JP2574371B2 - 磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録再生装置

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JP2574371B2
JP2574371B2 JP6242688A JP6242688A JP2574371B2 JP 2574371 B2 JP2574371 B2 JP 2574371B2 JP 6242688 A JP6242688 A JP 6242688A JP 6242688 A JP6242688 A JP 6242688A JP 2574371 B2 JP2574371 B2 JP 2574371B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、磁気記録再生装置(以下VTRと称す)に関
するものであり、特に、編集時におけるトラック曲がり
補正に関するものである。
従来の技術 近年、VTRにおいては、長時間記録を実現するため
に、テープ速度を遅くして記録密度を高める方法がとら
れ、記録トラックの幅が狭くなってきている。例えば8m
mビデオの長時間モードにおけるトラック幅は10μmで
ある。このような狭い記録トラックを再生ヘッドが正確
に走査するためには、記録トラックに対して再生磁気ヘ
ッドの位置制御をおこなうためのトラッキング制御が必
要になる。
一般に、磁気テープ上に形成される記録トラックに
は、数μmのトラック曲がりが存在する。第11図は従来
のトラック曲がりを持つ磁気軌跡を示した図であり、11
1は磁気テープ、112は記録トラックを示す。同図に示す
ように、記録開始時と記録終了時とで、異なるトラック
曲がりをもつ磁化軌跡は、記録時の環境変化などによっ
て生じる。例えば、戸外で長時間の記録を行う時には、
温度変化によるテープの伸縮によって、第11図に示すよ
うな磁気軌跡となることがある。このような磁気テー
プ、例えば、第11図に示す磁化軌跡をもつ磁気テープを
用いて、A点からB点の間に新たな映像信号を記録する
インサート編集を行う際に、記録済みのトラックのトラ
ック曲がりと新たな記録トラックのトラック曲がりが異
なる場合、A点の直前のトラック及びB点の直後のトラ
ックの1部を消してしまう可能性がある。即ち、すでに
記録されているトラックの1部を消去してしまう(第12
図C)か、1部消去残り(第12図D)となり、再生時に
編集の継ぎ目で画像が乱れることがある。
この問題を解決するための従来の磁気記録再生装置と
しては、先行固定ヘッドで検出したトラック曲がり情報
を電気−機械変換素子に供給し、前記電気−機械変換素
子上に搭載した磁気ヘッドでトラック曲がりを考慮した
記録を行っている。以下従来の方法について説明する。
第6図はこの種の用途に用いられる回転シリンダー上
のヘッド構成を示す図であり、第7図は第6図を矢印60
1の方向から見た図である。第6図において、3及び4
は第1の磁気ヘッドであり、電気−機械変換素子1及び
2上に搭載されている5及び6は回転シリンダー603上
に固着された第2の磁気ヘッドである。回転シリンダー
は矢印602の方向に回転し、第2の磁気ヘッド5及び6
が第1の磁気ヘッド3及び4に対して先行走査する。第
1の磁気ヘッド3及び4は第2の磁気ヘッド5及び6に
対して機械的高さを変えて設置し、同一トラック上を走
査するように構成している。
第9図は従来例における磁気記録再生装置のブロック
図、第10図は従来例における編集時の各種コントロール
信号のタイミング及びトラッキングエラー信号を示す図
である。従来例の動作を説明する前に、各ブロック及び
各信号の内容について、先ず説明する。第9図におい
て、1及び2は電気−機械変換素子、3、4は電気−機
械変換素子1及び2に取り付けられた第1の磁気ヘッ
ド、5、6は第1の磁気ヘッド3または4が走査するト
ラックを所定時間前に走査する第2の磁気ヘッドであ
る。7は第2の磁気ヘッド5または6からの再生信号を
選択する切り換えスイッチ、8は第2の磁気ヘッド5ま
たは6を記録か再生に切り換える切り換えスイッチ、9
は第1の磁気ヘッド3または4の再生信号を選択する切
り換えスイッチ、10、20は第1の磁気ヘッド3または4
