JPS6387609A - ビデオテ−プレコ−ダ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 以下の順序で本発明を説明する。

Ａ　産業上の利用分野 Ｂ　発明の概要 Ｃ従来の技術 Ｄ　発明が解決しようとする問題点 Ｅ　問題点を解決するための手段（第１図）Ｆ　作用 Ｇ　実施例 Ｇ１ビデオテープレコーダの構成 Ｇ２記録時の動作 Ｈ発明の効果 Ａ　産業上の利用分野 本発明は、記録を行なう磁気ヘッドがバイモルフ等の電
気−機械変換素子を介して回転ドラムに取付けられたビ
デオテープレコーダに関する。

Ｂ　発明の概要 本発明は、回転ドラムに電気−機械変換素子を介して取
付けた第１及び第２の磁気ヘッドにより磁気テープ上に
交互に斜めのトラックを形成して映像信号を記録するビ
デオテープレコーダにおいて、回転ドラム上の第１及び
第２の磁気ヘッド毎に先行した位置に少なくとも１個が
消去ヘッドとして機能する第３及び第４の磁気ヘッドを
取付け、記録時に、先行した位置にある第３及び第４の
磁気ヘッドが磁気テープ上に記録した基準信号を第１及
び第２の磁気ヘッドにより再生して記録トラックのエツ
ジを検出し、この検出したエツジに第１及び第２の磁気
ヘッドのエツジが揃うように電気−機械変換素子を変移
させる様にしたことで、記録時の２個の記録用磁気ヘッ
ドと消去用磁気ヘッドとの位置関係が良好に保たれるよ
うにしたものである。

Ｃ従来の技術 従来、ヘリカル走査形ビデオテープレコーダにおいて、
バイモルフのような電気−機械変換素子に磁気ヘッドを
取付けて回転ヘッドドラムを構成したものがある。この
バイモルフは、例えば銀等の薄膜の両面を圧電セラミッ
クで挟んで構成したもので、このバイモルフに所要の駆
動電圧を供給して、磁気ヘッドをその走査方向とほぼ直
交する方向に変移させて、磁気ヘッドがテープ上の傾斜
トラックを始めから終わりまで正確にトレースするよう
にした装置は周知である。このような装置は一般に変速
再生時に使用されるが、これをＤＴＰ（Ｄｙｎａｍｉｃ
　Ｔｒａｃｋ　Ｆｏｌｌｏｗｉｎｇ　）装置と呼ぶこと
がある。このＤＴＰ装置において、特殊再生例えば数倍
速の早送り再生（キュー）或いは巻き戻し再生（レビュ
ー）を行なうときには、第６図或いは第７図に示すよう
に、磁気テープ＋１１の記録トラック（１ａ）と磁気ヘ
ッドの軌跡（１ｂ）の傾斜角の違いを補正するために第
８図Ｂ或いはＣのような＋Ｖｏから−Ｖｏ（ｖ）へ或い
は−Ｖｏ（■）から＋Ｖｏ（ｖ）への傾斜電圧をバイモ
ルフに印加して磁気ヘッドの軌跡（１ｂ）が記録トラッ
ク（１ａ）と一致するようにしている。即ち、例えば正
方向の電圧をバイモルフに供給すると第９図に示す如く
バイモルフ（２）は上方へたわんで磁気ヘッド（３）が
テープ（１）に対して上方へ仰られた状態となり、負方
向の電圧をバイモルフに印加すると第１０図に示す如く
バイモルフ（２）は下方へたわんで磁気ヘッド（３）が
テープで１）に対して下方へ仰られた状態となる。そし
て、バイモルフ（２）のたわむ程度は供給電圧に比例し
、供給電圧が高い程磁気ヘッド（３）の仰られ方が大き
い。

このため、第８図Ｂに示す＋Ｖｏがら−Ｖｏ（ｖ）への
傾斜電圧をバイモルフ（２）に印加すると、ヘッド（３
）は上方へ仰られた状態から下方へ仰られた状態へと徐
々に移動し、この十ｖｏがら−ＶｏＭへの傾斜電圧の供
給を磁気ヘッド（３）がテープ（１１の１トラツクトレ
ースする期間（第８図Ａのパルス波のハイレベル時）同
期させて行なうことで、第６図に示す様なキュー時のテ
ープ（１）の記録トラック（１ａ）と磁気ヘッド（３）
のｔＪＬ跡（１ｂ）との角度のずれがなくなる。また、
第８図Ｃに示す第８図Ｂとは逆の−ＶｏＭから＋Ｖｏ（
ｖ）への傾斜電圧をバイモルフ（２）に供給すると、磁
気ヘッド（３）は上述とは逆方向に移動し、第７図に示
す様なレビュー時のテープ（１）の記録トラ、り（１ａ
）とヘッド（３）の軌跡（１ｂ）との角度のずれがなく
なる。

