JPH08223545A - クロック再生回路、文字放送デコード装置及び受信装置 - Google Patents
クロック再生回路、文字放送デコード装置及び受信装置Info
- Publication number
- JPH08223545A JPH08223545A JP2240295A JP2240295A JPH08223545A JP H08223545 A JPH08223545 A JP H08223545A JP 2240295 A JP2240295 A JP 2240295A JP 2240295 A JP2240295 A JP 2240295A JP H08223545 A JPH08223545 A JP H08223545A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- phase
- signal
- clock
- circuit
- locked loop
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Television Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 バーストACC回路等が不要で、且つ、最適
なサンプルを得る文字データ再生用クロックを作成する
と共に1つの発振器にて回路を構成する。 【構成】 位相比較器5、加算器7、ループフィルタ
8、電圧可変型発振器9及び1/728分周器10から
第1の位相同期ループ回路Aを構成し、AD変換器1、
クロックランイン信号位相エラー算出回路4、完全積分
型ループフィルタ11、選択スイッチSW、上記加算器
7、上記ループフィルタ8及び上記電圧可変型発振器9
から第2の位相同期ループ回路Bを構成し、クロックラ
ンイン信号検出回路3がクロックランイン信号を検出す
ると、上記位相比較器5の出力する位相差データの値を
固定し、且つ、上記選択スイッチSWの接続をa端子か
らb端子に切り換える。
なサンプルを得る文字データ再生用クロックを作成する
と共に1つの発振器にて回路を構成する。 【構成】 位相比較器5、加算器7、ループフィルタ
8、電圧可変型発振器9及び1/728分周器10から
第1の位相同期ループ回路Aを構成し、AD変換器1、
クロックランイン信号位相エラー算出回路4、完全積分
型ループフィルタ11、選択スイッチSW、上記加算器
7、上記ループフィルタ8及び上記電圧可変型発振器9
から第2の位相同期ループ回路Bを構成し、クロックラ
ンイン信号検出回路3がクロックランイン信号を検出す
ると、上記位相比較器5の出力する位相差データの値を
固定し、且つ、上記選択スイッチSWの接続をa端子か
らb端子に切り換える。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、映像信号より文字デー
タ再生用クロックを再生するクロック再生回路及び文字
放送デコード装置、並びに、映像信号より確認信号再生
用クロックを再生するクロック再生回路及び受信装置に
関する。
タ再生用クロックを再生するクロック再生回路及び文字
放送デコード装置、並びに、映像信号より確認信号再生
用クロックを再生するクロック再生回路及び受信装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】文字放送伝送システムは、映像信号の垂
直帰線期間の指定された水平走査線期間に、様々な番組
をデジタル信号にて伝送するシステムである。このデジ
タル信号である文字データを抽出するために文字データ
再生用クロックを再生するクロック再生回路が必要であ
り、この従来の回路ブロック図が図8に示されている。
直帰線期間の指定された水平走査線期間に、様々な番組
をデジタル信号にて伝送するシステムである。このデジ
タル信号である文字データを抽出するために文字データ
再生用クロックを再生するクロック再生回路が必要であ
り、この従来の回路ブロック図が図8に示されている。
【0003】図8において、入力映像信号はBPF(バ
ンドパスフィルタ)回路30及び同期分離回路31にそ
れぞれ供給されている。BPF回路30は映像信号中の
色成分帯域を通し、この色成分をバーストACC(オー
トマチック・カラー・コントロール)回路32に出力す
る。同期分離回路31は映像信号中の同期信号を分離し
てバーストゲートタイミング発生回路33に出力する。
バーストゲートタイミング発生回路33は同期信号に基
づきカラーバースト信号のタイミングを検出し、バース
トゲート信号をバーストACC回路32に出力する。バ
ーストACC回路32は映像信号の色成分信号よりカラ
ーバースト信号を抜き出し、抜き出したカラーバースト
信号を一定レベルの出力としてfsc(カラーサブキャ
リア周波数)クロック再生用発振器(fscVCO)3
4に出力する。
ンドパスフィルタ)回路30及び同期分離回路31にそ
れぞれ供給されている。BPF回路30は映像信号中の
色成分帯域を通し、この色成分をバーストACC(オー
トマチック・カラー・コントロール)回路32に出力す
る。同期分離回路31は映像信号中の同期信号を分離し
てバーストゲートタイミング発生回路33に出力する。
バーストゲートタイミング発生回路33は同期信号に基
づきカラーバースト信号のタイミングを検出し、バース
トゲート信号をバーストACC回路32に出力する。バ
ーストACC回路32は映像信号の色成分信号よりカラ
ーバースト信号を抜き出し、抜き出したカラーバースト
信号を一定レベルの出力としてfsc(カラーサブキャ
リア周波数)クロック再生用発振器(fscVCO)3
4に出力する。
【0004】fscクロック再生用発振器34はカラー
バースト信号に基づきfscクロックを再生し、この再
生したfscクロックを1/5分周器35に出力する。
1/5分周器35は1/5倍のfscを作成して1/5
・fscクロックを位相比較器36に出力する。位相比
較器36と16/5・fsc発生用発振器(16/5・
fscVCO)37と1/16分周器38とにて位相同
期ループ回路が構成され、16/5・fsc発生用発振
器37よりfscクロックに同期した16/5倍のfs
cクロックが出力される。
バースト信号に基づきfscクロックを再生し、この再
生したfscクロックを1/5分周器35に出力する。
1/5分周器35は1/5倍のfscを作成して1/5
・fscクロックを位相比較器36に出力する。位相比
較器36と16/5・fsc発生用発振器(16/5・
fscVCO)37と1/16分周器38とにて位相同
期ループ回路が構成され、16/5・fsc発生用発振
器37よりfscクロックに同期した16/5倍のfs
cクロックが出力される。
【0005】4位相8/5・fscクロック発生回路3
9は、16/5・fscクロックから、位相の異なった
4種類の8/5倍のfscクロックを作成してクロック
選択回路40に出力し、クロック選択回路40は4種類
のクロックの中から1つを選択する。即ち、デジタル信
号である文字データのデータレートは、fscの8/5
倍であり、4種類の8/5・fscクロックの中から文
字データを正しく再生できる8/5・fscクロックを
選択し、これを文字データ用クロックとして利用する。
9は、16/5・fscクロックから、位相の異なった
4種類の8/5倍のfscクロックを作成してクロック
選択回路40に出力し、クロック選択回路40は4種類
のクロックの中から1つを選択する。即ち、デジタル信
号である文字データのデータレートは、fscの8/5
倍であり、4種類の8/5・fscクロックの中から文
字データを正しく再生できる8/5・fscクロックを
選択し、これを文字データ用クロックとして利用する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のクロック再生回路によれば、fscクロックを再生
し、これに基づいて文字データ用クロックを作成してい
る。従って、弱電界等によりカラーバーストのレベルが
変動するのに対処するため、バーストACC回路32等
が必要であった。又、fscと文字データとの位相関係
は、伝搬状態等により一定ではないため、選択により得
られた文字データ用クロックが常に最適な状態で文字デ
ータをサンプリングするとは限らない。さらに、fsc
クロック再生用発振器34と16/5・fscクロック
発生用発振器37との2つの発振器が必要であった。
