JPS61136438A - 吸臭材料およびその製造方法 - Google Patents

吸臭材料およびその製造方法

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JPS61136438A
JPS61136438A JP59259577A JP25957784A JPS61136438A JP S61136438 A JPS61136438 A JP S61136438A JP 59259577 A JP59259577 A JP 59259577A JP 25957784 A JP25957784 A JP 25957784A JP S61136438 A JPS61136438 A JP S61136438A
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silicate clay
clay mineral
absorbing material
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Osami Uegakito
上垣外 修己
Hiroaki Hayashi
宏明 林
Masahiro Sugiura
杉浦 正洽
Yoshiaki Fukushima
喜章 福嶋
Mitsumasa Horii
満正 堀井
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21HPULP COMPOSITIONS; PREPARATION THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASSES D21C OR D21D; IMPREGNATING OR COATING OF PAPER; TREATMENT OF FINISHED PAPER NOT COVERED BY CLASS B31 OR SUBCLASS D21G; PAPER NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D21H17/00Non-fibrous material added to the pulp, characterised by its constitution; Paper-impregnating material characterised by its constitution
    • D21H17/63Inorganic compounds
    • D21H17/67Water-insoluble compounds, e.g. fillers, pigments
    • D21H17/68Water-insoluble compounds, e.g. fillers, pigments siliceous, e.g. clays

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、吸臭性能に優れた材料に関し、より詳しくは
、セルロース繊維と非晶質部を有する珪酸マグネシウム
質粘土鉱物とを主成分として成る吸臭材料およびその製
造方法に関するものである。
〔従来の技術およびその問題点〕
近年1国民生活水準の向上とともに、環境衛生上問題と
なる臭気・悪臭等について、より十分な対応が要求され
るようになってきた。
これら問題には、一般家庭においては、閉空間の臭い・
例えば・トイレの臭い、押入れの臭いおよび湿気9台所
の生ゴミ臭、集会場・談話室等の大勢人の集まる場所に
おけるロ臭1体臭、タバコ臭等の臭気・悪臭・不快臭が
あり、また9社会および産業界からの強い要請がアリ、
優れた吸臭性能を有する材料の開発が俟たれていた。
従来より、これら不具合を解決する方法として。
バルブスラリーに徽細粒伏結晶性オルソIJ−/酸7ル
ミニウムを混会し、該混合スラリーを抄紙したアンモニ
アを吸着するシート状物質(特開昭59−95931)
、パルプに吸着謀として微粉活性炭を混入した吸着物質
含有紙(ドイツ国特許第655785号)、海泡石t−
像剤に分割した吸着謀粉末を含有した吸着物質含有紙(
f!開昭55−6611)などが提案されている。
