JPS6327292B2 - - Google Patents

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JPS6327292B2
JPS6327292B2 JP53161330A JP16133078A JPS6327292B2 JP S6327292 B2 JPS6327292 B2 JP S6327292B2 JP 53161330 A JP53161330 A JP 53161330A JP 16133078 A JP16133078 A JP 16133078A JP S6327292 B2 JPS6327292 B2 JP S6327292B2
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JP
Japan
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sodium
sodium carbonate
peroxocarbonate
solution
hydrogen peroxide
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JP53161330A
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JPS54101798A (en
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Kunitsupushiruto Geruto
Shusuteru Fuuberuto
Kureebe Hansu
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Evonik Operations GmbH
Original Assignee
Degussa GmbH
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Publication date
Application filed by Degussa GmbH filed Critical Degussa GmbH
Publication of JPS54101798A publication Critical patent/JPS54101798A/ja
Publication of JPS6327292B2 publication Critical patent/JPS6327292B2/ja
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C01INORGANIC CHEMISTRY
    • C01BNON-METALLIC ELEMENTS; COMPOUNDS THEREOF; METALLOIDS OR COMPOUNDS THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASS C01C
    • C01B15/00Peroxides; Peroxyhydrates; Peroxyacids or salts thereof; Superoxides; Ozonides
    • C01B15/055Peroxyhydrates; Peroxyacids or salts thereof
    • C01B15/10Peroxyhydrates; Peroxyacids or salts thereof containing carbon
    • C01B15/103Peroxyhydrates; Peroxyacids or salts thereof containing carbon containing only alkali metals as metals

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Detergent Compositions (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野: 本発明は、全ての沈殿過程の間に、水溶液1
