JP2770534B2 - ビデオテープレコーダ - Google Patents

ビデオテープレコーダ

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JP2770534B2
JP2770534B2 JP2047525A JP4752590A JP2770534B2 JP 2770534 B2 JP2770534 B2 JP 2770534B2 JP 2047525 A JP2047525 A JP 2047525A JP 4752590 A JP4752590 A JP 4752590A JP 2770534 B2 JP2770534 B2 JP 2770534B2
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【発明の詳細な説明】 以下の順序で本発明を説明する。
A産業上の利用分野 B発明の概要 C従来の技術(第7図〜第11図) D発明が解決しようとする問題点 E問題点を解決するための手段(第1図及び第5図) F作用(第1図、第2図、第5図及び第6図) G実施例 (G1)第1実施例(第1図〜第4図) (G2)第2実施例(第3図〜第6図) (G3)他の実施例 H発明の効果 A産業上の利用分野 本発明はビデオテープレコーダに関し、特にデイジタ
ル映像信号及びデイジタルオーデイオ信号を磁気テープ
上に記録するビデオテープレコーダ(VTR)に適用して
好適なものである。
B発明の概要 本発明は、ビデオテープレコーダにおいて、同じ記録
領域に同じ記録信号を重ねて記録することにより、記録
信号を確実に記録することができる。
C従来の技術 従来、デイジタル映像信号を記録再生するビデオテー
プレコーダ(デイジタルVTR)においては、例えば第7
図に示すように矢印aで示す方向に走行する磁気テープ
1上に記録ヘツド4Aを介して記録回路3から送出される
デイジタル映像信号及びデイジタルオーデイオ信号でな
る記録信号SRECを順次記録すると共に、続く再生ヘツド
5Aを介して読み出された再生信号SPBを再生回路6にお
いて直ちに再生することにより、デイジタル信号が正し
く記録されているか否かをモニタするようになされてい
る。
また再生時においては、再生された信号を一旦記憶す
ると共に、磁気テープ1上の記録信号を消去して、あら
たに当該記録された再生信号を書き直すようになされた
ものが提案されている(特開昭56−156975号公報)。
ここで磁気テープ1上においては、第8図に示すよう
にトラツクピツチTPで順次配列して行くトラツクTR1、T
R2、……、のうち、6つのトラツクTR1〜TR6を1組とし
て1フイールド分のデイジタル映像信号及びデイジタル
オーデイオ信号を6分割して各トラツクTR1〜TR6に割り
当てて記録されるようになされている。
各トラツクTR1〜TR6は、デイジタル映像信号を記録す
る領域ARV(これを映像領域と呼ぶ)及びデイジタルオ
ーデイオ信号を記録する領域ARA(これをオーデイオ領
域と呼ぶ)に分割されている。
映像領域ARVは第9図に示すように、例えばk個の記
録領域(これをシンクブロツクと呼ぶ)SBV1〜SBVkに細
分割され、各シンクブロツクにはシンクパターン、IDパ
ターン、データブロツク及びエラー制御用データが記録
されている。
さらにオーデイオ領域ARAは、例えば4つのチヤンネ
ル領域ARA1〜ARA4に分割されていると共に、第10図に示
すように各チヤンネル領域ARA1〜ARA4は映像領域ARVの
場合と同様にしてn個のシンクブロツクSBAt1〜SBAtn
(t=1、2、3、4)にそれぞれ細分割され、4チヤ
ンネルのデイジタルオーデイオ信号のデータが各チヤン
ネル領域のシンクブロツクに割り当てて記録されるよう
になされている。
このようなフオーマツトの磁気テープ1に対してデイ
ジタル映像信号及びデイジタルオーデイオ信号を記録再
生するようになされたデイジタルVTRにおいては、第11
