JPH11312090A - 情報処理装置、その制御方法、記憶媒体および情報処理システム - Google Patents

情報処理装置、その制御方法、記憶媒体および情報処理システム

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JPH11312090A
JPH11312090A JP10131021A JP13102198A JPH11312090A JP H11312090 A JPH11312090 A JP H11312090A JP 10131021 A JP10131021 A JP 10131021A JP 13102198 A JP13102198 A JP 13102198A JP H11312090 A JPH11312090 A JP H11312090A
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program
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application
processing apparatus
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Inventor
Yasuhiro Yokota
安宏 横田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ネットワークを使用する度に頻繁にサーバか
らデータのダウンロードが発生する場合でも、ユーザ情
報、アプリケーション情報およびマシン情報などの入力
操作を簡単かつ迅速に行うことができる情報処理装置を
提供する。 【解決手段】 コンピュータシステムでは、スマートカ
ード101内のプログラム106がデータ入出力装置1
11を介してコンピュータ113に転送され、その実行
が開始されると、転送されたプログラム208にしたが
って、中央処理装置114はコンピュータ113内にア
プリケーションが存在するか否かを判別し、存在しない
場合、ネットワーク220上のサーバ213にプログラ
ム208を転送し、アプリケーションの情報を収集して
コンピュータ113に戻し、収集した情報を基に実際に
アプリケーションをダウンロードするように、データ受
信部212に指示することでアプリケーションのダウン
ロードを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワークに接
続されたコンピュータが、プログラムや情報を格納した
スマートカードやICカードなどを用い、他のコンピュ
ータからデータをダウンロードする場合などに用いられ
る情報処理装置、その制御方法、記憶媒体および情報処
理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ネットワークに接続されたコンピ
ュータが必要に応じて他のコンピュータ、例えばサーバ
マシンからデータをダウンロードする場合、ユーザ情
報、データ情報およびマシン情報などの情報をサーバマ
シンに送ることによりデータをダウンロードすることが
できるようになっている。
【0003】その場合、サーバマシンのセキュリティ保
護の必要性からサーバマシンにアクセスする権利を有し
ているか、サーバに登録されているデータをアクセスす
る権利を有しているかなどを判定するため、アカウント
名やパスワードなどのユーザ情報、ダウンロードするデ
ータ名やマシン情報を入力してサーバに送り、許可され
た場合だけデータが送られるようにされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年、
ネットワークコンピュータと呼ばれる低価格のインター
ネットアクセスデバイスあるいはデスクトップターミナ
ルが開発されており、このようなネットワークコンピュ
ータでは、従来のコンピュータで必須とされていたハー
ドディスクドライブ(HDD)やフロッピーディスクド
ライブ(FDD)などの外部記憶装置が必ずしも必要と
されておらず、ネットワークに接続して動作することが
前提となっている。
【0005】すなわち、システム起動に必要なオペレー
ティングシステム(OS)は、ネットワーク上のサーバ
からネットワークコンピュータのメモリ上にロードした
後、起動される。また、各種アプリケーションもサーバ
からダウンロードして利用することになる。
【0006】このような環境では、従来のコンピュータ
では発生しなかった問題、すなわちネットワークコンピ
ュータを使用する度に頻繁にサーバからアプリケーショ
ンのダウンロードを行わなければならないという問題が
発生する。
【0007】これは、ダウンロードに際し、前述したよ
うなユーザ情報、アプリケーション情報およびマシン情
報などを頻繁に入力することになるので、ユーザの操作
が煩雑になるばかりか、迅速に処理できなくなる。
【0008】さらに、ダウンロードするサーバ毎にユー
ザ情報、アプリケーション情報およびマシン情報などの
内容が異なる場合もあるので、それらの管理が複雑にな
るだけでなく、パスワードなどの個人情報が他人に知ら
れてしまう可能性もでてくる。
【0009】一方、サーバのデータ、例えばアプリケー
ションがバージョンアップされたり、新しいアプリケー
ションが登録されたという情報は、ネットワーク上の任
意のコンピュータを使用する場合でも、常に同じユーザ
操作で作業を行うことが望ましい。
【0010】そこで、本発明は、ネットワークを使用す
る度に頻繁にサーバからデータのダウンロードが発生す
る場合でも、ユーザ情報、アプリケーション情報および
マシン情報などの入力操作を簡単かつ迅速に行うことが
できる情報処理装置、その制御方法、記憶媒体および情
報処理システムを提供することを第1の目的とする。
【0011】また、本発明は、ダウンロードするサーバ
毎にユーザ情報、アプリケーション情報およびマシン情
報などの内容が異なる場合でも、それらの情報の管理を
簡単に行うことができる情報処理装置、その制御方法、
記憶媒体および情報処理システムを提供することを第2
の目的とする。
【0012】さらに、本発明は、ユーザ情報、アプリケ
ーション情報およびマシン情報などの個人情報が他人に
知られないようにすることができる情報処理装置、その
制御方法、記憶媒体および情報処理システムを提供する
ことを第3の目的とする。
【0013】また、本発明は、データのバージョンアッ
プや新しいデータの登録が行われた場合でも、特にサー