しかしながら・これら従来の吸臭材料は、繊維質として
のバルブに活性炭または海泡石等の吸着吸臭剤を抄き込
んで吸着性能を付与・向上させたものであるが、環境衛
生上問題となる臭気・悪臭等を除去する材料としては、
その吸臭性能が不充分でめった。
そこで0本発明者等は、これら従来の問題点を解決すべ
く鋭意研究し、各種の系統的突稜を重ねた結果・本発明
を成すに至ったものでめる。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、吸臭性能に優れた材料およびその製造
方法を提供するにある。
〔発明の構成〕
本発明の吸臭材料は、セルロース繊維と・該セルロース
繊m100重量部に対して50〜3000重量部の非晶
質部を有する珪酸マグネシウム質粘土鉱物とを主成分と
して成ることを特徴とするものである(以下1本Ig1
発明とする)。
次に9本発明の吸臭材料の製造方法は、セルロース繊維
と非晶質部を有する珪酸マグネシウム質粘土鉱物と水と
を混合してスラリーとする混合工程と、該スラリーを脱
水・成形して半湿濾過体とする成形工程と・該半湿濾過
体を乾燥・固化して一体固化物とする乾燥工程とから成
ることを特徴とするものである(以下・本第2発明とす
る)。
以下1本発明の構成をよシ詳細に説明する。
本第1発明において用いるセルロース繊維ハ。
植物体の細胞膜の主成分であるセルロースを主成分とす
る繊維素繊維である。これらのものには。
天然セルロース繊維としては、綿花、ボンパックス綿(
キワタ)、カポック等の種子毛繊維、麻。
n麻、*麻、ヲミー、コツプ、ミツマタ等のジン皮繊維
、マニラ麻、ニューシーラント麻等の集繊a−針葉m(
マツ、モミ、トウヒ、ツガ、スギ)。
広葉樹(ブナ・カバ、ポプラ、カエデなど)の木材繊維
等がある。また1人造セルロース繊維としては争ビスコ
ース人造絹糸、銅アンモニアレーミン・フォ〜チIン・
硝酸人絹等の再生セルロース繊維・アセテート人絹等の
半合成繊維等がある。
更に・このセルロース繊維は、古新聞、チリ紙。
古雑誌等の再生資源から得られるものであってもよい、 このセルロース繊維は、繊維長が(L1ff〜数十nの
範囲のものであることが好ましい。これは。
該繊維長が1lL1ff未満である場合には、該繊維の
また・非晶質部を有する珪酸マグネシウム質粘土鉱物は
、含水珪酸マグネシウム質粘土鉱物を所定の温度範囲に
おいて熱処理(焼成)したものを用いる。
ここで、含水珪酸マグネシウム質粘土鉱物(以下、該粘
土鉱物という)は、含水珪酸マグネシウムを主成分とし
、その表面に反応性に富む水酸基を有する粘土鉱物であ
る。また、該粘土鉱物は。
直径がCLOO5〜α6μm程度の繊維からなり。
の長方形の断面を持つ細孔(チャンネlv)が存在する
もので、それ自体が、気中の湿気を吸収し九り放出した
りする性質および気中の臭気性ガス状物質を吸収する性
質を有する。尚、該粘土鉱物は。
マグネシウムの一部が・アルミニウム、鉄、ナトリウム
、ニッケル等に置換されている場合もある。
具体的には、含水伴棲マグネシウムシリケートを主成分
とするセピオライト(5epio/ite ) 、シミ
タイ/I/(Xy$oti/e )、 ラyリナイト(
Loughlinite ) + 77 /L/:I 
yドアイト(FtLlcondoite)。
含水マグネシウムアルミニウムシリケートを主成分とす
る/< リコ/l/ X カイト(Pagygorsk
ite )等があり、これらの一種または二種以上の混
合物を用いる。
また9通称で、マウンテンコμり(MountLLin
cork ) 、 マウンテンウッド(MountIL
in wood ) 。
マウンテンレザー(Mountain 1eather
 ) 、海泡石(Meers −ch引皿)、アタパル
ジャイト(Attαpuggite )等と呼ばれる鉱
物は、これに当る。
本発明において用いる非晶質部を有する珪酸マグネンウ
ム質粘土鉱物は、これら該粘土鉱物を熱処理したもので
、この熱処理は、550″C〜1100℃の温度範囲に
おいて少なくとも5分程度保持することが好ましく、保
持時間が長ければ長い程安定した性能を有する非晶質部
を有する珪酸マグネシウム質粘土鉱物とすることができ
る。