を記録か再生に切り換える切り換えスイッチ、11は電気
−機械変換素子1または2の駆動を選択する切り換えス
イッチ、12、14は第2の磁気ヘッド5、6及び第1の磁
気ヘッド3、4の再生ヘッドアンプ回路、13、15は第2
の磁気ヘッド5、6及び第1の磁気ヘッド3、4の記録
アンプ回路、16はヘッド駆動用電気−機械変換素子1及
び2を駆動する駆動回路、17は第2の磁気ヘッド5また
は6から出力される再生信号を用いて第2の磁気ヘッド
5または6の記録トラックのセンターからのずれ方向と
ずれ量を示すトラッキングエラー信号を検出する検出回
路、18は第1の磁気ヘッド3または4から出力される再
生信号を用いて第1の磁気ヘッド3または4の記録トラ
ックのセンターからのずれ方向とずれ量を示すトラッキ
ングエラー信号を検出する検出回路、19はパイロット信
号が重畳記録された記録映像信号を所定時間遅らせる遅
延回路、21は記録映像信号にパイロット信号を重畳記録
するパイロット信号重畳記録回路、23はタイミング信号
発生回路、32は磁気ヘッド5または6から得られるトラ
ッキングエラー信号を所定時間遅らせる遅延回路であ
る。第10図において、23−(a)は第2の磁気ヘッド5
または6を切り換えるヘッドスイッチング信号、23−
(b)は第1の磁気ヘッド3または4を切り換えるヘッ
ドスイッチング信号、23−(c)は第2の磁気ヘッド5
または6を記録か再生に切り換える信号、23−(d)は
第1の磁気ヘッド3または4を記録か再生に切り換える
信号、17−(a)は第2の磁気ヘッド5または6から得
られるトラッキングエラー信号、32−(a)はトラッキ
ングエラー信号17−(a)を所定時間遅らせた信号、23
−(f)は編集の始端、終端を示す信号、21−(a)は
パイロット信号が重畳記録されている記録映像信号(T1
〜T12)、19−(a)は記録映像信号21−(a)を所定
時間遅らせた信号(T〜T)である。また、t10〜t
131に示す記号は、各タイミングにおける時刻を示す。
次に、従来の編集動作について説明する。
まず、信号23−(f)により編集の始端(時刻t10
を設定し、信号23−(d)により第1の磁気ヘッド3及
び4を記録状態にする(時刻t11)。所定時間前を走査
する第2の磁気ヘッド5または6から再生ヘッドアンプ
回路12、トラッキングエラー検出回路17を通してえられ
た、トラッキングエラー信号17−(a)を遅延回路32へ
供給する。トラッキングエラー信号17−(a)は遅延回
路32により所定時間遅延されて32−(a)で示す信号と
なり、電気−機械変換素子駆動回路16へ供給される。パ
イロット信号が重畳記録されている記録映像信号21−
(a)も同様に遅延回路19によって所定時間遅延された
後、記録アンプ回路15へ供給される(19−(a)斜線
部)。従って、時刻t11〜t21において、第2の磁気ヘッ
ド5または6によって得られた既記録トラックのトラッ
ク曲がり情報(32−(a)−1)を基に電気−機械変換
素子1または2を駆動させることにより、第1の磁気ヘ
ッド3または4を既記録トラックと同じ曲がりで動かし
ながら記録映像信号Tを記録することになる。時刻t
21〜t31、t31〜t41、t41〜t51………においても同様に
第2の磁気ヘッド5または6によって得られた既記録ト
ラックのトラック曲がり情報を基に電気−機械変換素子
1または2を駆動させ、第1の磁気ヘッド3または4で
記録映像信号T、T、T………を記録する。時刻
t130では編集の終端を設定し、時刻t131で信号23−
(d)により第1の磁気ヘッド3及び4を再生状態にす
る。以上の動作により、インサー編集領域に以前記録さ
れていたトラックのトラック曲がりを第1の磁気ヘッド
3または4が走査する所定時間前に第2の磁気ヘッド5
または6でトラッキングエラー信号として検出し、該ト
ラッキングエラー信号を所定時間遅延させた後、第1の
磁気ヘッドを取り付けている電気−機械変換素子の駆動
回路16に供給することにより第1の磁気ヘッドの位置を
旧記録トラックのトラック曲がりに追従する様に制御す
る。その結果、旧記録トラックのトラック曲がりのAC成
分はずれることなく忠実に走査し、インサート編集とし
ては非常に有効であった。
発明が解決しようとする課題 しかし、このような従来の構成では、インサート編集
