JPS63270528A - 可逆的吸湿紙 - Google Patents

可逆的吸湿紙

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JPS63270528A
JPS63270528A JP62107426A JP10742687A JPS63270528A JP S63270528 A JPS63270528 A JP S63270528A JP 62107426 A JP62107426 A JP 62107426A JP 10742687 A JP10742687 A JP 10742687A JP S63270528 A JPS63270528 A JP S63270528A
Authority
JP
Japan
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paper
moisture
silica gel
reversible
calcium silicate
Prior art date
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Pending
Application number
JP62107426A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsurayuki Yamaya
山家 貫之
Toshihiro Mizuno
水野 敏博
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kawai Lime Industry Co Ltd
Original Assignee
Kawai Lime Industry Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Kawai Lime Industry Co Ltd filed Critical Kawai Lime Industry Co Ltd
Priority to JP62107426A priority Critical patent/JPS63270528A/ja
Publication of JPS63270528A publication Critical patent/JPS63270528A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21HPULP COMPOSITIONS; PREPARATION THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASSES D21C OR D21D; IMPREGNATING OR COATING OF PAPER; TREATMENT OF FINISHED PAPER NOT COVERED BY CLASS B31 OR SUBCLASS D21G; PAPER NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D21H17/00Non-fibrous material added to the pulp, characterised by its constitution; Paper-impregnating material characterised by its constitution
    • D21H17/63Inorganic compounds
    • D21H17/67Water-insoluble compounds, e.g. fillers, pigments
    • D21H17/68Water-insoluble compounds, e.g. fillers, pigments siliceous, e.g. clays

