JPS63282587A - 情報記録媒体および情報記録方法 - Google Patents

情報記録媒体および情報記録方法

Info

Publication number
JPS63282587A
JPS63282587A JP62302913A JP30291387A JPS63282587A JP S63282587 A JPS63282587 A JP S63282587A JP 62302913 A JP62302913 A JP 62302913A JP 30291387 A JP30291387 A JP 30291387A JP S63282587 A JPS63282587 A JP S63282587A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording
information
digital information
information recording
recording medium
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP62302913A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoshi Takeuchi
武内 敏
Hideyo Yoshida
英世 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP62302913A priority Critical patent/JPS63282587A/ja
Publication of JPS63282587A publication Critical patent/JPS63282587A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (発明の技術分野) 本発明は、光学的に検知可能な情報を熱的に記録するこ
とが可能な情報記録媒体、ならびにその記録h゛法に関
する。
(発明の技術的背景とその問題点) 目視情報の伝達は、紙その他に文字、記号9図等を筆記
もしくは印字することによって行なわれており、一方近
年の情報処理技術の発達に伴ない、所要情報をディジタ
ル変換し、大量の情報の蓄積及び処理を行なう方法が確
立されている。
目視情報とそのディジタル情報の関係は密接であり、所
要情報は、目視情報−人力−ディジタル処理=(伝送)
−目視情報の出力という系により伝達され、人間の意志
決定は主に目視情報を基にして行なわれている。目視情
報の人力には、光学的走査手段やOCR(Optica
l Character Reader)手段があり、
またよりプリミティブな手段としては目視情報を一旦数
値化した後キー人力したり、文字等は直接読みながらキ
ー人力している。この系の場合、ディジタル情報を目視
出力()λ−トコピー)し、それを任意の場所で再入力
する場合には、再び同様な系を通らなければならず、人
力手段が重複し、労力的にも負荷が大きくなっている。
このような問題を解決するために、ある種の帳票類に磁
気ストライプを並置したものを用いる方法かある。すな
わち、帳票上に文字等を出力すると同時に磁気ストライ
プ上に情報の全部または一部を記録しておき、この情報
の処理を行なう際、磁気記録されたディジタル情報を磁
気リーダで読ませることより、記録情報を迅速に入力す
ることができるシステムに用いられている。しかし、こ
の磁気ストライプの記録容量は少なく、実用上約10字
1インチ程度であり、処理上で必要な最低限の情報のみ
が記録されているのが普通である。
本来磁気記録を利用する場合、磁気ディスクやフロッピ
ーディスクの様に大容量のデータストレージが可能であ
るが、低摩に付着された磁気ストライプは記録及び読取
用磁気ヘッドとの接触性等の物理的問題が多く、データ
の信頼性を保つためには上述の程度の記録能カドで使用
しなければならない。従って、記録容量以上の情報量を
有する目視情報の全てを同時にディジタル化し蓄積する
ことが不n1能であり、実用上は不十分である。また、
磁気テープ等で用いられているような磁気ヘッドを多列
化し、二次元的に記録することにより記憶容量を増す方
法もあるが、磁気ストライプの場合は、データの信頼性
を保つための物理的諸問題と、それを克服するための経
済的問題とが大きく、実用的ではないという欠点がある
(発明の概要) 本発明は上述した点に鑑みてなされたものであり、迅速
