JP2002170075A - 感熱記録媒体、印刷装置、印刷方法及び印刷システム - Google Patents

感熱記録媒体、印刷装置、印刷方法及び印刷システム

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JP2002170075A JP2000364522A JP2000364522A JP2002170075A JP 2002170075 A JP2002170075 A JP 2002170075A JP 2000364522 A JP2000364522 A JP 2000364522A JP 2000364522 A JP2000364522 A JP 2000364522A JP 2002170075 A JP2002170075 A JP 2002170075A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子化されたデータがコードに符号化され
て印刷されている感熱記録媒体の一部に、人間により読
み取り可能な情報を印刷し、コード化されている内容を
把握しやすくする。 【解決手段】 感熱記録媒体10は、電子化されたデー
タが所定の読取装置により読み取り可能なコード12a
に符号化されて印刷されている第1領域12と、文書名
11a、作成日11b、作成者11c、文書のサムネー
ル11d、FTPDirectory11e、File
容量11fで構成される人間により読み取り可能な情報
が印刷されている第2領域11からなる。記録媒体10
の保持者は、第2領域11に印刷されている各項目から
簡単に記録されている文書の内容を把握でき、第1領域
12に印刷されているコード12aを所定の読取装置で
読み取り、元の電子化されたデータに復元し、文書とし
て印刷できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子化されたデー
タを記録する感熱記録媒体、より詳細には、所定の読取
装置により読み取り可能なコードが印刷されている領域
と人間により読み取り可能な情報が印刷されている領域
から成る感熱記録媒体及び該媒体に関連する装置、方
法、システムに関する。
【0002】
【従来の技術】特開平5−12288号公報には、文字
や画像情報を入力する入力手段と、入力された文章又は
画像情報を予め定める変換手順に従って符号化情報に変
換する変換手段と、変換手段からの符号化情報を記録紙
に印字出力する印字手段と、記録紙上に印字された符号
化情報を読み取る読み取り手段と、符号化情報を予め定
める復元手順に従って文章情報又は画像情報に復元する
復元手段とを含むことを特徴とする情報処理装置が提案
されている。
【0003】本公報では、ワードプロセッサにより作成
された電子文書の内容を表す可視認識可能なパターン
と、専用の読み取り手段で解読される2次元パターンと
が記録紙上に熱転写型プリンタにて印刷された事例が示
されているが、実施例から、本システムに用いられる文
書作成手段は、用紙上に印刷された2次元パターンを光
学的に読み取る手段と用紙への印刷手段を含むワードプ
ロセッサを対象としており、用紙の仕様に関しては特に
明記していない。
【0004】また、特開平8−186703号公報に
は、仮想的な行列状の升目に光学的に読み取り可能なマ
ークをそれぞれ付与した2次元パターンが記録された用
紙面を光学的に読み取る読み取り手段と、文書/図形等
のデータを入力する入力手段と、入力された文書/図形
等のデータを記憶するデータ記憶手段と、データ記憶手
段に記憶されたデータを文字・記号等の可視認識可能な
パターンに変換して出力する第1変換手段と、データ記
憶手段に記憶されたデータを仮想的な行列状の升目に光
学的に読み取り可能なマークをそれぞれ付与した2次元
パターンに変換し出力する第2変換手段と、前記読み取
り手段により読み取られた2次元パターンを文書データ
に変換し前記データ記憶手段に出力する第3変換手段
と、第1変換手段及び第2変換手段により変換された各
々のパターンを用紙上に出力する印刷手段とを備え、こ
れにより、文書/図形等のデータから2次元パターン
へ、あるいは2次元パターンから文書/図形等のデータ
への相互変換を行いうることを特徴とするデータ処理装
置が提案されている。
【0005】本公報では、ワードプロセッサにより作成
された電子文書の内容を表す可視認識可能なパターン
と、専用の読み取り手段で解読される2次元パターンと
が記録紙上に熱転写型プリンタにて印刷された事例が示
されているが、実施例から、本システムに用いられる文
書作成手段は、用紙上に印刷された2次元パターンを光
学的に読み取る手段と用紙への印刷手段のついたワード
プロセッサを対象としており、用紙の仕様に関しては特
に明記されていない。
【0006】また、特開平7−121673号公報に
は、文字によって表現された情報と等価な情報をバーコ
ード化したものを、文字情報に対応させて同一紙面上に
印刷しておき、バーコード情報を認識するバーコード入
力手段と、前記バーコード入力手段から入力されたバー
コード情報に対応する出力情報を格納する記憶手段と、
前記バーコード情報と出力情報の対応を調べる出力情報
生成手段と、前記出力情報を格納する手段とを含むこと
を特徴とする情報提供方法が提案されている。
【0007】本公報では、同一紙面上に文字によって表
現された情報と等価な情報がバーコードとして記録され
ているが、実際にはバーコードに対応する出力情報を検
索して、対応する出力情報を使用者に出力するため、必
ず対応する出力情報を格納する記憶手段が必要となる。
すなわち、バーコードが記憶しているのは、電子メディ
アに出力させる情報の識別情報のみである。
【0008】特開平9−282422号公報にも、記録
用紙1上に記録された可視情報2に関連する関連情報が
記録されている磁気ディスク装置20のアドレスを示す
アドレス情報が、記録用紙1上に記録された可視情報2
のうちの磁気ディスク20のアドレス情報が表すアドレ
スに記憶された情報に関連する関連部分に対応付けられ
て記録用紙1上に不可視的に記録されると共に、上記関
連情報が磁気ディスク装置20に記憶されていることを
表すマーク4a,4b,4cが可視的に記録されること
が提案されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述の点に
鑑みてなされたものであり、記録媒体に対し、データ情
報に応じて加熱し、画像形成して、データを記録する記
録手段を用いて、例えば、文字、図、写真、音、動画と
いった電子化されたデータを配布、携帯可能にし、記録
媒体に表された、例えば、文字、図、写真といった人間
により読み取り可能な情報により人間に対する情報伝達
を可能にするという特徴を持ち、印刷用専用インクの有
無に関わらず記録が可能な感熱記録媒体を提供するこ
と、記録媒体への印刷手段は、該媒体に対し、データ情
報に応じて加熱し、画像形成することができればどのよ
うなシステム構成でも対応でき、また、大容量のデータ
を保持可能とする高精細コードの書き込み手段と読み取
り手段を低コスト、省スペースで実現することができる
印刷装置、印刷システムを提供すること、を目的として
なされたものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、電子
化されたデータを記録する記録媒体であって、該媒体
は、電子化されたデータ全体が所定の読取装置により読
み取り可能なコードに予め符号化されて印刷されている
第1領域と、文書の内容を示す情報が人間により読み取
り可能な状態にて印刷されている第2領域とから成るこ
とを特徴としたものである。
【0011】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記媒体は、前記第1領域と、前記第2領域とを両
面に有することを特徴としたものである。
【0012】請求項3の発明は、請求項1または2の発
明において、前記媒体は、前記第1領域と、前記第2領
域とを片面に有し、他の片面には前記第1領域を有する
ことを特徴としたものである。
【0013】請求項4の発明は、請求項1ないし3のい
ずれかの発明において、前記媒体は、前記第1領域を片
面に有し、他の片面には前記第2領域を有することを特
徴としたものである。
【0014】請求項5の発明は、請求項1ないし4のい
ずれかの発明において、前記媒体のサイズは、パーソナ
ルコンピュータの5インチベイ(開口部の巾)に挿入可
能なサイズであることを特徴としたものである。
【0015】請求項6の発明は、請求項1ないし5のい
ずれかの発明において、前記媒体のサイズは、葉書サイ
ズであることを特徴としたものである。
【0016】請求項7の発明は、請求項1ないし6のい
ずれかの発明において、前記媒体のサイズは、パーソナ
ルコンピュータの3.5インチベイ(開口部の巾)に挿
入可能なサイズであることを特徴としたものである。
【0017】請求項8の発明は、請求項1ないし7のい
ずれかの発明において、前記媒体のサイズは、名刺サイ
ズ以下であることを特徴としたものである。
【0018】請求項9の発明は、請求項1ないし8のい
ずれかの発明において、前記媒体の厚みが、0.05〜
1mmであることを特徴としたものである。
【0019】請求項10の発明は、請求項1ないし9の
いずれかの発明において、前記媒体は、前記所定の読取
装置が行なう処理内容を指定するためのチェックボック
スが印刷されている第3領域を有することを特徴とした
ものである。
【0020】請求項11の発明は、請求項1ないし10
のいずれかの発明において、前記媒体は、前記所定の読
取装置が行なう所定の処理の実行を命ずる制御コードが
印刷されている第4領域を有することを特徴としたもの
である。
【0021】請求項12の発明は、請求項1ないし11
のいずれかの発明において、前記媒体は、前記所定の読
取装置により読み取り可能なコードに符号化されたパス
ワードが印刷されていることを特徴としたものである。
【0022】請求項13の発明は、請求項1ないし12
のいずれかの発明において、前記媒体は、前記コードを
画素レベルで読み取るために、読み取り画素位置を決定
するマークが感熱印刷されていることを特徴としたもの
である。
【0023】請求項14の発明は、請求項1ないし13
のいずれかの発明において、前記媒体は、前記コードが
濃度差を区別できる複数の濃度で形成されていることを
特徴としたものである。
【0024】請求項15の発明は、請求項1ないし14
のいずれかの発明において、前記媒体は、前記コードが
識別可能な複数色で形成されていることを特徴としたも
のである。
【0025】請求項16の発明は、請求項1ないし15
のいずれかの発明において、前記媒体は、光を吸収して
熱に変換し、発色させる光吸収層を有することを特徴と
したものである。
【0026】請求項17の発明は、請求項16の発明に
おいて、前記媒体は、前記光吸収層が透明であることを
特徴としたものである。
【0027】請求項18の発明は、請求項1ないし17
のいずれかの発明において、前記媒体は、該媒体の表面
の一部に筆記性を有する領域を持つことを特徴としたも
のである。
【0028】請求項19の発明は、請求項1ないし18
のいずれかの発明において、前記媒体は、少なくとも前
記コード記録領域の表面が鏡面であることを特徴とした
ものである。
【0029】請求項20の発明は、請求項1ないし19
