JPH0749263Y2 - 熱交換器のタンク - Google Patents

熱交換器のタンク

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JPH0749263Y2
JPH0749263Y2 JP1988162751U JP16275188U JPH0749263Y2 JP H0749263 Y2 JPH0749263 Y2 JP H0749263Y2 JP 1988162751 U JP1988162751 U JP 1988162751U JP 16275188 U JP16275188 U JP 16275188U JP H0749263 Y2 JPH0749263 Y2 JP H0749263Y2
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JP
Japan
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pipe
tank
tank body
heat exchanger
aluminum
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JP1988162751U
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JPH0285277U (ja
Inventor
正巳 山本
Original Assignee
カルソニック株式会社
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  • Details Of Heat-Exchange And Heat-Transfer (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、冷媒が冷却水である熱交換器のタンクに係わ
り、特に、アルミニウム材からなる熱交換器のタンクに
関するものである。
〔従来の技術〕
従来、ラジエータ等の冷却水を冷媒として用いる熱交換
器のタンクでは、例えば、実開昭56-165295号公報に開
示されるように、タンク本体およびパイプをアルミニウ
ム等の金属により形成したものが知られている。
第3図は、この種の熱交換器のタンクを示すもので、図
において符号11は、アルミニウムからなり、一側を開口
とされるタンク本体を示している。
このタンク本体11の側面に形成される開口部には、アル
ミニウムからなるパイプ12が挿入され、タンク本体11に
ろう付けされている。
また、両開口端部に沿って、それぞれタンク側接合部13
が形成されている。
一方、符号15は、アルミニウムからなる座板を示してお
り、この座板15には、チューブ17が挿入されている。
座板15の両端には、タンク側接合部13に当接する座板側
接合部19が形成され、タンク側接合部13と座板側接合部
19とが相互にろう付けされている。
なお、タンク本体11とパイプ12とは、第4図に示すよう
に、芯材21の外側にろう材層23が形成され、内側に犠牲
腐食層25の形成されるアルミニウム材により形成されて
いる。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、このような従来の熱交換器のタンクで
は、タンク本体11の側面に形成される開口部に、アルミ
ニウムからなるパイプ12を挿入し、このパイプ12をタン
ク本体11にろう付けしているため、パイプ12が腐食を受
け易いという問題がある。
すなわち、タンク本体11の開口部とパイプ12の外周との
嵌合部においては、第4図に示したように、これ等の間
に、隙間27が形成されることがあり、このような場合に
は、パイプ12の外周に、いわゆる、隙間腐食が発生し、
これが進行すると、パイプ12の折損等が生じる虞があ
る。
また、パイプ12の開口端が直接タンク本体11内に挿入さ
れるため、芯材21が露出し、この芯材21が腐食を被る虞
がある。
本考案は、上記のような問題を解決したもので、パイプ
の腐食を従来より大幅に低減することができる熱交換器
のタンクを提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案に係わる熱交換器のタンクは、タンク本体にホー
スの抜けを防止するために環状突起が形成されているパ
イプを開口するとともに、前記タンク本体およびパイプ
を、芯材の外側にろう材層が形成され、内側に犠牲腐食
層の形成されるアルミニウム材により形成してなる冷却
水を冷媒として用いる熱交換器のタンクにおいて、前記
タンク本体とパイプとを一体形成してなるものである。
〔作用〕
本考案の熱交換器のタンクでは、タンク本体とパイプと
を一体形成したので、タンク本体とパイプとの嵌合部が
無くなり、また、パイプの端部がタンク本体内に直接露
出することが無くなる。
〔実施例〕
以下、本考案の詳細を図面に示す一実施例について説明
する。
第1図は、本考案の熱交換器のタンクの一実施例を示す
もので、図において符号31は、一側を開口とされるタン
ク本体を示している。
このタンク本体31は、第2図に示すように、アルミニウ
ムからなる芯材33(例えば、JIS3003)の内側に犠牲腐
食層35(例えば、JIS5005+Zn1%,7072+Zn1%+Mg0.5
%)を形成し、外側にろう材層37(例えば、JIS4343)
を形成して構成されている。
このタンク本体31には、両開口端部に沿って、それぞれ
タンク側接合部39が形成されている。
一方、符号41は、チューブ43の挿通される座板を示して
おり、この座板41は、アルミニウムからなる芯材(例え
ば、JIS3003)の内側に犠牲腐食層(例えば、JIS7072)
を形成し、外側にろう材層(例えば、JIS4343)を形成
して構成されている。
座板41の両端には、タンク側接合部39に当接する座板側
接合部45が形成され、タンク側接合部39と座板側接合部
45とが相互にろう付けされている。
しかして、この実施例では、タンク本体31の側面には、
パイプ47が一体形成されており、このパイプ47には、図
示しないホースの抜けを防止するための環状突部49が形
成されている。
以上のように構成された熱交換器のタンクは、例えば、
アルミニウムからなる板材の所定位置に、予めパイプ47
を形成した後、このパイプ47の形成された板材を所定形
状に成形することにより製造される。
しかして、以上のように構成された熱交換器のタンクで
は、タンク本体31とパイプ47とを一体形成したので、タ
ンク本体31とパイプ47との嵌合部が無くなり、また、パ
イプ47の端部がタンク本体31内に直接露出することが無
くなり、パイプ47の腐食を従来より大幅に低減すること
ができる。
すなわち、以上のように構成された熱交換器のタンクで
は、従来のようにタンク本体31とパイプ47との嵌合部が
無くなるため、パイプ47の外周に、隙間腐食が発生する
ことを確実に解消することが可能となる。
また、パイプ47の開口端が直接タンク本体31内に挿入さ
れることが無くなり、これにより芯材33が露出部から直
接腐食される虞を確実に解消することが可能となる。
〔考案の効果〕
以上述べたように、本考案の熱交換器のタンクでは、タ
ンク本体とパイプとを一体形成したので、タンク本体と
パイプとの嵌合部が無くなり、また、パイプの端部がタ
ンク本体内に直接露出することが無くなるためパイプの
腐食を従来より大幅に低減することができるという利点
がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の熱交換器のタンクの一実施例を示す横
断面図である。 第2図は第1図の熱交換器のタンクのB部の詳細を示す
説明図である。 第3図は従来の熱交換器のタンクを示す横断面図であ
る。 第4図は第3図の熱交換器のタンクのA部の詳細を示す
説明図である。 〔主要な部分の符号の説明〕 31……タンク本体 33……芯材 35……犠牲腐食層 37……ろう材層 47……パイプ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】タンク本体(31)にホースの抜けを防止す
    るために環状突起(49)が形成されているパイプ(47)
    を開口するとともに、前記タンク本体(31)およびパイ
    プ(47)を、芯材(33)の外側にろう材層(37)が形成
    され、内側に犠牲腐食層(35)の形成されるアルミニウ
    ム材により形成してなる冷却水を冷媒として用いる熱交
    換器のタンクにおいて、前記タンク本体(31)とパイプ
    (47)とを一体形成してなることを特徴とする熱交換器
    のタンク。
JP1988162751U 1988-12-15 1988-12-15 熱交換器のタンク Expired - Lifetime JPH0749263Y2 (ja)

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