JPS63281155A - バーコードラベル又はｉｄカードの作製方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、特にバーコードラベルやＩＤカードを作成す
るプリンター等に好適な熱現像型光記録方法に関する。

（従来の技術） 近年、バーコードを利用した商品管理のために、バーコ
ードの付されていない商品に対し、バーコード等を印刷
したラベルを作製することが行われている。又、このラ
ベル作製のためには主としてプリンター及び記録紙の経
済性の面から双方とも安価な感熱記録方法が採用されて
いる。

他方、電算機を活用してＩＤカードのカード入力により
各種のサービスや管理が行えるシステムを形成する動き
も盛んである。又、こうしたＩＤカードに、バーコード
を利用した、カード入力を光学的読み取りによって行う
ことも試みられ、このバーコードと、目視による照合の
ための顔写真が付されたＩＤカードの需要増が期待され
ている。

この場合のバーコード付ＩＤカードの作製方法としては
、電算機の端末に接続された各種プリンターによる感熱
記録方法、静電記録方法、電子写真記録方法等、その記
録方法は様々である。

（発明が解決しようとする問題点） しかしながら、従来の記録方法によっては、バーコード
及び顔写真等の附されたＩＤカードや、バーコードラベ
ルを迅速且つ安価に作製出来ないという問題があった。

又、バーコードラベルを作製する場合、塵埃や油類等に
晒されたり、冷凍等の環境を経ることにより水や溶媒等
に晒されたりするために、ラベルに記録されたバーコー
ドが汚れたり、消えたり、形崩れするなどしてバーコー
ドリーダーによる読み取りが困難或いは不能になり易い
という欠点があった。更に、顔写真及びバーコードが付
されたカードを作製する場合、この種のＩＤカードは、
長期間に渡って使用され、繰り返し入力されるため、或
いは、氏名発行年月日等の文字情報の改ざん防止等の面
から、バーコードのみならず記録面全面を厚手の透明フ
ィルムにより被覆したＩＤカードの作製が必要とされて
いる。又、偽造盗用防止の面から、顔写真の張り替えが
不可能な様に顔写真とバーコード等を一体に記録する必
要がある。このような問題点を解決する方法としてバー
コード等の記録を保護するために透明フィルムで記録面
を被覆する必要があるが、厚手の透明フィルムを使用し
て保護を十分にしようとした場合には、透明フィルムを
介して記録することが困難であるために、記録後にフィ
ルムをラミネートしなければならず煩雑であった。

又、バーコードラベルやＩＤカードのバーコード等が記
録された記録面にラミネートする方法では、透明フィル
ムのラミネート装置を要し、バーコードラベルやＩＤカ
ードを安価に作製することはできない、従って、この点
から予め透明フィルムが保護層として形成された記録面
にこの透明フィルムを介してバーコード等の記録が行え
る記録方法が必要とされている。

しかしながら、従来のバーコードラベルやＩＤカードの
作製のために採用されている記録方法は、例えば、感熱
記録方法については透明フィルムを被覆したままで記録
を行うためには透明フィルムを薄膜とする必要があり、
又、従来のレーザービームプリンター、ＬＥＤプリンタ
ー、ＯＦＴプリンター、液晶シャッターを使用したＬＣ
Ｓプリンター等の光プリンターにおいて採用されている
電子写真記録方法や静電記録方法、インクジェット記録
方法、感熱転写記録方法等においては透明フィルムを介
して記録面に記録すること自体不可能であった。

更に、顔写真及びバーコード付ＩＤカードのように顔写
真をバーコードや文字情報と一体に記録する場合、顔写
真やバーコード、文字情報を鮮明に記録するために必要
な解像力は、それぞれに於いて異なるために、例えば感
熱記録方法やインクジェット記録方法等の場合には、サ
ーマルヘッドなったり、記録速度が低下する等の問題が
生じ、いずれも顔写真、バーコード、文字情報等を一体
に迅速かつ安価に記録することはできないという欠点が
あった。

本発明者等は、これらの欠点を解決するために鋭意検討
した結果、ジアゾ化合物とカプラーとを基本成分として
含有した熱現像型光記録層が設けられた熱現像型光記録
材料を使用し、前記熱現像型光記録材料の熱現像型光記
録層に、通電により一し 単位として仮りの画像を形成せしめ、次いで、この仮の
画像を介して露光を行い、露光後の熱現像型光記録材料
を加熱することにより、記録層上に厚手の透明フィルム
が被覆されていても、バーコード、文字及び顔写真等を
安価且つ迅速に記録することができることを見いだし本
発明に到達した。

