JPS63277620A - 接続作用を有する経皮用医薬組成物積層体およびその製造方法 - Google Patents

接続作用を有する経皮用医薬組成物積層体およびその製造方法

Info

Publication number
JPS63277620A
JPS63277620A JP62239994A JP23999487A JPS63277620A JP S63277620 A JPS63277620 A JP S63277620A JP 62239994 A JP62239994 A JP 62239994A JP 23999487 A JP23999487 A JP 23999487A JP S63277620 A JPS63277620 A JP S63277620A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
foil
layer
vinyl acetate
active ingredient
pharmaceutical composition
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP62239994A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0364484B2 (ja
Inventor
イレーン バルタ
フェケテ パール
ラースロー パルロシュ
ガーボル コヴァーチュ
ラヨシュ マール
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Egyt Gyogyszervegyeszeti Gyar
Muanyagipari Kutato Intezet
Original Assignee
Egyt Gyogyszervegyeszeti Gyar
Muanyagipari Kutato Intezet
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Egyt Gyogyszervegyeszeti Gyar, Muanyagipari Kutato Intezet filed Critical Egyt Gyogyszervegyeszeti Gyar
Publication of JPS63277620A publication Critical patent/JPS63277620A/ja
Publication of JPH0364484B2 publication Critical patent/JPH0364484B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K9/00Medicinal preparations characterised by special physical form
    • A61K9/70Web, sheet or filament bases ; Films; Fibres of the matrix type containing drug
    • A61K9/7023Transdermal patches and similar drug-containing composite devices, e.g. cataplasms
    • A61K9/703Transdermal patches and similar drug-containing composite devices, e.g. cataplasms characterised by shape or structure; Details concerning release liner or backing; Refillable patches; User-activated patches
    • A61K9/7084Transdermal patches having a drug layer or reservoir, and one or more separate drug-free skin-adhesive layers, e.g. between drug reservoir and skin, or surrounding the drug reservoir; Liquid-filled reservoir patches

