JPS63280046A - 4‐アミノフエノール製造用の改良水素化方法 - Google Patents

4‐アミノフエノール製造用の改良水素化方法

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JPS63280046A
JPS63280046A JP63098414A JP9841488A JPS63280046A JP S63280046 A JPS63280046 A JP S63280046A JP 63098414 A JP63098414 A JP 63098414A JP 9841488 A JP9841488 A JP 9841488A JP S63280046 A JPS63280046 A JP S63280046A
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  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ニトロベンゼンを接触水素化してフェニルヒ
ドロキシラミンとし、続いて、中間生成物を単離するこ
となく転位させて p−アミノフェノールとすることに
よる、ニトロベンゼンよりの4−アミノフェノール(p
−アミノフェノール;PAP)の製造方法に関するもの
であり、より特定的には、選択性と水素化速度とを改良
することによる反応効率の改良に関するものである。
本発明は、ニトロベンゼンより 4−アミノフェノール
(p−アミノフェノール:PAP)を製造する公知の工
程の、改良された、より費用効率の高い(cost e
fficient)実施方法を包含する。
PAP はアセタミノ7エン(APAP%p−アセタミ
ノフェノール、N−アセチル p−アミノフェノール、
バラセタモル(paracetamol) 、N−(4
−ヒドロキシフェニル)−アセタミド)の製造における
中間体として用いられ、したがって、費用を軽減させる
いかなる工程改良も商業的に有意義である。
本発明は特に、シュピーダラー(Spiegler)の
米国特許第2,765,342号およびベンナー(Be
nner)の米国特許第3,383.416号に記載さ
れた型の方法を利用する(これらの特許は本件明細書に
引用して組み入れられている)。
ベンナーの上記特許はまず、種々の米国特許、たとえば
米国特許第2,198,249号および第2.765.
342号に示唆されている、ニトロベンゼンの接触水素
化により p−アミノフェノールを製造する従前より公
知の技術を論じ、ついで、約60ないし120℃の温度
の反応帯域において、約5ないし20重量%の水性硫酸
と白金、パラジウムおよびそれらの混合物よりなるグル
ープから選択した金属含有触媒との存在下に、水素によ
りニトロベンゼンを還元し、触媒を含有するニトロベン
ゼン層から水層を分離すること′よりなる p−アミ/
フェノールの製造方法の開示に進んでいる。この方法に
おいてニトロベンゼンの還元は、反応生成物の混合物の
収得が完了するのに先立って、この混合物が十分な量の
未反応のニトロベンゼンを含有して、けん濁した形状の
触媒を含有するニトロベンゼンの不溶解層と、これから
分離した p−アミノフェノールを含有する水層を形成
するために中断される。
上記のベンナー特許は操作可能な、かつ、好ましい反応
剤、装置、および反応条件、たとえば触媒、反応温度、
反応圧、反応混合物に必要な撹拌、水和剤等の、妥当な
還元(水素化)時間内に妥当な p−アミノフェノール
の収量を得るのに必要な詳細を与える。
ベンナー特許の特定の実施例は回分法のものであるが、
連続法を基準にした工程の操作法も議論されている。こ
の発明は回分法でも連続性基準でも操作することができ
る。
セイス(Sathe)の米国特許第4.176.138
号は、ジメチルドデシルアミン硫酸塩を含有する酸性反
応媒体中でのニトロベンゼンの接触水素化による、副生
成物としてのアニリンを伴う p−アミノフェノールの
製造方法を示唆している。
ベンナー特許により得られる p−アミンフェノールは
粗 p−アミノフェノールである。米国特許第4.13
7,562号および第3.364,500号は、APA
P (アセタミノフェン)の製造に使用する粗p−アミ
ノフェノール(PAP)の精製に用いる方法を示唆して
いる。
ベンナーの上記米国特許第3,383,416号の4−
