JPS6327927Y2 - - Google Patents

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JPS6327927Y2
JPS6327927Y2 JP16554679U JP16554679U JPS6327927Y2 JP S6327927 Y2 JPS6327927 Y2 JP S6327927Y2 JP 16554679 U JP16554679 U JP 16554679U JP 16554679 U JP16554679 U JP 16554679U JP S6327927 Y2 JPS6327927 Y2 JP S6327927Y2
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JP
Japan
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cutting edge
chip
corner
sides
front cutting
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JP16554679U
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JPS5683316U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】
この考案は切刃形状の改良された正面フライス
用のスローアウエイチツプに関する。 従来カツタボデイに組込まれ、連続的に発生さ
れる切屑をすみやかに切刃より外部に排出するチ
ツプは一般的に用いられている第1図に示す正方
形状の板状チツプはその角部の角の二等分線に対
称な直線の正面切刃a3と主切刃を兼ねる平坦な拘
束面b3とで形成されており、右回転、左回転の共
用されるものである。しかしながら上述のものは
仕上げに関与する正面切刃a3が直線であるため取
付角度に制約されて製作公差がきびしくなるとと
もに仕上精度も芳しくなかつた。 この考案は上記の点に鑑みなされたものであつ
て、その目的とするところはカツタボデイへの取
りつけが正確で安定にでき、又右回転・左回転カ
ツタに対しても共用ができる形状であつてしかも
被削材の仕上面の精度が良くチツプの研削加工も
容易なスローアウエイチツプを提供しようとする
ものである。 その要旨は切刃となる角部を、角の二等分線に
対して対称であつて、辺長さより大きい曲率半径
を有し、中心が前記二等分に対して反対位置にあ
る大円弧面で形成し、それに続く直線切刃を兼ね
る拘束面を辺長さの1/2より小さくない巾でなる
平坦面で形成したスローアウエイチツプである。 以下この考案の実施例を第2図、第3図におい
て説明する。チツプ上面1および下面2の二平面
と側面が上下面に直角で平坦面である正方形の板
状である。そして四隅の角3の二等分線Kに対し
て切刃を対称に形成するものであつて、正面切刃
となる部31〜38を大円弧面とする。この面は
通常チツプの辺長さより長い同じ曲率半径Rによ
つて形成され、その大円弧の半径Rの中心は前記
二等分線Kに対して同じ側でなく互いに円弧面と
反対側に存在する。一方側面4の主切刃を兼ねる
拘束面41〜44は上下面に直角な平坦面に形成
され、その巾Mは辺長さLの1/2より小さくない
長さを有しているものである。そして大円弧の面
が互いに接する角の頂点であるノーズ部は通常
0.4mm以上の曲率半径r1である小円弧によつて接
続される。同様に側面の拘束面と大円弧面も通常
0.4mm以上の曲率半径r2である小円弧で接続され
る。この各部の寸法の一例を示すと L=12.7 M=7.0 N=4.76 R=15.0 r1=0.4 r2=0.4 β=25゜ このように角の二等分線に対して大円弧面の正
面切刃と側面の主切刃は対称であるためチツプの
使用に際しては右回転用、左回転用として区別さ
れることなく両用され、又この実施例では逃げ角
は零で上面と下面とも同形であつて両面とも同様
に使用しうるものである。この切刃の形成に際し
てはチツプの形状と相似なマスタを製作し倣い研
削盤によつて一工程で大円弧と平坦な拘束面とを
一時に研削成形するものである。 他の実施例として第4図に示すものはチツプ自
体に逃げ角γを設けたものであつて切刃として使
用できるのは第1例の両面に対して片面の使用と
なるが被削材の種類によつて両者が適宜選択され
るものである。この各部の寸法の一例は第1実施
例と同じで逃げ角γ=11゜である。 このように研削形成された複数個のチツプは拘
束面41〜44においてカツタボデイの周囲に固
定して使用されるものである。 荒切削する場合は切込量を多くし主切刃として
拘束面42と大円弧面32が関与し、正面切刃と
して大円弧面31が関与するものであつて仕上面
は大円弧面が分担する。 また仕上切削の場合は切刃の切削状況を示す第
5図のように仕上げの切込量はあまり多くないか
ら主切刃は拘束面42に掛らず大円弧面の32だ
けが関与することになる。またさらえ刃となる正
面切刃も大円弧面31であるので、仕上面精度は
極めて良好である。又切刃の工作物との接触長さ
は直線刃に比べて長くなり切屑厚みが第7図のよ
うに従来形のチツプの第8図より長く薄くなると
ともに大円弧面31,32のなす角がより鈍角と
なつて刃先の温度は分散させられるため切刃の摩
耗を減少させることができた。従来形チツプと本
考案チツプとで比較切削を行つた結果は第1表の
如くなり、本考案チツプに顕著な効果がみられ
た。
【表】 上述のように形成したものであるから直線切刃
の形に比べて摩耗が少なく長寿命を得ることがで
きた。又仕上刃の被削材に対する取付角度条件は
直線刃に比べてゆるくなるため設計製作が容易と
なり、研削も倣研削盤を使用して1工程ですむた
め製作費を下げることができた。更に荒仕上、精
密仕上並びに右回転用、左回転用と共用でき経済
的である。更に又第2図のように両面を使用する
チツプにも採用できるため顧客の利益に寄与する
ところ大である等数々の特徴を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来形チツプの形状を示す平面図並び
に正面図、第2図はこの考案のチツプの形状を示
す平面図および側面図、第3図は本考案のチツプ
の角部形状の拡大図、第4図はこの考案の他の実
施例を示す平面図並びに正面図、第5図はこの考
案のチツプの切削状態を示す図、第6図は従来形
チツプの切削状態を示す拡大図、第7図は本考案
チツプの切屑の状態を示す図、第8図は従来形チ
ツプの切屑の状態を示す図である。 3……角、4……側面、31〜38……大円弧
面、41〜44……拘束面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上下二平面と角柱状又は角錐状の側面を有する
    四角板状のチツプにおいて、側面の各角部に角の
    二等分面に対して対称に正面切刃がノーズ部の小
    円弧につづいて両側に設けられ該各正面切刃は四
    角板状の対側面間距離より大なる同長の曲率半径
    を有しその中心が前記二等分面に対して切刃と反
    対側に位置する大円弧でなり該正面切刃に小円弧
    を介して続く主切刃を兼ねる側面直線部はその長
    さが対側面間距離の1/2より小さくない拘束面で
    あることを特徴とするスローアウエイチツプ。
JP16554679U 1979-11-29 1979-11-29 Expired JPS6327927Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16554679U JPS6327927Y2 (ja) 1979-11-29 1979-11-29

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JP16554679U JPS6327927Y2 (ja) 1979-11-29 1979-11-29

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Publication Number Publication Date
JPS5683316U JPS5683316U (ja) 1981-07-04
JPS6327927Y2 true JPS6327927Y2 (ja) 1988-07-28

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JP16554679U Expired JPS6327927Y2 (ja) 1979-11-29 1979-11-29

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5261833B2 (ja) * 2010-03-24 2013-08-14 住友電工ハードメタル株式会社 切削インサートの製造方法と成形装置

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Publication number Publication date
JPS5683316U (ja) 1981-07-04

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