かつ安価に、しかも比較的記録容量も大きく記録するこ
とが可能となる情報記録媒体、ならびに情報記録方法を
提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明に係る情報記録媒体
は、基体面上に感熱記録材料からなるディジタル情報記
録領域が形成されてなることを特徴としている。
また、本発明に係る情報記録方法は、光学的に検知6J
能なディジタル情報を情報記録媒体に記録する情報記録
方法であって、前記ディジタル情報を前記情報記録媒体
に熱的に記録するようにしたことを特徴とするものであ
る。
(発明の実施例) 第1図はこの発明による情報記録媒体10の一例を示す
図である。図に示す様に、基体20に2分割され設けら
れたディジタル情報記録領域にビット状のディジタル情
報2が記録されている。ディジタル情報記録領域は、後
に述べるような感熱記録材料で構成されており、ディジ
タル情報2の記録は、1列のみのビット記録あるいは複
数ビット(一般にはバイト単位)を並列に記録した多数
列ビット記録で行なわれ、必要に応じて読取トラックラ
イン3あるいはセクタライン等が付加される。記録手段
としては、後述する様に1桁または複数の電気的熱発生
素子をもつ感熱ヘッドを用いる。感熱記録方式以外にも
インパクト方式、電子写真す式、静電記録方式、インク
ジェット記録方式等によりディジタル情報を形成するこ
とが可能である。たとえばインパクト方式では、実用レ
ベルで0.2m+*径の鮮明ドツトが印字でき、また電
子写真方式によるレーザブリンダーの場合、0.1龍径
のドツトが形成できる。しかしながら、いずれの方式に
ついても装置系の簡便性、経済性。
価格及びドツトの印字分解能の面から考慮し、感熱記録
方式の方が優れている。また記録されたディジタル情報
2の読取は、後述する様に光学的手段を用い、形成され
ている各ビットと周囲との濃度差(光量差)を読取るこ
とによって行なう。
感熱記録方式の場合、ディジタル情報記録領域に記録さ
れる各ビットのドツトの大きさは0.02mm〜0.5
m+i径の間で任意に選択が可能であり、感熱材料を記
録体上に構成させる方法としては、直接塗酊法又は転写
法を利用できる。感熱記録法に用いられる感熱ヘッドの
ドツト密度は16〜32ドツト/關に達しており、16
ドツト仕様のヘッドではドツト間隔が0.0625m+
iてあり、32ドツト仕様のヘッドでは0.031mm
となっている。これにより形成されるドツトを1ビツト
に対応させた場合、16ドツト仕様のヘッドで約400
bpi  (ドツト/インチ)であり、32ドツト仕様
のヘッドで約800 bpiである。
このビット形成能は、プラスチックカードなどに用いら
れている磁気ヘッドでの磁材上への記録とそれ程変わら
ない。また、感熱ヘッドはラインヘッドとして感熱プリ
ンタに多用されている様に、構造上複数の発熱素子を並
設することが容易であり、8ドツトを並設したラインヘ
ッドを用いると一列に8ドツトを同時に印字できるため
、ヘッドの1走査で8ビツトを1バイトとすると1イン
チあたり16ドツト仕様のヘッドで約400バイト(4
00X8ビツト)、または32ドツト仕様のヘッドで約
800バイト(約800X8ビツト)の印字が可能とな
る。ここで、A−4版の紙に文字を印字する場合を例に
とると、ワードプロセッサ等で印字可能な字数はフルプ
リント状態で1400〜2000字程度である。1文字
に使用されるバイト数は英数字で1バイト、仮名、漢字
では2バイトである。A−4版の長辺方向のH効記録長
を10インチ(245mm)とすると、16ドツト辻様
のヘッドで4000バイト、32ドツト仕様のヘッドで
8000バイト程度のドツト列が印字できる。従って、
これを仮名、漢字で表わすと、16ドツト仕様のヘッド
で約2000文字、32ドツト仕様のヘッドで約400
0文字分の情報が記録できることになる。
一方、A−4版の記録紙等の端部にディジタルコードを
記録する場合、記録幅を限定する必要はなく、10〜2
0III11程度の余白が利用できる。この場合、より
多くの情報を記録するか、あるいは感熱ヘッドのドツト
密度を落してもよい。特にドツト密度を減じることによ
り、各ドツトを大きくでき、ゴミ等の影響を減じて読取
の信頼性を向上させ、更に記録媒体や書込、読取装置を
低廉化させることもできる。
ディジタル情報;己録領域の感熱材料としては、一般感
熱記録用紙に用いられているロイコ染料系や金属錯化合
物系を、適当な結合剤と混合したものが用いられる。ま