Ｄ　発明が解決しようとする問題点 ところで、上述した如きバイモルフ等の電気−機械変換
素子を介して取付けた磁気ヘッドを記録時にも兼用して
使用する場合がある。この記録時には、常に同一の記録
トラックを形成するため電気−機械変換素子を変移させ
る必要はないが、長時間に亘る変速再生等で電気−機械
変換素子の経時的な変移（磁気ヘッドの高さの変化）が
発生する場合があり、このような経時的な変移が発生す
ると信号の良好な記録ができなくなる不都合があった。

即ち、一般のビデオテープレコーダに使用されている２
個の磁気ヘッドで交互に磁気テープ上を走査するヘリカ
ル走査形ビデオテープレコーダの場合には、２個の磁気
ヘッドの相対的な位置（高さ）関係が所定の状態にない
と、記録パターンが良好には形成されないため、記録前
には磁気ヘッドの高さ合せをする必要があった。

この高さ合せの方法としては、例えば特願昭６０−３１
３１０号等に示す如（，２個のうちの一方の磁気ヘッド
でテープ上に記録した基準信号を他方の磁気ヘッドで再
生すると共に、他方の磁気ヘッドでテープ上に記録した
基準信号を一方の磁気ヘッドで再生し、双方の磁気ヘッ
ドの再生レベルが等しくなるように磁気ヘッドの高さを
調整することが考えられる。このように調整することで
、２個の磁気ヘッドの相対的な位置関係を良好に保つこ
とができる。

ところが、このような相対的な位置関係の調整だけでは
不充分な場合がある。例えば、記録を行なう際にはテー
プに前に記録された情報を消去ヘッドにて消去する必要
があるが、この消去ヘッドとして回転ドラムに取付けた
いわゆるフライングイレーズヘッドを使用する場合があ
る。このフライングイレーズヘッドは、回転ドラム上の
記録を行なう磁気ヘッドに先行した位置に取付けて、１
トラツク乃至２トラックずつ記録を行なう直前に消去を
行なうものである。このようにしてフライングイレーズ
ヘッドで消去を行なうことで、つなぎ目に画像の乱れの
ない良好な映像信号の記録ができる。このフライングイ
レーズヘッドを回転ドラムに設けた場合には、記録用の
磁気ヘッドにより形成される記録トラックに正確に先行
する位置にないと、消し残りを生じたりして完全な消去
は行なわれない。このため、記録を行なう磁気へ・ラド
は、２個のヘッドの相対的な関係のみならず回転ドラム
に固定された消去ヘッドとの絶対的な位置関係（高さ）
をも合わせなければならない。

本発明は斯かる点に鑑み、記録時に電気−機械変換素子
を介して取付けた２個の磁気ヘッドの絶対的な位置関係
を良好に保つことのできるビデオテープレコーダを提供
することを目的とする。

Ｅ　問題点を解決するための手段 本発明のビデオテープレコーダは、例えば第１図に示す
如く、回転ドラム（４）に電気−機械変換素子（２ａ）
　、　　（２ｂ）を介して取付けた第１及び第２の磁気
ヘッド（３ａ）　、　　（３ｂ）により磁気テープ（１
）上に交互に斜めのトラックを形成して映像信号を記録
するビデオテープレコーダにおいて、回転ドラム（４）
上の第１及び第２の磁気ヘッド（３ａ）　。

（３ｂ）毎に先行した位置に少なくとも１個が消去ヘッ
ドとして機能する第３及び第４の磁気ヘッド（３ｃ）及
び（３ｄ）を取付け、記録時に、先行した位置にある第
３及び第４の磁気ヘッド（３ｃ）及び（３ｄ）が磁気テ
ープ（１１上に記録した基準信号を第１及び第２の磁気
ヘッド（３ａ）及び（３ｂ）により再生して記録トラッ
クのエツジを検出し、この検出したエツジに第１及び第
２の磁気ヘッド（３ａ）及び（３ｂ）のエツジが揃うよ
うに電気−機械変換素子（２ａ）　、　　（２ｂ）を変
移させる様にしたものである。