のいずれかの発明において、前記媒体は、該媒体の表面
に保護層を有することを特徴としたものである。
【0030】請求項21の発明は、請求項1ないし20
における感熱記録媒体の前記第1領域に前記コードを、
前記第2領域に人間により読み取り可能な情報を印刷す
るための印刷装置であって、該装置は、前記電子化され
たデータを選択する選択手段と、該電子化されたデータ
を所定の読取装置により読み取り可能なコードに符号化
する符号化手段と、前記第1領域に前記コードを印刷
し、前記第2領域に前記人間により読み取り可能な情報
を印刷する印刷手段とを有することを特徴としたもので
ある。
【0031】請求項22の発明は、請求項21の発明に
おいて、前記印刷手段は、前記第3領域に前記チェック
ボックスを印刷することを特徴としたものである。
【0032】請求項23の発明は、請求項21または2
2の発明において、前記印刷手段は、前記第4領域に前
記制御コードを印刷することを特徴としたものである。
【0033】請求項24の発明は、請求項21ないし2
3のいずれかの発明において、前記印刷手段は、前記媒
体の任意の領域に前記符号化されたパスワードを印刷す
ることを特徴としたものである。
【0034】請求項25の発明は、請求項21ないし2
4のいずれかの発明において、前記印刷手段は、前記第
2領域に印刷される前記人間により読み取り可能な情報
の少なくとも一部をユーザが指定できることを特徴とし
たものである。
【0035】請求項26の発明は、請求項1ないし20
における感熱記録媒体の前記第1領域に前記コードを、
前記第2領域に前記人間により読み取り可能な情報を印
刷するための印刷方法であって、前記電子化されたデー
タを選択する選択ステップと、該電子化されたデータを
所定の読取装置により読み取り可能なコードに符号化す
る符号化ステップと、前記第1領域に前記コードを印刷
し、前記第2領域に前記人間により読み取り可能な情報
を印刷する印刷ステップからなることを特徴としたもの
である。
【0036】請求項27の発明は、請求項26の発明に
おいて、前記電子化されたデータを選択する選択ステッ
プと、該電子化されたデータを所定の読取装置により読
み取り可能なコードに符号化する符号化ステップと、前
記第1領域に前記コードを印刷し、前記第2領域に前記
人間により読み取り可能な情報を印刷する印刷ステップ
とをコンピュータに実行させるプログラムを格納するコ
ンピュータ読取可能な記憶媒体である。
【0037】請求項28の発明は、請求項1ないし20
における感熱記録媒体の前記第1領域に印刷されている
前記コードを光学的に読み取る読取手段と、前記第1領
域に印刷されている前記コードを前記電子化されたデー
タに復元する復元手段と、復元された前記電子化された
データのファイル形式に対応したアプリケーションプロ
グラムを実行し、該電子化されたデータを文書として印
刷する印刷手段とを有する印刷システムである。
【0038】請求項29の発明は、請求項28の発明に
おいて、前記印刷手段は、前記電子化されたデータのフ
ァイル形式に対応するアプリケーションプログラムをネ
ットワークを介して該プログラムを格納するサーバから
読み出すことを特徴としたものである。
【0039】請求項30の発明は、請求項28または2
9の発明において、復元された前記電子化されたデータ
を、ネットワークを介して接続された所定の装置に送信
する送信手段を有することを特徴としたものである。
【0040】請求項31の発明は、請求項28ないし3
0のいずれかの発明において、前記媒体における前記第
1領域に印刷されている前記コードと前記第3領域に印
刷されている前記チェックボックスとを光学的に読み取
る読取手段と、前記第1領域に印刷されている前記コー
ドを前記電子化されたデータに復元する復元手段と、前
記読取手段により読み取られたチェックの付された前記
チェックボックスに対応した処理内容に基づき、復元さ
れた前記電子化されたデータに対して所定の処理を行な
う処理手段を有することを特徴としたものである。
【0041】請求項32の発明は、請求項28ないし3
1のいずれかの発明において、前記媒体における前記第
1領域に印刷されている前記コードと前記第4領域に印
刷されている前記制御コードとを光学的に読み取る読取
手段と、前記第1領域に印刷されている前記コードを前
記電子化されたデータに復元し、前記第4領域に印刷さ
れている前記制御コードを復元する復元手段と、前記復
元手段により復元された前記制御コードに対応した処理
内容に基づき、復元された前記電子化されたデータに対
して所定の処理を行なう処理手段を有することを特徴と
したものである。
【0042】請求項33の発明は、請求項28ないし3
2のいずれかの発明において、前記媒体における前記第
1領域に印刷されている前記コードと任意の領域に印刷
されている符号化されたパスワードとを光学的に読み取
る読取手段と、前記第1領域に印刷されている前記コー
ドを前記電子化されたデータに復元し、前記符号化され
たパスワードを復元する復元手段と、ユーザがパスワー
ドを入力する入力手段と、前記復元手段により復元され
たパスワードと前記入力手段により入力されたパスワー
ドとを照合して、前記入力されたパスワードが正しけれ
ば、ユーザを認証する認証手段を有することを特徴とし
たものである。
【0043】
【発明の実施の形態】本発明が適用される感熱記録媒体
は、電子化されたデータ全体が所定の読取装置により読
み取り可能なコードに予め符号化されて印刷されている
第1領域と、文書の内容を示す情報が人間により読み取
り可能な状態にて印刷されている第2領域とからなり、
読取装置を用いてデコードすることにより電子化された
データ全体を復元することができるようになる。また、
文書の内容を示す情報が人間により読み取り可能な状態
になっているので、例えば、文書内容の把握、文書の検
索が簡単になる。ここで、人間により読み取り可能な状
態となっているのは文書の一部なので、それ以外の部分
は秘密が保たれる。
【0044】読取装置が簡単に第1領域を検出できるよ
うに、開始マークと終了マークを第1領域に付すること
も可能である。第2領域は例えば、文書のサムネール
(ここで、サムネールとは文書、画像ファイル等を小型
化して表示したものである。)が印刷されたり、文書の
要約文が印刷される領域である。また、本記録媒体は、
媒体サイズがPCの5インチベイ(開口部の巾)に入る
サイズ以下であるため携帯性に優れ、既存の多数の画素
を有するCCDセンサーと専用の光学系を用いて、高密
度の画像を読み取る装置が構築できる。
【0045】図26は、CCDセンサーと専用の光学系
からなる読取装置の構成例を示す図で、図中、1は、C
CD素子、2は、レンズ、3は、ミラー、4は、光源、
10は、感熱記録媒体である。例えば、10600画素
の既存CCDセンサーを用い、幅120mmの媒体10
のコード情報を読み取らせる場合、CCDセンサー2画
素で1200dpi(dot per inch)のコ
ード1画素に対応するため、コードを1画素単位で正確
に読み取ることができるため、幅120mmの正方形の
媒体10に3.6MB程度(3.5インチフロッピー(登
録商標)ディスク3枚程度)の大容量データを保持で
き、また、コード情報を正確に読み取る装置を安価に実
現することが可能となる。
【0046】多くのデータ量を記録、印刷する場合、媒
体10へのコード形成方式は、感熱記録である必要があ
る。ここで、感熱記録媒体とは、例えば、TC(The
rmo Chromic)フィルムのように、加熱・冷
却方法によって媒体自体の透明度が可逆に制御されるよ
うな材料からなる媒体や、可逆CTC(ColorTh
ermo Chromic)や非可逆CTCのように、
ロイコ染料と顕色剤を含む材料で、加熱・冷却具合によ
り媒体自身の発色濃度が制御される自己発色媒体や 、
同じくロイコ染料と顕色剤を含む材料で加熱により自己
発色する感熱紙を対象とし、熱転写記録方式のプリンタ
によってコードを形成される媒体も含む。使用材料は、
前述の材料に限らず、加熱によって発色したり、白濁し
たり、インクが付着したりといった方法を用いて、付着
状態と非付着状態が認識できる感熱記録が可能であれば
良い。
【0047】媒体10のサイズは小さいことから、媒体
10に対する書込、読取装置はPC内蔵型にすることも
可能であり、より使い勝手の優れるシステムを構築する
ことが可能となる。
【0048】図1は、本発明が適用される感熱記録媒体
(以下印刷物という)の一例を示す図で、図中、印刷物
10は、第1領域12と第2領域11からなり、第1領
域12は、所定の読取装置により読み取り可能なコード
12aが印刷され、第2領域11は、人間により読み取
り可能な情報として、本例では、文書名11a、作成日
11b、作成者11c、文書のサムネール11d、ファ
イルの保存場所を示すFTP Directory11
e、ファイルの容量を示すFile容量11fが印刷さ
れている。
【0049】印刷物10の第2領域11は、人間に対す
るインタフェースを与える部分であり、第1領域12に
印刷されたコード12aの内容を人間が理解可能な状態
で印刷されている。ここで、文書名11a、作成日11
b、作成者11c、文書のサムネール11d、FTP
Directory11e、File容量11fは任意
の項目であるため、他の情報を加えて印刷することも可
能である。例えば、600dpi以上の解像度を有する
読み取り装置で読み取ること、といった注記事項を含め
ることができる。
【0050】また、文書のサムネール11dに印刷され
る内容はサムネールに限定されず、例えば、印刷物10
の作成者がコード12aの内容を要約した文章又は、図
画を新たに作成してサムネールの代わりに印刷すること
もできる。サムネールを使用する場合には、図1の文書
のサムネール11dに示すように最初のページから所定
のページ、本例では、9ページ分の情報を自動的に取得
してサムネールを印刷してもよいし、印刷物10の作成
者に所定のページ数分のページを選択させることもでき
る。いずれにしても文書のサムネール11dは、人間に
対して印刷物10のコード12aの内容を理解させるた
めの主たる情報を印刷する部分である。
【0051】印刷物10の第1領域12は、読取装置に
対するインタフェースを与える部分であり、コード12
aが印刷されている。本発明の1つの特徴として、コー
ド12aには、印刷物10の作成者が選択した文書全体
の電子化されたデータが符号化され、印刷されているた
め、当該印刷物10を保持し、所定の読取装置を使用す
れば、他に文書の記憶装置が無くとも文書全体を利用す
ることが可能になる。ここで、利用とは例えば、印刷、
ファイルを行なって、文書を取得、編集することを意味
する。コード12aに通常使用されるコードは、例え
ば、グリフコード、インタクタコード、DDコードとい
った電子化したデータをエンコードし、そのエンコード
されたデータを再度デコードすることによって元の電子
化したデータに復元できるコードであればどのようなコ
ードでも可能である。
【0052】例えば、グリフコードは左向きスラッシュ
と右向きスラッシュで0と1を表現するコード体系であ
り、600dpiから1200dpi乃至2400dp
iの印刷装置と読取装置を用いて、数百キロバイト(K
B)から数メガバイト(MB)程度のデータをA6一枚
に記録、復元することができるようになる。なおコード
の誤り訂正の程度によって一枚に記録できる容量が変わ