来のクロック再生回路によれば、fscクロックを再生
し、これに基づいて文字データ用クロックを作成してい
る。従って、弱電界等によりカラーバーストのレベルが
変動するのに対処するため、バーストACC回路32等
が必要であった。又、fscと文字データとの位相関係
は、伝搬状態等により一定ではないため、選択により得
られた文字データ用クロックが常に最適な状態で文字デ
ータをサンプリングするとは限らない。さらに、fsc
クロック再生用発振器34と16/5・fscクロック
発生用発振器37との2つの発振器が必要であった。
【0007】そこで、本発明はfscクロックに基づい
て文字データ用クロックを作成することに起因する上述
の欠点を解消し、バーストACC回路等が不要で、且
つ、常に最適なサンプルを得る文字データ再生用クロッ
クが作成できるクロック再生回路及び文字放送デコード
装置を提供することを課題とする。又、バーストACC
回路等が不要で、且つ、常に最適なサンプルを得る文字
データ用クロックが作成できると共に1つの発振器で構
成できるクロック再生回路及び文字放送デコード装置を
提供することを課題とする。さらに第2世代EDTV放
送に対応して識別制御信号が導入され、その確認信号を
再生するための確認信号再生用クロックを作成するクロ
ック再生回路及び受信装置を提供することを課題とす
る。
て文字データ用クロックを作成することに起因する上述
の欠点を解消し、バーストACC回路等が不要で、且
つ、常に最適なサンプルを得る文字データ再生用クロッ
クが作成できるクロック再生回路及び文字放送デコード
装置を提供することを課題とする。又、バーストACC
回路等が不要で、且つ、常に最適なサンプルを得る文字
データ用クロックが作成できると共に1つの発振器で構
成できるクロック再生回路及び文字放送デコード装置を
提供することを課題とする。さらに第2世代EDTV放
送に対応して識別制御信号が導入され、その確認信号を
再生するための確認信号再生用クロックを作成するクロ
ック再生回路及び受信装置を提供することを課題とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
の第1発明のクロック再生回路及び文字放送デコード装
置は、入力映像信号の水平同期信号を抽出し、この水平
同期信号に基づき文字データ再生用クロックを再生し、
この文字データ再生用クロックの位相を前記入力映像信
号のクロックランイン信号の位相に同期させるものであ
る。
の第1発明のクロック再生回路及び文字放送デコード装
置は、入力映像信号の水平同期信号を抽出し、この水平
同期信号に基づき文字データ再生用クロックを再生し、
この文字データ再生用クロックの位相を前記入力映像信
号のクロックランイン信号の位相に同期させるものであ
る。
【0009】また、第2発明のクロック再生回路及び文
字放送デコード装置は、発振器を有し、入力映像信号の
水平同期信号に位相が同期されたクロックを出力する第
1の位相同期ループ回路と、前記発振器を含み、前記入
力映像信号のクロックランイン信号に位相が同期された
クロックを出力する第2の位相同期ループ回路とを有
し、前記入力映像信号のクロックランイン信号を検出す
ると、前記第1の位相同期ループ回路の動作を固定し、
前記第2の位相同期ループ回路の動作を開始するもので
ある。
字放送デコード装置は、発振器を有し、入力映像信号の
水平同期信号に位相が同期されたクロックを出力する第
1の位相同期ループ回路と、前記発振器を含み、前記入
力映像信号のクロックランイン信号に位相が同期された
クロックを出力する第2の位相同期ループ回路とを有
し、前記入力映像信号のクロックランイン信号を検出す
ると、前記第1の位相同期ループ回路の動作を固定し、
前記第2の位相同期ループ回路の動作を開始するもので
ある。
【0010】また、第3発明のクロック再生回路及び文
字放送デコード装置は、入力映像信号の水平同期信号と
発振器の出力するクロックとの位相差データを出力する
位相比較器と、この位相比較器が出力する位相差データ
に基づき発振周波数を可変する前記発振器とを有する第
1の位相同期ループ回路と、前記入力映像信号を前記発
振器の出力するクロックでデジタル信号に変換するAD
変換器と、このAD変換器でデジタル化された映像信号
のクロックランイン信号の位相エラーを算出するクロッ
クランイン信号位相エラー算出回路と、このクロックラ
ンイン信号位相エラー算出回路の位相エラー値を前記位
相比較器の位相差データに重畳するか否か選択する選択
スイッチと、この選択スイッチにより前記クロックラン
イン信号の位相エラー値を重畳した場合に、前記発振器
を含めて構成される第2の位相同期ループ回路とを有
し、前記入力映像信号のクロックランイン信号を検出す
ると、前記位相比較器が出力する位相差データを固定
し、且つ、前記選択スイッチにより前記第2の位相同期
ループ回路を閉じるよう制御するものである。
字放送デコード装置は、入力映像信号の水平同期信号と
発振器の出力するクロックとの位相差データを出力する
位相比較器と、この位相比較器が出力する位相差データ
に基づき発振周波数を可変する前記発振器とを有する第
1の位相同期ループ回路と、前記入力映像信号を前記発
振器の出力するクロックでデジタル信号に変換するAD
変換器と、このAD変換器でデジタル化された映像信号
のクロックランイン信号の位相エラーを算出するクロッ
クランイン信号位相エラー算出回路と、このクロックラ
ンイン信号位相エラー算出回路の位相エラー値を前記位
相比較器の位相差データに重畳するか否か選択する選択
スイッチと、この選択スイッチにより前記クロックラン
イン信号の位相エラー値を重畳した場合に、前記発振器
を含めて構成される第2の位相同期ループ回路とを有
し、前記入力映像信号のクロックランイン信号を検出す
ると、前記位相比較器が出力する位相差データを固定
し、且つ、前記選択スイッチにより前記第2の位相同期
ループ回路を閉じるよう制御するものである。
【0011】さらに、確認信号用クロックを作成するク
ロック再生回路及び受信装置は、第1発明から第3発明
の上記構成において、文字データ用クロックを確認信号
用クロックに、クロックランイン信号を確認信号に、ク
ロックランイン信号位相エラー算出回路を確認信号位相
エラー算出回路にそれぞれ置き換えて構成したものであ
る。
ロック再生回路及び受信装置は、第1発明から第3発明
の上記構成において、文字データ用クロックを確認信号
用クロックに、クロックランイン信号を確認信号に、ク
ロックランイン信号位相エラー算出回路を確認信号位相
エラー算出回路にそれぞれ置き換えて構成したものであ
る。
【0012】
【作用】第1発明によれば、カラーサブキャリアクロッ
クではなく水平同期信号に基づき文字データ再生用クロ
ックが再生され、この文字データ再生用クロックが文字
データと一定の位相関係にあるクロックランイン信号に
同期される。
クではなく水平同期信号に基づき文字データ再生用クロ
ックが再生され、この文字データ再生用クロックが文字
データと一定の位相関係にあるクロックランイン信号に
同期される。
【0013】第2発明によれば、第1の位相同期ループ
回路でカラーサブキャリアクロックではなく水平同期信
号に位相が同期したクロックを再生し、入力映像信号の
クロックランイン信号を検出すると、第1の位相同期ル
ープ回路の動作を固定し、第1の位相同期ループ回路内
の発振器を含む第2の位相同期ループ回路の動作を開始
し、第2の位相同期ループ回路で上記クロックの位相が
文字データと一定の位相関係にあるクロックランイン信
号に同期される。
回路でカラーサブキャリアクロックではなく水平同期信
号に位相が同期したクロックを再生し、入力映像信号の
クロックランイン信号を検出すると、第1の位相同期ル
ープ回路の動作を固定し、第1の位相同期ループ回路内
の発振器を含む第2の位相同期ループ回路の動作を開始
し、第2の位相同期ループ回路で上記クロックの位相が
文字データと一定の位相関係にあるクロックランイン信
号に同期される。
【0014】第3発明によれば、第1の位相同期ループ
回路でカラーサブキャリアクロックではなく水平同期信
号に位相が同期したクロックを再生し、入力映像信号の
クロックランイン信号を検出すると、選択スイッチによ
り第1の位相同期ループ回路内の発振器を含む第2の位
相同期ループ回路が構成され、クロックランイン信号位
相エラー演出回路の位相エラーが位相比較器の位相差デ