Ｆ　作用 本発明のビデオテープレコーダによると、記録時に回転
ドラム（４）上に固定して取付けられて高さが変わらな
い第３及び第４の磁気ヘッド（３ｃ）及び（３ｄ）によ
り磁気テープ（１）に記録した基準信号に合わせて、第
１及び第２の磁気ヘッド（３ａ）及び（３ｂ）の高さを
調整するようにしたことで、常に記録時の絶対的な高さ
が同じになり、記録用の第１．第２の磁気ヘッド（３ａ
）　、　　（３ｂ）と消去用磁気ヘッドとの位置関係が
良好に保たれる。

Ｇ　実施例 以下、本発明のビデオテープレコーダの一実施例を、第
１図〜第４図を参照して説明しよう。この第１図〜第４
図において、第６図〜第１Ｏ図に対応する部分には同一
符号を付し、その詳細説明は省略する。

Ｇ１ビデオテープレコーダの構成 本例のビデオテープレコーダは、磁気テープの幅８ｍｍ
の所謂８ミリビデオと称されるもので、映像信号と共に
音声のＰＣＭ信号の記録を行う如く構成され、第２図に
示す如（、記録及び再生を行なう磁気ヘッドとして夫々
のアジマス角が異なる第１及び第２の２個の磁気ヘッド
（３ａ）及び（３ｂ）が回転ドラム（４）の１８０度対
称の位置に設けられ、磁気ヘ−）ド（３ａ）　、　　（
３ｂ）で交互にＣＨＩ　、　ＣＨ２の記録及び再生を行
なうヘリカル走査形のものである。そして、この回転ド
ラム（４）の周面に例えば２２１度の範囲で磁気テープ
（１）が巻付けられ、この２２１度の内の最初の３６度
の区間で音声のＰＣＭ信号の記録・再生が行なわれると
共に、残りの１８０度の区間で映像信号の記録・再生が
行なわれる。そして、第１及び第２の磁気ヘッド（３ａ
）及び（３ｂ）は、夫々バイモルフ板（２ａ）及び（２
ｂ）を介して回転ドラム（４）と固定してあり、バイモ
ルフ板（２ａ）　。

（２ｂ）へ供給する印加電圧により第９図又は第１０図
に示す如く変移し、磁気ヘッド（３ａ）及び（３ｂ）の
高さが変化する。また、この回転ドラム（４）には、第
１の磁気ヘッド（３ａ）から回転方向（４ｒ）に９０゜
先行した位置にフラインク゛イレースヘソドである消去
ヘッド（３ｃ）が直接固定してあり、第２の磁気ヘッド
（３ｂ）から回転方向（４ｒ）に９０°先行した位置に
基準ヘッド（３ｄ）が直接固定しである。このように構
成したことで、この回転ドラム（４）の側面を展開して
示すと、第３図に示す如くなる。この第３図において、
（４ａ）は回転ドラム（４）の側面の中心線を示し、記
録時には磁気ヘッド（３ａ）及び（３ｂ）がこの中心線
（４ａ）上にある。そして、最も先行した位置にある消
去ヘッド（３ｃ）は磁気テープ（１１上の記録トラック
（Ｉａ）の２トラック分を同時に消去する幅を有し、第
１の磁気ヘッド（３ａ）で記録を行なうトラック（１ａ
工）と第２の磁気ヘッド（３ｂ）　２で記録を行なうト
ラック（Ｉａ２）とに先行した位置にある。そして、基
準ヘッド（３ｄ）は第２の磁気ヘッド（３ｂ）と同方向
のアジマス角が付けられ、この第２の磁気ヘッド（３ｂ
）で記録を行なうトラック（Ｉａ２）に先行した位置に
ある。そして、第１及び第２の磁気ヘッド（３ａ）及び
（３ｂ）は、バイモルフ板（２ａ）　、　　（２ｂ）の
変移により中心線（４ａ）に対し上方向Ｕ又は下方向ｄ
に高さが変化する。