時における記録ヘッドがピエゾ等の電気−機械変換素子
を介しているため、素子のヒステリシスや経時変化があ
り、トラック曲がりのDC成分(絶対的位置)を管理して
いないと記録トラックの絶対的な位置がずれ、第13図の
様な磁化軌跡(実線:既記録トラック、破線:新記録ト
ラック)の様になり、B点に空白が生じてしまう問題点
があった。即ち、ピエゾ等の電気−機械変換素子によっ
て駆動される磁気ヘッドで長時間記録すると絶対的な位
置ずれが生じてしまうことがあり、所望のトラックを走
査できなくなり、良好な編集ができなくなるという問題
点があった。
本発明は、編集開始点及び終了点において、異なるト
ラック曲がりをもつ磁気テープであっても可動ヘッドで
記録するVTRであって、長時間記録しても、各継ぎ目前
後においてトラックの消去及び消去残りのない、良好な
編集を行うことができるVTRを提供することを目的とす
る。
課題を解決するための手段 本発明は、電気−機械変換素子を介して取り付けられ
た第1の磁気ヘッドと第1の磁気ヘッドが走査するトラ
ックを所定時間前に走査すべく設置された第2の磁気ヘ
ッドとを装着した回転シリンダーと、前記第1及び第2
の磁気ヘッドを記録または再生に切り換える切り換え手
段と、前記第1及び第2の磁気ヘッドの走査軌跡と記録
トラックとの相対的なずれ量を検出する第1及び第2の
トラッキングエラー検出装置と、前記第2のトラッキン
グエラー検出装置から出力されるトラッキングエラーデ
ータを一時記憶し、各種演算を行う演算手段と、前記演
算手段の出力に基づいて電気−機械変換素子を駆動する
駆動回路とを有し、編集時において、編集始端から数ト
ラック間及び編集終端までの数トラック間は、前記第1
の磁気ヘッドを記録状態に、前記第2の磁気ヘッドを再
生状態にし、前記第2の磁気ヘッドからのトラッキング
エラーデータを基に前記第1の磁気ヘッドを駆動して記
録し、前記編集始端から数トラック後から編集終端の数
トラック前までは前記第1の磁気ヘッドを再生状態に、
前記第2の磁気ヘッドを記録状態に、それぞれ切り換え
て編集するものである。
作用 本発明は上記した構成により、インサート編集時、既
に記録されているトラックのトラック曲がりを第1の磁
気ヘッドが走査する所定時間前に第2の磁気ヘッドでト
ラッキングエラー信号として検出し、記憶した後、トラ
ッキングエラーデータが1トラック毎、徐々に零に収束
する様に演算する。次に、記録時に該演算したトラッキ
ングエラー信号を第1の磁気ヘッドを取り付けている電
気−機械変換素子の駆動回路に供給し第1の磁気ヘッド
の位置を制御することにより、編集始端の継ぎ目数トラ
ックを記録する。該数トラック以降は、記録ヘッドを第
2の磁気ヘッドに切り換えて記録していく。一方、編集
終端の数トラック前になると記録ヘッドを第2の磁気ヘ
ッドから第1の磁気ヘッドに切り換えて、始端と同様
に、既に記録されているトラックのトラック曲がりを第
1の磁気ヘッドが走査する所定時間前に第2の磁気ヘッ
ドでトラッキングエラー信号として検出し、記憶した
後、トラッキングエラーデーター零から徐々に該記憶し
たトラッキングエラーデータに近づく様に演算する。次
に、記録時に該演算したトラッキングエラー信号を第1
の磁気ヘッドを取り付けている電気−機械変換素子の駆
動回路に供給し第1の磁気ヘッドの位置を制御すること
により、編集終端の継ぎ目を記録する。継ぎ目数トラッ
クは第1の磁気ヘッド、継ぎ目以外は第2の磁気ヘッド
により記録することにより、編集開始点及び終了点にお
いて異なるトラック曲がりをもつ磁気テープにおいて
も、各継ぎ目において前後のトラックの消去及び消去残
りのない良好な編集を行うことができるものである。
実施例 まず、本実施例が適応する磁気記録再生装置の一般的
な動作について説明する。第1図は本発明の磁気記録再
生装置のブロック図である。第1図において、第9図と
同一番号のものは、同じ動作をするので説明を省く。22
はトラッキングエラー検出回路17で得られたトラッキン
グエラー信号をA/D変換した後、トラッキングエラーデ
ータとして一時記憶し、各種演算を行うマイコン、23は
編集時における各種信号のタイミングを示すタイミング
信号発生回路、241はトラッキングエラー信号をA/D変換