図に示す構成の回転ドラム7を用いる。
すなわち回転ドラム7は周側面7Aに磁気テープ1がガ
イドポスト8A及び8Bによつて巻き付けられており、当該
磁気テープ1が矢印aで示す方向に走行すると共に、回
転ドラム7は矢印bで示す方向に回転するようになされ
ている。
この回転ドラム7は4系統の記録再生系を有し、第7
図について上述した記録ヘツド4及び再生ヘツド5Aでな
る第1の記録再生系と同様の記録再生系が合計4系統設
けられている。
すなわち回転ドラム7の周側面7AにはトラツクTR1
(第8図)を走査する記録ヘツド4Aが設けられており、
当該記録ヘツド4Aに対して回転ドラム7の反回転方向に
90度の角間隔だけ離れた位置に、記録ヘツド4Aに追従し
てトラツクTR1を再生走査する再生ヘツド5Aが配置さ
れ、第1の記録再生系(第7図)が構成されている。
また記録ヘツド4A及び再生ヘツド5Aに対してそれぞれ
トラツクピツチTPだけずれてトラツクTR2を順次走査す
る記録ヘツド4B及び再生ヘツド5Bが第2の記録再生系と
して配置されている。
さらに記録ヘツド4A及び再生ヘツド5Aに対してそれぞ
れ180度の角間隔だけ離れた位置に第3の記録再生系と
して記録ヘツド4C及び再生ヘツド5Cが配置され、トラツ
クTR3を順次走査するようになされていると共に、当該
記録ヘツド4C及び再生ヘツド5Cに対してそれぞれトラツ
クピツチTPだけずれてトラツクTR4を順次走査する記録
ヘツド4D及び再生ヘツド5Dが第4の記録再生系として配
置されている。
かくして回転ドラム7においては4系統の記録再生系
が形成され、回転ドラム7が半回転する間に記録ヘツド
4A及び4BによつてトラツクTR1及びTR2が記録走査された
後、続く半回転の間に記録ヘツド4C及び4Dによつてトラ
ツクTR3及びTR4が記録走査され、さらに半回転する間に
記録ヘツド4A及び4BによつてトラツクTR5及びTR6が走査
される。
従つて回転ドラム7が1.5回転するごとに1フイール
ド分のデイジタル映像信号及びデイジタルオーデイオ信
号がトラツクTR1〜TR5に順次記録されて行く。
これに対して再生ヘツド5A及び5Bは、記録ヘツド4A及
び4Bが走査するトラツクTR1及びTR2を当該記録ヘツド4A
及び4Bに追従して走査し、記録ヘツド4A及び4Bが記録し
た記録信号を直ちに再生してモニタするようになされて
おり、さらに再生ヘツド5C及び5Dは記録ヘツド4C及び4D
が走査するトラツクTR3及びTR4を記録ヘツド4C及び4Dに
追従して走査し、記録ヘツド4C及び4Dが記録した記録信
号を直ちに再生してモニタするようになされている。
かくして磁気テープ1のトラツクTR1〜TR6に記録ヘツ
ド4A〜4Dによつて順次デイジタル映像信号及びデイジタ
ルオーデイオ信号が記録されると共に、続く再生ヘツド
5A〜5Dによつて当該デイジタル映像信号及びデイジタル
オーデイオ信号が正しく記録されているか否かを検出し
得るようになされている。
D発明が解決しようとする問題点 ところでかかる構成のデイジタルVTRにおいては、磁
気テープ1上を記録ヘツド4A〜4Dが摺接しながら走査す
ることにより、磁気テープ1及び記録ヘツド4A〜4D間に
塵等の異物が挟まつて記録データが部分的に欠落するい
わゆるドロツプアウトが発生したり、記録ヘツド4A〜4D
のヘツドギヤツプに塵等の異物が挟着して記録データが
連続的に欠落するいわゆるクロツクが発生して再生画像
及び再生音が劣化する問題があつた。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、記録デ
ータの欠落を防止して再生画像及び再生音の劣化を回避
し得るビデオテープレコーダを提案しようとするもので
ある。
E問題点を解決するための手段 かかる問題点を解決するため第1の発明においては、
所定方向に走行する記録媒体1上の順次斜めに形成され
た記録トラツクに記録信号SRECを記録するビデオテープ
レコーダ10において、第1の記録ヘツド12A、12B、12