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • Dermatology (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Medicinal Preparation (AREA)
  • Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、持続作用を有する経皮用医薬組成物積層体お
よびその製造方法に関する。
本発明によれば、担体上に、有効成分を含む1以上の蓄
積層と、エチレン/酢酸ビニルコポリマーに基づく調整
層と、接着層とを順次積層した持続作用を有する経皮用
医薬組成物(硬膏)積層体が提供される。
(従来の技術) 有効成分の均一持続的放出をおこなうため、合成ポリマ
ーを用いた経皮用医薬組成物の製造方法は、いくつか知
られている。
この医薬組成物は、有効成分を蓄積する層を有し、これ
から、有効成分が皮膚表面に向けて拡散するようになっ
ている。また、この有効成分蓄積層が皮膚表面に対し固
着し得ない場合には、別の接着剤層がさらに設けられる
。これらの層に加えて、上記蓄積層と皮膚との間にさら
に別の層を加えることもなされる。この層は、有効成分
を浸透させることができ、この有効成分の拡散速度を制
御するものである。
従来の方法でつくられる経皮用硬膏組成物は、ポリマー
および金属のいずれか又は両方からなり、上記蓄積層の
皮膚側とは反対側に被着し、この側面の硬膏を封止する
作用をなす別の層を、さらに含むものが一般的である。
このような構成の経皮用医薬組成物は、いくつかの特許
文献に記載されている。
有効成分を蓄積するポリマー物質は、各有効成分の種類
の違いにより、方法毎に異なるものが用いられる。
非接着性の蓄積層については、米国特許第および同58
−11,136号公報、西ドイツ国特許第3.319,
469号明細書に記載されている。
これらの方法でつくられる医薬組成物は、いずれも、長
期持続効果を有することを特徴としている。しかし、こ
れらの組成物は、有効成分を時間的に均一に放出させる
には適当なものとは云えない。
59.977号、同57−75,917号、同57−1
07.155号、同56−123,117号、同57−
125,753号、および同57−179,271号各
公報に開示されている。
これらの方法でつくられる医薬組成物は、持続量   
    、  各公報、ならびにオランダ国特許第82
.01,034号明細書には、有効成分放出を調整する
暦を設け、持続効果とともに、均一な有効成分の放出を
図ることが記載されている。
しかし、これらの医薬組成物中の放出調整ポリマ一層の
材質は、有効成分の品質に基づいて選ばれるものとして
いる。また、これら放出調整層が用いられている方法の
欠点は、単位時間当りの有効成分放出量が、硬膏表面の
大きさを変えることによってのみ制御されるという点で
ある。これは、投与量についての問題を生じさせ、有効
治療レベルの維持のために、異常に大きい表面の使用が
必要となる。
(発明が解決すべき問題点) 本発明は、従来の方法で用いられているポリマーm、具
体的には、放出vR整用ポリマーの利点を維持させなが
ら、所望の有効治療レベルを保持するのに必要、かつ十
分な有効成分の放出を、医薬組成物の表面の大きさを変
えることなく達成し得る経皮用医薬組成物、およびその
製造方法を提供することを目的としている。
(問題点を解決するための手段) 本発明は1次の知見、即ちエチレン/酢酸ビニルコポリ
マー箔を高エネルギー線(例えばガンマ−線又は電子線
)で照射した後に延伸したものを。
放出調整層として経皮用医薬組成物中に用いた場合、こ
の放出調整層を介しての有効成分の単位時間当りの拡散
量を、その照射割合および延伸率に応じて変化させるこ
とができることを見出したことに基づいてなされた。
本発明は、さらに次の知見、即ち、上記照射、延伸コポ
リマー箔を形成するエチレンモノマ一単位と酢酸ビニル
七ツマ一単位との比も、単位時間において、これを通過
、拡散する有効成分の量に影響を与え、さらにその拡散
の方向および強度は、有効成分の親水性又は疎水性によ
っても影響を受けることを見出したことに基づいてなさ
れたものである。
また、これらモノマーの比が一定の場合、有効成分の放
出は、放出調整層のポリマーの分子量によって可成り影
響を受けることも見出された。
上述の事実から、上記3つのファクターを注意深く調和
させることにより、表面を通過して拡散する有効成分の
単位時間当りの拡散量を、所望の治療効果が得られるよ
