JPS63276701A - 磁気記録再生アンプ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野゛］ 本発明は、磁気記録再生装置のロークリヘッドにロータ
リトランスを介して結合される磁気記録再生アンプに関
し、特に８　ｍｍＶ　Ｔ　Ｒ等のアクタ−レコーディン
グ時に再生／記録切換えによる記録済のテープパターン
の誤消去を防止する磁気記録再生アンプに関する。

［発明の概要］ 本発明は、磁気記録再生装置のロークリヘッドにロータ
リトランスを介して結合される磁気記録再生アンプにお
いて、 バイアスの切換えを緩慢に行うバイアス発生アンプと、
切換時に記録入力を阻止するゲート回路とを備え、再生
／記録切換時にバイアスの変化によるロータリヘッドの
過渡電流の発生を防止することにより、 記録済のテープパターンの減磁（消去）を防止できるよ
うにしたものである。

［従来の技術］ 小型高性能なＶＴＲ（ビデオテープレコーダ）として８
　ｍｍＶ　Ｔ　Ｒが普及しつつある。この８ｍｎ＋ＶＴ
Ｒはビデオトラックを延長して設けたトラック部分にＰ
ＣＭ記録を行うことができ、オーディオや頭出しのため
のインデックス記録など種々に利用されている。このＰ
ＣＭ記録は、ビデオトラックの記録後１．単独にアクタ
−レコーディングが可能となっており、その際ロータリ
ヘッドがビデオトラック走査中は再生モードとなり、Ｐ
ＣＭ）ラック走査中にのみ記録モードとなるようにヘッ
ドアンプの切換えが行なわれる。もちろん、ＰＣＭ記録
のインデックスを検出して、任意のビデオトラックをア
フターレコーディングすることも可能であり、その際に
も上記同様にビデオトラック走査時のみ記録モードとす
るヘッドアンプの切換えが行なわれる。

第６図は８　ｍｍＶ　Ｔ　Ｒにおけるロークリヘッドと
磁気テープの関係を示す説明図である。ロータリヘッド
１００は回転するドラム１０１の周面に２コのヘッド１
０２ａ、１０２ｂが取り付けられて成る。Ａチャンネル
ヘッド１０１ａとＢチャンネルヘッド１０２ｂは１８０
°の関係で配置され、記録媒体である磁気テープ＋０３
は、約３０°のＰＣＭエリアと約１８０°のビデオエリ
アをカバーするように、約２１０”以上の巻付は角度で
ドラム１０１に巻き付けられる。従って一方のチャンネ
ルのＰＣＭエリアの記録再生は、他方のチャンネルのビ
デオエリアの記録再生とオーバラップして行われる。

第７図は従来のロータリヘッド用の磁気記録再生アンプ
の概略構成図である。これらのアンプ回路はワンチップ
化されることが多く、その場合記録（ＲＥＣ）アンプ１
０４の出力と再生（ＦＢ）アンプ１０５の入力とは共通
とされる。この入出力信号はロータリヘッドの回転軸上
に配設されたロータリトランス１０６ａ、１０６ｂを介
してヘッド＋０２ａ、ｌ０２ｂと結合されるが、その入
出力信号の歪が最も少なくなるよう、動作点を移動する
ために、直流バイアス電圧が印加される。

このバイアスは記録時と再生時では異なるかまたは変化
することが多く、再生／記録切換え信号ＰＢ／ＲＦＣに
よって記録時にはＲＦＣバイアス印加回路１０７から、
再生時にはＰＲバイアス印加回路１０８からバイアスを
高速に切換えて印加していた。

［発明が解決しようとする問題点コ しかしながら、上記従来の回路において直流バイアス電
圧を高速で切換えると、そのヘッド１０２ａにはその直
流電圧変動の微分値に比例した不要電流が誘導され、さ
らには他のヘッド１０２ｂにもロータリトランスのクロ
ストークによって不要電流が流れる虞れもある。

