JPS63277641A - ファイトスフィンゴシン関連化合物及びその製造方法 - Google Patents

ファイトスフィンゴシン関連化合物及びその製造方法

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JPS63277641A
JPS63277641A JP11376087A JP11376087A JPS63277641A JP S63277641 A JPS63277641 A JP S63277641A JP 11376087 A JP11376087 A JP 11376087A JP 11376087 A JP11376087 A JP 11376087A JP S63277641 A JPS63277641 A JP S63277641A
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Japan
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compound
formula
tables
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phytosphingosine
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JP11376087A
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English (en)
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Tomoya Ogawa
智也 小川
Yukinari Ito
幸成 伊藤
Takahisa Nakano
仲野 隆久
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RIKEN Institute of Physical and Chemical Research
Original Assignee
RIKEN Institute of Physical and Chemical Research
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ファイトスフィンゴシンの関連化合物及びそ
の製造方法に関し、スフィンゴ糖脂質の構造と機能の関
連を解明してガン関連抗原等による臨床的応用の方向を
開発する上で有用なものである。
植物細胞と動物細胞の重要な膜成分として自然界に広く
存在しているスフィンゴ糖脂質は、抗原抗体反応をはじ
めとする様々の重要な生物学的現象に関与していること
が知られている。また最近細胞の分化あるいはガン化に
よってスフィンゴ糖脂質の組成が著しく変化することが
明らかにされている。
このスフィンゴ糖脂質は骨組みとしてスフィンゴシンま
たはその関連塩基を含む複合糖脂質である。スフィンゴ
シンは、30種以上もある長鎖アミノアルコールの1つ
であって、種々の生物種のスフィンゴ糖脂質に見いださ
れている。哺乳動物ではスフィンゴシン(4−スフィン
ゲニン)とジヒドロスフィンゴシン(スフィンガニン)
がスフィンゴ糖脂質の主な塩基であり、高等植物と酵母
では、ファイトスフィンゴシン(4−ヒドロキシスフィ
ンガニン)が主な塩基である。
〔従来の技術〕 、 スフィンゴシンの関連化合物を利用した技術としては次
のようなものが知られている。
特開昭61−104286号公報は、生体抽出物である
セラミドを配合した、保湿効果及びエモリエント効果に
優れた皮膚及び毛髪用の化粧料組成物を開示している。
また欧州特許第146810号明細書は、創傷治癒剤並
びに細胞及び組織再生促進作用を有する新規なスフィン
ゴシン誘導体CD−、−及びL−エリスロー1−(β−
D−グリコピラノシルオキシ)−3−ヒドロキシ−2−
ミリストイルアミノ−4−トランス−オクタデセン〕を
開示している。
本発明のフチイトスフィンゴシン関連化合物は、新規物
質である。即ち動物細胞由来のスフィンゴシンとしては
、以下に示す化合物Aのように水酸基を2つ、二重結合
を一つ持つようなセラミドが広く知られている。これに
対して植物細胞由来のファイトスフィンゴシンは、以下
に示す化合物Bのように3つの水酸基を持つセラミドで
ある。本発明は10以上の事実を考え合わせ、ファイト
スフィンゴシンの骨格に動物性セラミドの構造的特徴を
組み込んだ新規なセラミド(化合物20〉を提供するも
のである。
OHOH 化合物A 化合物B OHOH 化合物20 〔発明の構成〕 本発明の第1の態様は、下記の一般式〔■〕で表される
ファイトスフィンゴシン関連化合物に関する。