ここで、加熱温度を350℃〜1100℃の温度範囲内
としたのは、該温度が1100℃を越える場せ、気中の
湿気を吸収したり放出したりする350℃未満の場合に
は、非晶質部が形成されないためである。
この熱処理に当っては、該粘土鉱物を約2cIF1以下
に破砕した後に所定の温度に加熱処理し、更に破砕機に
より破砕して得ても、また、予め破砕して所望の形状と
した該粘土鉱物を所定温度に加熱処理して得てもよい。
また、加熱時間は、加熱温度が350℃では1〜4時間
程度、1100℃では5分程度で本発明の非晶質部を有
する珪酸マグネシウム質粘土鉱物とすることができる。
この熱処理による構造変化は、必ずしも明らかではない
が、非晶質部を有する珪酸マグネシウム質粘土鉱物は・
焼成前の該粘土鉱物と比較すると・形状自体には変わり
はないが、結晶構造における原子面間隔が異なっている
。また、結晶構造の中に含まれている付着水とか構造水
とか結合水とか結晶水とか言われているものがより少な
い構造に変成されていて、見掛は比重が小さくなり、ま
た約10λ程度の穴を形成するチャネルが存在して多孔
質である上、非晶質部が存在するためか比表面積が大き
くなり、より活性化された物質となっており、これによ
り、優れた気中の湿gCt−吸収したり放出し九りする
能力および気中の臭気性ガス状物質を吸臭する能力を有
するものと思われる。
この非晶質部を有する珪酸マグネシウム質粘土鉱物は、
粉末状・粒状或いは板状の何れの形で用いてもよいが、
非晶質部を有する珪酸マグネシウム質粘土鉱物の有する
孔が残留する程度に粉砕したものが好ましく、該大きさ
が150μmn以下の範囲内にあるものがよい。また、
更に好ましくは。
10μm以下でおる。この際の粉砕は・ミキサー・ボー
ルミル、振動ミル、ピンミル、叩解機等を用い、湿式粉
砕または乾式粉砕により行なう。
本第1発明の吸臭材料は、上述のセルロース繊維と非晶
質部を有する珪酸マグネシウム質粘土鉱物とを主成分と
して成るものである。
ここで、非晶質部を有する珪酸マグネシウム質粘土鉱物
の含有量は、セルロース繊B1oo重量部に対して50
〜3000重量部である。これは。
該含有量が50重量部未満の場合、気中の湿気おが30
00重量部を越える場合には、吸臭材料としてその形状
を保持することが困難となるからでめる。
また0本第1発明の吸臭材料は、該材料の優れた性能を
損なわない程度に池の添加剤を添加することができる。
具体的には1分散性を向上する分散剤としてポリビニル
アルコ−/I/ (P、vA ) 。
CMO(カルボキシメチルセルロース)、アルミナゾル
、Vリカゾル等が・繊維質のものとしてはガラス繊碓、
セラミックファイバー等の無機質繊維、またはナイロン
繊維、レーヨン繊維等の合成a維が、rA加助剤として
顔料や染料等がめる。また1強度を向上する結合剤とし
て水ガラス、セメント、石膏等がある。
本第2発明の吸臭材料の製造方法は・以下の様である。
先ず9呆第1発明で述べたセルロース繊維と非晶質部を
有する珪酸マグネシウム質粘土鉱物と水とf、混合して
スラリーとする(混合工程)。
これら原料を混合する順番は、特に限定するものではな
いが・先ずセルロース繊維を叩解機等により叩解してセ
ルロース繊維の水性スラリーを用意し・次いで、別に用
意した適宜の大きさ、形状に乾式粉砕して得た非晶質部
を有する珪酸マグネシウム質粘土鉱物または湿式粉砕し
て得た非晶質部を有する珪酸マグネシウム質粘土鉱物の
水懸濁液および適宜水を加え9分散・混合する混合方法
であることが好ましい。該混合方法に依る場合には1分
散・混合に要する時間を短かくすることができるからで
ある。
また、非晶質部を有する珪酸マグネシウム質粘土鉱物お
よびセルロース繊維を予め乾式粉砕して適宜形状・大き
さのものとし・それらに水を加えて混合・分散させてス
ラリーとする方法・更に・非晶質部を有する珪酸マグネ
シウム質粘土鉱物を水に入れ混合して湿式粉砕し適宜形
状・大きさのものとした後に、セルロース繊維および適
宜水を加えて混合・分散させる方法等がある。−゛  
ここで、非晶質部を有する珪酸マグネンウム質粘土鉱物
の混合量は、セルロース繊、f1100重量部に対して
50〜3000重量部であることが好ましい。また、水