第８図はその不要電流による影響を説明する波形図であ
る。（イ）のバイアス電圧が急変した時点で微分された
（口）の不要電流がロータリヘッドに流れ、その結果（
ハ）に示す記録済のテープパターンが誤消去（減磁）さ
れてしまうという問題点が発生する。前述のクロストー
クによる他のヘッドの不要電流も、一方のヘッドとオー
バラップして記録再生がなされる場合には、誤消去の虞
柄棺Ｄｔ！に：＋１ 本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもの
で、ロータリトランス結合のロータリヘッドに対する入
力ラインと出力ラインが共通であり、かつ再生／記録切
換時にバイアスが変化する場合、テープパターンの誤消
去が発生するのを防止することができる磁気記録再生ア
ンプを提供することを目的とする。

［問題点を解決するための手段］ 上記目的を達成するための本発明の磁気記録再生アンプ
の構成は、 ロータリトランスを介してロークリヘプトに結合され、
記録出力ラインと再生入力ラインが共通であり、かつ記
録時のバイアスが再生時のバイアスと異なる磁気記録再
生アンプにおいて、記録に切換えた場合にはバイアスを
除々に記録時の正規の値とし、再生に切換えた場合には
バイアスを除々に記録時の値とするバイアス発生アンプ
と、 前記記録時に前記バイアスが正規の値になっている期間
内に記録入力を記録アンプ側に加えるゲート回路とを備
えたことを特徴とする。

［作用］ バイアス発生アンプは、アフターレコーディング時など
における記録再生の切換えに際し、バイアスの急激な変
化を抑えて緩慢に変化させる。従って、その変化の微分
値としてのヘッドに誘起される不要電流は、テープパタ
ーンを減磁しない程度にまで減少させることができる。

ここで、バイアスが切換わる過渡期間の中途半端な動作
点でも、歪を伴った記録が可能なので、ゲート回路を外
部のタイミング回路で制御するなどして、バイアスが安
定した期間だけ記録入力を記録アンプに加え歪なく記録
されるように計る。

［実施例］ 以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する
。

第１図は本発明の一実施例を示す回路構成図である。ま
ず、その構成を説明する。本実施例は８ｍｍＶ　Ｔ　Ｒ
に適用した例を示している。

１０２ａはロータリヘッドを構成するＡチャンネルヘッ
ド、１０２ｂはＢチャンネルヘッドであり、それぞれロ
ータリトランス１０６ａ、１０６ｂを介してヘッドアン
プｌへ接続される。

ヘッドアンプｌはワンチップされており、Ａチャンネル
用の記録用（ＲＥＣ）アンプ２ａと再生用（ＰＢ）アン
プ３ａ、およびＢチャンネル用のＲＥＣアンプ２ｂとＰ
Ｂアンプ３ｂとを有している。以下代表してＡチャンネ
ル側を中心に述べる。

前述のＡチャンネルヘッド１０２ａは、一端をＲＦＣア
ンプ２ａの出力に接続されるとともに、ＰＢアンプ３ａ
の前段に接続されたバイアス付加回路４ａにコンデンサ
Ｃ１ａを介して接続され、他端は十Ｂ電源に接続される
。ＲＥＣアンプ２ａの内部にはスイッチ素子５Ｗ１ａが
設けられ、ＰＢアンプ３ａの内部にはスイッチ素子Ｓ’
Ｗ２ａが設けられて、コントロールロジック５からの指
令により、記録時にはＳ　Ｗ　１　ａが閉じ（オンし）
、再生時にはＳ　Ｗ　２　ａが閉じるように制御される
。この制御指令はヘッドアンプモード信号ｈＡ、ｈＢと
して後記するタイミングジェネレータ６から送出される
。