た、ロイコ染料系感熱材料。
ジアゾ系感熱材料、金属薄膜、感熱転写法に用いるイン
キ転写フィルム等を用いることができる。
ロイコ系感熱材料は、記録部材の所定の位置にストライ
プ状に塗布することにより得ることができきる。また安
価であるために、全面に塗布してもよい。ロイコ系感熱
材料の場合、通常は16ドツト仕様までのヘッドに対し
て仕様可能であるが、カレンダ処理をしたり、支持体を
紙でなくフィルム等を用いて表面平滑性を与えることに
より、32ドツト仕様のヘッドにも用いることができる
ジアゾ系感熱材料も、記録部材の所定の位置にストライ
プ状に塗布することにより得ることができる。材料とし
てジアゾ化合物とカップラを用いることにより、無粒子
性の塗膜が得られるので、表面平滑性が得やすく、粒子
による熱拡散が少ないため高密度のドツトを用いるヘッ
ドに適している。
また、記録後、光(近紫外光)で定着でききるので、安
定に保存できる。さらに、レーザーディスクやレーザー
カードなどに用いられる金属薄膜利用の場合は、記録紙
の所定位置に下地材を塗布した後、部分蒸着により形成
させる。材料としては、既に書込型光ディスクに用いら
れているテルル及びテルル合金系材料、ビスマス系材料
、スズ系材料等を用いることができる。ただし、テルル
及びテルル含金系祠料とビスマス系材料の場合は、薄膜
層に直接発熱素子から熱を伝えなければならないため、
薄膜層上に設ける保護層はできるだけ薄くする必要があ
る。このため環境条件の影響を受けやす(、保存性が低
い上、H害物質である。したがって、この欠点を解消す
る対策を講じる必要がある。これに対し、スズ系材料は
通常の環境では安定である上、無害、安価なため最も好
ましい。
金属薄膜を用いる場合、5己録時に金属薄膜層は熱破壊
されることによりビットを形成する。下地として紙を用
いる場合、読取は金属光沢と紙の光の反射率の差を読取
ることにより行なわれるが、大きな光量差を得るために
下地材を黒、赤、青等に着色しておくことにより、読取
の信頼性を向上させることができる。
感熱転写記録に用いるインキ転写フィルムは、ポリエス
テルフィルム上に着色ワックス層を形成させたもので、
ポリエステルフィルムはヘッドの熱素子に、ワックス層
は記録紙に接触するようになっている。ヘッドの熱素子
からの熱はフィルムを通してワックスに伝わり、ワック
スが溶融して紙に付着する。この場合、フィルムの厚さ
は熱感度及びドツトの解像度に影響を与えるため、3〜
6 l1m厚程文字できるだけ薄いフィルムを用いる。
インキ転写フィルムを用いる場合のドツト密度は8ドツ
ト/關以下であるが、感熱記録材を直接塗布した記録媒
体と異なり、無処理紙など任意の記録媒体が使えるのが
有利な点である。
上述の如きディジタル情報記録領域を持つ記録媒体の製
造は、次の方法を採ることができる。
ロイコ染料系、ジアゾ化合物系その他の塗布型感録材料
は、記録紙の定められた部分にストライプ状に塗布して
記録媒体とする。また、金属薄膜は記録紙の一部に下地
材を塗布した後に、部分蒸着で形成させる。金属薄膜層
は熱破壊されたビットを形成するが、例えば下地材が紙
であれば、金属層の光沢と紙の間の反射率差で、記録情
報の読取りが行なわれることになる。この場合、大きな
光量差が得られないので、下地材を黒、赤、青色等に着
色しておけば読取時に最大限の光量差が確保でき、記録
媒体の信頼性を向上することができる。感熱記録材を基
紙面上に転写する方法も荷動である。たとえば感熱記録
材料あるいは金属薄膜を直接記録部材上に塗布もしくは
蒸着する方法以外に、剥離性フィルム支持体上に感熱記
録材料の塗布あるいは金属薄膜の蒸着を行ない、最外部
に接着剤を塗布し、必要な幅にスリッティングしたもの
を用い、記録部材上の所定の位置に接着した後にフィル
ム支持体を剥離除去することにより所望の記録媒体を得
ることもできる。この方法によると、上述した様に記録
部材上への部分塗布あるいは部分蒸着等の複雑な作業を
行なわずに、フィルム支持体上全面に塗布あるいは蒸着
を行なったものをスリッティングし、これを単に記録部
材上に転写すればよいため、より安価な記録媒体を得る
ことができる。
以上の様に記録部材上の一部に感熱記録部を設け、そこ
に目視情報の全部または一部、あるいは一硯情報以外の
関連情報、データ処理用情報等の必要な割付データや図
形、記号等の情報もディジタルコード化して記録するこ
とができる。また、記録部材は紙をはじめプラスチック
フィルム、ガスラ、金属、セラミック等記録ヘッドがH