C、12Dによつて記録信号SRECを記録媒体1上の所定の記
録トラツクに下書き記録した後、第2の記録ヘツド4A、
4B、4C、4Dによつて所定の記録トラツクに記録信号SREC
を重ねて記録するようにする。
また第2の発明においては、第1の記録ヘツド22A、2
2B、22C、22Dは、記録再生兼用型ヘツドでなり、重ね書
き記録モード時には第2の記録ヘツド4A、4B、4C、4Dの
先行側に移動制御して第2の記録ヘツド4A、4B、4C、4D
が記録走査する記録トラツクに記録信号SRECを予め下書
きし、他の記録モード時には第2の記録ヘツド4A、4B、
4C、4Dの後行側に移動制御して、第2の記録ヘツド4A、
4B、4C、4Dによつて記録された記録信号SRECをモニタ再
生するようにする。
F作用 第1の記録ヘツド12A、12B、12C、12D及び第2の記録
ヘツド4A、4B、4C、4Dによつて同じ記録領域に同じ記録
信号SRECを重ねて記録することにより、第1の記録ヘツ
ド12A、12B、12C、12D又は第2の記録ヘツド4A、4B、4
C、4Dのどちらかにクロツグ等の記録信号SRECを記録し
得ない状態が発生しても、他方の記録ヘツドによつてデ
ータが記録されることにより、記録エラーの発生確率を
格段的に低減させることができる。
G実施例 以下図面について、本発明の一実施例を詳述する。
(G1)第1実施例 第7図との対応部分に同一符号を付して示す第1図に
おいてビデオテープレコーダ10の第1の記録系10Aは矢
印aで示す方向に走行する磁気テープ1に下書き用の記
録ヘツド12A及び記録ヘツド4Aを介してデイジタル映像
信号及びデイジタルオーデイオ信号でなる記録信号SREC
を記録するようになされている。
すなわち記録回路3は記録信号SRECを下書き用の記録
ヘツド12Aに送出して磁気テープ1のトラツクTR1に記録
信号SRECを下書きすると共に、当該記録信号SRECを遅延
回路14に送出する。
遅延回路14は磁気テープ1の走行速度と、下書き用の
記録ヘツド12A及び記録ヘツド4A間の間隔とに応じた所
定時間記録信号SRECを遅延させて記録ヘツド4Aに送出す
ることにより、記録ヘツド4Aは下書き用の記録ヘツド12
Aによつて記録信号SRECが下書きされたトラツクTR1が到
来するタイミングにおいて当該トラツクTR1に同じ記録
信号SRECを重ね書きするようになされている。
このように記録信号SRECを重ね書きする方法としてこ
の実施例の場合は、第2図に示す構成の回転ドラム15を
用いる。
すなわち回転ドラム15は周側面15Aに磁気テープ1が
ガイドポスト8A及び8Bによつてヘリカル状に巻き付けら
れており、当該磁気テープ1が矢印aで示す方向に走行
すると共に、回転ドラム15は矢印bで示す方向に回転す
るようになされている。
この回転ドラム15は4系統の記録系を有し、第1図に
ついて上述した下書き用の記録ヘツド12A及び記録ヘツ
ド4Aでなる第1の記録系10Aと同様の記録系が合計4系
統設けられている。
すなわち回転ドラム15の周側面15AにはトラツクTR1
(第8図)を走査する記録ヘツド4Aと、当該記録ヘツド
4Aに対して回転ドラム15の回転方向に所定の角間隔だけ
離れた位置に、当該記録ヘツド4Aに先行してトラツクTR
1を記録走査する下書き用の記録ヘツド12Aが配置され、
第1の記録系10A(第1図)が構成されている。
また下書き用の記録ヘツド12A及び記録ヘツド4Aに対
してそれぞれトラツクピツチTPだけずれてトラツクTR2
を順次走査する下書き用の記録ヘツド12B及び記録ヘツ
ド4Bが第2の記録系として配置されている。
さらに下書き用の記録ヘツド12A及び記録ヘツド4Aに
対してそれぞれ180度の角間隔だけ離れた位置に第3の
記録系として下書き用の記録ヘツド12C及び記録ヘツド4
Cが配置され、トラツクTR3を順次走査するようになされ
ていると共に、当該下書き用の記録ヘツド12C及び記録
ヘツド4Cに対してそれぞれトラツクピツチTPだけずれて