このようにして回転ドラム（４）上に配置された各ヘッ
ド（３ａ）〜（３ｄ）は、第１図に示す如き回路構成に
て記録時に信号が供給される。即ち、映像信号等の記録
信号が記録を行なうへ・、ド毎に記録系回路（図示せず
）から供給される記録信号大刀端子（５ａ）及び（５ｂ
）は、夫々記録信号増幅器（６ａ）及び（６ｂ）を介し
てバイモルフ板（２ａ）及び（２ｂ）上の第１及び第２
の磁気ヘッド（３ａ）及び（３ｂ）に接続してあり、端
子（５ａ）　、　　（５ｂ）に得られる信号が記録され
る。そして、２００ｋＨｚ程度の比較的低周波の基準信
号を出力する基準信号発生器（７）が、接続スイッチ（
８）、混合回路（１１）及び記録信号増幅器（１３）の
直列回路を介して、消去ヘッド（３ｃ）と接続しである
。また、この基準信号発生器（７）が、接続スイッチ（
９）及び記録信号増幅器（１４）を介して基準ヘッド（
３ｄ）と接続してあり、記録タイミング発注回路（１ｏ
）により接続スイッチ（８１、（９１を制御することで
、消去ヘッド（３ｃ）及び基準ヘッド（３ｄ）にこの基
準信号発生器（７）が出力する基準信号が供給される。

また、混合回路（１１）にはこの基準信号の他に消去信
号発生器（１２）から消去信号が供給され、消去信号に
基準信号を重畳した状態で消去へ・ノド（３ｃ）に供給
される。

また、第１及び第２の磁気ヘッド（３ａ）及び（３ｂ）
は、通常の再生信号を処理する再生系回路（図示せず）
と接続しであると共に、上述の基準信号検出用の回路が
接続しである。即ち、第１図に示す如く、第１及び第２
の磁気ヘッド（３ａ）及び（３ｂ）は、夫々再生基準信
号増幅器（１５ａ）及び（１５ｂ　’）と検波回路（１
６ａ　）及び（１６ｂ　）を介して下エツジ検出回路（
１７ａ　）及び（１７ｂ　）と接続しである。この下エ
ツジ検出回路（１７ａ　）及び（１７ｂ　）は、再生し
た基準信号の記録トラックの下エツジを検出する回路で
、この下エツジ検出回路（１７ａ　）及び（１７ｂ　）
の検出状態によりウオブリング電圧発生回路（１８ａ　
）及び（１８ｂ）にウオブリング電圧信号の発生を指示
する。そして、このウオブリング電圧発生回路（１８ａ
）及び（１８ｂ）が出力するウオブリング電圧信号がド
ライブ回路（１９ａ）及び（１９ｂ）を介してバイモル
フ板（２ａ）及び（２ｂ）に供給され、このウオブリン
グ電圧信号に応じてバイモルフ板（２ａ）及び（２ｂ）
の変移状態が変化する。

Ｇ２記録時の動作 次に、本例のビデオテープレコーダにて磁気テ−プに映
像信号等を記録する際の動作について第４図のタイムチ
ャートを参照して説明する。まず、回転ドラム（４）の
１８０度の回転毎に切換わるスイッチングパルス信号（
第４図Ａ）に同期して、第１の磁気ヘッド（３ａン　と
第２の磁気ヘッド（３ｂ）とで交互に映像信号の記録を
行なう。即ち、第４図りに示す如く第１の磁気ヘッド（
３ａ）の各磁気テープ走査期間ＣＨＩ−１，ＣＨＩ−２
・・・・の後半のドラム角１８０度に相当する期間（Ｖ
−ＲＥＣ）と、第４図Ｆに示す如く第２の磁気ヘッド（
３ｂ）の各磁気テープ走査期間ＣＨ２−□、　　Ｃ）＋
２−２・・・・の後半のドラム角１８０度に相当する期
間（Ｖ−ＲＦＣ）とで、交互に入力端子（５ａ）　、　
　（５ｂ）に供給される映像信号の記録を行なう。そし
て、この各ヘッドの走査期間ＣＨＩ−１，ＣＨ２−ｑ　
、　　ＣＨＩ−２、ＣＨ２−２・・・・の前半のドラム
角３６度に相当する期間（ＰＣＭ−ＲＥＣ）で、映像信
号に対応した入力端子（５ａ）　、　　（５ｂ）に供給
されるＰＣＭ音声信号の記録を行なう。

このようにして信号の記録が行なわれるが、磁気テープ
上に以前に記録された信号の消去を行なうために、第４
図Ｃに示す如く、記録中には連続して消去ヘッド（３ｃ
）に消去信号発生器（１２）から消去信号を供給する。