ＲＦＣアンプ２ａの入力には、後記するバイアス発生ア
ンプ７ａが出力するバイアス電圧が接続されるとともに
、スイッチ回路８からの記録入力がコンデンサＣ２ａと
抵抗Ｒ１ａを介して接続される。外部からの記録（ＲＦ
Ｃ）入力は、後記するゲート回路９を介してスイッチ回
路８に入力され、スイッチ回路８は、コントロールロジ
ック５の指示によりチャンネルＡのＲＥＣアンプ２ａに
人力するか、チャンネルＢのＲＦＣアンプ２ｂに入力す
るかを切り換える。この記録入力にはＰＣＭ入力とビデ
オ入力の２種があるので、スイッチ回路８はそれに対応
して２回路有り、個別に制御される。

再生（ＰＢ）出力についてもＰＢアンプ３ａからのＡチ
ャンネル出力とＰＢアンプ３ｂからのＢチャンネル出力
とがあり、スイッチ回路ＩＯがその選択を行う。再生出
力もＰＣＭ出力とビデオ出力の２種があるので、スイッ
チ回路ｌＯも２回路から成り、コントロールロジック５
によって個別に制御される。

バイアス発生アンプ７ａ（Ａチャンネル用）と７ｂ（Ｂ
チャンネル用）は、タイミングジェネレータ６から出力
されるほぼ矩形波のタイミング信号（ａ）、（ｂ）から
、立上がりおよび立下がりとも徐々に変化する記録時の
バイアス電圧（ｃ）（ｄ）を発生する。その回路の一例
としてはオペアンプを用いたリミット付きの積分回路な
どが使用される。立上がり、立下がりの変化の傾斜は、
それによって各ヘッド１０２ａ、１０２ｂに誘起される
不要電流がテープパターンを誤消去しない程度以下に設
定され、バイアス電圧の安定期間が記録に必要な期間を
カバーするように、タイミングジェネレータ６によって
タイミングが制御される。

ゲート回路９は、アナログスイッチなどで構成され、タ
イミングジェネレータ６から出力されるゲート信号（ｅ
）によってそのゲートを開閉し、バイアス発生アンプ７
ａ、７ｂから送出されるバイアス電圧が安定している期
間だけ、ＲＥＣアンプに記録入力が入力されるように制
御する。

タイミングジェネレータ６は、図示しないマイクロコン
ピュータなどで構成される磁気記録再生装置の制御手段
から、チャンネル切換信号（ＲＦ。

ＳＷ、Ｐ、）やマイクロコンピュータから任意に発する
ことができる記録エリアを指示するエリア信号ＡＲＥＡ
、再生／記録の切換信号ＰＢ／ＲＰＣなどを受けて、前
述したようなタイミング信号をコントロールロジック５
およびバイアス発生アンプ７ａ、７ｂ、ゲート回路９へ
送出する。各ＲＥＣアンプのスイッチ素子ＳＷＩλ、５
Ｗ１ｂは、ＰＢ／ＲＦＣ信号またはＡＲＥＡ信号に基づ
いて、バイアス電圧の変化が開始する時点から記録時の
バイアスに復帰する変化が終了するまで閉じられる（オ
フする）。

第２図はタイミングジェネレータとバイアス発生アンプ
によるバイアス発生の論理を示す回路図であり、第３図
はその真理値表である。タイミングジェネレータ６内の
論理回路は３個のインバータ６ａ＋　、６ａ２．６ａ３
と４個の反転入力アンドゲート６ｂ＋　　、６ｂｔ　　
、６ｂｚ　、６ｂａと３個のノアゲート６ｃ＋　、６ｃ
ｔ　、６（／ｌから第２図のように接続構成される。Ｒ
Ｐ、ＳＷ、Ｐ、信号は前述のチャンネル切換信号であり
、ハイ（Ｈ）レベルでＡチャンネル側を指示し、ロー（
Ｌ）レベルでＢヂャンネル側を指示する。ＲＡＭＰ信号
はエリア信号などに基づいて作成される。バイアス発生
のタイミング信号である。ＲＦＣ信号は通常は再生／記
録切換信号から作成され、アフターレコーディング時に
はエリア信号に基づいて作成されるアンプの切換信号で
、Ｈレベルで記録モードを、Ｌレベルで再生モードを指
示する。ＤＵＢ信号は他の条件線であり、第３図の真理
値表に示されるように、「πで信号が■（レベル、ＤＵ
Ｂ信号がＨレベルであって、ＲＦ、ＳＷ、Ｐ、信号がＨ
レベルのとき、Ａチャンネルのバイアス発生アンプ７ａ
にＲＡＭＰ信号が印加されて、その積分動作により立ち
上がりおよび立ち下がりに緩慢な変化が与えられる。上
記においてＲＦ、ＳＷ、Ｐ。

