JPS63272104A - 小型圧電発振器及びその製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は圧電片と回路素子とを同一容器内に封入した小
型圧電発振器を利用分野とし、特に圧電片の保持構造に
関する。

（＠明の背景） 圧電振動子例えば水晶振動子は共振特性の良否を示すＱ
値が高いことから、旧来より周波数発生源あるいは時間
基準源として各種の主子機器に多用されてきた。近年で
は、電子機器の小型化指向により、水晶片と回路素子と
を同一基板上に配設して一つの容器に封入した小型水晶
発振器が脚光卆浴びている。そして、小型水晶発振器で
は、水晶片の衝撃に対する保持構造や自動化に即１７た
製遣方法が課題の一つとされている。

（従来技術） 第５図は小型水晶発振器の一例祭示す図で、特に水晶片
の保持構造を説明する図である。

水晶片１と回路素子２とは同一の回路基板３に配設Ｎれ
ろ。＠路基板３ば例えばセラミック材からなり、図示し
ない導ＭＭ８が形成されろ。回路素子２ばＴＣやＬＳＴ
等の能動素子と抵抗、コンデンサ等の受動素子とからな
り、所定の発振回路を形成する。水晶片１は例えばＡＴ
カットの円板状とし、両主面に厚みすべり振動を励起す
る電極４及び両端外周部に延出した引き出し電極５が形
□成されろ。そして、両端外周部を幅が略等しいＺ及び
逆Ｚ状の一対の保持具６ａ、６ｂの上方突出部上に電気
的・機械的に接続して保持している。なお、回路基板３
は角隅からｒｌ−ド！ａ７が貫通突出した金属ベース８
上に敷設され、図示しないカバーを抵抗溶接等により封
止する。

従って、この圧電発振器の水晶片１の保持構造では、Ｚ
及び逆Ｚ状の保持具６　（ａ、ｂ）の弾性作用により、
外力に対し緩衝作用を生１；＃４衝撃性を良好とする。

（従来技術の欠点） ｊ７かしながら、この水晶発振器では、保持具６（ａ、
ｈ）が水晶片３の中心１ｎ−ｎ’上の両端部を保持する
に過ぎないので、外部衝撃に対し中心線を支点として回
転モーメントが発生する。従って、接着材あるいは水晶
片自体の強度以上の回転モーメントが作用した場合には
、水晶片１の破損を生ずる。

また、実際の製造の面では、一対の保持具６　（ｎＳｈ
）を水晶片１の両端外周部に固着する際、その位置ぎめ
精度が悪く自動化を困雉にする。例えば保持具が水晶片
１の所定の位置からずれた場合には、耐衝撃性を損なう
等の問題があった。

（考案の目的） 本考案は、＃４衝撃性に優れて作業性が良好で自動化に
適した圧電発振器を提供することを目的とする。

（考案の解決手段） 本発明は、平板状部材から円弧状の保持用アームと支柱
と接続用端子とを一体的に形成して保持具とし、前記支
柱の一端側には前記保持用アームの中央が連結して円弧
状側に屈曲し、前記支柱の他端側は接続用端部として保
持用アームと反対側に屈曲せ１７め、前記保持用アーム
を対向して前記接続用端子を前記回路基板上に接続し、
前記圧電片の両端外周部を保持したこと、及び、前記一
対の保持具を対向して枠に連結させたまま水晶片の両端
外周部を取着１７た製造方を解決手段とする。

以下、本考案の実施例を説明する。

（第１発明の実施例） 第１図本考案の実施例を示す水晶発振器の図である。な
お、前述した図と同一部分には同番号を付与）７てその
説明を省略する。

この水晶発振器は、前述同様に、水晶片１と回路素子２
とを図示しない導電路が印刷された回路基板３に配設す
る。回路基板３はリード線７が貫通突出した金属ベース
８に敷設され図示しない金属カバーが例えば抵抗溶接に
より封止される。

水晶片１の励振電極４から両端外周部に延出した引き出
しＭ極５は一方から他方の主面に外周に沿った＠ｅ　嶋
って折り返して形成される。水晶片１の一対の保持具１
０ａ、１０ｂは保持用アーム１１と脚部１２と接続用端
部１３とからなり、例えばプレス加工により導電性平板
材から形成する。

一対の保持用アーム１１は水晶片１の外周に沿った円弧
状に形成されて対向ｊ７、水晶片１の両端外周部を電気
的・機械的に接続する。なお、水晶片１の両端外周部は
保持用アーム１１の中央と両端の３箇所に例えば導電性
接着剤が施されて固着されろ。脚部１２の一端は保持用
アーム１１の中央から折曲し、他端は保持用アーム１１
とは反対側に折曲して接続用端部１３となる。そして、
接続用端部（ζは、第２図の一部拡大図に示したように
、孔１４が穿設され、導電性接着剤にて回路基板３の所
定の位置に固着されろ。