ここで、この記録開始から数トラツクを走査するまでは
、第１の磁気ヘッド（３ａ）の走査期間ＣＩ（１−ｚ、
　　ＣＨＩ−２”＝　ＣＨＩ−ｍのＰＣＭ音声信号記録
部ＰＣＭ−ＲＥＣと映像信号記録部Ｖ−ＲＥＣとの間の
区間に対応して９０度先行した区間中に、例えば映像信
号の３水平走査期間（３Ｈ）に対応した期間Ｐ−ＲＥＣ
だけ接続スイッチ（８）を記録タイミング発生回路（１
ｏ）からの指示で閉状態にして、基準信号発生器（７）
が出力する基準信号を消去信号に重畳させて記録する。

そして、このようにして磁気テープ上に所定間隔で記録
された基準信号を、第３図に示す如く直後に配置された
第１の磁気ヘッド（３ａ）で再生する。即ち、上述の第
１の磁気ヘッド（３ａ）の走査期間中のＰＣＭ音声信号
の記録部ＰＣＭ−ＲＥＣと映像信号の記録部Ｖ−ＲＥＣ
との間の３Ｈの期間だけ記録動作を再生動作に切替え、
基準信号を再生し、下エツジ検出回路（１７ａ）でこの
基準信号記録トラックの下エツジを検出する。この検出
する下エツジは、第３図に示す如く、消去ヘッド（３ｃ
）にて２トラック（ｌａｌ）　、　　（ｌａ２）に基準
信号が記録されるとすると、下側のトラック（ｌａｘ　
）の下端ｅ１を第１の磁気ヘッド（３ａ）で検出し、こ
の検出した状態によりウオブリング電圧発生回路（１８
ａ　）からバイモルフ板（２ａ）に所定の電圧を印加さ
せ、基準信号を記録している数トラツクに対応した走査
期間ＣＨＩ−ｘ、　　ＣＨＩ−２・・・・Ｃ旧−ｍの間
に第１の磁気ヘッド（３ａ）の下エツジをトラック（Ｉ
ａｌ）の下エツジｅ１に揃わせる（第３図に示す状態）
。

このようにして第１の磁気ヘッド（３ａ）の高さ調整が
終了すると、次に第２の磁気ヘッド（３ｂ）の高さ調整
を行なう。この調整は、第１の磁気ヘッド（３ａ）の高
さ調整を行なう最後の走査期間ＣＨＩ−ｍの直後の第２
の磁気ヘッド（３ｂ）の走査期間Ｃｔ（２−ｍから基準
ヘッド（３ｄ）で記録した基準信号を再生して行なう。

即ち、第４図已に示す如く、この時点から所定期間の走
査期間ＣＨ２−ｍ　、　　ＣＨ２−＋ｎや１・・・・Ｃ
Ｈ２−ｏのＰＣＭ音声信号記録部ＰＣＭ−ＲＥＣと映像
信号記録部Ｖ−ＲＥＣとの間の区間に対応して９０度先
行した区間中に、３Ｈに対応した期間Ｐ−ＲＥＣだけ接
続スイッチ（９）を記録タイミング発生回路（１０）か
らの指示で閉状態にして、基準信号発生器（７）が出力
する基準信号を基準ヘッド（３ｄ）で記録する。

そして、このようにして磁気テープ上に所定間隔で記録
された基準信号を、第３図に示す如（直後に配置された
第２の磁気ヘッド（３ａ）で再生する。

即ち、上述の第２の磁気ヘッド（３ｂ）の走査期間中の
ＰＣＭ音声信号の記録ＰＣＭ−ＲＥＣと映像信号の記録
部Ｖ−ＲＥＣとの間の３Ｈの期間だけ記録動作を再生動
作に切換え、基準信号を再生し、下エツジ検出回路（１
７ｂ　）でこの基準信号記録トラックの下エツジを検出
する。この検出する下エツジは、第３図に示す如く、基
準ヘッド（３ｄ）にてトラック（ｌａ２）に基準信号が
記録されるとすると、このトラック（ｌａ２）の下端ｅ
２を第２の磁気へソド（３ｂ）で検出し、この検出した
状態によりウオブリング電圧発生回路（１８ｂ　）から
バイモルフ板（２ｂ）に所定の電圧を印加させ、基準信
号を記録している数トラツクに対応した走査期間ＣＨ２
−ｍ　、　　ＣＨ２−ｍ＋１・・”　Ｃ）１２−ｎの間
に第２の磁気ヘッド（３ｂ）の下エツジをトラック（ｌ
ａ２）の下エツジｅ２に揃わせる（第３図に示す状態）
。

このようにして高さ調整が行われた後は、基準ヘッド（
３ｄ）による基準信号の記録は行わず、消去ヘッド（３
ｃ）が消去信号による消去動作だけを行った状態で、第
１及び第２の磁気ヘッド（３ａ）　。