る。ファイルを所定のアルゴリズムで圧縮した上でグリ
フコードに基づき印刷することにより、より大容量の記
録を行うことができる。
【0053】印刷物10に記録されるデータは例えば、
文字、図、写真、音声、動画といったものが電子化され
ているデータでなければならないが、コード12aに印
刷できるようなデータ量であればページ数、ファイル形
式、データの内容にかかわらず取り扱うことができる。
なお印刷物10の元となる記録用紙の素材は、例えば、
コート紙、合成紙、消去及び再書き込み可能な感熱シー
ト、プラスチック、金属といった、印刷時に所定のドッ
ト再現度にて印刷できるようなものであればよい。印刷
方式は、例えば、感熱でも、熱転写でもよいが、使い勝
手の点やランニングコストの点からは、自己発色型の媒
体、望ましくは可逆記録が可能な自己発色型感熱媒体が
適する。
【0054】従来、例えば、フロッピーディスク、CD
−ROM、CD−R、CD−RW、MO、DVDといっ
た電子的、磁気的記録媒体を使用して情報を配布してき
たが、人間は、フロッピーディスクのような電子的、磁
気的記録媒体を外部から見ても何が記録してあるか理解
することが難しく、ファイル名が分かる場合でもファイ
ルの内容がどのようなものであるかわからないことも多
い。本発明における印刷物10を使用した場合、人間は
どのような内容のデータが第1領域12に記録されてい
るか印刷物10の第2領域11を見てみれば分かる。ま
た、文書全体のコード化されたデータが印刷されている
ため、読取装置によって文書全体を電子的なファイルに
戻すことも、印刷することも可能になる。
【0055】印刷物10は、例えば、紙を用いた記録用
紙に大容量の記録機能を与えて、記録用紙に印刷され
た、例えば、文字、図、写真によって人間に対する情報
伝達を行うことができ、情報の配布、携帯を可能とする
新たな記録媒体を提供するものである。また、印刷物1
0の複製は、印刷物10を生成するのに必要な解像度以
上を有する読取装置によって簡便に行なうことができ
る。ここで、図1に示した本発明が適用される印刷物1
0は、基本的な要素のみを示しており、本実施例に限ら
れるものではない。
【0056】図2は、本発明が適用される印刷物10の
一例を示す図で、図中、印刷物10は、第1領域12と
第2領域11とを両面に有し、図2(A)は表面、図2
(B)は裏面である。印刷物10の両面に印刷する場
合、片面の印刷が他の片面に悪影響を及ぼさないよう
に、例えば、黄色、セピア色といった中間色で印刷す
る、または、ステルス印刷を施すことが可能である。図
2に示すように印刷物10の両面に第1領域12と第2
領域11の有する情報を保持することにより、保持可能
な情報量を増やすことができ、印刷物10の整理に必要
な文書情報を第2領域11に種々印刷することが可能と
なる。図2に示す実施例では、図2(A)にエンコード
されたコードと、目視で認識可能な文書の情報と内容を
示すサムネールが印刷され、図2(B)には、エンコー
ドされたコードと文書内容の概要を示す文章が印刷され
ているため、文書の内容確認が容易となり、使い勝手も
非常に優れる。
【0057】図3は、本発明が適用される印刷物10の
一例を示す図で、図中、印刷物10は、第1領域12と
第2領域11とを片面に有し、他の片面には第1領域1
2を有し、図3(A)は表面、図3(B)は裏面であ
る。図3に示すように印刷物10の片面をコード12a
を有する第1領域12にすることにより、コード形成面
積が広く取れるため、保持可能なデータ容量を大きくす
ることが可能となる。図3に示す実施例では、図3
(A)にエンコードされたコードと、目視で認識可能な
文書の情報と内容を示すサムネールが印刷され、図3
(B)には、エンコードされたコードが印刷されている
ため、大きなデータを保持することができ、効率的に使
用できる媒体となる。
【0058】図4は、本発明が適用される印刷物10の
一例を示す図で、図中、印刷物10は、第1領域12を
片面に有し、他の片面には第2領域11を有し、図4
(A)は表面、図4(B)は裏面である。図4に示すよ
うに印刷物10の片面をコード12aを有する第1領域
12にすることにより、コード読取装置をコード面側に
設けるだけで良いのでシステムが非常に簡易になり、処
理が高速化される。また、コード12aが形成された面
と反対の面には目視で認識可能な文書の情報と内容を示
すサムネールが印刷されているので、印刷物10の整
理、整頓が非常に容易となる。図4に示す実施例では、
図4(A)に目視で認識可能な文書の情報と内容を示す
サムネールが印刷され、図4(B)には、エンコードさ
れたコードが印刷されているため、文書内容の認識性が
非常に優れる。また、第1領域12と第2領域11が片
面毎に区別されて印刷されているため、コード読み取り
時に領域分離をする必要が無く、システムが簡易にな
る。
【0059】本発明が適用される印刷物10は、葉書き
サイズにすることにより、携帯性や配布性に優れ、か
つ、既存の葉書き用整理用具を利用することが可能とな
るため非常に使い勝手が向上する。図4(B)に示すよ
うに裏面全面をコード12aを有する第1領域12とす
ると、1200dpiで約3.7MB分のデータを記録
することができ、大容量の文書情報を保持することが可
能な媒体となる。また、PCの3.5インチベイに挿入
可能なサイズにすることにより、携帯性や配布性に優れ
た媒体となり、非常に使い勝手が向上する。3.5イン
チフロッピーディスクサイズの媒体を用いて、図4
(B)に示すように裏面全面をコード12aを有する第
1領域12とすると、1200dpiで約2MB分のデ
ータを記録することができ、大容量の文書情報を保持す
ることが可能な媒体となる。また、読取装置に関して
は、既存の10000画素程度のCCDセンサーにて十
分読み取ることが可能である。
【0060】本発明が適用される印刷物10は、名刺サ
イズ以下、例えば、名刺サイズ、カードサイズとするこ
とにより、格段に携帯性や配布性が向上し、非常に使い
勝手が向上する。また、既存の名刺ホルダーやカードホ
ルダーを用いることができるため整理も容易になり、ポ
ケット、手帳、財布などにも入れることができる。ここ
で、既存の10000画素程度のCCDセンサーを用い
て、2400dpiの情報量を読み取ることが可能とな
るため、例えば、カードサイズの媒体を用いて図4
(B)に示すように裏面全面をコード12aを有する第
1領域12とすると、2400dpiで約4.4MB分
のデータを記録することができ、既存のCCDセンサー
を用いる場合、媒体サイズを名刺サイズ以下にすること
により、例えば、葉書サイズといった少し大きな媒体よ
りも多くのデータ容量を保持することが可能となる。
【0061】図5は、本発明が適用される印刷物10の
一例を示す図で、図中、13は、所定の読取装置に所定
の処理の実行を命ずる制御コードが印刷されている第4
領域であって、制御コードとして、バーコード13aが
印刷され、第1領域12には、コード12aの開始を表
す開始マーク12bと終了を表す終了マーク12cとが
印刷されている。
【0062】バーコード13aは、読取装置に印刷物1
0の作成者の意図する処理を行わせるためのコードであ
り、例えば、印刷物10のパスワードの確認、印刷、一
部印刷、ファイル作成、FAX送信といった処理を指定
して、実行させる、また、従来デジタル複写機が保持し
ている機能、例えば、複数コピー、両面コピー、ソー
ト、ステイプルといった機能に連動させることが可能で
ある。また、幾つかの処理内容のメニューを表示して、
印刷物10の保持者に選択させることもできる。ここ
で、バーコード13aにパスワードの情報を含めること
も可能である。
【0063】コード12aの例えば、最初又は最後にバ
ーコード13aの有する処理内容を含めることも可能で
ある。同様に、パスワードの確認を行う場合には、パス
ワードの情報をコード12aの例えば、最初又は最後に
含めることも可能である。また、バーコード13aはバ
ーコードではなく他のコードを使用することも可能であ
り、例えば、二次元バーコードを使用してもよい。バー
コード13aの位置は、印刷物10のいずれの位置にあ
ってもよいが、読取装置が簡単にバーコード13aの位
置を認識できるように、印刷される位置を固定した方が
望ましい。
【0064】図5に示すバーコード13aのような命令
コードを含めることにより、印刷物10の作成者が読取
装置に作成者の意図する処理内容を指定することができ
る。ここで、図5に示すコード12aの開始マーク12
b、終了マーク12cの形状は一例であるが、開始マー
ク12b、終了マーク12cが印刷されていれば、読取
装置は、簡単にコード12aの開始、終了を認識するこ
とができるようになり、処理が高速化される。
【0065】図6は、本発明が適用される印刷物10の
一例を示す図で、図中、14は、パスワードを記入する
セキュリティボックスで、第1領域12には、コード1
2aの開始マーク12dと終了マーク12eとが印刷さ
れている。
【0066】パスワードは、例えば、コード12aの最
初もしくは最後又は、バーコード13aに所定の読取装
置により読み取り可能なコードに符号化して含めてお
き、読取装置に読み取らせる前に印刷物10の保持者
は、セキュリティボックス14にパスワードを記入す
る。読取装置は、セキュリティボックス14の記入内容
を文字認識として取得し、コード12a又は、バーコー
ド13a内に記録されているパスワードと照合する。記
入されたパスワードが正しい場合、例えば、コード12
aの内容をデコードし、文書全体の印刷を行なう。記入
されたパスワードが正しくない場合、処理を実施しな
い。ここで、パスワードを符号化するコードと電子化さ
れたデータを符号化するコードは、同じでも、異なって
いてもよい。
【0067】セキュリティボックス14の位置は、印刷
物10のいずれの位置にあってもよいが、読取装置が簡
単にセキュリティボックス14の位置を認識できるよう
に、印刷される位置を固定した方が望ましい。
【0068】図6に示すセキュリティボックス14を用
いて、所定のパスワードを知っている印刷物10の保持
者のみ記録されている文書全体にアクセスできるように
なる。ここで、図6に示すコード12aの開始マーク1
2dと終了マーク12eの形状は一例であり、図5に示
す同マークとは異なるマークを使用している。
【0069】図7は、本発明が適用される印刷物10の
一例を示す図で、図中、15は、所定の読取装置に処理
内容を指定するためのチェックボックスが印刷されてい
る第3領域であって、全プリントの選択のためのチェッ
クボックス15a、一部プリントの選択のためのチェッ
クボックス15b、ファイル保存を選択するためのチェ
ックボックス15cが印刷され、第1領域12には、コ
ード12aの開始マーク12fと終了マーク12gとが
印刷されている。図7に示す実施例では、ファイル保存
のためのチェックボックス15cが選択されているもの
とする。
【0070】図7に示すチェックボックスを設けること
により、印刷物10の保持者は読取装置に行わせる処理
内容を簡単に指定することができる。例えば、図7に示
すファイル保存のためのチェックボックス15cが選択
されている場合には、読取装置はファイルの保存先を指
定するように印刷物10の保持者に促す。印刷物10の
保持者が保存先を指定すれば、読取装置はコード12a
をデコードし、デコードにより生成されるファイルを指