トラツクTR4を順次走査する下書き用の記録ヘツド12D及
び記録ヘツド4Dが第4の記録系として配置されている。
かくして回転ドラム15においては4系統の記録系が形
成され、下書き用の記録ヘツド12A〜12D及び記録ヘツド
4A〜4Dによつて記録信号SRECが各トラツクTR1、TR2、…
…、に重ね書きされる。
これに対して記録ヘツド4A、4B及び4C、4Dから回転ド
ラム15の反回転方向にそれぞれ90度と角間隔だけ離れて
再生ヘツド5A、5B及び5C、5Dが配置され、記録ヘツド4A
及び4Bによつて記録された記録信号を再生ヘツド5A及び
5Bによつてモニタ再生すると共に、記録ヘツド4C及び4D
によつて記録された記録信号を再生ヘツド5C及び5Dによ
つてモニタ再生するようになされている。
以上の構成において、例えば第3図に示すように記録
ヘツド4AがトラツクTR1を走査している際に、ヘツドギ
ヤツプに塵等の異物を挟んで記録信号SRECを記録し得な
い状態となつても、この領域には下書き用の記録ヘツド
12Aによつて予め記録信号SRECが下書きされていること
により、トラツクTR1においては下書き用の記録ヘツド1
2Aによつて記録された領域17A及び記録ヘツド4Aによつ
て記録された領域17Bによつて略連続的に記録データが
形成される。
この場合第4図に示すように記録ヘツド4Aが例えばシ
ンクブロツクSBVtの途中を走査しているときにクロツグ
が生じて記録信号SRECを記録し得ない状態になると、記
録ヘツド4Aによつて記録された領域17B及び下書き用の
記録ヘツド12Aによつて記録された記録領域17Aの境界部
分19がシンクブロツクSBVtの途中に形成される。
このときシンクブロツクSBV(t+1)、SBV(t+
2)、……においては下書き用の記録ヘツド12Aによつ
て記録信号SRECが正しく記録されていると共にシンクブ
ロツクSBV(t−1)、SBV(t−2)、……においては
記録ヘツド4Aによつて記録信号SRECが正しく記録されて
いる。
従つて記録ヘツド4Aがクロツグ等によつて記録信号S
RECを記録し得ない状態になつても、記録データが不連
続になつて正しく記録されない領域は1つのシンクブロ
ツクSBVtだけであることにより、再生時に当該シンクブ
ロツクSBVt内の記録データのみのドロツプアウト補償等
のエラー訂正手段によつて補正すれば、実用上十分な範
囲で再生映像を劣化させないようにし得る。
従つて記録ヘツド4A〜4Dにクロツグ等による記録し得
ない状態が生じても、下書き用の記録ヘツド12A〜12Dが
正しく記録信号SRECを記録し得る状態であれば、当該下
書き用の記録ヘツド12A〜12Dによつて記録信号SRECが予
め下書きされていることにより、各トラツクTR1、TR2、
……、においては、再生画像を劣化させるような連続し
た記録データの欠落を生じないようにし得る。
またこれに対して下書き用の記録ヘツド12A〜12Dにク
ロツグ等が生じて記録信号SRECが正しく下書きされない
場合においても、記録ヘツド4A〜4Dが記録信号SRECを正
しく記録し得る状態であれば、当該記録ヘツド4A〜4Dに
よつて当該記録信号SRECが正しく記録される。
従つて当該記録信号SRECが記録されてなる記録データ
を再生することによつて得られる再生映像を劣化させな
いようにし得る。
因に1つの記録ヘツドにクロツグ等の記録し得ない状
態が発生する確率P1は次式、 P1=2-6 ……(1) で表されることにより、下書き用の記録ヘツド及び記録
ヘツドによつて同じ記録信号を同じ領域に重ねて記録す
れば、当該下書き用の記録ヘツド及び記録ヘツドの両方
に記録し得ない状態が発生する確率P2は次式、 P2=2-6×2-6=2-12 ……(2) となることにより、クロツグ等によつて記録エラーが発
生する確率を格段的に低減させることができる。
以上の構成によれば、下書き用の記録ヘツド12A〜12D
によつて記録信号SRECを下書きした領域に記録ヘツド4A
