JPS632798Y2 - - Google Patents
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- JPS632798Y2 JPS632798Y2 JP1982182108U JP18210882U JPS632798Y2 JP S632798 Y2 JPS632798 Y2 JP S632798Y2 JP 1982182108 U JP1982182108 U JP 1982182108U JP 18210882 U JP18210882 U JP 18210882U JP S632798 Y2 JPS632798 Y2 JP S632798Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tube
- heat exchanger
- heat transfer
- corrosive fluid
- tube sheet
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- Expired
Links
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Landscapes
- Details Of Heat-Exchange And Heat-Transfer (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、腐蝕性流体冷却用等に使用される熱
交換器に関するものである。
交換器に関するものである。
この種の熱交換器としては、第1図図示の如
く、管胴1内の両端に配置した管板2,2間に複
数の伝熱管3,3を架設して、該伝熱管3,3内
を冷媒の流通系とする一方、前記管胴1内を塩化
カルシウム等の腐蝕性流体の流通系としたシエル
アンドチユーブ型のものが知られている。符号4
及び5は側蓋、6及び7は冷媒の入口及び出口、
8及び9は腐蝕性流体の入口及び出口である。
く、管胴1内の両端に配置した管板2,2間に複
数の伝熱管3,3を架設して、該伝熱管3,3内
を冷媒の流通系とする一方、前記管胴1内を塩化
カルシウム等の腐蝕性流体の流通系としたシエル
アンドチユーブ型のものが知られている。符号4
及び5は側蓋、6及び7は冷媒の入口及び出口、
8及び9は腐蝕性流体の入口及び出口である。
そして、第2図に拡大図示するように管板2に
対して伝熱管3の端部を拡管法によつて嵌着固定
する方法がとられている。ところが、一般に管板
2は鉄製のものが使用されるに対し、伝熱管3は
銅製のものが使用されるのが普通である。その
為、伝熱管3の嵌合孔10の内端付近(腐蝕性流
体B側)に形成される隙間Sにおいて電解質存在
下の異種金属間に生ずる局部電池による腐蝕が発
生し、管板2と伝熱管3との嵌合孔10に腐蝕が
進行して、冷媒洩れを誘発するおそれがあつた。
前記局部電池の発生を防止するため、従来次の二
方法が採用されていた。
対して伝熱管3の端部を拡管法によつて嵌着固定
する方法がとられている。ところが、一般に管板
2は鉄製のものが使用されるに対し、伝熱管3は
銅製のものが使用されるのが普通である。その
為、伝熱管3の嵌合孔10の内端付近(腐蝕性流
体B側)に形成される隙間Sにおいて電解質存在
下の異種金属間に生ずる局部電池による腐蝕が発
生し、管板2と伝熱管3との嵌合孔10に腐蝕が
進行して、冷媒洩れを誘発するおそれがあつた。
前記局部電池の発生を防止するため、従来次の二
方法が採用されていた。
(1) 管板2を銅製として、管板2と伝熱管3との
間の電位差をなくする方法。
間の電位差をなくする方法。
(2) 第3図図示の如く、管板2の内面(腐蝕性流
体B側)に銅材11をクラツド加工する方法。
体B側)に銅材11をクラツド加工する方法。
ところが、前者の場合、管板2と管胴1(通常
鉄製である)との溶接技術が困難であり、しかも
コストアツプとなり、後者の場合、管板2への銅
材11のクラツド加工が難かしく、コストアツプ
にもなるという問題が存していた。
鉄製である)との溶接技術が困難であり、しかも
コストアツプとなり、後者の場合、管板2への銅
材11のクラツド加工が難かしく、コストアツプ
にもなるという問題が存していた。
本考案は、上記問題点に鑑み、低コストな方法
で管板と伝熱管との間に局部電池が発生するのを
防止することを目的とするものであり、かかる目
的達成のため、管胴内の両端に配置した管板間
に、該管板とは異種の金属からなる複数の伝熱管
を、その両端部を前記各管板に形成された嵌合孔
に貫通させた状態で拡管固着することにより架設
し、該伝熱管内を冷媒の流通系とする一方、前記
管胴内を腐蝕性流体の流通系とした熱交換器にお
いて、前記各管板に、腐蝕性流体側の側面及び前
記嵌合孔内周面において内端側から略半分外側に
寄つた位置にセラミツク溶射層を形成した構成を
特徴とする。
で管板と伝熱管との間に局部電池が発生するのを
防止することを目的とするものであり、かかる目
的達成のため、管胴内の両端に配置した管板間
に、該管板とは異種の金属からなる複数の伝熱管