うに調節することができる。
本発明の方法においては、有効成分の性質、および所望
の治療効果に応じて、エチレンモノマーおよび酢酸ビニ
ルモノマーの比、およびポリマー分子量を選んでなるエ
チレン/酢酸ビニルコポリマー箔を高エネルギー照射し
、かつ延伸したものが、放出調整層として用いられる。
本発明の方法によれば、エチレン/酢酸ビニルコポリマ
ー箔として積層体が用いられる。これは酢酸ビニル量が
2〜40モル%、厚み(延伸前)が100〜300μm
、フロー指数(流動指数)(190/2.16)が2〜
20g/10分のものである。
本発明によれば、持続効果を有する経皮用医薬組成物(
硬膏)の製造方法が提供される。即ち。
不透過性の金属及びポリマー質の両方又はいずれかで作
られた担体層上に、有効成分を11〜20重量%含む厚
さ50〜200μmの一層又はそれ以上の蓄積層を施し
て、この蓄積層上に放出調整層を設け。
最後に、厚さ5〜100μ園の自己接着性接着層を設け
る。
本発明の方法の特徴は、放出調整層として、酢酸ビニル
を2〜40モル%含むエチレン/酢酸ビニルコポリマー
箔を用いることである。このコポリマー箔は、最初に厚
さ100〜300μ重で、1.〜15Mradの線量に
て、高エネルギー線、好ましくは電エチレン/酢酸ビニ
ルコポリマー箔の厚さは、高エネルギー線照射の浸透深
さより大きくないことが好ましい、即ち、熱処理および
延伸後において、その放出調整ポリマ一層は、その全断
面に亘って拡散抑制作用を奏するようにする。
このほか、高エネルギー線照射浸透深さが、箔の厚みの
わずかに一部(例えば、1/2又はl/7)となるよう
な厚みのコポリマー箔を用いることもできる。この場合
、延伸された箔の調整(拡散抑制)作用は、照射層の厚
さに比例することになる。
放出調整層の有効成分保持作用は、延伸の割合によって
も影響を受ける。即ち、より大きい分子量の有効成分に
ついては、延伸の割合が、 100/200又は100
/250に達したとき、また、より小さい分子量の有効
成分については、延伸の割合が、100/150に達し
たときに影響を受ける。
有効成分が親水性の場合(例えば、硫酸テルブタリン)
は、酢酸ビニル量の大きいコポリマー箔(20〜30モ
ル%)を照射し、他方、疎水性の有効成分については(
例えばニトログリセロール)、酢酸ビニル量の少ない(
10〜15モル%)コポリマー箔を照射することが好ま
しい。
照射されるべきポリマー箔は、エチレン/酢酸ビニルコ
ポリマーであって、強い親水性有効成分の場合は、箔形
成(例えば押出し成形)の前に、ポリビニルアセテート
ホモポリマーを添加したもの、他方、強い疎水性有効成
分については、箔形成の前に、ポリエチレンホモポリマ
ーを添加したものから製造することができる。放出調整
層中のホモポリマーの存在は、この箔の透過性に対し影
響を与える。
本発明の好ましい態様の方法において、蓄積層中に有効
成分に加えて、放出調整層を介しての有効成分の均一な
拡散を容易にする添加剤(例えば、グリセロール、ワセ
リンオイル)、または経皮吸収を高める添加剤(例えば
、ジメチルスルホキシド、カブサイシン)を導入するこ
とも有益である。
本発明の方法で用いられる蓄積層は、室温又は体温で、
固体、ゼリー状(例えば、ポリビニルアルコール、又は
ゼラチンの存在下で)又は適当な粘度に調整した液体(
例えば、有効成分をグリセロールに溶かした溶液、水性
若しくは油性エマルジョン又は懸濁物)であってもよい
。後者の場合、蓄積層は、その層の平面にて、溶接又は
粘着により接合させて封止する必要がある。
本発明の方法でつくられる硬膏の各層は、相互に付着さ
れていて、使用時には、皮膚に対し空隙を生じさせるこ
となく接着される。
もし、各層間の接着が不十分の場合は、別の接着層が用
いられる。しかし、この接着層は、有効成分に対し透過
性を有するものを用いることが望ましい、この目的のた
めに、アクリレート系の水ベース自己接着性接着剤を用
いることができる。
この組成物(硬膏)の裏側は、有効成分および他の組成
中の低分子量物質に対し不透過性の層を設けて閉塞させ
ることができる。例えば、1又はそれ以上のポリマー(
例えば、塩化ポリビニリデン、ポリオレフィン、ポリ塩
化ビニル等)の裏当てを設けたアルミニウム箔を用いる
ことができる。
本発明の経皮用医薬組成物の製造方法においては、有効
成分と化学反応を生じさせるような物質は用いない。担
体層および放出調整層の物質とにのみ物理的相互作用(
