/n)
    より大きいとき、前記鋸歯状波よりa×(L/n)を減
    算する減算手段を具備することを特徴とする請求項6記
    載の周波数逓倍回路。
  8. 【請求項8】 前記信号発生手段は、前記位相調整され
    た振幅Lあるいは振幅2m −1の鋸歯状波を入力とし、
    Lアドレス空間あるいは2m −1アドレス空間内にnサ
    イクルの信号波形を記憶した波形記憶手段により前記位
    相制御された鋸歯状波のn倍の周波数の信号を出力する
    ように構成されたことを特徴とする請求項4記載の周波
    数逓倍回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2021193830A1 (ja) * 2020-03-26 2021-09-30 株式会社小糸製作所 車両用灯具システムおよびそのコントローラ

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