あたり食塩100〜200g、常用の活性酸素安定剤及
び水溶液1あたり六メタ燐酸ナトリウム0.1〜
1.9gを含有する、ペルオクソ炭酸ナトリウムで
飽和された水溶液から出発し、炭酸ナトリウムを
添加することによつて炭酸ナトリウム使用溶液又
は懸濁液を得、過酸化水素を反応を生じる炭酸ナ
トリウムと、活性酸素対ナトリウムの原子比が
0.6〜0.9:1の程度に当量であるような量で供給
することにより、過酸化水素と炭酸ナトリウムと
を選択した温度に対して±1℃の許容差を保持し
ながら10℃〜20℃で反応させ、生じた溶解ペルオ
クソ炭酸ナトリウムの過飽和を過酸化水素の添加
の間及び過酸化水素の添加後60分までの間にペル
オクソ炭酸ナトリウムを沈殿させることによつて
解除し、得られた塩を公知方法により分離し、か
つ乾燥させることによつて、コンパクトな粗大ペ
ルオクソ炭酸ナトリウムを製造する方法に関す
る。但し、本明細書中、コンパクトとは、針状な
いしとげ状でないことを意味し、粗大とは、粒径
が0.1mm又はそれ以下の微粉状であることではな
いことを意味する。 従来の技術: 炭酸ナトリウム溶液もしくは懸濁液と過酸化水
素水溶液とを式: Na2CO3+1.5H2O2→Na2CO3・1.5H2O2 により反応させることによつてペルオクソ炭酸ナ
トリウムを製造することは公知であり、この場合
形成したペルオクソ炭酸塩の溶解性は、食塩のよ
うな不活性塩の添加によつて減少する(スイス国
特許第90295号明細書)。 英国特許第568754号明細書は、ペルオクソ炭酸
ナトリウムを製造する周期的工程に関し、この場
合過酸化水素及び炭酸ナトリウムは、同時に又は
順次に少量で先行した沈殿からの母液に添加され
る(該英国特許明細書の特許請求の範囲第1項、
第5頁、第93行〜第98行)。該英国特許明細書第
5頁第31行〜第47行に記載の実施例1の好ましい
実施態様によれば、過酸化水素及び炭酸ナトリウ
ムは、少量ずつ1〜2分間で添加され、3分間撹
拌され、かつこの作業周期は数回繰り返される
(実施例において全部で12回の作業周期)。 該英国特許明細書の特許請求の範囲及び発明の
詳細な説明の記載、すなわち一面で形成されたペ
ルオクソ炭酸ナトリウムの溶解度を低下させるた
めに全過程の間炭酸ナトリウムの過剰量は維持さ
れ(第3頁、第20行〜第28行)、他面で炭酸ナト
リウムの一定の値を凌駕する過剰量はペルオクソ
炭酸ナトリウムの濾過特性を劣悪にしかつペルオ
クソ炭酸ナトリウムの粒子構造を破壊する(第3
頁、第45行〜第51行)ことから、炭酸ナトリウム
及び過酸化水素を添加する時間ならびに撹拌する
次の時間の間にペルオクソ炭酸ナトリウムは形成
されかつ沈殿されることがたとえ明記されていな
くとも明らかとなる。形成されたペルオクソ炭酸
ナトリウムと母液との分離を多数の添加(作業周
期)の後に初めて行なうことにより、形成された
ペルオクソ炭酸ナトリウムは、粒状構造であるこ
とができる(第3頁、第87行〜第91行)。 この方法の欠点は、トン規模での製造が少量分
での周期的添加及びその間に接続された、数時間
に亘る必要とされる反応時間によつて長びくこと
にある。更に、洗剤粉末中に使用することができ
ない著量の微細含分が生じる。 英国特許第568754号明細書に記載のもう1つの
欠点は、微細に突起した生成物が得られることに
ある。この場合、“突起した”とは、成長するこ
とによりハリネズミのとげような外観を有する粒
状のことである。このように突起した生成物の耐
摩耗性は、本発明方法により得られるようなコン
パクトな粗大粒子の場合よりも明らかに僅かであ
る。 更に、西ドイツ国特許出願公開第2328803号公
報によれば、溶液1当り六メタ燐酸ナトリウム
2〜8gを含有する炭酸ナトリウム溶液又は懸濁
液を溶液1当りマグネシウムイオン3〜10gを
含有する過酸化水素溶液と、場合によつては食塩
の存在下で、反応させることによつて粗大な耐摩
耗性のペルオクソ炭酸塩を製造することができ
る。 この場合には、六メタ燐酸ナトリウム及びマグ
ネシウムイオンに対して記載された量を正確に維
持することが重要である。さもなければ、微細も
しくは機械的抵抗力のない粒子が生じることにな