の混合量は、七μロース繊維100重量部に対して10
00〜5ooooo重量部であることが好ましいt、混
合量をこれら範囲のものとすることにより・以下に述べ
る工程を容易に行なうことができると共に、得られる吸
臭材料を吸臭性能によプ優れたものとすることができる
からである。
また、この混合は、プロペラミキサー、ヘンシェルミキ
サー・ボーlレミ/L/、振動ミル、ディスバーミlし
等を用いて行なう。
該混合工程において、tP水性向上の目的で、硫酸パン
土、アクリルアンド重合体、アクリルアミド変性重合体
等の凝集剤を適宜添加・混合してもよい。また、染料、
顔料等の添加剤を適宜添加してもよい。
欠に・得られたスラリーを抄造機、フィルタープレス機
等を用いて所望の形状に脱水・成形し半湿濾過体を得る
(成形工程)。
該成形法としては、抄造法5フィルタープレス法、スリ
ップキャスト法等がある、 また、該脱水・成形により得られ九半湿濾過体の水分量
は・50〜80ωt%であることが好ましい。これは・
該水分量が80ωt%を越えた場合。
該成形工程における成形がしに<<、また、収纏る。ま
た、50ωt%未満の場合〈は、結合力が弱いので好ま
しくないからである。尚、該水分量が55〜70ω仁%
の場合には、より好ましい。
次いで、該半湿濾過体を加熱・固化して一体固化物とす
る(乾燥工程)。この乾燥工程においては、常温乾燥法
、真空乾燥法、加圧乾燥法・加圧・加熱乾燥法・真空加
熱乾燥法・真空凍結乾燥法等により該半湿濾過体の乾燥
を行なう。
この場合、上記乾燥は、成形工程における成形と同時に
行なってもよい。
本第2発明では、添加剤として1強度向上・外観向上等
の目的で、適宜充填剤を添加してもよい。
この添加剤としては1例えば、カオリン、珪砂等が挙げ
られる。また、防カビ剤、香料、顔料、染料等の各種添
加剤を適宜添加してもよい。
〔発明の作用および効果〕
本発明の吸臭材料は、優れた吸臭性能を有する材料であ
る。
また、高湿度の環境の様な結露の発生し易い場合には水
分を吸収し、また低湿度の様な環境下では内部に含んで
いた水分を放出する調湿性を有する材料である。
また1本発明の吸臭材料は3非晶質部を有しない含水珪
酸マグネシウム質粘土鉱物(セピオライト等)を用いた
ものより軽量な材料である。
更に・本発明の吸臭材料の製造方法により・均質な吸臭
材料が容烏にかつ安価に製造することができる。
また・本発明の製造方法により製造された吸臭材料は、
吸臭性能に優れかつ調湿性を有する材料である。
この様に1本発明の吸臭材料および本発明の方法によシ
製造された吸臭材料がかかる効果を発揮するメカニズム
については未だ必ずしも明らかでを有する珪酸マグネシ
ウム質粘土鉱物が、直径がcLoos〜α6μm程度の
繊維からなり・該繊維に平行に約10〜6人或いは6×
6A程度の長方形の断面を持つ細孔が存在する。この細
孔および非晶質部等が、臭気性ガス状物質の受容部位と
して機能し、気中の臭気性ガス状物質を吸臭し、また、
湿気を吸放湿しているものと考えられる。
また、他の主成分としてのセルロース繊維は・それ自材
で多少の吸臭性能および吸放湿性能を有しているので1
両者の機能が損保って、優れた吸臭性能および調湿性能
を有する吸臭材料とすることができると思われる。
この様に1本発明の吸臭材料は、優れた吸臭性能を有し
、また、調湿性を有するので、建築用天井材・壁材・例
えばトイレ、押入れ等の閉空間部における天井材、壁材
として、また、ロッカーやタンス等の吸臭吸湿シートと
して大変有用である。
〔実施例〕
以下1本発明の詳細な説明する。
実施例 1゜ 第1表に示す量のパルプセルロース繊維を叩解機を用い
適量の水で叩解してパルプセルロース繊維の水性スラリ
ーを得た。次に、このスラリーを混合槽に入れ、予め平
均粒径10μmの粒度を持つセピオライト粉末1yツボ
型ニクロム炉により酸化雰囲気下において800℃の温
度で2時間焼成して得た非晶質部を有する珪酸マグネシ
ウム質粘土鉱物を第1表に示す量加え、更に水の合計が
5001となる様に加えて、十分分散するまで混合し、
均質なスラリーを得た。
次に、得られたスラリーを、濾過材として80メツシユ
のステンレス製金鋼を具備した内寸法177!X17!