バの管理者から知らされなくても自動的にその情報を得
たり、常に最新のデータをダウンロードすることができ
る情報処理装置、その制御方法、記憶媒体および情報処
理システムを提供することを第4の目的とする。
【0014】さらに、本発明は、ネットワーク上の任意
のコンピュータを使用する場合でも、常に同じユーザ操
作を行うことができる情報処理装置、その制御方法、記
憶媒体および情報処理システムを提供することを第5の
目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1に記載の情報処理装置は、ネット
ワークに接続された情報処理装置において、装着自在に
構成された第1情報処理装置から出力されたプログラム
を入力するプログラム入力手段と、該入力したプログラ
ムを記憶する記憶手段と、該記憶されたプログラムを実
行してアプリケーションが存在するか否かを判別する判
別手段と、前記アプリケーションが存在しない場合、前
記ネットワークに接続された第2情報処理装置に前記記
憶手段に記憶された前記プログラムを転送するプログラ
ム送信手段と、前記第2情報処理装置内で前記アプリケ
ーションの情報を収集した前記プログラムを受信するプ
ログラム受信手段と、該収集された前記アプリケーショ
ンの情報に基づき、前記第2情報処理装置から前記アプ
リケーションを受信するアプリケーション受信手段とを
備えたことを特徴とする。
【0016】請求項2に記載の情報処理装置では、請求
項1に係る情報処理装置において前記第1情報処理装置
は、第1記憶手段および出力手段を有し、前記情報処理
装置に装着されると、前記第1記憶手段に格納された前
記プログラムを、前記出力手段により出力することを特
徴とする。
【0017】請求項3に記載の情報処理装置では、請求
項2に係る情報処理装置において前記第1情報処理装置
は、前記第1記憶手段に記憶されるプログラムやデータ
の更新および登録を行うことを特徴とする。
【0018】請求項4に記載の情報処理装置では、請求
項2に係る情報処理装置において前記第1情報処理装置
はプログラムを実行する処理実行手段を備え、前記第1
記憶手段に記憶されたプログラムは、前記情報処理装置
および前記第2の情報処理装置の他、前記第1情報処理
装置で実行可能であることを特徴とする。
【0019】請求項5に記載の情報処理装置の制御方法
は、ネットワークに接続された情報処理装置の制御方法
において、前記情報処理装置に装着自在に構成された第
1情報処理装置から出力されたプログラムを入力する工
程と、該入力したプログラムをメモリに記憶する工程
と、該記憶されたプログラムを実行してアプリケーショ
ンが存在するか否かを判別する工程と、前記アプリケー
ションが存在しない場合、前記ネットワークに接続され
た第2情報処理装置に前記メモリに記憶された前記プロ
グラムを転送する工程と、前記第2情報処理装置内で前
記アプリケーションの情報を収集した前記プログラムを
受信する工程と、該収集された前記アプリケーションの
情報に基づき、前記第2情報処理装置から前記アプリケ
ーションを受信する工程とを備えたことを特徴とする。
【0020】請求項6に記載の記憶媒体は、ネットワー
クに接続される情報処理装置によって実行されるプログ
ラムコートが格納された記憶媒体において、前記プログ
ラムコードは、前記情報処理装置に装着自在に構成され
た第1情報処理装置から出力されたプログラムを入力す
る手順と、該入力したプログラムをメモリに記憶する手
順と、該記憶されたプログラムを実行してアプリケーシ
ョンが存在するか否かを判別する手順と、前記アプリケ
ーションが存在しない場合、前記ネットワークに接続さ
れた第2情報処理装置に前記メモリに記憶された前記プ
ログラムを転送する手順と、前記第2情報処理装置内で
前記アプリケーションの情報を収集した前記プログラム
を受信する手順と、該収集された前記アプリケーション
の情報に基づき、前記第2情報処理装置から前記アプリ
ケーションを受信する手順とを含むことを特徴とする。
【0021】請求項7に記載の情報処理システムは、第
1情報処理装置と、ネットワークを介して前記第1情報
処理装置に接続された第2情報処理装置と、該第2情報
処理装置に装着され、データの入出力処理を行う第3情
報処理装置とを有する情報処理システムにおいて、前記
第3情報処理装置は、プログラムを格納する第1記憶手
段と、該記憶されたプログラムを前記第2情報処理装置
に出力する出力手段とを備え、前記第2情報処理装置
は、前記第3情報処理装置から出力されたプログラムを
記憶する第2記憶手段と、該記憶されたプログラムを前
記第1情報処理装置に送信するプログラム送信手段と、
前記第1情報処理装置から前記プログラムを受信するプ
ログラム受信手段と、該受信したプログラムの情報に基
づいて前記ネットワークを介してデータを受信するデー
タ受信手段とを備えたことを特徴とする。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明の情報処理装置、その制御
方法、記憶媒体および情報処理システムの実施の形態に
ついて説明する。本実施形態の情報処理装置にはスマー
トカードが装着自在であるコンピュータが適用される。
【0023】[第1の実施形態]図1は第1実施形態に
おけるコンピュータシステムの構成を示すブロック図で
ある。図において、101はスマートカードであり、中
央処理装置102、メモリ103、リードオンリーメモ
リ(ROM)104、不揮発性メモリ108およびデー
タ入出力装置111から構成されている。尚、スマート
カードの代わりにICカードを用いてもよい。
【0024】中央処理装置(CPU)102は後述する
各種の処理を実行するマイクロプロセッサ等で構成され
ている。不揮発性メモリ103はRAMで構成されてお
り、CPU102によってリードオンリーメモリ(RO
M)104から読み込まれたオペレーティングシステム
(OS)105やプログラム106を格納する。
【0025】リードオンリーメモリ(ROM)104は
オペレーティングシステム(OS)105、プログラム
106およびデータ107を格納する。
【0026】オペレーティングシステム(OS)105
は、スマートカード101がコンピュータ113に装着
された時に実行開始となる。
【0027】プログラム106はスマートカード101
によって実行されることも、コンピュータ113に転送
されて実行されることも可能である。このようなプログ
ラム106として、例えばネットワーク上の他のコンピ
