JPH07142998A - 位相同期回路 - Google Patents

位相同期回路

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JPH07142998A
JPH07142998A JP5285025A JP28502593A JPH07142998A JP H07142998 A JPH07142998 A JP H07142998A JP 5285025 A JP5285025 A JP 5285025A JP 28502593 A JP28502593 A JP 28502593A JP H07142998 A JPH07142998 A JP H07142998A
Authority
JP
Japan
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signal
phase
synchronization
output
synchronization signal
Prior art date
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Pending
Application number
JP5285025A
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English (en)
Inventor
Kenji Miura
健児 三浦
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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  • Synchronizing For Television (AREA)
  • Television Systems (AREA)
  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】位相引き込み動作を正確で迅速に得るようにす
る。 【構成】HD位相比較器5は、VCXO3の出力を分周
することにより得られる内部HD信号と、A/D変換器
2からの外部HD信号との位相誤差信号を得てこれをア
クティブフィルタ10に供給する。アクティブフィルタ
10の平滑出力は、VCXO3の制御端子に供給され
る。FP位相比較器9は、VCXO3の出力を分周する
ことにより得られる内部FP信号と、A/D変換器2か
らの外部FP信号との位相一致不一致出力を得て、不一
致の場合は、アクティブフィルタ10から基準の直流電
圧がVCXO3の制御端子に供給される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、伝送されてくる標本
化クロックの位相を検出する回路に関し、特に画像信号
に付加される同期信号から正確なクロック位相を安定し
て検出するのに適した位相同期回路に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、世界各国においてテレビジョン画
面の走査線を現行方式の2倍以上として水平走査線数を
1000本以上で表示する高品位テレビジョンの開発が
進められている。わが国では、日本放送協会(NHK)
により提案されている高品位テレビジョンの新しい伝送
方式としてMUSE(Mulitiple Sub-nyquist SamplingE
ncoding) 方式が知られている。
【0003】MUSE方式では、サンプリングクロック
そのものは伝送されておらず、代わりに同期信号として
図4(A)、(B)に示すようなFP(フレームパル
ス)信号及びHD(水平同期)信号が伝送されている。
FP信号は、1125本の水平走査線から構成される1
フレームの隣り合う2本の水平走査線に挿入されてい
る。まず4クロック期間毎に信号の最高レベルと最低レ
ベルとに反転するパルスが17.5対ありその後に16
クロック期間の最高または最低レベルのパルスが設けら
れ、さらにその後に8クロック期間その前の部分と反転
したパルスが設けられている。
【0004】一方、HD信号は、映像信号の水平ブラン
キング期間に多重されており、1H毎に反転して水平基
準位相点であるサンプル番号(6)で立ち上がるかまた
は立ち下がる波形である。1水平走査線は、サンプリン
グクロック周期をT(T=1/16.2MHz)として
480Tであり、HD信号期間であるサンプル点(2)
から(10)まで振幅が規定されている。サンプル点
(1)の振幅は直前の信号レベルとHD波形のサンプル
点(2)のレベルとの平均値であり、サンプル点(1
1)の振幅は直後の信号レベルとHD波形のサンプル点
(10)のレベルとの平均値である。
【0005】上記の同期信号からサンプリングクロック
を再生するためには、受信される映像信号を一方の入力
とする位相比較器と、この位相比較器の出力をループフ