アミノフェノール製造方法が、先行技術の約0.1また
はそれ以下の値に対して0.2またはそれ以上という性
能指数(performance 1ndex)  [
反応体積1リットルあたりに毎分製造される4−アミノ
フェノールのグラム数(gPAP)で表される]の大幅
な改良を達成しながら、より速い反応速度で実施し得る
ことがここに見いだされた。この、より高い性能指数は
流通量(throughput)を増加させ、ひいては
必要投下資本と最終生産コストとを減少させる。速度が
このように増加しても、選択性の損失はなく、実際には
選択性が増加している。すなわち、(シュピーダラーの
米国特許第2.765;342号の示唆とは対照的に)
生成物の副生物に対する比率が改善されている。本発明
の好ましい具体例において、水素化速度の増加は、水性
硫酸を過酸化水素溶液で前処理して触媒毒を破壊し、つ
いで、1ガロンあたり少なくとも0.O1馬力の入力で
、羽根車の中心から測定しだ液深の約40−60%の位
置に配置したタービン羽根車を用いて反応混合物を激し
く撹拌しながら、反応器の蒸気空間部分に水素を導入す
るすることにより得られる。上記の撹拌機の設計および
諸条件と組み合わせた過酸化水素前処理硫酸の使用は、
最適な生成物対副生物比率を変えることなく得られる高
い性能指数と同様に、この型の PAP 製造工程にと
っては新規事項であると考えられる。
試薬: 本発明記載の、ニトロベンゼンの接触水素化とそれに続
く、生成したフェニルヒドロキシラミンのパンバーガー
転位とによる4−アミノフェノールの製造方法を実施す
るに際しては、硫酸およびニトロベンゼン出発原料の双
方とも、触媒毒を含有していてはならない。
高品質の市販グレードの硫酸を使用した場合にも問題が
生ずる可能性があり、たとえばデュポン社の電解質グレ
ード(Electrolyte grade)  (低
鉄分)の93%硫酸を用いても触媒の完全な失活が起こ
り得、大量の窒素吹込みを行っても反応速度が0になり
得る。この挙動は、ベーカー化学社(Baker Ch
emical Company)製の種々のロフトの9
6%分析試薬グレード硫酸を用いても、種々の程度で観
測される。
使用に先立って硫酸を過酸化水素で処理した場合には、
上記の市販品の酸(デュポン社の電解質グレード)であ
っても優れた結果が得られることが見いだされた。この
硫酸からの触媒毒除去方法は以下のようにして実行する
。少量の、たとえば約1.0重量%の過酸化水素溶液(
30%溶液が好ましいが、他の強度のものも使用し得る
)を硫酸に添加し、ついで十分な保持期間(hold 
period)、すなわち、気体の発泡が止んで硫酸の
色が水様の透明になるまでこれを撹拌して触媒毒を除去
する。
使用する過酸化水素の正確な量および強度は厳密ではな
く、所望ならば変えることができる。二酸化硫黄または
他の可能性のある触媒毒の完全な分解に要する処理時間
の正確な長さは、使用する硫酸のグレードに応じて変わ
るであろう。過酸化水素が消費されるにつれて酸素ガス
が発生し、気体の発生が止み、酸の黄色が減少して水様
の透明な溶液となり、硫酸を本発明記載の方法に使用し
得るようになるまでに、通常は2ないし4時間が必要で
ある。
チオフェンおよび他の硫黄含有化合物を含有しない、高
品質の市販グレードのニトロベンゼンを用いれば、本発
明記載の方法において優れた結果が得られる。
反応を成功させるには、効果的な界面活性剤も決定的に
重要である。シュビーダラー特許およびペンナー特許は
いずれも使用し得る種々の水和剤、たとえば第4級アン
モニウム化合物を列記している。セイスの米国特許第4
.176.138号は、ここで良好に作用するドデシル
ジメチルアミン硫酸塩の使用を示唆している。エト硫酸
N−セチル−N−二チルーモルホリニウム水溶液である
ロンザ・パルカット(Lonza Baruquat)
 CM E−35%、およびウィトウコ・エムコル(W
itco Emcol) CC−55【酢酸ポリプロポ
キシ第4級アンモニウム1も試験して、本発明記載の方
法において良好な結果を得ている。
本発明の目的に使用し得る触媒は活性炭担持白金触媒で
ある。たとえばエンゲルハルト工業社(Engelha
rd Industries)より CP−86として
市販されている、1グラムあたり850平方メートルの
表面積および90%の粒子が25ミクロンより小さく 
 10%が5ミクロンより小さいメツシュサイズ、なら