定の場所に保存する。
【0071】また、全プリントを選択するためのチェッ
クボックス15aが選択された場合に、読取装置は、コ
ード12aをデコードし、デコードにより生成されるフ
ァイルの形式を調べて形式に対応するアプリケーション
プログラムを実行し、当該アプリケーションプログラム
を用いて印刷を実行する。一部プリントを選択するため
のチェックボックス15bが選択された場合には、読取
装置は印刷すべきページ番号を入力するように印刷物1
0の保持者に促す。印刷物10の保持者がページ番号を
入力すると、読取装置は、コード12aをデコードし、
デコードにより生成されるファイルの形式を調べて形式
に対応するアプリケーションプログラムを実行し、印刷
物10の保持者が指定したページを当該アプリケーショ
ンプログラムを用いて印刷を実行する。
【0072】ここで、チェックボックスの種類は上述の
3種類に限定されず、他の処理内容を指定するためのボ
ックスを増やしてもよいし、選択できるボックス数を減
らすこともでき、選択可能なチェックボックスの種類を
印刷物10の作成者が指定することもできる。また、チ
ェックボックスの位置は、印刷物10のいずれの位置に
あってもよいが、読取装置が簡単にチェックボックスの
位置を認識できるように、印刷される位置を固定した方
が望ましい。また、チェックボックスの並びを固定した
方が読取装置の認識処理が簡単になる。
【0073】図7に示すチェックボックスを用いて、印
刷物10の保持者は、読取装置に簡単に処理内容を指示
することができる。ここで、図7に示すコード12aの
開始マーク12fと終了マーク12gの形状は一例であ
り、図5と図6に示す同マークとは異なるマークを使用
している。
【0074】図5、図6、図7に示した実施例では、バ
ーコード13a、セキュリティボックス14、チェック
ボックス15a、15b、15cを単独で使用している
が、これらを組み合わせて使用することも可能である。
【0075】図8は本発明が適用される印刷物10に用
いる媒体の供給状態の一例を示す図で、図8(A)は、
ロール形状、図8(B)は、シート又は、カード形状で
ある。印刷物10の厚みを0.05〜1mmとすること
で使い勝手に優れた媒体となり、図8(A)に示すロー
ル形状で供給する場合は、0.05〜0.2mm程度の厚
み範囲が使い易く、図8(B)に示すシート、カード形
状で供給する場合は、0.2〜1mm程度の厚み範囲が
使い易い。また、前述の厚みは使い勝手に優れるだけで
なく、媒体の耐久性、印刷装置の形状、搬送性なども考
慮されて選択された値である。例えば、キャッシュカー
ドその他のサービス用カードは、0.8mm程の厚みが
あり、テレホンカードは、約0.25〜0.3mm、地下
鉄の回数券カードは、約0.2〜0.25mmとなってお
り、前記媒体の良好な厚みとほぼ一致することがわか
る。
【0076】図8(A)に示すロール形状の媒体は、
0.05mm〜0.2mm程度の厚みが適するが、書き込
み前又は後に適当な大きさにカットする必要がある。ま
た、カット後のハンドリング性向上のために裏面に粘着
剤層を設けて、コード形成後は厚みのある基板に貼り付
けて使用することもでき、特に薄い媒体の場合は、基板
の延びや変形、折れ曲がりなどを生じやすいので、厚め
の基板に貼って使用するとハンドリング性が向上する。
【0077】図9は、本発明が適用される印刷物10の
コード12aの開始と終了を表すマークの一例を示す図
で、図中、20、22は、マークで、マーク20は、1
画素幅の囲み、マーク22は、1画素と2画素の繰り返
しで表わされ、21は、コードである。マーク20また
は22は、コード21の読み取り時に、印刷物10が斜
めに挿入されている場合や印刷物10が変形している場
合に、各読み取りライン画像の先頭画素を特定するため
に必要となる。この読み取り画素位置を決定するための
マーク20または22は、正確に認識されなければなら
ないため、エッジがシャープである必要があり、単独画
素レベルで認識できることが望まれることから、マーク
20または22の形成には1画素の再現性に優れる感熱
記録が最適である。
【0078】マーク20または22は、既存のエンコー
ドソフトに沿ったものでも、それ以外の形式でも良い
が、従来のように書き込み手段解像度の複数画素でコー
ド21の1画素を生成するのではなく、書き込み手段解
像度の1画素でコード21の1画素を生成する場合に
は、マーク20または22も書き込み手段解像度の1画
素単位で生成されるものが望ましく、例えば、図9
(A)に示すマーク20を基準としたり、図9(B)に
示すマーク22で基準を認識するといった種々の方法が
用いられる。
【0079】図10は、本発明が適用される印刷物10
のコード21が濃度差を区別できる複数の濃度で形成さ
れた一例を示す図で、図中、コード21は、濃度ゼロ2
1a、低濃度21b、中濃度21c、高濃度21dの4
階調に制御できる単独画素で構成される。濃度ゼロ21
aは2ビット分のデータが共にゼロで00、低濃度21
bは下位ビットだけが1で01、中濃度21cは上位ビ
ットだけが1で10、高濃度21dは2ビット分のデー
タが共に1で11という関係を持たせることができるた
め、印刷物10に保持できるデータ量は前述の通常のコ
ードを用いる場合の倍となる。
【0080】図10に示す実施例に基づき、カードサイ
ズの媒体の片面に2400dpiでコードが形成されて
いる場合、約9MBの容量となり、両面にコードを持つ
場合、10MBを優に超える媒体となる。また、媒体の
材料には、例えば、CTCフィルムのように1画素単位
で濃度を変えられる特性が必要である。
【0081】図11は、本発明が適用される印刷物10
のコード21が識別可能な複数色で形成された一例を示
す図で、図中、コード21は、無色21e、イエロー2
1f、マゼンタ21g、シアン21hの4色に制御でき
る単独画素で構成される。無色21eは2ビット分のデ
ータが共にゼロで00、イエロー21fは下位ビットだ
けが1で01、マゼンタ21gは上位ビットだけが1で
10、シアン21hは2ビット分のデータが共に1で1
1という関係を持たせることができるため、印刷物10
に保持できるデータ量は前述の通常コードを用いる場合
の倍となり、複数色かつ、各色の濃度が複数段に制御さ
れた印刷物10の場合は、より大容量となり、大きな写
真画像データを保持することも可能となる。例えば、2
色がそれぞれ3階調の濃度を持ち、かつ、1色単独だけ
でなく2色重ねて記録された場合、カードサイズの媒体
の片面に2400dpiでコードを形成すると、約18
MBの容量を得ることができ、両面にコードを持たせれ
ば、20MBを優に超える媒体となる。従って、読取装
置が色を判別できる場合には、媒体への記録には、例え
ば、昇華型熱転写やTAフィルムといった1画素単位で
濃度を変えられる特性が必要であり、かつ、書込装置に
は高密度書き込みが可能なレーザー光源が望ましい。
【0082】図12は、本発明が適用される印刷物10
の構成例を示す図で、図中、30は、発色層、31は、
光吸収発熱層、32は、基板である。図12に示すよう
に、基板32上に光吸収発熱層31として、カーボン層
(ここで、カーボン層の厚みは、1μm以上、望ましく
は、2〜5μm程度が適する。)を形成し、その上に発
色層30を有することにより、レーザー光源による書き
込みが可能な媒体となる。ただし、発色層30が例え
ば、CTCフィルムといったレーザー光を吸収しない材
料であることが必要である。ここで、1200dpi以
上の高密度書き込みはサーマルヘッドでは難しく、レー
ザー光源、例えば、安価で小型の半導体レーザーが適す
る。
【0083】図13は、本発明が適用される印刷物10
の構成例を示す図で、図中、33は、透明光吸収発熱
層、34は、発色層30と透明光吸収発熱層33を一体
化した層である。図12に示す印刷物10では、印刷物
10の色が黒となり、目視での情報認識が難しくなるた
め、光吸収発熱層31には例えば、赤外波長の光に対し
てフタロシアニン系の材料といった、色素系の材料が望
ましく、それぞれの光源波長に応じて適当な材料を選択
することが可能である。光吸収発熱層31が透明となれ
ば、目視での情報認識が容易になり、また、図13
(A)、(B)、(C)に示すように、種々構成の印刷
物10を得ることが可能となる。
【0084】図14は、本発明が適用される印刷物10
の一例を示す図で、図中、40は、筆記性を有する領域
で、図14(A)は、表面、図14(B)は、裏面であ
る。印刷物10の第2領域11には人間の目で認識可能
な情報が印刷されているが、より解り易い情報を追記し
たいという要求や、他者から配布された印刷物10に本
人固有の情報を入れたり、説明を入れたいという要求が
発生した場合に対応できるように、印刷物10の表面の
一部には筆記可能な材料を用いて筆記性を有する領域4
0が形成される。
【0085】図14に示すように、筆記性を有する領域
40に、例えば、合成紙に用いる酸化チタンを含むクレ
ー層を持たせたり、紙のシールを貼り付けたり、表面を
粗して加筆性を持たせるといった材料を変える以外に筆
記領域40とその他の領域との表面形状を変えることで
筆記できるようにする。
【0086】図15は、本発明に適用される印刷物10
の一例を示す図である。媒体への書き込み手段として
は、例えば、接触型のサーマルヘッドや非接触型のレー
ザー光源が挙げられるが、いずれも加熱効率を考えると
媒体表面は鏡面であることが望ましく、接触型の場合
は、書き込み手段と媒体との接触性が直接記録エネルギ
ーに影響し、記録に必要なエネルギー量によって、記録
速度、書き込み手段の出力、電源容量、装置形状といっ
た種々の要素に影響を及ぼすため、特に鏡面であること
が非常に重要とされ、非接触型の場合も媒体表面での乱
反射を生じるため、鏡面である方が望ましく、例えば、
図15に示すように、筆記領域40とその他の領域との
表面粗度を変えることも有効である。
【0087】図16は、本発明が適用される印刷物10
の構成例を示す図で、図中、35は、保護層である。図
16に示す印刷物10は形状が小さいために、携帯性、
配布性に非常に優れており、また、印刷物10が樹脂や
紙などでできているので、他の記録媒体に比べて非常に
安価であるという特徴があり、例えば、雑誌の付録、催
し物での情報の配布に適している。前述の用途において
は、印刷物10の表面の耐機械性や耐環境性は重要であ
り、情報の読み取りに支障をきたさないよう図16に示
す保護層35を持つことで記録層を保護する。
【0088】ここで、接触式の書き込み手段の場合は、
より大きな書き込みエネルギーが必要になるため、数μ
m程度の厚みにする必要があるが、非接触式の書き込み
手段の場合は、光を吸収しない材料であれば数十μmの
厚みでも問題ない。保護層35に用いる材料は、例え
ば、PET樹脂といった透明性、書き込み温度以上の耐
熱性を有し、光を吸収せず、導電率の低い材料が適す
る。
【0089】図17は、本発明が適用される印刷物10
に関わる印刷システムの構成例を示す図で、図中、10
0は、印刷物10のコピー、101は、書込/読取装
置、102は、ネットワーク、110は、電子データ供
給系であって、原稿111、スキャナ112、パーソナ
ルコンピュータ(PC)113で構成され、120は、
データ出力系であって、プリンタ121,デジタル複写
機122で構成される。R1〜R9は、情報読取の流
れ、W1〜W11は、情報書込の流れ、C1は、印刷物