ィルタを介してD/A変換し、その出力により発振周波
数が制御される電圧制御発振器からなる位相同期回路を
用いて行われる。具体的には、入力映像信号から検出し
たFP信号によりHD区間を特定した後、HD信号の位
相誤差を所定の範囲以内にし、次に入力映像信号中のH
D信号と電圧制御発振器の出力により内部で形成した内
部HD信号との位相比較により得られた位相誤差信号で
電圧制御発振器を制御してサンプリングクロックの位相
誤差を極めて零に近い値に引き込む。このようにして、
受信側では送信側のサンプリングクロックに正確に同期
したクロックが再生される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のような位相同期
回路の構成において、同期外れ状態ではアナログ積分回
路のDCゲインが大きい場合、発振器のコントロール電
圧がVDD(電源電圧)あるいはVSS(GND)のどちら
か一方に固定し、発振周波数が所望の値から大きくずれ
てしまう。その結果、HD位相比較器にてPLL(位相
ロックループ)の引き込みが正常に行われなくなり、引
き込み時間が非常に長くなるという問題点を有してい
る。そこでこの発明は、位相引き込み動作が正確で迅速
に得られるようにした位相同期回路を提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、クロック信
号の1/m(mは1より大きな整数)倍の周波数の第1
の同期信号と、クロック信号の1/(m×n)(nは1
より大きな整数)倍の周波数の第2の同期信号とが付加
された信号を受け前記クロック信号に対して安定して同
期した内部クロック信号を再生する位相同期回路におい
て、前記第1の同期信号と受信側で再生する第1の再生
同期信号との位相を比較する位相比較器と、前記第2の
同期信号の存在するタイミングを検出する手段と、検出
されたタイミングと受信側で再生する第2の再生同期信
号のタイミングとの比較を行い同期が外れていることを
検出する同期外れ検出手段と、前記位相比較器の出力を
電圧制御発振器の制御電圧に変換するアナログ積分回路
と、その出力により発振周波数が制御され所望の周波数
を発振する電圧制御発振器と、前記同期外れ検出手段に
より検出された信号により同期が外れていると検出され
たときには、前記アナログ積分回路の直流ゲインを大き
くして位相ロックループの引き込み位相誤差を小さくす
る手段とを備えるものである。
【0008】
【作用】上記の手段により、無信号から信号が入力され
たときに、同期状態が大きくずれることがなく、FP信
号が検出されたと同時にすばやくHD同期信号を検出で
き、それと同時に安定した正確なサンプリングクロック
の再生ができる。
【0009】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面を参照して説
明する。図1はこの発明の一実施例である。復調された
MUSE方式の信号は、入力端子1に供給される。この
信号がアナログデジタル(A/D)変換器2に供給され
る。また、基準発振周波数が例えば32.4MHzの電
圧制御発振器(VCXO)3からのクロック信号を1/
2分周回路4に入力し、2分周された信号をA/D変換
器2に入力する。1/2分周回路4は、例えば32.4
MHzのクロック信号を入力すると16.2MHzのク
ロック信号として出力される。A/D変換器2では、上
記16.2MHzのサンプリング・クロック信号で動作
し、MUSE信号をデジタル信号に変換する。VCXO
3からのクロック信号は、出力端子14にも出力され
る。
【0010】A/D変換器2から出力される上記のデジ
タル信号は、2分配され、一方はHD位相比較器5へ、
他方はFP(フレームパルス)検出回路6へ入力され
る。また、VCXO3からのクロック信号は1/960
分周回路7に入力され、ここで分周された信号はHD位
相比較器5へ入力される。1/960分周回路7から出
力される信号は、MUSE信号のHD(水平同期)信号
と等しい周期の内部HD信号となる。HD位相比較器5
では、映像信号中のHD映像信号部分の基準位相点と内
部HD信号との位相比較が行われ、両者の差が位相誤差
信号として出力される。
【0011】図2(A)は、HD位相比較器5の具体的
な構成である。A/D変換器2の出力は、縦続接続され
たシフトレジスタ51〜54の初段に供給される。また
A/D変換器2の出力は、加算器55に入力される。加
算器55にはさらにシフトレジスタ54の出力も入力さ
れている。×(−1)を乗数とする係数器57にはシフ
トレジスタ52の出力が供給されている。加算器55の
出力は、係数器56で1/2倍されて加算器58に入力
される。加算器58には係数器57の出力が入力されて
いる。加算器58の出力はシフトレジスタ59に供給さ
れている。
【0012】A/D変換器2から出力されるデジタル信
号は4段のシフトレジスタ51〜54、係数器56、5
