JPH0218613Y2 - - Google Patents

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JPH0218613Y2
JPH0218613Y2 JP15230183U JP15230183U JPH0218613Y2 JP H0218613 Y2 JPH0218613 Y2 JP H0218613Y2 JP 15230183 U JP15230183 U JP 15230183U JP 15230183 U JP15230183 U JP 15230183U JP H0218613 Y2 JPH0218613 Y2 JP H0218613Y2
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circuit
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  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は、テレビ文字多重放送受信機等のデジ
タル信号受信機に於いて、伝送されたデータの抜
取りに使用するサンプリングクロツクの作成回路
に関する。
(ロ) 従来技術 テレビ文字多重放送システムは、テレビジヨン
放送信号の垂直ブランキング期間内の20H目、
21H目等の1〜数H(H:1水平期間)の期間内
に文字等のパターンを表わす文字信号を挿入して
伝送するものであり、第1図はその文字信号が挿
入された垂直ブランキング期間内の1H分を示し
ている。即ち、この1H分の文字信号即ち1デー
タパケツトは、水平同期信号(HS)のバツクポ
ーチに位置するカラーバースト信号(CG)から
一定時間後に始まる基準クロツク信号としての16
ビツトのCRI(クロツク・ラン・イン)信号と、
このCRI信号に続くバイト同期用のフレーミン
グ・コード(FC)信号と、このFC信号の次のビ
ツトから1Hの終りまで続くデータ(DA)が含ま
れている。
したがつて、斯るデジタル信号を受信してデー
タ(DA)の再生を行なうには、先ず、前記CRI
信号の一定の位相関係に固定されたサンプリング
クロツクを作成し、このサンプリングクロツクに
よつて上記CRI信号と同期しているデータ(DA)
を順次抜取つて行く必要がある。このため、従来
の文字放送受信機では、第2図の如きサンプリン
グクロツク作成回路を使用していた。即ち、第2
図に於いて、1は文字信号が前述の如く垂直ブラ
ンキング期間内の適当な数Hに多重されたTV複
合映像信号が導入される入力端子、2はその複合
映像信号中の各1パケツト分の文字信号を抽出す
るゲート回路であり、この回路2の開閉のための
ゲート信号は同期分離回路3からの水平、垂直同
期信号を基準としてゲート信号作成回路4によつ
て作成される。次に、5はこのゲート回路2から
の文字信号を一定レベルでスライスして2値信号
に整形するスライサー回路であり、その出力信号
が2逓倍回路6で前記CRI信号の繰り返し周波数
o(約2.86MHz)の2倍の周波数(2o)に逓倍さ
れたのち、2oのリンギング発振回路7を発振さ
せる。そして、この発振回路7の出力を90゜移相
回路8で移相させたものをサンプリングクロツク
としてクロツク出力端子9に導出し、前記スライ
サー回路5からデータ出力端子10に導出された
データを上記クロツクによつてサンプリングする
ようにしているのである。
なお、前記2逓倍回路6が設けられ、且つリン
ギング発振回路7の発振周波数が2oに選定され
ているのは、前記CRI信号の周波数oに対して
FC信号及びデータのビツト・レートが2oに相当
しているからである。また、前記90゜移相回路8
が設けられているのは、この移相回路8からのサ
ンプリングクロツクの立上り(又は立下り)のタ
イミングでデータのサンプリングを行なうためで
ある。
ところで、従来のこのようなサンプリングパル
ス作成回路に依れば、水晶フイルタ等によるリン
ギング発振回路7を使用しているので、各データ
パケツト内ではそれぞれ当該パケツトのCRI信号
に同期(ただし、90゜の位相関係を保つて)した
サンプリングクロツクが得られる訳であるが、例
えば前述の20H目と21H目のように連続する各
1H期間の各々に文字信号が存在する場合には、
次のような問題が生じる。即ち、前記リンギング