10複製の流れである。
【0090】まず、PC113で電子化されたデータを
符号化したコードと文書のサムネール部分のデータとを
書込/読取装置101に送信する場合、直接送信する
(W1)又は、ネットワーク102を介して送信する
(W3)のどちらかの送信手段を用いて符号化したコー
ドと文書のサムネール部分のデータを装置101に送信
して、装置101で媒体に書き込みを行い、印刷物10
を生成する(W2)。
【0091】また、原稿111をスキャナ112で読み
取り(W4)、スキャナ112から読み取った電子化さ
れたデータをPC113に送信する場合、直接PC11
3に送信する(W5)又は、ネットワーク102を介し
てPC113に送信する(W6)のどちらかの送信手段
を用いて電子化されたデータをPC113に送信して、
PC113で受信した電子化されたデータを符号化した
コードと文書のサムネール部分のデータとを装置101
に送信し、装置101で媒体に書き込みを行ない、印刷
物10を生成する。
【0092】スキャナ112で読み取った原稿111を
電子化したデータを装置101に送信する場合、直接装
置101に送信する(W7)又は、ネットワーク102
を介して装置101に送信する(W8)のどちらかの送
信手段を用いて電子化されたデータを装置101に送信
して、装置101で受信した電子化されたデータを符号
化したコードと文書のサムネール部分のデータとを装置
101で媒体に書き込みを行ない、印刷物10を生成す
る。
【0093】また、原稿111を直接、装置101で読
み取る(W9)場合、装置101で読み取り、電子化し
たデータを符号化したコードと文書のサムネール部分の
データとを装置101で媒体に書き込みを行ない、印刷
物10を生成する、又は、装置101で読み取り、電子
化したデータを直接PC113に送信する(W10)、
ネットワーク102を介してPC113に送信する(W
11)のどちらかの送信手段を用いて電子化されたデー
タをPC113に送信して、PC113で電子化された
データを符号化したコードと文書のサムネール部分のデ
ータとを装置101に送信し、装置101で媒体に書き
込みを行ない、印刷物10を生成する。
【0094】印刷物10に印刷された符号化したコード
をスキャナ112で読み取り(R1)、読み取ったデー
タをPC113に送信する場合、直接PC113に送信
する(R2)又は、ネットワーク102を介してPC1
13に送信する(R3)のどちらかの送信手段を用いて
読み取ったデータをPC113に送信して、PC113
で受信した読み取りデータを元の電子化されたデータに
復元して、復元したデータをデータ出力系120に直接
送信する(R4)又は、ネットワーク102を介してデ
ータ出力系120に送信する(R5)のどちらかの送信
手段を用いて復元したデータをデータ出力系120に送
信して、データ出力系120のプリンタ121、デジタ
ル複写機122を用いて文書を印刷する。
【0095】印刷物10に印刷された符号化したコード
を装置101で読み取り(R6)、装置101で読み取
ったデータを元の電子化されたデータに復元して、復元
したデータをデータ出力系120に直接送信する(R
7)又は、ネットワーク102を介してデータ出力系1
20に送信する(R8)のどちらかの送信手段を用いて
復元したデータをデータ出力系120に送信して、デー
タ出力系120のプリンタ121,デジタル複写機12
2を用いて文書を印刷する。
【0096】また、装置101で読み取ったデータをP
C113に送信する場合、直接PC113に送信する
(R9)又は、ネットワーク102を介してPC113
に送信する(R8)のどちらかの送信手段を用いて読み
取ったデータをPC113に送信して、PC113で受
信した読み取りデータを元の電子化されたデータに復元
して、復元したデータをデータ出力系120に送信し
て、データ出力系120のプリンタ121、デジタル複
写機122を用いて文書を印刷する。
【0097】装置101又は、スキャナ112において
読み取られた印刷物10のデータは装置101で複製対
象の媒体に対して書き込まれて、印刷物10のコピー1
00として複製される(C1)。
【0098】図18は、本発明が適用される印刷物10
に関連するシステムの構成例を示すブロック図で、図
中、130は、文書ファイル、140は、印刷物10を
生成する処理と印刷物10から電子化されたデータを復
元する処理全体を制御する生成/処理プログラムであっ
て、生成プログラム140aと処理プログラム140b
からなり、150は、アプリケーションプログラム、1
60は、符号処理プログラムであって、エンコーダ16
0aとデコーダ160bからなり、170は画像形成装
置であって、プリンタ121とスキャナ112で構成さ
れる。
【0099】図19は、図18に示すシステムにおける
印刷物10の生成処理の一例を説明するフローチャート
である。まず、印刷物10の元となる文書ファイル13
0、例えば、MS−Word文書(MS−WordはM
icrosoft社の商標)が生成/処理プログラム1
40に入力される(ステップS1)。ここで、文書ファ
イル130は複数のファイルから構成される場合もあ
る。次に、文書ファイル130のエンコードを符号処理
プログラム160のエンコーダ160aにより実施する
(ステップS2)。エンコードされたデータとサムネー
ル部分のデータを画像形成装置170のプリンタ121
で印刷して印刷物10が生成される(ステップS3)。
ここで、サムネール部分はサムネールでなくとも、人間
が内容を理解できるような文章又は、画像であってもよ
い。
【0100】図20は、図18に示すシステムにおける
印刷物10から電子化されたデータを復元する処理の一
例を説明するフローチャートである。まず、印刷物10
を画像形成装置170のスキャナ112で読み取る(ス
テップS4)。スキャナ112で読み取られたデータ
は、例えば、TIFF形式で保存される。次に、読み取
ったデータを符号処理プログラム160のデコーダ16
0bでデコードして(ステップS5)、文書ファイル1
30が復元される。
【0101】次に、デコードにより得られた文書ファイ
ル130に対応するアプリケーションプログラム15
0、本実施例では、MS−Wordプログラムを起動
し、当該文書ファイル130を当該アプリケーションプ
ログラム150上に読み込む(ステップS6)。アプリ
ケーションプログラム150は、文書ファイル130を
画像形成装置170のプリンタ121で印刷する(ステ
ップS7)。印刷結果として、文書11dがプリンタ1
21から出力される。
【0102】ここで、符号処理プログラム160は、ハ
ードウェアにて実装される場合もあり、ハードウェアに
て実装されると、プログラムにて実装される場合と比較
して高速にエンコード、デコードを行うことができる。
【0103】図21は、本発明が適用される印刷物10
を処理するシステムの一例を示す図で、図中、113a
は、PC113内の記憶装置であって、生成プログラム
140aを格納し、123は、デジタル複写機であっ
て、処理プログラム140bとアプリケーションプログ
ラム150を格納する記憶装置123aを備える。PC
113にはデジタル複写機122が接続されている。デ
ジタル複写機122、123は、印刷物10を光学的に
読み取るスキャナの機能と印刷機の機能とを有し、さら
にFAX機能を有する場合もある。本実施例では生成プ
ログラム140aは文書ファイル130を符号化するエ
ンコーダ160aを含む。但し、生成プログラム140
aとエンコーダ160aを別にすることも可能である。
また、処理プログラム140bは印刷物10のコードを
復号化するデコーダ160bを含む。但し、デコーダ1
60bと処理プログラム140bを別にすることも可能
である。
【0104】PC113は、記憶装置113aに格納さ
れた印刷物10の生成プログラム140aを実行して、
文書ファイル130をエンコードし、デジタル複写機1
22で印刷物10を印刷する。印刷物10をこのまま配
布してもよいし、デジタル複写機122の解像度以上の
性能を有するデジタル複写機にて複製したものを配布し
てもよい。配布された印刷物10の保持者が印刷物10
の記録内容を印刷する場合には、デジタル複写機123
でスキャンする。デジタル複写機123の記憶装置12
3aに格納された処理プログラム140bにより、印刷
物10のコード部分はデコードされ、記憶装置123a
に一旦ファイルの形式で保存される。次に、処理プログ
ラム140bがファイルの形式を検査し、ファイル形式
に対応するアプリケーションプログラム150をデジタ
ル複写機123が実行して、ファイル内容を印刷する。
印刷した結果は、文書11dとしてデジタル複写機12
3から出力される。
【0105】図22は、本発明が適用される印刷物10
を処理するシステムの一例を示す図で、図中、114
は、PC、124は、サーバであって、アプリケーショ
ンプログラム150を格納する記憶装置124aを備
え、125,126は、プリンタである。PC113に
はプリンタ121が接続されており、デジタル複写機1
23はネットワーク102に接続され、ネットワーク1
02を介してプリンタ125と、サーバ124と、PC
114が接続されている。PC114には、プリンタ1
26とスキャナ112が接続されている。
【0106】(第1の実施例)PC113は、記憶装置
113aに格納された印刷物10の生成プログラム14
0aを実行して、プリンタ121で印刷物10を印刷す
る。印刷物10をこのまま配布してもよいし、プリンタ
121の解像度以上の性能を有する複写機にて複製した
ものを配布してもよい。配布された印刷物10の保持者
が印刷物10の記録内容を印刷する又はファイルとして
取り出したいという場合には、デジタル複写機123で
スキャンする。デジタル複写機123の記憶装置123
aに格納された処理プログラム140bにより、印刷物
10のコード部分はデコードされ、記憶装置123aに
一旦ファイルの形式で保存される。次に処理プログラム
140bがファイルの形式を検査し、ファイル形式に対
応するアプリケーションプログラム150をデジタル複
写機123が実行して、ファイル内容を印刷する。印刷
した結果は、文書11dとしてデジタル複写機123か
ら出力される。
【0107】(第2の実施例)印刷物10の保持者の指
示により、デジタル複写機123の記憶装置123aに
一旦保存されたファイルは、デジタル複写機123から
ネットワーク102を介して指定されたPC114に送
信される。PC114にてファイル形式に対応するアプ
リケーションプログラム150を実行して、プリンタ1
26又はプリンタ125にて印刷することも可能であ
る。また、ファイル形式に対応するアプリケーションプ
ログラム150にてファイルの編集、加工することも可
能である。
【0108】(第3の実施例)印刷物10の保持者の指
示により、デジタル複写機123が、ファイル形式に対
応するアプリケーションプログラム150を実行して、
記憶装置123aに一旦保存されたファイルを、ネット
ワーク102を介して接続されているプリンタ125で
印刷する。
【0109】(第4の実施例)印刷物10の保持者の指
示により、記憶装置123aに一旦保存されたファイル
は、ネットワーク102を介してサーバ124に送信さ
れる。サーバ124は、ファイル形式に対応したアプリ
ケーションプログラム150を実行して、ネットワーク
