JP2001111375A - 圧電振動子ホルダーのサポート構造 - Google Patents
圧電振動子ホルダーのサポート構造Info
- Publication number
- JP2001111375A JP2001111375A JP28930099A JP28930099A JP2001111375A JP 2001111375 A JP2001111375 A JP 2001111375A JP 28930099 A JP28930099 A JP 28930099A JP 28930099 A JP28930099 A JP 28930099A JP 2001111375 A JP2001111375 A JP 2001111375A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- support
- holder
- lead terminal
- piezoelectric vibrator
- support structure
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 圧電振動子用ホルダーに取りつける2つのサ
ポートの相互の位置関係を精度良く固着する手段を得
る。 【解決手段】 円形あるいは小判型の圧電振動子ホルダ
ーであり、リード端子の先端に固着したサポートが、金
属細片の中央部を逆L字型に折り曲げると同時に、該金
属細片の一方のアームの先端部寄りにリード端子の頭部
の大きさより僅かに大きな窪みを形成し、他方のアーム
に直角に金属小片を固着したものである圧電振動子ホル
ダーのサポート構造である。
ポートの相互の位置関係を精度良く固着する手段を得
る。 【解決手段】 円形あるいは小判型の圧電振動子ホルダ
ーであり、リード端子の先端に固着したサポートが、金
属細片の中央部を逆L字型に折り曲げると同時に、該金
属細片の一方のアームの先端部寄りにリード端子の頭部
の大きさより僅かに大きな窪みを形成し、他方のアーム
に直角に金属小片を固着したものである圧電振動子ホル
ダーのサポート構造である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は圧電振動子ホルダー
のサポート構造に関し、特に圧電振動素子を載置する2
つのサポート間隔が常に一定となるようにした圧電振動
子ホルダーのサポート構造に関する。
のサポート構造に関し、特に圧電振動素子を載置する2
つのサポート間隔が常に一定となるようにした圧電振動
子ホルダーのサポート構造に関する。
【0002】
【従来の技術】圧電振動子、例えばATカット水晶振動
子は小型であること、高精度、高安定な周波数が容易に
得られること等のため、近年では携帯電話端末等に広く
使用されている。一般的に、圧電振動子は圧電材料を所
定の方位に切断して板状基板とし、該基板を所定の厚さ
まで研磨し、洗浄工程を経て基板の主面に対向電極を配
置して圧電振動素子を形成する。これを圧電振動子ホル
ダー(以下、ホルダーと称す)のリード端子の先端に固
着したサポートにて保持し、両者を導電性材料で導通固
定すると共に、ホルダーを気密封止して圧電振動子を構
成する。
子は小型であること、高精度、高安定な周波数が容易に
得られること等のため、近年では携帯電話端末等に広く
使用されている。一般的に、圧電振動子は圧電材料を所
定の方位に切断して板状基板とし、該基板を所定の厚さ
まで研磨し、洗浄工程を経て基板の主面に対向電極を配
置して圧電振動素子を形成する。これを圧電振動子ホル
ダー(以下、ホルダーと称す)のリード端子の先端に固
着したサポートにて保持し、両者を導電性材料で導通固
定すると共に、ホルダーを気密封止して圧電振動子を構
成する。
【0003】図2は従来の圧電振動子に採用されている
ホルダーおよびサポートの構成を示す図であり、同図
(a)はホルダーの斜め上方からの斜視図、(b)はサ
ポート単体の斜め下方からの斜視図、(c)は側面図で
ある。ホルダーは図2(a)に示すように、円形あるい
は小判状の金属板11に2つの円形のガラス部12を形
成すると共に、該ガラス部12を気密貫通する2本のリ
ード端子13と、該リード端子の先端に溶接等の手段で
固定された2つのサポートS1、S2から構成される。
このサポートS1、S2に、圧電基板14の両主面に対
向電極15a、15bとリード電極16a、16bとを
形成した圧電振動素子Yを載置し、両者を導電性の材料
にて導通固定する。
ホルダーおよびサポートの構成を示す図であり、同図