効に働く材質の記録部材を使用することができ、読取時
に十分読取可能なビットパターンを得ることができるも
のであれば良い。
更にまた、これらの記録部材は、それ自体がカード形状
のものであってもよく、その場合は、カード状の情報記
録媒体となる。
目視情報とそのディジタル情報を同一記録媒体上に記録
する場合は、以下に示す様な方法があり適宜選択するこ
とかできる。
記録媒体自体は、安価なロイコ系感熱材料等を記録部材
の全面に塗布することによって、同一の感熱ヘッドを用
いることによって目視情報及びディジタル情報を記録す
る様にしてもよい。また、金属薄膜等を用いる場合は同
様の方法を用いると高価になるため、例えば月決情報部
には感熱転写す式を用いる様にしてもよい。更に、記録
部材が紙である場合などは、ディジタル情報部のみに上
述の様な処理を施し、ディジダル情報の記録には感熱記
録ヘッドを用い、目視情報の記録には池の印刷方法を用
いることができる。目視情報とディジタル情報を記録す
るには、目視情報とディジタル情報を同時に記録する方
法、ああるいは目視情報とディジタル情報を別々に記録
する方法がある。
目視情報とディジタル情報を同時に記録する場合は、第
9図に示すように文字を目視情報記録領域AにnJ視化
させると同時に、その文字のディジタル情報をディジタ
ル情報記録領域Bに記録して行く。1文字ずつ記録して
行くシリアルプリンタでは、文字印字ヘッドが1文字印
字する間に、他のディジタル記録ヘッドでその文字コー
ド(1バイトもしくは2バイトで構成されている)をデ
ィジタル記録媒体上に順次記録して行く様にする。
また、ラインヘッドを用いるプリンタでは、印字と同時
にラインヘッドに与えられる信号が順次ディジタル記録
される。目視情報とディジタル情報を別々に印字する場
合には、例えば1ペ一ジ分の目視情報を目視情報記録領
域Aに先に記録し、次にその1ペ一ジ分のディジタル情
報をディジタル情報記録領域Bに記録する様にする。こ
の方法では、戻り機構を備えたプリンタを用い、目視情
報を記録した後に記録媒体を再び元の位置に戻し、同じ
ヘッドあるいは他のディジタル情報専用のヘッドを用い
てディジタル情報を記録する方法と、目視情報記録用の
プリンタとディジタル記録専用のプリンタとを備え、目
視情報記録用のプリンタにより目視情報を記録した後、
ディジタル記録専用のプリンタによりディジタル情報を
記録する方法とがある。前者の方法では装置が小さく簡
便であり、後者の方法では複数の情報記録媒体への連続
記録の際、短時間で記録が可能であるという特徴をそれ
ぞれ有している。
ディジタル情報記録の態様はディジタル信号用ビットを
記録することであるが、更に光学読取を正確に行なうた
めの補助記録を行なうようにしても良い。第1図のトラ
ックライン3がこの補助記録の例である。たとえば、記
録媒体を記録装置又は読取装置内に送り込む時のわずか
な曲りや、進行時の変動で誤りを起さないようにする必
要がある。進行方向に対しライン上でのシングルビット
の列の場合は、比較的許容値を大きくとれる装置構造が
可能であるが、複数ビットの並列記録の場合はその読取
りの基準となるべきトラックの設定が必要である。すな
わち、定められた数の並列ビット毎にドツト又はライン
を入れ、これを基準にして並列ビットの意味を判断させ
る。このトラックはトラック記録専用熱素子を設けた感
熱ヘッドを用いても良いし、十分な数の熱素子を持つ感
熱ヘッドの定められた部分をそれに充当しても良い。
また、記録紙上に予めトラックを形成させておき、書込
及び読取と共にそのトラックを基準にしても良い。同様
に情報をセクタ分け(例えば1行毎)する場合は、その
区分信号に相当する記録を行なうか、又は予め形成させ
ておいても良い。また、感熱印字の際のビットの抜けや
、印字不良、濃度不足等によって生じるディジタルデー
タのランダム誤り、あるいはバースト誤りを補正するた
めに簡り1なパリティチェックを付加した方法、インタ
ーリーブ化による補正あるいは必要に応じてCRCコー
ドを付加する方法も考えられ、データの記録密度及び信
頼性に応じ適宜選択する必要がある。
記録された情報を読取る際には、光学的機能素子を備え
た後述するような光学的読取装置を用いる。記録媒体か
ら読取られた情報は、別のファイリング部あるいは情報
処理部等に転送されて処理される。また、スタンドアロ
ン的な装置として前述した情報記録用プリンタに読取部
を設け、読取った情報によりその内容を複写的に出力す