る。 不連続的にのみ作業するこの方法の欠点は、母
液を再使用する場合に24℃の高い炭酸ナトリウム
溶解温度で使用した過酸化水素に対するペルオク
ソ炭酸ナトリウムの収率が、工業的炭酸ナトリウ
ムの使用の際に母液中で増大する不純物によつて
なお強められる活性酸素分解によつて激しく低減
されることにある。 過酸化水素供給の間中継続するこの活性酸素分
解により、ペルオクソ炭酸ナトリウム結晶化条件
を一定に維持することはできない。 炭酸ナトリウム/ペルオクソ炭酸ナトリウムの
比率は、炭酸ナトリウムに有利に上昇し、また該
炭酸ナトリウムは易溶性成分としてなお溶液中に
存在する難溶性ペルオクソ炭酸ナトリウムを溶液
から圧出させる。 その結果、微粒状生成物が得られる著しく迅速
な結晶作用をもたらす。 更に、西ドイツ国特許第2644147号明細書に記
載されているように、炭酸ナトリウムの飽和され
た溶液を使用する場合には、一定量の六メタ燐酸
ナトリウムが必要である。 該六メタ燐酸ナトリウム量が多すぎる場合に
は、形成すべきペルオクソ炭酸ナトリウムの著し
く安定な過飽和が構成され、この過飽和は全く分
解しないか、又は部分的にのみ分解する。 該六メタ燐酸ナトリウム量が少なすぎる場合に
は、極めて少ないペルオクソ炭酸塩の過飽和が形
成され、得られるペルオクソ炭酸塩は微細すぎる
こととなる。 この過飽和が形成されることは、六メタ燐酸ナ
トリウムに対して反応すべき炭酸ナトリウム量の
場合、炭酸ナトリウムとともになお予め存在する
溶液成分の濃度が一定である際及び反応温度であ
る際に、炭酸ナトリウム変換量と、溶解した六メ
タ燐酸ナトリウム量との比率が一定になる、すな
わち実地において好ましいものとなるように選択
されることに基づいている。西ドイツ国特許第
2644147号明細書によれば、専ら液底体を含まな
い炭酸ナトリウム溶液が使用されている。この西
ドイツ国特許明細書第3欄、第38行〜第47行に
は、多量すぎる六メタ燐酸ナトリウムの存在下に
構成された、ペルオクソ炭酸ナトリウムの飽和
は、炭酸ナトリウム−十水和物の液底体の存在下
に後に溶解する炭酸ナトリウムによつて自発的に
小さい芽晶の形で分解されるであろうことが開示
されている。 また、西ドイツ国特許第2644147号明細書の思
想によれば、コンパクトな耐摩耗性ペルオクソ炭
酸ナトリウムを得るために、炭酸ナトリウム−十
水和物−液底体を含まない炭酸ナトリウムで飽和
された溶液から出発することが絶対に必要であつ
た。過酸化水素との反応のための溶液中での溶解
されていない炭酸ナトリウムの飽和限界を越える
割合は、極めて迅速な結晶化、ひいては微粒状生
成物の形成をまねいた(該西ドイツ国特許第
2644147号明細書、第3欄第38行〜第47行)。とこ
ろで、西ドイツ国特許第2644147号明細書の思想
からは思いもよらずに全く意外なことに、10℃〜
20℃の範囲内の温度及び1あたり食塩100〜200
gの濃度で、六メタ燐酸ナトリウムの定義された
濃度及び炭酸ナトリウム対六メタ燐酸ナトリウム
の定義された比率を使用する場合に定性的に単一
のコンパクトな粗大ペルオクソ炭酸ナトリウムを
得ることができ、さらにこの条件を維持しながら
ペルオクソ炭酸ナトリウムで飽和された炭酸ナト
リウム使用懸濁液をコンパクトな粗大ペルオクソ
炭酸ナトリウムに変換することもできることが見
い出された。 発明を達成するための手段: 本発明の目的は、前記西ドイツ国特許第
2644147号明細書に記載された方法、すなわちコ
ンパクトな粗大粒子の絶対確実な再生可能性を10
℃〜20℃で導き、さらに炭酸ナトリウムの変換率
の上昇を導く方法を工業的により簡単に実施する
ことにある。 この目的は、特許請求の範囲第1項の特徴部に
記載された方法によつて達成される。この場合、
本発明の本質的なことは、炭酸ナトリウムととも
に溶解して存在する成分の濃度が一定である際及
び10℃〜20℃の範囲内の反応温度が一定である際
に、過酸化水素の添加の間及び過酸化水素の添加
後に意図的にペルオクソ炭酸ナトリウム飽和の形
成及び解除を保証し、ひいてはコンパクトな粗大
生成物を得るために、ペルオクソ炭酸ナトリウム
で飽和された炭酸ナトリウム使用溶液又は懸濁液