を、その両端部を前記各管板に形成された嵌合孔
に貫通させた状態で拡管固着することにより架設
し、該伝熱管内を冷媒の流通系とする一方、前記
管胴内を腐蝕性流体の流通系とした熱交換器にお
いて、前記各管板に、腐蝕性流体側の側面及び前
記嵌合孔内周面において内端側から略半分外側に
寄つた位置にセラミツク溶射層を形成した構成を
特徴とする。
以下第4図を参照して本考案の実施例にかかる
熱交換器を説明する。
熱交換器を説明する。
本実施例の熱交換器においては、管胴1及び管
板2は鉄製とされ、該管板2に端部を固着される
伝熱管3は銅製とされている。そして、伝熱管3
は、その端部を管板2に形成した嵌合孔10に嵌
挿後、拡管することによて嵌着固定されている。
前記嵌合孔10の外端寄り位置には、拡管時に伝
熱管3の外周面が喰い込むべき環状溝12,12
が形成されている。
板2は鉄製とされ、該管板2に端部を固着される
伝熱管3は銅製とされている。そして、伝熱管3
は、その端部を管板2に形成した嵌合孔10に嵌
挿後、拡管することによて嵌着固定されている。
前記嵌合孔10の外端寄り位置には、拡管時に伝
熱管3の外周面が喰い込むべき環状溝12,12
が形成されている。
一方、前記管板2には、腐蝕性流体B側の側面
2a及び伝熱管嵌着用の嵌合孔10内面に非導電
性のセラミツク溶射層13が形成されている。該
セラミツク溶射層13は、鉄製の管板2と銅製の
伝熱管3との間の電位差をなくすることによつ
て、管板2と伝熱管3との間の隙間Sに電解質で
ある腐蝕性流体Bが存在しているにもかかわら
ず、局部電池の発生を防止する作用を有してい
る。
2a及び伝熱管嵌着用の嵌合孔10内面に非導電
性のセラミツク溶射層13が形成されている。該
セラミツク溶射層13は、鉄製の管板2と銅製の
伝熱管3との間の電位差をなくすることによつ
て、管板2と伝熱管3との間の隙間Sに電解質で
ある腐蝕性流体Bが存在しているにもかかわら
ず、局部電池の発生を防止する作用を有してい
る。
又、嵌合孔10においては、管板2の厚みlに
対してセラミツク溶射層13の長さl1≒/2l程度
が最適であり、セラミツク溶射層14の厚みは
200〜400μmm程度がよい。このようにセラミツク
溶射層13の長さを規定すると、伝熱管3の端部
にセラミツク溶射層の無い裸管部分ができ、拡管
時における伝熱管3と管板2との喰い付きによる
結合力がッ増大することとなる。
対してセラミツク溶射層13の長さl1≒/2l程度
が最適であり、セラミツク溶射層14の厚みは
200〜400μmm程度がよい。このようにセラミツク
溶射層13の長さを規定すると、伝熱管3の端部
にセラミツク溶射層の無い裸管部分ができ、拡管
時における伝熱管3と管板2との喰い付きによる
結合力がッ増大することとなる。
続いて本考案の熱交換器の効果を述べる。
本考案によれば、腐蝕性流体の流通系である管
胴1内の両端に配置した管板2,2において、腐
蝕性流体側の側面2a,2a及び伝熱管嵌着用の
嵌合孔10,10…内面に、セラミツク溶射層1
3を形成したので、管板2とこれに近接する伝熱
管3との間の電位差がなくなり、両者間の隙間S
に電解質である腐蝕性流体が存在しているにもか
かわらず、局部電池の発生が防止される。従つ
て、セラミツク溶射層13の形成という非常な簡
易且つ低廉な加工手段を施すだけで、腐蝕防止を
行なうことができるという実用的な効果がある。
胴1内の両端に配置した管板2,2において、腐
蝕性流体側の側面2a,2a及び伝熱管嵌着用の
嵌合孔10,10…内面に、セラミツク溶射層1
3を形成したので、管板2とこれに近接する伝熱
管3との間の電位差がなくなり、両者間の隙間S
に電解質である腐蝕性流体が存在しているにもか
かわらず、局部電池の発生が防止される。従つ
て、セラミツク溶射層13の形成という非常な簡
易且つ低廉な加工手段を施すだけで、腐蝕防止を
行なうことができるという実用的な効果がある。
又、セラミツク溶射層13は耐熱性に優れてい
るので、管胴1と管板2との溶接加工時の高温に
も十分耐え得るという利点もある。
るので、管胴1と管板2との溶接加工時の高温に
も十分耐え得るという利点もある。
さらに、管板2において腐蝕性流体側の側面2
a及び伝熱管3,3…を嵌挿すべき嵌合孔10,
10…内周面において内端側から略半分外側に寄
つた位置にセラミツク溶射層13を形成して、各
伝熱管3における管板2との接合部外端側に裸管
部分を残すようにしたので、拡管時における伝熱
管3と管板2との喰い付きによる結合力が増大す
るという効果もある。
a及び伝熱管3,3…を嵌挿すべき嵌合孔10,
10…内周面において内端側から略半分外側に寄
つた位置にセラミツク溶射層13を形成して、各
伝熱管3における管板2との接合部外端側に裸管
部分を残すようにしたので、拡管時における伝熱
管3と管板2との喰い付きによる結合力が増大す
るという効果もある。
第1図は、一般のシエルアンドチユーブ型の熱
交換器の縦断面図、第2図は、第1図の要部拡大
図、第3図は、第1図の管板内面に鋼材をクラツ
ド加工したものを示す要部拡大図、第4図は本考