例えば、限られた膨潤)を生じさせる成分(例えば、低
分子量添加剤)が用いられる。
本発明の好ましい態様において、ポリマーにより背当て
されたアルミニウム箔は、有効成分1〜20gを含む蓄
積層100gに対し接合される。これは、アルミニウム
箔上に蓄積層を注型又は粘着させることによってなされ
る。
照射、延伸させた放出調整箔は、蓄積層の他方の側面に
付着される。これは、自己接着性表面を有する蓄積マト
リックスについてはローラを用いて、また、固体マトリ
ックス若しくはバッグ等の他のタイプの場合は、粘着法
を用いて施すことができる。
液状蓄積層を用いる場合、その溶着されたバッグの一方
又は両方の面を、本発明に従って、放出調整用コポリマ
ー箔からつくることができる。硬膏を皮膚に固着させる
自己接着性粘着層は、層流注型により放出調整箔の表面
に適用することができる。
この本発明の経皮用組成物の固着用接着層は、蓄積層か
らはみ出る閉塞箔の遊離表面上に注型させることもでき
る。この場合、硬膏上に集中的に適用することができる
接着剤が、放出調整箔を皮膚に対し直接、押圧すること
になる。
本発明の方法において照射されるエチレン/酢酸ビニル
コポリマー箔は、プラスチック工業で通常用いられてい
る箔形成法(例えば、注型、析出、押出し、ホイル−ブ
ロー成形)により、粉体混合物、粒状物、ブレンド(ホ
モポリマーを混合する場合)からつくることができる、
しかし、押出し成形により、適当な組成のコポリマー箔
をつくることが好ましい。
本発明の利点は1次のように要約することができる。
(a)本発明の方法は、非常に広範な極性(即ち、親水
性/疎水性)および分子量の有効成分の効果的配合に適
している。
(b)本発明の方法は、当業界の種々の分野に一般に用
いられている従来の装置の適当な組合せで、技術的に容
易に対応できる。
(C)本発明の方法でつくられる医薬組成物は、有効成
分放出が持続性を有し、均一的である。
(d)本発明の医薬組成物は、投与量の正確な調整が可
能で、所望の良好な治療レベルが得られる。
(,11)本発明の医薬組成物は、蓄積層中に有効成分
濃度を異常に増加させることなく、持続性で。
かつ、均一的な有効成分放出を達成することができる。
(即ち、有効成分の均一な放出の時間的限界を、蓄積層
の消耗時点と一致させることができる)。
(f)本発明の方法は、この医薬組成物の表面を増加さ
せる必要がなくなる。なぜならば、この表面を増大させ
なくとも、有効成分の放出による適当な投与量が得られ
るからである。
(g)本発明の医薬組成物は、放出調整箔の組成を変え
ることなく、有効成分の投与量の変更をおこなうことが
できる。
(h)本発明の方法によれば、同一の表面から、異なっ
た量の有効成分の適用を皮膚に対しておこなうことがで
きる。これにより、製造装置の面倒でコスト高となる再
調整を不要とすることができる。
(i)本発明の方法は、異なった有効成分を有する経皮
用組成物の製造に対し、同一タイプの放出m整層を用い
ることができる。
本発明は、さらに他の態様として、上述の本発明の方法
でつくられる医薬組成物(経皮用硬膏)をも提供する。
(実施例) 以下、本発明を下記実施例に基づいて詳述する。
災見匠よ 3重vE層(トリプレックス)箔(60μ鳳厚のポリエ
チレン(PE)、 15μ鳳厚のアルミニウムおよび2
0μ鳳厚の2軸配向ポリプロピレン(BOPP)層から
なる)のPE(ポリエチレン)側に、ニトログリセロー
ルを含むマトリックス0.8gを積層させた。
このマトリックスは、ニトログリセロール10重量%を
含むラクトース13.75.、ラクトース16.5 g
およびポリエチレングリコール400の10重量%水溶
液13.75gを乳鉢中で混合して得たものである。
次に、放出調整箔番このマトリックス上に載設した。こ
の放出調整済は、エチレン/酢酸ビニル粒状コポリマー
〔酢酸ビニル8〜10モル%、フロー指数(190/2
.16) = 2〜3g/10分〕を押出し成形して厚
さ120μ腫とし、さらに、ベータトロンにて電流密度
、6.05μA/cdで6秒間の照射を4ストロークお
こなった。この伝達された線量は12Mradであり、
これにより、この箔の40%の架橋(ASTMD267
5で測定)が得られた。
この箔を次に、水バスによる加熱下で、温度90かつ、
100/150の割合の長手方向の延伸をおこなった。
この延伸により、箔の厚さは70μ鳳となった。
この放出調整済を、上記トリプレックス箔のポリエチレ