7、加算器55、58、シフトレジスタ59により演算
が行われる。シフトレジスタ51〜54は、A/D変換
器2と等しい16.2MHzのサンプリングクロックで
動作し、シフトレジスタ59はVCXO3からのクロッ
クを1/960分周して得られた内部HD信号をクロッ
クとして動作する。例えば図3に示すHD波形におい
て、サンプル点(4)のレベル“A”、(6)のレベル
“C”、そして(8)のレベル“B”とを検出し、C−
{(A+B)/2}の演算を行う。これによりサンプル
点(6)の値が128/256レベルからどれだけずれ
ているかが検出できる。HD位相比較器5で行われる演
算の特性図を図2(B)に示す。図のようにHD信号に
よる位相同期は、予め同期時点から±2クロック期間内
になければ引き込み動作が行われない。そこで予め引き
込んでおくためのフレーム同期を行う。
【0013】FP信号は、図4(A)に規定された波形
であり、FP検出回路6ではA/D変換器2の出力中に
これと一致する波形をクロック信号に応じて判別するこ
とにより検出している。FP位相比較器9では、FP検
出回路6で検出されたFP信号と、1/960分周回路
7の出力をさらに1/1125分周回路8に入力して得
られるフレーム周波数(30Hz)と等しい周期の内部
FP信号との位相比較を行い、同期はずれ状態を示す誤
差信号を出力する。
【0014】HD位相比較器5から出力される位相誤差
信号は、アクティブフィルタ10へ入力されている。位
相誤差信号は、抵抗21aを介して演算増幅器22のマ
イナス入力端子に供給される。この演算増幅器22のプ
ラス入力端子には、抵抗21b、21cの分圧電位が与
えられている。抵抗21b、21cは、電源と接地間に
直列接続されている。演算増幅器22のマイナス入力端
子と出力端子間には、コンデンサ21f、抵抗21dの
直列回路が接続されている。またこの直列回路と並列に
抵抗21eとスイッチ12の直列回路が設けられてい
る。アクティブフィルタ10の出力は、抵抗11aを介
して演算増幅器13のマイナス入力端子に供給される。
この演算増幅器13のプラス入力端子には抵抗11bと
11cの分圧電位が与えられている。抵抗11bと11
cとは電源と接地間に直列接続されている。演算増幅器
13の出力は、電圧制御発振器3の制御端子に接続され
ている。アクティブフィルタ10は、入力される信号を
増幅し、ループゲインを大きくとることと、フィードバ
ックループの安定化を行っている。
【0015】今、抵抗11b、11cの中点電圧Xを
2.5V、電源電圧VCCを+5Vとする。またVCXO
3は、基準電圧が例えば+2.5Vのとき、32.4M
Hzで発振するものとする。スイッチ12は、FP位相
比較器9から出力される前述の誤差信号を元に開閉制御
される。
【0016】フレームパルスが検出されていないとき
は、スイッチ12は短絡している。このときのアクティ
ブフィルタ10のDCゲインG1は、G1=抵抗21e
/抵抗21aである。フレームパルスが検出されたとき
には、スイッチ12は開放される。そのときアクティブ
フィルタ10のDCゲインは、演算増幅器22のオープ
ンループゲインと等しくなる。
【0017】無信号時、すなわちフレームパルスが検出
されていないときには、DCゲインを低く抑えるとVC
XO3の制御電圧をセンター付近にすることができ、フ
レームパルス及びHD位相の検出をすばやく行うことが
できる。フレームパルスを検出した後は、スイッチ12
をオープンにし、アクティブフィルタ10のDCゲイン
を最大にし、引き込み位相誤差を小さくすることができ
る。
【0018】この様にして、位相誤差が極めて零に近い
値に引き込まれた後、出力端子14から送信側と位相の
等しい再生サンプリングクロックが得られる。この他に
もこの発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の変形実
施例が可能であることは勿論である。
【0019】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
位相引き込み動作を正確で迅速に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す回路図。
【図2】図1のHD位相比較器の構成及び引き込み特性
を示す図。
【図3】HD位相比較器の動作を説明するために示した
説明図。
【図4】MUSE信号の同期信号を示す説明図。
【符号の説明】
2…A/D変換器、3…電圧制御発振器、4…1/2分
周回路、5…HD位相比較器、6…FP検出回路、7…
1/960分周回路、8…1/1125分周回路、9…
FP位相比較器、10…アクティブフィルタ、13…演
算増幅器。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 5/06 Z 7/015 9182−5J H03L 7/08 L H04N 7/00 A