ータに重畳されて発振器に出力されることにより、第2
の位相同期ループ回路で上記クロックの位相が文字デー
タと一定の位相関係にあるクロックランイン信号に同期
される。
回路でカラーサブキャリアクロックではなく水平同期信
号に位相が同期したクロックを再生し、入力映像信号の
クロックランイン信号を検出すると、選択スイッチによ
り第1の位相同期ループ回路内の発振器を含む第2の位
相同期ループ回路が構成され、クロックランイン信号位
相エラー演出回路の位相エラーが位相比較器の位相差デ
ータに重畳されて発振器に出力されることにより、第2
の位相同期ループ回路で上記クロックの位相が文字デー
タと一定の位相関係にあるクロックランイン信号に同期
される。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。図1から図5には本発明の第1実施例が示され、こ
の第1実施例は本発明を映像信号より文字データ再生用
クロックを再生するクロック再生回路に適用した場合を
示す。
る。図1から図5には本発明の第1実施例が示され、こ
の第1実施例は本発明を映像信号より文字データ再生用
クロックを再生するクロック再生回路に適用した場合を
示す。
【0016】図5には文字データが挿入された映像信号
の一部波形図が示されている。図5において、映像信号
の垂直帰線期間の指定された水平走査線期間には文字デ
ータが重畳され、文字データの先頭部分にはクロックラ
ンイン信号(CRI信号)が配置されている。このクロ
ックランイン信号の周波数は4/5fsc:カラーサブ
キャリア周波数)であると共に182fH(fH:水平同
期周波数)である。そして、クロックランイン信号は文
字データと一定の位相関係にある。
の一部波形図が示されている。図5において、映像信号
の垂直帰線期間の指定された水平走査線期間には文字デ
ータが重畳され、文字データの先頭部分にはクロックラ
ンイン信号(CRI信号)が配置されている。このクロ
ックランイン信号の周波数は4/5fsc:カラーサブ
キャリア周波数)であると共に182fH(fH:水平同
期周波数)である。そして、クロックランイン信号は文
字データと一定の位相関係にある。
【0017】図1には文字放送デコード装置のクロック
再生回路の回路ブロック図が示されている。図1におい
て、AD変換器1は入力映像信号を下記する電圧可変型
発振器9の出力クロックに基づきデジタル信号に変換
し、このデジタル映像信号を同期分離回路2、クロック
ランイン信号検出回路3及びクロックランイン信号位相
エラー算出回路4にそれぞれ出力する。同期分離回路2
はデジタル映像信号中から同期信号を分離し、位相比較
器5に水平同期信号を、クロックランイン信号ゲートタ
イミング発生回路6に垂直同期信号及び水平同期信号を
それぞれ出力する。
再生回路の回路ブロック図が示されている。図1におい
て、AD変換器1は入力映像信号を下記する電圧可変型
発振器9の出力クロックに基づきデジタル信号に変換
し、このデジタル映像信号を同期分離回路2、クロック
ランイン信号検出回路3及びクロックランイン信号位相
エラー算出回路4にそれぞれ出力する。同期分離回路2
はデジタル映像信号中から同期信号を分離し、位相比較
器5に水平同期信号を、クロックランイン信号ゲートタ
イミング発生回路6に垂直同期信号及び水平同期信号を
それぞれ出力する。
【0018】位相比較器5は、水平同期信号の位相と下
記する1/728分周器10の出力クロックの位相とを
比較し、その位相差データを加算器7及びループフィル
タ8を介して発振器である電圧可変型発振器(VCO)
9に出力する。又、位相比較器5はクロックランイン信
号検出回路3からCRI検出信号が出力されると、出力
である位相差データをその値で固定するよう構成されて
いる。電圧可変型発振器9は入力される位相差データに
基づき発振周波数を可変し、位相差データをゼロとする
よう動作する。電圧可変型発振器9の出力は1/728
分周器10で728分周された後位相比較器5に戻され
る。即ち、位相比較器5、加算器7、ループフィルタ
8、電圧可変型発振器9及び1/728分周器10にて
第1の位相同期ループ回路Aが構成されており、電圧可
変型発振器9からは水平同期信号に同期した728fH
(fH:水平同期周波数)のクロックが出力される。
記する1/728分周器10の出力クロックの位相とを
比較し、その位相差データを加算器7及びループフィル
タ8を介して発振器である電圧可変型発振器(VCO)
9に出力する。又、位相比較器5はクロックランイン信
号検出回路3からCRI検出信号が出力されると、出力
である位相差データをその値で固定するよう構成されて
いる。電圧可変型発振器9は入力される位相差データに
基づき発振周波数を可変し、位相差データをゼロとする
よう動作する。電圧可変型発振器9の出力は1/728
分周器10で728分周された後位相比較器5に戻され
る。即ち、位相比較器5、加算器7、ループフィルタ
8、電圧可変型発振器9及び1/728分周器10にて
第1の位相同期ループ回路Aが構成されており、電圧可
変型発振器9からは水平同期信号に同期した728fH
(fH:水平同期周波数)のクロックが出力される。
【0019】一方、クロックランイン信号ゲートタイミ
ング発生回路6は、垂直同期信号及び水平同期信号に基
づきクロックランイン信号の挿入されている位置を算出
し、その期間を示すCRIゲート信号をクロックランイ
ン信号検出回路3に出力する。クロックランイン信号検
出回路3は、CRIゲート信号期間内に入力されるデジ
タル映像信号のデータを解析し、デジタル映像信号にク
ロックランイン信号が挿入されているか否かを検出す
る。クロックランイン信号検出回路3はクロックランイ
ン信号を検出すると、クロックランイン信号を検出でき
ないフィールドが来るまでCRI検出信号を位相比較器
5及び選択スイッチSWに出力する。又、クロックラン
イン信号検出回路3はクロックランイン信号を検出する
と、クロックランイン信号の位置を示す検出位置信号を
クロックランイン信号位相エラー算出回路4に出力す
る。
ング発生回路6は、垂直同期信号及び水平同期信号に基
づきクロックランイン信号の挿入されている位置を算出
し、その期間を示すCRIゲート信号をクロックランイ
ン信号検出回路3に出力する。クロックランイン信号検
出回路3は、CRIゲート信号期間内に入力されるデジ
タル映像信号のデータを解析し、デジタル映像信号にク
ロックランイン信号が挿入されているか否かを検出す
る。クロックランイン信号検出回路3はクロックランイ
ン信号を検出すると、クロックランイン信号を検出でき
ないフィールドが来るまでCRI検出信号を位相比較器
5及び選択スイッチSWに出力する。又、クロックラン
イン信号検出回路3はクロックランイン信号を検出する
と、クロックランイン信号の位置を示す検出位置信号を
クロックランイン信号位相エラー算出回路4に出力す
る。
【0020】クロックランイン信号位相エラー算出回路
4はクロックランイン信号のサンプルエラーを算出し、
この位相エラー値を電圧値として完全積分型ループフィ
ルタ11に出力する。クロックランイン信号位相エラー
算出回路4のサンプルエラーの算出手段等については下
記に詳述する。完全積分型ループフィルタ11は、上記
ループフィルタ8に較べてその時定数が非常に大きく構
成されており、完全積分型ループフィルタ11によりフ
ィルタリングされた位相エラー値は選択スイッチSWの
b端子に供給されている。選択スイッチSWのa端子に
は位相エラー値としてゼロ値が供給されており、選択ス
イッチSWにより選択された位相エラー値は上記加算器
7に出力される。選択スイッチSWはクロック信号検出
回路3よりCRI検出信号が出力される期間はb端子を
選択し、それ以外の期間はa端子を選択するよう構成さ
れる。即ち、選択スイッチSWがb端子を選択すると、
AD変換器1、クロックランイン信号位相エラー算出回
路4、完全積分型ループフィルタ11、選択スイッチS
W、加算器7、ループフィルタ8及び電圧可変型発振器
9にて第2の位相同期ループ回路Bが構成される。
4はクロックランイン信号のサンプルエラーを算出し、
この位相エラー値を電圧値として完全積分型ループフィ
ルタ11に出力する。クロックランイン信号位相エラー
算出回路4のサンプルエラーの算出手段等については下
記に詳述する。完全積分型ループフィルタ11は、上記
