JPS5919727B2 - 活性炭吸着ユニットの製造方法 - Google Patents

活性炭吸着ユニットの製造方法

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JPS5919727B2
JPS5919727B2 JP56122257A JP12225781A JPS5919727B2 JP S5919727 B2 JPS5919727 B2 JP S5919727B2 JP 56122257 A JP56122257 A JP 56122257A JP 12225781 A JP12225781 A JP 12225781A JP S5919727 B2 JPS5919727 B2 JP S5919727B2
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JP
Japan
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activated carbon
block
adsorption unit
manufacturing
carbon adsorption
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JP56122257A
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JPS5756019A (en
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正矩 出雲
裕之 森野
桂一郎 亀谷
正治 小村
幸重 岡村
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Daikin Industries Ltd
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Daikin Kogyo Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は吸着ユニット、とくに活性炭含有紙の製膜加工
成形物たる吸着ユニットの製造方法に関する。
活性炭は、有機物の吸着剤として各種溶剤の回収、悪臭
の除去、水の浄化などに使用せられている。
それら使用に光っては、通常、粉状、粒状ないしは球状
などの形状で市販せられている活性炭を、金属製装置内
に収容し、充填層とか流動層の状態で被処理物質と接触
せしめることによって、上記各種の吸着を行わせて来た
この場合、通気ないし通気抵抗の増加とか異物による通
路の閉塞が起り易い難点があるばかりでなく、装置が金
属製であるから、その製造工作費が高価につき、また装
置自体の全重量が大きくなりすぎるなどの難点があった
本発明は、このような難点を特定な紙質の混抄紙の使用
とその処理とにより解決したものであって、有機バイン
ダの存在下に、粉末状または繊維状の活性炭とアスベス
ト繊維とを混抄して平板紙3を調製し、これを製膜加工
により、平板紙と波板紙4とが第1図に示した通り、交
互かつ波の方向を同一にして積層結合させたブロックと
なし、■ ついで該ブロックに無機強化剤を含浸させ、
こ瓦に得られた含浸後のブロックを加熱することにより
、前記有機バインダを分解除去するか、■ または、前
記含浸前のブロックを加熱して、前記有機バインダを分
解除却したのち無機強化剤を含浸する ことを特徴とする活性炭吸着ユニットの製造方法である
なお、前記平板紙と波板紙とを積層結合させたブロック
の形状は、多(の場合、第1図に示すごと(直方体を含
む立方体状であるか、または第2図に示すごとく円筒状
に作られる。
こ瓦に活性炭の混抄は、むろんそれが被処理物質の吸着
主体であるからであるが、粉末状または繊維状のものと
して用いる理由は、粒状では紙としての平滑性が得られ
ないことと、アスベスト繊維内に均一に分散させるがた
めである。
活性炭と混抄する繊維としてアスベストを運用した理由
は、パルプやセラミック繊維が負に荷電しており、活性
炭もまた負に荷電しているところから、混抄に際して負
電荷同志が反発し合って活性炭の充填度を高め得ないの
に対し、アスベストは陽に荷電しているので、その光填
度を高めうる利点があること、および吸着ユニットとし
て必要な耐熱性、耐薬品性においてもすぐれているが為
である。
溶剤などの吸着量はむろん活性炭の増量と共に増加する
が、紙としての強度等考慮すれば活性炭の混抄率は70
部程度までである。
混抄するアスベストはカナダ規格1級ないし6級の何れ
でもよい。
混抄するに際にはむろんバインダが必要とされる。
本発明の場合、このバインダはあとで加熱除却されるも
のであるから、150°〜450 ’C程度で分解して
しまうような有機バインダ、とくに市販抄紙用のアクリ
ル、ポリアクリルアミド、ラテックス類が好適に使用さ
れる。
使用量は活性炭トアスヘストの合計量の数%程度でよい
混抄は通常の抄紙機例えば丸網抄紙機で足る。
得られる混抄紙は、ついで、いわゆる製膜加工に付され
るものであるから、その紙厚は0.1〜0.5mm程度
とする。
上記した混抄紙である平板紙と波板紙とを用いて、製膜
機例えばコルゲートマシンにより段ボールと同様に製膜