案の実施例にかかる熱交換器の要部拡大断面図で
ある。 1……管胴、2……管板、2a……管板の腐蝕
性流体側側面、3……伝熱管、10……嵌合孔、
13……セラミツク溶射層。
交換器の縦断面図、第2図は、第1図の要部拡大
図、第3図は、第1図の管板内面に鋼材をクラツ
ド加工したものを示す要部拡大図、第4図は本考
案の実施例にかかる熱交換器の要部拡大断面図で
ある。 1……管胴、2……管板、2a……管板の腐蝕
性流体側側面、3……伝熱管、10……嵌合孔、
13……セラミツク溶射層。
Claims (1)
- 管胴1内の両端に配置した管板2,2間に、該
管板2,2とは異種の金属からなる複数の伝熱管
3,3…を、その両端部を前記各管板2に形成さ
れた嵌合孔10,10…に貫通させた状態で拡管
固着することにより架設し、該伝熱管3,3…内
を冷媒の流通系とする一方、前記管胴1内を腐蝕
性流体の流通系とした熱交換器において、前記各
管板2には、腐蝕性流体側の側面2a及び前記嵌
合孔10,10…内周面において内端側から略半
分外側に寄つた位置にセラミツク溶射層13を形
成したことを特徴とする熱交換器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18210882U JPS5987593U (ja) | 1982-11-30 | 1982-11-30 | 熱交換器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18210882U JPS5987593U (ja) | 1982-11-30 | 1982-11-30 | 熱交換器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5987593U JPS5987593U (ja) | 1984-06-13 |
JPS632798Y2 true JPS632798Y2 (ja) | 1988-01-23 |
Family
ID=30394456
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18210882U Granted JPS5987593U (ja) | 1982-11-30 | 1982-11-30 | 熱交換器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5987593U (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5028455A (ja) * | 1973-07-18 | 1975-03-24 | ||
JPS53112303A (en) * | 1977-03-14 | 1978-09-30 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | Heat exchanger |
JPS5712201A (en) * | 1980-06-24 | 1982-01-22 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | Protection of boiler heat transfer tube |
JPS5719587A (en) * | 1980-07-09 | 1982-02-01 | Shinagawa Refractories Co | Protection of metalic structure in ceramic kiln |
-
1982
- 1982-11-30 JP JP18210882U patent/JPS5987593U/ja active Granted
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5028455A (ja) * | 1973-07-18 | 1975-03-24 | ||
JPS53112303A (en) * | 1977-03-14 | 1978-09-30 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | Heat exchanger |
JPS5712201A (en) * | 1980-06-24 | 1982-01-22 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | Protection of boiler heat transfer tube |
JPS5719587A (en) * | 1980-07-09 | 1982-02-01 | Shinagawa Refractories Co | Protection of metalic structure in ceramic kiln |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5987593U (ja) | 1984-06-13 |
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