従って、本発明の第１の目的は厚手の透明フィルムが被
覆されていてもバーコード、文字及び顔写真等を鮮明に
記録することができる記録方法を提供することにある。

本発明の第２の目的は、パソコン等の電算機の端末、に
使用されるプリンターの記録方式として好適な記録方法
を提供することにある。

本発明の第３の目的は、迅速、簡単且つ安価にバーコー
ド付ラベル、顔写真及ヒバ−コードラベルを作製するこ
とのできる記録方法を提供することにある。

（問題点を解決するための手段） 本発明の上記の諸口的は、ジアゾ化合物とカプラーとを
基本成分として含有した熱現像型光記録層が設けられた
熱現像型光記録材料を使用し、前記熱現像型光記録材料
の熱現像型光記録層に、通電により光透過性又は光非透
過性となる微小マトリックスによって形成せしめた画像
を介して露光を行い、露光後の熱現像型光記録材料を加
熱することにより画像を記録することを特徴とする熱現
像型光記録方法によって達成された。

以下に本発明の熱現像型光記録方法を、添付図面に従っ
て詳細に説明する。

第１図は、本発明の熱現像型光記録方法の光記録過程を
模式的に表したものである０図において、１は熱現像型
光記録材料、１ａは熱現像型光記録層、２は仮画像を形
成する通電変調型光シャッター、２ａ　ｗ　ｅは各々微
小マトリックス単位、３は光学系のレンズであり、矢印
は露光を示す。

本発明の熱現像型光記録方法には、光分解性の発色剤と
顕色剤とを基本成分として含有した熱現像型光記録層を
設けた熱現像型光記録材料が使用される。

この熱現像型光記録材料は、例えばバーコード付ラベル
、■Ｄカード等の利用目的や用途に応じて紙、塩化ビニ
ル等のプラスチック、アルミニウム等の金属等の各種材
質の支持体、或いは裏面に粘着層を設け、更にこの粘着
層上に剥離紙を設けた支持体等、様々の支持体のものを
使用することができ、この支持体の表面に直接、或いは
接着性の改良のため形成された下塗層を介して熱現像型
光記録層が形成されている。

尚、ジアゾ化合物は主として芳香族ジアゾ化合物、具体
的には、芳香族ジアゾニウム塩、ジアゾスルホネート化
合物、ジアゾアミノ化合物等の化合物を指し、又、カプ
ラーはジアゾ化合物（ジアゾニウム塩）とカップリング
して色素を形成する分子内に活性メチレン基を含有する
化合物、フェノール、ナフトール誘導体、フロログルシ
ン類等を措す。これらのジアゾ化合物及びカプラーは、
必要に応じて塩基性物質等の発色助剤と共に用いられる
。

上記の熱現像型光記録層に使用し得るジアゾ化合物、カ
プラー及び塩基性物質等の発色助剤等については、例え
ば特開昭６２−３９２７８号、同６２−５５１８８号、
同６２−５５１９０号及び同６２−５５１９１号明細書
等に記載されている。

これらの化合物の配合量は、特に制限されるものではな
いが、ジアゾ化合物の塗布量は０．０５〜５．０ｇ／ｍ
２であることが好ましく、カップリング剤はジアゾ化合
物１重量部に対して０．１〜１０重量部、発色助剤は０
〜２０重量部の割合で使用することが好ましい。

更に、発色反応を起こす成分のうち、少なくともジアゾ
化合物をマイクロカプセルの芯に入れることによって良
好な熱発色性を維持しながら、常温での発色反応に関与
する物質相互の接触を防止し、生保存性を改善すること
ができる点からジアゾ化合物をマイクロカプセルに内包
することが好ましい。

この場合のマイクロカプセルの製造方法、マイクロカプ
セルを構成する化合物等については、例えば特開昭６１
−２９１１８３号及び同６２−５５１９０号等に記載さ
れている。

本発明において使用される仮画像は、透明電極間に挟ま
れ、通電により光透過性又は光非透過性となる微小マト
リックスを単位とし、このマトリックスを線状又は面状
に配列し、動作部分として、所謂ライトバルブを含有し
たデバイスによって形成される。この場合のライトバル
ブとしては公知のものを使用することができる０本発明
においては、例えば、ネマチック液晶、強誘電性スメク
チック液晶やＰＬＺＴ等の電気光学材料を、ＳｉＯ２、
Ｉｎ２Ｏ３等の透明薄膜を電極層とするガラス等の透明
基体からなる透明電極の電極間に挟持せしめ、仮画像を
形成することのできる通電変調型光シヤツターとする。

この通電変調型光シヤツターの前記微小マトリックス単
位の各々に通電のＯＮ、ＯＦＦを行って、線状又は面状
の光透過部と光非透過部からなるパターンを形成せしめ
、熱現像型光記録材料に作像するに必要な時間このパタ
ーンを維持する。このようにして通電変調型光シヤツタ
ーに形成された画像を介して露光が行われる。

従って、前記通電変調型光シヤツターの光透過部と光非
透過部の間で十分なコントラストを有することが好まし
く、透過率比で１０以上、特に２０以上のコントラスト
とすることが好ましい。

