JPH0776176A - カードへの可視記録方法 - Google Patents

カードへの可視記録方法

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Publication number
JPH0776176A
JPH0776176A JP5224715A JP22471593A JPH0776176A JP H0776176 A JPH0776176 A JP H0776176A JP 5224715 A JP5224715 A JP 5224715A JP 22471593 A JP22471593 A JP 22471593A JP H0776176 A JPH0776176 A JP H0776176A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
card
recording
image
heating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5224715A
Other languages
English (en)
Inventor
Shohei Sone
庄平 曽根
Hiroshi Azuma
博史 東
Shinya Takemoto
晋也 竹本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Plastics Inc
Original Assignee
Mitsubishi Plastics Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Plastics Inc filed Critical Mitsubishi Plastics Inc
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Publication of JPH0776176A publication Critical patent/JPH0776176A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【構成】 カード10の表面に、温度T1 とそれよりも
高い温度T2 との間で透明状態と不透明状態との可逆変
化を生じる記録部を形成し、その記録部を温度T1 およ
びT2 に加熱して画像を形成および消去する方法におい
て、加熱平板12により記録部を温度T1 に加熱して記
録部全面を透明化し、引き続き記録部が冷却しないうち
に記録部を部分的にサーマルヘツド16などにより温度
2 に加熱することにより加熱部を不透明化して画像を
形成する。 【効果】 印字エネルギーが消去エネルギーに若干上乗
せするだけでよいから、比較的低エネルギーで印字が可
能になり、印字・消去を繰り返してもカードの損傷が少
ない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、定期券、入場許可証、
各種プリペイドカードなどの繰り返し使用されるカード
状記録媒体に、可視画像を繰り返し形成および消去する
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】交通機関の定期券、催し会場や建物への
入場許可証などは、毎日繰り返し使用されるが、管理上
不正乗車、不正入場をチエツクする手段がない。近年、
一部で磁気カードによるチエツク法も採用されつつある
が、チエツクの有無が目視できないため、装置上のトラ
ブルによるチエツクもれのおそれがあり、管理者、利用
者とも不便を感じていた。また各種プリペイドカードに
おいても、磁気カードやICカードが使用されている
が、記録内容が直接目視できないため、支払い金額や残
額を簡単にチエツクできず、使用者に対する内容保証の
点で問題があった。
【0003】そのため従来、カードなどの記録媒体に目
視可能な記録を行い、またそれを消去する方法が提案さ
れている。例えば、合成樹脂母材の中に有機低分子物質
を分散させ、温度により透明状態と不透明(白濁)状態
に変化する材料(特開昭55−154198)を使用す
ることが提案されている。この材料は、特定の温度域T
1 から常温に冷却されると透明になり、T1 よりも高い
温度域T2 から常温に冷却されると白濁する性質を有す
るため、それを利用して可視画像を可逆的に印字・消去
することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、これらの材
料を用いてカードへの可視記録を行う場合、特に自動改
札機などで処理時間を短くしようとすると、画像の記録
に高エネルギーを要し、カードの記録材料の耐久性に問
題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明はこの問題を解決
し、比較的低いエネルギーで画像の消去と記録を完了で
きる方法を提供するものであって、カードの表面に、温
度T1 とそれよりも高い温度T2 との間で透明状態と不
透明状態との可逆変化を生じる記録部を形成し、その記
録部を温度T1 およびT2 に加熱して画像を形成および
消去する方法において、加熱平板により記録部を温度T
1 に加熱して記録部全面を透明化し、引き続き記録部が
冷却しないうちに記録部を部分的に温度T2 に加熱する
ことにより加熱部を不透明化して画像を形成することを
特徴とするものである。
【0006】以下、本発明を図面を参照して詳細に説明
する。図1は本発明方法で使用するカードの一例の断面
図、図2は本発明の画像消去、形成工程を説明する断面
図である。図1において、1はポリエチレンテレフタレ
ートなどのプラスチツクシート、紙などからなる基材で
あって、この基材1の表面にアルミ蒸着などで光反射層
2を設けてある。そしてその上に、記録層3および保護
層4を形成し、記録部5を残して装飾や必要な説明の表
示のための印刷6を施してある。また図示しないが一般
に、磁気記録層などの情報記録層を有している。
【0007】このカード10を用いて画像の形成、消去
を行う方法を図2により説明すると、画像形成済みのカ
ード10を送りロール11により、加熱平板12とアン
ビル13とからなる画像消去部に送り込む。ここで加熱
平板12が上下して、カード10をアンビル13との間
に挟んで押し付ける。そしてカードの記録部5全面を温
度T1 に加熱し記録部5全面を透明化し画像を消去す