102を介して接続されたプリンタ125でファイル内
容を印刷する。この時、サーバ124は、ファイル形式
に対応したアプリケーションプログラム150を実行し
て、印刷用データを生成し、印刷用データをデジタル複
写機123に返す。デジタル複写機123は印刷用デー
タを用いて印刷することもできる。
【0110】(第5の実施例)デジタル複写機123の
記憶装置123aにアプリケーションプログラム150
が格納されていない場合には、デジタル複写機123の
処理プログラム140bが、ファイルの形式を検査し、
ファイル形式に対応するアプリケーションプログラム1
50をサーバ124にネットワーク102を介して要求
する。サーバ124は、要求されたアプリケーションプ
ログラム150を記憶装置124aから取り出してネッ
トワーク102を介してデジタル複写機123に送信す
る。デジタル複写機123は受信したアプリケーション
プログラム150を実行して、記憶装置123aに一旦
保存されたファイルを印刷する。
【0111】(第6の実施例)デジタル複写機123を
使用しない場合、例えば、PC114に接続したスキャ
ナ112を用いて、印刷物10を光学的に読み取り、P
C114が、PC114内に有する記憶装置(図示せ
ず)に格納されている処理プログラム140bを用いて
コード部分をデコードし、ファイルとして記憶装置に一
旦格納する。処理プログラム140bにより記憶装置内
のファイルの形式を検査し、PC114はファイル形式
に対応するアプリケーションプログラム150を実行す
る。このアプリケーションプログラム150にてファイ
ルを印刷するための印刷用データを生成する。生成され
た印刷用データを用いて、例えば、プリンタ126で印
刷する。ネットワーク102を介して接続されたプリン
タ125を用いて印刷することもできる。また、記憶装
置内にファイルとして一旦保存した後、このファイルを
ネットワーク102を介してサーバ124に送信するこ
ともできる。
【0112】図22に示す実施例においては、処理プロ
グラム140bに印刷物10のコード部分を復号化する
デコーダ160bが含まれているが、デジタル複写機1
23では処理プログラム140bにて印刷物10のコー
ド部分をそのまま印刷用データにして、印刷物10の元
となる文書ファイルを生成しない構成、より具体的に
は、印刷するために付加された誤り訂正符号や圧縮等を
元に戻す処理を実施しないような構成も可能である。サ
ーバ124の記憶装置124aにデコーダ160bを格
納しておき、デジタル複写機123は印刷用データをネ
ットワーク102を介してサーバ124に送信する。サ
ーバ124は、デコーダ160bで印刷用データをデコ
ードする。デコード結果をデジタル複写機123にネッ
トワーク102を介して戻してもよいし、サーバ124
でアプリケーションプログラム150を実行し、サーバ
124からネットワーク102を介してデジタル複写機
123、プリンタ125で印刷することもでき、PC1
14にデコード結果をネットワーク102を介して送信
することもできる。
【0113】図23は、本発明が適用される印刷物10
の生成処理の一例を説明するフローチャートである。ま
ず、印刷物10の作成者に印刷するファイルを指定する
ように促す(ステップS11)。ファイルの指定は、1
つだけでなく複数、例えば、1つの文書が複数ファイル
で構成される場合や、2以上の文書を構成する複数のフ
ァイルを指定する場合もある。また、以下の処理を実施
する前に、ユーザが指定したファイルを検査するような
処理を実施してもよい。例えば、指定したファイルが読
み取り専用である場合や、隠しファイルのプロパティが
付されている場合には、プロパティを検査して以下の処
理を実施してよいのか判断する。
【0114】ステップS11の次に、文書のサムネール
11dに印刷するページを指定するか作成者に尋ねる
(ステップS12)。ここで、文書のサムネール11d
に印刷するページを指定する場合には、印刷物10の作
成者にページを指定するように促し、このページの指定
を例えば、メモリに保存しておく(ステップS13)。
もし、ステップS12でページ指定を行わない場合に
は、予め定められた最初の数ページを文書のサムネール
11dに印刷するように指定し、このページの指定をメ
モリに保持しておく(ステップS14)。
【0115】次に、チェックボックスを設けるか否か印
刷物10の作成者に尋ねる(ステップS15)。作成者
がチェックボックスを設ける場合には、チェックボック
スの種類の指定を印刷物10の作成者に促し、チェック
ボックスの種類の指定を例えば、メモリに保持しておく
(ステップS16)。ここで、チェックボックスの種類
とは、印刷物10の作成者が印刷物10の保持者に許可
する読取装置の行なう処理内容である。印刷物10の作
成者がチェックボックスを使用しない場合にはステップ
S17に移行する。
【0116】パスワードが必要か印刷物10の作成者に
尋ねる(ステップS17)。印刷物10の作成者がパス
ワードを必要とした場合には、パスワードの入力を促
し、パスワードの入力を例えば、メモリに保持しておく
(ステップS18)。次に、セキュリティボックス14
を使用するかを印刷物10の作成者に尋ねる(ステップ
S19)。印刷物10の作成者がセキュリティボックス
14を使用する場合には、セキュリティボックス14の
使用を指定する。この指定を例えば、メモリに保持して
おく(ステップS20)。印刷物10の作成者がセキュ
リティボックスを使用しない場合にはステップS21に
移行する。
【0117】印刷物10の作成者に制御コードを使用す
るか尋ねる(ステップS21)。制御コードは、例え
ば、バーコード13aで表したり、コード12aの最初
又は最後に含むことも可能である。制御コードを使用す
る場合には、制御コードに含ませる処理内容を印刷物1
0の作成者に指定するよう促し、ここで、処理内容と
は、例えば、全ページ印刷、一部印刷、ファイル保存
(送信及び保存を含む)のいずれかを行うか、印刷物1
0の保持者が処理内容を選択可能とするか、パスワード
検査を実施するか、といった処理の指定である。この処
理内容の指定を例えば、メモリに保持しておく(ステッ
プS22)。制御コードを使用しない場合には、ステッ
プS23に移行する。
【0118】なお、パスワードを必要とする指定を行っ
たにもかかわらず、セキュリティボックスの指定も、制
御コードにパスワードの指定もしない場合、ユーザにパ
スワードの取り扱いをどうするか尋ねる必要がある。但
し、セキュリティボックス、制御コードを使用しない場
合、読取装置においてデフォルトでセキュリティチェッ
クを行うような設定がなされていればその必要はない。
【0119】次に、書誌事項の決定を印刷物10の作成
者に促し、この書誌事項の決定内容を例えば、メモリに
保持しておく(ステップS23)。書誌事項とは、例え
ば、作成日、作成者、文書名、保存場所、ファイル容
量、ページ数、印刷時における解像度といった事項であ
る。
【0120】次に、メモリに保持している、サムネー
ル、チェックボックス、セキュリティボックス、書誌事
項の指定に基づき印刷用データを作成する(ステップS
24)。メモリに保持している、入力パスワード、指定
した処理内容、ファイル内容をコード化し、印刷用デー
タを生成する(ステップS25)。なお、入力パスワー
ド、指定した処理内容、ファイル内容に用いる各コード
のコード体系を変えることも、同一にすることも、一部
同じにすることも可能である。
【0121】ステップS24とS25にて生成した印刷
用データに基づき、プリンタで印刷を実行する(ステッ
プS26)。
【0122】ここで、ステップS11で指定されるファ
イルのフォーマットを、タグ付きファイルフォーマット
とすることも可能である。タグの部分にチェックボック
ス、セキュリティボックス、制御コード、パスワードの
指定を埋め込んでおき、生成プログラムでは当該タグを
解釈して印刷用データを生成する。ユーザが生成プログ
ラムに対してチェックボックス、セキュリティボック
ス、制御コード、パスワードの指定を行うのではなく、
ファイルに対して指定を行っておく。
【0123】図24は、本発明が適用される印刷物10
の読取処理の一例を説明するフローチャートである。ま
ず印刷物10を光学的に読み取る(ステップS31)。
読取内容を解析して、解析結果に基づき、セキュリティ
ボックスが存在しているか判断する(ステップS3
2)。セキュリティボックスが存在していれば、印刷さ
れたパスワードのコードをデコードする(ステップS3
3)。印刷されたパスワードのコードは、バーコード1
3a又は、コード12aの最初もしくは最後に含まれて
いる。次に、セキュリティボックス内に記入されたパス
ワードと、デコードされたパスワードが等しいか判断す
る(ステップS34)。セキュリティボックス内に記入
されたパスワードは、読取内容の解析処理における文字
認識によって読み取られる。
【0124】ステップS34の検査にてパスワードが正
しく記入されていない場合には、処理不能である旨を印
刷物10の保持者に表示する(ステップS43)。ステ
ップS34の検査にてパスワードが正しく記入されてい
る場合には、ステップS35に移行する。ステップS3
2においてセキュリティボックスがないと判断された場
合もステップS35に移行する。
【0125】制御コードが含まれているか判断する(ス
テップS35)。制御コードは、例えば、バーコード1
3aとして印刷されているか、コード12aの最初又は
最後に印刷されている。この制御コードをデコードし、
制御コード中にパスワード検査の指定があるか判断する
(ステップS36)。制御コード中にパスワード検査の
指定がある場合には、印刷されたパスワードのコードを
デコードし(ステップS37)、印刷物10の保持者に
パスワードの入力を促す(ステップS38)。印刷され
たパスワードのコードは、例えば、バーコード13a又
は、コード12aの最初又は最後に含まれる。
【0126】ステップS37においてデコードされたパ
スワードとステップS38において入力されたパスワー
ドを照合して、ステップS38において入力されたパス
ワードが正しくない場合、ステップS43に移行する。
正しいパスワードが入力されていると判断すると、ステ
ップS40に移行する。ここで、ステップS36におい
て制御コードにパスワード検査の指定がないと判断され
た場合もステップS40に移行する。
【0127】制御コードに含まれる処理内容の表示を行
なう(ステップS40)。処理内容の選択が可能である
場合、印刷物10の保持者は処理内容を選択する。文書
の符号化領域のデコードを行い(ステップS41)、選
択された処理内容を実行する(ステップS42)。選択
された処理内容とは例えば、ファイルの送信、印刷、F
AX送信である。
【0128】また、ステップS35において制御コード
が含まれないと判断した場合には、チェックボックスが
含まれるか判断する(ステップS44)。チェックボッ
クスが含まれていると判断した場合、ステップS41に
移行して、文書の符号化領域をデコードし(ステップS
41)、チェックボックスにて選択された処理内容を実
行する(ステップS42)。
【0129】ステップS44でチェックボックスが含ま
れていないと判断した場合には、文書の符号化領域をデ
コードし(ステップS45)、文書のファイル形式に対
応するアプリケーションプログラム150を実行する
(ステップS46)。そして、アプリケーションプログ