ループフィルタ8に較べてその時定数が非常に大きく構
成されており、完全積分型ループフィルタ11によりフ
ィルタリングされた位相エラー値は選択スイッチSWの
b端子に供給されている。選択スイッチSWのa端子に
は位相エラー値としてゼロ値が供給されており、選択ス
イッチSWにより選択された位相エラー値は上記加算器
7に出力される。選択スイッチSWはクロック信号検出
回路3よりCRI検出信号が出力される期間はb端子を
選択し、それ以外の期間はa端子を選択するよう構成さ
れる。即ち、選択スイッチSWがb端子を選択すると、
AD変換器1、クロックランイン信号位相エラー算出回
路4、完全積分型ループフィルタ11、選択スイッチS
W、加算器7、ループフィルタ8及び電圧可変型発振器
9にて第2の位相同期ループ回路Bが構成される。
【0021】また、電圧可変型発振器9の出力は2位相
364fH発振回路12に出力され、2位相364fH発
振回路12は728fHクロックより、180度位相シ
フトした2種類の364fHクロックを発生させる。こ
の2種類の364fHクロックはクロック選択回路13
に供給され、クロック選択回路13は2種類のクロック
の1つを選択する。
364fH発振回路12に出力され、2位相364fH発
振回路12は728fHクロックより、180度位相シ
フトした2種類の364fHクロックを発生させる。こ
の2種類の364fHクロックはクロック選択回路13
に供給され、クロック選択回路13は2種類のクロック
の1つを選択する。
【0022】図2にはクロックランイン信号位相エラー
算出回路4のサンプルエラーの算出手段を説明する図が
示されている。図2において、クロックランイン信号位
相エラー算出回路4ではクロックランイン信号の波形立
ち上がり部分のサンプルについて、728fHクロック
を用いA,B,Cの各ポイントに対しB−{(A+C)
/2}=SEの演算を行う。そして、サンプル位置が最
適であれば、SE=0、サンプル位置が遅れていればS
E>0、サンプル位置が早すぎればSE<0の値とな
る。即ち、位相差に応じた値が位相エラー値として算出
される。尚、クロックランイン信号の波形立ち下がり部
分でサンプルする場合には位相エラー値の極性を反転さ
せる。
算出回路4のサンプルエラーの算出手段を説明する図が
示されている。図2において、クロックランイン信号位
相エラー算出回路4ではクロックランイン信号の波形立
ち上がり部分のサンプルについて、728fHクロック
を用いA,B,Cの各ポイントに対しB−{(A+C)
/2}=SEの演算を行う。そして、サンプル位置が最
適であれば、SE=0、サンプル位置が遅れていればS
E>0、サンプル位置が早すぎればSE<0の値とな
る。即ち、位相差に応じた値が位相エラー値として算出
される。尚、クロックランイン信号の波形立ち下がり部
分でサンプルする場合には位相エラー値の極性を反転さ
せる。
【0023】図3及び図4には上記位相エラー値をデジ
タルで表現した場合、1ビット以下の量をも表現すると
きの説明図が示されている。即ち、クロックランイン信
号の位相エラー値は、位相比較器5の位相差データに較
べて微小であるため、1ビット以下の量も必要であり、
且つ、有効である。図3に示すように、位相エラー値を
8ビットで表し、この位相エラー値をアンド回路14の
一方の入力端子に導き、このアンド回路14の他方の入
力端子にはゲート信号が導かれている。そして、位相エ
ラー値が「01」(16進表示)以下であったとする
と、エラー値を「01」の1/nとする場合にはゲート
信号の出力時間を1/nの時間としてエラー値出力の時
間を制御する。即ち、図4に示すように、エラー値を
「01」そのまま出力したい場合にはゲート信号を出力
し続け、エラー値を「01」の1/2としたい場合には
ゲート信号を1/2の時間だけ出力し、エラー値を「0
1」の1/4としたい場合にはゲート信号を1/4の時
間だけ出力する。
タルで表現した場合、1ビット以下の量をも表現すると
きの説明図が示されている。即ち、クロックランイン信
号の位相エラー値は、位相比較器5の位相差データに較
べて微小であるため、1ビット以下の量も必要であり、
且つ、有効である。図3に示すように、位相エラー値を
8ビットで表し、この位相エラー値をアンド回路14の
一方の入力端子に導き、このアンド回路14の他方の入
力端子にはゲート信号が導かれている。そして、位相エ
ラー値が「01」(16進表示)以下であったとする
と、エラー値を「01」の1/nとする場合にはゲート
信号の出力時間を1/nの時間としてエラー値出力の時
間を制御する。即ち、図4に示すように、エラー値を
「01」そのまま出力したい場合にはゲート信号を出力
し続け、エラー値を「01」の1/2としたい場合には
ゲート信号を1/2の時間だけ出力し、エラー値を「0
1」の1/4としたい場合にはゲート信号を1/4の時
間だけ出力する。
【0024】尚、上記実施例では全てのビット線をアン
ド回路14に導くよう構成したが、最下位ビット線のみ
をアンド回路に導くよう構成しても1ビット以下の値を
出力できる。但し、上記実施例の如く全てのビット線を
アンド回路14に導くよう構成すれば1ビット以上の値
で、且つ、細かい値も出力できる。例えば、エラー値
「03」(16進表示)の1/2,1/4等の値であ
る。
ド回路14に導くよう構成したが、最下位ビット線のみ
をアンド回路に導くよう構成しても1ビット以下の値を
出力できる。但し、上記実施例の如く全てのビット線を
アンド回路14に導くよう構成すれば1ビット以上の値
で、且つ、細かい値も出力できる。例えば、エラー値
「03」(16進表示)の1/2,1/4等の値であ
る。
【0025】以下、上記構成の作用を説明する。映像信
号が入力されると、AD変換器1でデジタル信号に変換
され、同期信号が同期分離回路2によって分離される。
分離された水平同期信号は位相比較器5に送られる。
又、電圧可変型発振器(VCO)9で発生されたクロッ
クは1/728分周器10にて分周され、この分周され
たクロックが位相比較器5に送られる。位相比較器5は
双方のクロックの位相を比較し、その位相差データが加
算器11に送られる。ここで、選択スイッチSWはa端
子側に接続されているので、位相エラー値としてはゼロ
が加えられるため、位相比較器5の位相差データがその
ままループフィルタ8を通る。そして、電圧可変型発振
器9のコントロール電圧となり、電圧可変型発振器9の
発振周波数をコントロールする。即ち、第1の位相同期
ループ回路Aは水平同期系PLL(フェーズロックドル
ープ)として動作し、電圧可変型発振器9の発振周波数
は728倍のfHにて安定する。
号が入力されると、AD変換器1でデジタル信号に変換
され、同期信号が同期分離回路2によって分離される。
分離された水平同期信号は位相比較器5に送られる。
又、電圧可変型発振器(VCO)9で発生されたクロッ
クは1/728分周器10にて分周され、この分周され
たクロックが位相比較器5に送られる。位相比較器5は
双方のクロックの位相を比較し、その位相差データが加
算器11に送られる。ここで、選択スイッチSWはa端
子側に接続されているので、位相エラー値としてはゼロ
が加えられるため、位相比較器5の位相差データがその
ままループフィルタ8を通る。そして、電圧可変型発振
器9のコントロール電圧となり、電圧可変型発振器9の
発振周波数をコントロールする。即ち、第1の位相同期
ループ回路Aは水平同期系PLL(フェーズロックドル
ープ)として動作し、電圧可変型発振器9の発振周波数
は728倍のfHにて安定する。
【0026】一方、クロックランインゲートタイミング
発生回路6は、同期信号を基にCRIゲート信号を作成
し、クロックランイン信号検出回路3はCRIゲート信
号を基にクロックランイン信号を検出する。すると、ク
ロックランイン信号検出回路3は位相比較器5及び選択
スイッチSWにCRI検出信号を出力し、位相比較器5
の位相差データがその値で固定されると共に選択スイッ
チSWがb端子側に切り換えられる。即ち、第1の位相
同期ループ回路Aの動作が固定される。
発生回路6は、同期信号を基にCRIゲート信号を作成
し、クロックランイン信号検出回路3はCRIゲート信
号を基にクロックランイン信号を検出する。すると、ク
ロックランイン信号検出回路3は位相比較器5及び選択
スイッチSWにCRI検出信号を出力し、位相比較器5
の位相差データがその値で固定されると共に選択スイッ