(式中、R1は一03i+、 −03O2CFz、 −
OH。
■ R2は−Bn又は−Hであり、 R5は−8口又は−Hであり、 であり、 R3は−Bn又は−Hである。) 本発明の第2の態様は、化合物11を酸化剤で処理して
化合物12を得ることを特徴とする、ファイトスフィン
ゴシン関連化合物の製造方法に関する。
OBn    OBn   0 本発明の第3の態様は、化合物12を塩基の存在下トリ
デシルフェニルスルホンと反応させ、次いで二硫化炭素
及びヨウ化メチルで処理して化合物13を得ることを特
徴とする、ファイトスフィンゴシン関連化合物の製造方
法に関する。
本発明の第4の態様は、化合物13を還元剤で処理して
化合物1°4を得ることを特徴とする、ファイトスフィ
ンゴ、・シン関連化合物の製造方法に関する。
本発明の第5の態様は、化合物16をアルカリ金属アジ
化物で処理して化合物17を得ることを特徴とするファ
イトスフィンゴシン関連化合物の製造方法に関する。
08口     0Bn N・  勘Bn 甲        。
本発明の第6の態様は、化合物19を還元剤又は求核剤
で処理して化合物20を得ることを特徴とする、ファイ
トスフィンゴシン関連化合物の製造方法。
以下、本発明のファイトスフィンゴシン関連化合物及び
その製造方法について、更に詳細に説明する。
本明細書において用いられている略語は、次の通りであ
る。
On (ベンジル基) 、Bu (ブチル基) 、ph
 (フェニル基) 、Me (メチル基) 、Bt (
エチル基)、AC(アセチル基)、THF(テトラヒド
ロフラン)、DMF  (ジメチルホルムアミド) 、
DMSO(ジメチルスルホキシド) 、DIBAL (
ジイソブチルアルミニウムハイドライド)、 DCC(ジシクロへキシルカルボ、ジイミド)、Al0
N (α、α′−アゾビスイソブチロニトリル) 、p
cc  (ピリジニウムクロロクロメート)、PDC(
ピリジニウムジクロメート)、LDA  (リチウムジ
イソプロピルアミド)、HMPA (ヘキサメチルホス
フォリックトリアミド)、DMB  (エチレングリコ
ールジメチルエーテル)一3i+ [−5i(C’H3
)zC(CH3)3]本発明について、次にスキーム1
及び2に示した化合物例及び合成例に従って説明する。
スキーム2において、一般式CI)で表わされるファイ
トスフィンゴシン関連化合物は、化合物12.13.1
4.15.16.17.18.19.20を含む。
化合物6 スキーム2において出発物質として示した化合物6は、
例えばスキーム1に示した方法又はジー・ギブ及びアー
ル・ギブ(G、Gigg and RoGigg)のジ
ャーナル・オブ・ケミカル・ンサエティ〔J。
Chem、 Soc、  (C)、  82 (196
6) ]に記載された方法により製造することができる
化合物6→化合物7 化合物6を酸化剤によって処理して化合物7を得る。
好ましい反応条件は次の通りである。
溶媒:メタノール/水、エタノール/水、THF。
/水、アセトン/水又はインプロパツール/水等。
温度ニ〇℃〜60℃。
時間=3時間〜1日間。
酸化剤: Na104又はPb (OAc) 4等。
化合物7→化合物8 化合物7を還元剤によって処理して化合物8を得る。
好ましい反応条件は次の通りである。
溶媒:エタノーノペメタノール、THF等。
温度ニー10℃〜60℃。
時間=1時間〜2日間。
還元剤:NaBH4、LtA1114 、NaAIHl
、 L+BH4又は(iso−C,H,) 2AIH等
化合物8をピバリン酸クロライド又は無水ピバリン酸に
よって処理し、化合物9を得る。
好ましい反応条件は次の通りである。
溶媒:ピリジン、Et3N、 CH2Cβ2/ピリジン
、THF/ピリジン、C)I2Cβ2/1Et3N又は
THF/Et3N等。
温度ニー10℃〜80℃。
時間:5分間〜2日間。
反応剤:無水ピバリン酸又はピバリン酸クロライド。
化合物9→化合物10 化合物9を脱ハロゲン化水素剤の存在下、tert−ブ
チルジメチルシリルクロライド又はtert−ブチルジ
メチルシリルトリフルオロメタンスルホネートで処理し
て化合物10を得る。
好ましい反応条件は次の通りである。
溶媒: DMF 5CH2Cl 2又はTHF等。
温度:0℃〜50℃。
時間:5分間〜2日間。
−EtJ又は+5iOTf−ルチジン等。
化合物10→化合物11 化合物10を金属水素化物、有機リチウム試薬又はアル
カリ剤によって処理、し、脱ピバロイル化して化合物1
1を得る。
好ましい反応条件は次の通りである。
溶媒:THF、トルエン、ベンゼン、CLCji! 2
、エタノール又はメタノール等。
温度ニー80℃〜40℃。
時間:5分間〜1日間。
反応剤: (iso−C,H9)、AfH、LiAj!