（３ｂ）で映像信号及びＰＣＭ音声信号の記録が行なわ
れる。

以上のように、本例によるビデオテープレコーダによる
と、記録開始時に数トラック間だけ高さが固定された消
去ヘッド（３ｃ）と基準ヘッド（３ｄ）とで基準信号を
記録して、この基準信号に会わせてバイモルフ板（２ａ
）　、　　（２ｂ）上の記録ヘッド（３ａ）　、　　（
３ｂ）の高さ調整を行なうため、常に同じ高さに調整す
ることができる。このため、２個の磁気ヘッド（３ａ）
　、　　（３ｂ）の相対的な関係のみならず、消去ヘッ
ド（３ｃ）と記録用の磁気ヘッド（３ａ）　、　　（３
ｂ）との位置（高さ）関係が良好に保たれ、消去ヘッド
（３ｃ）が消去し残し等のミスイレーズをすることがな
くなり、良好な信号の記録ができる。

なお、回転ドラム（４）上のヘッドの配置は上述実施例
に限定されるものではな（、例えば第２図及び第５図に
示す如く、消去へソド（３ｃ）の代わりに第１の磁気ヘ
ッド（３ａ）に先行して１トラツクだけを消去する消去
ヘッド（３ｅ）を設けると共に、基準ヘッド（３ｄ）の
代わりに第２の磁気ヘッド（３ｂ）に先行して１トラツ
クだけを消去する消去ヘッド（３ｆ）を設け、１トラッ
クずつ交互に別の消去ヘッドで消去するように構成して
もよい。この場合にも、基準信号を消去ヘッド（３ｅ）
と（３ｆ）とで消去信号に重畳して記録するようにすれ
ば、上述例と同様の位置合せができる。また、之等の基
準信号を記録するヘッドは、映像信号の記録用ヘッド（
３ａ）　、　　（３ｂ）に対し９０度先行した位置に設
けたが、他の角度を選択してもよい。但し、この場合に
は基準信号を記録するタイミングを変える必要がある。

さらに、また、本発明は上述実施例に限らず、本発明の
要旨を逸税することなく、その他種々の構成が取り得る
ことは勿論である。

Ｈ発明の効果 本発明のビデオテープレコーダによると、記録時に回転
ドラム（４）上に固定して取付けられて高さが変わらな
い第３及び第４の磁気ヘッド（３ｃ）及び（３ｄ）によ
り磁気テープ（１）に記録した基準信号に合わせて、第
１及び第２の磁気ヘッド（３ａ）及び（３ｂ）の高さを
調整するようにしたことで、常に記録時の絶対的な高さ
が同じになり、記録用の第１、第２の記録ヘッド（３ａ
）　、　　（３ｂ）と消去用磁気ヘッドとの位置関係が
良好に保たれ、消去ヘッドによるミスイレーズのない良
好な信号記録が行なわれる利益がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明ビデオテープレコーダの一実施例を示す
構成図、第２図及び第３図は夫々一実施例の回転ドラム
を示す構成図、第４図は−・実施例の説明に供する線図
、第５図は本発明の他の実施例を示す構成図、第６図〜
第１０図は夫々従来例の説明に供する線図である。 （１）は磁気テープ、（２ａ）　、　　（２ｂ）はバイ
モルフ板、（３ａ）及び（３ｂ）は夫々第１及び第２の
磁気ヘッド、（３ｃ）は消去ヘッド、（３ｄ）は基準ヘ
ッド、（４）は回転ドラムである。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 回転ドラムに電気−機械変換素子を介して取付けた第１
   及び第２の磁気ヘッドにより磁気テープ上に交互に斜め
   のトラックを形成して映像信号を記録するビデオテープ
   レコーダにおいて、 上記回転ドラム上の上記第１及び第２の磁気ヘッド毎に
   先行した位置に少なくとも１個が消去ヘッドとして機能
   する第３及び第４の磁気ヘッドを取付け、 記録時に、先行した位置にある上記第３及び第４の磁気
   ヘッドが磁気テープ上に記録した基準信号を上記第１及
   び第２の磁気ヘッドにより再生して記録トラックのエッ
   ジを検出し、この検出したエッジに上記第１及び第２の
   磁気ヘッドのエッジが揃うように上記電気−機械変換素
   子を変移させる様にしたことを特徴とするビデオテープ
   レコーダ。