JPS6344707Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6344707Y2 JPS6344707Y2 JP14861683U JP14861683U JPS6344707Y2 JP S6344707 Y2 JPS6344707 Y2 JP S6344707Y2 JP 14861683 U JP14861683 U JP 14861683U JP 14861683 U JP14861683 U JP 14861683U JP S6344707 Y2 JPS6344707 Y2 JP S6344707Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pipe
- fins
- end plate
- heat exchanger
- flange portion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N Copper Chemical compound [Cu] RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 5
- 229910052802 copper Inorganic materials 0.000 description 5
- 239000010949 copper Substances 0.000 description 5
- 239000003507 refrigerant Substances 0.000 description 2
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 1
- XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N aluminium Chemical compound [Al] XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000008602 contraction Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000007774 longterm Effects 0.000 description 1
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 description 1
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 1
Description
【考案の詳細な説明】
〔考案の属する技術分野〕
この考案は、例えば冷凍機の凝縮器あるいは蒸
発器として使用されるフイン付チユーブ形熱交換
器に関する。
発器として使用されるフイン付チユーブ形熱交換
器に関する。
第１図は頭記フイン付チユーブ形熱交換器の全
体構造を示すものであり、図において１は左右の
端板、２は端板１の間に架け渡して蛇行状に配管
された冷媒の通流する銅パイプ、３はパイプ２に
沿つてその外周に結合された多数枚のアルミ製フ
インである。ここで第２図に示すようにパイプ２
は端板１にあけたパイプ通し穴４を通して配管さ
れている。またフイン３にはパイプ２が貫通する
箇所あけた穴にあらかじめバーリング加工を施し
てフランジ部３ａを形成しておき、このフイン３
をパイプ上のはめ込んだ状態でパイプ２の管内に
圧力を加えて拡管し、パイプ２とフイン３のフラ
ンジ部３ａとを密着結合する。
体構造を示すものであり、図において１は左右の
端板、２は端板１の間に架け渡して蛇行状に配管
された冷媒の通流する銅パイプ、３はパイプ２に
沿つてその外周に結合された多数枚のアルミ製フ
インである。ここで第２図に示すようにパイプ２
は端板１にあけたパイプ通し穴４を通して配管さ
れている。またフイン３にはパイプ２が貫通する
箇所あけた穴にあらかじめバーリング加工を施し
てフランジ部３ａを形成しておき、このフイン３
をパイプ上のはめ込んだ状態でパイプ２の管内に
圧力を加えて拡管し、パイプ２とフイン３のフラ
ンジ部３ａとを密着結合する。
ところで、容量の大きな冷凍機ではその熱交換
器も大形となり、端板１の間に架け渡したパイプ
２のスパンも例えば２ｍを超えるようになる。一
方、冷凍機の運転、停止に伴い、冷媒の流れる前
記パイプの温度は大幅に変化し、これによりパイ
プ２は矢印Ａで示すように長手方向に伸縮する。
しかも先記のようにスパンが２ｍを超えるような
大形器になると、その熱膨張量も無視できず、仮
にパイプ２を端板１へ固定的に結合したとする
と、熱的伸縮によつて強度の弱い銅パイプに亀裂
が生じたりする。
器も大形となり、端板１の間に架け渡したパイプ
２のスパンも例えば２ｍを超えるようになる。一
方、冷凍機の運転、停止に伴い、冷媒の流れる前
記パイプの温度は大幅に変化し、これによりパイ
プ２は矢印Ａで示すように長手方向に伸縮する。
しかも先記のようにスパンが２ｍを超えるような
大形器になると、その熱膨張量も無視できず、仮