発振回路7は、一般の此種発振回路がそうである
ように、入力信号が消滅した後も暫くは発振を持
続している。ところが、現在のテレビ文字放送規
格では、垂直ブランキング期間内の各1H内に挿
入された文字信号のビツト位相はそれぞれ独立し
ており、従つて、各パケツト内のCRI信号の位相
は連続したものとなつていない。このため、上記
発振回路7は、21H目のCRI信号によつて発振さ
せられる際に、20H目での発振位相の影響を受
け、21H目のCRI信号に正確に同期せず、従つ
て、21H目のデータをクロツク端子9からのサン
プリングクロツクによつて正しくサンプリングで
きないと言う事態が発生する訳である。
(ハ) 考案の目的 本考案は上記の欠点を解消すべくなされたもの
であり、連続して伝送される二つのパケツト内の
各データを正しくサンプリングできるようにする
ため、上記各パケツト内に於いてデータに先立つ
て伝送される各基準クロツク信号の平均位相に同
期したサンプリングクロツクを作成する回路を提
供することを目的とする。
(ニ) 考案の構成 本考案のサンプリングクロツク作成回路は、各
データパケツト内に基準クロツク信号と該クロツ
ク信号に同期したデータやこの順に挿入されて伝
送される型式のデジタル信号を可変遅延回路に入
力し、この遅延回路の出力に応答してリンギング
発振回路を発振させると共に、その発振出力信号
の位相が前記デジタル信号の各ビツトと一定の位
相関係を保つよう上記可変遅延回路を制御する位
相ロツクループを形成し、前記リンギング発振回
路の出力信号をサンプリングクロツクとして取り
出すようにした構成である。
(ホ) 実施例 第3図は本考案によるサンプリングクロツク作
成回路の一実施例を示しており、この実施例では
第1図との対応部分は同一図番を付して説明を省
略するが、先ず以下の点を特徴としている。
すなわち、先ず第1の特徴は、ゲート回路2で
抽出された文年信号が導入される可変遅延回路1
1を設け、この回路を通つた文字信号をリンギン
グ発振回路7の前段の2逓倍回路6に導入すると
共に、上記発振回路7の出力信号と前記ゲート回
路2からの文字信号間の位相差を位相検波回路1
2によつて検出し、その検出出力のローパスフイ
ルタ13による平滑後の出力によつて前記可変遅
延回路11の遅延時間を制御する形式の位相ロツ
クループ14を構成した点である。
次に第2の特徴は、前記位相検波回路12をク
オドラチヤ型に構成すると共に、前記可変遅延回
路11を第4図のように初段のベースが入力端子
T1に接続され最終段のコレクタを出力端子T
2,T3に接続されたI2L(Integrated Injection
Logic)素子Q1,Q2…Qnの多段縦続回路で構
成し、且つ、この各I2L素子の共通接続したイン
ジエクシヨン電流入力端子T4に第3図のローパ
スフイルタ13の出力を適当なバツフア回路(図
示せず)等を介して印加することにより、上記各
素子のインジエクシヨン電流を変化させて前述の
遅延時間を制御するようにした点である。
なお、AGC回路15は、スライサー回路5に
略一定振幅の文字信号が供給されるようにするた
めに設けたものであつて、テレビ受像機内の通常
のAGC回路とは異なり文字信号成分に応答して
利得制御動作を行なうようになつている。しか
し、斯る点は本発明の要旨に直接関係ないので詳
細な説明は省略する。また、第1図と比較する
と、スライサー回路5とゲート回路2の位置が逆
になつているが、これは第3図の回路をIC化す
る場合の回路配置関係からそのようにしている
が、勿論、第1図のようにしてもよい。
さて、斯るサンプリングクロツク作成回路に於
いては、前述の如くリンギング発振回路7に対し
て位相ロツクループ14が形成されているので、
ローパスフイルタ13の時定数を略垂直周波数に
選定しておけば、この発振回路の発振位相を同一
垂直ブランキング期間内の連続する二つのデータ
パケツト内の各CRI信号(即ち、データのビツト
位相)の平均位相に同期させるように制御が行な
われることになる。その際、本考案では、一般的
な位相ロツク制御のようにVCO等の発振周波数
を制御するのではなく、可変遅延回路11の遅延
時間(移相量)を変化させるようにしているの
で、上記発振器の引込み周波数範囲等が問題にな
らず、簡単に位相ロツク動作を達成できる。
しかも、位相検波回路12をクオドラチヤ検波
回路で構成しているので、リンギング発振回路7
