JPH0641385Y2 - 圧電振動子 - Google Patents
圧電振動子Info
- Publication number
- JPH0641385Y2 JPH0641385Y2 JP1985095412U JP9541285U JPH0641385Y2 JP H0641385 Y2 JPH0641385 Y2 JP H0641385Y2 JP 1985095412 U JP1985095412 U JP 1985095412U JP 9541285 U JP9541285 U JP 9541285U JP H0641385 Y2 JPH0641385 Y2 JP H0641385Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- piezoelectric
- holding member
- vibrating plate
- extraction electrode
- piezoelectric vibrating
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、圧電振動板を保持部材へ固着した圧電振動子
に関する。
に関する。
[従来の技術] 第2図(a)は、圧電振動板21を保持部材22に固着した
圧電振動子20の斜視図である。固着は、導電性接着剤等
の固着部材23により行う。第2図(b)は、同図(a)
の平面図である。圧電振動板21には、中央部に励振電極
24を施し、外部への電気的導通を引き出すために引出電
極24′を、励振電極24の一部から引き出し圧電振動板21
の端部まで施してある。引出電極24′は、励振に寄与し
ない電極であって保持部材22へ電気的接続をするもので
あり、また浮遊容量を増加させないためにも引出電極2
4′の幅寸法W1は導電が保たれる必要最小限にして設計
される。そして圧電振動板21を保持部材22に載置し固着
する。このとき引出電極24′の幅寸法W1は、保持部材22
が圧電振動板21の端部に当接している幅寸法W2より狭
い。このため引出電極24′を保持部材22へ固着する場合
に、位置合わせとして基準となるものがなく、よって引
出電極24′を保持部材22の幅寸法の中心と思われる個所
に目測で合わされる。一方、圧電振動子とりわけAT板の
水晶振動子には固着する位置により保持の影響が少なく
特性の良好な所があることが知られている。図示したの
は固着方向を圧電振動子の中心から約120度間隔にして
いる。この位置で固着することにより特性は良好に保て
る。しかし、目測で位置合わせを行うことにより固着方
向にズレの角度αが生じ、これにより周波数温度特性等
にバラツキを生じさせていた。
圧電振動子20の斜視図である。固着は、導電性接着剤等
の固着部材23により行う。第2図(b)は、同図(a)
の平面図である。圧電振動板21には、中央部に励振電極
24を施し、外部への電気的導通を引き出すために引出電
極24′を、励振電極24の一部から引き出し圧電振動板21
の端部まで施してある。引出電極24′は、励振に寄与し
ない電極であって保持部材22へ電気的接続をするもので
あり、また浮遊容量を増加させないためにも引出電極2
4′の幅寸法W1は導電が保たれる必要最小限にして設計
される。そして圧電振動板21を保持部材22に載置し固着
する。このとき引出電極24′の幅寸法W1は、保持部材22
が圧電振動板21の端部に当接している幅寸法W2より狭
い。このため引出電極24′を保持部材22へ固着する場合
に、位置合わせとして基準となるものがなく、よって引
出電極24′を保持部材22の幅寸法の中心と思われる個所
に目測で合わされる。一方、圧電振動子とりわけAT板の
水晶振動子には固着する位置により保持の影響が少なく
特性の良好な所があることが知られている。図示したの
は固着方向を圧電振動子の中心から約120度間隔にして
いる。この位置で固着することにより特性は良好に保て
る。しかし、目測で位置合わせを行うことにより固着方
向にズレの角度αが生じ、これにより周波数温度特性等
にバラツキを生じさせていた。
[考案が解決しようとする問題点] 本考案は、前述した欠点を改善したものであって、圧電
振動板を保持部材に固着する際に位置合わせをしやすく
して、固着方向のバラツキをおさえ、歩留りを工場させ
たものである。
振動板を保持部材に固着する際に位置合わせをしやすく
して、固着方向のバラツキをおさえ、歩留りを工場させ
たものである。