するA/D変換器、242はトラッキングエラーデーターをD/
A変換するD/A変換器である。第2図はトラッキングエラ
ー信号を得るためのトラッキングエラー検出回路の具体
例を示めすブロック図である。第3図は、4周波パイロ
ット信号を用いたトラッキング法による記録磁化軌跡で
ある。第2図において、端子1は第2の磁気ヘッド5ま
たは6から供給される映像信号とパイロット信号とが合
成された再生信号である。25はローパスフィルターであ
り、再生信号からパイロット信号だけを分離して取り出
す。26は、平衡変調回路であり、前記ローパスフィルタ
ー25の出力信号と主走査トラック上に記録されているパ
イロット信号とを乗算する。たとえば、第3図におい
て、ヘッドがトラックA2上を再生走査する時、平衡変調
回路26への入力信号はf2,f3,f4であり、供給される基準
信号はf3である。従って、平衡変調回路26の出力信号
は、f2,f3,f4の各信号とf3の信号との周波数和および差
の信号が出力される。27はFH(f1とf2及びf3とf4との差
周波数)の信号に同調する同調増幅回路であり、28は3F
H(f2とf3及びf4とf1)との差周波数の同調増幅回路で
ある。29は差動増幅器である。30は反転回路である。31
は信号切り換えスイッチである。本実施例で適応した4
周波パイロット信号を用いたトラッキングエラー信号の
検出方法は周知の方法であるため、詳細な説明は省略す
るが、第2図に示す回路構成によってトラッキングエラ
ー信号が信号22−(a)として得られる。
次に、本実施例の具体的な各種信号のタイミングとマ
イコンの処理について第4図、第5図を用いて説明す
る。第4図は編集時における各種信号のタイミング及び
トラッキングエラー信号を示す図である。第4図におい
ても、第10図と同一番号のものは、同じ動作をする。23
−(a)は第2の磁気ヘッド5または6を切り換えるヘ
ッドスイッチング信号、23−(b)は第1の磁気ヘッド
3または4を切り換えるヘッドスイッチング信号、23−
(c)は第2の磁気ヘッド5または6を記録か再生に切
り換える信号、23−(d)は第1の磁気ヘッド3または
4を記録か再生に切り換える信号、23−(e)は第2の
磁気ヘッド5または6から得られたトラッキングエラー
データーをマイコン22に書き込む信号、22−(a)は第
2の磁気ヘッド5または6から得られたトラッキングエ
ラー信号、22−(b)はマイコン22により信号22−
(a)の1トラック分を1トラック走査毎、徐々に零に
収束する様に出力された信号をD/A変換した信号であ
る。第5図はマイコン22が処理するアルゴリズムをしめ
した図である。第5図において、信号23−(e)がHIGH
になるとトラッキングエラー信号22−(a)をA/D変換
した後メモリーに格納する。信号23−(f)がLOWであ
ると該トラッキングエラーデータ22−(a)が零に近づ
くように演算し、メモリーに3トラック分のデータを格
納する。信号23−(f)がHIGHであるとトラッキングエ
ラーデータが零からメモリーに格納した該トラッキング
エラーデータに近づくように演算し、メモリーに3トラ
ック分を格納する。次に、信号23−(d)がHIGHである
とトラッキングエラー信号22−(b)を出力する。信号
23−(d)がLOWであると信号23−(e)を参照し、HIG
HであるとJ点、LOWであるとI点に戻る。また、トラッ
キングエラー信号22−(b)を出力した後、信号23−
(f)を参照し、HIGHであるとK点、LOWであるとスタ
ートに戻る。以上の処理を行うことにより、編集の継ぎ
目においてトラック曲がりが大きく変化しないように記
録できる。
なお、第6図、第7図は本実施例におけるヘッド構成
を、第8図は本実施例における編集後の磁化軌跡と記録
するヘッドの種類を示した図である。
そこで、以上のように構成された磁気記録再生装置に
ついてその具体的動作を説明する。編集の始端及び終端
を設定する信号23−(f)がHIGHになる(始端)まで、
メモリー書き込み信号23−(e)により1トラック分の
トラッキングエラー信号22−(a)をA/D変換器241でト
ラッキングエラーデータに変換した後に記憶し、該トラ
ッキングエラーデータが零へ徐々に近づくように3トラ