信号がＬレベルのときにはＢチャンネルのバイアス発生
アンプ７ｂにＲＡＭＰ信号が印加されて、同様に立ち上
がりおよび立ち下がりに緩慢な変化が与えられる。

以上のように構成された実施例の動作を第４図に示す各
部波形図を用いて説明する。第４図はアフターレコーデ
ィング時、即ちマイクロコンピュータからのＰＢ／ＲＦ
Ｃ信号が再生を指示しているときに、既に記録されてい
る任意のビデオエリアまたはＰＣＭエリアに他の内容を
挿入記録する場合のタイミング関係を示している。制御
手段からのＲＰ、ＳＷ、Ｐ、信号はロークリヘッドの回
転に従って走査するチャンネルを指示する。マイクロコ
ンピュータは記録すべきタイミングを各チャンネル毎に
ＡＲＥＡ信号で指示する。この両信号に基づいて指示さ
れたチャンネルのヘッドアンプモード信号ｈＡ、ｈＢを
ヘッドアンプのコントロールロジック５に指示する。ｈ
Ａ、ｈＢ倍信号記録モードを指示する場合は、その開始
点はＡＲＥＡ信号の立ち上がりと同期し、その終了点は
ＡＲＥＡ信号を遅延させた時点とする。この遅延時間は
、バイアス電圧の再生復帰時の変化が安定する期間を十
分カバーするように設定する。この間にバイアス発生ア
ンプ７ａ、７ｂに印加されるタイミング信号（ａ）、（
ｂ）は、ヘッドアンプｌのモード切換時間を見越してヘ
ッドアンプモード信号ｈＡまたはｈＢの記録モード指示
の発生から少し遅延させて発生させ、ＡＲＥＡ信号から
も少し遅延させて終了させるのが好適である。

前述のようにタイミング信号（ａ）、（ｂ）によって、
徐々に変化するＡチャンネル用のバイアス電圧（Ｃ）お
よびＢチャンネル用のバイアス電圧（ｄ）を得ることが
できる。ゲート回路９用のゲート開（ＯＮ）閉（ＯＦＦ
）を指示するゲート信号（ｅ）は、バイアス発生アンプ
のタイミング信号（ａ）または（ｂ）の発生から遅延さ
せて発生させ、ＡＲＥＡ信号の終了に同期して終了させ
る。上記の遅延時間はバイアス電圧（ｃ）、（ｄ）が安
定期間に達する変化期間を十分カバーする時間とする。

前述のように、バイアス電圧が再生時に復帰する変化が
始まるのは、ＡＲＥＡ信号から少し遅れた時点であるか
ら、ゲート開のタイミング信号（ｅ）は完全に記録時の
バイアス電圧が安定している期間内とすることができる
。