ラム150を用いて文書の印刷を実行する(ステップS
47)。
【0130】図25は、本発明が適用される印刷物10
の選択された処理内容の実行手順の一例を説明するフロ
ーチャートである。まず、選択された処理内容がファイ
ル送信であるか判断する(ステップS51)。ファイル
送信が選択されている場合、ファイルの送信先を印刷物
10の保持者に指定するよう促す(ステップS58)。
次に、指定されたファイルの送信先にファイルを送信す
る(ステップS59)。
【0131】ステップS51においてファイルの送信で
ないと判断した場合には、選択された処理内容が全ペー
ジ印刷かを判断する(ステップS52)。全ページ印刷
である場合、文書のファイル形式を検査し、当該ファイ
ル形式に対応するアプリケーションプログラム150を
実行する(ステップS60)。次に、アプリケーション
プログラム150を用いて文書の印刷を実行する(ステ
ップS61)。
【0132】また、ステップS52において全ページ印
刷でないと判断した場合には、選択された処理内容が一
部印刷であるか判断する(ステップS53)。選択され
た処理内容が一部印刷である場合、文書のファイル形式
を検査し、当該ファイル形式に対応するアプリケーショ
ンプログラム150を実行する(ステップS54)。次
に、サムネール表示を行い、印刷物10の保持者に選択
を促す(ステップS55)。ここで、サムネール表示を
行わずに、単にページ番号を入力するように印刷物10
の保持者に促すことも可能である。印刷物10の保持者
は印刷する必要があるページを指定し、指定されたペー
ジを印刷する(ステップS56)。
【0133】ステップS53において指定された処理内
容が一部印刷でないと判断した場合には、本実施例では
文書のファイルをデジタル複写機123又は、PC11
4に保存する(ステップS57)。ここで、文書のファ
イルを保存せずに、印刷物10の保持者に警告を発する
ことも可能であるし、他に処理すべき事項があれば、そ
の処理を実施することもできる。ここで、図25に示す
選択された処理内容の実行手順における判断ステップ
は、どの順番で実行してもよい。
【0134】前述の本発明における実施例は一例であっ
て様々な処理構成が可能である。例えば、図23に示す
フローチャートは、文書のサムネール11dにサムネー
ルを印刷する処理の一例であるが、サムネールを印刷す
るか印刷物10の作成者に判断させ、サムネールを印刷
しないという選択がなされた場合には、文書の要約を入
力する欄を表示し、印刷物10の作成者に文章を入力さ
せて、当該文章を印刷する構成も可能であり、また、自
動的に文書の要約を生成するプログラムを実行して、そ
のプログラムが生成した要約文を印刷する構成も可能で
ある。
【0135】また、図23に示すフローチャートでは、
チェックボックス、セキュリティボックス、制御コード
の全てを印刷させることが可能となっていたが、それら
の一部のみを印刷できるようにする構成も可能である。
また、セキュリティボックスと制御コードの両方を用い
てパスワード検査を実行させる設定にすることが可能で
あったが、一方のみでパスワードの検査を実行させる設
定とすることも可能である。書誌事項についても、例え
ば、印刷物10の取り扱い注意、連絡先といった付加的
な情報を含めることができる。
【0136】図24に示すフローチャートでは、チェッ
クボックスがない場合には、文書の印刷を行う設定とし
ているが、記憶装置にファイルを格納するという構成も
可能であり、デジタル複写機123の操作パネルにおい
て実施可能な全ての処理内容を選択可能とする構成にす
ることもできる。また、チェックボックスがあると判断
した場合でも、印刷物10の保持者によってはチェック
ボックスにチェックを付すのを忘れる場合があるため、
デジタル複写機123の操作パネルにてどの処理を実施
するか尋ねる構成とすることも可能である。
【0137】また、図24に示すフローチャートにおい
て、パスワードが正しく入力されなかった場合には、単
に処理不能を表示するだけでなく、例えば、デジタル複
写機123の操作パネルにおいて再度入力するように促
すこともできる。
【0138】(実施例1)図13に示す感熱記録媒体に
CTCフィルム、透明光吸収発熱層33にフタロシアニ
ン系の材料、書き込み手段に2540dpiで書き込み
可能な85mW半導体レーザ、読み取り手段に1270
dpi、2540dpiで読み取り可能な読取装置を用
いて、下記の各媒体サイズに各種の書込/読取を行った
結果、いずれも安定した画像書き込みとコード読み取り
ができ、表1に示す容量が得られ、安価な記憶媒体とし
て充分使用できることを確認した。ただし、媒体
(5)、(6)に対しては、書き込み手段の4スポット
で1画素を形成して1270dpiのコードを形成し
た。 (1)54×85.5mm(カードサイズ)、厚み0.2
5mm、図13(A)の構成 (2)54×85.5mm(カードサイズ)、厚み0.8
mm、図13(C)の構成 (3)55×91mm(名刺サイズ)、厚み0.25m
m、図13(A)の構成 (4)55×91mm(名刺サイズ)、厚み0.8m
m、図13(C)の構成 (5)100×148mm(葉書きサイズ)、厚み0.
25mm、図13(A)の構成 (6)100×148mm(葉書きサイズ)、厚み0.
8mm、図13(C)の構成
【0139】
【表1】
【0140】(実施例2)感熱記録媒体にCTCフィル
ム、書き込み手段に600dpiで書き込み可能なサー
マルヘッド、読み取り手段に1200dpiで読み取り
可能なスキャナを用いて、下記の各媒体サイズに各種の
書込/読取を行った結果、いずれも安定した画像書き込
みとコード読み取りができ、表2に示す容量が得られ、
安価な記憶媒体として充分使用できることを確認した。 (1)54×85.5mm(カードサイズ)、厚み0.
25mm (2)54×85.5mm(カードサイズ)、厚み0.
8mm (3)55×91mm(名刺サイズ)、厚み0.25m
m (4)55×91mm(名刺サイズ)、厚み0.8mm (5)100×148mm(葉書きサイズ)、厚み0.
25mm (6)100×148mm(葉書きサイズ)、厚み0.
8mm
【0141】
【表2】
【0142】(実施例3)感熱記録媒体にCTCフィル
ム、書き込み手段に600dpiで書き込み可能なサー
マルヘッドを用いて、図8(A)に示す幅100mmの
ロール形状で供給される下記の各厚みの媒体に対して画
像書き込みを行い、表3に示す項目について評価した結
果、総合的には0.05〜0.2mmが良好な性能であっ
た。 (1)厚み0.025mm (2)厚み0.05mm (3)厚み0.1mm (4)厚み0.2mm (5)厚み0.25mm
【0143】
【表3】
【0144】図13(A)に示す感熱記録媒体にCTC
フィルム、透明光吸収発熱層33にフタロシアニン系の
材料、書き込み手段に1270dpiで書き込み可能な
サーマルヘッドを用いて、図8(B)に示すサイズ54
×85.5mmのカード形状で供給される下記の各厚み
の媒体に対して画像書き込みを行い、表4に示す項目に
ついて評価した結果、総合的には0.2〜1.0mmが良
好な性能であった。 (1)厚み0.1mm (2)厚み0.2mm (3)厚み0.8mm (4)厚み1mm (5)厚み1.5mm
【0145】
【表4】
【0146】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によると、通常の紙、消去及び書き込み可能な感熱シー
ト、感熱紙といった記録媒体に対し、例えば、文字、
図、写真、音、動画といった電子化されたデータを所定
の読取装置により読み取り可能なコードに符号化してデ
ータを記録する領域と、例えば、文書のサムネールとい
った人間により読み取り可能な情報を印刷する領域を持
たせることで、電子化されたデータを配布、携帯するこ
とができる。
【0147】記録媒体のサイズを葉書サイズ以下にする
ことで、配布性、携帯性、使い勝手に優れた媒体を提供
することができる。
【0148】記録媒体への印刷手段に感熱記録を用いて
データを記録することにより、大容量のデータが保持可
能となる高精細コードの書き込み手段と読み取り手段を
低コスト、省スペースで実現することができる。
【0149】印刷物に所定の読取装置にて行わせる処理
内容を指定する制御コード、チェックボックスを印刷し
て、パスワードの設定も可能としたことで、当該印刷物
に関連する効率的かつ簡便な印刷システムを構築するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明が適用される感熱記録媒体(印刷物)
の一例を示す図である。
【図2】 本発明が適用される印刷物の一例を示す図で
ある。
【図3】 本発明が適用される印刷物の一例を示す図で
ある。
【図4】 本発明が適用される印刷物の一例を示す図で
ある。
【図5】 本発明が適用される印刷物の一例を示す図で
ある。
【図6】 本発明が適用される印刷物の一例を示す図で
ある。
【図7】 本発明が適用される印刷物の一例を示す図で
ある。
【図8】 本発明が適用される印刷物に用いる媒体の供
給状態の一例を示す図である。
【図9】 本発明が適用される印刷物のコードの開始と
終了を表すマークの一例を示す図である。
【図10】 本発明が適用される印刷物のコードが濃度
差を区別できる複数の濃度で形成された一例を示す図で
ある。
【図11】 本発明が適用される印刷物のコードが識別
可能な複数色で形成された一例を示す図である。
【図12】 本発明が適用される印刷物の構成例を示す
図である。
【図13】 本発明が適用される印刷物の構成例を示す
図である。
【図14】 本発明が適用される印刷物の一例を示す図
である。
【図15】 本発明が適用される印刷物の一例を示す図
である。
【図16】 本発明が適用される印刷物の構成例を示す
図である。
【図17】 本発明が適用される印刷物に関わるシステ
ムの構成例を示す図である。
【図18】 本発明が適用される印刷物に関連するシス
テムの構成例を示すブロック図である。
【図19】 図18に示すシステムにおける印刷物の生
成処理の一例を説明するフローチャートである。
【図20】 図18に示すシステムにおける印刷物から
電子化されたデータを復元する処理の一例を説明するフ
ローチャートである。
【図21】 本発明が適用される印刷物を処理するシス
テムの一例を示す図である。
【図22】 本発明が適用される印刷物を処理するシス
テムの一例を示す図である。
【図23】 本発明が適用される印刷物の生成処理の一
例を説明するフローチャートである。
【図24】 本発明が適用される印刷物の読取処理の一
例を説明するフローチャートである。
【図25】 本発明が適用される印刷物の選択された処
理内容の実行手順の一例を説明するフローチャートであ
る。
【図26】 CCDセンサーと専用の光学系からなる読
取装置の構成例を示す図である。
【符号の説明】
1…CCD素子、2…レンズ、3…ミラー、4…光源、
10…感熱記録媒体(印刷物)、11…第2領域、12
…第1領域、13…第4領域、14…セキュリティボッ
クス、15…第3領域、20,22…マーク、21…コ
ード、30…発色層、31…光吸収発熱層、32…基
板、33…透明光吸収発熱層、34…発色層30と透明
光吸収発着層33を一体化した層、35…保護層、40
…筆記領域、100…印刷物10のコピー、101…書
込/読取装置、102…ネットワーク、110…電子デ