ック分の演算も行い、メモリーに格納しておく。編集の
始端及び終端を設定する信号23−(f)がHIGH(始端)
になると、メモリーへの書き込みを停止する。録再を切
り換える信号23−(d)がHIGH(記録)になると、該演
算後のトラッキングエラーデータをD/A変換器242でトラ
ッキングエラー信号22−(b)I、II、IIIに各々変換
後、電気−機械変換素子駆動回路16へ供給する。録再を
切り換える信号23−(d)がHIGH(記録)の間、即ち、
時刻t11〜t41までにおいて、電気−機械変換素子1また
は2をトラッキングエラー信号22−(b)I、II、III
により駆動させ、第1の磁気ヘッド3または4によって
映像信号19−(a)T、T、Tを記録することに
なる。また、録再を切り換える信号23−(c)がHIGH
(記録)の間、即ち、時刻t40〜t100までは、第2の磁
気ヘッド5または6によって映像信号21−(a)T、
T、T、T、T、Tを記録することになる。
次に、録再を切り換える信号23−(c)がLOW(再
生)、メモリー書き込み信号23−(e)がHIGH(書き込
み)の間(時刻t100〜t110)に、再び1トラック分のト
ラッキングエラー信号22−(a)をA/D変換器241でトラ
ッキングエラーデータに変換した後に記憶する。このと
き、編集の始端及び終端を設定する信号23−(f)がHI
GHであるので、零から徐々に該トラッキングエラーデー
タに近づくように3トラック分の演算を行い、メモリー
に格納しておく。さらに、録再を切り換える信号23−
(d)がHIGH(記録)の間、即ち、時刻t101〜t131まで
において、同様に電気−機械変換素子1または2をトラ
ッキングエラー信号22−(b)IV、V、VIにより駆動さ
せ、第1の磁気ヘッド3または4によって映像信号19−
(a)T、T、Tを記録することになる。ここ
で、記録映像信号21−(a)、19−(a)の斜線部が実
際記録する信号のタイミングを示している。
したがって、編集後の磁化軌跡は第8図の様になり、
トラックT〜トラックTは編集始端直前のトラック
のトラック曲がりからトラックTのトラック曲がりに
徐々に変化し、トラックT〜トラックTは同じトラ
ック曲がりで絶対的な位置もずれない。また、トラック
T〜トラックTはトラックTのトラック曲がりか
ら編集終端直後のトラックのトラック曲がりに徐々に変
化する。すなわち、編集始端直前のトラックとトラック
T、トラックTとトラックT、トラックTとト
ラックT、トラックTと編集終端直後のトラック、
それぞれ4箇所のトラック間でトラック曲がりの変化が
大きくなることはない。また、インサート編集領域8−
(ニ)のうち大部分(8−(ロ))を第2の磁気ヘッド
5または6(固定ヘッド)で記録し、第1の磁気ヘッド
3または4(可動ヘッド)で記録するのは数トラック
(8−(イ)、8−(ハ))にすぎないため、トラック
の絶対的な位置がずれることもほとんどない。その結
果、インサート編集時の始端、終点において記録済みト
ラックの1部消去、または1部消去残りという現象なし
に編集可能となる。
一方、ここでは2個1組の第1の磁気ヘッド及び第2
の磁気ヘッドの実施例を説明したが、1個以上の第1の
磁気ヘッド及び第2の磁気ヘッドの構成であっても、本
発明が有効であることは言うまでもない。
発明の効果 以上説明したように、本発明によれば、電気−機械変
換素子を介した磁気ヘッドで記録する時間が短時間であ
るので、トラック曲がりのDC成分による位置ずれが生じ
ることがない。従って、長時間のインサート編集におい
て、編集始点、終点はもちろん記録済みトラックへの悪
影響を避けることができ、再生時に編集の継ぎ目で画像
が乱れることはないので、磁気記録再生装置としては極
めて有効である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の1実施例における磁気記録再生装置の
ブロック図、第2図は本発明の1実施例におけるトラッ
キングエラー信号を得るためのトラッキングエラー検出
回路の内容をしめすブロック図、第3図は4周波パイロ
ット信号トラッキング法による記録磁化軌跡を示す図、
第4図は本発明の1実施例における編集時の各種コント
ロール信号のタイミング及びトラッキングエラー信号を