ン側と、ホイル・ウエルダで180℃にて溶接し、その
結果形成された「バッグ」内に、上記マトリックスが保
持されるようにした。このエチレン/酢酸ビニル(EV
A)コポリマーで塗布された「バック」の表面積は、1
0dとなった。
このrバック」のエチレン/酢酸ビニル面に、水性アク
リル系自己接着性接着剤(乾物量56.5〜57重量%
、PH値7.5〜8、比重0.886g/aJ)を塗布
した。
このようにして得られた硬膏からの有効成分の放出は、
2,6 x 10−’g/aJ/時間であり、これは4
8時間一定であった〔プラカッシ・アール・ケシアミ−
(Prakash R,Keshamy)およびイー・
ダフリュ・チェノ(Yie W、 Chien) ニド
ラッグ・デベロップメント・アンド・インダストリアル
・ファーマシイ(Drug Development 
and Industrial Pharmacy)1
0/6.883−913/1984に基づいて測定〕、
これにより、10cJの表面から24時間でニトログリ
セロール6mgを放出させることができた。
失庭1 実施例1と同様にして、積層結合体を得た。ただし、こ
の場合、放出調整済は、異なった組成のエチレン/酢酸
ビニル粒状コポリマー〔酢酸ビニルのモル%=27〜3
0;フロー指数(190/2.16) = 17〜25
g/10分〕を押出し成形して厚さ150μ腸とした。
この箔を、実施例1の条件下で、エネルギー15Mra
dで5回(5ストローク)照射した。その結果。
架橋度は70%となった。この照射した箔を90かつ、
100/200の割合に延伸した。このようにルで得ら
れた硬膏を、試験管内測定により測定した結果、ニトロ
グリセロールは、36時間に亘り、4.2×10−’g
/aJ/時間の一定割合で放出された。これにより、l
Odの表面からのニトログリセロールの放出は、24時
間で10mgとなった。
酸ビニル粒状コポリマー〔酢酸ビニルのモル%=8〜1
0;フロー指数(190/2.16) = 2〜3g/
10分〕を用い、押出し成形により、厚さ200μW件
囃、上記実施例1と同様にして積層体を得た。
この箔を、上記実施例1と同様の条件下で、15Mra
dのエネルギーで5回(5ストローク)照射した。
その結果、架橋率70%のものが得られた。この箔を延
伸することなく用いた。
このものの試験管中での測定の結果、ニトログリセロー
ルの放出は、1.04 X 10−’ g /al/時
間で48時間に亘の一定であった。これにより、LMの
表面からニトログリセロールを24時間で2.5mg放
出させることができた。
ヌ】1」先 異なった組成のエチレン/酢酸ビニル粒状コポリマー〔
酢酸ビニルのモル%=18〜20;フロー指数(190
/2.16) = 2〜3g/10分〕を用いて押出し
成形し、厚さ150μmとした以外は、実施例1と同様
にして積層体を得た。
この箔を、15Mradのエネルギーで連続5回(5ス
トローク)の照射を上記実施例1と同様の条件でおこな
った。その結果、この箔の架橋度70%となった。この
箔を、90かつ、長手方向に100/200の割合で延
伸した。
このようにして得られた厚さ70μ園の箔を放出調整膜
として用いた。この得られた組成物の試験管による測定
の結果、18時間に亘り、9.84 X 10−’g/
ad/時間の一定のニトログリセロールの放出が得られ
た。(なお、このニトログリセロール放出量の直線性は
、蓄積層中のニトログリセロール量を増加することによ
り、さらに改良された。)これにより、10a&の表゛
面からのニトログリセロールの放出は、24時間で23
mgとなった。
失胤旌旦 20μI厚のアルミニウムと、20μI厚の二軸配向ポ
リプロピレン(BOPP) 箔からなる2重積層体(1
83X14cm)のアルミニウム側に分散体45gを注
型した。この分散体は、水性ポリマーエマルジョン(乾
物量50重量%、酢酸ビニル量60重量%、ジブチルマ
レート量40重量%)45g、グリセロール3g、およ
び10重量%のニトログリセロールを含むラクトース1
4gとを混合することにより得た。
得られた分散体を、水平プレート上で風乾状態まで乾燥
させた。乾燥後、アクリレート系水性自己接着性接着剤
層を、その上に適用した。これは。
実施例1で記載した調整債を積層体に固着する役目をな
すものである。
この放出調整用箔に自己接着性接着剤を塗布して、皮膚
への固着を図った(実施例1参照)。このようにして得
られたプレート(18C!l X 14C!m)を切断