チSWがb端子側に切り換えられる。即ち、第1の位相
同期ループ回路Aの動作が固定される。
【0027】また、クロックランイン信号を検出する
と、クロックランイン信号検出回路3はクロックランイ
ン信号位相エラー算出回路4に検出位置信号を出力す
る。クロックランイン位相エラー算出回路4はクロック
ランイン信号のサンプルエラーを算出し、この位相エラ
ー値が完全積分型ループフィルタ11を経て加算器7に
供給される。加算器7ではこの位相エラー値が位相比較
器5の出力である固定位相差データと加算され、この加
算値がループフィルタ8を経て電圧可変型発振器9のコ
ントロール電圧となり、電圧可変型発振器9の発振周波
数をコントロールする。 即ち、第2の位相同期ループ
回路Bはクロックランインサンプル系PLLとして動作
し、電圧可変型発振器9の発振クロックはAD変換する
際のクロックランイン信号のサンプル位置を最良(B−
{(A+C)/2}=0)とするよう動作する。その結
果として電圧可変型発振器9の発振クロックはクロック
ランイン信号を図2の(b)のようにサンプルされた状
態で安定する。この728fHクロックにより2位相3
64fH発生回路12では図2に示す2種類の364fH
クロックが作成され、その1つが文字データ再生用クロ
ックとして使われる。従って、常に最適な状態で文字デ
ータが再生される。
と、クロックランイン信号検出回路3はクロックランイ
ン信号位相エラー算出回路4に検出位置信号を出力す
る。クロックランイン位相エラー算出回路4はクロック
ランイン信号のサンプルエラーを算出し、この位相エラ
ー値が完全積分型ループフィルタ11を経て加算器7に
供給される。加算器7ではこの位相エラー値が位相比較
器5の出力である固定位相差データと加算され、この加
算値がループフィルタ8を経て電圧可変型発振器9のコ
ントロール電圧となり、電圧可変型発振器9の発振周波
数をコントロールする。 即ち、第2の位相同期ループ
回路Bはクロックランインサンプル系PLLとして動作
し、電圧可変型発振器9の発振クロックはAD変換する
際のクロックランイン信号のサンプル位置を最良(B−
{(A+C)/2}=0)とするよう動作する。その結
果として電圧可変型発振器9の発振クロックはクロック
ランイン信号を図2の(b)のようにサンプルされた状
態で安定する。この728fHクロックにより2位相3
64fH発生回路12では図2に示す2種類の364fH
クロックが作成され、その1つが文字データ再生用クロ
ックとして使われる。従って、常に最適な状態で文字デ
ータが再生される。
【0028】上記動作において、第1の位相同期ループ
回路Aが組まれた場合にはループフィルタ8のみが、第
2の位相同期ループ回路Bが組まれた場合にはループフ
ィルタ8と完全積分型ループフィルタ11の2つが用い
られる。完全積分型ループフィルタ11は第2の位相同
期ループ回路B、即ち、クロックランインサンプル系P
LL用であり、ループフィルタ8に較べて時定数が非常
に大きくなっているので、クロックランインサンプル系
PLLが組まれたときにはループフィルタ8からの影響
を受けない。
回路Aが組まれた場合にはループフィルタ8のみが、第
2の位相同期ループ回路Bが組まれた場合にはループフ
ィルタ8と完全積分型ループフィルタ11の2つが用い
られる。完全積分型ループフィルタ11は第2の位相同
期ループ回路B、即ち、クロックランインサンプル系P
LL用であり、ループフィルタ8に較べて時定数が非常
に大きくなっているので、クロックランインサンプル系
PLLが組まれたときにはループフィルタ8からの影響
を受けない。
【0029】また、完全積分型ループフィルタ11を使
用しているので、電圧可変型発振器9の温度特性による
オフセットによりクロックランインサンプル位置が最適
位置よりずれるのを防止できる。
用しているので、電圧可変型発振器9の温度特性による
オフセットによりクロックランインサンプル位置が最適
位置よりずれるのを防止できる。
【0030】さらに、完全積分型ループフィルタ11の
位相エラー値は、選択スイッチSWがa端子からb端子
に切り替わった当初ゼロであり、徐々にクロックランイ
ン信号位相エラー算出回路4の位相エラー値を反映する
ため、第1の位相同期ループ回路Aから第2の位相同期
ループ回路Bへの切り替わり点が不連続にならない。
位相エラー値は、選択スイッチSWがa端子からb端子
に切り替わった当初ゼロであり、徐々にクロックランイ
ン信号位相エラー算出回路4の位相エラー値を反映する
ため、第1の位相同期ループ回路Aから第2の位相同期
ループ回路Bへの切り替わり点が不連続にならない。
【0031】さらにまた、クロックランイン信号位相エ
ラー算出回路4は、1ビット以下の量をも出力できるた
め、ビット数を増やすことなく微小な値を出力できる。
図6及び図7には本発明の第2実施例が示され、この第
2実施例は本発明を映像信号より確認信号用クロックを
再生するクロック再生回路に適用した場合を示す。図6
には識別制御信号が挿入された映像信号の一部波形図が
示されている。図6において、2世代EDTV放送に対
応して、その識別と制御に用いるため識別制御信号が導
入され、この識別制御信号は映像信号の垂直帰線期間の
指定された水平走査線期間に重畳されている。この識別
制御信号内には本識別制御信号が従来の映像信号ではな
いことを示す確認信号が挿入されており、この確認信号
の周波数は4/7fsc(fsc:カラーサブキャリア
周波数)であると共に130fH(fH:水平同期周波
数)である。
ラー算出回路4は、1ビット以下の量をも出力できるた
め、ビット数を増やすことなく微小な値を出力できる。
図6及び図7には本発明の第2実施例が示され、この第
2実施例は本発明を映像信号より確認信号用クロックを
再生するクロック再生回路に適用した場合を示す。図6
には識別制御信号が挿入された映像信号の一部波形図が
示されている。図6において、2世代EDTV放送に対
応して、その識別と制御に用いるため識別制御信号が導
入され、この識別制御信号は映像信号の垂直帰線期間の
指定された水平走査線期間に重畳されている。この識別
制御信号内には本識別制御信号が従来の映像信号ではな
いことを示す確認信号が挿入されており、この確認信号
の周波数は4/7fsc(fsc:カラーサブキャリア
周波数)であると共に130fH(fH:水平同期周波
数)である。
【0032】図7には受信装置のクロック再生回路の回
路ブロック図が示されている。図7において、第1実施
例の回路ブロック(図1)と比較して、クロックランイ
ン信号ゲートタイミング発生回路6が識別制御信号ゲー
トタイミング発生回路20に、クロックランイン信号検
出回路3が確認信号検出回路21に、クロックランイン
位相エラー算出回路4が確認信号位相エラー算出回路2
2にそれぞれ置換されている。
路ブロック図が示されている。図7において、第1実施
例の回路ブロック(図1)と比較して、クロックランイ
ン信号ゲートタイミング発生回路6が識別制御信号ゲー
トタイミング発生回路20に、クロックランイン信号検
出回路3が確認信号検出回路21に、クロックランイン
位相エラー算出回路4が確認信号位相エラー算出回路2
2にそれぞれ置換されている。
【0033】識別制御信号ゲートタイミング発生回路2
0は、識別制御信号の挿入されている位置を算出し、そ
の期間だけ識別制御ゲート信号を確認信号検出回路21
に出力する。確認信号検出回路21は、識別制御ゲート
信号期間内に入力されるデジタル映像信号のデータを解
析し、デジタル映像信号に確認信号が挿入されているか
否かを検出する。確認信号を検出すると、確認信号検出
信号を位相比較器5及び選択スイッチSWに出力すると
共に確認信号の位置を示す検出位置信号を確認信号位相
エラー算出回路22に出力する。確認信号位相エラー算
出回路22は、確認信号のサンプルエラーを算出し、こ
の位相エラー値を電圧値として完全積分型ループフィル
タ11に出力する。確認信号位相エラー算出回路22の
サンプルエラーの算出手段は上記第1実施例の場合と同
様であり、又、1ビット以下の量を出力する手段も第1
実施例の場合と同様である。
0は、識別制御信号の挿入されている位置を算出し、そ
の期間だけ識別制御ゲート信号を確認信号検出回路21
に出力する。確認信号検出回路21は、識別制御ゲート
信号期間内に入力されるデジタル映像信号のデータを解
析し、デジタル映像信号に確認信号が挿入されているか