〜4Dによつて同じ記録信号SRECを重ね書きするようにし
たことにより、記録ヘツド4A〜4D又は下書き用の記録ヘ
ツド12A〜12Dにクロツグ等が発生しても再生画像が劣化
するような記録エラーを回避し得る。
(G2)第2実施例 第7図との対応部分に同一符号を付して示す第5図に
おいてビデオテープレコーダ20の第1の記録再生系20A
は矢印aで示す方向に走行する磁気テープ1を記録ヘツ
ド4A及び記録再生ヘツド22Aが走査するようになされて
いる。
記録ヘツド4Aは一般にヘツドギヤツプが広く構成され
ており、記録信号SRECを磁気テープ1上に記録する際に
当該磁気テープ1を厚み方向に出来るだけ深く磁化させ
るようになされている。
これに対して記録再生ヘツド22は、ヘツドギヤツプを
狭くすることによつて、磁気テープ1に記録された記録
信号を読み出す際に当該磁気テープ1の出来るだけ浅い
部分の磁束を再生することによつて高い周波数成分まで
再生し得るようになされている。
従つて記録信号SRECを記録してなる記録データを直ち
にモニタ再生する通常記録モード時においては記録再生
ヘツド22Aが走査位置Bにおいて磁気テープ1を走査す
るようになされており、記録ヘツド4Aが記録走査したト
ラツクを続く記録再生ヘツド22Aが再生走査して、記録
信号SRECが正しく記録されているか否かをモニタするよ
うになされている。
これに対して同じ記録信号SRECを同じトラツクに重ね
て記録する重ね書き記録モード時には、記録再生ヘツド
22Aが走査位置Fに移動制御されて磁気テープ1を走査
するようになされており、記録再生ヘツド22Aが記録走
査したトラツクに続く記録ヘツド4Aが同じ記録信号SREC
を重ね書きするようになされている。
すなわち通常記録モードにおいては、切換回路23が切
換入力端23A側に切り換えられると共に、切換回路24、2
5及び26がそれぞれ端子24A、25A及び26A側に切り換えら
れることにより、記録回路3から送出されたデイジタル
映像信号及びデイジタルオーデイオ信号でなる記録信号
SRECは切換回路23及びロータリトランス28を介して記録
ヘツド4Aに送出されることにより、磁気テープ1の記録
面上に記録信号SRECに基づいて記録データが記録され
る。
このとき記録再生ヘツド22は走査位置Bにおいて記録
ヘツド4Aが記録走査したトラツク上を直ちに再生走査し
ながら記録ヘツド4Aによつて記録された記録データを読
み出し、当該再生信号SPBを切換回路26を介して再生増
幅回路29に送出して所定信号レベルに増幅した後、切換
回路25、ロータリトランス31及び切換回路24を介して再
生回路6に送出してこれを再生することにより、記録ヘ
ツド4Aによつて記録された記録信号SRECが正しく記録さ
れているか否かをモニタするようになされている。
これに対して重ね書き記録モードにおいては、切換回
路23が切換入力端23B側に切り換えられると共に、切換
回路24、25及び26がそれぞれ端子24B、25B及び26B側に
切り換えられる。
このとき記録再生ヘツド22Aは走査位置Fに移動制御
されることにより、記録回路3から送出され、切換回路
24、ロータリトランス31、切換回路25及び切換回路26を
介して入力される記録信号SRECを磁気テープ1上に下書
きすると共に、記録ヘツド4Aは記録回路3から送出さ
れ、遅延回路33、切換回路23及びロータリトランス28を
介して入力される記録信号SRECを磁気テープ1に重ね書
きする。
このとき遅延回路33における遅延時間は磁気テープ1
の走行速度と、記録再生ヘツド22Aの走査位置F及び記
録ヘツド4Aの走査位置C間の間隔とに基づいて選定され
ており、走査位置Fにおいて記録再生ヘツド22Aによつ
て記録信号SRECが下書きされたトラツクTR1が記録ヘツ
ド4Aによる走査位置Cに到来するタイミングにおいて当
該トラツクTR1に記録ヘツド4Aを介して同じ記録信号S
RECが重ね書きされるようになされている。