H,、MeLi。
Na叶、KOH、NaOMe又はNa0Bt等。
化合物11→化合物12 化合物11を酸化剤で処理して化合物12を得る。
好ましい反応条件は次の通りである。
溶媒: CH2Cβ2、Cj2−CISTIIF又はピ
リジン等。
温度ニー80℃〜30℃。
時M:5分間〜2日間。
反応剤: (COCl、) −DMSO−Bt3N、 
DCC−DMSO1Cr03、PCC又はPDC等。
化合物12→化合物13 化合物12を塩基の存在下トリデシルフェニルスルホン
と反応させ、次いで二硫化炭素及びヨウ化メチルで処理
して化合物13を得る。
好ましい反応条件は次の通りである。
溶媒:THFSEt20又はヘキサン。
温度ニー80℃〜20℃。
時間=3分間〜3日間。
反応剤:n−Buい、tert−BuLi、 LDA 
、いNBt2又はNaN (SiMe3) 2等。
化合物13→化合物14 化合物13を還元剤で処理して化合物14を得る。
好ましい反応条件は次の通りである。
溶媒:トルエン、ベンゼン又はキシレン等。
温度:50℃〜150℃。
時間:5分間〜3日間。
反応剤: nBu、5nH−AIBN又はPh5SnH
AIBN等。
化合物14→化合物15 化合物14を脱シリル化剤で処理して化合物15を得る
好ましい反応条件は次の通りである。
溶媒: THF :Meol(、ジオキサン、AcOH
又はCH3CN等。
温度ニー10℃〜60℃。
時間=30分間〜2日間。
脱シリル化剤:8u、NF SIP、 Hi又はP−T
s[lH等。
化合物15→化合物16 化合物15をピリジン、トリエチルアミン又はルチジン
存在下で無水トリフルオロメタンスルホン酸と反応させ
て化合物16を得る。
好ましい反応条件は次の通りである。
溶媒:Cβ〜CLCH,(1!2、THF、)ルエン又
はベンゼン等。
温度ニー80℃〜40℃。   ゛ 時間:3分間〜1日間。
反応剤: Tf20−ピリジン、Tf20−Et3N又
はTf、O−ルチジン。
化合物16→化合物17 化合物16をアルカリ金属アジ化物で処理して化合物1
7を得る。
、溶媒: DMF 1OMSO1IIMPA又はTHF
等。
温度ニー20℃〜40℃。
時間:3分間〜2日間。
反応剤: NaN3、LiN3又はKN、等。
化合物17−化合物18 化合物17を還元剤で処理して化合物18を得る。
好ましい反応条件は次の通りである。
溶媒:Tl(F 、 Bt、OlDMB 、メタノール
又はエタノール等。
温度ニー40℃〜60℃。
時間=5分間〜2日間。
還元剤:LiAlH4、NaBH4、NaA1)1a、
LiBL、H3A/Sll 、)+23 、 Na1l
−14−NiC1s等。
化合物18→化合物19 化合物18を脱水剤の存在下、リグノセリン酸と縮合を
行ない、化合物19を得る。
好ましい反応条件は次の通りである。
溶媒: Cβ〜cIl、CLCβ、、TIIF、)ルエ
ン又はベンゼン等。
温度ニー20℃〜80℃。
時間=1時間〜2日間。
又はDCC等。
化合物19−化合物20 化合物19を還元剤又は求核剤で処理して化合物20を
得る。
好ましい反応条件は次の通りである。
溶媒ゴHP 5Bt20、CH2CA2又はCCA、等
温度ニー80℃〜60℃。
時間:5分間〜1日間。
反応剤: Ll/NH3、Na/NH3、BF3−Et
SH,BBr3又はMeS i I等。
〔発明の効果〕
本発明によ゛れば、ガン関連抗原等による臨床的応用に
とって有用と思われる各種のファイトスフィンゴシン関
連化合物を提供することができる。
また本発明よれば、ファイトスフィンゴシンの骨格に動
物性セラミドの構造的特徴を組み込んだセラミドを製造
することができる。
以下、参考例及び実施例によって本発明を更に具体的に
説明する。
参考例1 (化合物7の製造) 化合物6 9.650g (21,444mM)をMe
OH:水(4:1)150mlに溶解した後、氷冷下、
Na1046.9005 g (32,26mM)を加
え撹拌した。1時間後水浴から取り出し、室温で5時間
撹拌した。反応液をAc0Bt 500 mlで希釈後
、セライト濾過した。残渣をACOBtで洗浄後、濾液
に水を500mJ加え、水洗、水相はさらにAcOBt
500mfで再び抽出した後、ACOBt相を合わせ、
飽和食塩水で洗浄、Mg5L上に乾燥し、濃縮し粗収量
9.70 gの化合物7を得た。
参考例2 (化合物8の製造) 化合物79.70gを、エタノール150+nj!に溶