したがって、この水晶発振器では、水晶片１の両端外周
部を保持用アーム１１にて保持したので、水晶片の中心
線ａ　−ａ　’を支点とした保持用アームの揺動により
、耐衝撃性を高めろことができる。

また、この実施例では、接続用端部１３に孔１４を設け
たので、この孔１４全通して導電性接着剤が浸透し回路
基板３との接着強度を高めることができる。

（第２発明の実施例） 以下、本発明の第２発明の水晶発振器の製造方法小筆３
図により説明する。

先ず、図示１７ない導電性平板材をプレス加工して、保
持用アーム１１と脚部１２と（接続用端部１３）とから
なる保持具１０　（ａ、ｂ）を枠１５に連結させて形成
する。なお、保持用アーム１１の両端部を延出した連結
部１６により枠１５に連結し、保持用アーム１１を対向
させる（第３図ａ）。

次に、枠１５の面内に保持用アーム１１を一致させたま
ま、脚部１２の一端を折曲してへの字状にする１、そし
て、脚部１２の他端を保持用アーム１１とは反対側に折
曲して接続用端部１３とする（第３図ｂ）。次に保持用
アーム１１に水晶片１の両端外周部を取着する。そして
、回路素子２が予め配設された回路基板３の所定の位置
に水晶片１が取着された伜付き保持具Ｔｏ　　（ａ、ｂ
）を固着する（第３図Ｃ）。そして、第１図に示したよ
うに連結部１６を切断して枠を切断した後、水晶片１の
励振電極４上に質量を負加して周波数の調整を行い、金
属カバー−を封止して完了する。

従って、この製造方法では、枠１５の面内に保持用アー
ム１１を連結した状態で水晶片の両端外７４部を接続す
るので、位置ぎめが良好で水晶片１の取着作業を向上で
き一連の自動化を促進できる。

なお、この実施例では、枠１５の切断は枠付き保持具１
０　（ａ、ｂ）回路基板３上に取着した後としたが、枠
付き保持具１０　（ａ、ｂ）に水晶片１を取着した後で
もよい。

（他の事項） なお、上記実施例では保持具Ｔｏ　（ａ、ｂ）の脚部１
２を逆への宇土にして回路基板に取着したが、例えば第
４図に示したようにハの宇土に１７でもよい。また、圧
電片を水晶片として説明したが、例えばニオブ（ＬｉＮ
ｂＯ，）等の他の単結晶からなろ圧電片でもよく、本考
案はその趣旨の範囲内で適宜自在に変更できる。

（発明の効果） 本発明は、平板状部材から円弧状の保持用アーｌ、と支
柱と接続用端子とを一体的に形成して保持具とし、前記
支柱の一端側には前記保持用アームの中央が連結して円
弧状側に屈曲し、前記支柱の他端側は接続用端部として
保持用アームと反対側に屈曲せ１７め、前記保持用アー
ムを対向して前記接続用端子を前記回路基板上に接続し
たので、耐衝撃性を向上できろ。及び、前記一対の保持
具を対向して粋に連結させたまま水晶片の両端外周部を
取着したので、作業性を向上でき自動化を促進できろ。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１発明の一実施例を説明する小型水
晶発振器の図、第２図は第１図の一部拡大図である。 第３図は本発明の第２発明の一実施例を説明する小型水
晶発振器の製造方法に関する工程図である。 第４図は本発明の第１発明の他の実施例を説明する小型
水晶発振器の図である。 第５図は従来の小型水晶発振器の図である。 １・・・水晶片、２・・・回路素子、３・・回路基板、
４　・励振ｉｔ極、５・・・引き出し電極、７・・リー
ド線、８・・・金属ペース、１０　ａ、　１０　ｈ・・
・保持具、１１．。 保持用アーム、１２・・・脚部、１３・・接続用端部、
１４・・・孔、１５・・・枠、１６・・連結部。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）回路素子が配設された回路基板上に一対の保持具
   を設けて圧電片の両端外周部を保持した圧電発振器にお
   いて、前記保持具を平板状部材から保持用アームと脚部
   と接続用端部とを一体的に形成し、前記脚部の一端側に
   は前記保持用アームの中央が連結して屈曲し、前記支柱
   の他端側は接続用端部として保持用アームと反対側に屈
   曲してなり、前記保持用アームの一対を対向して前記接
   続用端部を前記回路基板上に接続し、前記圧電片の両端
   外周部を保持したことを特徴とする小型圧電発振器。
2. （２）回路素子が配設された回路基板上に一対の保持具
   を設て圧電片の両端外周部を保持した圧電発振器の製造
   方法において、前記一対の保持具を平板状部材から円弧
   状の保持用アームと支柱と接続用端部とを枠に連結させ
   て一体的に形成し、枠の面内に保持用アームを対向して
   突出させたまま、前記保持用アームの中央に接続した前
   記支柱の一端側を折曲し、前記支柱の他端側を保持用ア
   ームと反対側に折曲し、前記保持用アームに水晶片の両
   端外周部を取着したのち枠を除去したことを特徴とする
   圧電発振器の製造方法。