中で炭酸ナトリウム対六メタ燐酸ナトリウムの全
く特定の比率(重量比)、すなわち65:1〜500:
1(この場合、六メタ燐酸ナトリウムは溶液1
あたり0.1〜1.9gの量で存在する。)に調節しな
ければならないことが認められることにある。 本発明方法は、コンパクトな粗大ペルオクソ炭
酸ナトリウムを確実に意図的に得ることを可能に
し、この場合、西ドイツ国特許第2644147号明細
書の公知方法の場合に必要とされている、焼成炭
酸ナトリウムを、炭酸ナトリウム−十水和物が液
底体として形成しかつこの液底体が過酸化水素の
添加前にペルオクソ炭酸ナトリウムで飽和され
た、食塩及び六メタ燐酸ナトリウムを含有する溶
液と、例えば濾過によつて分離されなければなら
ないような程度の量で溶解することは、不必要で
ある。本発明方法の実施は、この公知方法に比し
て濾過過程が不用であることによつて工業的に簡
易化されている。更に、西ドイツ国特許第
2644147号明細書の炭酸ナトリウム−十水和物を
含有する液底体を廃棄するための手段又は精製後
に作業工程に再び戻すための手段も不用である。
また、本発明方法は、濾過工程と不可避的に結び
付いた活性酸素の損失及び液底体を分離するのに
必要とされる時間的消費の欠点ともはや関連しな
い。 炭酸ナトリウム対六メタ燐酸ナトリウムの比
率、すなわち65:1〜500:1を正確に意図的に
調節することによつて、コンパクトな粗大ペルオ
クソ炭酸ナトリウムを工業的により簡単に得るこ
とは可能であり、この場合には、炭酸ナトリウム
溶液から出発することができるだけでなく、炭酸
ナトリウム懸濁液から出発することもでき、それ
によつて炭酸ナトリウムの変換率は上昇される。 活性酸素損失をできるだけ少なく維持するため
には、20℃より高い温度では該方法を実施しな
い。10℃を下廻る場合には、冷却のために付加的
に工業的費用が必要であり、かつペルオクソ炭酸
塩過飽和の解除が抑制されるので経済的にも不利
である。温度は14℃〜16℃であるのが有利であ
る。 使用すべき炭酸ナトリウムは、焼成炭酸ナトリ
ウム、分析用炭酸ナトリウムならびに工業用炭酸
ナトリウムである。 炭酸ナトリウムとともに溶解して存在する成分
の濃度が一定である場合及び反応温度が一定であ
る場合に、炭酸ナトリウム変換量と、溶解した六
メタ燐酸ナトリウム量の比率は、過酸化水素供給
の間及びその供給後に得られるペルオクソ対炭酸
ナトリウム過飽和の形成及び解除のため、ひいて
は最後に粗大で、コンパクトな生成物を得るため
に一定に調節しなければならないことが判明し
た。炭酸ナトリウムと六メタ燐酸ナトリウムとの
比率は、1回だけ調節され、しかも炭酸ナトリウ
ム使用溶液又は懸濁液を得る反応開始時に調節さ
れる。この比率が一定である場合、過飽和は、コ
ンパクトな粗大ペルオクソ炭酸ナトリウムを形成
しながら60分間で過酸化水素の供給後に解除され
る。 炭酸ナトリウム変換量と六メタ燐酸ナトリウム
との正確な比率を決定するには、次のように実施
する:反応温度を+10℃〜+20℃の値にし、溶液
に存在する食塩含有量を1当り100g〜200gの
量にし、1当りMgSO4・7H2O約4.5g及び六
メタ燐酸ナトリウム約0.1gのほぼ一定の含有量
にした後に、該溶液を炭酸ナトリウム51gの溶解
及び(70重量%)過酸化水素30mlの添加によつて
ほぼ飽和させ、この際に1当りペルオクソ炭酸
ナトリウム約75gが生じる。 次いで、このペルオクソ炭酸塩母液で、一連の
予備実験によつて炭酸ナトリウム変換量と、達成
したペルオクソ炭酸ナトリウム過飽和の形成及び
解除によつて粗大でコンパクトな生成物が得られ
る六メタ燐酸ナトリウムとの正確な比率を測定す
ることができる。 従つて、例えば+10℃で、1当り食塩200g、
MgSO4・7H2O4.5g及び六メタ燐酸ナトリウム
0.1gの存在で、飽和ペルオクソ炭酸ナトリウム
溶液中で、粗大で、コンパクトなペルオクソ炭酸
塩を得るためには、Na2CO3:(NaPO36の比率
を500:1に調節すべきであつた。 +20℃では、1当り食塩100g、MgSO4
7H2O4.5g及び六メタ燐酸ナトリウム1.9gの存
在で、飽和ペルオクソ炭酸ナトリウム溶液中で、