ュータからデータをダウンロードするもの、ネットワー
ク上のコンピュータに移動してデータを収集するものな
どが挙げられる。
【0028】データ107はスマートカード101に固
有のデータである。不揮発性メモリ108はプログラム
109およびデータ110を格納する。プログラム10
9はスマートカード101によって実行されることも、
コンピュータ113に転送されて実行されることも可能
である。このプログラム109は、プログラム106と
比べ、更新されたり新たに登録される点で異なる。デー
タ110は、例えばユーザ情報、マシン情報およびアプ
リケーション情報からなるデータである。
【0029】データ入出力装置111は、スマートカー
ド101内に設けられ、スマートカード101とコンピ
ュータ113の間でプログラムやデータを入出力する。
バス112はスマートカード101内の上記各部の間で
データや信号を授受するための伝送路である。
【0030】一方、ネットワークに接続されたコンピュ
ータ113は、スマートカード101を装着してプログ
ラムやデータを入出力する機能を有する。
【0031】中央処理装置(CPU)114は後述する
各種の処理を実行するマイクロプロセッサ等で構成され
ている。
【0032】メモリ115はRAMから構成されてお
り、CPU114によって外部記憶装置116から読み
込まれたオペレーティングシステム(OS)やプログラ
ムを実行するために格納する。
【0033】外部記憶装置116は、例えばハードディ
スク、光磁気ディスク等の記憶媒体を備え、オペレーテ
ィングシステム(OS)や各種プログラムを記憶する。
【0034】データ入出力装置117はコンピュータ1
13内に設けられ、スマートカード101とコンピュー
タ113の間でプログラムやデータを入出力する。
【0035】入力装置118はキーボードやポインティ
ングデバイス等である。表示装置119はCRTディス
プレイや液晶ディスプレイ等であり、実行中のプログラ
ムの状態を表示する。
【0036】ネットワークコントローラ120は、コン
ピュータ113とネットワーク上の他のコンピュータの
間でデータを入出力する。バス121はコンピュータ1
13内の上記各部でデータや信号を授受するための伝送
路である。
【0037】上記構成を有するコンピュータシステムで
は、ネットワークに接続されたコンピュータ113にス
マートカード101が装着されると、ROM104に格
納されたオペレーティングシステム(OS)105がメ
モリ103に格納され、その実行が開始される。
【0038】オペレーティングシステムは、ROM10
4および不揮発性メモリ108に格納されているプログ
ラム106あるいはプログラム109を、データ入出力
装置111を用いてコンピュータ113に転送する。コ
ンピュータ113のデータ入出力装置117から転送さ
れたプログラムは、メモリ115に格納され、その実行
が開始される。このとき、スマートカード101のデー
タ107あるいはデータ110が必要である場合、デー
タ入出力装置117およびデータ入出力装置111を介
してデータの転送が行われる。
【0039】さらに、このプログラムは、ネットワーク
コントローラ120を介してネットワークに接続された
他のコンピュータに転送されて実行開始となるが、プロ
グラムの実行が終了した後、ネットワークコントローラ
120を介して再びコンピュータ113に戻るようにな
っている。
【0040】図2はネットワーク上の他のコンピュータ
からアプリケーションをダウンロードする場合、図1に
示したスマートカード101の中央処理装置102およ
びコンピュータ113の中央処理装置114のデータ処
理機能を示すブロック図である。図1と同一の構成要素
については同一の符号が付されている。
【0041】図において、スマートカード101内のデ
ータ入出力部であるデータ入出力装置111は、スマー
トカードのROM104および不揮発性メモリ108に
格納されているユーザ情報203、マシン情報204、
アプリケーション情報205、グラフィカルユーザイン
ターフェース(GUI)情報206などのデータ10
7、110、およびプログラム106、109をコンピ
ュータ113に転送し、逆にコンピュータ113からデ
ータおよびプログラムを受信する。
【0042】中央処理装置102が実行するオペレーテ
ィングシステム105によって実現される処理実行部2
02は、ユーザ情報203、マシン情報204、アプリ
ケーション情報205およびグラフィカルユーザインタ
ーフェース(GUI)情報206などのデータの参照あ
るいは変更を行う。
【0043】ユーザ情報203には、アプリケーション
をダウンロードするユーザのアカウント名やパスワード
などの個人情報が含まれている。
【0044】マシン情報204には、スマートカードを
装着したコンピュータのホスト名やIPアドレス、アプ
リケーションをダウンロードするためのアクセス権を有
するネットワーク上のコンピュータのホスト名やIPア
ドレスのリストが含まれている。
【0045】アプリケーション情報205には、ダウン
ロードするアプリケーションのライセンス情報が含まれ
ている。
【0046】グラフィカルユーザインターフェース(G
UI)情報206には、各アプリケーション毎に設定可
能なユーザ個人のGUI情報やデスクトップ環境に関す
る情報が含まれている。
【0047】コンピュータ113内のデータ入出力装置
117は、スマートカード101からユーザ情報20
3、マシン情報204、アプリケーション情報205、
グラフィカルユーザインターフェース(GUI)情報2
06などのデータ107、110およびプログラム10
6、109を受信し、逆にスマートカード101にデー
タやプログラムを転送する。
【0048】スマートカード101から転送されたプロ
グラム208は、中央処理装置114により起動され
る。このプログラム208は、コンピュータ113内に
アプリケーションが存在するか否かを判別し、ネットワ
ーク220上のサーバ213に転送されてアプリケーシ
ョンの情報を収集したり、収集した情報を基に実際にア
プリケーションをダウンロードするようにデータ受信部
212に指示する。さらに、収集した情報をスマートカ
ード101に登録するため、収集した情報をデータ入出
力装置117に送る機能も有する。
【0049】プログラム送信部209は、プログラム2
08をネットワーク220上のサーバ213に転送す
る。プログラム受信部210は、ネットワーク220上
のサーバ213に転送されたプログラム208の実行が