る様にしたり、プリンタに知的機能を持たせることによ
って内容を編集し直してから出力する様にしてもよい。
更に、第2図(A)及び第3図(A)〜(E)はディジ
タル情報2が読取装置のデータ走査方向と、同図(A)
の様にスキュー角θで示される傾′きを持っている時の
、トラック3を用いたディジタル情報の読取方法の一例
を示す図である。例えばデータビット2の形状が最小1
00μm、データ幅が4mm程度の場合、許容されるス
キュー角θの値は2度以内であり、スキュー角θがこの
許容値を越える場合は、以下に述べる様な補正を行なう
。すなわち、第2図の91〜Ω4に示す様な走査を読取
走査開始ラインL1と読取走査終了ラインL2との間で
行なうと、第3図(A)〜(D)に示す様なパルス信号
が得られる。トラック3の太さをデータビット2より十
分大きくしておけば、ドツト2によるパルスDPより大
きなトラックパルスDTが最初に得られることにより、
このトラックパルスDPを検出してトラックの位置を読
取る。各走査ライン毎に、あらかじめ固定された読取走
査開始ラインL1からの距離を、第3図(E)に示す基
準クロックCLのパルス数を計数して?#1定し、各;
1算値を比較することによりスキュー角θを求めること
ができる。つまり、第2図の例について言えば走査ライ
ンΩ1の開始ラインL1からトラック3までの距離(時
間)はT1であり、次の走査ラインg2はT2.ライン
g3はT3゜ラインg4はT4のように嚢化するので、
これを基準クロックCLの計数によって求めることがで
きる。走査したディジタルデータは一旦メモリにストア
し、算出したスキュー角θにより正しいデ ゛−タに変
換する。
また、前述したように感熱印字の際のビット抜けや濃度
不足等によって生じるディジタルのランダム誤り、ある
いはバースト誤りを補正するためには、第4図に示す様
に簡単なパリティチェックを、水平パリティPH及び垂
直パリティPVについて付加すれば良い。さらに、第5
図に示す様に例えば目視情報1の1行毎にディジタルデ
ータをセクタ分けすることもできる。この場合、1セク
タは認識コード部とデータ部から成り、それぞれ同期ビ
ットに始まり、データの始まりを表わすビットの後に認
識コードを記録し、データ終了を表わすビットが続き、
最後に垂直パリティを加えた構成になっている。この様
にディジタル情報をセクタ分けすることにより、パリテ
ィチェックを有効に用いることができ、更に目視記録の
任意の箇所を扱う際の検索作業に有利である。
次に、この発明の情報記録媒体及び情報記録/読出の具
体的な実施例を列挙する。
(1) ロイコ染料を用いた記録例 無色染料のクリスタルバイオレットラクトン等とビスフ
ェノール等の酸性物質との発色反応を利用した市販のロ
イコ染料系感熱紙を用い、16本/ll1IIの薄膜型
サーマルヘッドにて、印加エネルギーIW1通電サイク
ル1.8m5ecの条件で、文字、パターン等の目視記
録の他、ディジタルデータを印字した所、目視記録と同
等に鮮明な0.05mm以上の形状の良好なビットパタ
ーンを得た。このビットパターンはCCDラインセンサ
による読取りが可能であった。
(2) ジアゾを用いた記録例 基紙上に目1トめプライマ層を形成し、ジアゾ化合物層
(ジアゾ化合物、塩酢ビ、カプラの混合層)をグラビア
コートしその上に塩基層(主成分ジー0−トリルグアニ
ジン、ビニルトルエン、ブタジェン)を形成し、さらに
感熱発色層を支持するためスチレン−マレイン酸共重合
体になる結着剤を設け、次いで溶媒遮蔽層(酢酸プロピ
オン酸セルロース)、保護層(ポリメチルメタクリレー
ト。
テフロン、ポリエチレンワックス)を形成した記録媒体
を用いて、上記(1)の条件にて印字した所、l:目視
記録と同様により鮮明な0.05mm以上の良好なビッ
トパターンを得、又前例同様に読取りが可能であった。
(3) 金属薄膜を用いた記録例 基紙上に下地色となる染料を塗布または印刷により下地
色を印刷しその上に接着剤を塗布し、真空蒸着法により
Sn等の低融点金属を形成した。
次いで、着色染料をグラビアコートし、蒸着層上に着色
層を形成°し、さらに保3層を設は媒体を製造した。第
6図の様に保護層(酢酸セルロース系、ブチラール系)
/着色層(塩酢ビ系)/金属蒸着膜層(Sn)/接着層
(アクリル系)/基紙の順に構成された感熱記録媒体を
用いて上記(1)と同一の条件にて印字した所、目視記
録の他、所望の濃度をもった0、05m+s以上のビッ
トパターンを得、前例同様に読取りが可能であった。