粗大でコンパクトな生成物を得るためには、
Na2CO3:(NaPO36の比率を110:1にすべきで
あつた。 六メタ燐酸ナトリウムの濃度を1.9g/より
も高い値に上昇させることにより、本発明方法の
場合にペルオクソ炭酸塩の過飽和は極めて強く上
昇し、むしろその過飽和の解除は減少されるか又
は阻止される。これに対して、1あたり0.1g
よりも低い六メタ燐酸ナトリウムの濃度により僅
かすぎる過飽和が生じ、炭酸ナトリウム対六メタ
燐酸ナトリウムの使用比率が小さい場合であつて
も自発的な結晶化、ひいては微粒子が生じる。 活性酸素損失を阻止するためには、全ての沈殿
法を20℃以下のほぼ同一の温度で、すなわちこの
選択した温度に関して±1℃で実施する。 過酸化水素の添加量は、予め存在する炭酸ナト
リウム量とほぼ当量とすべきである(I式参照)。
ここで、“ほぼ当量”とは活性酸素対ナトリウム
の比率が0.6〜0.9:1であることである。 過酸化水素溶液としては特に70重量%水溶液が
好適であるが、市販の高い百分率(例えば、85重
量%、デグツサ社(Degussa)、西ドイツ国)の
過酸化水素水溶液を使用してもよい。 また、70重量%より低い濃度の溶液も使用可能
である;しかし過酸化水素の濃度低下に伴ない多
量の水が該系に供給され、こうして一面ではペル
オクソ炭酸塩に対する結晶圧が低下し、他面では
母液過剰が増大する。 この方法において、普通の活性酸素安定剤、例
えばマグネシウム塩、アルカリ金属塩、有利に硫
酸マグネシウムを使用する。また、マグネシウム
塩又はアルカリ金属塩とは別の安定剤を使用する
こともできる。 本願明細書中で公知技術水準として挙げた刊行
物(スイス国特許第90295号明細書、英国特許第
568754号明細書、西ドイツ国特許出願公開第
2328803号公報及び西ドイツ国特許第2644147号明
細書)中には、安定剤として次のものが例示され
ている:アルカリ金属珪酸塩及び珪酸マグネシウ
ム、マグネシウムアルカリ金属珪酸塩、塩化マグ
ネシウム、硫酸マグネシウム、アラビアゴム;西
ドイツ国特許出願公開第2328803号公報に引用さ
れた西ドイツ国特許出願公開第1667801号公報は、
第11頁に他の安定剤として次のものが記載してあ
る:ピコリン酸及びジピコリン酸、エチレンジア
ミン−テトラ酢酸及びその塩、燐酸塩及びピロ燐
酸塩、珪酸塩及び錫酸塩。また、安定剤は、ウル
マンス・エンツイクロペデイ・デア・テヒニツシ
エン・ヒエミー(Ullmanns Enzyklopa¨die det
technischen Chemie)、第13巻、(1962年)、第
227頁からも選択される:アルカリ金属珪酸塩及
びアルカリ土類金属珪酸塩ないしはアルカリ金属
燐酸塩及びアルカリ土類金属燐酸塩。従つて、活
性酸素安定剤とは、記載した物質ないしは物質種
によつて表わされるものである。 本発明方法で実際に使用される手段は、ペルオ
クソ炭酸ナトリウムで飽和された炭酸ナトリウム
含有溶液を常用の活性酸素安定剤の存在で過酸化
水素と反応させることにある。 本発明方法の当初に、溶液1当りペルオクソ
炭酸ナトリウム40〜100g、六メタ燐酸ナトリウ
ム0.1〜1.9g、食塩100〜200gから成り、塩基性
炭酸マグネシウム及び珪酸マグネシウムで飽和さ
れた母液を水溶液として合成製造する。 この合成母液は、炭酸ナトリウム溶液もしくは
懸濁液を製造するために使用される。この装入溶
液は、形成されたペルオクソ炭酸ナトリウムの分
離後に生じる同様に1当りペルオクソ炭酸ナト
リウム40〜100gを含有する母液を用いて製造す
ることもできる。 いずれにせよ、該母液はなお、六メタ燐酸ナト
リウム及び食塩の本明細書に記載の濃度にすべき
である。 水ガラスを使用する場合ならびに、なお先のバ
ツチの安定剤の一部を含有するペルオクソ炭酸ナ
トリウムの飽和された母液を再使用する場合に
は、焼成炭酸ナトリウムの使用前に、沈殿した珪
酸マグネシウムを除去するために母液を濾過する
のが有利である。 例えば、硫酸マグネシウムで安定化された
H2O2によつて、マグネシウム濃度は再び元来の
濃度にもたらされる。 過飽和の形成及び解除は撹拌下に行なわれる。
種形成速度が撹拌速度に左右されることは公知で