終了した後、再びコンピュータ113にプログラム20
8を戻す。受信したプログラム211には、ネットワー
ク220上のサーバ213で実行した結果のアプリケー
ション情報が含まれている。このプログラム211は、
再び中央処理装置114により起動され、収集した情報
を基に実際にアプリケーションをダウンロードするよう
に、データ受信部212に指示する。
【0050】データ受信手段212は、受信したプログ
ラム211によって指定されたネットワーク220上の
サーバ213から指定されたアプリケーションをダウン
ロードする。
【0051】上記プログラム送信部209、プログラム
受信部210およびデータ受信部212は、中央処理装
置114およびネットワークコントローラ120によっ
て実現される。
【0052】一方、サーバ213側のプログラム受信部
214は、コンピュータ113からプログラム208を
受信する。コンピュータ113から転送されたプログラ
ム215は、サーバ213上のプログラム217に依頼
してダウンロードするアプリケーションの情報を収集す
る。
【0053】プログラム転送部216は、収集したアプ
リケーション情報を格納したプログラム215をコンピ
ュータ113に戻す。
【0054】サーバ213上のプログラム217は、転
送されたプログラム215から依頼された処理を行う。
このサーバ213上のプログラム217は、セキュリテ
ィ保護のために存在し、他のコンピュータ113から送
られたプログラムが、外部記憶装置219などサーバ2
13上の資源を直接アクセスすることを防止する。
【0055】データ転送部218は、コンピュータ11
3から指定されたアプリケーションをコンピュータ11
3に転送する。
【0056】外部記憶装置219は、例えばハードディ
スク、光磁気ディスク等の記憶媒体を備え、サーバ21
3のオペレーティングシステム(OS)や各種プログラ
ムを記憶する。ネットワーク220は、ネットワーク2
20に接続された複数のコンピュータなどの間でデータ
の送受信を行う伝送路である。
【0057】図1および図2に示すように構成されたコ
ンピュータシステムでは、スマートカード101内のプ
ログラム106がデータ入出力装置111を介してコン
ピュータ113に転送され、その実行が開始されると、
コンピュータ113にアプリケーションが存在するか否
かを判別し、存在しない場合、ネットワーク220上の
サーバ213に移動してアプリケーションの情報を収集
してコンピュータ113に戻り、収集した情報を基に実
際にアプリケーションをダウンロードするように、デー
タ受信部212に指示することでアプリケーションのダ
ウンロードを行う。
【0058】また、スマートカード101がコンピュー
タ113に装着されると、オペレーティングシステム1
05の実行が開始され、ROM104あるいは不揮発性
メモリ108に格納されたプログラムやデータがデータ
入出力装置111からコンピュータ113に転送され
る。このように、スマートカード101をコンピュータ
113に装着するだけでスマートカード101内のオペ
レーティングシステム105が実行され、スマートカー
ド101内のプログラムやデータがコンピュータ113
に転送される。
【0059】さらに、不揮発性メモリ108にはプログ
ラムやデータが格納されているが、処理実行部202
は、不揮発性メモリ108の記憶容量の範囲内でプログ
ラムやデータの更新、および新規のプログラムやデータ
の登録を行う。次回コンピュータ113を使用する場
合、すなわち再びアプリケーションのダウンロードを行
う場合、アプリケーションに関する最新の情報をスマー
トカード101に登録しておくことで効率的にダウンロ
ードを行う。
【0060】また、ROM104あるいは不揮発性メモ
リ108に格納されているプログラムは、コンピュータ
113だけでなく、スマートカード101でも実行可能
であり、ネットワーク220上のサーバ213でも実行
可能であると同時に、実行先の各種データを保持しなが
ら、ネットワーク220上の移動が可能である。このよ
うに、プログラムがネットワーク220上の任意のコン
ピュータで実行され、実行結果を内部に保持しながら移
動できるということは、各ネットワーク220上のコン
ピュータに同じプログラムをインストールしておく必要
がないばかりか、実行結果を最初の移動元のコンピュー
タに送るための手間を不要にできる。
【0061】図3はコンピュータ113にスマートカー
ド101を装着してからアプリケーションのダウンロー
ドが行われるまでの制御処理手順を示すフローチャート
である。コンピュータ113の電源をONにすると、中
央処理装置114は処理を開始する。
【0062】まず、スマートカード101がコンピュー
タ113に装着されると(ステップS1)、中央処理装
置102の処理が開始され、ROM104に格納された
オペレーティングシステム(OS)105の実行が開始
される。
【0063】オペレーティングシステムにしたがって、
中央処理装置102は、ROM104および不揮発性メ
モリ108に格納されているプログラム106をコンピ
ュータ113に転送する(ステップS2)。コンピュー
タ113に転送されたプログラム208は、中央処理装
置114によって実行が開始されると(ステップS
3)、中央処理装置114はスマートカード101内の
ROM104あるいは不揮発性メモリ108に格納され
ているデータ、すなわち、アプリケーションのダウンロ
ードに必要なユーザ情報203、マシン情報204、ア
プリケーション情報205およびグラフィカルユーザイ
ンターフェース(GUI)情報206を取り出す(ステ
ップS4)。
【0064】プログラム208にしたがって、中央処理
装置114はコンピュータ113に目的のアプリケーシ
ョンが既に存在するか否かを判別し(ステップS5)、
存在する場合、スマートカード内に登録されているバー
ジョンと比較し(ステップS6)、ステップS4で獲得
したアプリケーションのバージョンが最新であるか否か
を判別する(ステップS7)。
【0065】最新であると判別された場合、アプリケー
ションのダウンロードは必要ないので、ダウンロードの
ための処理が終了する。一方、ステップS7において最
新でないと判別された場合、あるいは、ステップS5に
おいてコンピュータ113に目的のアプリケーションが
存在しないと判別された場合、プログラム208は、中
央処理装置114によりユーザ情報203、マシン情報
204、アプリケーション情報205と共にサーバ21