従つて磁気テープ1のトラツクTR1においては、記録
再生ヘツド22A及び記録ヘツド4Aによつて同じ記録位置
に同じ記録信号SRECが重ねて書き込まれるようになされ
ている。
このように記録再生ヘツド22Aを移動制御させて磁気
テープ1に対して同じ記録信号SRECを重ね書きする方法
としてこの実施例の場合は第6図に示す構成の回転ドラ
ムを用いる。
すなわち矢印aで示す方向に走行する磁気テープ1が
ガイドポスト8A及び8Bによつて回転ドラム35に巻き付け
られており、当該回転ドラム35は矢印bで示す方向に回
転するようになされている。
この回転ドラム35には第5図について上述した記録再
生系20Aと同様の記録再生系が合計4系統設けられてい
る。
すなわち回転ドラム35の周側面35AにはトラツクTR1
(第8図)を走査する記録ヘツド4Aが設けられており、
当該記録ヘツド4Aに対して回転ドラム35の反回転方向に
90度の角間隔だけ離れた位置に、当該トラツクTR1を走
査する記録再生ヘツド22Aが配置され、第1の記録再生
系20A(第5図)が構成されている。
また記録ヘツド4A及び記録再生ヘツド22Aに対してそ
れぞれトラツクピツチTPだけずれてトラツクTR2を走査
する記録ヘツド4B及び記録再生ヘツド22Bが第2の記録
再生系として配置されている。
さらに記録ヘツド4A及び記録再生ヘツド22Aに対して
それぞれ180度の角間隔だけ離れた位置に第3の記録再
生系として記録ヘツド4C及び記録再生ヘツド22Cが配置
され、トラツクTR3を走査するようになされていると共
に、当該記録ヘツド4C及び記録再生ヘツド22Cに対して
それぞれトラツクピツチTPだけずれてトラツクTR4を走
査する記録ヘツド4D及び記録再生ヘツド22Dが第4の記
録再生系として配置されている。
ここで記録再生ヘツド22A、22B及び22C、22Dはダイナ
ミツクトラツキング動作を行うためのヘツド駆動機構と
して一端を回転ドラム35に固定されたバイモルフ板37及
び38(圧電性を有するセラミツク板の積層により形成さ
れている)の他端に固定され、このバイモルフ板37及び
38の印加電圧を制御することにより記録再生ヘツド22
A、22B及び22C、22Dを回転ドラム35の回転軸と平行な方
向に移動制御し得るようになされている。
従つて通常記録モード時においては、記録ヘツド4A〜
4Dが走査したトラツクを記録再生ヘツド22A〜22Dがそれ
ぞれ追従して走査し得る位置に記録再生ヘツド22A〜22D
を移動制御することにより、第5図に示す走査位置Bに
おいて記録再生ヘツド22A〜22Dが磁気テープ1を走査す
るようになされている。
従つて通常記録モード時においては記録ヘツド4A及び
4Bが先行して記録走査したトラツクTR1及びTR2を記録再
生ヘツド22A及び22Bが追従して再生走査すると共に、記
録ヘツド4C及び4Dが先行して記録走査したトラツクTR3
及びTR4を記録再生ヘツド22C及び22Dが追従して再生走
査することにより、記録ヘツド4A及び4Bによつて記録さ
れた記録データを記録再生ヘツド22A及び22Bによつてモ
ニタ再生すると共に、記録ヘツド4C及び4Dによつて記録
された記録データを記録再生ヘツド22C及び22Dによつて
モニタ再生することができる。
これに対して重ね書き記録モード時においては、バイ
モルフ板37及び38に印加する電圧を制御して記録再生ヘ
ツド22A〜22Dを回転ドラム35の回転軸と平行な方向に所
定量だけ移動制御することにより、記録ヘツド4A〜4Dが
走査する位置を予め記録再生ヘツド22A〜22Dがそれぞれ
先行して走査し得る位置に移動制御し、これにより第5
図に示す走査位置Fにおいて当該記録再生ヘツド22A〜2
2Dが磁気テープ1上を走査するようになされている。
従つて重ね書き記録モード時には記録ヘツド4A及び4B
が記録走査するトラツクTR1及びTR2を、記録再生ヘツド
22A及び22Bがそれぞれ先行して下書き走査すると共に、
記録ヘツド4C及び4Dが記録走査するトラツクTR3及びTR4