否かを検出する。確認信号を検出すると、確認信号検出
信号を位相比較器5及び選択スイッチSWに出力すると
共に確認信号の位置を示す検出位置信号を確認信号位相
エラー算出回路22に出力する。確認信号位相エラー算
出回路22は、確認信号のサンプルエラーを算出し、こ
の位相エラー値を電圧値として完全積分型ループフィル
タ11に出力する。確認信号位相エラー算出回路22の
サンプルエラーの算出手段は上記第1実施例の場合と同
様であり、又、1ビット以下の量を出力する手段も第1
実施例の場合と同様である。
【0034】また、第1実施例の回路ブロック(図1)
と比較して、1/728分周器10が1/520分周器
23に置換され、これに伴って2位相364fH発生回
路12が2位相260fH発生回路24に置換されてい
る。従って、第1の位相同期ループ回路A′は、位相比
較器5、加算器7、ループフィルタ8、発振器である電
圧可変型発振器9及び1/520分周器23にて構成さ
れ、電圧可変型発振器9の発振周波数は520倍のfH
となる。又、第2の位相同期ループ回路B′は、AD変
換器1、確認信号位相エラー算出回路22、完全積分型
ループフィルタ、選択スイッチSW、加算器7、ループ
フィルタ8及び発振器である電圧可変型発振器9にて構
成される。他の構成は、第1実施例と同様であるため、
図面に同一符号を付してその説明を省略する。
と比較して、1/728分周器10が1/520分周器
23に置換され、これに伴って2位相364fH発生回
路12が2位相260fH発生回路24に置換されてい
る。従って、第1の位相同期ループ回路A′は、位相比
較器5、加算器7、ループフィルタ8、発振器である電
圧可変型発振器9及び1/520分周器23にて構成さ
れ、電圧可変型発振器9の発振周波数は520倍のfH
となる。又、第2の位相同期ループ回路B′は、AD変
換器1、確認信号位相エラー算出回路22、完全積分型
ループフィルタ、選択スイッチSW、加算器7、ループ
フィルタ8及び発振器である電圧可変型発振器9にて構
成される。他の構成は、第1実施例と同様であるため、
図面に同一符号を付してその説明を省略する。
【0035】上記構成において、映像信号が入力される
と、第1実施例の場合と略同様に動作し、第1の位相同
期ループ回路A′は水平同期系PLL(フェーズロック
ドループ)として動作し、電圧可変型発振器9の発振周
波数は520倍のfHで安定する。一方、確認信号検出
回路21が確認信号を検出すると、位相比較器5の位相
差データが現在出力している値で固定されると共に選択
スイッチSWがb端子側に切り換えられる。又、確認信
号位相エラー算出回路22が確認信号のサンプルエラー
を算出し、この位相エラー値が完全積分型ループフィル
タ11を経て加算器7に供給される。ここで、位相エラ
ー値が位相比較器5の固定位相差データと加算され、こ
の加算値がループフィルタ8を経て電圧可変型発振器9
のコントロール電圧となる。従って、第2の位相同期ル
ープ回路B′は確認信号サンプル系PLLとして動作
し、電圧可変型発振器9の発振クロックはAD変換する
際の確認信号のサンプル位置を最良とするよう動作し、
その位置で安定する。このように作られた520倍のf
Hクロックを基に2位相260fH発生回路24では2種
類の260fHクロックが作成され、その1つが確認信
号再生用クロックとされる。従って、最適な状態で確認
信号が再生される。
と、第1実施例の場合と略同様に動作し、第1の位相同
期ループ回路A′は水平同期系PLL(フェーズロック
ドループ)として動作し、電圧可変型発振器9の発振周
波数は520倍のfHで安定する。一方、確認信号検出
回路21が確認信号を検出すると、位相比較器5の位相
差データが現在出力している値で固定されると共に選択
スイッチSWがb端子側に切り換えられる。又、確認信
号位相エラー算出回路22が確認信号のサンプルエラー
を算出し、この位相エラー値が完全積分型ループフィル
タ11を経て加算器7に供給される。ここで、位相エラ
ー値が位相比較器5の固定位相差データと加算され、こ
の加算値がループフィルタ8を経て電圧可変型発振器9
のコントロール電圧となる。従って、第2の位相同期ル
ープ回路B′は確認信号サンプル系PLLとして動作
し、電圧可変型発振器9の発振クロックはAD変換する
際の確認信号のサンプル位置を最良とするよう動作し、
その位置で安定する。このように作られた520倍のf
Hクロックを基に2位相260fH発生回路24では2種
類の260fHクロックが作成され、その1つが確認信
号再生用クロックとされる。従って、最適な状態で確認
信号が再生される。
【0036】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、入力
映像信号の水平同期信号を抽出し、この水平同期信号に
基づき文字データ再生用クロック/確認信号再生用クロ
ックを再生し、この文字データ再生用クロック/確認信
号再生用クロックの位相を前記入力映像信号のクロック
ランイン信号の位相に同期させるよう構成したので、水
平同期信号に基づきクロックを再生するため、バースト
ACC回路等が不要で、且つ、常に最適なサンプルを得
る文字データ再生用クロック/確認信号再生用クロック
を作ることができるという効果がある。
映像信号の水平同期信号を抽出し、この水平同期信号に
基づき文字データ再生用クロック/確認信号再生用クロ
ックを再生し、この文字データ再生用クロック/確認信
号再生用クロックの位相を前記入力映像信号のクロック
ランイン信号の位相に同期させるよう構成したので、水
平同期信号に基づきクロックを再生するため、バースト
ACC回路等が不要で、且つ、常に最適なサンプルを得
る文字データ再生用クロック/確認信号再生用クロック
を作ることができるという効果がある。
【0037】また、他の本発明によれば、発振器を有
し、入力映像信号の水平同期されたクロックを出力する
第1の位相同期ループ回路と、前記発振器を含み、前記
入力映像信号のクロックランイン信号/確認信号に位相
が同期されたクロックを出力する第2の位相同期ループ
回路とを有し、前記入力映像信号のクロックランイン信
号/確認信号を検出すると、前記第1の位相同期ループ
回路の動作を固定し、前記第2の位相同期ループ回路の
動作を開始するよう構成したので、水平同期信号に基づ
きクロックを再生するため、バーストACC回路等が不
要で、且つ、常に最適なサンプルを得る文字データ再生
用クロック/確認信号再生用クロックを作ることがで
き、又、第1及び第2の位相同期ループ回路で発振器を
共用するため、1つの発振器で構成できるという効果が
ある。又、バーストACC回路等が不要で、且つ、発振
器が1つで足りることから回路の簡略化にも供する。
し、入力映像信号の水平同期されたクロックを出力する
第1の位相同期ループ回路と、前記発振器を含み、前記
入力映像信号のクロックランイン信号/確認信号に位相
が同期されたクロックを出力する第2の位相同期ループ
回路とを有し、前記入力映像信号のクロックランイン信
号/確認信号を検出すると、前記第1の位相同期ループ
回路の動作を固定し、前記第2の位相同期ループ回路の
動作を開始するよう構成したので、水平同期信号に基づ
きクロックを再生するため、バーストACC回路等が不
要で、且つ、常に最適なサンプルを得る文字データ再生
用クロック/確認信号再生用クロックを作ることがで
き、又、第1及び第2の位相同期ループ回路で発振器を
共用するため、1つの発振器で構成できるという効果が
ある。又、バーストACC回路等が不要で、且つ、発振
器が1つで足りることから回路の簡略化にも供する。
【0038】さらに、他の発明によれば、入力映像信号
の水平同期信号と発振器の出力するクロックとの位相差
データを出力する位相比較器と、この位相比較器が出力
する位相差データに基づき発振周波数を可変する前記発
振器とを有する第1の位相同期ループ回路と、前記入力
映像信号を前記発振器の出力するクロックでデジタル信
号に変換するAD変換器と、このAD変換器でデジタル
化された映像信号のクロックランイン信号/確認信号の
位相エラーを算出するクロックランイン信号位相エラー
算出回路/確認信号エラー算出回路と、このクロックラ
ンイン信号位相エラー算出回路/確認信号位相エラー算
出回路の位相エラー値を前記位相比較器の位相差データ
に重畳するか否か選択する選択スイッチと、この選択ス
イッチにより前記クロックランイン信号位相エラー算出