解後、NaBH< 3.6027 g (含量90%、
85、71mM)を加え室温で4時間撹拌した。反応フ
ラスコにAc0Bt 300 mf7と水300mAを
加え、2NHIJを加え過剰のNaBHsをつぶした後
、反応液を分液ロートに取り、酸(agneons p
hase)と分離した後、飽和NaHCOaで洗浄、続
いて飽和食塩水洗浄の後、Mg5O,上で乾燥し有機相
はメタノール共沸で留去した。
フラッシュクロマト(C−300)  ’500g。
n−ヘキサン:Ac0Bt  (2: 1)で精製し、
オイル状の化合物8を8.773g(収率97.0%)
得た。
Rf値 0.16n−ヘキサン:Ac0Bt(2: 1
 )〔α)”  −15,6° (C0,885; C
HCA 、)計算値C28H300S  ・LD : 
C,70,91; H,7,27実測値       
  C,71,23; H,6,88参考例3 (化合
物9の製造) 化合物8 8.6233g(20,434mM)をピリ
ジン45mj!に溶解した後、ピバリン酸クロライド2
.8 mf−(22,733mM)を水冷下で加え、1
時間撹拌した。その後室温にて一晩撹拌を続けた。反応
液に冷水とAc0Et  250 mlずつ加え撹拌し
たのち分液ロートで分離。有機相を飽和食塩水で洗浄し
、MgSO4上で乾燥後、濃縮した。
フラッシュクロマト(C−300)300g、71−ヘ
キサン:Ac0Bt  (3: 1)で精製し、オイル
状の化合物9を8.6551g(収率83.7%)で得
た。その他にC−2のOHもヒバロイル化されたちの1
.0955g(収率9.1%)得た。
Rf値 0.36  n−へキサ:/ :AcDE!t
(3: 1 )〔α]”  −5,47° (C008
6; CHCjl!3)計算値C3+LsOs  : 
  C,73,52: H,7,51実測値     
   C,73,06; H,7,60参考例4 (化
合物10の製造) tert−ブチルジメチルシリルクロライド0.434
6g (2,883mM)を反応フラスコに秤量後、化
合物9 0.8105g (1,602mM)、イミダ
ゾール0.3305g(含量99%、4.806mM)
を乾燥り1M、F、  5 mlに溶解し、反応フラス
コに水冷下で滴下した。水冷下で2時間撹拌した後、室
温にて一晩撹拌した。反応液に冷水50mβを加え撹拌
した後、エーテルで3回抽出した。エーテル相を合わせ
、飽和食塩水で洗浄、Mg5O,上で乾燥し、濃縮した
フラッシュクロマト (C−300) 、20g。
71−ヘキサン:Ac0Et  (12: 1)で精製
し、オイル状の化合物10を0.9756g(収率98
.2%)得た。
Rf値 0.45  n−ヘキサ7:ACOεt(12
:1)〔α:)”  −15,6° (CO,885;
 CHCA 3)計算値C3Js□O,Si ;   
C,71,58; H,8,38実測値       
  C,71,65; H,8,46参考例5 (化合
物11の製造) 化合物10 9.6125g (15,497mM)を
反応フラスコに採取後、系内をAr置換した後、乾燥T
HF 100 m+j!に溶解した。反応フラスコを一
20℃(CCI!、中ドライアイス)のバスにつけ、2
5%ジイソブチルアルミニウムハイドライド−ヘキサン
溶液27 ml (47,469mM)を滴下した。9
0分後反応フラスコを水浴中に移しエタノール2mβで
過剰のDIBALをつぶし、発泡がおさまった後、飽和
食塩水10m1を加えた。その後、室温で激しく撹拌し
た。反応液をセライト濾過し、濾過残渣を十分にエーテ
ルで洗浄、濾液を濃縮した。
フラッシュクロマト(C−300)  250g1−ヘ
キサン:Ac0Et  (3,5: 1)で精製し、オ
イル状の化合物11を8.3107g(収率81.5%
)得た。
Rf値 0.35n−ヘキサン:Ac0Et(4: 1
)〔α]”  +10.Oo (CO,995; C1
(CA 3)計算値C3□H,,03Si ;   C
,71,60; H,8,20実測値        
 C,71,19; H,111,21実施例1 (化
合物12の製造) Ar置換した反応フラスコに一78℃(アセトン中ドラ
イアイス)のバス中で、オキザリルクロライド0.25
 mj!  (2,866mM)をジクロロメタン10
mβに溶解したものを入れた。続いて一78℃中でジメ