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Dispersion Chemistry (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Silicon Compounds (AREA)
  • Paper (AREA)
  • Drying Of Gases (AREA)
  • Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、環境雰囲気の湿度の高低に応じて、可逆的に
吸湿、脱湿が行われる、即ち、その吸湿機能が可逆的で
ある新規な可逆的吸湿紙に関するものである。
〔従来の技術〕
従来の吸湿紙には、充填剤としてシリカゲルを抄き込ん
だ物や塩化カルシウムを抄き込んだものがある。
しかし、従来使用されているシリカゲルとしては、珪酸
ナトリウム(水ガラス)の水溶液に硫酸又は塩酸を加え
て中和、沈澱させ、沈澱物を水洗、乾燥させ、場合によ
り減圧乾燥により活性化して、粒状又は粉末状として得
られるシリカゲルが用いられて来た。
このようにして得られる従来のシリカゲルは、第1図の
平衡水分曲線図の曲線Cで示されるように、90%相対
湿度の空気中に置いて吸湿させた物は、40%相対湿度
の空気中に置いて時間を経過させても、脱湿が殆ど起こ
らずに、同じような含水率を保持する。つまりその吸湿
性は非可逆的である。従って、一旦吸湿したシリカゲル
を脱湿させて吸湿機能を回復させるためには、加熱のよ
うな熱処理が必要である。従って、従来のシリカゲルを
抄き込んだ紙に可逆的な吸湿機能を付与することは不可
能であった。
一方、塩化カルシウムを抄き込んだ吸湿紙も市販されて
いるが、この吸湿紙の吸湿性も非可逆的である。
〔発明が解決しようとする問題点〕
このように従来の吸湿紙は、その吸湿機能が非可逆的で
あるため、一旦吸湿した紙は、実用上再度使用すること
ができず、すべて使い捨て紙の域を出ないものであった
かくて、本発明の目的は、上記従来の吸湿紙の欠点を有
しない、環境雰囲気の相対湿度の変化に応じて可逆的な
吸湿機能を有する紙、従って繰り返し使用可能な吸湿紙
を提供することである。
〔問題点を解決するための手段〕
即ち、本発明は、珪酸カルシウム永和物を、カルシウム
を熔解し得る鉱酸で処理して得られる可逆的吸湿機能を
有するシリカゲルを基体繊維物質に充填・抄紙してなる
ことを特徴とする可逆的吸湿紙に関するものである。
本発明で用いられる可逆的吸湿機能を有するシリカゲル
の性質及びその製造法の一部は、既に本発明者らによっ
て特開昭62−83312号公報に開示されている。従
って、特開昭62−83312号公報の開示事項は、本
発明の一部を構成するものである。
本発明で用いられる原料の珪酸カルシウム水和物として
は、珪酸カルシウム化合物の水和物はすべて用いられ、
特に限定されないが、好ましいものとして、例えば、珪
酸質原料及び石灰質原料を粉砕混合してオートクレーブ
養生して得られる珪酸カルシウム化合物で、X線回折で
トバモライト又はゾノトライトのピークを有するもの等
が挙げられる。特開昭62−83312号公報の実施例
に記載されているものはゾノトライトのみのピークを持
つものであり、その製法の概要は、珪石粉末と消石灰粉
末を、CaO/5iOzモル比1.0で、水を含まない
状態で均一に混合し、オートクレーブ中で200”C(
15Kg/ci)で10時間反応させて得られる珪酸カ
ルシウム化合物の水和物である。しかし、本発明で用い
る原料の珪酸カルシウム水和物としては、水の存在下で
オートクレーブ内で養生して得られるものでも良い、更
に、所謂、軽量気泡コンクリートの廃棄粉末(トバモラ
イト)の水和物も用いることができる。
本発明で使用される可逆的吸湿機能を有するシリカゲル
は、特開昭62−83312号公報に記載されている様
、に、上記珪酸カルシウム水和物を水性スラリーとして
、攪拌しながら中和当量比1.3〜6.0(例えば1.
5)となるように硝酸又は塩酸を添加し、2時間反応さ
せ、その後−昼夜放置して、ゲル化させ、シリカヒドロ
ゲルを得、これを水洗、乾燥させることにより得られる
。又、本発明者らの最近の研究により、中和当量比約1
.0〜0.8の酸処理によっても、可逆的吸湿機能を有
するシリカゲルを製造できることが見い出された。この
方法の詳細については、近く出願の予定である。従って
、本発明のシリカゲルは、中和当量比1.3〜6.0の
範囲の酸処理の物(特開昭62−83312号公報記載
の物)に限定されない。
ここで中和当量比とは、使用酸の重量(水分を含まず)
を珪酸カルシウム化合物のカルシウム分を理論的に中和
するために必要な酸の重量で割った値を云う。
又、用い得る鉱酸は、カルシウムを溶解し得る酸であり
、硝酸の他に、塩酸を挙げることができる。硫酸は水に
対する溶解度の小さなカルシウム塩を作るので好ましく
ない。
なお、上記の可逆的吸湿機能を有するシリカゲルは、従
来のシリカゲルに比べて、その組成が均゛−で、その比
表面積が大である特徴を有する。
該シリカゲルの製造における、使用酸の濃度、珪酸カル
シウム水和物のスラリー濃度、反応温度、反応時間、そ
の他の反応条件及びその規定理由等及び得られるシリカ
ゲルの比表面積等は、その一部が上記特開昭に記載され
ている。
本発明の吸着紙の製造は、上記シリカゲルをバルブ等の
基体繊維物質と共に水に加えてスラリーとして、各種の
紙力剤を所定量加えて攪拌混合し、凝集剤を加えて抄紙
機により抄紙する、通常の湿式抄紙法で実施されれば良
い、抄紙の際、必要に応じてプレス圧着などを施すこと
もできる。又、本発明の吸湿紙は、抄紙された紙の片面
を非吸湿性樹脂の樹脂フィルムでラミネート加工したも
のでも良いし、両面又は片面を通気性のシートでラミネ
ート加工したのもでも良い。
本発明の吸湿紙の基体をなす繊維物質としては、特に限
定されず、すべての有機、無機の繊維質が挙げられ、夫