回路/確認信号位相エラー算出回路の位相エラー値を重
畳した場合に、前記発振器を含めて構成される第2の位
相同期ループ回路とを有し、前記入力映像信号のクロッ
クランイン信号/確認信号を検出すると、前記位相比較
器が出力する位相差データを固定し、且つ、前記選択ス
イッチにより前記第2の位相同期ループ回路を閉じるよ
う制御したので、水平同期信号に基づきクロックを再生
するため、バーストACC回路等が不要で、且つ、常に
最適なサンプルを得る文字データ再生用クロック/確認
信号再生用クロックを作ることができ、又、第1及び第
2の位相同期ループ回路で発振器を共用するため、1つ
の発振器で構成できるという効果がある。又、バースト
ACC回路等が不要で、且つ、発振器が1つで足りるこ
とから回路の簡略化にも供する。
の水平同期信号と発振器の出力するクロックとの位相差
データを出力する位相比較器と、この位相比較器が出力
する位相差データに基づき発振周波数を可変する前記発
振器とを有する第1の位相同期ループ回路と、前記入力
映像信号を前記発振器の出力するクロックでデジタル信
号に変換するAD変換器と、このAD変換器でデジタル
化された映像信号のクロックランイン信号/確認信号の
位相エラーを算出するクロックランイン信号位相エラー
算出回路/確認信号エラー算出回路と、このクロックラ
ンイン信号位相エラー算出回路/確認信号位相エラー算
出回路の位相エラー値を前記位相比較器の位相差データ
に重畳するか否か選択する選択スイッチと、この選択ス
イッチにより前記クロックランイン信号位相エラー算出
回路/確認信号位相エラー算出回路の位相エラー値を重
畳した場合に、前記発振器を含めて構成される第2の位
相同期ループ回路とを有し、前記入力映像信号のクロッ
クランイン信号/確認信号を検出すると、前記位相比較
器が出力する位相差データを固定し、且つ、前記選択ス
イッチにより前記第2の位相同期ループ回路を閉じるよ
う制御したので、水平同期信号に基づきクロックを再生
するため、バーストACC回路等が不要で、且つ、常に
最適なサンプルを得る文字データ再生用クロック/確認
信号再生用クロックを作ることができ、又、第1及び第
2の位相同期ループ回路で発振器を共用するため、1つ
の発振器で構成できるという効果がある。又、バースト
ACC回路等が不要で、且つ、発振器が1つで足りるこ
とから回路の簡略化にも供する。
【図面の簡単な説明】
【図1】文字放送デコード装置のクロック再生回路の回
路ブロック図(第1実施例)。
路ブロック図(第1実施例)。
【図2】クロックランイン信号のサンプルエラーの算出
手段を説明するための波形図(第1実施例)。
手段を説明するための波形図(第1実施例)。
【図3】クロックランイン信号位相エラー算出回路の一
部回路ブロック図(第1実施例)。
部回路ブロック図(第1実施例)。
【図4】(a)は1ビットをそのまま出力する場合のタ
イムチャート、(b)は1ビットを1/2出力とする場
合のタイムチャート、(c)は1ビットを1/4出力と
する場合のタイムチャート(第1実施例)。
イムチャート、(b)は1ビットを1/2出力とする場
合のタイムチャート、(c)は1ビットを1/4出力と
する場合のタイムチャート(第1実施例)。
【図5】映像信号中の文字データが挿入されている箇所
の概略波形図(第1実施例)。
の概略波形図(第1実施例)。
【図6】映像信号中の識別制御信号が挿入されている箇
所の概略波形図(第2実施例)。
所の概略波形図(第2実施例)。
【図7】受信装置のクロック再生回路の回路ブロック図
(第2実施例)。
(第2実施例)。
【図8】クロック再生回路の回路ブロック図(従来
例)。
例)。
A,A′…第1の位相同期ループ回路 B,B′…第2の位相同期ループ回路 1…AD変換器 4…クロックランイン信号位相エラー算出回路 5…位相比較器 9…電圧可変型発振器(発振器) 22…確認信号位相エラー算出回路 SW…選択スイッチ
Claims (16)
- 【請求項1】 入力映像信号の水平同期信号を抽出し、
この水平同期信号に基づき文字データ再生用クロックを
再生し、この文字データ再生用クロックの位相を前記入
力映像信号のクロックランイン信号の位相に同期させる
ことを特徴とするクロック再生回路。 - 【請求項2】 入力映像信号の水平同期信号を抽出し、
この水平同期信号に基づき文字データ再生用クロックを
再生し、この文字データ再生用クロックの位相を前記入
力映像信号のクロックランイン信号の位相に同期させる
クロック再生回路を備えたことを特徴とする文字放送デ
コード装置。 - 【請求項3】 発振器を有し、入力映像信号の水平同期
信号に位相が同期されたクロックを出力する第1の位相
同期ループ回路と、 前記発振器を含み、前記入力映像信号のクロックランイ
ン信号に位相が同期されたクロックを出力する第2の位
相同期ループ回路とを有し、 前記入力映像信号のクロックランイン信号を検出する
と、前記第1の位相同期ループ回路の動作を固定し、前
記第2の位相同期ループ回路の動作を開始することを特
徴とするクロック再生回路。 - 【請求項4】 発振器を有し、入力映像信号の水平同期
信号に位相が同期されたクロックを出力する第1の位相
同期ループ回路と、 前記発振器を含み、前記入力映像信号のクロックランイ
ン信号に位相が同期されたクロックを出力する第2の位
相同期ループ回路とを有し、 前記入力映像信号のクロックランイン信号を検出する
と、前記第1の位相同期ループ回路の動作を固定し、前
記第2の位相同期ループ回路の動作を開始するクロック
再生回路を備えたことを特徴とする文字放送デコード装
置。 - 【請求項5】 入力映像信号の水平同期信号と発振器の
出力するクロックとの位相差データを出力する位相比較
器と、この位相比較器が出力する位相差データに基づき
発振周波数を可変する前記発振器とを有する第1の位相
同期ループ回路と、 前記入力映像信号を前記発振器の出力するクロックでデ
ジタル信号に変換するAD変換器と、このAD変換器で
デジタル化された映像信号のクロックランイン信号の位
相エラーを算出するクロックランイン信号位相エラー算
出回路と、このクロックランイン信号位相エラー算出回
路の位相エラー値を前記位相比較器の位相差データに重
畳するか否か選択する選択スイッチと、この選択スイッ
チにより前記クロックランイン信号の位相エラー値を重
畳した場合に、前記発振器を含めて構成される第2の位
相同期ループ回路とを有し、 前記入力映像信号のクロックランイン信号を検出する
と、前記位相比較器が出力する位相差データを固定し、
且つ、前記選択スイッチにより前記第2の位相同期ルー
プ回路を閉じるよう制御することを特徴とするクロック
再生回路。 - 【請求項6】 入力映像信号の水平同期信号と発振器の
出力するクロックとの位相差データを出力する位相比較
器と、この位相比較器が出力する位相差データに基づき
発振周波数を可変する前記発振器とを有する第1の位相
同期ループ回路と、 前記入力映像信号を前記発振器の出力するクロックでデ
ジタル信号に変換するAD変換器と、このAD変換器で
デジタル化された映像信号のクロックランイン信号の位
相エラーを算出するクロックランイン信号位相エラー算
出回路と、このクロックランイン信号位相エラー算出回
路の位相エラー値を前記位相比較器の位相差データに重
畳するか否か選択する選択スイッチと、この選択スイッ
チにより前記クロックランイン信号の位相エラー値を重
畳した場合に、前記発振器を含めて構成される第2の位
相同期ループ回路とを有し、 前記入力映像信号のクロックランイン信号を検出する
と、前記位相比較器が出力する位相差データを固定し、
且つ、前記選択スイッチにより前記第2の位相同期ルー
プ回路を閉じるよう制御するクロック再生回路を備えた
ことを特徴とする文字放送デコード装置。 - 【請求項7】 入力映像信号の水平同期信号を抽出し、
この水平同期信号に基づき識別制御信号内の確認信号再
生用クロックを再生し、この確認信号再生用クロックの
位相を前記入力映像信号の確認信号の位相に同期させる
ことを特徴とするクロック再生回路。 - 【請求項8】 入力映像信号の水平同期信号を抽出し、
この水平同期信号に基づき識別制御信号内の確認信号再
生用クロックを再生し、この確認信号再生用クロックの
位相を前記入力映像信号の確認信号の位相に同期させる
クロック再生回路を備えたことを特徴とする受信装置。 - 【請求項9】 発振器を有し、入力映像信号の水平同期