ＲＥＣアンプ２ａ、２ｂのスイッチ素子ＳＷＩユ、ｓｗ
ｔｂは、ヘッドアンプモード信号ｈＡ。

ｈＢによってオンされるが、バイアス電圧が印加される
まではＲＦＣアンプ出力はオフ状態にあり、その後バイ
アス電圧が徐々に印加され、この間ゲート回路９は閉じ
られていて記録人力は入力されないので、ＲＦＣアンプ
出力（ｆ）、（ｇ）は徐々にバイアス入力で決まる直流
レベルまで変化し、その後に正規に動作する。再生モー
ドに戻る場合は先にゲート回路９が閉じ、続いて出力の
直流レベルが徐々にオフ状態まで変化し、最後にスイッ
チ素子５Ｗ１ａまたは５Ｗ１ｂがオフ（開）となる。こ
の徐々の変化によって各ヘッドには誘導やクロストーク
による不要電流が防止される。

なお制御手段からのＰＢ／ＲＥＣ信号が通常の記録モー
ドを指示する場合には、ヘッドアンプモード信号ｈＡ、
ｈＢは記録モードとし、バイアス発生アンプのタイミン
グ信号はＨレベル即ちバイアス発生状態とし、ゲート信
号（ｅ）はオンの状態とする。

第５図は８ｎ＋ｎ＋Ｖ’ｌ”ＲにおけるＰＣＭインデッ
クス打込みの説明図である。（イ）は一つのチャンネル
ヘッドの１回転内に走査される記録内容で、３０°回転
エリアにＰＣＭデータがプリアンプルとポストアンブル
を伴って記録され、続いて１８０°回転エリアがビデオ
エリアとなっている。ＰＣＭインデックスは頭出しのた
めのデータであり、通常（ロ）に示す３　Ｈ分がオール
“ｌ”であるポストアンブルの１．５Ｈ分をオール“０
”に書き換える（ハ）ことで打込みが行われる。この場
合に書き換え場所のポストアンブル部分を判断するのは
、マイクロコンピュータがＰＣＭデータにより行ない、
書き換えに必要なＡＲＥＡ信号を発生してタイミングジ
ェネレータに送出する。

なお、本発明は８　ｍｍＶ　Ｔ　Ｒに適用した例につい
て述べたが他のＶＴＲに適用できることは言うまでもな
い。

［発明の効果］ 以上の説明で明らかなように、本発明によれば、ローク
リヘッドとロータリトランスを用いた磁気記録装置にお
いて、アフターレコーディング時に記録の一部分を書き
換えるために頻繁に記録再生モードを切換ええる制御を
行う場合、記録時のバイアスの変化を徐々に行うことに
よってロータリヘッドに誘起する不要電流を防止し、そ
の不要電流によって引き起こされる記録済のテープパタ
ーンの誤消去を防止することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す回路構成図、第２図は
バイアス発生の論理を示す回路図、第３図はその真理値
表、第４図は実施例の動作を示す各部波形図、第５図は
ＰＣＭインデックス打込みの説明図、第６図は８　ｍｍ
Ｖ　Ｔ　Ｒのロータリへラドと磁気テープの関係を示す
説明図、第７図は従来のロークリヘッド用の磁気記録再
生アンプの概略構成図、第８図は従来のロータリヘッド
の不要電流の影響の説明図である。 ■・・・ヘッドアンプ、２ａ、２ｂ・・・記録アンプ、
３ａ、３ｂ・・・再・生アンプ、６・・・タイミングジ
ェネレータ、７ａ、７ｂ・・・バイアス発生アンプ、９
・・・ゲート回路、１０２ａ、１０２ｂ・・・チャンネ
ルヘット（ロータリヘット）、１０６ａ、１０６ｂ−ロ
ータリトランス。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ロータリトランスを介してロータリヘッドに結合され、
   記録出力ラインと再生入力ラインが共通であり、かつ記
   録時のバイアスが再生時のバイアスと異なる磁気記録再
   生アンプにおいて、 記録に切換えた場合にはバイアスを除々に記録時の正規
   の値とし、再生に切り替えた場合にはバイアスを除々に
   記録時の値とするバイアス発生アンプと、 前記記録時に前記バイアスが正規の値になっている期間
   内に記録入力を記録アンプ側に加えるゲート回路とを備
   えたことを特徴とする磁気記録再生アンプ。