(a)はホルダーの斜め上方からの斜視図、(b)はサ
ポート単体の斜め下方からの斜視図、(c)は側面図で
ある。ホルダーは図2(a)に示すように、円形あるい
は小判状の金属板11に2つの円形のガラス部12を形
成すると共に、該ガラス部12を気密貫通する2本のリ
ード端子13と、該リード端子の先端に溶接等の手段で
固定された2つのサポートS1、S2から構成される。
このサポートS1、S2に、圧電基板14の両主面に対
向電極15a、15bとリード電極16a、16bとを
形成した圧電振動素子Yを載置し、両者を導電性の材料
にて導通固定する。
【0004】上記ホルダーに用いられるサポートSは図
2(b)に示すように、金属細片17をほぼ中央部で逆
L字型に折り曲げると共に、その一方のアームに直角に
圧電振動素子Yを載置するための逆L字型金属小片18
をスポット溶接等の手段で溶接したものである。このよ
うに構成されたサポートSの他方のアームを上記リード
端子の先端部に治具を用いて溶接すると共に、電気的導
通も図る。
2(b)に示すように、金属細片17をほぼ中央部で逆
L字型に折り曲げると共に、その一方のアームに直角に
圧電振動素子Yを載置するための逆L字型金属小片18
をスポット溶接等の手段で溶接したものである。このよ
うに構成されたサポートSの他方のアームを上記リード
端子の先端部に治具を用いて溶接すると共に、電気的導
通も図る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
サポートをホルダーのリード端子の先端部に溶接する際
に、リード端子とサポートとの相互の位置関係の精度を
確保するために位置合わせ用の治具を用いて溶接したと
しても、2つのサポート相互間の位置関係が所定の位置
と微妙に異なり、サポート間隔が所定の幅より広いと、
圧電振動素子の保持強度が十分に得らず、また、サポー
ト間隔が所定の幅より狭いと、圧電振動子をサポート間
に載置できないという問題があった。本発明は上記問題
を解決するためになされたものであって、リード端子と
サポートとを適正な位置関係で固定することを可能とし
た圧電振動子ホルダーを提供することを目的とする。
サポートをホルダーのリード端子の先端部に溶接する際
に、リード端子とサポートとの相互の位置関係の精度を
確保するために位置合わせ用の治具を用いて溶接したと
しても、2つのサポート相互間の位置関係が所定の位置
と微妙に異なり、サポート間隔が所定の幅より広いと、
圧電振動素子の保持強度が十分に得らず、また、サポー
ト間隔が所定の幅より狭いと、圧電振動子をサポート間
に載置できないという問題があった。本発明は上記問題
を解決するためになされたものであって、リード端子と
サポートとを適正な位置関係で固定することを可能とし
た圧電振動子ホルダーを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明に係る圧電振動子ホルダーのサポート構造の請
求項1記載の発明は、ベース部材と、該ベース部材を気
密貫通する複数のリード端子と、該リード端子の先端部
上面に固着したサポートとを備えた圧電振動子ホルダー
において、前記サポートの前記リード端子との接合部に
前記リード端子先端部の上面より大きな窪みを形成した
ものであることを特徴とする圧電振動子ホルダーのサポ
ート構造である。
に本発明に係る圧電振動子ホルダーのサポート構造の請
求項1記載の発明は、ベース部材と、該ベース部材を気
密貫通する複数のリード端子と、該リード端子の先端部
上面に固着したサポートとを備えた圧電振動子ホルダー
において、前記サポートの前記リード端子との接合部に
前記リード端子先端部の上面より大きな窪みを形成した
ものであることを特徴とする圧電振動子ホルダーのサポ
ート構造である。
【0007】
【発明の実施の形態】以下本発明を図面に示した実施の
形態に基づいて詳細に説明する。図1は本発明に係るホ
ルダーおよびサポートの構造を示す図であって、(a)
はホルダーに圧電振動子を載置したものの断面図、
(b)はサポート単体Tを斜め下方から見た斜視図、
(c)はサポートTの側面図である。本発明の特徴はサ
ポートTをホルダーのリード端子に精度よく溶接するた
めに、サポートのリード端子と当接する位置に窪みを設
けたことである。
形態に基づいて詳細に説明する。図1は本発明に係るホ
ルダーおよびサポートの構造を示す図であって、(a)
はホルダーに圧電振動子を載置したものの断面図、
(b)はサポート単体Tを斜め下方から見た斜視図、
(c)はサポートTの側面図である。本発明の特徴はサ
