JPS63277016A - カップ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、コーヒーやそれに類似する種々の飲物などを
入れるカップ、詳しくは、熱可塑性の合成材料から形成
され、円形の底部から円形頂部に向かって上広がりに延
びる中空の内方部分と、前記頂部から下方へ向かって延
びる外方部分とからなり、この外方部分が、その下端周
囲で壁部に連設された外方へ向かう肩部を有し、この肩
部と壁部とが積み重ね時の外方部分の高さを規定するカ
ップに関する。

〔従来の技術〕

この種のカップは従来より存在したが、従来のものは、
カップを積み重ねた時、非常に安定性が悪い欠点があっ
た。すなわち、カップを積み重ねた際、カップの内側に
他のカップが完全にはまり込んでしまわないように、カ
ップ相互の間にわずかな遊びを設ける必要がある。とこ
ろが、そのような遊びが原因となって、カップを多数積
み重ねた際、−直線状に積み重ねることができず、特に
積み重ねたカップを移動させるような場合は顕著で、積
み重ねたカップが曲がったり、傾斜したりし、ついには
倒れてしまう欠点があった。

また、外方部分の下端縁が、カップを載置したときにそ
の載置面から離れてしまうため、カップの安定性が悪く
、ひっくり返って内容物がこぼれてしまう欠点もあった
。

さらに、この種のカップを積み重ねた際、外側の面が円
錐台形となって不連続になるため、その面に印刷するこ
とが困難となる欠点もあった。

〔発明が解決しようとする課題〕

本発明は、前述したような従来欠点を極力少なくするこ
とを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

本発明は、熱可塑性の合成材料から形成され、円形の底
部から円形頂部に向かって上広がりに延びる中空の内方
部分と、前記頂部から下方へ向かって延びる外方部分と
からなり、この外方部分が、その下端周囲で壁部に連設
された外方へ向かう肩部を有し、この肩部と壁部とが積
み重ね時の外方部分の高さを規定するカップにおいて、
前記内方部分が、前記頂部に連設の折曲部で終端するカ
ラーの周囲から延びる円環状の縁からなる肩部を有し、
この内方部分の肩部、カラーならびに折曲部によって規
定される積み重ね時の内方部分の高さが、外方部分の肩
部と壁部によって規定される積み重ね時の外方部分の高
さと一致すべく構成するとともに、内方部分の肩部が、
そのすぐ下のカップの頂部を含む面とは異なる面内にお
いて、少なくとも部分的に前記折曲部に載るように構成
してあることを特徴とする。

〔作用および効果〕

したがって、カップを積み重ねた際、外方部分のみなら
ず、内方部分においても下のカップに支持されるので、
非常に安定良く積み重ねることができる。

その他、具体的な実施例として、カップの外方部分の高
さを内方部分の高さと等しくすることにより、外方部分
の下端縁をも載置面上に載置することができ、カップを
ひっくり返して内容物をこぼしてしまうようなことを防
止することができる。

また、外方部分の一部を円筒形にすることにより、印刷
を容易に行えるようにすることもできる。

〔実施例〕

次に本発明の実施例を添付の図面に基づいて説明するが
、各図において同一あるいは類似の部品については、同
一の符号を付す。

第１図より明らかなように、本発明による熱可塑性合成
材料から形成のカップは、カップの容量を決定する内方
部分（３）と、この内方部分（３）の上方を部分的に覆
う外方部分（４）とからなる。

前記内方部分（３）は、第１図と第２図からは明らかで
ないが第３図に示されているように、内側に同かって球
形の縁なし帽のように彎曲した円形の底部（５）と、第
２図から明らかなように、底部（５）から上方へ立ち上
がる上広がりの円錐台形の壁部（６）とからなる。この
壁部（６）には、円環状の縁からなる肩部（７）が形成
され、この肩部（７）からカップの円形頂部（９）の折
曲部、曲がり部、あるいは彎曲部（１４）までは、円筒
形のカラー（８）が延びている。

外側を覆っている外方部分（４）は、頂部（９）から下
方に彎曲して、底部（５）の方に向かう下広がりの円錐
台形の壁部（工０）を形成するとともに、肩部（１１）
を介して壁部（１２）の部分に連結されている。この壁
部（１２）も下広がりの円錐台形で、その下端は縁（１
３）で終わっている。

第２図は複数のカップを積み重ね、理解しゃすいように
最下方のカップの内外方部分（３）　、　（４）を省略
した状態で一部を切断した断面図で、これにより明らか
なように、両肩部（７）　、　（１１）と内外方部分（
３）、（４）のテーパ形状は、円錐台形の壁部（６）　
、　（１０）が互いに短距離で近接するような構成とさ
れている。

さらに、この第２図から明らかなように、積み重ねられ
た最後のカップの縁（１３）が、そのすぐ下のカップの
肩部（１１）上に載ると、同時に、最後のカップの肩部
（７）の円環部分が、そのすぐ下のカップの円形頂部（
９）を含む面よりも下方に位置する面内において、すぐ
下のカップの折曲部（１４）上に載ることになる。

このような内方部分（３）と外方部分（４）との間の二
重の支持によって、カップはその下方のカップから外れ
にくくなり、その結果、積み重ねられたカップは非常に
安定良く保持される。

カップの内側へ向かって彎曲した折曲部（１４）は、カ
ップを積み重ねる際にガイドとして作用し、上に積み重
ねるカップの中心金ゎせをするとともに、同時に、積み
重ねられたカップの横移動を阻止する作用をする。