(4) 転写リボンを用いた記録剤 厚さ6μのポリエステル支持体上に着色剤(顔料、カー
ボンブラック20部)、バインダー剤(カルナバワック
ス20部、エステルワックス40部)、柔軟剤(オイル
20部)、添加剤(帯電防止剤他10部)から成る熱溶
融性インクを8μの厚さにグラビアコートした転写フィ
ルムを用い、6本/mmの厚膜型ヘッドで上記(1)と
同一の条件で印字した。被転写体としてはアート紙。
ボンド紙等を選択した結果、目視記録の他、0.11以
上のビットパターンを得たが、形状のばらつきや白抜け
が見られた。しかし、読取りには支障がなかった。
(5) 転写法による情報記録媒体の製造側金属薄膜を
用いる場合について基紙に転写可能な熱転写テープを以
下の■〜■の様にして作製した。
■ 25μ厚のポリエチレンテレフタレートにド記組成
の剥離剤をグラビアコートし1μ厚の剥離層を形成した
(剥離剤の組成) 酢酸セルロース樹脂 (大日本セルロイド社製)     ・・・ 5部メチ
ロールメラミン系熱硬化性樹脂 (日本カーバイド社製)       ・・・ 1部メ
チルエチルケトン        ・・・50部メチル
アルコール         ・・・25部トルエン 
            ・・・25部■ 下記組成の
保護層剤を用いグラビアコートにより厚さ1μの保護層
を剥離層上に設けた。
(保護層剤の組成) ポリビニルブチラール樹脂 (漬水化学社製「ニレツクXJ BX) ・ 10部湿
気硬化型ポリウレタン樹脂(三井東圧製オレスターM9
5−50A)     ・・・ 1部メチルエチルケト
ン        ・・・ 3部トルエン      
        ・・・ 3部酢酸エチル      
      ・・・ 3部■ 下記組成の着色塗料を用
いグラビアコートにより厚さ2.5μの着色層を保護層
上に設2すた。
(着色塗料の組成) 顔料       ・・・10部 部分ケン化塩化ビニル/酢酸ビニル 共重合樹脂(ユニオンカー)(イド社製「ビニライトV
AC;HJ )       ・・・20部イソシアネ
ート系硬化剤(式日薬品工業製「タケネートD11ON
j)     ・・・ 3部メチルエチルケトン   
     ・・・40部トルエン          
   ・・・40部酢酸エチル           
 ・・・40部■ 次いで着色層上におよそ0.5μ程
度の接告層を設けた。これは蒸着層と着色層との接着性
をよくするためのものである。
(接着剤の組成) アクリル樹脂(東し製「コータクスLK−761J  
         ・・・100部ポリグリシジルエー
テル(東し製 「ディナコールEX−612J)  ・・・  4部メ
チルエチルケトン       ・・・450部トルエ
ン             ・・・450部■ 真空
蒸着法によりスズを水晶振動子による膜厚測定法により
厚さ1000人に蒸着し、感熱記録可能な金属薄膜を形
成した。
■ スズの金属薄膜層を形成した後、下記組成の接着剤
を用い、グラビアコートにより065μ程度の接着層を
設けた。これは蒸着層と後述のヒートシフト層との接着
性を良くするためのものである。
(接着剤の組成) ビニロールに2(昭和高分子製) ・・・100部イソ
シアネート系硬化剤(式日薬品工業製「タケネートDI
IONJ)    ・・・  1部酢酸エチル    
       ・・・200部■ 次いで下記組成のヒ
ートシール剤をグラビアコートし2μの厚さのヒートシ
ール層を■の接着層上に形成した。
(接着剤の組成) 塩化ビニル/酢酸ビニル共重合樹脂 ′(電気化学社製「デンカラック721J)・・・ 1
部 アクリル樹脂           ・・・ 2部トル
エン              ・・・ 8部酢酸エ
チル            ・・・ 8部この様にし
て作製された転写テープを10mm幅にスリットし、上
質紙に熱転写した。フィルム支持体を剥離させて目的の
記録媒体を得た。
最後に、この発明の情報記録媒体10の情報読取装置の
例を第7図に示して説明する。
情報記録媒体10はX−Yステージコントローラ19に
よって所定位置に位置決めされると共に、読取の移送が
行なわれる。情報記録媒体10の上方には光学的に情報
を読取るためのCCDセンサ11が配置されており、そ
の読取情報はディスプレイモニタ12を経て読取走査線
選択回路13に入力され、選択された読取走査線の情報
が2値化回路14に入力されて2値化される。2値化情
報はシンクロスコープ15に入力されて表示されると共