本発明の熱現像型光記録方法は、上述した熱現像型光記
録材料及び通電変調型光シヤツターを使して結像部に位
置するように配置せしめ、次いで導電シャッターの微小
マトリックス単位の各々に通電のＯＮ、ＯＦＦを行って
光透過部と光非透過部からなるパターンを形成し、次い
でこのパターンを通して前記熱現像型光記録材料を露光
した後露光後の記録材料を加熱することにより達成され
る。特に、熱現像型光記録材料と通電変調型光シヤツタ
ーとの間に光学系を配置せしめた場合には、記録画像の
解像力を顔写真等のビクトリアル画像、文字バーコード
等の記録情報の種類に応じて変化せしめることができ、
文字や顔写真等を一体に高画質記録する上で有利である
。

（発明の効果） 本発明の記録方法は、通電変調型光シヤツターと熱現像
型光記録材料とを光学系を介して配置することにより、
記録画像の解像力を変化させて、顔写真等のビクトリア
ル画像、文字、バーコード等を、記録に必要な解像力に
て随時記録することができ、文字や顔写真等を一体に高
画質に記録することも可能である。更に、電気信号によ
って通電変調型光シヤツターに光透過部と光非透過部か
らなる露光のための仮画像を形成せしめるので、ビデオ
カメラ等と接続することにより、顔写真等の画像を高速
に記録することができる。又、光で記録するために熱現
像型光記録層が厚い透明フィルムで保護されていても記
録可能となり、従ってパソコン等の電算機の端末に接続
するプリンター等に採用して、バーコ、−ドカードやＩ
Ｄカードを好適に作製することができる。

以下、実施例により本発明を具体的に説明するが、本発
明はこれらの実施例により制限されるものではない。

（実施例） ジアゾ化合物として下記ジアゾ化合物２部及びキシリレ
ンジイソシアネートとトリメチロールプロパン（３：　
１）付加物１８部をフタル酸ジブチル２４部と酢酸エチ
ル５部の混合溶媒に添加し、溶解した。このジアゾ化合
物の溶液をポリビニルアルコール３．５部、ゼラチン１
．７部、水５８部に熔解されている水溶液に混合し、２
０℃で乳化分散し、平均粒径３μの乳化液を得た。得ら
れた乳化液に水１００部を加え、攪拌しながら４０℃に
加温し、２時間後にジアゾ化合物を芯物質に含有したカ
プセル液を得た。

（ジアゾ化合物） Ｃ４Ｈ９ Ｃ４Ｈ９ 次に顕色剤として、２ヒドロキシ−３−ナフトエ酸３°
　−モルホリノプロピルアミド（カプラー）２０部を、
５％ポリビニルアルコール水溶液１００部に加えてサン
ドミルで約２４時間分散し、平均粒径３μのカプラー成
分の分散物を得た。

次にｐ−ｔ−ブチルフェノール２５部を５％ポリビニル
アルコール水溶液１００部に加えてサンドミルで２４時
間分散し、平均粒径２μのｐ−ｔ−プチルフェノール分
散物を得た。

以上のようにして得られたジアゾ化合物のカプセル液５
０部に、カップリング成分の分散物１５部、ｐ−ｔ−ブ
チルフェノールの分散物３０部を加えて塗布液とした。

この塗布液を平滑な上質紙（５０ｇ／ｍ２）にコーチイ
ンブロンドを用いて乾燥重量で２０ｇ／ｍ２になるよう
にバー塗布し、４５℃で３０分間乾燥して熱現像型光記
録層を形成した。

又、通電変調型シャッターとして液晶パネルを用い、暗
所で前記熱現像型光記録層の形成された熱現像型光記録
材料の光記録層と通電変調型光シヤツターを密着させて
通電変調型光シヤツターに適当な文字パターンを出力し
て保持し、次いでリコピースーパードライ１００　（リ
コー側製）の螢光灯光源を用いて１０秒間露光し、露光
後の熱現像型光記録材料を１００℃の加熱ローラーを通
した所、前記文字パターンの発色した画像が形成された
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明記録方法の光記録過程を表わす模式図で
ある。 図において、１は熱現像型光記録材料、１ａは熱現像型
光記録層、２は通電変調型光シヤツター、２ａ−ｅは微
小マトリックス単位、３は光学系のレンズである。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）ジアゾ化合物とカプラーとを基本成分として含有し
   た熱現像型光記録層が設けられた熱現像型光記録材料を
   使用し、前記熱現像型光記録材料の熱現像型光記録層に
   、通電により光透過性又は光非透過性となる微小マトリ
   ックスによって形成せしめた画像を介して露光を行い、
   露光後の熱現像型光記録材料を加熱することにより画像
   を記録することを特徴とする熱現像型光記録方法。 ２）ジアゾ化合物がマイクロカプセルに内包されている
   特許請求の範囲第１項に記載の熱現像型光記録方法。 ３）熱現像型光記録材料と通電によって形成せしめた画
   像との間に配置せしめた光学系によって、最終画像を縮
   小又は拡大する特許請求の範囲第１項及び第２項のいず
   れか１項に記載の熱現像型光記録方法。