して、10aJの小片とした゛。
これらの試験管での測定の結果、60時間に亘り。
て、皮膚への固着を図った(実施例1参照)、このよう
にして得られたプレート(18(!l X 14aa)
を切断して、10fflの小片とした。
これらの試験管での測定の結果、60時間に亘り。
2.5 X 10−’glad/時間の一定のニトログ
リセロールの放出が得られた。これらの結果は、上記実
施例1のものと一致していた。これは、同一の放出調整
箔が用いられたことからして、特に驚くべきことではな
い。また、その直線性が長いのは、蓄積層中のニトログ
リセロールの多いこと(50mg/10aJ)、に基づ
くものである。
尖胤■旦 放出調m箔の粘看工程前までは、実施例5と同様にして
積層体をつくった。ただし、この場合は、出発物質とし
て、2− tert−ブチルアミノ−1−(3,5−ジ
ヒドロキシフェニル)エタノールを0.7g用いた。
また、放出調整箔は以下のようにしてつくった。
粒状エチレン/酢酸ビニルコポリマー〔酢酸ビニ)L/
 (7) モPv%=18〜20 ; フl:l−指数
(190/2.16) =2〜3 g/10分〕を、機
械的撹拌下で、酢酸ビニルホモポリマーと混合した。こ
の得られた混合物を用い、押出し成形により、厚さ15
0μmの箔を得た。
この箔を、実施例1と同様にして、線量15Mradで
5回(5ストローク)照射した。その結果、40%の架
橋度が得られた。この照射された箔を、 90かつ、、
長手方向に100/200の割合で長手方向に延伸した
。この得られた放出調整箔(厚さ70μm)に。
自己接着性接着剤を実施例5と同様にして固着させた。
その結果得られた硬膏の有効成分放出は、48時間に亘
り、 8 X 10−”grai1時間であった。これ
により、有効成分の放出は、24時間で2mgであった
去】11L 実施例1〜6の硬膏を、その閉塞層を自己接着テープに
固着し、このテープが、硬膏から各辺とも少なくとも1
cm+はみ出すようにし、これを用いて皮膚に固定した
。即ち、この自己接着性接着層の周りの遊離部分が、硬
膏を皮膚に固定させ、皮膚の湿気が、皮膚と硬膏との間
の直接的接触を生じさせるようにした。この固着方法の
変化は、この組成物の他の特徴に何んらの影響を与える
ものではない。
これら実施例でつくられた医薬組成物の特徴を。
従来公知の組成物で同様の目的のためにつくられたもの
と比較した。その結果を、表1に示す。
(CIBA社) Transderm−Nitro−102015(CI
BA社) (Searle社) 人−一よ (つづき) 実施例3        10         2.
5実施例1105 実施例2        10        10実
施例4        10        23上記
データのうち、公知製品については、ニス・バー・パリ
ク(N、)1. Parikh)、ア・ババル(A。
Babar)、エフ・エム・プラコギアニシュ(F、M
Plakogiannis) :  ファルム・アッタ
・ヘルプ(Pharm、^eta、 He1v、)60
. Na3 (1985)に記載されている。
表1のデータから明らかなように、従来公知の組成物の
場合、有効成分放出量は、常に組成物の表面を変えるこ
とによって、その調整がなされている。すなわち、有効
成分の投与量は、組成物の有効表面を11例えば2倍に
増すことにより2倍となる。これに対し、本発明の積層
体によれば、組成物の表面の大きさをもはや変える必要
はなく、例えば、10aJの表面から、2.5〜23B
のニトログリセロールを放出することができる。この放
出量は、必要とする治療レベルに対応し得るものである
去JLf2Lも 10重量%のニトログリセロールを含むラクトース20
gを、プロピレングリコール(Fluka AG PR
ACT)20gと乳鉢中で混合した以外は、実施例1と
同様にして積層体を得た。その結果得られた製品を試験
管中での測定の結果、ニトログリセロールの放出は、2
4時間で2,6 X 10−’g/aJ/hであった。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)担体上に、有効成分を含む1以上の蓄積層と、調
    整層と、接着層とを順次積層した持続作用を有する経皮
    用医薬組成物積層体であって、上記調整層が酢酸ビニル
    量を2〜40モル%含有するエチレン/酢酸ビニルコポ
    リマー箔からなり、かつ、厚さ100〜300μmにお