X15mの抄造枠に注入し、水流ポンプで減圧して水t
−濾過し、板状の半湿成形体を得た。
次に、この成形体をステンレス板の上に載せ・常温常圧
の雰囲気下で乾燥・固化して一体固化物である板状の成
形品f:得た(試料番号1〜5)。
この得られた成形品の性能評価試験を、吸臭試験および
吸放湿試験により行なった。
最初に、吸臭試験を行なった。先ず・成形品の一部を、
!度24℃0相対湿度40%凡E[(RfiはBs1a
tive Humidityの略、以下同じ)の環境下
に2週間放置し9次に温度110℃1相対湿度40%R
Hに5時間放置し、更に、温度24℃・相対湿度40%
RHの環境下に戻し・それから50fを切り出して試料
片とした。これを・101のポリエステル袋の中に入れ
、EIi袋中の空気を1回脱気した。次に、これを吸臭
試験装置に取り付けた(第1図)。窒素ガスを流しなが
ら・ヒータ6により200℃に局部加熱された試料注入
口5よりマイクロンリンジを用いて硫化メチルCL5μ
gとジエチlレアミンQ、5μeを注入し、気化させて
リエステル袋中に臭気性ガス状物質の導入を完了した。
このときの該袋内のガス濃度は・硫化メチルが41 p
pm 、ジエチルアミンが31 ppmと定量した。
次に、ガスタイトシリンジにより、ポリエステtvfz
内の臭気性ガス状物質をガスクロマトグラフを用いて・
第2表および83表に示す分析条件で測定し、ガス濃度
の経時変化を調べた。その結果を・導入した臭気性ガス
状物質の初期濃度を100%として、硫化メチ〜および
ジエチルアミンの濃度の減少率をそれぞれ第2図および
y、s図に示した。図中、右上部表示記号横の数字は、
試料番号をそれぞれ示す。
第2表 硫化メチル分析条件 ・カラム:β、β’−0DPN、 80−100メツ/
ユ、 5txφ×4mガフス ・カラム温度ニア0℃ ・検出器:フレームフォトメトリック検出器(FPD) ・装置: &llE GO−RWA型ガスクロマトグラ
フ 第5表 ジエチルアミンの分析条件 e力7ム:28%Penwal t 223 + 4 
%KOH,80−100メ、!/、。
3ffφX37ffガラス Φカラム温度:80”C→180’Q、3℃/分で昇温 ・検出器;フレームサーミオミック検出器(F’l’D
 ) ・装置:高滓Go−7AG型ガスクロマトグラフ 欠に・吸放湿試験を行なった。先ず・成形品の一部を温
度24℃・相対湿度40%RHの環境下に2週間放置し
た後・該成形品のがさ比重を測定した。この結果を第1
表に示す。次いで、該成形品の一部から100pt−切
り出し・試料片とし°・24℃に保持した恒温恒湿槽に
入れ相対湿度40%凡Hとし、この時の重量を基準値と
した(第1表中、吸放湿試験結果の欄の工に示す)。次
いで。
相対湿度を95%旺にして24時間保持し、この時の重
量増加を測定した(同上、■に示す)。
次いで・相対湿度t−40%既にして24時間保持し、
この時の重量増加を測定した(同上、■に示す)。以下
、この操作を2回繰り返し、それぞれ重量増加を測定し
た(同上、■・V−■、■にそれぞれ示す)。尚1表中
の重量増加量は、試料片1ノ当りの重量増加量(my7
y 、比吸放湿率)である(以下同じ)。
尚、比較のために、非晶質部を有する珪酸マグネシウム
質粘土鉱物t−混入しない(試料番号C1)。
または・非晶質部を有する珪酸マグネシウム質粘土鉱物
の混合量が過多量である(試料番号C2)。
ほかは、上述と同様の組成・方法にて比較用材料をそれ
ぞれ作製し、同様にその性能評価試験を行なった。但し
、試料番号C2については1作製生乾燥工程で発生した
ひび割れがひどく、比較試験用試料とすることができず
、性能評価試験は行なわなかった。得られた結果を、吸
臭試験については第2図および第5図に、吸放湿試験に
ついては第1表にそれぞれ併わせで示す。尚、第2図お
よび第3図中1曲線C1は試料番号C1の結果を示す。
以上の試験結果より明らかの如く1本発明に係る成形品
(吸臭材料)は、比較用材料に比して。
優れた吸臭性能を有し、更には調湿性を有することが分
る。
実施例 Z バルブセルロース繊維30.0ft−叩解機を用い適量
の水で叩解してバルブセルロース繊維の水性スラリーを
得た。次に、このスラリーを混合槽に入れ、予め100
メツシユ以下の粒度を持つセピオフィト粉末をルツボ型
ニクロム炉により酸化雰囲気下において第4表に示す温
度で1時間焼成して得た非晶質部を有する珪酸マグネシ
ウム質粘土鉱物を3Kg加え、更に水の合計が5001
となる様に加えて・十分分散するまで混合し、均質なス