びに10ミクロンの平均サイズを有する活性炭担体に5
%の白金を担持させた乾燥パック(dry pack)
触媒の使用が好ましく、これは良好に作動する。
上記の各試薬を用いて、以下の実施例1に記載した方法
に従って興醒的な実験を行った。実施例1の反応を行っ
た装置は第1図に開示しである。
第1図は本発明記載の水素化(還元)方法を実施するた
めに用いる反応器1および撹拌機の構成図である。反応
器1は、加熱マントル?、上吊り(overhead)
機械撹拌モータ一本撹拌モーター3を制御し、かつ、速
度とトルクとを指示する制御器払を装備した5リットル
の、三つ首、邪魔板4個付きの(four−baf f
 1ed)の丸底フラスコ(すなわちモートン(Mor
ton)フラスコ)である。撹拌モーター塁は、弯曲ブ
レード羽根車旦を下端に有する撹拌機4を駆動する。気
体供給用、すなわち水素ガスまたは窒素ガスを三つ首フ
ラスコの一つの首に導く導入口0がある。
フラスコの他の首は温?+−zおよび、排気口と水柱(
曹ater column)とにつながる凝縮器8を有
する。4個の邪魔板す(うち1個は示されていない)は
、より大きな擾乱を与え、内容物を撹拌した場合に混合
を促進するための、モートン型のフラスコの周囲に等間
隔に位置する、刻み目付きのもの(1ndentati
ons)である。
羽根車5の配置はその中点Uより測定する。
このフラスコには液体空間用と蒸気空間長とがある。第
1図において、Hは液深であり、Dは羽根車の内径であ
り、Wは羽根車の幅であり、2 は羽根車より下の深さ
である。
加熱マントル、弯曲ブレード羽根車を駆動する上吊り機
械撹拌モーター[この撹拌モーターは、速度とトルクと
の指示手段および制御手段の双方を有する制御器により
制御される]ならびに蒸気空間への気体供給用の導入口
を装備した、内容5リットルの、三つ首、邪魔板4個付
きの丸底フラスコ(水素化器)(第1図)に、20°C
ないし23℃の初期温度で1700 maの脱イオン水
を装入する。ついで、過酸化水素で前処理した93%硫
酸217 g (上記の製品)を、穏やかに撹拌しなが
ら、系に添加する。この酸の添加はかなり強い発熱を伴
い、溶液の温度を36°Cないし38℃に上昇させる。
これが、系を所望の反応温度、94°Cに加熱するため
の幸便な出発点となる。酸の溶解熱をこの昇温開始に利
用することが、時間および電力消費の節約につながる。
バリアツク(variac)を80Vにセットすること
により適当な速度の加熱が得られる。ついで、系列の最
初の試行の!こめに271 gのニトロベンゼンを添加
する。ニトロベンゼンの添加は通常、系の温度を約l′
C低下させる。再循環触媒を用いる系列の試行において
は、40−50 gのニトロベンゼンを触媒とともに再
循環させることにより取扱いを容易にし、新しいニトロ
ベンゼンの装入量を減少させ得るであろう、 2.25
 mQのドデシルジメチルアミンまたは他の界面活性剤
を添加し、系を閉鎖する。この時点で約100 m01
分の流速の窒素パージを開始して、酸素および全ての痕
跡量の揮発性触媒毒を系より除去する。排気ロバブラー
(gB56zitbubbler)の12インチの水柱
により一定の正圧(positivepressure
)を維持する。これは、大気圧より約26mmHg高い
、妥当な正圧と等価である。
撹拌速度を700 rpmまたはそれ以上に増加させ、
窒素パージを継続する。極端に激しい撹拌が極めて重要
である。入力はトルクと速度との読みより計算した。1
ガロンあたり 0.01馬力、またはそれ以上の所望の
入力を達成するために速度の調節を行った。5インチの
羽根車に対しては700rpmの速度が0.0225の
入力になる(表■を参照)。撹拌機の深さが、いま一つ
の決定的なパラメータである。ある入力に対して、最大
の気−液界面面積は、撹拌機の深さが液深の50%に等
しい場合に生ずる。
実用上の目的には、反応速度は入力と撹拌機の位置とに
直接的に比例する。反応器内の酸素を全て置き換えるの
に十分な時間、たとえば10分間初期の窒素パージを維
持したのち、1.40 gの乾燥パックした5%活性炭
担持白金触媒を水中通過窒素流(emerginxg 
stream of nitrogen)を通じて添加
し、25 mQの脱イオン水で洗浄し、系を再び密封し
、系内の酸素の不存在が確実になるまでの時間、たとえ
ばさらに10分間、100 rtrQ/分の窒素パージ