3に送信される(ステップS8)。
【0066】サーバ213に送信されたプログラム21
5はサーバ213上で実行開始され(ステップS9)、
サーバ213はサーバ上のプログラム217に依頼して
サーバ213上のアプリケーション情報を収集する(ス
テップS10)。
【0067】サーバ213に送信されたプログラム21
5は、その実行が終了すると、収集した情報を保持した
まま、元のコンピュータ113に戻される(ステップS
11)。コンピュータ113に戻されたプログラム21
1にしたがって、中央処理装置1114は、収集した情
報を基にアプリケーションをダウンロードするように、
データ受信部212に指示し、そして実際にダウンロー
ドが行われる(ステップS12)。
【0068】さらに、次回コンピュータ113を使用す
る場合、すなわち再びアプリケーションのダウンロード
を行う場合、効率的にダウンロードが行えるように、収
集した最新のアプリケーション情報をスマートカード1
01に登録し(ステップS13)、ダウンロードのため
の処理を終了する。
【0069】このように、コンピュータシステムでは、
スマートカード101内のプログラム106がコンピュ
ータ113に転送され、転送されたプログラム208の
実行により、中央処理装置114はコンピュータ113
内にアプリケーションが存在するか否かを判別し、存在
しない場合、ネットワーク220上のサーバ213にプ
ログラム215を転送し、サーバ213によりアプリケ
ーションの情報を収集してコンピュータ113に戻し、
収集した情報を基に実際にアプリケーションのダウンロ
ードを行う。
【0070】尚、記憶媒体または内部の記憶資源に図3
に示すプログラムコードを記憶させ、このプログラムコ
ードを記憶した記憶媒体から中央処理装置が読み出して
実行する場合も本発明の実施形態に含まれる。
【0071】図4はコンピュータで読み出し可能な各種
制御プログラムを格納する記憶媒体のメモリマップを示
す図である。記憶媒体のディレクトリには、記憶される
プログラム群を管理する情報、例えばバージョン情報、
作成者等が記憶され、またプログラム読み出し側のOS
等に依存する情報、例えばプログラムを識別表示するア
イコン等が記憶される。さらに、各種プログラムに従属
するデータも上記ディレクトリに管理されている。ま
た、各種プログラムをコンピュータにインストールする
ためのプログラムや、インストールするプログラムが圧
縮されている場合、解凍するプログラム等が記憶される
場合もある。
【0072】また、図3に示す機能が、外部からインス
トールされるプログラムによって本システムにより遂行
されるようにしてもよい。この場合、CD−ROM、フ
ラッシュメモリ、FD等の記憶媒体により、あるいはネ
ットワークを介して外部の記憶媒体からプログラムを含
む情報群を本システムに供給する場合も本発明に適用す
ることが可能である。
【0073】以上説明したように、第1の実施形態で
は、アプリケーションのダウンロードを行う場合、必要
なユーザ情報、アプリケーション情報およびマシン情報
等をスマートカードに格納しておくことで、スマートカ
ードをコンピュータに装着しただけでアプリケーション
のダウンロードが開始可能になる。
【0074】したがって、ネットワークコンピュータを
使用する度に頻繁にサーバからデータのダウンロードが
発生する場合でも、煩雑なユーザ情報、データ情報およ
びマシン情報等の入力操作が不要になり、作業効率を向
上させることができる。
【0075】また、たとえダウンロードするサーバ毎に
ユーザ情報、データ情報およびマシン情報等の内容が異
なる場合でも、それらのリストをスマートカードに格納
しておくことで、それらの情報の管理を簡単に行える。
【0076】さらに、スマートカードに格納しておくこ
とで、ユーザ情報、データ情報およびマシン情報等の個
人情報が他人に知られないようにすることができるだけ
でなく、ネットワーク上の任意のコンピュータを使用す
る場合でも、常に同じユーザ操作が行うことができる。
【0077】また、実行結果を内部に保持しながらネッ
トワーク上の任意のコンピュータに移動可能なプログラ
ムをスマートカードに格納しておくことで、スマートカ
ードをコンピュータに装着しただけでプログラムがネッ
トワーク上の任意のコンピュータに移動して実行可能に
なり、したがって、元のコンピュータに戻ってきた時
に、アプリケーションのバージョンアップ情報や新しい
アプリケーションが登録されたということを、特にサー
バの管理者から知らされなくても知ることができ、かつ
その情報を基に常に最新のデータをダウンロードするこ
とができる。
【0078】さらに、前述したように、機能を実現する
ソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体
を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムある
いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記
憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出して実行
することによっても、本発明の目的が達成される。
【0079】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が本発明の新規な機能を実現すること
になり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本
発明を構成することになる。
【0080】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピーディスク、ハードディ
スク、光ディスク、光磁気ディスク、DVD、CD−R
OM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカー
ド、ROM、EEPROM等を用いることができる。
【0081】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、前述した実施形態の機
能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指
示に基づき、コンピュータ上で稼動しているオペレーテ
ィングシステム等が実際の処理の一部または全部を行
い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現さ