を、記録再生ヘツド22C及び22Dがそれぞれ先行して下書
き走査することにより、記録ヘツド4A〜4Dがそれぞれト
ラツクTR1、TR2、……に記録信号SRECを記録する前に当
該トラツクTR1、TR2、……に当該記録信号SRECを下書き
することができる。
かくして記録再生ヘツド22A〜22Dを走査位置B又はF
に移動制御してモニタ再生用ヘツド又は下書き用記録ヘ
ツドとして動作させることにより、通常記録モード及び
重ね書き記録モードを切り換えることができるようにな
されている。
以上の構成において、重ね書きモード時には記録再生
ヘツド22A〜22Dが走査位置F(第5図)を走査すること
により、この記録再生ヘツド22A〜22Dによつてトラツク
TR1〜TR4が順次下書き走査されると共に、続く記録ヘツ
ド4A〜4Dによつて同じトラツクTR1〜TR4が順次重ね書き
走査され、記録再生ヘツド22A〜22Dによつて記録された
それぞれの記録信号SRECが重ね書きされる。
このとき第3図について上述した場合と同様にして、
例えば記録ヘツド4AがトラツクTR1を走査している際
に、ヘツドギヤツプに塵等の異物を挟んで記録信号SREC
を記録し得ない状態となつても、このトラツクTR1には
記録再生ヘツド22Aによつて予め記録信号SRECが下書き
されていることにより、記録データは記録ヘツド4Aによ
つて記録された領域17B及び記録再生ヘツド22Aによつて
記録された領域17Aによつて略連続的に記録される。
このとき記録ヘツド4Aによつて記録された領域17B及
び記録再生ヘツド22Aによつて記録された記録領域17Aの
境界部分19が生じてデータが不連続になるシンクブロツ
クSBVt(第4図)の記録データのみを再生時にドロツプ
アウト補償等のエラー訂正手段によつて補正すれば、実
用上十分な範囲で再生映像を劣化させないようにし得
る。
従つて記録ヘツド4A〜4Dにクロツグ等が生じて記録信
号SRECが記録されない場合においても、記録再生ヘツド
22A〜22Dが記録信号SRECを正しく記録し得る状態であれ
ば、当該記録再生ヘツド22A〜22Dによつて記録信号SREC
が下書きされていることにより、各トラツクTR1、TR2、
……においては再生画像を劣化させるような連続した記
録データの欠落を生じないようにし得る。
またこれに対して記録再生ヘツド22A〜22Dにクロツグ
等が生じて記録信号SRECが正しく下書きされない場合に
おいても、続く記録ヘツド4A〜4Dが記録信号SRECを正し
く記録し得る状態であれば、当該記録ヘツド4A〜4Dによ
つて記録信号SRECが正しく記録される。
このようにして片方の記録ヘツド4A〜4D又は22A〜22D
が記録信号SRECを正しく記録し得ない状態となつた場合
でも、境界部分19が生じるシンクブロツクSBVtの記録デ
ータのみを再生時に補正するだけで済む程度に記録信号
SRECが正確に記録される。
従つて記録ヘツド4A〜4D又は記録再生ヘツド22A〜22D
のいずれかがクロツグ等によつて記録エラーを起こして
も、再生画像は実用上十分な範囲で再生されると共に、
両方の記録ヘツド4A〜4D及び22A〜22Dが同時に記録エラ
ーを起こさない限り、記録データが連続して欠落しない
ようにし得る。
従つて記録データの連続して欠落する確率を格段的に
低減させることができる。
以上の構成によれば、記録ヘツド4A〜4Dによつて記録
信号を記録するトラツクに予め記録再生ヘツド22A〜22D
によつて同じ記録信号SRECを下書きすることにより、再
生画像が劣化するような連続的な記録データの欠落が発
生する確率を格段的に低減させることができる。
因に下書き用のヘツドとして通常記録モード時にモニ
タ再生するようになされたヘツドを用いるようにしたこ
とにより、あらたに下書き用の記録ヘツドを設けること
なく全体として簡易な構成で重ね書きをすることができ
る。
(G3)他の実施例 (1) 上述の実施例においては、1フイールドのデイ