を継続する。各試薬が系に装入されている間、温度は、
90℃を超えないことを確認するために、注意深く監視
しなければならない。
この温度を維持するために、必要ならば加熱バリアツク
をこの点より下に調節すべきである。
窒素パージが完了したのち、水素ガスの添加を開始する
。初期の必要量は500 m01分に達することもあり
得るので、気体供給源はこの流速においても系を常に正
圧に維持し得るものでなければならない。系に部分的な
真空を発生させ、反応器に空気を吸い戻させると、大爆
発が起こり得る。この水素化は発熱反応であり、反応を
開始させると穏やかな発熱が起こって、系の温度を約4
°C上昇させる。この反応を転化率75−85%まで進
行させ[これは水素の吸収量により示される]て、触媒
を未反応のニトロベンゼンにより十分に濡れた状態に留
めておく。[先行技術のベンナーの米国特許第3.38
3.416号またはセイスの米国特許第4,176.1
38号においては、この段階は5−7時間を要するであ
ろう。本件においては2−3時間で達成される。] 水素化反応を停止させるためには、最終的な窒素パージ
を用いる。最初は、系を正圧に維持するために500 
mn1分までの窒素が必要であり得る。
この流量を100 m01分まで徐々に減少させて、撹
拌を停止する。温度を約85℃に維持するため、必要に
応じてバリアツクの設定点を増大させる。
窒素下で水層[粗4−アミノフェノール(PAP)を含
有する]を、底部にバルブを有する3リットルのジャケ
ット付きフラスコ(デカンタ−)にポンプ移送する。反
応器ジャケットを80°Cの循環浴(circulat
ing bath)に吊す。反応混合物を空気にさらす
と迅速に着色するので、この処理工程を通じて窒素雰囲
気を維持する。
[以下に記述する精製工程は新規であり、同日に提出し
た同時係属中の米国特許出願代理人ドケットNOR2の
主題であるが、本発明の工程のよりよい理解のために本
件明細書にも取り入れる。] 液体アンモニアを用いて水層のpHを4.6−4.8に
調節する。通常は約80 wrQ (54g)が必要で
ある。ついで、300 mQ (260−1g)のトル
エンで4−7回抽出して溶解している不純物、たとえば
アニリン、ニトロベンゼンおよびオキシジアニリン(O
D A)を除去する。不純物が有機層に抽出されるにつ
れてpHが低下する傾向があるので、pHは抽出の進行
と並行して調節しなければならない。抽出サイクルが完
了したのち、28.6gのアンダーソン(Anders
on) A X−1活性炭を装入する。この物質は取扱
い特性を改良するために65%の濡れ(水による)を有
しているので、正味重量10.0 gを使用したことに
なる。ここで、脱色用に5.0gの亜ニチオン酸ナトリ
ウムをも装入する。上記の活性炭を12.5 cmの標
準ブフナー濾過器で、ワットマン#3濾紙を用いて濾過
して除去する。この活性炭ケーキを100 gずつの熱
脱イオン水で2回洗浄し、廃棄する。濾液と洗浄液とを
フラスコに戻す。反応混合物上に窒素雰囲気を再形成し
たのち1.液体アンモニアを用いてpHを7.2に調節
する。通常は約30 mQ(20,2g)を必要とする
。1.5−2時間かけて系を0℃まで徐々に冷却し、つ
いで1時間、この温度に保つ。この間、pHは7.2に
維持する。
真空濾過により 4−アミノフェノールを単離し、20
0gずつの1%亜ニチオン酸ナトリウム冷溶液で2回洗
浄し、フリット(frit)上で乾燥するまで数分間吸
引する。この物質を50℃で一晩真空乾燥したが、この
時点でアセチル化してAPAP  を製造することもで
きる。乾燥した4−アミノフェノールは白色で重量13
9gであった。
HPLC法により分析した4−アミノフェノールの純度
は99%を超えていた。これは、反応したニトロベンゼ
ンを基準にして68%の単離収率に相当する。触媒を含
有する未反応のニトロベンゼンは再循環させることがで
きる。
実施例2−4−特定の回分型実施例 上記実施例1に記載した一般法を用いて幾つかの実験を
行ったが、lまたは2以上の反応条件を下の表1−羽根
車の設計および入力の計算に示したように変更して、こ
の表に示した結果を得た。
も  も 八  八 〜r   ℃ も @S                     
  Σ  KK八  へ              
              Ω4  八  へ!  