れる場合も本発明に含まれる。
【0082】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指
示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに
備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される
場合も本発明に含まれる。
【0083】また、本発明は、複数の機器から構成され
るシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適
用してもよい。また、本発明は、システムあるいは装置
にプログラムを供給することによって達成される場合に
も適用できる。この場合、本発明を達成するためのソフ
トウェアによって表されるプログラムを格納した記憶媒
体を該システムあるいは装置に読み出すことによって、
そのシステムあるいは装置が、本発明の効果を享受する
ことが可能となる。
【0084】さらに、本発明を達成するためのソフトウ
ェアによって表されるプログラムをネットワーク上のデ
ータベースから通信プログラムによりダウンロードして
読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、
本発明の効果を享受することが可能となる。
【0085】[第2の実施形態]前記第1の実施形態で
は、スマートカード101内に中央処理装置102、メ
モリ103、オペレーティングシステム(OS)10
5、ネットワーク上の任意のコンピュータに移動可能な
プログラム106およびプログラム109、処理実行部
202など、いわゆるそれ自身で実行可能なインテリジ
ェントなスマートカードを用いた場合を示したが、コン
ピュータ113に接続されている外部記憶装置116に
ネットワーク220上の任意のコンピュータに移動可能
な前記第1の実施形態と同様のプログラム106および
プログラム109を格納しておき、中央処理装置やオペ
レーティングシステムを内蔵しない、いわゆる記憶媒体
だけを内蔵したスマートカードであっても、本発明は同
様に適用可能であり、第2の実施形態として以下に示
す。
【0086】図5は第2の実施形態におけるネットワー
ク上の他のコンピュータからアプリケーションをダウン
ロードする場合、コンピュータ113の中央処理装置1
14のデータ処理機能を示すブロック図である。第2の
実施形態におけるコンピュータシステムでは、スマート
カード101からネットワーク上の任意のコンピュータ
に移動可能なプログラムが転送されてくるのではなく、
コンピュータ113に接続されている外部記憶装置11
6からプログラム208を読み込んで実行を開始する点
で前記第1の実施形態と異なる。前記第1の実施形態と
同一の構成要素については同一の番号が付されている。
【0087】図6はコンピュータにスマートカードを装
着してからアプリケーションのダウンロードが行われる
までの制御手順を示すフローチャートである。前記第1
の実施形態と同一のステップ処理について同一のステッ
プが付されている。
【0088】コンピュータ113の電源をONにする
と、中央処理装置114の処理が開始される。スマート
カード101をコンピュータ113に装着すると(ステ
ップS1)、オペレーティングシステムにしたがって、
中央処理装置114は、コンピュータ113に接続され
ている外部記憶装置116からプログラム208を読み
込む(ステップS2A)。読み込まれたプログラム20
8の実行を、中央処理装置114が開始すると(ステッ
プS3)、スマートカード内のROM104あるいは不
揮発性メモリ108に格納されているデータ、すなわち
アプリケーションのダウンロードに必要なユーザ情報2
03、マシン情報204、アプリケーション情報205
およびグラフィカルユーザインタフェース(GUI)情
報206を取り出す(ステップS4)。
【0089】プログラム208にしたがって、中央処理
装置114はコンピュータ113内に目的のアプリケー
ションが既に存在するか否かを判別し(ステップS
5)、存在する場合、スマートカード内に登録されてい
るバージョンと比較し(ステップS6)、ステップS4
で獲得したアプリケーション情報からアプリケーション
のバージョンが最新であるか否かを判別する(ステップ
S7)。
【0090】最新であると判別された場合、アプリケー
ションのダウンロードの必要はないので、ダウンロード
のための処理を終了する。一方、ステップS7におい
て、最新でないと判別された場合、あるいはステップS
5においてコンピュータ113内に目的のアプリケーシ
ョンが存在しないと判別された場合、プログラム208
はユーザ情報203、マシン情報024、アプリケーシ
ョン情報205と共にサーバ213に送信される(ステ
ップ8)。
【0091】サーバ213は送信されたプログラム21
5の実行を開始すると(ステップS9)、サーバ213
上のプログラム217に依頼してサーバ213上のアプ
リケーション情報を収集する(ステップS10)。
【0092】サーバ213に送信されたプログラム21
5は、その実行が終了すると、収集した情報を保持した
まま、元のコンピュータ113に戻される(ステップS
11)。コンピュータ113に戻されたプログラム21
1にしたがって、中央処理装置114は、収集した情報
を基にアプリケーションをダウンロードするように、デ
ータ受信部212に指示し、実際にダウンロードが行わ
れる(ステップS12)。
【0093】さらに、次回コンピュータ113を使用す
る場合、すなわち再びアプリケーションのダウンロード
を行う場合、効率的にダウンロードが行えるように収集
した最新のアプリケーション情報をスマートカード10
1に登録し(ステップS13)、ダウンロードのための
処理を終了する。
【0094】以上説明したように、第2の実施形態で
は、コンピュータ113に接続されている外部記憶装置
116にネットワーク220上の任意のコンピュータに
移動可能なプログラムを格納しておくことで、スマート
カード101からコンピュータ113にプログラムを転
送する必要がなくなる。したがって、中央処理装置やオ
ペレーティングシステムを内蔵しない、いわゆる記憶媒
体だけのスマートカードで、本発明のコンピュータシス
テムを実現することができる。
【0095】尚、前記第1の実施形態と同様に、第2の
実施形態においても前述した機能を実現するソフトウェ
アのプログラムコードを記録した記憶媒体(図4参照)