ポートTをホルダーのリード端子に精度よく溶接するた
めに、サポートのリード端子と当接する位置に窪みを設
けたことである。
【0008】本発明になるホルダーは、円形あるいは小
判状の金属板1をプレス加工したものにガラス材2を充
填したベース部と、ガラス材2を気密貫通する2本のリ
ード端子3と、リード端子3の上部先端に溶接等の手段
で固着された2つのサポートT1、T2から構成され
る。このサポートT1、T2に圧電振動素子Yを載置
し、両者を導電性の材料にて導通固定すると共に、金属
ケース(図示しない)を被せ、コールドウエルド方式あ
るいは抵抗溶接方式でホルダーのフランジと金属ケース
を固着して圧電振動子を構成する。
判状の金属板1をプレス加工したものにガラス材2を充
填したベース部と、ガラス材2を気密貫通する2本のリ
ード端子3と、リード端子3の上部先端に溶接等の手段
で固着された2つのサポートT1、T2から構成され
る。このサポートT1、T2に圧電振動素子Yを載置
し、両者を導電性の材料にて導通固定すると共に、金属
ケース(図示しない)を被せ、コールドウエルド方式あ
るいは抵抗溶接方式でホルダーのフランジと金属ケース
を固着して圧電振動子を構成する。
【0009】本発明の特徴であるサポートTは図1
(b)、(c)に示すように、金属細片4をほぼ中央部
で逆L字型に折り曲げると同時に、該細片4の一方のア
ームの端部寄りにリード端子3頭部の直径よりわずかに
大きな円形の窪み5を形成する。さらに、細片4の他方
のアームと直角に圧電振動素子Yを載置するための逆L
字型金属小片6をスポット溶接等の手段を用いて溶接し
たものである。
(b)、(c)に示すように、金属細片4をほぼ中央部
で逆L字型に折り曲げると同時に、該細片4の一方のア
ームの端部寄りにリード端子3頭部の直径よりわずかに
大きな円形の窪み5を形成する。さらに、細片4の他方
のアームと直角に圧電振動素子Yを載置するための逆L
字型金属小片6をスポット溶接等の手段を用いて溶接し
たものである。
【0010】上記のサポートTの窪み5をホルダーのリ
ード端子3、3の頭部に嵌合すれば、リード端子3とサ
ポートTとは所定の位置関係となり、スポット溶接等の
手段を用いて固着することができる。
ード端子3、3の頭部に嵌合すれば、リード端子3とサ
ポートTとは所定の位置関係となり、スポット溶接等の
手段を用いて固着することができる。
【0011】図1(a)には平板の圧電振動素子Yを示
したが、一方の面が平板で他方面がレンズ状のプラノコ
ンベック基板、あるいは両面ともレンズ状のバイコンベ
ックス基板を用いた周波数安定度の高い圧電振動子、即
ち高安定振動子に利用できることは云うまでもない。ま
た、図1(a)ではリード端子が2個の場合を例示した
が、高安定振動子用にリード端子が3個以上の場合にも
本発明になるサポートが適用できることはいうまでもな
い。
したが、一方の面が平板で他方面がレンズ状のプラノコ
ンベック基板、あるいは両面ともレンズ状のバイコンベ
ックス基板を用いた周波数安定度の高い圧電振動子、即
ち高安定振動子に利用できることは云うまでもない。ま
た、図1(a)ではリード端子が2個の場合を例示した
が、高安定振動子用にリード端子が3個以上の場合にも
本発明になるサポートが適用できることはいうまでもな
い。
【0012】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成した
ので、リード端子とサポートとの位置関係が精度良く固
定されるので、圧電振動素子Yとサポートの小片6との
位置関係が精度良く保たれることになり、余計な歪み等
加わらず、圧電振動素子のQ値を高く維持することがで
きるという優れた効果を表す。
ので、リード端子とサポートとの位置関係が精度良く固
定されるので、圧電振動素子Yとサポートの小片6との
位置関係が精度良く保たれることになり、余計な歪み等
加わらず、圧電振動素子のQ値を高く維持することがで
きるという優れた効果を表す。
【図1】(a)は本発明に係るサポートを取りつけたホ
ルダーに圧電振動子を載置したものの断面図、(b)は
本発明になるサポートを斜め下方から見た斜視図、
(c)はその側面図である。
ルダーに圧電振動子を載置したものの断面図、(b)は
本発明になるサポートを斜め下方から見た斜視図、
(c)はその側面図である。
【図2】(a)は従来のサポートを取りつけたホルダー
に圧電振動子を載置する様子を示す斜視図、(b)は従
来のサポートを斜め下方から見た斜視図、(c)はその