示す図、第5図はマイコン22が処理するアルゴリズムを
示した図、第6図、第7図はヘッド構成を示した図、第
8図は本発明の1実施例における編集後の磁化軌跡と記
録時のヘッドの種類を示した図、第9図は従来例におけ
る磁気記録再生装置のブロック図、第10図は従来例にお
ける編集時の各種コントロール信号のタイミング及びト
ラッキングエラー信号を示す図、第11図は編集前の磁化
軌跡を示した図、第12図、第13図は従来例における編集
後の磁化軌跡を示した図である。 1、2……電気−機械変換素子、3、4……第1の磁気
ヘッド、5、6……第2の磁気ヘッド、7、8、9、1
0、11、20……切り換えスイッチ、12、14……再生ヘッ
ドアンプ回路、13、15……記録アンプ回路、16……電気
−機械変換素子駆動回路、17、18……トラッキングエラ
ー検出回路、19……遅延回路、21……パイロット信号重
畳記録回路、22……マイコン、23……各種タイミング発
生回路、241……A/D変換器、242……D/A変換器、

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電気−機械変換素子を介して取り付けられ
    た第1の磁気ヘッドと前記第1の磁気ヘッドが走査する
    トラックを所定時間前に走査すべく設置された第2の磁
    気ヘッドとを装着した回転シリンダーと、 前記第1及び第2の磁気ヘッドを記録または再生に切り
    換える切り換え手段と、 前記第1及び第2の磁気ヘッドの走査軌跡と記録トラッ
    クとの相対的なずれ量を検出する第1及び第2のトラッ
    キングエラー検出装置と、 前記第2のトラッキングエラー検出装置から出力される
    トラッキングエラーデータを一時記憶し、各種演算を行
    う演算手段と、 前記演算手段の出力に基づいて前記電気−機械変換素子
    を駆動する駆動回路とを有し、 編集時において、編集始端から数トラック間及び編集終
    端までの数トラック間は、前記第1の磁気ヘッドを記録
    状態に、前記第2の磁気ヘッドを再生状態にし、前記第
    2の磁気ヘッドからのトラッキングエラーデータを基に
    前記第1の磁気ヘッドを駆動して記録し、前記編集始端
    から数トラック後から前記編集終端の数トラック前まで
    は前記第1の磁気ヘッドを再生状態に、前記第2の磁気
    ヘッドを記録状態に、それぞれ切り換えて編集すること
    を特徴とする磁気記録再生装置。
  2. 【請求項2】第2の磁気ヘッドからのトラッキングエラ
    ーデータを基に第1の磁気ヘッドを駆動する手段とし
    て、編集始端から数トラック間における記録は、前記第
    2の磁気ヘッドから再生される信号から作成したトラッ
    キングエラーデータを一時記憶する手段と、且つ、数ト
    ラック後に前記トラッキングエラーデータの基準値との
    偏差を零にすべく各走査毎のトラッキングエラーデータ
    を演算する手段とを有し、前記演算結果に基づいて前記
    電気−機械変換素子を駆動させて前記第1の磁気ヘッド
    で編集することを特徴とした請求項1に記載の磁気記録
    再生装置。
  3. 【請求項3】第2の磁気ヘッドからのトラッキングエラ
    ーデータを基に第1の磁気ヘッドを駆動する手段とし
    て、編集終端の数トラック前から編集終端における記録
    は、前記第2の磁気ヘッドから再生される信号から作成
    したトラッキングエラーデータを一時記憶する手段と、
    且つ、編集終端までの数トラック間に前記トラッキング
    エラーデータの基準値との偏差が零から前記記憶したト
    ラッキングエラーデータとなるように各走査毎のトラッ
    キングエラーデータを演算する手段とを有し、前記演算
    結果に基づいて前記電気−機械変換素子を駆動させて前
    記第1の磁気ヘッドで記録することを特徴とした請求項
    1に記載の磁気記録再生装置。
JP6242688A 1988-03-16 1988-03-16 磁気記録再生装置 Expired - Lifetime JP2574371B2 (ja)

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