を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムある
いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記
憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出して実行
することによっても、本発明の目的が達成される。
【0096】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が本発明の新規な機能を実現すること
になり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本
発明を構成することになる。
【0097】
【発明の効果】本発明の請求項1に記載の情報処理装置
によれば、プログラム入力手段により情報処理装置に装
着自在に構成された第1情報処理装置から出力されたプ
ログラムを入力し、記憶手段により該入力したプログラ
ムを記憶し、判別手段により該記憶されたプログラムを
実行してアプリケーションが存在するか否かを判別し、
前記アプリケーションが存在しない場合、プログラム送
信手段により前記ネットワークに接続された第2情報処
理装置に前記記憶手段に記憶された前記プログラムを転
送し、プログラム受信手段により前記第2情報処理装置
内で前記アプリケーションの情報を収集した前記プログ
ラムを受信し、該収集された前記アプリケーションの情
報に基づき、アプリケーション受信手段により前記第2
情報処理装置から前記アプリケーションを受信するの
で、第1情報処理装置であるスマートカード内のプログ
ラムが情報処理装置であるコンピュータに転送されて実
行され、実行されたプログラムによってコンピュータ内
にアプリケーションが存在するか否かを判別し、存在し
ない場合、ネットワーク上の第2情報処理装置であるサ
ーバにプログラムが転送されてサーバによりアプリケー
ションの情報を収集してコンピュータに戻り、収集した
情報を基に実際にアプリケーションをダウンロードする
ことができる。
【0098】したがって、ネットワークを使用する度に
頻繁にサーバからデータのダウンロードが発生する場合
でも、ユーザ情報、アプリケーション情報およびマシン
情報などの入力操作を簡単かつ迅速に行うことができ
る。
【0099】また、ダウンロードするサーバ毎にユーザ
情報、アプリケーション情報およびマシン情報などの内
容が異なる場合でも、それらの情報の管理を簡単に行う
ことができる。
【0100】さらに、ユーザ情報、アプリケーション情
報およびマシン情報などの個人情報が他人に知られない
ようにすることができる。
【0101】また、スマートカード内のプログラムやデ
ータの更新および登録を行うことで、データのバージョ
ンアップや新しいデータの登録が行われた場合でも、特
にサーバの管理者から知らされなくても自動的にその情
報を得たり、常に最新のデータをダウンロードすること
ができる。
【0102】さらに、ネットワーク上の任意のコンピュ
ータを使用する場合でも、常に同じユーザ操作を行うこ
とができる。
【0103】尚、請求項5に記載の情報処理装置の制御
方法、請求項6に記載の記憶媒体および請求項7に記載
の情報処理システムにおいても同様の効果を得ることが
できる。
【0104】請求項2に記載の情報処理装置によれば、
前記第1情報処理装置は、第1記憶手段および出力手段
を有し、前記情報処理装置に装着されると、前記第1記
憶手段に格納された前記プログラムを、前記出力手段に
より出力するので、スマートカードなどの第1情報処理
装置を装着するだけで、ユーザ情報、アプリケーション
情報およびマシン情報などの入力操作を簡単かつ迅速に
行うことができる。
【0105】このように、スマートカードをコンピュー
タに装着するだけでスマートカード内のオペレーティン
グシステムが実行され、スマートカード内のプログラム
やデータをコンピュータに転送することができる。
【0106】請求項3に記載の情報処理装置によれば、
前記第1情報処理装置は、前記第1記憶手段に記憶され
るプログラムやデータの更新および登録を行うので、デ
ータのバージョンアップや新しいデータの登録が行われ
た場合でも、特にサーバの管理者から知らされなくても
自動的にその情報を得たり、常に最新のデータをダウン
ロードすることができる。
【0107】このように、次回コンピュータを使用する
場合、すなわち再びアプリケーションのダウンロードを
行う場合、アプリケーションに関する最新の情報をスマ
ートカードに登録しておくことで効率的にダウンロード
を行うことができる。
【0108】請求項4に記載の情報処理装置によれば、
前記第1情報処理装置はプログラムを実行する処理実行
手段を備え、前記第1記憶手段に記憶されたプログラム
は、前記情報処理装置および前記第2の情報処理装置の
他、前記第1情報処理装置で実行可能であるので、プロ
グラムがネットワーク上の任意のコンピュータで実行さ
れ、実行結果を内部に保持しながら移動できるというこ
とは各ネットワーク上のコンピュータに同じプログラム
をインストールしておく必要がないばかりか、実行結果
を最初の移動元のコンピュータへ送るための手間が不要
である。
【0109】請求項6に記載の記憶媒体によれば、ネッ
トワークに接続される情報処理装置によって実行される
プログラムコートが格納された記憶媒体において、前記
プログラムコードは、前記情報処理装置に装着自在に構
成された第1情報処理装置から出力されたプログラムを
入力する手順と、該入力したプログラムをメモリに記憶
する手順と、該記憶されたプログラムを実行してアプリ
ケーションが存在するか否かを判別する手順と、前記ア
プリケーションが存在しない場合、前記ネットワークに
接続された第2情報処理装置に前記メモリに記憶された
前記プログラムを転送する手順と、前記第2情報処理装
置内で前記アプリケーションの情報を収集した前記プロ
グラムを受信する手順と、該収集された前記アプリケー
ションの情報に基づき、前記第2情報処理装置から前記
アプリケーションを受信する手順とを含むので、記憶媒
体または内部の記憶資源にプログラムコードを記憶さ
せ、このプログラムコードを記憶した記憶媒体から中央
処理装置が読み出して実行することができる。したがっ
て、情報処理装置の拡張性、汎用性を高めることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態におけるコンピュータシステムの