にパイプ２を端板１へ固定的に結合したとする
と、熱的伸縮によつて強度の弱い銅パイプに亀裂
が生じたりする。
このために従来では、第２図のように端板１に
あけたパイプ通し穴４の空径をパイプ２の径より
も大きくして熱膨張を自由に逃してやる方式が一
般に採用されている。しかしながらこの方式を採
用しても、比較的硬度の小さな銅パイプ２が鋼鉄
製の端板１の穴内に直接接触して担持されている
ため、長期間稼働の間に繰返えされるパイプの伸
縮によつて、前記の接触部分で銅パイプが擦られ
て摩耗し、ついにはパイプ２に穴があき冷媒が不
測に漏出する事故を引き起すおそれがある。
あけたパイプ通し穴４の空径をパイプ２の径より
も大きくして熱膨張を自由に逃してやる方式が一
般に採用されている。しかしながらこの方式を採
用しても、比較的硬度の小さな銅パイプ２が鋼鉄
製の端板１の穴内に直接接触して担持されている
ため、長期間稼働の間に繰返えされるパイプの伸
縮によつて、前記の接触部分で銅パイプが擦られ
て摩耗し、ついにはパイプ２に穴があき冷媒が不
測に漏出する事故を引き起すおそれがある。
この考案は上記の点にかんがみなされたもので
あり、上記従来構造の欠点を解決し、パイプの損
傷のおそれなしに長期間使用できる長寿命で信頼
性の高いフイン付チユーブ形熱交換器を提供する
ことを目的とする。
あり、上記従来構造の欠点を解決し、パイプの損
傷のおそれなしに長期間使用できる長寿命で信頼
性の高いフイン付チユーブ形熱交換器を提供する
ことを目的とする。
上記目的を達成するために、この考案はパイプ
上に並ぶラインのうち、左右最外側に位置するフ
インのバーリング加工されたフランジ部を左右の
端板にあけたパイプ通し穴の中へ差し込み、この
位置でパイプの外周に結合したことにより、フイ
ンのフランジ部がパイプを包囲してパイプが直接
端板に擦られないようにし、これによりパイプの
損耗を防止して熱交換器の長寿命化、信頼性の向
上を図るようにしたものである。
上に並ぶラインのうち、左右最外側に位置するフ
インのバーリング加工されたフランジ部を左右の
端板にあけたパイプ通し穴の中へ差し込み、この
位置でパイプの外周に結合したことにより、フイ
ンのフランジ部がパイプを包囲してパイプが直接
端板に擦られないようにし、これによりパイプの
損耗を防止して熱交換器の長寿命化、信頼性の向
上を図るようにしたものである。
第３図および第４図はこの考案の実施例を示す
ものであり、まず左右端板１にあけられたパイプ
通し穴４の開口部には符号５のようカーリングを
施して、穴４の内周面が滑かな曲面に形成されて
いる。一方、パイプ上に配列してはめ込まれたフ
イン３のうち、左右両端に位置するフイン３Ｌ，
３Ｒについては、そのバーリング加工されたフラ
ンジ部３ａを端板１のパイプ通し穴４の中へ側方
から差し込み、この位置でパイプ２と結合されて
いる。なお、前記したフイン３Ｌ，３Ｒのうち３
Ｌはフランジ部３ａが左向きに突き出すようにバ
ーリングされているのに対し、３Ｒは逆向きにし
てフランジ部が右向きに突き出すようにバーリン
グ加工されている。
ものであり、まず左右端板１にあけられたパイプ
通し穴４の開口部には符号５のようカーリングを
施して、穴４の内周面が滑かな曲面に形成されて
いる。一方、パイプ上に配列してはめ込まれたフ
イン３のうち、左右両端に位置するフイン３Ｌ，
３Ｒについては、そのバーリング加工されたフラ
ンジ部３ａを端板１のパイプ通し穴４の中へ側方
から差し込み、この位置でパイプ２と結合されて
いる。なお、前記したフイン３Ｌ，３Ｒのうち３
Ｌはフランジ部３ａが左向きに突き出すようにバ
ーリングされているのに対し、３Ｒは逆向きにし
てフランジ部が右向きに突き出すようにバーリン
グ加工されている。
上記の構成によれば、パイプ通し穴４を通して
端板１に担持されるパイプ１の左右両端部、特に
端板のパイプ通し穴貫通部分はフイン３Ｌ，３Ｒ
のフランジ部３ａによつてパイプ外周がカバーさ
れていて、パイプ自身は端板１に直接当接するこ
とがない。したがつて冷凍機の運転、停止の繰返
えしに伴うヒートサイクルによつてパイプ２が伸
縮しても、パイプ自身が端板１に擦られることが
なく、銅パイプ２はフイン３Ｌ，３Ｒによつて安
全に保護されることになる。
端板１に担持されるパイプ１の左右両端部、特に
端板のパイプ通し穴貫通部分はフイン３Ｌ，３Ｒ
のフランジ部３ａによつてパイプ外周がカバーさ
れていて、パイプ自身は端板１に直接当接するこ
とがない。したがつて冷凍機の運転、停止の繰返
えしに伴うヒートサイクルによつてパイプ２が伸
縮しても、パイプ自身が端板１に擦られることが
なく、銅パイプ２はフイン３Ｌ，３Ｒによつて安
全に保護されることになる。
以上述べたようにこの考案によれば、パイプ上
に嵌合配列されたフインのうち左右両端に位置す
るフインのバーリン加工によるフランジ部を端板
のパイプ通し穴へ差し込み、この位置でパイプに
結合したことにより、フインのフランジ部でパイ
プ自身が端板と直接擦り合うことを防護してパイ
プの損耗を防ぐことができ、これにより長寿命で
信頼性の高いフイン付チユーブ形熱交換器を得る
ことができる。