ある。 迅速な撹拌の場合、極めて迅速な過飽和の解除
がはじまり、極めて微細すぎる生成物が析出す
る。 これとは異なり、極めて緩慢な撹拌の場合、こ
の解除は不完全なもので、このようなバツチから
の母液を炭酸ナトリウムバツチ溶液の調製の際に
使用すると、この使用溶液の製造の間にすでにペ
ルオクソ炭酸ナトリウムが晶出する。それという
のも易溶性炭酸ナトリウムが該溶液から難溶性ペ
ルオクソ炭酸ナトリウムを圧出させるからであ
る。 過飽和が不完全に解除される場合には、炭酸ナ
トリウム使用溶液又は懸濁液を調製する際に微粒
状の、すなわち本発明によらない粗大でなくコン
パクトでない、ペルオクソ炭酸ナトリウムが得ら
れる。 最適の撹拌速度を測定するために、過酸化水素
の添加直後に生じたペルオクソ炭酸ナトリウムの
過飽和を確かめ、この解除を測定する。 最後に、選択すべき撹拌速度は、得られる塩の
品質、すなわち粗大で、コンパクトな粒子によつ
て決定される。 過飽和の解除が迅速すぎる場合、撹拌速度を低
下させ、過飽和の解除が緩慢すぎる場合には所望
の解除速度に調節されるまで撹拌速度を上昇させ
るべきである。 同じことが炭酸ナトリウム溶液への過酸化水素
溶液の配量速度についてもあてはまる。この配量
速度は、実験室での実験に対して測定することが
できる。反応に必要な量に対して配量速度は10〜
20分が最適である。 沈殿したペルオクソ炭酸ナトリウムを公知方法
で濾別し、乾燥する。本方法は、ペルオクソ硼酸
ナトリウム製造用の普通の装置中でそのまま実施
することができる。 この方法の工業的進歩性は、結晶化のパラメー
タ例えば炭酸ナトリウムバツチ溶液の組成が十分
に不変であること、ほぼ一様の汚染度及び温度で
母液を再使用すること及び極めて簡単に工業的に
実施できることにある。 これによつて、全ての反応後に定性的で単一
な、コンパクトで粗大な生成物が得られる。 本発明を次の実施例により詳説する: この場合、符号は次のものを表わす: NaPC−ペルオクソ炭素ナトリウム Hexa−六メタ燐酸ナトリウム Oa−活性酸素 g−At/−グラム原子/ 1 作業実験−実施例 V4A(特殊鋼製)容器(直径1530mm、高さ
1420mm)中で、1当りNaCl200g、
Na2CO3・1.5H2O272.2g、MgSO4・7H2O4.5
g及びHexa0.15gを含有する15℃のNaPc溶液
1m3を撹拌下に(撹拌機のプロペラ羽根の直径
500mm、撹拌速度220Upm)準備する。該装置
中にHexa1.35Kgを溶かす。引続き、温度保持
(15℃)下及び撹拌下に、25分かかつてAEG社
(フランクフルト在、西ドイツ国)の配量シユ
ート(振動シユートを介して(96%)工業用焼
成炭酸ナトリウム105Kgを前記装置中に配量す
る。炭酸ナトリウム添加終了直後に、15℃で15
分かかつて、1当りMgSO4・7H2O52.6g及
びNaCl65.8gを含有するH2O2−溶液(23.7モ
ル/)をロータメータを通して供給する。こ
のH2O2溶液の添加後、NaPc142g/が溶存
し、これは45分以内に71.4g/まで分解し
た。
【表】 該塩ペーストを連続作動遠心機によつて母液
から分離し、該塩を流動床乾燥機中で乾燥させ
る。 次の分析値を有する完全生成物150Kgが得ら
れた: 活性酸素:13.94% 嵩重量:941g/ 篩分析 0.8mm:6% 0.5mm:29% 0.4mm:15% 0.2mm:38% 0.1mm:12% 残分:0% 2 炭酸ナトリウム対六メタ燐酸ナトリウム
(Hexa)の最適な使用比率を測定するための
標準実験 差当り合成母液を得る。この目的のために、
熱安定化された、羽根型撹拌機を装備した2
のフラスコ中に蒸留水800mlを装入する。その
中にMgSO4・7H2O4.5gならびに所望量の食
塩及びHexaを溶解する。引続き、溶液が1000
mlに充たされた後に飽和されているような程度
に固体NaPc又は当量の焼成炭酸ナトリウム及
び過酸化水素を添加する。 次に、この溶液に測定量の焼成炭酸ナトリウ
ムを添加し、それに続いて当量の過酸化水素を
添加する。NaPcが沈殿する。この塩スラリー
をH2O2−添加の終了後60分間で濾過装置を介