信号に位相が同期されたクロックを出力する第1の位相
同期ループ回路と、 前記発振器を含み、前記入力映像信号の確認信号に位相
が同期されたクロックを出力する第2の位相同期ループ
回路とを有し、 前記入力映像信号の確認信号を検出すると、前記第1の
位相同期ループ回路の動作を固定し、前記第2の位相同
期ループ回路の動作を開始することを特徴とするクロッ
ク再生回路。 - 【請求項10】 発振器を有し、入力映像信号の水平同
期信号に位相が同期されたクロックを出力する第1の位
相同期ループ回路と、 前記発振器を含み、前記入力映像信号の確認信号に位相
が同期されたクロックを出力する第2の位相同期ループ
回路とを有し、 前記入力映像信号の確認信号を検出すると、前記第1の
位相同期ループ回路の動作を固定し、前記第2の位相同
期ループ回路の動作を開始するクロック再生回路を備え
たことを特徴とする受信装置。 - 【請求項11】 入力映像信号の水平同期信号と発振器
の出力するクロックとの位相差データを出力する位相比
較器と、この位相比較器が出力する位相差データに基づ
き発振周波数を可変する前記発振器とを有する第1の位
相同期ループ回路と、 前記入力映像信号を前記発振器の出力するクロックでデ
ジタル信号に変換するAD変換器と、このAD変換器で
デジタル化された映像信号の確認信号の位相エラーを算
出する確認信号位相エラー算出回路と、この確認信号位
相エラー算出回路の位相エラー値を前記位相比較器の位
相差データに重畳するか否か選択する選択スイッチと、
この選択スイッチにより確認信号位相エラー算出回路の
位相エラー値を重畳した場合に、前記発振器を含めて構
成される第2の位相同期ループ回路とを有し、 前記入力映像信号の確認信号を検出すると、前記位相比
較器が出力する位相差データを固定し、且つ、前記選択
スイッチにより前記第2の位相同期ループ回路を閉じる
よう制御することを特徴とするクロック再生回路。 - 【請求項12】 入力映像信号の水平同期信号と発振器
の出力するクロックとの位相差データを出力する位相比
較器と、この位相比較器が出力する位相差データに基づ
き発振周波数を可変する前記発振器とを有する第1の位
相同期ループ回路と、 前記入力映像信号を前記発振器の出力するクロックでデ
ジタル信号に変換するAD変換器と、このAD変換器で
デジタル化された映像信号の確認信号の位相エラーを算
出する確認信号位相エラー算出回路と、この確認信号位
相エラー算出回路の位相エラー値を前記位相比較器の位
相差データに重畳するか否か選択する選択スイッチと、
この選択スイッチにより確認信号位相エラー算出回路の
位相エラー値を重畳した場合に、前記発振器を含めて構
成される第2の位相同期ループ回路とを有し、 前記入力映像信号の確認信号を検出すると、前記位相比
較器が出力する位相差データを固定し、且つ、前記選択
スイッチにより前記第2の位相同期ループ回路を閉じる
よう制御するクロック再生回路を備えたことを特徴とす
る受信装置。 - 【請求項13】 クロックランイン信号位相エラー算出
回路は、位相エラー値をデジタル信号として出力し、且
つ、このデジタル出力の少なくとも最下位ビットの出力
時間を制御する手段を有することを特徴とする請求項5
に記載のクロック再生回路。 - 【請求項14】 クロックランイン信号位相エラー算出
回路は、位相エラー値をデジタル信号として出力し、且
つ、このデジタル出力の少なくとも最下位ビットの出力
時間を制御する手段を有することを特徴とする請求項6
に記載の文字放送デコード装置。 - 【請求項15】 確認信号位相エラー算出回路は、位相
エラー値をデジタル信号として出力し、且つ、このデジ
タル出力の少なくとも最下位ビットの出力時間を制御す
る手段を有することを特徴とする請求項11に記載のク
ロック再生回路。 - 【請求項16】 確認信号位相エラー算出回路は、位相
エラー値をデジタル信号として出力し、且つ、このデジ
タル出力の少なくとも最下位ビットの出力時間を制御す
る手段を有することを特徴とする請求項12に記載の受
信装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2240295A JPH08223545A (ja) | 1995-02-10 | 1995-02-10 | クロック再生回路、文字放送デコード装置及び受信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2240295A JPH08223545A (ja) | 1995-02-10 | 1995-02-10 | クロック再生回路、文字放送デコード装置及び受信装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08223545A true JPH08223545A (ja) | 1996-08-30 |
Family
ID=12081677
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2240295A Pending JPH08223545A (ja) | 1995-02-10 | 1995-02-10 | クロック再生回路、文字放送デコード装置及び受信装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08223545A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100499454B1 (ko) * | 1997-12-30 | 2006-03-23 | 엘지전자 주식회사 | 캡션데이터추출장치 |
-
1995
- 1995-02-10 JP JP2240295A patent/JPH08223545A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100499454B1 (ko) * | 1997-12-30 | 2006-03-23 | 엘지전자 주식회사 | 캡션데이터추출장치 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH0730860A (ja) | 非互換な入出力サンプリングレートを有する再サンプリングシステムのための位相ロックループ同期器 | |
JPH0591522A (ja) | デイジタル発振器及びこれを用いた色副搬送波再生回路 | |
US4977445A (en) | Sync-signal reproducing circuit for use in television receiver | |
JPH08223545A (ja) | クロック再生回路、文字放送デコード装置及び受信装置 | |
JP3320576B2 (ja) | 発振回路 | |
JP4461521B2 (ja) | サンプリングクロック生成回路 | |
JP2529288B2 (ja) | 映像信号サンプリングクロック発生装置 | |
JPH05199543A (ja) | デジタルビデオ信号処理回路 | |
JP2968279B2 (ja) | ビデオ信号の信号フォーマット変換回路 | |
JP3244437B2 (ja) | クロック発生回路および方法 | |
JP3511821B2 (ja) | 映像信号処理回路 | |
JP3070505B2 (ja) | 映像信号処理装置及びテレビジョン受信機 | |
JP2883194B2 (ja) | 位相再生回路 | |
JPH0218613Y2 (ja) | ||
JP2005080026A (ja) | サンプリングクロック生成回路 | |
JPS63286090A (ja) | Pll回路の同期引込み方法 | |
JP2914268B2 (ja) | 映像信号処理装置およびその処理方法 | |
JP3129866B2 (ja) | アスペクト比変換装置 | |
JP2905244B2 (ja) | 色信号処理装置 | |
JPH07101947B2 (ja) | 標本化クロック再生回路 | |
JPH01223887A (ja) | ディスクおよびその記録装置およびその再生装置 | |
JPS63286091A (ja) | Pll回路の制御方法 | |
JPH0576049A (ja) | クロツク再生装置 | |
JPH0575317B2 (ja) | ||
JPS63286022A (ja) | 位相比較器 |