側面図である。
に圧電振動子を載置する様子を示す斜視図、(b)は従
来のサポートを斜め下方から見た斜視図、(c)はその
側面図である。
1・・ホルダーの金属板 2・・ガラス材 3・・リード端子 4・・サポートの金属細片 5・・窪み 6・・サポートの金属小片 T・・サポート Y・・圧電振動子
Claims (1)
- 【請求項1】 ベース部材と、該ベース部材を気密貫通
する複数のリード端子と、該リード端子の先端部上面に
固着したサポートとを備えた圧電振動子ホルダーにおい
て、前記サポートの前記リード端子との接合部に前記リ
ード端子先端部の上面より大きな窪みを形成したもので
あることを特徴とする圧電振動子ホルダーのサポート構
造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28930099A JP2001111375A (ja) | 1999-10-12 | 1999-10-12 | 圧電振動子ホルダーのサポート構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28930099A JP2001111375A (ja) | 1999-10-12 | 1999-10-12 | 圧電振動子ホルダーのサポート構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001111375A true JP2001111375A (ja) | 2001-04-20 |
Family
ID=17741405
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28930099A Pending JP2001111375A (ja) | 1999-10-12 | 1999-10-12 | 圧電振動子ホルダーのサポート構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001111375A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009124222A (ja) * | 2007-11-12 | 2009-06-04 | Nippon Dempa Kogyo Co Ltd | 水晶振動子及びその製造方法 |
-
1999
- 1999-10-12 JP JP28930099A patent/JP2001111375A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009124222A (ja) * | 2007-11-12 | 2009-06-04 | Nippon Dempa Kogyo Co Ltd | 水晶振動子及びその製造方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2001111375A (ja) | 圧電振動子ホルダーのサポート構造 | |
JP2000031773A (ja) | 表面実装型の水晶振動子 | |
JPH0233392Y2 (ja) | ||
JP3025617U (ja) | 表面実装型振動子用の気密性器体 | |
JPH0119458Y2 (ja) | ||
JPH0611636Y2 (ja) | 圧電振動子 | |
JPS602657Y2 (ja) | 圧電振動子の保持構造 | |
JPS6123864Y2 (ja) | ||
JPS6123867Y2 (ja) | ||
JPH0212750Y2 (ja) | ||
JPS602658Y2 (ja) | 圧電振動子の保持構造 | |
JPS6123866Y2 (ja) | ||
JPS63272104A (ja) | 小型圧電発振器及びその製造方法 | |
JPH0311943Y2 (ja) | ||
JPS6017948Y2 (ja) | 音又形水晶振動子用ホルダ− | |
JPH0434570Y2 (ja) | ||
JPS6042515Y2 (ja) | 圧電振動子 | |
JPS6133715Y2 (ja) | ||
JPH0570024U (ja) | 水晶振動子 | |
JPH0422567Y2 (ja) | ||
JPS6119554Y2 (ja) | ||
JPH066595Y2 (ja) | 圧電発振器 | |
JPH03113909A (ja) | 水晶振動子の保持構造 | |
JPH08172334A (ja) | 圧電振動子 | |
JPH0641385Y2 (ja) | 圧電振動子 |