[本考案の構成] 本考案では、圧電振動板の中央部に励振電極を施し、該
励振電極の一部から端部に引出電極を施した該圧電振動
板を固着面が平坦な保持部材に固着した圧電振動子にお
いて、固着時に該引出電極の端部と該保持部材を一致さ
せるため、該圧電振動板端部の引出電極の端部形状が該
保持部材の該圧電振動板と当接すべき箇所の形状と等し
い圧電振動子である。
励振電極の一部から端部に引出電極を施した該圧電振動
板を固着面が平坦な保持部材に固着した圧電振動子にお
いて、固着時に該引出電極の端部と該保持部材を一致さ
せるため、該圧電振動板端部の引出電極の端部形状が該
保持部材の該圧電振動板と当接すべき箇所の形状と等し
い圧電振動子である。
[作用及び実施例] 第1図は、圧電振動板11を保持部材12に固着した圧電振
動子10の平面図である。圧電振動板11には、中央部に励
振電極14を施し外部への電気的導出を行うため、励振電
極14の一部から圧電振動板11の端部まで引出電極14′を
施す。そして圧電振動板11を保持部材12に載置した時、
保持部材12が圧電振動板11の端部に当接している幅寸法
W2と圧電振動板11端部の引出電極14′の幅寸法W1を等し
くしたものである。これによって引出電極14′と保持部
材12との位置合わせを行う事ができ、指定した方向に固
着することができるため、周波数温度特性等のバラツキ
をおさえることが出来、歩留りの向上に役立った。な
お、引出電極14′は、圧電振動板11の端部でのみ幅寸法
を拡げてあるため、浮遊容量を増加させることがない。
また、圧電振動板11の固着方向間隔を示す角度θは、従
来どおり約120度間隔にしてある。
動子10の平面図である。圧電振動板11には、中央部に励
振電極14を施し外部への電気的導出を行うため、励振電
極14の一部から圧電振動板11の端部まで引出電極14′を
施す。そして圧電振動板11を保持部材12に載置した時、
保持部材12が圧電振動板11の端部に当接している幅寸法
W2と圧電振動板11端部の引出電極14′の幅寸法W1を等し
くしたものである。これによって引出電極14′と保持部
材12との位置合わせを行う事ができ、指定した方向に固
着することができるため、周波数温度特性等のバラツキ
をおさえることが出来、歩留りの向上に役立った。な
お、引出電極14′は、圧電振動板11の端部でのみ幅寸法
を拡げてあるため、浮遊容量を増加させることがない。
また、圧電振動板11の固着方向間隔を示す角度θは、従
来どおり約120度間隔にしてある。
さらに、位置合わせは幅方向だけでなく、指定した固着
方向に対して圧電振動板11の端部を中心にして引出電極
側のH1寸法と保持部材12側のH2寸法との長さを等しくし
てある。これは引出電極14′の圧電振動板11の端部付近
における形状が保持部材12に圧電振動板11を所定の位置
に載置した際、保持部材12と圧電振動板11が当接してで
きる形状と同じにすると、圧電振動板11を保持部材12に
載置する際、圧電振動板11は薄い板で半透明または透明
であり、透過して見えるので、圧電振動板11を通して保
持部材12の正しい位置に合わせることが出来る。これに
よって長さ方向の位置合わせをも行っており、指定した
方向での固着が出来、周波数温度特性等のバラツキを減
少させることが出来た。
方向に対して圧電振動板11の端部を中心にして引出電極
側のH1寸法と保持部材12側のH2寸法との長さを等しくし
てある。これは引出電極14′の圧電振動板11の端部付近
における形状が保持部材12に圧電振動板11を所定の位置
に載置した際、保持部材12と圧電振動板11が当接してで
きる形状と同じにすると、圧電振動板11を保持部材12に
載置する際、圧電振動板11は薄い板で半透明または透明
であり、透過して見えるので、圧電振動板11を通して保
持部材12の正しい位置に合わせることが出来る。これに
よって長さ方向の位置合わせをも行っており、指定した
方向での固着が出来、周波数温度特性等のバラツキを減
少させることが出来た。
なお、圧電振動板としては、水晶振動板が一般的である
が、圧電セラミック、タンタル酸リチウム等が挙げられ
る。また、圧電振動板も実施例で示した丸板に限らず、
矩形状等であっても良い。保持の形態についても載置だ
けに限らず、端部を挟持する場合等であっても良い。
が、圧電セラミック、タンタル酸リチウム等が挙げられ
る。また、圧電振動板も実施例で示した丸板に限らず、
矩形状等であっても良い。保持の形態についても載置だ
けに限らず、端部を挟持する場合等であっても良い。