チルスルホキシド0.30 ml (4,224mM)
を滴下した後、化合物11 1.030g (1,92
1mM)をジクロロメタン9mlに溶解した液を滴下し
、15分間−78℃で撹拌した。その後トリエチルアミ
ン1.33 ml (9,595mM)を滴下しながら
加え15分間−78℃で撹拌した後、水浴中で20分間
撹拌した。Ac0Et  100 mlで希釈後、水洗
し、飽和食塩水で洗浄後、Mg5O,上で乾燥した。希
釈した反応液はトルエン共沸留去した。化合物12粗収
最1.079 g得た。
実施例2(化合物13の製造) トリデシルフェニルスルホンCl5H27SO□Ph 
O,8712g (2,689mM)を反応フラスコに
採取した後、系内をAr置換した。水浴中で乾燥THF
 l Omlに溶解し、1.386 NSn −BuL
i−ヘキサン溶液1.7 ml (2,356mM)を
滴下した後、水浴から一78℃(アセトン中ドライアイ
ス)のバスに移し換えそのまま30分間撹拌した。その
後、化合物12 1.0261g(1,921mM)を
乾燥THF9+nI2に溶解した溶液を滴下し、−78
℃で2時間撹拌した。続いて二硫化炭素2m1(33,
360mM)を−78℃のバス中で滴下後、徐々に0℃
へと冷媒を昇温したく2時間かけて〉。
さらに水浴中で90分間撹拌した後、ヨウ化メチル1.
2 +nj!  (19,278mM)滴下した。ヨウ
化メチル添加後、室温で1時間撹拌した。反応液に飽和
NH4CA溶液を加え、Ac0Bt  100 mlで
希釈後、水洗、飽和食塩水で洗浄、MgSO4上で乾燥
し、濃縮した。
フラッシュクロマト(C−300)  90gXn−ヘ
キサン:Ac0Bt  (6,5: l)で精製し、キ
サンテートのジアステレオマー混合物として1゜747
8g(収率96.0% fromll)得た。
実施例3 (化合物14の製造) 反応フラスコに化合物13 1.7048g(1,79
8mM) 、A IBN30mg (0,183mM)
を秤量後、系内をAr置換した。トルエン15m1で化
合物13とAIBNを溶解後、トリーn−ブチルチンハ
イドライドnBu、5n)10.75 rn I!(含
量97%、’2.705mM)を加え、100℃で5時
間撹拌した。。Ac0Bt 200 mlで希釈後、水
洗、飽和食塩水で洗浄、MgSO4上で乾燥し、濃縮し
た。
フラッシュクロマトC−30090g、n−ヘキサン:
エーテル(20:1)X2回で精製しオイル状のE−オ
レフィン化合物14とZ−オレフィンを総収量1.15
6g(91,8%)得た。
(E/Z)=、10 E型 Rf値 0.4i  n−ヘキサン:エーテル(20:
1)〔α:]”  −6,27° (C,1,165;
 CHCl 、)計算値C45H61104SL  :
   C977、11: H29,71実測値    
     C,77,22; H,9,842型 Rf値 0.30  n−ヘキサン:エーテル(20:
1)〔α] ”  −12,1”  (C,0,33;
 CHCA3)計算値C45HssO4SiH20; 
 C,75,18; H,9,75実測値      
  C,75,12; )!、9.55E型 6.6Hz、 IH,H−6) 5.540 (dd 
J=15゜6.8.6Hz、LH。
n−5) Z型 7.3tlz、 itl、 H−6) 5.544 (
dd J=11.0.9.8Hz、LH。
H−5) 実施例4 (化合物15の製造) 化合物14 109g(1,557mM)を反応フラス
コに秤量、系内をAr置換した後、乾燥THF15++
+jl’に溶解した。水冷下にて、これに1.0Mテト
ラ−n−ブチルアンモニウムフルオライド−THF溶液
3.4 ml1(3,4mM)を加え、水冷下で1時間
撹拌し、室温で一晩撹拌した。エーテル200m1lで
希釈後、水洗、飽和食塩水で洗浄、MgSO4上で乾燥
し、濃縮した。
フラッシュクロマト (C−300)90gSn−ヘキ
サン:エーテル(5:2)で精製しオイル状化合物15
 0.803g(収率88.0%)得た。
Rf値 0.29  n−ヘキサン:エーテル(5:2
)〔α〕”  −31,3’  (C,1,21;CH
Cj23)計算値C39H5404・%H20; C,
79,66; H,9,24実測値         
C,?9.32 、 H,9,246,8Hz、  I
H,H−6) 5.460 (dd J=15.4. 