ータ供給系、111…原稿、112…スキャナ、11
3,114…PC、120…データ出力系、121,1
25,126…プリンタ、122,123…デジタル複
写機、124…サーバ、130…文書ファイル、140
…生成/処理プログラム、150…アプリケーションプ
ログラム、160…符号処理プログラム、170…画像
形成装置。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06K 19/06 B41M 5/18 Q G06K 19/00 E

Claims (33)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子化されたデータを記録する記録媒体
    であって、該媒体は、電子化されたデータ全体が所定の
    読取装置により読み取り可能なコードに予め符号化され
    て印刷されている第1領域と、文書の内容を示す情報が
    人間により読み取り可能な状態にて印刷されている第2
    領域とから成ることを特徴とする感熱記録媒体。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記媒体は、前記第
    1領域と、前記第2領域とを両面に有することを特徴と
    する感熱記録媒体。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、前記媒体
    は、前記第1領域と、前記第2領域とを片面に有し、他
    の片面には前記第1領域を有することを特徴とする感熱
    記録媒体。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかにおいて、
    前記媒体は、前記第1領域を片面に有し、他の片面には
    前記第2領域を有することを特徴とする感熱記録媒体。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかにおいて、
    前記媒体のサイズは、パーソナルコンピュータの5イン
    チベイ(開口部の巾)に挿入可能なサイズであることを
    特徴とする感熱記録媒体。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれかにおいて、
    前記媒体のサイズは、葉書サイズであることを特徴とす
    る感熱記録媒体。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし6のいずれかにおいて、
    前記媒体のサイズは、パーソナルコンピュータの3.5
    インチベイ(開口部の巾)に挿入可能なサイズであるこ
    とを特徴とする感熱記録媒体。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし7のいずれかにおいて、
    前記媒体のサイズは、名刺サイズ以下であることを特徴
    とする感熱記録媒体。
  9. 【請求項9】 請求項1ないし8のいずれかにおいて、
    前記媒体の厚みが、0.05〜1mmであることを特徴
    とする感熱記録媒体。
  10. 【請求項10】 請求項1ないし9のいずれかにおい
    て、前記媒体は、前記所定の読取装置が行なう処理内容
    を指定するためのチェックボックスが印刷されている第
    3領域を有することを特徴とする感熱記録媒体。
  11. 【請求項11】 請求項1ないし10のいずれかにおい
    て、前記媒体は、前記所定の読取装置が行なう所定の処
    理の実行を命ずる制御コードが印刷されている第4領域
    を有することを特徴とする感熱記録媒体。
  12. 【請求項12】 請求項1ないし11のいずれかにおい
    て、前記媒体は、前記所定の読取装置により読み取り可
    能なコードに符号化されたパスワードが印刷されている
    ことを特徴とする感熱記録媒体。
  13. 【請求項13】 請求項1ないし12のいずれかにおい
    て、前記媒体は、前記コードを画素レベルで読み取るた
    めに、読み取り画素位置を決定するマークが感熱印刷さ
    れていることを特徴とする感熱記録媒体。
  14. 【請求項14】 請求項1ないし13のいずれかにおい
    て、前記媒体は、前記コードが濃度差を区別できる複数
    の濃度で形成されていることを特徴とする感熱記録媒
    体。
  15. 【請求項15】 請求項1ないし14のいずれかにおい
    て、前記媒体は、前記コードが識別可能な複数色で形成
    されていることを特徴とする感熱記録媒体。
  16. 【請求項16】 請求項1ないし15のいずれかにおい
    て、前記媒体は、光を吸収して熱に変換し、発色させる
    光吸収層を有することを特徴とする感熱記録媒体。
  17. 【請求項17】 請求項16において、前記媒体は、前
    記光吸収層が透明であることを特徴とする感熱記録媒
    体。
  18. 【請求項18】 請求項1ないし17のいずれかにおい
    て、前記媒体は、該媒体の表面の一部に筆記性を有する
    領域を持つことを特徴とする感熱記録媒体。
  19. 【請求項19】 請求項1ないし18のいずれかにおい
    て、前記媒体は、少なくとも前記コード記録領域の表面
    が鏡面であることを特徴とする感熱記録媒体。
  20. 【請求項20】 請求項1ないし19のいずれかにおい
    て、前記媒体は、該媒体の表面に保護層を有することを
    特徴とする感熱記録媒体。
  21. 【請求項21】 請求項1ないし20における感熱記録
    媒体の前記第1領域に前記コードを、前記第2領域に人
    間により読み取り可能な情報を印刷するための印刷装置
    であって、該装置は、前記電子化されたデータを選択す
    る選択手段と、該電子化されたデータを所定の読取装置
    により読み取り可能なコードに符号化する符号化手段
    と、前記第1領域に前記コードを印刷し、前記第2領域
    に前記人間により読み取り可能な情報を印刷する印刷手
    段とを有することを特徴とする印刷装置。
  22. 【請求項22】 請求項21において、前記印刷手段
    は、前記第3領域に前記チェックボックスを印刷するこ
    とを特徴とする印刷装置。
  23. 【請求項23】 請求項21または22において、前記
    印刷手段は、前記第4領域に前記制御コードを印刷する
    ことを特徴とする印刷装置。
  24. 【請求項24】 請求項21ないし23のいずれかにお
    いて、前記印刷手段は、前記媒体の任意の領域に前記符
    号化されたパスワードを印刷することを特徴とする印刷
    装置。
  25. 【請求項25】 請求項21ないし24のいずれかにお
    いて、前記印刷手段は、前記第2領域に印刷される前記
    人間により読み取り可能な情報の少なくとも一部をユー
    ザが指定できることを特徴とする印刷装置。
  26. 【請求項26】 請求項1ないし20における感熱記録
    媒体の前記第1領域に前記コードを、前記第2領域に前
    記人間により読み取り可能な情報を印刷するための印刷
    方法であって、前記電子化されたデータを選択する選択
    ステップと、該電子化されたデータを所定の読取装置に
    より読み取り可能なコードに符号化する符号化ステップ
    と、前記第1領域に前記コードを印刷し、前記第2領域
    に前記人間により読み取り可能な情報を印刷する印刷ス
    テップからなることを特徴とする印刷方法。
  27. 【請求項27】 請求項26において、前記電子化され
    たデータを選択する選択ステップと、該電子化されたデ
    ータを所定の読取装置により読み取り可能なコードに符
    号化する符号化ステップと、前記第1領域に前記コード
    を印刷し、前記第2領域に前記人間により読み取り可能
    な情報を印刷する印刷ステップとをコンピュータに実行
    させるプログラムを格納するコンピュータ読取可能な記
    憶媒体。
  28. 【請求項28】 請求項1ないし20における感熱記録
    媒体の前記第1領域に印刷されている前記コードを光学
    的に読み取る読取手段と、前記第1領域に印刷されてい
    る前記コードを前記電子化されたデータに復元する復元
    手段と、復元された前記電子化されたデータのファイル
    形式に対応したアプリケーションプログラムを実行し、
    該電子化されたデータを文書として印刷する印刷手段と
    を有する印刷システム。
  29. 【請求項29】 請求項28において、前記印刷手段
    は、前記電子化されたデータのファイル形式に対応する
    アプリケーションプログラムをネットワークを介して該
    プログラムを格納するサーバから読み出すことを特徴と
    する印刷システム。
  30. 【請求項30】 請求項28または29において、復元
    された前記電子化されたデータを、ネットワークを介し
    て接続された所定の装置に送信する送信手段を有するこ
    とを特徴とする印刷システム。
  31. 【請求項31】 請求項28ないし30のいずれかにお
    いて、前記媒体における前記第1領域に印刷されている
    前記コードと前記第3領域に印刷されている前記チェッ
    クボックスとを光学的に読み取る読取手段と、前記第1
    領域に印刷されている前記コードを前記電子化されたデ
    ータに復元する復元手段と、前記読取手段により読み取
    られたチェックの付された前記チェックボックスに対応
    した処理内容に基づき、復元された前記電子化されたデ
    ータに対して所定の処理を行なう処理手段を有すること
    を特徴とする印刷システム。
  32. 【請求項32】 請求項28ないし31のいずれかにお
    いて、前記媒体における前記第1領域に印刷されている
    前記コードと前記第4領域に印刷されている前記制御コ
    ードとを光学的に読み取る読取手段と、前記第1領域に
    印刷されている前記コードを前記電子化されたデータに
    復元し、前記第4領域に印刷されている前記制御コード
    を復元する復元手段と、前記復元手段により復元された
    前記制御コードに対応した処理内容に基づき、復元され
    た前記電子化されたデータに対して所定の処理を行なう
    処理手段を有することを特徴とする印刷システム。
  33. 【請求項33】 請求項28ないし32のいずれかにお
    いて、前記媒体における前記第1領域に印刷されている
    前記コードと任意の領域に印刷されている符号化された
    パスワードとを光学的に読み取る読取手段と、前記第1
    領域に印刷されている前記コードを前記電子化されたデ
    ータに復元し、前記符号化されたパスワードを復元する
    復元手段と、ユーザがパスワードを入力する入力手段
    と、前記復元手段により復元されたパスワードと前記入
    力手段により入力されたパスワードとを照合して、前記
    入力されたパスワードが正しければ、ユーザを認証する
    認証手段を有することを特徴とする印刷システム。
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