して分離し、この塩を渦動床中で乾燥する。 結燥化が極めて迅速に行なわれるかないしは
大量すぎる微粒子が生成される場合には、実験
はより僅少量の炭酸ナトリウムを用いて繰り返
す。 結晶化が緩慢すぎるかないしは不完全である
場合には、次のバツチ量において添加される炭
酸ナトリウムの量を上昇させる。 この最適な値は、生成物が所定時間内で所望
の粗粒子の形で生じる場合に見い出される。 3 パラメータの温度、NaCl−濃度及びHexa−
濃度の限界値を用いての限界実験 限界実験1 飽和NaPc溶液中で溶液1あたりNaCl200
g、MgSO4・7H2O4.5g及びHexa0.1gの存在
で標準実験と同様に実施された限界実験1によ
り、+10℃で焼成炭酸ナトリウム50gのなお変
換可能な量、すなわち500:1の炭酸ナトリウ
ム/Hexa−比率が生じた。 60分の結晶時間後にNaPc69gを得た。 活性酸素含量:13.92% 微粒子含分<0.2mm:11% 増大される炭酸ナトリウム量を1あたり60
gに上昇させる場合(炭酸ナトリウム/Hexa
=600)、微粒子含分は28%に上昇する。 限界実験2 飽和NaPc溶液中で溶液1あたりNaCl100
g、MgSO4・7H2O4.5g及びHexa1.9gの存在
で標準実験と同様にではあるけれどもこの場合
には+20℃で実施される限界実験により、所望
の粗大なNaPcは焼成炭酸ナトリウム210gを
使用する際に供給された(炭酸ナトリウム/
Hexa=110)。60分の結晶時間後、NaPc296g
が生じた。 活性酸素含量:13.84% 微粒子含分<0.2mm:9% 焼成炭酸ナトリウム170gを使用した場合、
同様に粗大な生成物が生じたが、過飽和の解除
はあまり完全ではなかつた。炭酸ナトリウム/
Hexaの比率は90であつた。 限界実験3 +20℃で工業用炭酸ナトリウム及びHexa0.1
gを使用した。その他の点では実験の実施は限
界実験2に相当した。炭酸ナトリウム/Hexa
−比率は65であつた。工業用炭酸ナトリウムを
使用することによつてペルオクソ炭酸塩は沈殿
し、この炭酸塩の微粒子含分(<0.2mm)は約
8%であつた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 全ての沈殿過程の間に、水溶液1あたり食
    塩100〜200g、常用の活性酸素安定剤及び水溶液
    1あたり六メタ燐酸ナトリウム0.1〜1.9gを含
    有する、ペルオクソ炭酸ナトリウムで飽和された
    水溶液から出発し、炭酸ナトリウムを添加するこ
    とによつて炭酸ナトリウム使用溶液又は懸濁液を
    得、過酸化水素を反応を生じる炭酸ナトリウム
    と、活性酸素対ナトリウムの原子比が0.6〜0.9:
    1の程度に当量であるような量で供給することに
    より、過酸化水素と炭酸ナトリウムとを選択した
    温度に対して±1℃の許容差を保持しながら10℃
    〜20℃で反応させ、生じた溶解ペルオクソ炭酸ナ
    トリウムの過飽和を過酸化水素の添加の間及び過
    酸化水素の添加後60分までの間にペルオクソ炭酸
    ナトリウムを沈殿させることによつて解除し、得
    られた塩を公知方法により分離し、かつ乾燥させ
    ることによつて、コンパクトな粗大ペルオクソ炭
    酸ナトリウムを製造する方法において、炭酸ナト
    リウム使用溶液又は懸濁液を得る際に炭酸ナトリ
    ウム対六メタ燐酸ナトリウムの重量比を65対1〜
    500対1に調節し、過酸化水素との反応前に濾過
    しないことを特徴とする、コンパクトな粗大ペル
    オクソ炭酸ナトリウムの製造法。 2 ペルオクソ炭酸ナトリウムで飽和された母液
    を炭酸ナトリウム使用溶液又は懸濁液にする作業
    工程に戻す、特許請求の範囲第1項記載の方法。
JP16133078A 1978-01-09 1978-12-28 Manufacture of compact crude sodium peroxocarbonate Granted JPS54101798A (en)

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