の出力が前述の平均位相と丁度90゜の位相関係の
ときに前述の位相ロツクループがロツク状態とな
り、従つて、上記発振回路7の出力がサンプリン
グクロツクとしてクロツク出力端子9に直接取り
出すことができる。それゆえ、データ出力端子1
0に出力される20H目と21H目のデータのビツト
位相が大きく異なつていても、その両データの
各々を上記サンプリングクロツクによつてサンプ
リングできる。
また、I2L素子を使用した前記可変遅延回路1
1は、その各素子でのスイツチング時の遅延作用
を利用したものであるが、この遅延作用そのもの
は例えば特開昭50−147646号公報等に説明されて
いるので詳述しないが、ここではこの遅延回路を
位相ロツクループ内に設けた点に注意すべきであ
る。即ち、上記I2L素子はバイポーラトランジス
タで構成されているから、上述のように構成する
ことにより、第3図の回路をIC化する場合は、
上記位相ロツクループ(ただし、ローパスフイル
タ13は除く)を含めて1チツプのIC内に組み
込むことができる。
なお、第3図の実施例とは異なり、基準クロツ
ク信号の繰り返し周波数がデータのビツトレート
と一致する場合には、2逓倍回路を必要としない
のは勿論である。
(ヘ) 考案の効果 本考案のサンプリングクロツク作成回路に依れ
ば、連続して伝送される各データパケツト内でデ
ータに先立つて伝送される基準クロツク信号の位
相が異なつていても、その各クロツク信号の平均
位相に同期したサンプリングクロツクを得ること
ができ、従つて、上記各パケツト内のデータをサ
ンプリングすることができる。
また、特に本考案の回路に使用する可変遅延回
路をI2L素子で構成した場合は、IC化に好適であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はテレビ文字多重信号の構成を示す図、
第2図は従来のサンプリングクロツク作成回路を
示すブロツク図、第3図は本考案のサンプリング
クロツク作成回路の一実施例を示すブロツク図、
第4図はその実施例に使用する可変遅延回路の一
具体例を示す回路図である。 15:位相ロツクループ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 各データパケツト内に基準クロツク信号と該
    クロツク信号に同期したデータがこの順に挿入
    されて伝送される型式のデジタル信号を受信し
    て、上記データの抜取りのためのサンプリング
    クロツクを作成するサンプリングクロツク作成
    回路に於いて、 前記デジタル信号が入力される可変遅延回路
    11と、 この遅延回路の出力に応答して発振するリン
    ギング発振回路7と、 この発信回路の出力信号を比較入力とし前記
    デジタル信号を基準入力とする位相検波回路1
    2と、 この位相検波回路の出力を入力とし、前記可
    変遅延回路を制御するローパスフイルタ13
    と、 前記リンギング発振回路の出力をサンプリン
    グクロツクとして取り出す回路接続と、 を備えてなるサンプリングクロツク作成回路。 (2) 前記可変遅延回路は、I2L素子の多段縦続接
    続によつて構成され、その各段のI2L素子のイ
    ンジエクシヨン電流が前記ローパスフイルタ1
    3の出力で制御されることにより、遅延時間が
    制御されるものであることを特徴とする登録請
    求の範囲第1項記載のサンプリングクロツク作
    成回路。
JP15230183U 1983-09-30 1983-09-30 サンプリングクロツク作成回路 Granted JPS6059657U (ja)

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JP15230183U JPS6059657U (ja) 1983-09-30 1983-09-30 サンプリングクロツク作成回路

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JPS6059657U JPS6059657U (ja) 1985-04-25
JPH0218613Y2 true JPH0218613Y2 (ja) 1990-05-24

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