ラリーを得た。
火に、得られたスラリーを、F材としてプロピレンP板
およびポリエステル布を用いたフィルタープレス機によ
りプレス圧4 Kq / t*でフイ〜ダープレスし、
厚さ101m+の半湿成形体を得た。
攻 次に・この成形体を2′1ill[のステンレス板で挾
み。
常圧下で110℃に加熱して乾燥・固化し1本発明にか
かる成形品を得た(試料番号6〜9)。
この得られた成形品の性能評価試験を、実施例1と同様
の方法で吸臭試験、吸放湿試験により行なった。得られ
た結果を・吸臭試験については第4図および第5図に、
吸放湿試験については第4表にそれぞれ示す。
図中・右上部表示記号横の数字は、試料番号をそれぞれ
示す。
尚、比較のために、厚さ119mの石膏ボード(試料番
号C3)、および焼成温度が1°200℃であるほかは
上述と同様の組成・方法にて作製した比較用成型品(試
料番号04)を用い、同様にその性能評価試験を行なっ
た。得られた結果を、吸臭試験については第4図および
第5図に、吸放湿試験については第4表にそれぞれ併わ
せて示す。
尚、第6図および$4図中1曲線C3は試料番号C3の
結果を1曲#IC4は試料番号C4の結果をそれぞれ示
す。
以上の結果より明らかの如く1本発明に係る成形品は、
比較用試料に比して優れた吸臭性能を有し、更には調湿
性を有することが分る。
尚、非晶質部を有しない含水珪酸マグネシウム質粘土鉱
物を用いて前記実施例1および2と同様に製造した吸臭
材料は1本発明にかかる実施例1および2において得ら
れた本発明の吸臭材料に比して・かさ比重が何れも約(
L2程度高かった。
【図面の簡単な説明】
図は1本発明の実施例を示し、第1図は実施例1におけ
る吸臭試験装置を模式的に説明する図。 第2図は実施例1の吸臭試験における硫化メチル濃度の
減少率を示す線図・第3図は実施例1の吸臭試験におけ
るジエチルアミン濃度の減少率を示す線図・第4図は実
施例2の吸臭試験における硫化メチlし濃度の減少率を
示す線図、第5図は冥施例2の吸臭試験におけるジエチ
ルアミン濃度の減少率を示す線図である。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)セルロース繊維と、該セルロース繊維100重量
    部に対して50ないし3000重量部の非晶質部を有す
    る珪酸マグネシウム質粘土鉱物とを主成分として成るこ
    とを特徴とする吸臭材料。
  2. (2)非晶質部を有する珪酸マグネシウム質粘土鉱物は
    、セピオライト、シロタイル、パリゴルスカイト、ラフ
    リナイト等の含水珪酸マグネシウム質粘土鉱物を550
    ℃ないし1100℃の温度範囲において熱処理した物質
    であることを特徴とする特許請求の範囲第(1)項記載
    の吸臭材料。
  3. (3)非晶質部を有する珪酸マグネシウム質粘土鉱物は
    、大きさが150μm以下であることを特徴とする特許
    請求の範囲第(1)項記載の吸臭材料。
  4. (4)セルロース繊維と非晶質部を有する珪酸マグネシ
    ウム質粘土鉱物と水とを混合してスラリーとする混合工
    程と、該スラリーを脱水・成形して半湿濾過体とする成
    形工程と、該半湿濾過体を乾燥・固化して一体固化物と
    する乾燥工程とから成ることを特徴とする吸臭材料の製
    造方法。
  5. (5)非晶質部を有する珪酸マグネシウム質粘土鉱物の
    混合量は、セルロース繊維100重量部に対して50な
    いし5000重量部であることを特徴とする特許請求の
    範囲第(4)項記載の吸臭材料の製造方法。
  6. (6)水の混合量は、セルロース繊維100重量部に対
    して100ないし300000重量部であることを特徴
    とする特許請求の範囲第(4)項記載の吸臭材料の製造
    方法。
  7. (7)非晶質部を有する珪酸マグネシウム質粘土鉱物は
    、セピオライト、シロタイル、パリゴルスカイト、ラフ
    リナイト等の含水珪酸マグネシウム質粘土鉱物を350
    ℃ないし1100℃の温度範囲において熱処理した物質
    であることを特徴とする特許請求の範囲第(4)項記載
    の吸臭材料。
  8. (8)非晶質部を有する珪酸マグネシウム質粘土鉱物は
    、大きさが150μm以下であることを特徴とする特許
    請求の範囲第(4)項記載の吸臭材料。
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