構成を示すブロック図である。
【図2】ネットワーク上の他のコンピュータからアプリ
ケーションをダウンロードする場合、図1に示したスマ
ートカード101の中央処理装置102およびコンピュ
ータ113の中央処理装置114のデータ処理機能を示
すブロック図である。
【図3】コンピュータ113にスマートカード101を
装着してからアプリケーションのダウンロードが行われ
るまでの制御処理手順を示すフローチャートである。
【図4】コンピュータで読み出し可能な各種制御プログ
ラムを格納する記憶媒体のメモリマップを示す図であ
る。
【図5】第2の実施形態におけるネットワーク上の他の
コンピュータからアプリケーションをダウンロードする
場合、コンピュータ113の中央処理装置114のデー
タ処理機能を示すブロック図である。
【図6】コンピュータにスマートカードを装着してから
アプリケーションのダウンロードが行われるまでの制御
手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
101 スマートカード 102、114 中央処理装置(CPU) 106、109、208、215 プログラム 111、117 データ入出力装置 113 コンピュータ 116、219 外部記憶装置 209 プログラム送信部 210、214 プログラム受信部 212 データ受信部 213 サーバ 216 プログラム転送部 218 データ転送部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークに接続された情報処理装置
    において、 装着自在に構成された第1情報処理装置から出力された
    プログラムを入力するプログラム入力手段と、 該入力したプログラムを記憶する記憶手段と、 該記憶されたプログラムを実行してアプリケーションが
    存在するか否かを判別する判別手段と、 前記アプリケーションが存在しない場合、前記ネットワ
    ークに接続された第2情報処理装置に前記記憶手段に記
    憶された前記プログラムを転送するプログラム送信手段
    と、 前記第2情報処理装置内で前記アプリケーションの情報
    を収集した前記プログラムを受信するプログラム受信手
    段と、 該収集された前記アプリケーションの情報に基づき、前
    記第2情報処理装置から前記アプリケーションを受信す
    るアプリケーション受信手段とを備えたことを特徴とす
    る情報処理装置。
  2. 【請求項2】 前記第1情報処理装置は、第1記憶手段
    および出力手段を有し、前記情報処理装置に装着される
    と、前記第1記憶手段に格納された前記プログラムを、
    前記出力手段により出力することを特徴とする請求項1
    記載の情報処理装置。
  3. 【請求項3】 前記第1情報処理装置は、前記第1記憶
    手段に記憶されるプログラムやデータの更新および登録
    を行うことを特徴とする請求項2記載の情報処理装置。
  4. 【請求項4】 前記第1情報処理装置はプログラムを実
    行する処理実行手段を備え、 前記第1記憶手段に記憶されたプログラムは、前記情報
    処理装置および前記第2の情報処理装置の他、前記第1
    情報処理装置で実行可能であることを特徴とする請求項
    2記載の情報処理装置。
  5. 【請求項5】 ネットワークに接続された情報処理装置
    の制御方法において、 前記情報処理装置に装着自在に構成された第1情報処理
    装置から出力されたプログラムを入力する工程と、 該入力したプログラムをメモリに記憶する工程と、 該記憶されたプログラムを実行してアプリケーションが
    存在するか否かを判別する工程と、 前記アプリケーションが存在しない場合、前記ネットワ
    ークに接続された第2情報処理装置に前記メモリに記憶
    された前記プログラムを転送する工程と、 前記第2情報処理装置内で前記アプリケーションの情報
    を収集した前記プログラムを受信する工程と、 該収集された前記アプリケーションの情報に基づき、前
    記第2情報処理装置から前記アプリケーションを受信す
    る工程とを備えたことを特徴とする情報処理装置の制御
    方法。
  6. 【請求項6】 ネットワークに接続される情報処理装置
    によって実行されるプログラムコートが格納された記憶
    媒体において、 前記プログラムコードは、 前記情報処理装置に装着自在に構成された第1情報処理
    装置から出力されたプログラムを入力する手順と、 該入力したプログラムをメモリに記憶する手順と、 該記憶されたプログラムを実行してアプリケーションが
    存在するか否かを判別する手順と、 前記アプリケーションが存在しない場合、前記ネットワ
    ークに接続された第2情報処理装置に前記メモリに記憶
    された前記プログラムを転送する手順と、 前記第2情報処理装置内で前記アプリケーションの情報
    を収集した前記プログラムを受信する手順と、 該収集された前記アプリケーションの情報に基づき、前
    記第2情報処理装置から前記アプリケーションを受信す
    る手順とを含むことを特徴とする記憶媒体。
  7. 【請求項7】 第1情報処理装置と、ネットワークを介
    して前記第1情報処理装置に接続された第2情報処理装
    置と、該第2情報処理装置に装着され、データの入出力
    処理を行う第3情報処理装置とを有する情報処理システ
    ムにおいて、 前記第3情報処理装置は、 プログラムを格納する第1記憶手段と、 該記憶されたプログラムを前記第2情報処理装置に出力
    する出力手段とを備え、 前記第2情報処理装置は、 前記第3情報処理装置から出力されたプログラムを記憶
    する第2記憶手段と、 該記憶されたプログラムを前記第1情報処理装置に送信
    するプログラム送信手段と、 前記第1情報処理装置から前記プログラムを受信するプ
    ログラム受信手段と、 該受信したプログラムの情報に基づいて前記ネットワー
    クを介してデータを受信するデータ受信手段とを備えた
    ことを特徴とする情報処理システム。
JP10131021A 1998-04-27 1998-04-27 情報処理装置、その制御方法、記憶媒体および情報処理システム Pending JPH11312090A (ja)

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