し、これを目的とするユニットとの大きさに適う大きさ
に切断し、これを既述したところにより積層結合して、
第1図ないし第2図、図示のブロックを得る。
しかして、それに用いられている混抄紙中の活性炭は、
有機バインダにょつて覆われ、したがってその吸着活性
が低下しているので、これを熱処理してバインダを熱分
解し、活性を回復させねばならない。
その加熱温度は既述した通り150℃以上とくに250
°〜450℃程度である。
ところで、本発明に係るブロックは、前述したように一
種の紙製であるから、吸着ユニットとして使用するには
強度的に不充分である。
そこで前記ブロックを無機強化剤含浸により強化するこ
とが必要となる。
そのような無機強化剤としてはアルミナゾル、シリカゾ
ルないし水ガラスが挙げらレル。
この含浸は加熱による有機バインダの分解前でも後でも
差支えない。
含浸が加熱前ならば加熱によって、また加熱後であるな
らば含浸についで行われる乾燥(室内放置、ないし加温
加熱)によって多孔質化し、活性炭の活性に実質的に悪
影響を与えない。
なお、ブロックに含浸処理を施こす代りに、前述無機強
化剤添加の下に混抄することも試みたが、そうすると、
混抄紙自体が余りに硬化されているのでブロックに成形
するのが困難である。
本発明者らは、200メツシユパス活性炭(クレハ化学
■製、rG13HcJを粉砕したもの)50部、カナダ
規格6級アスベスト50部、抄紙用ポリアクリルアミド
5部を、丸網抄紙機により厚さ0.3mm、坪量330
S’/mに混抄し、この平板紙と波板紙とから製膜加工
により縦横30×30crrL1高さ20crrLの直
方体状ブロックを製造した。
なお、波板のフルート径は2rIL−ピッチは4.5m
mとした。
このブロックを3%酸素含有窒素雰囲気中400℃に1
時間加熱して有機バインダを分解させた。
分解の事実は加熱前後における重量減少が約6%であっ
たことによって証せられる。
つぎに直方体ブロックを、第1表に示したアルミナゾル
、シリカゾルおよび水ガラスの3種の強化処理剤水溶液
または、分散液に浸漬したのち、引き上げて乾燥するこ
とにより強化された活性炭吸着ユニットを製造した。
以上の製法を第1表に処理法1として示す。
また別の製法として、上記製膜加工によって得られた直
方体状ブロックに、前記と同じ3種の強化処理剤を含浸
し、これを8%酸素含有水蒸気雰囲気中で450℃に1
時間加熱することにより、それぞれの吸着ユニットを得
た。
この製法を第1表に処理法2として示す。
なお、処理法1処理法2のいずれの場合も、水ガラス処
理の場合は、含浸処理後これを塩化カルシウム水溶液に
浸漬して水洗し、水溶性シリカを固定化させたのち、前
記の加熱処理を行っている。
上述の各処理法で製造した各吸着ユニットに対して、1
000ppmのトルエン含有ガスを20℃で通じて吸着
試験を行った。
その成績を「トルエン平衡吸着量グ/活性炭100グ換
算」で示すと第1表の通りであった。
なお、使用した活性炭のトルエン平衡吸着量は、新炭1
ooP半り23P、また抄紙後の同じ(吸着量は新炭1
00グ換算15グであった。
これによって、本発明に係るユニットの活性炭吸着能力
は、新炭のそれに比しほぼ同程度であることが判る。
極めて良好な吸着能と云えよう。本発明者らは、上と同
じ混抄紙から直径1m、長さ50cfrLの円筒状ブロ
ックを製造し、同様の加工を施こして吸着ユニットを作
り、その性能を試験して上と同等の成績を得た。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法によって製造した直方体吸着ユニッ
トの斜視図、第2図は同じく円筒状ユニットの側面図で
ある。 1は直方体ブロック、2は円筒状ブロック、3は平板紙
、4は波板紙。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 有機バインダの存在下に粉末状または繊維状の活性
    炭とアスベスト繊維とを混抄して平板紙を調製し、これ
    を製膜加工により平板紙と波板紙とが交互かつ波の方向
    を同一にして積層結合させたブロックとなし、 ■ ついで該ブロックに無機強化剤を含浸させ、こ又に
    得られた含浸後のブロックを加熱することにより、前記
    有機バインダを分解除却するか■ または、前記含浸前
    のブロックを加熱して、前記有機バインダを分解除却し
    たのち、無機強化剤を含浸する ことを特徴とする活性炭吸着ユニットの製造方法。 2 無機強化剤は、アルミナゾル、シリカゲルまたは水
    ガラスである特許請求の範囲1記載の活性炭吸着ユニッ
    トの製造方法。 3 加熱温度は150〜450℃である特許請求の範囲
    1または2記載の活性炭吸着ユニットの製造方法。
JP56122257A 1981-08-04 1981-08-04 活性炭吸着ユニットの製造方法 Expired JPS5919727B2 (ja)

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JPS5756019A JPS5756019A (en) 1982-04-03
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