8.3Hz、LH。
H−5) 実施例5(化合物16の製造) 化合物15 326mg(0,556mM)を反応フラ
スコに取り、系内をAr置換しジクロロエタン5mlに
溶解した。水冷下にてピリジン0.23mj! (2,
850mM)を加え、続イテ無水トリフルオロメタンス
ルフホン酸0.28 +nj! (1,664mM)を
、滴下した。水冷下で1時間撹拌した。氷冷下で飽和N
aHCO3を徐々に滴下発泡がおさまったのち、Ac0
Bt 50 mllで希釈後、飽和Nat(COlで洗
浄、飽和食塩水で洗浄、Mg5Oi上で乾燥し、濃縮し
て化合物16を得た。
実施例6 (化合物17の製造) 濃縮した化合物16は直ちに、DoM、F 5 mjl
!に溶解し、アジ化ナトリウム0.3728g(含量9
7%5.562mM)を加え、室温で1時間撹拌した。
Ac0Et  50 mβで希釈後、水洗、飽和食塩水
で洗浄、Mg5L上で乾燥し、濃縮した。
フラッシュクロマト(C−300)60gSn−ヘキサ
ン:エーテル(20:l)で精製しオイル状化合物17
を237mg(収率69.7%、from15)得た。
Rf値 0.45n−ヘキサン:エーテル(20:1)
〔α]20−23,3° (C,0,965; ClI
CA 3)6.8Hz、 LH,H−6) 5.472
 (dd J=15.4.8.6Hz、IH。
H−5〉 R ’、6−  (nujo’)  2120cm ’ (
N3)実施例7 (化合物18の製造) 水素化リチウムアルミニウムを反応フラスコに15、8
 mg (0,416mM)採取し、系内をAr置換し
た後、乾燥THF0,5+nA’を加えた。化合物17
 94mg (0,154mM)を乾燥THF1mnに
溶解したものを反応フラスコに水冷下にて加えて2時間
撹拌した後、室温で一晩撹拌した。水冷下で15.8μ
βの水を加え、続いて15%Na0815.8μ!、そ
の後47μβの水を加え水冷下で撹拌した。反応液をセ
ライト濾過し、残渣をAc0Btで充分に洗浄した後、
濾液を濃縮、し化合物18を粗収量81mgで得た。
実施例8(化合物19の製造) 反応フラスコに、リグノセリン酸72.7 mg(0,
197mM) 、ヨウ化2−クロロ−1−メチルピリジ
ニウム57. Omg (0,223mM)を採取し、
系内をAr置換した。化合物18 80mg (0,1
37mM)を乾燥ジクロロエタン2.5mlに溶解した
物を反応フラスコに加えた後トリーn−ブチルアミン5
2μR(0,218mM)を加え室温で一晩撹拌した。
反応液に水50m1を加え、Ac0Et 50mlで2
回抽出後、有機相を合わせ飽和食塩水で洗浄、MgSO
4上で乾燥し、濃縮した。
フラッシュク07ト (C−300)35g、n−ヘキ
サン:エーテル(3:1)→12g→40g→10g4
’回で精製し化合物19を77mg(収率54.2%f
rom17)得た。
Rf値 0.4’9[n−ヘキサン:酢酸エチル(3:
1)) 融点  68−69℃ 〔α]20−28.8° (C,0,61; [:HC
R3)計算値C63L。104N ; C,80,86;  H,10,80;  N、1.5
0実測値   C,80,80;  H,10,93;
  N、1.42’ HNMR δo  (400MHz、 CDCβ3)  5.76
5 (dt J=15.6゜6.8Hz、 LH,H−
6) 5.511 (dd J=15.6.8.3Hz
、LH。
■−5) 実施例9 (化合物20の製造) 簡単にAr置換した反応フラスコを一78℃のバスに浸
し、液体アンモニアを約10m!ためた。
その後、化合物19 68mg (0,0727mM)
を乾燥THF1.8mfに溶解したものを加え、−78