る。加熱平板12は、カードの記録部5とほぼ同形にな
っており、例えばロールを使用した場合のように記録部
5の周囲の印刷部にまで接触することがなく、印刷6が
損なわれることがない。
【0008】次に、カードの記録部5が常温近く迄冷却
しないうちに、直ちに送りロール15にて画像印字部に
搬送する。印字部では、サーマルヘツド16または加熱
印判などの部分加熱手段とプラテンロール17との間に
カード10を挟んで温度T2(T2 >T1 )にて部分的
に文字などを加熱すると文字部のみが不透明(白濁)化
し、新たな表示画像が形成される。
【0009】この際、記録部5は先の消去工程で温度T
1 に加熱されているので、新たに常温から温度T2 まで
加熱するのに比べ、サーマルヘツドなどのエネルギーが
低くてよく、温度T2 に達する時間も短くなる。画像消
去後印字までの時間は極力短くし、例えば0.5秒以内
とする。なお、印字工程で温度T2 に加熱されない非記
録部分は、通常通り温度T1 から常温に冷却されること
になるから、印字工程があっても透明状態を維持するこ
とができる。
【0010】画像消去用の加熱平板12の表面は、耐熱
性の弾性体14で構成するのが好ましく、例えばシリコ
ーンゴム、フツ素ゴムなどを厚さ0.3〜2mm程度の
厚さに貼り付ける。このようにすると、記録部の傷付き
が少なくなる。厚さが0.3mmよりも薄いと耐久性が
悪く、2mmよりも厚いとゴムの熱伝導が低いため、加
熱平板12の設定温度を高くする必要があり、ゴムの熱
劣化が生じやすくなる。ただ、熱伝導の問題は、弾性体
14として熱伝導性の高い耐熱性ゴム(例えば、アルミ
ナ、窒化ホウ素、石英などの熱伝導性粒子を混合したも
の)を用いることにより解決が可能であり、その場合に
は上記厚さの制限は緩和される。
【0011】本発明において、記録層3を構成する樹脂
としては、ポリ塩化ビニル、塩化ビニル−酢酸ビニル共
重合体、他の酢酸ビニル化合物、塩化ビニル系共重合
体、ポリ塩化ビニリデン、塩化ビニリデン系共重合体、
ポリエステル、ポリアミド、ポリスチレン、ポリメチル
(メタ)アクリレートまたはその共重合体などが好まし
い。
【0012】またこの樹脂中に分散させる有機低分子物
質としては、各種高級脂肪酸、ジカルポン酸、脂肪酸エ
ステル、アルコール、ケトン、エーテル、あるいはこれ
らの誘導体などがある。これらの材料は、例えば70〜
100℃(T1 )に加熱し常温まで冷却すると透明状態
を保持し、100℃を越える温度(T2 )に加熱し、常
温に冷却すると白濁化する。
【0013】画像の視認性を高めるための光反射層2と
しては、アルミ、銀、錫などの金属の蒸着層、あるいは
箔、金属粉入り塗料などを用い得る。また光反射層2の
かわりに、あるいはこれと併用して着色層を形成しても
よい。また保護層4としては、紫外線硬化塗料の塗布
や、ポリエチレンテレフタレート、ポリエーテルイミ
ド、ポリエーテルエーテルケトン、ポリサルフオン、ポ
リフエニレンサルフアイド、ポリアリレート、ポリエー
テルサルフオンなどのフイルム貼り合わせなどの方法に
より耐熱性の高い材料を使用することができる。
【0014】本発明記録媒体は、例えば入場、買物、レ
ンタルなどのプリペイドカードとして使用することがで
き、使用の都度、使用金額および残額を磁気記録ととも
に記録層に可視的に表示することにより、常に正確な残
額を知ることができる。
【0015】
【発明の効果】本発明方法によれば、印字エネルギーが
消去エネルギーに若干上乗せするだけでよいから、比較
的低エネルギーで印字が可能になり、印字・消去を繰り
返してもカードの損傷が少ない。また消去に加熱平板を
用いることにより、記録部周囲の印刷部を損傷すること
がなく、また消去も確実になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法で使用するカードの一例を示す断面
図。
【図2】本発明の画像消去、形成工程を説明する断面
図。
【符号の説明】
1 基材 3 記録層 4 保護層 5 記録部 6 印刷 10 カード 12 加熱平板 14 弾性体 16 サーマルヘツド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06K 19/06 19/00 G06K 19/00 U

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カードの表面に、温度T1 とそれよりも
    高い温度T2 との間で透明状態と不透明状態との可逆変
    化を生じる記録部を形成し、その記録部を温度T1 およ
    びT2 に加熱して画像を形成および消去する方法におい
    て、加熱平板により記録部を温度T1 に加熱して記録部
    全面を透明化し、引き続き記録部が冷却しないうちに記
    録部を部分的に温度T2 に加熱することにより加熱部を
    不透明化して画像を形成することを特徴とするカードへ
    の可視記録方法。
  2. 【請求項2】 加熱平板の表面を弾性体により構成する
    ことを特徴とする請求項1記載の可視記録方法。
JP5224715A 1993-09-09 1993-09-09 カードへの可視記録方法 Pending JPH0776176A (ja)

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JPH0776176A true JPH0776176A (ja) 1995-03-20

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ID=16818120

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001042795A (ja) * 1999-08-04 2001-02-16 Toppan Printing Co Ltd 可逆性記録媒体及びそれを用いたカード及びその製造方法

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JP2001042795A (ja) * 1999-08-04 2001-02-16 Toppan Printing Co Ltd 可逆性記録媒体及びそれを用いたカード及びその製造方法

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