に嵌合配列されたフインのうち左右両端に位置す
るフインのバーリン加工によるフランジ部を端板
のパイプ通し穴へ差し込み、この位置でパイプに
結合したことにより、フインのフランジ部でパイ
プ自身が端板と直接擦り合うことを防護してパイ
プの損耗を防ぐことができ、これにより長寿命で
信頼性の高いフイン付チユーブ形熱交換器を得る
ことができる。
第１図はフイン付チユーブ形熱交換器の全体正
面図、第２図は第１図における要部の従来構造を
示す断面図、第３図はこの考案の実施例の構造断
面図、第４図は第３図の一部の分解斜視図であ
る。 １……端板、２……パイプ、３……フイン、３
ａ……バーリング加工で形成されたフインのフラ
ンジ部、４……パイプ通し穴、Ａ……ヒートサイ
クルによるパイプの伸縮方向。
面図、第２図は第１図における要部の従来構造を
示す断面図、第３図はこの考案の実施例の構造断
面図、第４図は第３図の一部の分解斜視図であ
る。 １……端板、２……パイプ、３……フイン、３
ａ……バーリング加工で形成されたフインのフラ
ンジ部、４……パイプ通し穴、Ａ……ヒートサイ
クルによるパイプの伸縮方向。
Claims (1)
- 左右の端板の間にまたがり該端板にあけたパイ
プ通し穴へ遊嵌して配管されたパイプ上に沿つ
て、あらかじめ嵌合穴にバーリング加工を施して
フランジ部が形成された多数枚のフインをはめ込
み結合してなるフイン付チユーブ形熱交換器にお
いて、パイプ上に並ぶフインのうち、左右最外側
に位置するフインのフランジ部を前記端板のパイ
プ通し穴の中へ差し込み、この位置でパイプの外
周に結合したことを特徴とするフイン付チユーブ
形熱交換器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14861683U JPS6055897U (ja) | 1983-09-26 | 1983-09-26 | フイン付チュ−ブ形熱交換器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14861683U JPS6055897U (ja) | 1983-09-26 | 1983-09-26 | フイン付チュ−ブ形熱交換器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6055897U JPS6055897U (ja) | 1985-04-19 |
| JPS6344707Y2 true JPS6344707Y2 (ja) | 1988-11-21 |
Family
ID=30330136
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14861683U Granted JPS6055897U (ja) | 1983-09-26 | 1983-09-26 | フイン付チュ−ブ形熱交換器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6055897U (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2019021461A1 (ja) * | 2017-07-28 | 2019-01-31 | 三菱電機株式会社 | 熱交換器、空気調和機及び熱交換器の製造方法 |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4978326B2 (ja) * | 2007-06-18 | 2012-07-18 | パナソニック株式会社 | 熱交換器およびその製造方法 |
| JP4985127B2 (ja) * | 2007-06-11 | 2012-07-25 | パナソニック株式会社 | 熱交換器およびその製造方法 |
| JP4985234B2 (ja) * | 2007-08-28 | 2012-07-25 | パナソニック株式会社 | 熱交換器およびその製造方法 |
| JP5595353B2 (ja) * | 2011-07-29 | 2014-09-24 | 三菱電機株式会社 | 空気調和機 |
-
1983
- 1983-09-26 JP JP14861683U patent/JPS6055897U/ja active Granted
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2019021461A1 (ja) * | 2017-07-28 | 2019-01-31 | 三菱電機株式会社 | 熱交換器、空気調和機及び熱交換器の製造方法 |
| JPWO2019021461A1 (ja) * | 2017-07-28 | 2020-02-27 | 三菱電機株式会社 | 熱交換器、空気調和機及び熱交換器の製造方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6055897U (ja) | 1985-04-19 |
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