!              ♂        匡
  七  七屯 全 参ム へ八さ セエO袂 表1の第2カラムの“略号”は第1カラムの事項の略号
であり、第1図の構成図に示されている用語でもある。
右方のカラムには種々の羽根車サイズ、配置および速度
の使用を示す3種の実施例2.3および4がある。羽根
車の相対的配置もパラメータにより示しである。表1に
おいて、実施例2は入力および羽根車の深さに関する限
り、先行技術の条件の代表例であり、一方、実施例3お
よび4は本発明の結果である。
実施例5一連続操作 連続操作においては、水素化反応器に上記の実施例1と
同様にして負荷し、反応を開始させ、所望の添加率が達
成されるまで進行させる。この反応混合物をデカンタ−
に連続的に汲み出し、一方反応剤を上記の実施例1の比
率で連続的に汲み入れる。触媒を含有する未反応のニト
ロベンゼンはデカンタ−の底部で分離され、水素化反応
器に連続的に汲み戻される。所望量の、すなわち実施例
1のバッチ試行と同等の水層体積の水性反応混合物がデ
カンタ−に集められたのち、水素化反応器に窒素を導入
し、全てのポンプを停止させて、−この反応を中断する
ことができる。ついで、デカンタ−内の反応混合物を実
施例1と同様にして処理することができる。
本発明の主なる特徴および態様は以下のとおりである。
1、硫酸を過酸化水素で前処理することよりなる改良を
特徴とする、硫酸溶媒中での水素および水素化触媒を用
いるニトロベンゼンの還元による4−アミノフェノール
の合成方法。
2、発泡が止むまで過酸化水素を硫酸と混合することを
特徴とする上記の第1項記載の方法。
3、過酸化水素を硫酸の約1重量%の量で硫酸に添加す
ることを特徴とする上記の第1項記載の方法。
4、過酸化水素が30%溶液であることを特徴とする上
記の第1項記載の方法。
5、硫酸が水様の透明になるまで過酸化水素を硫酸と混
合することを特徴とする上記の第1項記載の方法。
6.過酸化水素がデュポン電解質グレード過酸化水素で
あることを特徴とする上記の第1項記載の方法。
7、ニトロベンゼンの還元を95±io’oの高温で行
うことを特徴とする上記の第1項記載の方法。
8、還元反応混合物が約5−15重量%の硫酸であるこ
とを特徴とする上記の第1項記載の方法。
9、還元をバッチ操作で行うことを特徴とする上記の第
1項記載の方法。
lO1還元を連続操作で行うことを特徴とする上記の第
1項記載の方法。
11、還元反応混合物を激しく撹拌することにより、還
元反応に関し、反応体積1リットルあたりに毎分製造さ
れる4−アミノフェノールのグラム数で表して0.2ま
たはそれ以上の性能指数を達成することよりなる改良を
特徴とする、硫酸溶媒中における水素と水素化触媒とを
用いるニトロベンゼンの還元による4−アミノフェノー
ルの合成方法。
12、反応混合物を1ガロンあたり少なくとも0、O1
馬力の入力で激しく撹拌することを特徴とする上記の第
11項記載の方法。
13、反応を反応帯域中の液深の約40−60%の位置
に配置したタービン羽根車と適合する反応器内で行うこ
とを特徴とする上記の第11項記載−の方法。
14、上記の羽根車を液深の約50%の位置に配置する
ことを特徴とする上記の第13項記載の方法。
15、上記の硫酸を過酸化水素で前処理しておくことを
特徴とする上記の第11項記載の方法。
16、発泡が止むまで過酸化水素を硫酸と混合すること
を特徴とする上記の第15項記載の方法。
17、ニトロベンゼンの還元を95±10’Cの高温で
行うことを特徴とする上記の第11項記載の方法。
18、反応帯域内に蒸気空間と下方の液体空間との双方
が存在するように完全には満たされてぃない反応帯域内
で反応を実行することを特徴とする上記の第11項記載
の方法。
、19.水素を反応帯域の蒸気空間に導入することを特
徴とする上記の第18項記載の方法。
20、入力が1ガロンあたり約0.0225馬力である
ことを特徴とする上記の第11項記載の方法。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明記載の水素化方法を実施するために用い
る反応器および撹拌機の構成図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、硫酸を過酸化水素で前処理することよりなる改良を
    特徴とする、硫酸溶媒中での水素および水素化触媒を用
    いるニトロベンゼンの還元による4−アミノフェノール
    の合成方法。 2、還元反応混合物を激しく撹拌することにより、還元
    反応に関し、反応体積1リットルあたりに毎分製造され
    る4−アミノフェノールのグラム数で表して0.2また
    はそれ以上の性能指数を達成することよりなる改良を特
    徴とする、硫酸溶媒中における水素と水素化触媒とを用
    いるニトロベンゼンの還元による4−アミノフェノール
    の合成方法。
JP63098414A 1987-04-29 1988-04-22 4‐アミノフエノール製造用の改良水素化方法 Expired - Lifetime JP2591786B2 (ja)

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