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】クロック信号の1/m(mは1より大きな
    整数)倍の周波数の第1の同期信号と、クロック信号の
    1/(m×n)(nは1より大きな整数)倍の周波数の
    第2の同期信号とが付加された信号を受け前記クロック
    信号に対して安定して同期した内部クロック信号を再生
    する位相同期回路において、 前記第1の同期信号と受信側で再生する第1の再生同期
    信号との位相を比較する位相比較器と、 前記第2の同期信号の存在するタイミングを検出する手
    段と、 検出されたタイミングと受信側で再生する第2の再生同
    期信号のタイミングとの比較を行い同期が外れているこ
    とを検出する同期外れ検出手段と、 前記位相比較器の出力を電圧制御発振器の制御電圧に変
    換するアナログ積分回路と、 その出力により発振周波数が制御され所望の周波数を発
    振する電圧制御発振器と、 前記同期外れ検出手段により検出された信号により同期
    が外れていると検出されたときには、前記アナログ積分
    回路の直流ゲインを大きくして位相ロックループの引き
    込み位相誤差を小さくする手段とを具備したことを特徴
    とする位相同期回路。
  2. 【請求項2】電圧制御発振器の出力を分周して第1の内
    部同期信号と、この第1の内部同期信号よりも周波数の
    低い第2の内部同期信号を生成する内部同期信号作成手
    段と、 前記第1と第2の内部同期信号とそれぞれ同じ周波数の
    第1、第2の外部同期信号を含む外部信号が導入され、
    前記第1の内部同期信号と第1の外部同期信号との位相
    比較を行いその位相誤差を得る第1の位相比較手段と、 前記第2の内部同期信号と、第2の外部同期信号との位
    相比較を行いその位相の一致不一致判定出力を得る第2
    の位相比較手段と、 前記第1の位相比較手段からの位相誤差信号を平滑して
    前記電圧制御発振器に与えると共に、前記第2の位相比
    較手段から不一致判定出力が得られているときは強制的
    に予め設定した直流の基準電圧を前記電圧制御発振器に
    与え、一致判定出力が得られたときは前記位相誤差信号
    の平滑出力を与えるループフィルタ手段とを具備したこ
    とを特徴とする位相同期回路。
  3. 【請求項3】前記第1の外部同期信号は、MUSE信号
    の水平同期(HD)信号であり、前記第2の外部同期信
    号は、MUSE信号のフレームパルス(FP)信号であ
    ることを特徴とする請求項2記載の位相同期回路。
JP5285025A 1993-11-15 1993-11-15 位相同期回路 Pending JPH07142998A (ja)

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JP5285025A JPH07142998A (ja) 1993-11-15 1993-11-15 位相同期回路

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JP5285025A JPH07142998A (ja) 1993-11-15 1993-11-15 位相同期回路

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JPH07142998A true JPH07142998A (ja) 1995-06-02

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JP5285025A Pending JPH07142998A (ja) 1993-11-15 1993-11-15 位相同期回路

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JP (1) JPH07142998A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002027283A (ja) * 2000-07-10 2002-01-25 Matsushita Electric Ind Co Ltd 水平pll回路

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002027283A (ja) * 2000-07-10 2002-01-25 Matsushita Electric Ind Co Ltd 水平pll回路

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