に、データ検出/データ読取回路16に入力され、読取
られたシリアル情報はシリアル−パラレル変換回路17
でパラレルデータに変換されてからデータメモリ18に
記録される。また、データ検出/データ読取回路16の
読取結果によって、制御系20はX−Yステージコント
ローラ19を介して情報記録媒体10を移送する。第8
図はディジタル情報2の例を示すものであり、ビット状
の矩形ドツトがCCDセンサ11の読取りと2値化回路
14によって、ビット情報bO〜b7及びディジタル情
報に変換される。
(発明の効果) 以上のように、本発明によれば、光学的に検知可能なデ
ィジタル情報を熱的に記録するようにしたので、迅速か
つ安価に、しかも記録容量の大きな情報記録がnJ能に
なるというすぐれた効果を有している。
したがって、本発明は、特に、事務用の書類、伝票、あ
るいは携帯ないし郵送可能なカード状データ記録媒体、
テープ状データ媒体など広範な用途に使用することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明によるディジタル情報を記録した情報
記録媒体の一例を示す図、第2図及び第3図(A)〜(
E)はトラックを用いたディジタル情報の補正方法を示
す図、第4図はパリティチェックを用いたディジタル情
報部の構成例を示す図、第5図はセクタ分けされたディ
ジタル情報部の構成例を示す図、第6図は記録媒体の断
層例を示す図、第7図は情報記録媒体の情報読取装置の
一例を示すブロック図、第8図はディジタル情報の例を
示す図、第9図は、目視情報とディジタル情報を同−媒
体上に記録した場合の一例を示す図である。 1・・・目視情報、2・・・ディジタル情報、3・・・
トラック、10・・・情報記録媒体、11・・・CCD
センサ、14・・・2値化回路、18・・・データメモ
リ、20・・・制御系。 出願人代理人  佐  藤  −雄 #  1 回 薬 2 目 第3 図 4ビー、)十/バリ“う′イO鳴(卜 を直パリティ 某4 図 茶5 図 第 6 図 1う 20     某 7 図 A              −FJ手続ネ嘗1j正
書(方式) 昭和63年6月30日 昭和62年 特許願第302913号 2、発明の名称 情報記録媒体および情報記録方法 3、補正をする者 事件との関係  特許出願人 (289)大日本印刷株式会社 4、代 理 人 (郵便番号100) 昭和63年5月11日 (発送日 昭和63年5月31日) 6、補正の対象 明細書の「図面の簡単な説明」の欄。 7、補正の内容 明細書第28頁の下から第8行の「(A)〜(E)」を
削除する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、基体面上に感熱記録材料からなるディジタル情報記
    録領域が形成されてなることを特徴とする、情報記録媒
    体。 2、前記ディジタル情報記録領域が読取トラックライン
    を有している、特許請求の範囲第1項に記載の情報記録
    媒体。 3、前記ディジタル情報記録領域がセクタラインを有し
    ている、特許請求の範囲第1項に記載の情報記録媒体。 4、光学的に検知可能なディジタル情報を情報記録媒体
    に記録する情報記録方法であって、前記ディジタル情報
    を前記情報記録媒体に熱的に記録するようにしたことを
    特徴とする、情報記録媒体への情報記録方法。 5、前記ディジタル情報の記録をビット状に行うように
    した、特許請求の範囲第4項に記載の方法。
JP62302913A 1987-11-30 1987-11-30 情報記録媒体および情報記録方法 Pending JPS63282587A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62302913A JPS63282587A (ja) 1987-11-30 1987-11-30 情報記録媒体および情報記録方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62302913A JPS63282587A (ja) 1987-11-30 1987-11-30 情報記録媒体および情報記録方法

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP60023004A Division JPS61183792A (ja) 1985-02-08 1985-02-08 情報記録媒体及びその記録・製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS63282587A true JPS63282587A (ja) 1988-11-18