    いて予め高エネルギー線で照射させたのち、所望により
    、これを、温度80〜90℃で厚さ2〜200μmに延
    伸させたものであることを特徴とする持続作用を有する
    経皮用医薬組成物積層体。
  2. (2)担体上に、有効成分を含む1以上の蓄積層と、調
    整層と、接着層とを順次積層した持続作用を有する経皮
    用医薬組成物積層体の製造方法であって、前記調整層と
    して、酢酸ビニル量を2〜40モル%含有するエチレン
    /酢酸ビニルコポリマー箔からなり、かつ、厚さ100
    〜300μmにおいて予め高エネルギー線で照射させた
    のち、これを、温度80〜90℃で厚さ2〜200μm
    に延伸させたものを使用することを特徴とする持続作用
    を有する経皮用医薬組成物積層体の製造方法。
  3. (3)調整層として、エレクトロンを照射したエチレン
    /酢酸ビニルコポリマー箔を用いることを特徴とする特
    許請求の範囲第(2)項に記載の持続作用を有する経皮
    用医薬組成物積層体の製造方法。
  4. (4)エチレン/酢酸ビニルコポリマー箔の照射後の延
    伸を、70〜120μmの厚さまで行なうことを特徴と
    する特許請求の範囲第(2)項に記載の持続作用を有す
    る経皮用医薬組成物積層体の製造方法。
JP62239994A 1986-09-26 1987-09-26 接続作用を有する経皮用医薬組成物積層体およびその製造方法 Granted JPS63277620A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
HU864117A HU196317B (en) 1986-09-26 1986-09-26 Process for producing layered medicine form of prolonged effect containing agent resorpting through epidermis
HU2251-4117/86 1986-09-26

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63277620A true JPS63277620A (ja) 1988-11-15
JPH0364484B2 JPH0364484B2 (ja) 1991-10-07

Family

ID=10966971

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62239994A Granted JPS63277620A (ja) 1986-09-26 1987-09-26 接続作用を有する経皮用医薬組成物積層体およびその製造方法

Country Status (14)

Country Link
US (1) US4814174A (ja)
JP (1) JPS63277620A (ja)
AT (1) AT393958B (ja)
BE (1) BE1001165A4 (ja)
CS (1) CS268838B2 (ja)
DD (1) DD281348A5 (ja)
DE (1) DE3732642A1 (ja)
FR (1) FR2604356B1 (ja)
GB (1) GB2195247B (ja)
HU (1) HU196317B (ja)
IT (1) IT1222735B (ja)
NL (1) NL8702292A (ja)
PL (1) PL153450B1 (ja)
YU (1) YU46471B (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1990004611A1 (en) * 1988-10-26 1990-05-03 Anatoly Yakovlevich Sorokin Copolymers of vinyl alcohol with vinyl acetate, cross-linked by glutaric dialdehyde, method of obtaining them and a pharmaceutical preparation based thereon
DE69009540T2 (de) * 1989-03-15 1994-09-29 Nitto Denko Corp Arzneimittel enthaltendes Heftpflaster.