[本考案の効果] 本考案は、圧電振動板と保持部材に固着する際、位置合
わせのために圧電振動板端部での引出電極の幅寸法を、
圧電振動板端部で保持部材に当接している幅寸法と等し
くしたものであって、これにより保持部材との位置合わ
せがしやすくなり、固着する方向のバラツキがないた
め、周波数温度特性を良好にすることが出来、歩留りが
向上した。また、引出電極の圧電振動板端部近傍の形状
を、圧電振動板と保持部材が当接して出来る形状と同じ
にすることにより、圧電振動板と保持部材が正しい位置
に保持できることから周波数温度特性等諸特性のバラツ
キを少なくすることが出来た。なお、引出電極は圧電振
動板の端部でのみ幅寸法を拡げてあるため、浮遊容量を
増加させることもない。
わせのために圧電振動板端部での引出電極の幅寸法を、
圧電振動板端部で保持部材に当接している幅寸法と等し
くしたものであって、これにより保持部材との位置合わ
せがしやすくなり、固着する方向のバラツキがないた
め、周波数温度特性を良好にすることが出来、歩留りが
向上した。また、引出電極の圧電振動板端部近傍の形状
を、圧電振動板と保持部材が当接して出来る形状と同じ
にすることにより、圧電振動板と保持部材が正しい位置
に保持できることから周波数温度特性等諸特性のバラツ
キを少なくすることが出来た。なお、引出電極は圧電振
動板の端部でのみ幅寸法を拡げてあるため、浮遊容量を
増加させることもない。
第1図は、本考案の圧電振動子の平面図。第2図(a)
は、従来の圧電振動子の斜視図。第2図(b)は、同図
(a)の平面図である。 10……圧電振動子 11……圧電振動板 12……保持部材 14……励振電極 14′……引出電極
は、従来の圧電振動子の斜視図。第2図(b)は、同図
(a)の平面図である。 10……圧電振動子 11……圧電振動板 12……保持部材 14……励振電極 14′……引出電極
Claims (1)
- 【請求項1】圧電振動板の中央部に励振電極を施し、該
励振電極の一部から端部に引出電極を施した該圧電振動
板を固着面が平坦な保持部材に固着した圧電振動子にお
いて、固着時に該引出電極の端部と該保持部材を一致さ
せるため、該圧電振動板端部の引出電極の端部形状が該
保持部材の該圧電振動板と当接すべき個所の形状と等し
いことを特徴とする圧電振動子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985095412U JPH0641385Y2 (ja) | 1985-06-24 | 1985-06-24 | 圧電振動子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985095412U JPH0641385Y2 (ja) | 1985-06-24 | 1985-06-24 | 圧電振動子 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS625718U JPS625718U (ja) | 1987-01-14 |
JPH0641385Y2 true JPH0641385Y2 (ja) | 1994-10-26 |
Family
ID=30959906
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985095412U Expired - Lifetime JPH0641385Y2 (ja) | 1985-06-24 | 1985-06-24 | 圧電振動子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0641385Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5631071U (ja) * | 1979-08-15 | 1981-03-26 | ||
JPS581849A (ja) * | 1981-06-25 | 1983-01-07 | Ricoh Co Ltd | フロツピ−デイスクドライブ装置 |
-
1985
- 1985-06-24 JP JP1985095412U patent/JPH0641385Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS625718U (ja) | 1987-01-14 |
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