々用途により適当なものが選ばれる。
例えば、有機繊維物質としては、繊維素繊維、繊維素誘
導体繊維、及びポリアミド、ポリエステル、ポリアクリ
ロニトリル、ポリオレフィン、種々の耐熱性高分子、そ
の他の合成重合体よりなる繊維を挙げることができる。
又、用途により種々の無機質繊維が用いられることは云
うまでもない。
又、紙の形態としては、通常の短繊維からなる紙や不織
布の他にロングフィラメントからなる不織布でも良い。
本発明の吸湿紙におけるシリカゲルの充填量は、その用
途により異なり、−概には言えないが、基体である繊維
物質100重量部に対して900重量部まで(即ち、9
0重量%まで)が可能である。
〔実施例〕
次に実施例を示す0例中%はM量%を示す。
製造例1  シリカゲルの製造 ガラス製ビーカー(容量41)に水2717w1及び珪
酸カルシウム水和物143gを入れて濃度5%のスラリ
ーを作成し、攪拌下に中和当量比1.5になるように濃
度61%の硝酸372gを1分以内で添加し、2時間攪
拌を継続し、その後−昼夜放置してゲル化させた。
得られたシリカヒドロゲルを水洗することにより可溶性
塩を洗浄除去し、目的物であるシリカゲルを得た。
実施例1 紙バルブ50%、製造例1で得たシリカゲルを50%、
紙力剤LX841  (日本ゼオン■商品名)を外枠で
3%、凝集剤ポリマスターR−608とR−615(相
東化学■商品名)を外枠で0.3%と0.03%混合し
、常法により湿式抄紙し、次でホットプレス乾燥機を用
いて、120℃で所定厚さのスペーサーを介在させて乾
燥し、吸湿紙を得た。
得られた吸湿紙の吸湿特性は、第1図の曲線Bに示した
。得られた吸湿紙を3層にして吸湿、乾燥試験を行った
結果、90%相対湿度下に放置した場合の吸湿量は60
g/n(,90%相対湿度下から40%相対湿度下に放
置した場合の吸湿量は16.2g /dであった。
実施例2 ナイロン、ポリエステル系合成繊維不織布に実施例1に
準じて製造した吸湿紙3rrIをヒートシール法でサン
ドインチ状に固定した。得られた試料の吸湿、乾燥試験
結果は、乾燥状態の3層シートを90%相対湿度下に放
置した場合、43.7g/rri、90%相対湿度下か
ら40%相対湿度下に放置した場合、15.0g/rr
rであった。
実施例3 実施例1に準じて製造した吸湿紙を吸湿量の調整、粉塵
発生からの保護を目的に、ポリエチレンシート(平均厚
み20ミクロン)を常法に従いラミネート加工した。得
られたシートの吸湿、乾燥試験の結果は、乾燥状態のも
のを90%相対湿度に放置した場合、23g/rrr、
このものを40%相対湿度に放置したところ、19.8
g/rrFとなった。
〔発明の効果〕
本発明の可逆的吸湿紙は、第1図の曲線A、 Bに示す
ように、環境雰囲気の相対湿度の高低に応じて、可逆的
に吸湿したり脱湿したりすることができる。
本発明の吸湿紙は、その吸湿機能が可逆的であるため、
家庭内でのタンスの中敷用シート、畳やカーペットの下
敷き、押入の下敷き等に広く用いられる。又、布団の中
に構造的に組み込むことで快適な寝床を作ることができ
る。又、エレクトロニクス関連デバイスの防湿保護用に
用いることもできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、シリカゲル及びシリカゲル充愼吸湿紙の90
%と40%の相対湿度における吸湿・脱湿の状況を示す
経時による平衡水分の推移を概略的に示した図である。 図において、Aは本発明で用いるシリカゲルの曲線、B
は本発明の実施例1の吸湿紙の曲線、Cは従来のシリカ
ゲルの曲線を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)珪酸カルシウム水和物を、カルシウムを溶解し得
    る鉱酸で処理して得られる可逆的吸湿機能を有するシリ
    カゲルを基体繊維物質に充填・抄紙してなることを特徴
    とする可逆的吸湿紙。
JP62107426A 1987-04-30 1987-04-30 可逆的吸湿紙 Pending JPS63270528A (ja)

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JP62107426A JPS63270528A (ja) 1987-04-30 1987-04-30 可逆的吸湿紙

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JP62107426A JPS63270528A (ja) 1987-04-30 1987-04-30 可逆的吸湿紙

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020021698A (ko) * 2000-09-16 2002-03-22 김기범 제습조성물 및 그 제조방법
CN104275165A (zh) * 2014-10-27 2015-01-14 武汉纺织大学 一种介孔离子式吸附无纺布的制备方法
JP2019058855A (ja) * 2017-09-26 2019-04-18 レンゴー株式会社 吸放湿性シート及びその製造方法

Citations (3)

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JPS61101228A (ja) * 1984-10-01 1986-05-20 Seibu Giken:Kk 湿気交換用素子の製造法
JPS63175619A (ja) * 1987-01-14 1988-07-20 Seibu Giken:Kk 湿気交換用素子の製造法
JPS63270527A (ja) * 1987-04-27 1988-11-08 Tokushu Seishi Kk 吸脱湿能の優れたシ−トおよびその製造方法

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