特に図示はしないが、カップの口の折曲部（１４）に円
環状の凹部や段部を設け、そこに上方に積み重ねられる
カップ肩部（７）の少なくとも一部が入り込むようにし
て、より確実に積み重ねられたカップの中心軸に対する
横移動を阻止するように構成することもできる。

カップが積み重ねられた状態においては、各内方部分（
３）間の間隔は各外方部分（４）間の間隔に一致する。

２つの内方部分（３）間の支持面は、カップの円形頂部
（９）を横切る面よりも下方に位置する。

円錐台形の面に印刷する困難性を避けるため、第３図と
第４図に示した実施例では、外方部分（４）に円筒形の
壁部（１２’）が設けられている。

特に第３図の実施例では、内方部分（３′）の高さが外
方部分（４゛）の高さと等しいので、このカップを非常
に安定良く水平面上に載置することができる。

この場合、縁（１３）の円周は、頂部（９）の円周より
も大きな直径を有している。したがって、底部（５）の
直径は第１図のものに比べてがなり小さいが、カップの
安定性に関しては何の影響もない。

この型式のカップにおいては、カラー（８“）が上広が
りの円錐台形で、内方部分（３“）の下方部（１５）が
ほぼ円錐状の先細り形状とされているので、この下方部
（１５）内に入る飲物の量は少なくなる。

第４図の実施例では、カップの内方部分（３１）が外方
部分（４”）の高さよりも少し低いので、底部（５′）
は縁（１３）が載置される面よりも上方に位置する。

この構成によれば、底部（５”）がカップの載置面に接
触することがないので、カップのｉｉ面が熱によって簡
単に傷つく熱可塑性材料などがらなる場合に特に有益で
ある。

このカップの底部（５°）は外側にアーチした球形の帽
子のような形状で、スプーンによってカップの内容物を
混ぜるのに有利である。これによって、通常、飲物に加
えられる砂糖を容易、かつ迅速に溶かすことができる。

本発明によるカップは射出成形によって形成されるが、
熱成形によってシートから形成することもできる。

このカップを使い捨て用、つまり、一度使用したら捨て
てしまうような容器として使用する場合には、壁部など
を薄くして材料の量を極力少なくし、非常に低いコスト
で製造するの力く有利である。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明にかかるカップの実施例を示し、第１図は
側面図、第２図はカップを３つ積み重ねて、その一部を
断面したところを示す側面図、第３図はその一部を断面
したところを示す別の実施例の側面図、第４図はその一
部を断面したところを示すさらに別の実施例を示す側面
図である。 （３，３°、３°°）・・・・・・内方部分、（４，４
°、４°°）・・・・・・外方部分、（７）・・・・・
・内方部分の肩部、（８，８″）・・・・・・カラー、
（９）・・・・・・頂部、（１１）・・・・・・外方部
分の肩部、（１２，１２’）・・・・・・壁部、（１４
）・・・・・・折曲部。 ｆｉｇ、２

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、熱可塑性の合成材料から形成され、円形の底部から
   円形頂部に向かって上広がりに延びる中空の内方部分と
   、前記頂部から下方へ向かって延びる外方部分とからな
   り、この外方部分が、その下端周囲で壁部に連設された
   外方へ向かう肩部を有し、この肩部と壁部とが積み重ね
   時の外方部分の高さを規定するカップにおいて、前記内
   方部分（３、３’、３”）が、前記頂部（９）に連設の
   折曲部（１４）で終端するカラー（８、８’）の周囲か
   ら延びる円環状の縁からなる肩部（７）を有し、この内
   方部分の肩部（７）、カラー（８、８’）ならびに折曲
   部（１４）によって規定される積み重ね時の内方部分（
   ３、３’、３”）の高さが、外方部分の肩部（１１）と
   壁部（１２、１２’）によって規定される積み重ね時の
   外方部分（４、４’、４”）の高さと一致すべく構成す
   るとともに、内方部分の肩部（７）が、そのすぐ下のカ
   ップの頂部（９）を含む面とは異なる面内において、少
   なくとも部分的に前記折曲部（１４）に載るように構成
   してあるカップ。 ２、前記内方部分（３’）の高さが、外方部分（４’）
   の高さと等しい請求項１記載のカップ。 ３、前記内方部分（３”）の高さが、外方部分（４”）
   の高さよりも低い請求項１記載のカップ。 ４、前記カラー（８）が円筒形である請求項１から３の
   いずれかに記載のカップ。 ５、前記カラー（８’）が上広がりの円錐台形である請
   求項１から３のいずれかに記載のカップ。 ６、前記壁部（１２’）が円筒形である請求項１から５
   のいずれかに記載のカップ。 ７、前記壁部（１２）が下広がりの円錐台形である請求
   項１から５のいずれかに記載のカップ。 ８、前記内方部分の肩部（７）が、少なくとも部分的に
   、その下のカップの折曲部（１４）に形成の円環状凹部
   に載るように構成してある請求項１から７のいずれかに
   記載のカップ。 ９、前記内方部分（３、３’、３”）の下方部が、底部
   （５）の直径をかなり小さくするように、円錐状の先細
   り形状である請求項１から８のいずれかに記載のカップ
   。 １０、前記内方部分（３”）が、カップの外方にアーチ
   した球形の底部（５’）を有する請求項３記載のカップ
   。 １１、熱成形によってシートから形成されている請求項
   １から１０のいずれかに記載のカップ。