Family

ID=17914621

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62302913A Pending JPS63282587A (ja) 1987-11-30 1987-11-30 情報記録媒体および情報記録方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS63282587A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002170075A (ja) * 2000-11-30 2002-06-14 Ricoh Co Ltd 感熱記録媒体、印刷装置、印刷方法及び印刷システム

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52121332A (en) * 1976-04-06 1977-10-12 Ricoh Co Ltd Thermal recording sheet and thermal printing card produced therefrom
JPS59207039A (ja) * 1983-05-07 1984-11-24 Kyodo Printing Co Ltd 光記録カ−ド

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52121332A (en) * 1976-04-06 1977-10-12 Ricoh Co Ltd Thermal recording sheet and thermal printing card produced therefrom
JPS59207039A (ja) * 1983-05-07 1984-11-24 Kyodo Printing Co Ltd 光記録カ−ド

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002170075A (ja) * 2000-11-30 2002-06-14 Ricoh Co Ltd 感熱記録媒体、印刷装置、印刷方法及び印刷システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
GB2340292A (en) Optical data storage medium capable of reversibly displaying information
WO1990013114A1 (en) Magnetic card
US6391439B2 (en) Rewritable indication label for recording medium, recording medium and recording medium case
JPH053395B2 (ja)
JPS63282587A (ja) 情報記録媒体および情報記録方法
JPS61183792A (ja) 情報記録媒体及びその記録・製造方法
JPH01166348A (ja) 情報記録媒体
JPH07266725A (ja) 感熱記録媒体
JPH0890915A (ja) 感熱記録媒体
JP3868520B2 (ja) 多色感熱記録媒体
JPH0576686B2 (ja)
JPH0528996B2 (ja)
JP2593362Y2 (ja) 被熱転写記録媒体
JP2628574B2 (ja) 感熱磁気記録方法
JP3118322B2 (ja) 可視記録媒体
JP2598731Y2 (ja) 可逆性感熱記録媒体
JP2930502B2 (ja) 可視記録媒体
JP3347192B2 (ja) 可視記録媒体
JP3315811B2 (ja) 可逆性感熱記録材料
JP2996932B2 (ja) プリペイドカードの駅名表示方法
JP2649466B2 (ja) 感熱記録媒体
JPH09315054A (ja) リライト表示付カード
JP2002127600A (ja) 複合感熱記録層、感熱記録体、感熱記録層転写シート、感熱記録層貼付用ラベル、および記録方法
JPH0768986A (ja) 可視記録媒体
JPH09220890A (ja) 再貼替え可能な可逆性感熱記録シート