℃で撹拌した。続いて反応フラスコ内の色が青くなるま
で、徐々に小さく切った金属リチウム片を加えた、反応
液の色が無色に戻らなくなった(青いまま)所でリチウ
ム添加を中止した。その後30分間−78℃のままで撹
拌し、N)I、Cfの固体を徐々に加え反応をとめた。
撹拌しやすいようにC)Ic I! sを少量加え、室
温に戻し、NH,を撹拌放置して飛ばした。N113を
飛ばした後CHCβ320 ml加え、無機物性結晶を
細く粉砕した後60分間激しく室温で撹拌した。CHC
l 3で希釈した反応液をセライト濾過し、残渣をCH
Cβ3で十分に洗浄し、濃縮した。粗収量33a+g0
濾過残渣は、CHC1,で8時間、ソックスレイでリフ
ラックス抽出を行い、その後濃縮した。粗収1123m
g033mgと23mgを合わせてフラッシュクロマト
(C−300)35g、  Cf1Cj!、  :n−
プロパツール(9:1)X2回で精製した化合物 20
を31.4mg(収率64.9%)得た。
Rf値 0.29  C)ICI! 、:fi−プロパ
/−ル(9:1)融点  107−108℃ 〔α]20−2.19°  (C,0,255;ピリジ
ン)計算値C4□H83[14N−1(20;C,73
,79;  H,12,45;  N、2.05実測値
   C,74,04;  11.12.46 ;  
N、2.03J=15.4.6.1Hz、 IH,H−
5) 6.056 (dt J=15.4゜5.9Hz
、LH,H−6)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)下記の一般式〔 I 〕で表されるファイトスフィ
    ンゴシン関連化合物。 ▲数式、化学式、表等があります▼〔 I 〕 (式中、R_1は−OSi+、−OSO_2CF_3、
    −OH、−N_3、−NH_2又は▲数式、化学式、表
    等があります▼であり、 R_2は−Bn又は−Hであり、 R_3は−Bn又は−Hであり、 R_4は−CHO、▲数式、化学式、表等があります▼
    又は−C=C−C_1_2H_2_5OCS_2Me であり、 R_5は−Bn又は−Hである。)
  2. (2)化合物11を酸化剤で処理して化合物12を得る
    ことを特徴とする、ファイトスフィンゴシン関連化合物
    の製造方法。 ▲数式、化学式、表等があります▼化合物11 ▲数式、化学式、表等があります▼化合物12
  3. (3)化合物12を塩基の存在下トリデシルフェニルス
    ルホンと反応させ、次いで二硫化炭素及びヨウ化メチル
    で処理して化合物13を得ることを特徴とする、ファイ
    トスフィンゴシン関連化合物の製造方法。 ▲数式、化学式、表等があります▼化合物12 ▲数式、化学式、表等があります▼化合物13
  4. (4)化合物13を還元剤で処理して化合物14を得る
    ことを特徴とする、ファイトスフィンゴシン関連化合物
    の製造方法。 ▲数式、化学式、表等があります▼化合物13 ▲数式、化学式、表等があります▼化合物14
  5. (5)化合物16をアルカリ金属アジ化物で処理して化
    合物17を得ることを特徴とするファイトスフィンゴシ
    ン関連化合物の製造方法。 ▲数式、化学式、表等があります▼化合物16 ▲数式、化学式、表等があります▼化合物17
  6. (6)化合物19を還元剤又は求核剤で処理して化合物
    20を得ることを特徴とするファイトスフィンゴシン関
    連化合物の製造方法。 ▲数式、化学式、表等があります▼化合物19 ▲数式、化学式、表等があります▼化合物20
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