JPH0249514Y2 - - Google Patents

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JPH0249514Y2
JPH0249514Y2 JP11307286U JP11307286U JPH0249514Y2 JP H0249514 Y2 JPH0249514 Y2 JP H0249514Y2 JP 11307286 U JP11307286 U JP 11307286U JP 11307286 U JP11307286 U JP 11307286U JP H0249514 Y2 JPH0249514 Y2 JP H0249514Y2
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JP
Japan
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tank
tank body
heat exchanger
side wall
outer periphery
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  • Details Of Heat-Exchange And Heat-Transfer (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は自動車用熱交換器等に広く用いられて
いる合成樹脂製のタンク本体とチユーブプレート
との接合部に関する。
〔従来技術〕
一般に合成樹脂製のタンク本体とチユーブプレ
ートとの接合部は、第3図ないし第6図の如く構
成されていた。即ちタンク本体1の裾部2がチユ
ーブプレート4の周縁に形成された環状の溝部3
にOリング13を介して嵌着され、それらの外周
に締結板8が被嵌される。そして締結板8の爪部
9を折り曲げて、タンク本体1の裾部2を締結
し、タンク本体1とチユーブプレート4との液密
構造を確保していた。ところが、タンク本体1に
は熱交換媒体流出入用のパイプ部7が一体的に突
設され、その部分の根元が第5図の如く厚肉に形
成され、それが該パイプ部7の基部を補強しい。
そのためこのパイプ部7の根元部は爪部9を折り
曲げることができず(第5図)、この部分にシー
ル漏れが生じることがあつた。即ち、実験によれ
ばこのような合成樹脂製タンクの漏れ試験におい
てタンク内に圧力を加えて漏れの生ずる殆どは、
このパイプ部7の根元部又は合成樹脂製タンクの
コーナー部の第4図B−B線上に集中していた。
なお、このB−B線上はタンクのコーナー部に相
当するため、この部分にカシメ用の爪部9を設け
ることができなかつた。
〔問題点を解決するための手段〕
そこで本考案は、以上の問題点を解決するため
次の構成をとる。
即ち、一端が開口した合成樹脂製のタンク本体
1の裾部2を、チユーブプレート4の周縁に形成
された環状の溝部3に嵌着して接合する。ここに
おいて本考案の特徴とするところは、溶接用の金
属体5をタンク本体1の少なくともコーナー部及
びパイプ部7の基部にインサート成形し、その一
端面が裾部2の外周面に露出するように構成す
る。そしてその金属体5と溝部3の側壁部または
前記溝部3外周を抱持する締結板8との間を抵抗
溶接により固定したものである。
〔作 用〕
従つて、本タンク接合部によれば、溶接用の金
属体5を少なくともパイプ部7の基部又はコーナ
ー部に夫々埋め込んだから、それにより従来固定
が不可能であつたパイプ部7の基部及びタンク本
体1のコーナー部その他を確実に固定し、信頼性
の高い熱交換器のタンク接合部を提供できる。
〔実施例〕
次に図面に基づいて本考案の一実施例につき説
明する。
第1図は本考案の実施例を示す縦断面斜視略図
である。そして第2図はそのタンク本体1の要部
斜視略図である。この実施例では、タンク本体1
が合成樹脂製の成形体からなり、全体がほぼ矩形
に形成されると共に、その開口端外周に裾部2が
小フランジ状に突設されている。それと共に側壁
部に第2図に示す如くパイプ部7が一体的に突設
され且つ、該パイプ部7の根元部と裾部2との側
壁が厚肉に一体的に連設されている。そしてこの
裾部2には所定間隔毎に溶接用の金属体5が埋設
されると共に各金属体5間がアース用ワイヤ6に
より電気的に接続されている。そしてこの金属体
5はパイプ部7の基部においてもあるいは第1図
の如くタンク本体1のコーナー部においても設け
られている。次に、チユーブプレート4にはチユ
ーブ10の端部が夫々貫通し、その貫通部がろう
付け固定されてなる。それと共に各チユーブ10
間にフイン11がろう付け固定されている。そし
てチユーブプレート4の周縁に形成された環状の
溝部3にOリング13を介してタンク本体1の裾
部2が嵌入する。そしてそれらの外周に締結板8
が被嵌される。この締結板8は溝部3の側壁高さ
より高い側壁を有する。そこで、第1図に示す如
く溝部3を押圧するように裾部2を溝部3に嵌着
した状態で、金属体5の露出面と締結板8とをス
ポツト溶接等の抵抗溶接で順次接合する。それに
より裾部2とチユーブプレート4とが液密に固定
される。
なお、本考案は上記実施例に限定されるもので
は勿論なく、例えばチユーブプレート4の溝部3
の側壁と金属体5とを直接溶接してもよい。又こ
の金属体5は実施例では定間隔毎に設けたが、こ
れを連続した環状に形成してもよい。さらには、
Oリング13の代わりに接着剤を用いてもよい。
又、コーナ部及びパイプ部7の基部のみを溶接
にり固定し、他の部分は通常のカシメ構造(第3
図の爪部9によ)としてもい。
〔考案の効果〕
本考案の熱交換器のタンク接合部は以上のよう
な構成からなり、次の効果を有する。
(1) 本タンク接合部は、溶接用金属体5をタンク
本体1にインサート成形し、その一端面が裾部
2の外周面で且つ、コーナー部及びパイプ部7
の基部に露出するように形成し、該金属体5と
溝部3の側壁部又は、前記溝部3の外周を抱持
する締結板8との間を抵抗溶接により固定した
ものである。そのため、タンク本体1のコーナ
ー部又はパイプ部7下部等の従来確固な固定が
不可能とされていた部分を確実に固定し得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す要部縦断面斜
視略図、第2図はそのタンク本体1の要部斜視略
図、第3図ないし第6図は従来型熱交換器のタン
ク接合部を夫々示し、第3図はその要部を示す全
体的立面図、第4図は同平面図、第5図は第3図
のA−A矢視断面図、第6図は第4図のB−B矢
視断面図。 1……タンク本体、2……裾部、3……溝部、
4……チユーブプレート、5……金属体、6……
アース用ワイヤ、7……パイプ部、8……締結
板、9……爪部、10……チユーブ、11……フ
イン、13……Oリング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一端が開口した合成樹脂製のタンク本体1と、
    該タンク本体1の裾部2が、周縁に形成された環
    状の溝部3に嵌着して接合されるチユーブプレー
    ト4と、を具備する熱交換器のタンク接合部にお
    いて、前記タンク本体1の少なくともコーナー部
    及び該本体側壁に一体形成されたパイプ部7の基
    部位置で前記裾部外周に一端面が露出するように
    溶接用金属体5を前記本体1にインサート成形
    し、該金属体5と、前記溝部3の側壁部又は、前
    記溝部3外周を抱持する締結板8との間を抵抗溶
    接により固定したことを特徴とする熱交換器のタ
    ンク接合部。
JP11307286U 1986-07-22 1986-07-22 Expired JPH0249514Y2 (ja)

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JP11307286U JPH0249514Y2 (ja) 1986-07-22 1986-07-22

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JP11307286U JPH0249514Y2 (ja) 1986-07-22 1986-07-22

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JPS6323586U JPS6323586U (ja) 1988-02-16
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JP2645765B2 (ja) * 1991-06-26 1997-08-25 本田技研工業株式会社 ラジエータ
FR2991037B1 (fr) * 2012-05-24 2014-06-20 Valeo Systemes Thermiques Echangeur de chaleur a collecteur renforce

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JPS6323586U (ja) 1988-02-16

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