DE4002281A1 (de) * 1990-01-26 1991-08-01 Lohmann Therapie Syst Lts Transdermales therapeutisches system mit dem wirkstoff tulobuterol
US6316022B1 (en) * 1995-06-07 2001-11-13 Noven Pharmaceuticals, Inc. Transdermal compositions containing low molecular weight drugs which are liquid at room temperatures
US6395292B2 (en) 1996-02-02 2002-05-28 Alza Corporation Sustained delivery of an active agent using an implantable system

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AU454482B2 (en) * 1970-11-05 1974-10-15 Alza Corporation Drug-delivery system
US4377010A (en) * 1978-11-08 1983-03-22 The Secretary Of State For Defence In Her Britannic Majesty's Government Of The United Kingdom Of Great Britain And Northern Ireland Biocompatible material comprising a base polymer bulk graft polymerized with an ethylenically unsaturated carboxylic acid
JPS577409A (en) * 1980-06-14 1982-01-14 Nitto Electric Ind Co Ltd Plaster
US4336243A (en) * 1980-08-11 1982-06-22 G. D. Searle & Co. Transdermal nitroglycerin pad
JPS6059207B2 (ja) * 1981-03-13 1985-12-24 日東電工株式会社 複合製剤の製法
US4725272A (en) * 1981-06-29 1988-02-16 Alza Corporation Novel bandage for administering beneficial drug
US4486193A (en) * 1981-07-22 1984-12-04 Alza Corporation Method for treating ischemic conditions by administering drug by two routes
US4650484A (en) * 1983-02-03 1987-03-17 Alza Corporation Method for treating ischemic conditions
US4477325A (en) * 1982-07-12 1984-10-16 Hollister Incorporated Skin barrier composition comprising an irradiated crosslinked ethylene-vinyl acetate copolymer and polyisobutylene
GB8328279D0 (en) * 1983-10-22 1983-11-23 Smith & Nephew Res Polymer blend films
US4573996A (en) * 1984-01-03 1986-03-04 Jonergin, Inc. Device for the administration of an active agent to the skin or mucosa
GB8412007D0 (en) * 1984-05-10 1984-06-13 Secr Defence Hydrophilic water-swellable graft copolymer
US4704282A (en) * 1984-06-29 1987-11-03 Alza Corporation Transdermal therapeutic system having improved delivery characteristics
US4573995A (en) * 1984-10-09 1986-03-04 Alza Corporation Transdermal therapeutic systems for the administration of naloxone, naltrexone and nalbuphine
US4615699A (en) * 1985-05-03 1986-10-07 Alza Corporation Transdermal delivery system for delivering nitroglycerin at high transdermal fluxes
CH672432A5 (ja) * 1987-03-27 1989-11-30 Hansruedi Naepflin

Also Published As

Publication number Publication date
YU46471B (sh) 1993-10-20
CS690087A2 (en) 1989-08-14
GB8722648D0 (en) 1987-11-04
PL267911A1 (en) 1988-08-18
JPH0364484B2 (ja) 1991-10-07
FR2604356A1 (fr) 1988-04-01
DE3732642A1 (de) 1988-04-07
FR2604356B1 (fr) 1991-07-05
GB2195247A (en) 1988-04-07
DD281348A5 (de) 1990-08-08
BE1001165A4 (fr) 1989-08-01
GB2195247B (en) 1990-08-29
HUT44707A (en) 1988-04-28
IT8722032A0 (it) 1987-09-25
HU196317B (en) 1988-11-28
AT393958B (de) 1992-01-10
PL153450B1 (en) 1991-04-30
CS268838B2 (en) 1990-04-11
IT1222735B (it) 1990-09-12
ATA243787A (de) 1991-07-15
YU134388A (en) 1990-04-30
NL8702292A (nl) 1988-04-18
US4814174A (en) 1989-03-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5310559A (en) Device for controlled release and delivery to mammalian tissue of pharmacologically active agents incorporating a rate controlling member which comprises an alkylene-alkyl acrylate copolymer
US5556635A (en) Films based on copolymers, their applications in transdermal systems and their processes of preparation
US5409966A (en) Method for producing pressure sensitive poly (N-vinyl lactam)
US4485087A (en) Process for obtaining composite pharmaceutical preparation
JP2587365B2 (ja) 経皮吸収性製剤の製法
JPS63277620A (ja) 接続作用を有する経皮用医薬組成物積層体およびその製造方法
JP2524190B2 (ja) クロニジンを含有する粘着テ―プ製剤
JPH0429927A (ja) 貼付剤
JPS6258334B2 (ja)
JPH0459296B2 (ja)
JPS6342602B2 (ja)
JPS61267510A (ja) 外用医薬部材
JPS5846959A (ja) 貼付剤の製造方法
JPS5928534B2 (ja) 貼付剤
JPH03291218A (ja) 貼付剤
JP3098095B2 (ja) 透湿性支持体を用いた貼付剤
GB2271717A (en) Graft-polymer biochemical compositions
JPS61267512A (ja) 積層構造物
JPH034524B2 (ja)
JPS5928533B2 (ja) 貼付剤
JPH0531522B2 (ja)
JPS597690B2 (ja) 外用部材
JPS62115079A (ja) 粘着テ−プ
JPS632413B2 (ja)
JPH02221218A (ja) 外用貼付剤