ジタル映像信号を6トラツクに分割して記録した場合に
ついて述べたが、本発明はこれに限らず、例えば1フイ
ールドを1トラツク又は他の複数トラツクに記録する場
合にも適用することができる。
(2) 上述の実施例においては、同じ記録信号が2回
重ね書きする場合について述べたが、重ね書きの回数は
これに限らず、2回以上であれば種々の回数を適用し得
る。
(3) 上述の実施例においては、4系統の記録再生系
でなる回転ドラムを有するデイジタルVTRに本発明を適
用した場合について述べたが、本発明はこれに限らず、
種々のヘツド数の回転ドラムを有するデイジタルVTR、
さらには固定ヘツド型の磁気記録装置に適用し得る。
(4) 上述の実施例においては、本発明をデイジタル
VTRに適用した場合について述べたが、本発明はこれに
限らず、磁気テープ上の記録トラツクに記録信号を記録
する磁気記録装置、さらには磁気デイスク又は光磁気デ
イスク等の記録媒体上に記録信号を記録するようになさ
れた他の記録装置に広く適用し得る。
H発明の効果 上述のように本発明によれば、同じ記録領域に同じ記
録信号を重ねて記録するようにしたことにより、記録信
号を確実に記録し得るビデオテープレコーダを実現でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるビデオテープレコーダの第1実施
例を示すブロツク図、第2図は第1実施例の回転ドラム
の構成を示す略線図、第3図及び第4図はその動作の説
明に供する略線的平面図、第5図は本発明によるビデオ
テープレコーダの第2実施例を示すブロツク図、第6図
は第2実施例の回転ドラムの構成を示す略線図、第7図
は従来例を示すブロツク図、第8図〜第10図は磁気テー
プ上のフオーマツトを示す平面図、第11図は従来の回転
ドラムの構成を示す略線図である。 1……磁気テープ、3……記録回路、4A、4B、4C、4D…
…記録ヘツド、5A、5B、5C、5D……再生ヘツド、6……
再生回路、7、15、35……回転ドラム、10、20……ビデ
オテープレコーダ、12A、12B、12C、12D……下書用記録
ヘツド、14、33……遅延回路、22A、22B、22C、22D……
記録再生ヘツド。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 牧瀬 哲郎 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソ ニー株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04N 5/91 - 5/956 G11B 27/36

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定方向に走行する記録媒体上の順次斜め
    に形成された記録トラツクに記録信号を記録するビデオ
    テープレコーダにおいて、 第1の記録ヘツドによつて上記記録信号を上記記録媒体
    上の所定の上記記録トラツクに下書き記録した後、第2
    の記録ヘツドによつて上記所定の記録トラツクに上記記
    録信号を重ねて記録するようにした ことを特徴とするビデオテープレコーダ。
  2. 【請求項2】上記第1の記録ヘツドは、記録再生兼用型
    ヘツドでなり、 上記重ね書き記録モード時には上記第2の記録ヘツドの
    先行側に移動制御して上記第2の記録ヘツドが記録走査
    する上記記録トラツクに上記記録信号を予め下書きし、 他の記録モード時には上記第2の記録ヘツドの後行側に
    移動制御して、上記第2の記録ヘツドによつて記録され
    た上記記録信号をモニタ再生するようにした ことを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載のビデオ
    テープレコーダ。
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